JP4093133B2 - トランジスタの駆動回路及び駆動方法 - Google Patents

トランジスタの駆動回路及び駆動方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランジスタの駆動に関し、特にスイッチングオン時の駆動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワートランジスタの駆動を速めるためのインピーダンス変換として駆動信号と入力部との間に幾段かのインバータを挿入することが通常実施されてきた。これにより、スイッチング時に、電源電圧または接地(GND)を越えるオーバーシュート電圧やアンダーシュート電圧の所謂スパイクノイズが発生し、それがパワートランジスタに入力される。このスパイクノイズは、トランジスタとその周辺に内在する容量成分、インダクタンス成分およびトランジスタの動作スピードが大きいものほど大きくなる。スパイクノイズの発生は、トランジスタ自身の破壊につながるなど機器に重大な影響を与える。
【0003】
従来の技術の例として、IGBTのゲート・エミッタ間またはゲート・ソース間電圧を電圧検出するコンパレータ(CMP)により監視し、これが所定のしきい値(VGE)に達したら、遅延回路(ワンショット回路)から一定時間幅の信号をゲート条件駆動信号として出力することにより、IGBTのターンオンが遅くなるよう、ゲート駆動条件を変更することで、低ノイズのシステムとする点が記載されている。(例えば特許文献1)
【0004】
【特許文献1】
特開2000−83371号公報(第2頁〜第3頁、図1〜図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、トランジスタの駆動においては、実効的なスイッチングスピードを落とさずに、過電圧の発生を緩和することが求められる。さらに、トランジスタの駆動能力を低下させずに、各種負荷の容量にも十分に対応できる有効なものが求められる。
【0006】
この発明は、実効的なスイッチングオン時のスピードを落とさずに、過電圧の発生を緩和し、十分な駆動能力を有するトランジスタの駆動回路及び駆動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を解決するために、ドレインに負荷を接続する主トランジスタの駆動回路であって、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段を有し、前記主トランジスタのゲート及びドレインに制御用トランジスタのドレインおよびソースをそれぞれ接続し、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段への入力信号が前記主トランジスタをオンさせる側に変化すると前記制御用トランジスタのゲートに所定の時間、前記2つの電源電圧の中間の値である所定の電圧を与え、前記主トランジスタのドレイン電圧と前記制御用のゲートに印加される所定の電圧の関係により前記制御用トランジスタの導通を制御することにより前記主トランジスタのゲート電圧に対し帰還制御する。また、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段への入力信号が入力され、該入力信号が前記主トランジスタをオンさせる側に変化すると、前記制御用トランジスタのゲートに前記所定の時間、前記所定の電圧を与えるゲート制御回路を有することでよい。さらに、前記制御用トランジスタのゲートに与える所定の電圧は、一定値電圧または減衰電圧のいずれか一つであることが有効である。また、ドレインに負荷を接続する主トランジスタの駆動方法であって、前記主トランジスタのゲートとドレイン間を制御用トランジスタで接続し、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段への入力信号が前記主トランジスタをオンさせる側に変化すると、前記制御用トランジスタのゲートに所定の時間、所定の電圧を与えることにより、主トランジスタのゲートを帰還制御する。
【0008】
これにより、トランジスタのスイッチングオン時の実効的な動作スピードは落とさずに、過電圧を緩和することができる。さらに駆動能力を確保できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態を示すトランジスタの駆動回路図である。
【0010】
