JP4095194B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザービームプリンタ等に用いられる光走査装置に係り、特に、ビーム形状を整形するアパーチャを備えた光走査装置において、回折によるスポットサイズの変動を少なくし安定したスポットサイズが得られる光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザービームプリンタ等の画像記録装置や、各種画像読込み、測定装置に用いられる光走査装置は、一般的に半導体レーザー等の光源から射出した光ビームを整形光学系を経て偏向手段である回転多面鏡等の偏向器で偏向させ、この偏向された光ビームをf・θレンズである結像レンズ系によって被走査面上にビームスポットを形成して走査するように構成している。
【0003】
これらの装置においては、被走査面上において直線あるいは曲線上に光ビームを繰り返し走査し、被走査面に位置する被走査媒体を前記の走査方向とはおおむね直交方向に相対移動させ2次元の走査を行う。前者の光走査装置による走査方向を主走査方向、後者の被走査媒体の相対移動方向を副走査方向とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような光走査装置であってビーム形状を整形するアパーチャを備えた光走査装置において、アパーチャでの回折の影響により、像面近傍のスポットサイズの変動が大きく安定しないという問題がある。
【0005】
従来、このような問題を解決するために、特開平6−265808号においては、光ビームを偏向器に入射させる整形光学系中の走査レンズの前側焦点位置に副走査方向のビーム径を制限するアパーチャを設けた光走査装置が提案されている。
【0006】
また、特開平7−120694号には、光ビームを偏向器に入射させる整形光学系中に主走査方向に沿った副走査方向の開口幅が変化する2枚のアパーチャを光軸方向に離間して配置して上記の回折の影響を除いている。
【0007】
さらに、特公昭63−13169号には、光源から偏向器の間に主走査方向のビーム径を制限するアパーチャを設け、被走査面の直前に副走査方向のビーム径を制限するスリットを設けて、光源の振動、偏向器の面倒れ補正を行う光走査装置が提案されている。
【0008】
しかしながら、何れの従来例も、主走査方向、副走査方向の両方向において回折の影響によるスポットサイズ変動がなく安定したビームスポットが得られる光走査装置は提案されていない。特に、本出願人が特開平10−73781号等において提案した2度入射の光走査装置においては、上記に両方向において回折の影響によるスポットサイズ変動がなく安定したビームスポットが得られるようにすることは、高解像力で高精細な画像を高速度で形成する上で重要な課題である。
【0009】
本発明は従来技術のこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光ビームを偏向器に入射させる整形光学系中に主走査方向と副走査方向で独立にビーム径を制限する2つのアパーチャを設けて両方向で回折の影響によるスポットサイズ変動がなく安定したビームスポットが得られる光走査装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の光走査装置は、光ビームを発生する光源と、前記光源からの光ビームを所定の特性の整形光ビームに変換する第1整形レンズ及び第2整形レンズとを有する整形光学系と、前記整形光ビームを偏向させる偏向器と、前記偏向器により偏向された光ビームを被走査面上にビームスポットを形成させて走査させる走査光学系とを備えた光走査装置において、
前記整形光学系内に2つのアパーチャを備えており、第1のアパーチャは副走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成され、第2のアパーチャは主走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成されており、前記第1のアパーチャは前記光源と前記第1整形レンズとの間の光軸上に位置し、前記第2のアパーチャは前記第2整形レンズと前記偏向器との間の光軸上に位置し、
