JP4093203B2 - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

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本発明は、搬送ベルトが周回せしめられる揚送筒本体と該揚送筒本体の一側に取り付けられ且つパチンコ玉を一列垂直状に揚送するガイドレール溝が複数列区画形成されると共に前記ガイドレール溝の前面に研磨ベルトが装着されたガイドレールカバーとを対面させてパチンコ玉を挟持することにより、パチンコ玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置に関するものである。
本出願人は、ガイドレール溝の各列を揚送されるパチンコ玉を正確に検出する玉揚送装置として、先に特願平8−267809号(以下、先行技術という)に係る発明を提案した。この先行技術は、その内側に玉通路が複数列区画形成され且つガイドレール溝の各列を揚送されるパチンコ玉の通過を検出する玉通過検出装置をガイドレールカバーの終端部と玉を吐き出し方向に屈曲する上部屈曲樋との間にガイドレールカバーとは別体にして揚送筒本体に固定し、ガイドレール溝の各列を揚送されるパチンコ玉が玉列を保ったまま玉通過検出装置の玉通路を通過するようにし、揚送されるパチンコ玉を正確に検出するように構成されている。
特願平8−267809号
しかし、上記した先行技術においては、玉通過検出装置がガイドレールカバーの終端部と上部屈曲樋との間に別体にして揚送筒本体に固定されているため、ガイドレールカバーと玉通過検出装置との間に段差が生じ易く、次のような問題点があった。まず、第一に、各ガイドレール溝の中心と各玉通路の中心とが一直線状になるように玉通過検出装置を取り付けることが難しいことである。また、第二に、ガイドレールカバーと玉通過検出装置との間に段差が生じた場合には、その段差に揚送されるパチンコ玉が衝突して玉通過検出装置の下端部が摩滅したり、玉通過検出装置が破損したりすることである。さらに、第三に、その段差が摩滅等により広がってパチンコ玉への挟持力が低下した場合には、玉磨き揚送装置の揚送量が低下し、最悪の場合には玉磨き揚送装置が故障したりすることである。本発明は、上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、玉通過検出装置をガイドレールカバーに対して段差が生じないように容易に取り付けることができる玉磨き揚送装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明が採用した具体的な解決手段を図面を参照して説明すると、図2及び図3に示すように、搬送ベルト5が周回せしめられる揚送筒本体3と該揚送筒本体3の一側に取り付けられ且つパチンコ玉を一列垂直状に揚送するガイドレール溝57が複数列区画形成されると共に前記ガイドレール溝57の前面に研磨ベルト54が装着されたガイドレールカバー16とを対面させてパチンコ玉を挟持することにより、パチンコ玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置1において、その一側面に前記ガイドレール溝57に対応する玉通路38が区画壁37によって複数列区画形成されると共にその他側面に前記玉通路38の各列を通過するパチンコ玉を検出するためのセンサ40を並列嵌合するセンサ取付部46が形成された玉通路形成部材36と、前記センサ取付部46に並列嵌合される複数個のセンサ40と、前記センサ取付部46に並列嵌合されたセンサ40の後面を押圧するために前記玉通路形成部材36の他側面に取り付けられるセンサ押圧板48と、該センサ押圧板48及び前記玉通路形成部材36が取り付けられ且つ前記ガイドレールカバー16の断面形状に対応するように断面コ字状に形成したカバー体33と、前記玉通路形成部材36の前記センサ取付部46の上部の他側面を支持するために前記カバー体33に差し渡される支持軸52と、からなる玉通過検出装置30を、前記カバー体33が前記ガイドレールカバー16の上端部分をすっぽり覆うように取り付けて固定したことを特徴とするものである。
