JP4092395B2 - クラウン化ポリベンジルエーテル型デンドリマー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラウンエーテル構造を有し、イオン応答性を備える新規な化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
クラウンエーテルは、金属イオン(特にアルカリ金属、アルカリ土類金属)と選択的に錯体を形成することにより、金属イオンの輸送、分離、相間移動触媒等といった特異な作用を発揮できることが知られている。
【0003】
又、クラウンエーテルは、金属イオンに対する選択特性に加えて、配位特性を有しており、金属イオンの種類によって異なる形態の錯体を形成することが知られている。例えば、クラウンエーテルがその空孔より小さな金属イオンに配位する場合(例えば12−クラウン−4がリチウムイオンに配位する場合)には、クラウンエーテルがその空孔内に金属イオンを取りむように配位して錯体を形成するが、一方、クラウンエーテルがその空孔より大きな金属イオンに配位する場合(例えば12−クラウン−4がナトリウムイオンに配位する場合)には、クラウンエーテル2分子が1個の金属イオンを挟み込むように配位してサンドイッチ錯体を形成することが分かっている。
【0004】
このようにクラウンエーテルは、金属イオンに対する選択特性及び配位特性を有しており、これら特性を利用することによってイオン応答性を備えた化合物を構築できれば、イオン応答性材料として種々の用途への応用が期待できる。
【0005】
一方、デンドリマーは、その樹状構造に由来する特異な物性のため、単分子ミセル触媒、ドラッグデリバリーカプセル、エネルギーアンテナ素子等として、材料化学分野において広く検討されている。これまでに、紫外光を効率よく捕集し、その励起エネルギーをコア部に伝達する機能を有するデンドリマーとして、ポリベンジルエーテルデンドリマーが知られている。しかしながら、クラウンエーテル構造を有し、イオン応答性を備えたポリベンジルエーテルデンドリマーについては、これまで報告されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、クラウンエーテル構造を有し、イオン応答性を備える新規な化合物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、特定のベンジルエーテル化合物にクラウンエーテルを付与したクラウン化ベンジルエーテル化合物、並びに当該クラウン化ベンジルエーテル化合物を用いて製造したクラウン化ポリベンジルエーテル型デンドリマーは、イオン応答性を備えていることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて完成されたものである。即ち、本発明は下記に掲げる化合物である。
項1.一般式(1)
【0008】
【化4】
【0009】
[式中、Crは同一又は異なってクラウンエーテル環置換したメチルオキシ基であり、Rはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数が1〜4であるアルコキシ基である。]で表される化合物。
項2.一般式(2)
【0010】
【化5】
【0011】
[式中、Crは同一又は異なってクラウンエーテル環置換したメチルオキシ基であり、Rはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数が1〜4であるアルコキシ基である。]で表される化合物。
項3.一般式(3)
【0012】
【化6】
【0013】
[式中、Crは同一又は異なってクラウンエーテル環置換したメチルオキシ基であり、Rはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数が1〜4であるアルコキシ基である。]で表される化合物。
【0014】
本発明の一般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物は、クラウンエーテルの金属イオン選択特性及び配位特性に起因するイオン応答性を備えており、金属イオンの種類に応じてその化合物自体の構造を変化させることができるので、イオン応答性材料として有用である。又、本発明の一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)及び(3)の製造に用いる中間体化合物としても有用である。
【0015】
尚、以下、特に言及しない限り、G1−Rは一般式(1)で表される化合物、G2−Rは一般式(2)で表される化合物、及びG3−Rは一般式(3)で表される化合物を示す。又、G1−R、G2−R及びG3−R中のRは、一般式(1)〜(3)中のRと同義である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、前記一般式(1)、(2)及び(3)に示す化合物である。
【0017】
一般式(1)、(2)及び(3)中、Crはクラウンエーテル環置換したメチルオキシ基である。当該クラウンエーテルとしては、例えば12−クラウン−4、15−クラウン−5、18−クラウン−6、21−クラウン−7、24−クラウン−8等を挙げることができる。当該クラウンエーテルは、本発明の化合物のイオン応答性に寄与するものであり、各クラウンエーテルの配位特性、応答対象イオン等に応じて適宜選択することができる。例えば、12−クラウン−4である場合には、リチウムイオンとナトリウムイオンとを区別可能にするイオン応答性を化合物に付与することができる。
【0018】
本発明の化合物(G1−R、G2−R、G3−R及びG4−R)には、これらのクラウンエーテルを1種単独で使用してもよく、又2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