前記第1のアパーチャのアパーチャ以降の光学系による副走査方向の像が被走査面から略無限遠に結像され、かつ、前記第2のアパーチャのアパーチャ以降の光学系による主走査方向の像が被走査面から略無限遠に結像されるように構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明は、偏向器は回転多面鏡からなり、回転多面鏡の第1反射面により反射偏向された光ビームを回転多面鏡の第2反射面に伝達入射させる伝達光学系を備え、第2反射面により反射偏向された光ビームを走査光学系により被走査面上にビームスポットを形成させて走査させるように構成されて光走査装置に適用することができる。
【0014】
本発明においては、整形光学系内の異なる位置に2つのアパーチャを備えており、一方のアパーチャは副走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成され、他方のアパーチャは主走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成されているので、主走査方向、副走査方向の両方向で被走査面が前後に変動してもスポットサイズの変動が少なく安定したスポットサイズを得ることができ、高解像力で高精細な画像を高速度で形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の光走査装置について詳細に説明する。
以下の2つの実施例において、光走査装置の光学系の任意の位置において、その位置における光学系の光軸を含み偏向器である回転多面鏡4の回転軸41に平行な面を副走査面と定義し、光軸を含み副走査面に垂直な面を主走査面と定義する。さらに、主走査面内において、光軸に垂直な方向を主走査方向と定義し、また、副走査面内において、光軸に垂直な方向を副走査方向と定義する。
【0016】
図1は本発明の1実施例の光走査装置の構成を示す斜視図、図2はその光走査装置の主走査面内の光路展開図(a)と副走査面内の光路展開図(b)を示す。この実施例の光走査装置において、半導体レーザー1から射出した光ビームは、第1整形レンズ2、第1アパーチャ18、第2整形レンズ3、第2アパーチャ19を透過して整形され、回転多面鏡4の反射面42に入射して反射偏向がなされる。その反射面42で反射された光ビームは、第1走査レンズ31及び第2走査レンズ32により被走査面17上に光ビームスポットとして結像されて走査される。
【0017】
ここで、図2に示すように、半導体レーザー1から広がるように射出された光ビームbは、非球面コリメータレンズを構成する第1整形レンズ2により平行な光ビームに変換される。第2整形レンズ3は副走査方向にのみ正屈折力を有する正シリンドリカルレンズである。そのため、第2整形レンズ2を透過した光ビームは、主走査面において平行な光ビームとして反射面42に入射し、副走査面においては反射面42近傍に結像(収束)する。
【0018】
また、第1走査レンズ31は正屈折力を有する軸対称なレンズであり、第2走査レンズ32は主走査方向に長い長尺レンズであり、その入射面は主走査方向に曲率半径の大きな凹形状となっており、副走査面方向には曲率半径の小さな凸形状となっており、また、その射出面は主走査方向で曲率半径の大きな凸形状の非円弧状であり、副走査方向の断面形状は直線であり、第2走査レンズ32は副走査面内で正の屈折力を有し、主走査面内では屈折力を有さない。このような構成の第1走査レンズ31と第2走査レンズ32からなる走査光学系は、副走査面において、反射面42と被走査面17を共役関係にして、反射面42近傍の収束点を被走査面17近傍に結像する。また、主走査面においては、反射面42から反射された平行な光ビームを被走査面17近傍に結像する。
【0019】
このような構成において、本発明に基づき、光源1と回転多面鏡4の反射面42の間の別々の位置に第1アパーチャ18と第2アパーチャ19が配置されている。図2から明らかなように、第1アパーチャ18は副走査方向にのみ光ビームの径を制限する作用をするように構成され、第2アパーチャ19は主走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成されている。そして、第2アパーチャ19は第2整形レンズ3と反射面42の間に配置されており、かつ、主走査面内において、第1走査レンズ31と第2走査レンズ32からなる走査光学系の焦点距離をf(第2走査レンズ32は主走査面内では屈折力を有さないので、第1走査レンズ31の焦点距離に略等しい。)とするとき、走査光学系の略前側焦点位置に配置されている。このような配置においては、被走査面17に入射する光ビームの主走査面内での瞳位置(第2アパーチャ19の像位置)は無限遠に位置していることになり、そのため、走査光学系の後側焦点位置に設定されている被走査面17がその前後に若干変動しても、主走査方向のビーム径(スポットサイズ)変動率は小さく前後で対称に変化しかつ滑らかに変化することになり、主走査面内においてスポットサイズの変動の少ない安定したスポットサイズが得られる。