また、請求項に係る発明が採用した具体的な解決手段を図面を参照して説明すると、図4及び図5に示すように、前記研磨ベルト54は、前記玉通過検出装置30の前記玉通路38の前面を周回するように装着され、前記カバー体33には、前記センサ取付部46と前記センサ押圧板48に挟持されて配置される前記複数のセンサ40から延びる配線39を前記玉通過検出装置30の側方から引き出すための切欠部34を形成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、その一側面にガイドレール溝57に対応する玉通路38が区画壁37によって複数列区画形成されると共にその他側面に前記玉通路38の各列を通過するパチンコ玉を検出するためのセンサ40を並列嵌合するセンサ取付部46が形成された玉通路形成部材36と、前記センサ取付部46に並列嵌合される複数個のセンサ40と、前記センサ取付部46に並列嵌合されたセンサ40の後面を押圧するために前記玉通路形成部材36の他側面に取り付けられるセンサ押圧板48と、該センサ押圧板48及び前記玉通路形成部材36が取り付けられ且つ前記ガイドレールカバー16の断面形状に対応するように断面コ字状に形成したカバー体33と、前記玉通路形成部材36の前記センサ取付部46の上部の他側面を支持するために前記カバー体33に差し渡される支持軸52と、からなる玉通過検出装置30を、前記カバー体33が前記ガイドレールカバー16の上端部分をすっぽり覆うように取り付けて固定したので、各ガイドレール溝57の中心と各玉通路38の中心とが一直線状になるように玉通過検出装置30を取り付けることが極めて容易である。
また、支持軸52によって、玉通路形成部材36の上部が玉通路38を揚送されるパチンコ玉の圧力によって折れ曲がったりすることを防止するようにしている。
また、請求項に係る発明においては、配線39が玉通過検出装置30の一側面及び他側面に周回される研磨ベルト54の移動作業の邪魔になることはない。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、主として、図1を参照して、実施形態に係る玉磨き揚送装置1の全体の構造について説明する。図1は、玉磨き揚送装置1を後方から見た斜視図である。
図において、玉磨き揚送装置1は、略正方形状の支持台2の上部に角筒状の揚送筒本体3が垂直状に立設され、揚送筒本体3の長手方向の外周を、下部に支持されるモータ内蔵プーリ4と調節ナット23によって締着軸支される上部ローラ22(図7参照)との間に掛け渡される革製の搬送ベルト5が周回するようになっている。また、揚送筒本体3の内部には、複数の回転ローラ(図示しない)が適宜間隔をおいて上下方向に並んで回転自在に軸支され、回転ローラの一部が揚送筒本体3の上昇側面から外に突出して、搬送ベルト5を案内支持している。また、モータ内蔵プーリ4は、詳細には図示しないが、比較的大きな直径の円筒状ローラとして構成され、電流が供給されると円筒状の外周が回転して、搬送ベルト5を周回駆動するものである。なお、本実施形態においては、搬送ベルト5の駆動手段としてモータ内蔵プーリ4を示したが、これに限るものではなく、プーリとは別に設けられたモータによりベルトを介してプーリを駆動する形式のものであってもよい。
このモータ内蔵プーリ4の下方には、図1の右側に揚送前のパチンコ玉が導入される導入始端樋6が固着され、図1の左側に導入されたパチンコ玉を揚送筒本体3の下端部まで移動させる流入円弧樋7が固着されている。なお、導入始端樋6及び流入円弧樋7の内側には、図示しないが、導入されたパチンコ玉を複数列に整列させる溝が形成されている。また、上記した導入始端樋6及び流入円弧樋7の取付構造は、その一端が僅かに移動し得るように取付板6a,7aにそれぞれ止着され、その他端が前記支持台2に植立される支持ピン8にスプリング(図示しない)を介して摺動自在に軸支されている。即ち、導入始端樋6の下端及び流入円弧樋7の下端は、支持ピン8に挿通されて調節ナット9によって抜けないように止着されているが、常に支持ピン8に介装されるスプリングによって上方に付勢されている。しかして、調節ナット9の締着度合によって搬送ベルト5と導入始端樋6及び流入円弧樋7との間の微妙な間隔を調整することができ、その間隔を調整することにより、パチンコ玉のスムーズな移動を可能にすることができる。
また、モータ内蔵プーリ4の上部の揚送筒本体3には、テンションローラ取付金具10,11,12が取り付けられており、このテンションローラ取付金具10,11,12には、取り付けられている搬送ベルト5に張力を付与する複数のテンションローラ13,14.15が回転自在に軸支されている。特に、中間のテンションローラ取付金具11にはスプリング11aが介装されており、その付勢力によって搬送ベルト5に対して常に一定の張力を与えることができる。ここで、モータ内蔵プーリ4と各テンションローラ13,14,15とはほぼ上下の位置関係にあり、搬送ベルト5が装着されたときに、モータ内蔵プーリ4は搬送ベルト5の内側に位置し、下部テンションローラ15は搬送ベルト5の外側に、中間テンションローラ14は搬送ベルト5の内側に、上部テンションローラ13は搬送ベルト5の外側に、それぞれ位置するようになっている。