【0019】
又、一般式(1)、(2)及び(3)中、Rは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、又は炭素原子数1〜4のアルコキシ基である。ここで、ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。又、炭素原子数1〜4のアルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられる。
【0020】
本発明のG1−R、G2−R及びG3−Rは、例えば以下の経路を介して好適に製造することができる。
【0021】
【化7】
【0022】
以下、クラウンエーテルが12−クラウン−4であり、Rが水酸基であるG2−OH、G3−OH、並びにG1−OHを例にとって、その製造方法(工程(1)〜(8))を具体的に説明する。
【0023】
(1)4−クロロメチル安息香酸メチルエステルの合成
【0024】
【化8】
【0025】
4−クロロメチル安息香酸クロライドとメタノールを溶媒中触媒下で反応させて4−クロロメチル安息香酸メチルエステルを合成する。当該反応は、4−クロロメチル安息香酸クロライド1モルに対してメタノール1〜10モル程度、好ましくは5モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばクロロホルム、ジクロロメタン、ベンゼン、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ジメチルホルムアミド(DMF)等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはクロロホルムである。溶媒の使用量としては、4−クロロメチル安息香酸クロライド1モルに対して、例えば100mL〜10L程度、好ましくは1L程度を挙げることができる。又、当該反応に使用する触媒としては、トリエチルアミン、ピリジン、アニリン等の塩基性化合物、好ましくはトリエチルアミンを挙げることができる。触媒の使用量は、4−クロロメチル安息香酸クロライド1モルに対して、例えば1〜5モル程度、好ましくは1.5モル程度を挙げることができる。反応温度は0〜120℃程度、好ましくは室温程度とすればよい。又、反応時間は6時間から24間程度とすればよい。斯くして得られる4−クロロメチル安息香酸クロライドは、常法に従って回収され、次の(2)の工程に供せられる。4−クロロメチル安息香酸クロライドの回収は、例えば、得られた反応液を水に注ぎ、クロロホルムで抽出した後、クロロホルムを留去、濃縮する方法により行うことができる。
【0026】
(2)4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルの合成
【0027】
【化9】
【0028】
次に4−クロロメチル安息香酸メチルエステルとヒドロキシメチルクラウンエーテルを溶媒中触媒下で反応させて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルを合成する。当該反応は、溶媒中で4−クロロメチル安息香酸メチルエステル1モルに対してヒドロキシメチルクラウンエーテルを1〜2モル程度、好ましくは1.1モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばベンゼン、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはジオキサンである。溶媒の使用量は、4−クロロメチル安息香酸メチルエステル1モルに対して、例えば100mL〜10L程度、好ましくは1L程度を挙げることができる。当該反応に使用する触媒としては、例えば水素化ナトリウム、金属ナトリウム等の塩基性化合物、好ましくは水素化ナトリウムを挙げることができる。触媒の使用量は、4−クロロメチル安息香酸メチルエステル1モルに対して、例えば1〜5モル程度、好ましくは3モル程度を挙げることができる。反応温度は10〜120℃程度、好ましくは100〜110℃程度とすればよい。又、反応時間は3時間から12時間とすればよい。斯くして得られる4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルは、常法に従って回収され、次の工程(3)に供せられる。4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルの回収方法は、例えば、得られた反応液にメタノール等を添加して過剰の塩基性化合物を分解し、有機溶媒を留去した後、これにクロロホルム、塩酸及び水を加えて抽出し、有機溶媒を留去、濃縮する方法により行うことができる。
【0029】
(3)4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールの合成
【0030】
【化10】
【0031】