主トランジスタM1はNチャネルMOSトランジスタであり、ソースを接地(GND)端子に接続し、ドレインを負荷20の一端に接続するとともに出力端子VOUTに接続し、ゲートに2つのインバータIN2,IN1を介して入力端子VINを接続する。負荷20の他端を電源VCCに接続する。制御用トランジスタM2はNチャネルMOSトランジスタであり、そのソース及びドレインを主トランジスタM1のゲート及びドレインにそれぞれ接続する。なお、ソース・ドレインという役割はそれぞれの電極に印加される電圧により入れ替わり、後述のように、VIN端子にHが入力されて主トランジスタM1が導通すると主トランジスタのドレインに接続されている側が制御用トランジスタM2のソースとなる。制御用トランジスタM2のゲートにゲート制御回路10の出力部を接続する。ゲート制御回路10の入力部を入力端子VINに接続する。
【0011】
図2は図1に示すトランジスタの駆動回路の各部の電圧波形図である。VINは入力端子VINに入力される入力電圧波形である。G2は制御用トランジスタM2のゲート電圧である。G1は主トランジスタM1のゲート電圧(制御用トランジスタのドレイン電圧に同じ)波形である。VOUTは出力端子VOUTの出力電圧波形である。
【0012】
図1、図2に基づいて動作を説明する。
【0013】
時刻t1において、入力電圧VINとしてHを入力する。2つのインバータIN1,IN2を介して主トランジスタM1のゲートにゼロVからVCC(電源電圧例えば10V)まで上昇するゲート電圧G1が入力される。そうして、主トランジスタM1はオンし、このドレイン・ソース間電圧はVOUTの電圧波形に示されるように電源VCCからゼロVに向かって変化する。これに伴い、主トランジスタM1のドレイン電流が流れ始める。一方、入力信号VINはゲート制御回路10を駆動する。ゲート制御回路10は、所定の時間T(例えば2μS)の間、パルス状の任意の中間電圧(例えばVCCの1/2の電圧)を出力し、制御用トランジスタM2のゲートにゲート電圧G2として与える。なお、ゲート電圧G2は、VCCの1/2に限定するものでなく、任意の電圧でよい。
【0014】
時刻t1において、制御トランジスタM2のソース・ドレインはいずれもVCCであり、ゲート電位はVCCの1/2でソース・ドレインの電位より低いため、制御トランジスタM2は遮断している。t1以降の制御用トランジスタM2は、ゲートに中間電圧(例えばVCC/2)を、ドレインに主トランジスタM1のゲート電圧G1を、ソースに主トランジスタM1のドレイン(出力端子)電圧をそれぞれ受けている。主トランジスタM1がオン(低インピーダンス)となり、ドレイン電圧が低下してくると、主トランジスタM1のドレインに接続している制御用トランジスタM2のソース電圧も同様に低下してくる。時刻t2にて、制御用トランジスタM2のソース電圧が、所定の電圧(この場合、ゲート電圧(VCC/2)よりしきい値電圧分だけ下まわる電圧)を超えると、制御用トランジスタM2はオンし、制御用トランジスタM2のドレイン(主トランジスタM1のゲート)とソース(主トランジスタM1のドレイン)はそのオン抵抗により接続されて、制御用トランジスタM2のドレイン電圧を低下させる。つまり主トランジスタのゲート電圧G1を低下させる。そうすると、主トランジスタM1のオン抵抗が増加し、ドレイン電流は減少する。
【0015】
この場合のゲート電圧G1について、各トランジスタのオン抵抗の観点から見てみる。主トランジスタM1,制御用トランジスタM2,及び主トランジスタM1を駆動するインバータINV2の構成要素であるPチャネルMOSトランジスタPM(図示せず)の各オン抵抗をそれぞれRon1,Ron2及びRon3とする。入力信号VINを与えると、PチャネルMOSトランジスタPMはそのソースがVCCに接続された状態で駆動され、そのオン抵抗はRon3である。このPチャネルMOSトランジスタPMを介してVCCの電圧がゲートに与えられて主トランジスタM1が駆動され、そのオン抵抗はRon1である。制御用トランジスタM2はゲート制御回路10からの中間電圧例えばVCC/2の電圧により駆動され、そのオン抵抗はRon2である。これらの3つのオン抵抗はVCCから接地電位に向かって、直列にRon3,Ron2,Ron1の順で接続された状態と見なすことができる。そうすると、主トランジスタM1のゲート電圧G1は、これらオン抵抗のうちのRon1とRon2との和の分圧電圧となるので、((Ron1+Ron2)/(Ron1+Ron2+Ron3))×VCCと表せる。ここで、主トランジスタM1のオン抵抗Ron1は他のオン抵抗Ron2,Ron3に比して無視できるほど十分に小さいため、主トランジスタM1のゲート電圧G1は、(Ron2/(Ron2+Ron3))×VCCと表せる。