【0020】
また、第1アパーチャ18は、第1整形レンズ2と第2整形レンズ3の間に配置されており、副走査面内において、第1アパーチャ18の第2整形レンズ3による像は第2整形レンズ3の光源1側に虚像として結像し、その虚像の像(副走査面内での瞳)は、第1走査レンズ31と第2走査レンズ32からなる走査光学系の正屈折力により、第2走査レンズ32と被走査面17の間の被走査面17から比較的離れた位置に結像する。この場合は、副走査方向の瞳位置は無限遠ではないが、被走査面17から比較的離れて位置にあることになり、被走査面17が設定位置の前後に若干変動しても、副走査方向のスポットサイズ変動率は小さくかつ比較的滑らかに変化することになり、副走査面内においても同様にスポットサイズの変動の少ない安定したスポットサイズが得られる。
【0021】
なお、副走査面内においても、第1アパーチャ18の像位置(瞳位置)を被走査面17から略無限遠に結像させるためには、第1アパーチャ18を光源1と第1整形レンズ2の間に配置するようにすればよい。もちろん、配置上の制約から第2整形レンズ3の直後(光源1と反対側)に配置しても、上記の作用を得ることができる。
【0022】
もう1つの実施例は、本出願人が特開平10−73781号等において提案した2度入射の光走査装置の整形光学系中の別々の位置に第1アパーチャ18と第2アパーチャ19を配置した実施例である。図3はこの実施例の光走査装置の構成を示す主要部の斜視図、図4はその光走査装置の整形光学系の主走査面内の光路図(a)と副走査面内の光路図(b)、図5は本実施例の光走査装置の主走査面内の光路展開図(a)と副走査面内の光路展開図(b)である。
【0023】
この実施例の光走査装置は、偏向器としての回転多面鏡4、光源の半導体レーザー1から回転多面鏡4の第1反射面5までの間の整形光学系21、回転多面鏡4の第1反射面5から第2反射面6の間の伝達光学系22、回転多面鏡4の第2反射面6から被走査面17までの間の走査光学系23とからなっている。
【0024】
まず、光走査装置の概略を説明する。半導体レーザー1から射出した光ビームは、整形光学系21の第1整形レンズ2、第1アパーチャ18、第2整形レンズ3、第2アパーチャ19を透過して整形され、回転多面鏡4の第1反射面5に入射し、1度目の偏向がなされる。このとき、光ビームは、回転多面鏡4の回転軸41に垂直な面に対して角度を持って第1反射面5に入射するため、入射する光ビームと反射された光ビームは干渉しない。第1反射面5で反射された光ビームは、伝達光学系22の第1伝達レンズ7、第2伝達レンズ8、第3伝達レンズ9を透過して第1伝達ミラー10で反射され、第4伝達レンズ11、第5伝達レンズ12を透過して第2伝達ミラー13で反射され、再び回転多面鏡4の第2反射面6に入射し、2度目の偏向がなされる。このときも、光ビームは、回転多面鏡4の回転軸41に垂直な面に対して角度を持って第2反射面6に入射するため、入射する光ビームと反射された光ビームは干渉しない。
【0025】
第2反射面6で反射された光ビームは、走査光学系23の第1走査レンズ14、第2走査レンズ15及び第3走査レンズ16により被走査面17上に光ビームスポットとして結像されて走査される。回転多面鏡4の面数は12面(偶数)である。第3走査レンズ16は、副走査方向に偏心しており、その方向は図5(b)中の矢印の方向である。
【0026】
ここで、整形光学系21において、図4に示すように、半導体レーザー1から広がるように射出された光ビームbは、非球面コリメータレンズを構成する第1整形レンズ2により平行な光ビームに変換される。第2整形レンズ3は副走査方向にのみ正屈折力を有する正シリンドリカルレンズである。そのため、第2整形レンズ2を透過した光ビームは、主走査面において平行な光ビームとして第1反射面5に入射し、副走査面においては第1反射面5近傍に結像(収束)する。
【0027】