次いで、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルを水素化リチウムアルミニウムと溶媒中で反応させて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールを合成する。当該反応は、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステル1モルに対して水素化リチウムアルミニウム1〜5モル程度、好ましくは2モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばベンゼン、エーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはTHFである。溶媒の使用量は、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステル1モルに対して例えば100mL〜10L程度、好ましくは1L程度を挙げることができる。反応温度は10〜100℃程度、好ましくは50〜870℃程度とすればよい。又、反応時間は12時間から48時間とすればよい。斯くして得られる4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールは、常法に従って回収され、次の工程(4)に供せられる。4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールの回収は、例えば、得られた反応液に濃塩酸を滴下して過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解し、有機溶媒を留去した後、これにクロロホルム、塩酸及び水を加えて抽出し、有機溶媒を留去、濃縮し、これをゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で単離精製することにより行うことができる。
【0032】
(4)4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイドの合成
【0033】
【化11】
【0034】
4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールを三臭化リンと溶媒中で反応させて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイドを合成する。当該反応は、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコール1モルに対して三臭化リン1〜5モル程度、好ましくは1.5モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばクロロホルム、ジクロロメタン、ベンゼン等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはクロロホルムである。溶媒の使用量は、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコール1モルに対して、例えば100mL〜10L程度、好ましくは1L程度を挙げることができる。反応温度は0〜100℃程度、好ましくは室温程度とすればよい。又、反応時間は1時間から12時間とすればよい。斯くして得られる4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイドは、常法に従って回収され、次のG1−Rの合成工程(5)に供せられる。4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイドの回収は、例えば、得られた反応液を水に注ぎ、有機層を分離した後、有機溶媒を留去、濃縮し、これをGPCで単離精製することにより行うことができる。
【0035】
(5)G1−OHの合成
【0036】
【化12】
【0037】
4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイドを3,5−ジヒドロキシベンジルアルコールと触媒存在下溶媒中で反応させてG1−OHを合成する。当該反応は、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイド1モルに対して3,5−ジヒドロキシベンジルアルコール0.1〜2モル程度、好ましくは0.5モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばアセトン、アセトニトリル、ベンゼン、THF等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはアセトンである。溶媒の使用量としては、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイド1モルに対して、例えば100mL〜10L程度、好ましくは1L程度を挙げることができる。又、当該反応に使用する触媒としては、例えば炭酸カリウム/ベンジルオキシメチル−18−クラウン−6(BnO18C6)、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性化合物、好ましくは炭酸カリウム/BnO18C6を挙げることができる。触媒の使用量としては、例えば炭酸カリウム/BnO18C6を使用する場合であれば、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイド1モルに対して、炭酸カリウムを1〜20モル程度、BnO18C6を0.01〜0.2モル程度、好ましくは炭酸カリウムを10モル程度、BnO18C6を0.1モル程度を挙げることができる。反応温度は0〜100℃程度、好ましくは45〜65℃程度とすればよい。又、反応時間は12時間から96時間とすればよい。斯くして得られる反応液を水に注ぎ、有機層を分離した後、有機溶媒を留去、濃縮し、これをGPCで単離精製することによって、G1−OHを回収することができる。
【0038】
(6)G1−Clの合成
【0039】
【化13】
【0040】