ところで、揚送筒本体3の背面側には、ガイドレールカバー16が蝶番62により開閉自在に軸支されて取り付けられている。そこで、ガイドレールカバー16の構造について、図2及び図3を参照して、以下、説明する。図2は、玉通過検出装置30をガイドレールカバー16に取り付ける前の状態の玉磨き揚送装置1を示す拡大斜視図であり、図3は、玉通過検出装置30をガイドレールカバー16に取り付けた後の状態の玉磨き揚送装置1を示す拡大斜視図である。
ガイドレールカバー16は、搬送ベルト5や後述する布ベルト54(図7参照)を玉磨き揚送装置1に装着する際に開放されると共に、搬送ベルト5や布ベルト54が装着されたときには、揚送筒本体3側に取り付けられるカバー係止金具17の係止片17aをガイドレールカバー16の側面のカバー係止ネジ61に係止することにより、揚送筒本体3に対面された状態に取り付けられるものである。また、上記したように、ガイドレールカバー16の前面には、搬送ベルト5と対面して揚送されるパチンコ玉を研磨する布ベルト54がその全長に渡って装着されている。即ち、図1に示すように、布ベルト54の始端部はガイドレールカバー16の背面側下部に取り付けられた止着金具21により止着されており、ガイドレールカバー16の前面を周回された後、その終端部がガイドレールカバー16の背面側上部に取り付けられた引張金具20により固定されるようになっている。この引張金具20の下部にはスプリング20aが取り付けられており、布ベルト54の終端部はスプリング20aにより常に下方に引っ張られた状態で固定されているので、布ベルト54の弛みを防止することができる。なお、布ベルト54は、その玉磨き能力を発揮させるために比較的織目の粗い布で構成されており、一定期間使用した後は、古い部分を巻き取って新規な部分と交換できるようになっている。
また、図2及び図3に示すように、ガイドレールカバー16の内側面には、揚送されるパチンコ玉の一部が落ち込むガイドレール溝57が複数列区画形成され、パチンコ玉を一列垂直状に揚送するようになっている。具体的には、区画壁56によって区画された半円状のガイドレール溝57を複数列形成したウレタン板55が、ガイドレールカバー16の両側面内側に形成されたウレタン板挿入溝60に挿入されている。このようにして挿入されたウレタン板55とガイドレールカバー16の背面との間は中空であり、その中空間隔67(図7参照)にはウレタン板55を揚送筒本体3側へ押圧支持するスプリング53(図7参照)が複数個埋設され、ウレタン板55に形成されたガイドレール溝57に沿ってパチンコ玉が揚送される際に、布ベルト54と搬送ベルト5とに挟持されるパチンコ玉に適度な挟持圧力を付与してパチンコ玉の研磨が確実に行われるようにしている。
しかして、図1に示すように、カバー係止金具17により揚送筒本体3に対面してガイドレールカバー16を取り付けた状態において、導入始端樋6に導入されたパチンコ玉は、流入円弧樋7を経由して、搬送ベルト5と布ベルト54とに狭持されて研磨揚送され、揚送筒本体3の上方に固着されて玉を吐き出し方向に屈曲する上部屈曲樋18を経由して、排出樋19からはきれいにされたパチンコ玉が排出される。
上記したガイドレールカバー16の終端部には、本実施形態の要部を構成する玉通過検出装置30が固定可能に取り付けられている。そこで、玉通過検出装置30の構成及び作用について、図2乃至図7を参照して、以下、説明する。図4は、玉通過検出装置30の内部構造を示す分解斜視図であり、図5は、玉通過検出装置30を後方から見た斜視図であり、図6は、玉通過検出装置30を前方からみた斜視図であり、図7は、玉磨き揚送装置1の上部を側方から見た断面図である。