また、伝達光学系22を構成する第1伝達レンズ7、第2伝達レンズ8、第3伝達レンズ9は何れも主走査方向にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズであり、第1伝達レンズ7と第2伝達レンズ8は正シリンドリカルレンズ、第3伝達レンズ9は負シリンドリカルレンズであり、これら3枚で主走査方向に正屈折力のレンズ群を構成している。また、第4伝達レンズ11は副走査方向にのみ正屈折力を有する正シリンドリカルレンズであり、第5伝達レンズ12は正屈折力を有する球面レンズである。そして、これらの作用は、第1反射面5で反射された光ビームは、主走査面において、第1伝達レンズ7から第3伝達レンズ9でなるレンズ群により一旦結像する。そのレンズ群の像側焦点と第5伝達レンズ12の物体側焦点は一致し、主走査面においてアフォーカル光学系を構成している。そのため、光ビームは、第5伝達レンズ12で再び平行な光ビームに変換され、第2反射面6に入射する。副走査面においては、第4伝達レンズ11と第5伝達レンズ12の合成正屈折力により、第1反射面5と第2反射面6とは共役関係になっており、第1反射面5近傍の収束点を第2反射面6近傍に再び結像する。このような構成の伝達光学系22により、第1反射面5で偏光された光ビームを第2反射面6にはみ出すことなく確実に入射させて、第2反射面6から反射される光ビームの偏光角を増大させることができる(詳細は、特開平10−73781号参照)。
【0028】
また、走査光学系23を構成する第1走査レンズ14は正屈折力を有する球面レンズであり、第2走査レンズ15は副走査方向にのみ屈折作用を有するプリズムであり、第3走査レンズ16は樹脂製の主走査方向に長い長尺レンズである。第3走査レンズ16の入射面は、主走査方向に曲率半径の大きな凹形状となっており、副走査面方向には曲率半径の小さな凸形状となっており、主走査方向の断面曲線をその入射面よりも被走査面17側に位置する主走査方向に平行な軸の回りに回転させることにより形成される面である。また、第3走査レンズ16の射出面は、主走査方向で曲率半径の大きな凸形状の非円弧状であり、副走査方向の断面形状は直線であり屈折力を有さない。このような構成の走査光学系23は、副走査面において、第2反射面6と被走査面17を共役関係にして、第2反射面6近傍の収束点を被走査面17近傍に結像する。また、主走査面においては、第2反射面6から反射された平行な光ビームを被走査面17近傍に結像する。
【0029】
このような構成において、前の実施例と同様に、光源1と回転多面鏡4の第1反射面5の間の別々の位置に第1アパーチャ18と第2アパーチャ19が配置されている。図4から明らかなように、第1アパーチャ18は副走査方向にのみ光ビームの径を制限する作用をするように構成され、第2アパーチャ19は主走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成されている。そして、第2アパーチャ19は第2整形レンズ3と第1反射面5の間に配置されており、かつ、主走査面内において、伝達光学系22による第2アパーチャ19の像が走査光学系23の略前側焦点位置に結像するように配置されている。このように配置すると、被走査面17に入射する光ビームの主走査面内での瞳位置(第2アパーチャ19の像位置)は無限遠にあることになり、そのため、走査光学系23の後側焦点位置に設定されている被走査面17がその前後に若干変動しても、主走査方向のビーム径(スポットサイズ)変動率は小さく前後で対称に変化しかつ滑らかに変化することになり、主走査面内においてスポットサイズの変動の少ない安定したスポットサイズが得られる。
【0030】
また、第1アパーチャ18は、第1整形レンズ2と第2整形レンズ3の間に配置されており、副走査面内において、第1アパーチャ18の第2整形レンズ3による像は第2整形レンズ3の光源1側に虚像として結像し、その虚像の像は、伝達光学系22により(屈折力を有するのは第4伝達レンズ11と第5伝達レンズ12のみであるので、第4伝達レンズ11と第5伝達レンズ12により)、一旦第5伝達レンズ12と第2反射面6間に結像し、さらに走査光学系23の正屈折力により、第3走査レンズ16と被走査面17の間の被走査面17から比較的離れた位置に結像する。この実施例の場合も、副走査方向の瞳位置は無限遠ではないが、被走査面17から比較的離れて位置にあることになり、被走査面17が設定位置の前後に若干変動しても、副走査方向のスポットサイズ変動率は小さくかつ比較的滑らかに変化することになり、副走査面内においても同様にスポットサイズの変動の少ない安定したスポットサイズが得られる。