前記(5)で得られたG1−OHを塩化チオニルと触媒存在下溶媒中で反応させてG1−Clを合成する。当該反応は、G1−OH1モルに対して塩化チオニル1〜10モル程度、好ましくは6モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばベンゼン、クロロホルム、THF等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはベンゼンである。溶媒の使用量は、G1−OH1モルに対して、例えば200mL〜20L程度、好ましくは2L程度を挙げることができる。又、当該反応に使用する触媒としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、アニリン等の塩基性化合物、好ましくはピリジンを挙げることができる。触媒の使用量は、G1−OH1モルに対して、例えば0.5〜10モル程度、好ましくは6モル程度を挙げることができる。反応温度は0〜100℃程度、好ましくは70〜90℃程度とすればよい。又、反応時間は2時間から24時間とすればよい。斯くして得られる反応液を水に注ぎ、有機層を分離した後、有機溶媒を留去、濃縮し、これをGPCで単離精製することにより、G1−Clを回収することができる。
【0041】
(7)G2−OHの合成
【0042】
【化14】
【0043】
上記(6)で得られたG1−Clを、3,5−ジヒドロキシベンジルアルコールと触媒存在下溶媒中で反応させることによってG2−OHを得ることができる。当該反応は、G1−Cl 1モルに対して3,5−ジヒドロキシベンジルアルコールを0.2〜1モル程度、好ましくは0.5モル程度反応させることによって行うことができる。当該反応に使用する溶媒としては、例えばアセトン、アセトニトリル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)、ベンゼン等の有機溶媒を挙げることができる。好ましくはアセトンである。溶媒の使用量は、G1−Cl 1モルに対して、例えば200mL〜20L程度、好ましくは2L程度を挙げることができる。又、当該反応に使用する触媒としては、例えば炭酸カリウム/BnO18C6/ヨウ化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性化合物、好ましくは炭酸カリウム/BnO18C6/ヨウ化ナトリウムを挙げることができる。触媒の使用量は、例えば炭酸カリウム/BnO18C6/ヨウ化ナトリウムを使用する場合であれば、G1−Cl1モルに対して炭酸カリウムを10モル、BnO18C6及びヨウ化ナトリウムを0.1モル程度とすればよい。反応は窒素雰囲気下で行うのが望ましく、反応温度は0から100℃程度、好ましくは45〜65℃程度とすればよい。反応時間は12時間から96時間とすればよい。斯くして得られるG2−OHは、慣用されている分離精製手段に従って反応混合物から容易に単離、精製することができる。
【0044】
(8)G3−OHの合成
G1−OHの代わりに前記(7)で得られたG2−OHを用いる以外は、前記(6)と同様の方法によって、G2−Clを合成する。次いで、得られたG2−Cl 1モルと3,5−ジヒドロキシベンジルアルコールを0.2〜1モル程度、好ましくは0.5モル程度を触媒存在下溶媒中で反応させることによって、クラウン化ポリベンジルエーテル型デンドリマー(G3−OH)を合成することができる。当該反応において、使用する溶媒、触媒、反応時間、反応温度については、前記(7)と同様である。斯くして合成されたG3−OHは、慣用されている分離精製手段に従って反応混合物から容易に単離、精製できる。
【0045】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0046】
実施例1 G1−R、G2−R及びG3−Rの製造
以下に示す<1>〜<9>の工程で、クラウンエーテルが12−クラウン−4であるG1−OH、G2−OH、G3−OH、及びG4−OHを製造した。
【0047】
<1> 4−クロロメチル安息香酸メチルエステルの合成
三口フラスコ(300ml)にメタノール1.60g(50mmol)、トリエチルアミン1.52g(15mmol)、クロロホルム100mlを入れ、0℃で撹拌した。次いで、4−クロロメチルベンゾイルクロライド1.89g(10mmol)を含むクロロホルム溶液20mlを滴下し、0℃で1時間撹拌した後、更に室温で12時間撹拌した。反応液を水200ml中に注いだ後、クロロホルム100mlを加えて4−クロロメチル安息香酸メチルエステルを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去した後、これを減圧乾燥して4−クロロメチル安息香酸メチルエステル(淡黄色液体)を得た。粗収率は95%であった。
【0048】
<2> 4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルの合成
三口フラスコ(300ml)にヒドロキシメチル−12−クラウン−4を2.27g(11mmol)、オイルを除いた水素化ナトリウム720mg(1.2g、60%、30mmol)、ジオキサン100mlを入れ、加熱(約100℃)還流した。次いで、前記<1>で得られた粗4−クロロメチル安息香酸メチルエステル1.85g(10mmol)を含むジオキサン溶液20mlを滴下し、さらに5時間加熱(約100℃)還流した。放冷後、反応液にメタノールを加えて過剰の水素化ナトリウムを分解した。その後、ジオキサンを留去し、得られた生成物に5重量%塩酸200mlを注いだ後、クロロホルム100mlを加えて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離した水層に再度クロロホルム100mlを加えて残存する4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステルを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去した後、これを減圧乾燥して、4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステル(褐色液体)を得た。粗収率は100%であった。