【0016】
この関係が成り立つように動作することになるので、各トランジスタのオン抵抗を任意に設定して主トランジスタM1のゲート電圧を設定することができる。特に、制御用トランジスタM2はゲート制御回路10によってゲート電圧レベルを任意に設定することでそのオン抵抗Ron2を任意に設定することができ、スイッチングオンの動作スピードに関係せずに主トランジスタM1のゲート電圧を設定可能である。
【0017】
主トランジスタM1のドレイン電圧を検出してゲート電圧を一時的に低下させることにより、主トランジスタM1を制御してオン抵抗を増加して、ドレインのdv/dtを下げアンダーシュートの過電圧の発生を緩和する。
【0018】
この時点までに十分な出力レベル(機能として必要な振幅例えば全振幅の70%)以上の振幅が得られるようにすることでスイッチングスピードを維持する。
【0019】
時刻t3において、ゲート制御回路10は所定の時間を経過すると、出力を停止(この場合、Lレベル)するので、これにより制御用トランジスタM2をオフする。そうすると、主トランジスタM1のゲートには、VCCの電圧が与えられ、駆動能力を落とすことなく駆動することができる。
【0020】
このように、主トランジスタM1のゲートに対し、まず時刻t1において、スイッチングオン時の初期はVCCの電圧を与えて実効的なスイッチングスピードを落とさず、続いて時刻t2において、主トランジスタM1のドレイン電圧が所定のレベルまで変化(この場合は減少)したことを検出してゲート電圧を一時的に低下させることにより、主トランジスタM1を制御してオン抵抗を増加してアンダーシュートの過電圧を緩和し、さらに時刻t3において、ゲート電圧をVCCに戻すことにより駆動能力を最大にして駆動することができる。
【0021】
図3に本発明の第2の実施の形態を示すトランジスタの駆動回路図を示す。図4は図3のトランジスタ駆動回路の各部の電圧波形図である。図1と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0022】
図3は電源VCCと接地(GND)との間に、主PチャネルMOSトランジスタM1Bと主NチャネルMOSトランジスタM1とをインバータ接続するCMOS出力回路であり、両者の接続部を出力端子VOUTに接続する。主NチャネルMOSトランジスタM1側を主信号制御回路12の一方の出力部により制御し、その回路構成は図1に示す回路構成に対応しているので説明を省略する。主PチャネルMOSトランジスタM1Bのゲートに2つのインバータIN2B,IN1Bを介して主信号制御回路12の出力部の他方と接続する。制御用トランジスタM2BはPチャネルMOSトランジスタであり、ソース及びドレインを主PチャネルMOSトランジスタM1Bのゲート及びドレインにそれぞれ接続する。ソースとドレインの役割が適宜入れ替わるのは、第1の実施形態と同様である。制御用トランジスタM2Bのゲートにゲート制御回路11の出力部を接続する。ゲート制御回路11の入力部を主信号制御回路12の一方の出力部に接続する。主制御回路12の入力部を入力端子VINに接続する。電源電圧をVCCとする。
【0023】
図3、図4において、入力信号INを主信号制御回路12に入力する。主信号制御回路12の出力部は信号VIN,VINBを出力する。信号VINとVINBとは立ち上がり及び立ち下りの際にそれぞれ時間ずれTB,TCを設けている。信号VINは入力信号INの立ち上がりより時間ずれTB後に立ち上げ、入力信号INの立ち下りとともに立ち下げる。また、信号VINBは入力信号INの立ち上げとともに立ち上げ、入力信号INの立ち下げより時間ずれTC後に立ち下げる。この時間ずれを設けることにより主トランジスタM1,M1Bの貫通電流を防止する。
【0024】
まず、入力信号INがLレベルからHレベルとなると、主信号制御回路12の信号VINBがHレベルとなることによってPチャネルMOSトランジスタM1Bをオフする。主信号制御回路12は時間ずれTB後に信号VINをHレベルとする。信号VIN側については図1、図2で述べたとおりである。
【0025】