【0031】
この例の場合も、副走査面内においても、第1アパーチャ18の像位置(瞳位置)を被走査面17から略無限遠に結像させるためには、第1アパーチャ18を光源1と第1整形レンズ2の間に配置するようにすればよい。もちろん、配置上の制約から第2整形レンズ3の直後(光源1と反対側)に配置しても、上記の作用を得ることができる。
【0032】
以上、本発明の光走査装置を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれらに限定されず、種々の変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の光走査装置によれば、整形光学系内の異なる位置に2つのアパーチャを備えており、一方のアパーチャは副走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成され、他方のアパーチャは主走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成されているので、主走査方向、副走査方向の両方向で被走査面が前後に変動してもスポットサイズの変動が少なく安定したスポットサイズを得ることができ、高解像力で高精細な画像を高速度で形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の光走査装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の光走査装置の主走査面内の光路展開図(a)と副走査面内の光路展開図(b)である。
【図3】別の実施例の光走査装置の構成を示す主要部の斜視図である。
【図4】図3の光走査装置の整形光学系の主走査面内の光路図(a)と副走査面内の光路図(b)である。
【図5】図3の光走査装置の光走査装置の主走査面内の光路展開図(a)と副走査面内の光路展開図(b)である。
【符号の説明】
1…半導体レーザー(光源)
2…第1整形レンズ
3…第2整形レンズ
4…回転多面鏡
5…第1反射面
6…第2反射面
7…第1伝達レンズ
8…第2伝達レンズ
9…第3伝達レンズ
10…第1伝達ミラー
11…第4伝達レンズ
12…第5伝達レンズ
13…第2伝達ミラー
14…第1走査レンズ
15…第2走査レンズ
16…第3走査レンズ
17…被走査面
18…第1アパーチャ
19…第2アパーチャ
21…整形光学系
22…伝達光学系
23…走査光学系
31…第1走査レンズ
32…第2走査レンズ
41…回転多面鏡の回転軸
42…回転多面鏡の反射面
b…光ビーム

Claims (2)

  1. 光ビームを発生する光源と、前記光源からの光ビームを所定の特性の整形光ビームに変換する第1整形レンズ及び第2整形レンズとを有する整形光学系と、前記整形光ビームを偏向させる偏向器と、前記偏向器により偏向された光ビームを被走査面上にビームスポットを形成させて走査させる走査光学系とを備えた光走査装置において、
    前記整形光学系内に2つのアパーチャを備えており、第1のアパーチャは副走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成され、第2のアパーチャは主走査方向にのみ光ビームの径を制限するように構成されており、前記第1のアパーチャは前記光源と前記第1整形レンズとの間の光軸上に位置し、前記第2のアパーチャは前記第2整形レンズと前記偏向器との間の光軸上に位置し、
    前記第1のアパーチャのアパーチャ以降の光学系による副走査方向の像が被走査面から略無限遠に結像され、かつ、前記第2のアパーチャのアパーチャ以降の光学系による主走査方向の像が被走査面から略無限遠に結像されるように構成されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記偏向器は回転多面鏡からなり、前記回転多面鏡の第1反射面により反射偏向された光ビームを前記回転多面鏡の第2反射面に伝達入射させる伝達光学系を備え、前記第2反射面により反射偏向された光ビームを前記走査光学系により前記被走査面上にビームスポットを形成させて走査させるように構成されていることを特徴とする請求項記載の光走査装置。
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