【0049】
<3> 4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールの合成
三口フラスコ(300ml)に水素化リチウムアルミニウム760mg(20mmol)とTHF100mlを入れ、室温で撹拌した。次いで、前記<2>で得られた粗4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)安息香酸メチルエステル3.54g(10mmol)を含むTHF溶液20mlを滴下し、滴下終了後20時間加熱還流した。反応液を氷冷した後、濃塩酸20mlを滴下し、過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解した。その後、THFを留去し、得られた生成物に水200mlを注いだ後、クロロホルム100mlを加えて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離した水層に再度クロロホルム100mlを加えて残存する4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコールを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去した後、GPCにて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコール(淡褐色液体)を回収した。収率は55%であった。
【0050】
<4> 4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイド(G0−Br)の合成
三口フラスコ(100ml)に前記<3>で得られた4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルアルコール652mg(2mmol)とクロロホルム50mlを入れ、室温で撹拌した。次いで、三臭化リン813mg(3mmol)を含むクロロホルム溶液20mlを滴下し、滴下終了後室温で1時間撹拌した。その後、水100ml中に反応液を注ぎ、クロロホルム層と水層を分離した。更に、分離した水層にクロロホルム100mlを加えて、残存する4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイド(G0−Br)を抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。次いで、分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去し、GPCにて4−(12−クラウン−4−メチルオキシメチル)ベンジルブロマイド(G0−Br)(淡褐色液体)を回収した。収率は77%であった。
【0051】
<5> G1−OHの合成
三口フラスコ(100ml)に窒素雰囲気下で前記<4>で得られたG0−Br778mg(2mmol)、3,5−ジヒドロキシベンジルアルコール 133mg(0.95mmol)、ベンジルオキシメチル18C6 76.8mg(0.2mmol)、炭酸カリウム556mg(4mmol)、及びアセトン50mlを入れ、3日間加熱(約55℃)還流した。放冷後アセトンを留去し、水100mlとクロロホルム100mlを加えてG1−OHを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。更に、分離した水層にクロロホルム100mlを加えて残存するG1−OHの抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去し、GPCにてG1−OH(淡褐色液体)を回収した。収率は94%であった。
【0052】
得られたG1−OHについて、1H−NMRスペクトルを測定した。スペクトル値を以下に示す。
1H−NMR(400MHz、CDCl3中);δ=3.4〜3.9(34H、m、−OCH2−、−OCH=)、4.54(4H、s、Ph−CH2−)、4.60(2H、s、Ph−CH2−)、5.01(4H、s、Ph−CH2−)、6.53(1H、s、ArH)、6.61(2H、s、ArH)、7.33(4H、d、J=7.6Hz、ArH)、7.38(4H、d、J= 7.6Hz、ArH)。
【0053】
<6> G1−Clの合成
三口フラスコ(300ml)に、前記<5>で得られたG1−OH724mg(1mmol)、ピリジン474mg(6mmol)、及びベンゼン100mlを入れ、室温で撹拌した。次いで、塩化チオニル714mg(6mmol)を含むベンゼン溶液20mlを滴下し、4時間加熱(約80℃)還流した。反応液を放冷後塩酸10mlを滴下し、水100mlを加えてG1−Clを抽出し、ベンゼン層と水層を分離した。更に、分離した水層にクロロホルム100mlを加えて残存するG1−Clを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したベンゼン・クロロホルム層からベンゼン、クロロホルムを留去し、GPCにてG1−Cl(淡褐色液体)を回収した。収率は67%であった。
【0054】
<7> G2−OHの合成