次に、入力信号INはHレベルからLレベルになると、主信号制御回路12の信号VINはLレベルとなり、インバータIN1,IN2を介してNチャネルMOSトランジスタM1をオフする。また、信号VINBは時間ずれTC後にLレベルとなる。2つのインバータIN1B,IN2Bを介してPチャネルMOSトランジスタM1Bのゲートにゲート電圧としてVCC電圧からゼロV(ゼロボルト)に向かって下降するゲート電圧G1Bが入力される。そうして、主PチャネルMOSトランジスタM1Bはオンし、このドレイン電圧はVOUTの電圧波形に示されるように略ゼロV(ゼロボルト)から電源電圧VCCに至るように変化する。一方、入力信号VINBはゲート制御回路11を駆動する。ゲート制御回路11は、所定の時間T(例えば5μS)の間、パルス状の任意の中間電圧(例えばVCC/2の電圧)を制御用トランジスタM2Bのゲートにゲート電圧G2Bとして与える。
【0026】
次に、制御用トランジスタM2Bは、この中間電圧を基準とし、そのソースに接続される主PチャネルMOSトランジスタM1Bのドレイン(出力端子)の電圧を検出して主PチャネルMOSトランジスタM1Bのゲート電位に対し帰還制御を行う。まずゲートにGNDの電圧を与えて主PチャネルMOSトランジスタM1Bをオン(低インピーダンス)とし、ドレイン電圧が上昇してくると、主トランジスタM1Bのドレインに接続している制御用トランジスタM2Bのソース電圧も同様に上昇してくる。制御用トランジスタM2Bのソース電圧が、所定の電圧(この場合、そのゲート電圧(VCC/2)よりしきい値電圧分上回る電圧)を超えると、制御用トランジスタM2Bはオンし、制御用トランジスタM2Bのドレイン(主トランジスタM1Bのゲート)とソース(主トランジスタM1Bのドレイン)をそのオン抵抗により接続して、制御用トランジスタM2Bのドレイン電圧を上昇させる。つまり主トランジスタのゲート電圧G2Bを上昇させる。
【0027】
さらに、ゲート制御回路11は所定の時間を経過すると、出力を停止(この場合、Hレベル)するので、これにより制御用トランジスタM2Bをオフする。そうすると、主PチャネルMOSトランジスタM1Bのゲートには、略ゼロV(ゼロボルト)の電圧が印加され、駆動能力を落とさず駆動することができる。
【0028】
図5はトランジスタの駆動回路に用いられる一例を示すゲート制御回路図である。図6は図5に示すトランジスタ駆動回路の各部の動作波形図である。図1及び図2に示すものと同一のものには同一の符号を付す。制御電圧VRの出力はNチャネルMOSトランジスタM3を介して信号G2として出力される。信号VINによりワンショットパルスを発生するワンショット回路OCの出力をNチャネルMOSトランジスタM3のゲート及びインバータIN10に入力し、インバータIN10の出力をNチャネルMOSトランジスタM4のゲートに入力する。NチャネルMOSトランジスタM4はソースを接地し、ドレインをNチャネルMOSトランジスタM3のドレインに接続する。NチャネルMOSトランジスタM3はソースを制御電圧VRに接続しドレインから信号G2を出力する。この構成により、信号G2として、ワンショット回路OCからワンショットパルスが出力されている期間はNチャネルMOSトランジスタM3を介して制御電圧VRが出力され、それ以外の期間はNチャネルMOSトランジスタM4を介して接地電位が出力される。この信号G2を制御用トランジスタM2のゲートに与える。
【0029】
図7はトランジスタの駆動回路に用いられる他の例を示すゲート制御回路図である。図8は図7に示すトランジスタ駆動回路の各部の動作波形図である。図1及び図2と同一のものには同一の符号を付す。入力信号VINを受けてワンショットパルスを出力するワンショット回路OCの出力の信号G3をPチャネルMOSトランジスタM5およびNチャネルMOSトランジスタM6のゲートに入力する。トランジスタM5のソースを制御電源VCCに、ドレインを抵抗R1の一端にそれぞれ接続する。抵抗R1に直列接続する抵抗R2の他端を接地する。抵抗R2の両端にNチャネルMOSトランジスタM6のソース及びドレインを接続する。NチャネルMOSトランジスタM6のドレインより抵抗R1,R2の分圧によって発生するパルス状の信号G2を出力する。この信号G2を制御用トランジスタM2のゲートに与える。
【0030】