まず、玉通過検出装置30の構造について説明すると、図4に示すように、玉通過検出装置30の外周部分を構成するボックス状のカバー体33の内部には、ウレタン板36が取り付けられている。このウレタン板36の前面側には、区画壁37によって区画された半円状の玉通路38(図6参照)が複数列形成されている。区画壁37は、上方に向かうほど低くなるように傾斜状に形成されているが(図6参照)、これは、後述するように、玉通過検出装置30の上部に取り付けられたローラ31により布ベルト54が折り返される構造となっている関係上、布ベルト54の摺動を円滑にするためである。また、ウレタン板36の後面側には、複数のセンサ40を並列嵌合する枠状のセンサ取付凸部46が一体的に突設形成されている。このセンサ取付凸部46に嵌合される複数のセンサ40は、前記玉通路38の各列に対応して設けられるものであり、玉通路38の各列を通過するパチンコ玉を検出することができる。なお、このセンサ40は磁気センサであり、ウレタン板36の厚みは磁気センサがパチンコ玉を検出できる範囲で形成されている。これら複数のセンサ40からのパチンコ玉の検出信号は、接続コード39及びコネクタ43を介して外部に出力されるようになっている。なお、カバー体33の上部側面には、接続コード39を通すための切欠部34が形成されている。また、ウレタン板36の下端部には、図7に示すように、前記ウレタン板55の上端が係合支持する係合当接片36aが形成されている。
また、センサ取付凸部46には、センサ40の固定状態を確実にし且つウレタン板36をカバー体33に取り付けるためのセンサ押圧板48が取り付けられている。即ち、枠状に突設形成されたセンサ取付凸部46の両端部に、センサ押圧板48の両端部に形成された凹部50を嵌合させた状態で、センサ押圧板48の側面に形成される取付穴48aとセンサ取付凸部46の側面に形成される取付穴46aにビス47を螺合することにより取り付けられる。この状態において、センサ取付凸部46に並列されるセンサ40の継ぎ目部分が、センサ押圧板48に突設形成されたセンサ支持突起51により後方から押圧固定され、センサ40の固定状態を確実なものとすることができる。
また、センサ押圧板48の背面側には、前記カバー体33の背面に開設された一対の嵌合穴35に対応する形状の一対の嵌合突起49が突設形成されている。この嵌合突起49を嵌合穴35に嵌合させ、後方から長方形状の取付板41を重ね合せて、嵌合突起49に開設された取付穴49aと取付板41に開設された取付穴41aにビス42を螺合することにより、カバー体33にセンサ押圧板48が取り付けられると同時に、ウレタン板36及びセンサ40等もカバー体33に取り付けられることとなる。さらに、カバー体33の上部側面には軸穴33aが開設され、この軸穴33aにローラ31が回転自在に軸支されているが、この点については後述する。このようにして、図5に示すように、玉通過検出装置30に必要なすべての構成要素がカバー体33に取り付けられる。なお、カバー体33の内部であって、カバー体33に取り付けられたウレタン板36の背面側上部の位置には、支持軸52(図7参照)が差し渡されており、ウレタン板36の上部が玉通路38を揚送されるパチンコ玉の圧力によって折れ曲がったりすることを防止するようにしている。
次に、上記したように構成される玉通過検出装置30のガイドレールカバー16への取付け方法について、図2及び図3を参照して、以下、説明する。図において、玉通過検出装置30のカバー体33は、ガイドレールカバー16の断面形状に対応するように断面コ字状に形成されており、ガイドレールカバー16に取り付けられたときにその終端(上端)部分をすっぽり覆うようになっている。また、カバー体33の両側面の下部には取付穴33bが開設されており、長方形状のスライド片44をカバー体33の内側側面に当接した状態で、その取付穴33bとスライド片44の取付穴44aと重ね合わせて取付ネジ45を螺合することにより、カバー体33の内側にスライド片44を取り付けるようにしている。このスライド片44は、ガイドレールカバー16の両側面に形成されたスライド溝59内に挿入されるものである。
しかして、図3に示すように、カバー体33の両側面内側に取り付けられたスライド片44をスライド溝59内に挿入した後、前記係合当接片36aがウレタン板55の上端を係合支持した状態で、取付ネジ45を締め付けることにより、玉通過検出装置30をガイドレールカバー16の終端部に容易に取り付けることができる。このとき、図7に示すように、玉通過検出装置30のウレタン板36の下端部に形成された係合当接片36aが前記中空間隔67内に挿入されてガイドレールカバー16のウレタン板55の上端部を係合支持するようになっているので、ガイドレール溝57内を揚送されるパチンコ玉によりウレタン板55の上端部が押圧されても、ガイドレール溝57と玉通路38との間で段差が生じないとともに双方のウレタン板36,55の接合部でのパチンコ玉の挟持間隔を適正に保持することができて、パチンコ玉のスムーズな揚送を行うことができる。なお、本実施形態においては、玉通過検出装置30がガイドレールカバー16の終端部に取り付けられるものを示したが、玉通過検出装置30がガイドレールカバー16に固定可能に取り付けられるものであれば、ガイドレールカバー16の始端(下端)部に設けられるものであってもよい。
