JP4093693B2 - 多片リム用サイドリング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型の建設車両等に用いられる、多片リムのサイドリングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型の建設車両(ダンプトラック、ショベルローダ)等に用いる多片リムは、図3に示すように、リムベース1、ビードシートバンド2、ロックリング3、タイヤ6を多片リムの軸方向に保持するサイドリング4、タイヤ6のエアーを外部に洩らさないためのエアーシール5、等によって構成されている。
通常、サイドリング4のフランジ部4aの幅Wは、サイドリング4の高さHと同等か、それよりも小さい寸法で形成されている場合が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近では、タイヤ6の空気圧の調整や、タイヤ素材を変化させることによって、タイヤ6の地面に対する接地面積を増やしてタイヤ6の駆動力を高めようとする傾向があるため、使用時のタイヤ6の変形が大きくなり、場合によっては、サイドリング4のフランジ部4aの軸方向の先端部4bとの接触の繰り返しによってタイヤ6を破損させることもあり、その解決が求められていた。
この問題点を解決するには、フランジ部4aの幅を大きくしたサイドリングを製作すればよいが、この種の多片リムは、一般的に大量生産されるケースが少ないため、サイドリングを圧延で製造する場合は、圧延ロールを作り直ししなければならず、経済的に問題あること、また、まだ十分使用できるサイドリングに換えて新たなサイドリングを用いることも経済的に問題があり、その解決が求められていた。
本発明は、タイヤを損傷させることのない、多片リム用サイドリングを経済的に提供することをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は次のとおりである。
多片リム用サイドリングにおいて、前記サイドリングのフランジ部の軸方向外方端に、前記フランジ部の板厚とほぼ同一径の円形断面の線材または棒鋼を、前記フランジ部の軸方向外方端と前記円形断面の線材または棒鋼との間を溶接の開先形状として、全周にわたって周方向に溶接接合することによって、フランジ部幅をフランジ部とほぼ同じ厚さで前記円形断面の線材または棒鋼からなる鋼材にて拡げ、幅を拡げたフランジ部の先端断面形状を半円形状とした多片リム用サイドリング。
【0005】
上記本発明の多片リム用サイドリングによれば、次の作用が得られる。
サイドリングのフランジ部の幅を広くできるのでタイヤを損傷させることが無い。
フランジ部の拡幅は線材または棒鋼をフランジ部の軸方向端部に溶接することによって簡単にでき、また、線材または棒鋼のため、部材同士を溶接するために接触させただけで、円径断面が開先形状となるため、別工程を設けて開先をとる作業が必要でないため経済的である。
また、フランジ部の拡幅は線材または棒鋼をフランジ部の軸方向端部に溶接することによって行っているため、フランジ部4aの幅を大きくしたサイドリングを製作するのに圧延ロールを作り直しする必要がなく、経済的であること、また、まだ十分使用できるサイドリングに換えて新たなサイドリングを用いる必要がなく、経済的である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明実施例による多片リム用サイドリングを図1、図2を参照して説明する。
図1は本発明の実施例の多片リム用サイドリングを用いた多片リムを示しており、図2は本発明の多片リム用サイドリングを示す。
尚、従来と同一の部品には図3に示した従来例と同一の符号を付してある。
図1における多片リムの構成は、サイドリング4を除いて従来構造と変わらないので、その説明は省略する。
図2において、4はサイドリングであり、4aはフランジ部である。
フランジ部4aの軸方向外方端4bには、前記フランジ部4aの板厚とほぼ同一径の円形断面の線材または棒鋼7が全周にわたって周方向に溶接接合されている。
このような、フランジ部4aの板厚と、ほぼ、同一径の円形断面の線材または棒鋼7が溶接されることにより、フランジ部4aのフランジ幅Wが線材または棒鋼7の径分w拡幅することができる。これによって、使用時にタイヤ6の変形が大きくなっても、サイドリング4のフランジ部4aの軸方向外方端4bにタイヤ6の幅方向の外形が接触することが少なくなるため、タイヤ6を損傷させることがない。
【0007】
本発明による多片リム用サイドリングの製造は次のように行う。
(1)従来のサイドリング4を用意する。
(2)サイドリング4のフランジ部4aの板厚とほぼ同一径の線材または棒鋼7を用意する。
(3)サイドリング4のフランジ部4a軸方向外方端4bの周長と同じ長さに線材または棒鋼7を切断する。
(4)サイドリング4のフランジ部4a軸方向外方端4bの径に合わせて線材または棒鋼7を丸める。
(5)(4)で丸めた線材または棒鋼7を、フランジ部4a軸方向外方端4b上に載置する。
(6)線材または丸棒7を周形状に沿わせながら順次仮付け溶接する。
(7)サイドリング4のフランジ部4aの表側(タイヤと接触する側)と線材または棒鋼7とを全周溶接8する。
(8)サイドリング4のフランジ部4aの裏側と線材または棒鋼7とを全周溶接8する。
(9)線材また棒鋼7の両端部を溶接する。
【0008】
完成品は、円形断面の線材または棒鋼7が溶接されているので、フランジ部4aの端部は半円形となり、タイヤ6とたとえ接触したとしても、タイヤ6を損傷させにくい。
また、通常部材同士を溶接する場合は、溶接の溶け込みを確実にするために開先加工する必要があるが、フランジ部4aの軸方向外方端4bに線材または棒鋼7を接触させただけで、円形断面の線材または棒鋼7の間に、開先形状に近い形状が自動的に形成されるので、効率的に溶接作業を行うことが可能となった。
更に、開先加工が不要となることによって、例えば、工場から遠く離れた鉱山等の現場で、フランジ部4の拡幅作業は、円形断面の線材または棒鋼と溶接機があれば可能となった。
【0009】
【発明の効果】
請求項1の多片リム用サイドリングによれば、次の効果を得る。
(1)フランジ部幅をフランジ部とほぼ同じ厚さで鋼材にて拡げ、幅を拡げたフランジ部の先端断面形状を半円形状としたのでタイヤを損傷させることが無い。
(2)線材または棒鋼をフランジ部の軸方向端部に周方向に溶接することによって、フランジ部幅をフランジ部とほぼ同じ厚さで鋼材にて拡げ、幅を拡げたフランジ部の先端断面形状を半円形状とすることができ、また、線材または棒鋼のため、溶接時にわざわざ開先をとる作業が必要でないため経済的である。
また、フランジ部の拡幅は線材または棒鋼をフランジ部の軸方向端部に溶接することによって行っているため、フランジ部4aの幅を大きくしたサイドリングを製作するのに圧延ロールを作り直しする必要がなく、経済的であること、また、まだ十分使用できるサイドリングに換えて新たなサイドリングを用いる必要がなく、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多片リム用サイドリングを用いた多片リムを示す断面図である。
【図2】 本発明の多片リム用サイドリングを示す断面図である。
【図3】 従来の多片リムとサイドリングを示す断面図である。
【符号の説明】
4 サイドリング
4a フランジ部
4b フランジ部軸方向外周端
7 線材または棒鋼

Claims (1)

  1. 多片リム用サイドリングにおいて、前記サイドリングのフランジ部の軸方向外方端に、前記フランジ部の板厚とほぼ同一径の円形断面の線材または棒鋼を、前記フランジ部の軸方向外方端と前記円形断面の線材または棒鋼との間を溶接の開先形状として、全周にわたって周方向に溶接接合することによって、フランジ部幅をフランジ部とほぼ同じ厚さで前記円形断面の線材または棒鋼からなる鋼材にて拡げ、幅を拡げたフランジ部の先端断面形状を半円形状とした多片リム用サイドリング。
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