図9はトランジスタの駆動回路に用いられる別の例を示すゲート制御回路図である。図10は図9に示すトランジスタ駆動回路の各部の動作波形図である。図1及び図2と同一のものには同一の符号を付す。入力信号VINを制御回路13に入力する。制御回路13の出力としてひげ状のパルス信号G4をPチャネルMOSトランジスタM7のゲートに、信号G4よりも時間幅の長い信号G3をNチャネルMOSトランジスタM8のゲートにそれぞれ入力する。制御電源VCCと接地との間にトランジスタM7とM8とをインバータ接続し、トランジスタM8のドレインとソースとにコンデンサCを並列に接続する。トランジスタM8のドレインより鋸波状の信号G2を出力する。コンデンサCに対してトランジスタM7は充電電流を制御し(ひげ状のパルスが出力されている期間中にコンデンサCをフル充電する)、トランジスタM8は放電電流を制御する。トランジスタM8を定電流とすることで鋸波状の信号G2を得る。ここで、トランジスタM8を定電流とせずにオン抵抗としてコンデンサCを放電してもかまわない。
【0031】
上述した例において、電源はVCCの1つであったが、これに限定されるものではなく、例えばゲート制御回路の電源と主回路の電源を別々に設けてもかまわない。
【0032】
また、ここではMOSトランジスタの例を示したが、これに限定されるものではなく、IGBT,バイポーラトランジスタなどを用いることも可能である。
【0033】
【発明の効果】
この発明によれば、スイッチングオン時において、トランジスタの実効的な動作スピードを落とさずに、過電圧を抑制することができる。また、駆動能力を低下させることなく駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すトランジスタの駆動回路図
【図2】図1に示すトランジスタ駆動回路の各部の動作波形図
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すトランジスタの駆動回路図
【図4】図3に示すトランジスタ駆動回路の各部の動作波形図
【図5】ゲート制御回路の例を示す回路図
【図6】図5に示すゲート制御回路の各部の動作波形図
【図7】ゲート制御回路の他の例を示す回路図
【図8】図7に示すゲート制御回路の各部の動作波形図
【図9】ゲート制御回路の別の例を示す回路図
【図10】図9に示すゲート制御回路の各部の動作波形図
【符号の説明】
M1 主NチャネルMOSトランジスタ
M1B 主PチャネルMOSトランジスタ
M2 制御用NチャネルMOSトランジスタ
M2B 制御用PチャネルMOSトランジスタ
IN1,IN2,IN1B,IN2B インバータ
OC ワンショット回路
10,11 ゲート制御回路
12 主信号制御回路

Claims (4)

  1. ドレインに負荷を接続する主トランジスタの駆動回路であって、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段を有し、前記主トランジスタのゲート及びドレインに制御用トランジスタのドレインおよびソースをそれぞれ接続し、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段への入力信号が前記主トランジスタをオンさせる側に変化すると前記制御用トランジスタのゲートに所定の時間、前記2つの電源電圧の中間の値である所定の電圧を与え、前記主トランジスタのドレイン電圧と前記制御用のゲートに印加される所定の電圧の関係により前記制御用トランジスタの導通を制御することにより前記主トランジスタのゲート電圧に対し帰還制御することを特徴とするトランジスタの駆動回路。
  2. 前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段への入力信号が入力され、該入力が前記主トランジスタをオンさせる側に変化すると、前記制御用トランジスタのゲートに前記所定の時間、前記所定の電圧を与えるゲート制御回路を有することを特徴とする請求項1記載のトランジスタの駆動回路。
  3. 前記制御用トランジスタのゲートに与える所定の電圧は、一定値電圧または減衰電圧のいずれか一つであることを特徴とする請求項1又は2記載のトランジスタの駆動回路。
  4. ドレインに負荷を接続する主トランジスタの駆動方法であって、前記主トランジスタのゲートとドレイン間を制御用トランジスタで接続し、前記主トランジスタのゲートに2つの電源電圧の何れかを出力する手段への入力信号が前記主トランジスタをオンさせる側に変化すると、前記制御用トランジスタのゲートに所定の時間、所定の電圧を与えることにより、主トランジスタのゲートを帰還制御することを特徴とするトランジスタの駆動方法。
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