また、前述したように、玉通過検出装置30の内側に取り付けられたウレタン板36には玉通路38が複数列区画形成されており、ガイドレールカバー16の内側に取り付けられたウレタン板55にはガイドレール溝57が複数列区画形成されている。そして、玉通過検出装置30がガイドレールカバー16の終端部に取り付けられた状態において、玉通過検出装置30のウレタン板36とガイドレールカバー16のウレタン板55とが当接し、且つ、ウレタン板36の各玉通路38の垂直中心とガイドレールカバー16の各ガイドレール溝57の垂直中心とが一致するように形成されている。従って、玉通路38とガイドレール溝57との間で段差が生じることはほとんどなく、ガイドレール溝57を揚送されたパチンコ玉が一直線状に形成された玉通路38にスムーズに導かれるようになっている。
さらに、前述したように、前記玉通過検出装置30の上部にはローラ31が回転自在に軸支されているが、このローラ31は、ガイドレールカバー16に差し渡される布ベルト54を周回するためのものである。即ち、ガイドレールカバー16の前面に形成された布ベルト挿通溝58内を周回して装着された布ベルト54は、玉通過検出装置30の上部に形成された布ベルト案内板32を経由して、ローラ31によって折り返され、その終端部がガイドレールカバー16の背面側上部に取り付けられた引張金具20により固定される。従って、玉通過検出装置30をガイドレールカバー16に取り付けたときに、玉通路38とガイドレール溝57との間に微少な段差が生じても、その微少な段差は前面に位置する布ベルト54により吸収され、パチンコ玉のスムーズな揚送に寄与することができる。
しかして、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1においては、玉通過検出装置30の玉通路38とガイドレールカバー16のガイドレール溝57との間で段差が生じることはほとんどなく、また、微少な段差が生じても前面に位置する布ベルト54により段差が吸収されるので、ガイドレール溝57を揚送されたパチンコ玉が玉通過検出装置30の下端部に衝突して、玉通過検出装置30が摩滅したり破損したり、玉磨き揚送装置1が故障したりするということがない。
上記のようにガイドレールカバー16の終端部に取り付けられる玉通過検出装置30からのパチンコ玉の検出信号の有無が前記玉通路38の各列に対応する表示器65に表示されるようになっているが、このための構成及び作用について、図8を参照して、以下、説明する。図8は、玉磨き揚送装置1の上部及び表示装置63の正面図である。
図において、ガイドレール溝57を一列状に揚送されてきたパチンコ玉は、その玉列を保ったまま玉通過検出装置30の玉通路38に導かれるので、各玉通路38ごとに取り付けられたセンサ40により、玉通路38の各列を通過するパチンコ玉が正確に検出される。このとき、各玉通路38ごとに取り付けられたセンサ40からのパチンコ玉検出信号の有無は、前述したように、接続コード39及びコネクタ43を経由して、外部に設けられた表示装置63に表示されるようになっている。この表示装置63は、電源の投入状態を示す電源ランプ64と,各玉通路38ごとに取り付けられたセンサ40のそれぞれに対応する玉通路ランプ65と,玉磨き揚送装置1(還元機と表示)等の異常発生を示す異常表示器66とが一体的に設けられるものである。
しかして、営業中やテストモード時等の玉磨き揚送装置1が駆動されている場合には、玉磨き揚送装置1の導入始端樋6(図1参照)に異物(例えば、釘,ビス,コイン等)が混入していずれかのガイドレール溝57にパチンコ玉が誘導されない事故が多々あるが、このような場合には、パチンコ玉の誘導されない玉通路38に対応するセンサー40がパチンコ玉の通過を検出しなくなるので、これによりセンサー40に対応して設けられる玉通路ランプ65が点灯してその旨を表示するようになっている。さらに、このような場合、通過検出信号がなくなってから所定時間(例えば、1分)が経過したときに、外部に設けられた警告灯(図示しない)に表示駆動信号を導出して、玉通路38及びガイドレール溝57における玉詰まりを店員に報知するようにしている。これにより、異物による搬送ベルト5(図1参照)及び布ベルト54(図7参照)の破損、あるいは異物によるモータ内蔵プーリ4(図1参照)への過負荷等のトラブルを事前に防止することができるし、揚送の無駄を知ることができる。なお、図示のように、ガイドレール溝57が7列ある場合には、1〜2列において玉通過不良が検出されたときの警告灯の駆動態様と、3〜4列において玉通過不良が検出されたときの警告灯の駆動態様とを異ならせて、店員の取るべき対処方法を異ならせるようにしても良い。また、5列以上において玉通過不良が検出されたときには、モータ内蔵プーリ4を自動的に停止するように制御しても良い。もちろん、一列だけの玉通過不良があった場合でもモータ内蔵プーリ4の自動停止を行っても良い。このように構成することにより、玉通路38内を揚送されるパチンコ玉の有無を検出して、玉磨き揚送装置1内の玉の状況を知ることができる。
また、玉磨き揚送装置1によるパチンコ玉の揚送動作がスムーズに行われているときには、センサ40によって玉通路38を通過するパチンコ玉が刻々と検出されている。この場合、その検出信号数の単位時間(例えば、1分間)当りの合計が表示装置63に設けられた数値表示器(図示しない)に表示されるようにしても良い。このように、単位時間当りの計数値を知ることにより、適正な揚送能力を発揮しているか否か、換言すれば、揚送筒本体3とガイドレールカバー16との隙間が適正か否か、あるいは搬送ベルト5の摩耗状態が適正か否か等が分かる。なお、単位時間当りの計数値を個々のガイドレール溝57ごとに数値表示器(図示しない)に表示し得るように切換スイッチ等で切換表示できるようにしてもよい。また、このような単位時間当りの計数値の平均値を1日の営業終了後に算出し、その平均計数値が所定の基準値を下回った場合には警告灯を表示駆動して、玉磨き揚送装置1の点検が必要なことを店員に報知するようにしてもよい。 また、本実施形態においては、前記玉通過検出装置30からの検出信号を計数し、その累積計数値が所定値を超えた場合には外部の報知手段としての警告灯(図示しない)を点灯させるようにしている。これは、累積揚送玉数が所定数を超えているために玉磨き揚送装置1の定期点検が必要である旨を外部に報知するためである。なお、このような報知手段としては、警告灯に限られるものではなく、例えば管理コンピュータにその旨を表示するようにしてもよい。
以上、実施形態に係る玉磨き揚送装置1の構成及び作用について説明してきたが、本実施形態によれば、図2及び図3に示すように、搬送ベルト5が周回せしめられる揚送筒本体3と該揚送筒本体3の一側に取り付けられ且つパチンコ玉を一列垂直状に揚送するガイドレール溝57が複数列区画形成されたガイドレールカバー16とを対面させてパチンコ玉を挟持することにより、パチンコ玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置1において、その内側に玉通路38が複数列区画形成され且つ該玉通路38の各列を通過するパチンコ玉を検出する玉通過検出装置30を前記各ガイドレール溝57の端部に固定可能に取り付けたことにより、玉通過検出装置30が揚送筒本体3の側ではなくガイドレールカバー16の終端部に取り付けられるので、各ガイドレール溝57の中心と各玉通路38の中心とが一直線状になるように玉通過検出装置30を取り付けることが極めて容易である。
また、図3に示すように、前記各ガイドレール溝57と前記各玉通路38とを段差が生じないように接続したことにより、段差に揚送されるパチンコ玉が衝突して玉通過検出装置30の下端部が摩滅したり、玉通過検出装置30が破損したりすることがない。
また、図7に示すように、前記ガイドレール溝57は、ガイドレール溝形成部材55の前面側に形成されて所定の中空間隔67を有して前記ガイドレールカバー16の長手方向に沿って装着され、前記玉通過検出装置30を取り付けたときに、該玉通過検出装置30の端部に形成された係合当接片36aを前記中空間隔67内に挿入して前記ガイドレール溝形成部材55の端部を係合支持したことにより、ガイドレール溝57内を揚送されるパチンコ玉によりガイドレール溝形成部材55の端部が押圧されても、前記中空間隔67内に挿入された係合当接片36aにより係合支持されるので、ガイドレール溝57と玉通路38との間で段差が生じないとともに双方のウレタン板36,55の接合部でのパチンコ玉の挟持間隔を適正に保持することができて、パチンコ玉のスムーズな揚送を行うことができる。
また、図7に示すように、前記玉通過検出装置30が取り付けられた前記ガイドレールカバー16の前面には、揚送されるパチンコ玉を研磨する布ベルト54が装着されていることにより、ガイドレール溝57と玉通路38との間に微少な段差が生じても、その微少な段差を前面に位置する布ベルト54により吸収することができる。
また、図8に示すように、前記玉通過検出装置30からの検出信号の有無を前記玉通路38の各列に対応する表示器65に表示するようにしたことにより、玉通路38ひいてはガイドレール溝57内を揚送されるパチンコ玉の有無を検出して、玉磨き揚送装置1内のパチンコ玉の状況を外部から知ることができる。
また、前記玉通過検出装置30からの検出信号を計数し、その累積計数値が所定値を超えた場合には外部の報知手段(図示しない)を駆動制御するようにしたことにより、累積揚送玉数が所定数を超えているために玉磨き揚送装置1の定期点検が必要である旨を外部に報知することができる。
なお、上記実施形態においては、ガイドレールカバー16の前面の全長に渡って揚送されるパチンコ玉を研磨する布ベルト54が装着されるものを示したが、布ベルト54が装着されないものであってもよい。このような実施形態としては、ガイドレールカバー16のガイドレール溝57を上下方向に分割形成して、分割形成されたそれぞれのガイドレール分割片をスプリング等で押圧支持することにより、パチンコ玉がガイドレール分割片を通過すると、ガイドレール分割片ごとに段差が生じるようにし、そこで生じた段差によってパチンコ玉に付着した汚れが除去されるようにしたものが考えられる。
玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。 玉通過検出装置をガイドレールカバーに取り付ける前の状態の玉磨き揚送装置を示す拡大斜視図である。 玉通過検出装置をガイドレールカバーに取り付けた後の状態の玉磨き揚送装置を示す拡大斜視図である。 玉通過検出装置の内部構造を示す分解斜視図である。 玉通過検出装置を後方から見た斜視図である。 玉通過検出装置を前方から見た斜視図である。 玉磨き揚送装置の上部を側方から見た断面図である。 玉磨き揚送装置の上部及び表示装置の正面図である。
符号の説明
1 玉磨き揚送装置
3 揚送筒本体
5 搬送ベルト
16 ガイドレールカバー
18 上部屈曲樋
19 排出樋
30 玉通過検出装置
31 ローラ
33 カバー体
36 ウレタン板
37 区画壁
38 玉通路
40 センサ
46 センサ取付凸部
48 センサ押圧板
54 布ベルト
55 ウレタン板
56 区画壁
57 ガイドレール溝
63 表示装置
65 玉通路ランプ

Claims (2)

  1. 搬送ベルトが周回せしめられる揚送筒本体と該揚送筒本体の一側に取り付けられ且つパチンコ玉を一列垂直状に揚送するガイドレール溝が複数列区画形成されると共に前記ガイドレール溝の前面に研磨ベルトが装着されたガイドレールカバーとを対面させてパチンコ玉を挟持することにより、パチンコ玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置において、
    その一側面に前記ガイドレール溝に対応する玉通路が区画壁によって複数列区画形成されると共にその他側面に前記玉通路の各列を通過するパチンコ玉を検出するためのセンサを並列嵌合するセンサ取付部が形成された玉通路形成部材と、前記センサ取付部に並列嵌合される複数個のセンサと、前記センサ取付部に並列嵌合されたセンサの後面を押圧するために前記玉通路形成部材の他側面に取り付けられるセンサ押圧板と、該センサ押圧板及び前記玉通路形成部材が取り付けられ且つ前記ガイドレールカバーの断面形状に対応するように断面コ字状に形成したカバー体と、前記玉通路形成部材の前記センサ取付部の上部の他側面を支持するために前記カバー体に差し渡される支持軸と、からなる玉通過検出装置を、前記カバー体が前記ガイドレールカバーの上端部分をすっぽり覆うように取り付けて固定したことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 前記研磨ベルトは、前記玉通過検出装置の前記玉通路の前面を周回するように装着され、
    前記カバー体には、前記センサ取付部と前記センサ押圧板に挟持されて配置される前記複数のセンサから延びる配線を前記玉通過検出装置の側方から引き出すための切欠部を形成したことを特徴とする請求項1記載の玉磨き揚送装置。
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