三口フラスコ(100ml)に窒素雰囲気下で<6>で得られたG1−Cl 1.485g(2mmol)、3,5−ジヒドロキシベンジルアルコール133mg(0.95mmol)、ベンジルオキシメチル18C6 76.8mg(0.2mmol)、炭酸カリウム2.76g(20mmol)、ヨウ化ナトリウム10mg程度、及びアセトン50mlを入れ、3日間加熱(約55℃)還流した。放冷後アセトンを留去し、水100mlとクロロホルム100mlを加えてG2−OHを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。更に、分離した水層にクロロホルム100mlを加えて残存するG2−OHを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。次いで、分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去し、GPCにてG2−OH(淡褐色液体)を回収した。収率は39%であった。
【0055】
得られたG2−OHについて、1H−NMRスペクトルを測定した。スペクトル値を以下に示す。
1H−NMR(400MHz、CDCl3中);δ=3.4〜3.9(68H、m、−OCH2−、−OCH=)、4.54(8H、s、Ph−CH2−)、4.60(2H、s、Ph−CH 2 OH)、4.96(4H、s、Ph−CH2−)、5.02(8H、s、Ph−CH2−)、6.51(1H、s、ArH)、6.55(2H、s、ArH)、6.58(2H、s、ArH)、6.66(4H、s、ArH)、7.33(8H、d、J=8.0Hz、ArH)、7.38(8H、d、J=8.4Hz、ArH)。
【0056】
<8> G2−Clの合成
三口フラスコ(300ml)に、前記<7>で得られたG2−OH1.55g(1mmol)、ピリジン474mg(6mmol)、及びベンゼン100mlを入れ、室温で撹拌した。次いで、塩化チオニル714mg(6mmol)を含むベンゼン溶液20mlを滴下し、4時間加熱(約80℃)還流した。反応液を放冷した後、塩酸10mlを滴下し、更にこれに水100mlを加えてG2−Clの抽出を行い、ベンゼン層と水層を分離した。更に、分離した水層にクロロホルム100mlを加えて残存するG2−Clを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したベンゼン・クロロホルム層からベンゼン、クロロホルムを留去し、GPCにてG2−Cl(淡褐色液体)を回収した。収率は74%であった。
【0057】
得られたG2−Clについて、1H−NMRスペクトルを測定した。スペクトル値を以下に示す。
1H−NMR(400MHz、CDCl3中);δ=3.4〜3.9(68H、m、−OCH2−、−OCH=)、4.51(2H、s、Ph−CH2Cl)、4.55(8H、s、Ph−CH2−)、5.00(4H、s、Ph−CH2−)、5.02(8H、s、Ph−CH2−)、6.5〜6.6(3H、m、ArH)、6.62(2H、s、ArH)、6.67(4H、s、ArH)、7.34(8H、d、J=8.0Hz、ArH)、7.39(8H、d、J=8.4Hz、ArH)。
【0058】
<9> G3−OHの合成
三口フラスコ(100ml)に窒素雰囲気下で前記<8>で得られたG2−Cl 3.141g(2mmol)、3,5−ジヒドロキシベンジルアルコール133mg(0.95mmol)、BnO18C6 76.8mg(0.2mmol)、炭酸カリウム2.76g(20mmol)、ヨウ化ナトリウム10mg程度、及びアセトン50mlを入れ、3日間加熱(約55℃)還流した。次いで、放冷後アセトンを留去し、水100mlとクロロホルム100mlを加えてG3−OHを抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。更に、分離した水層にクロロホルム100mlを加えて、残存するG3−OHの抽出し、クロロホルム層と水層を分離した。分離したクロロホルム層からクロロホルムを留去し、GPCにてG3−OH(淡褐色液体)を回収した。収率は47%であった。
【0059】
得られたG3−OHについて、1H磁気共鳴(NMR)スペクトルを測定した。スペクトル値を以下に示す。
1H−NMR(400MHz、CDCl3中);δ=3.4〜3.9(136H、m、−OCH2−、−OCH=)、4.53(16H、s、Ph−CH2−)、4.57(2H、s、Ph−CH 2 OH)、4.96(12H、s、Ph−CH2−)、5.00(16H、s、Ph−CH2−)、6.55(7H、m、ArH)、6.60(2H、s、ArH)、6.66(12H、m、ArH)、7.32(16H、d、J=7.6Hz、ArH)、7.38(16H、d、J=8.0Hz、ArH)。
【0060】
試験例1 G1−OHのイオン応答性評価試験
G1−OHのイオン応答性について評価するために、上記実施例1で得られたG1−OHを用いて、以下の試験を行った。
【0061】
(試験方法)
試験溶液として、G1−OH(1×10-3M)含有アセトニトリル溶液(ブランク溶液)、G1−OH(1×10-3M)及びリチウム過塩素酸塩(1×10-2M)含有アセトニトリル溶液(リチウム含有溶液)、並びにG1−OH(1×10-3M)及びナトリウム過塩素酸塩(1×10-2M)含有アセトニトリル溶液(ナトリウム含有溶液)を調製した。各々の溶液中のG1−OHについて、室温で1H−NMR測定を行い、スペクトル変化を測定した。
【0062】
(試験結果)
得られた結果を図1及び図2に示す。図1には、各試験溶液におけるG1−OHのクラウン環部位の1H−NMRスペクトルを示す。又、図2には、各試験溶液におけるG1−OHの芳香環部位の1H−NMRスペクトルを示す。
【0063】
図1から、クラウン環部位のプロトンでは、リチウムイオン、ナトリウムイオン存在下の錯形成によって低磁場にピークがシフトするという一般的な傾向を示すことが確認された。一方、図2から、芳香環部位のプロトンでは、リチウムイオン存在下ではクラウン環部位同様に低磁場にシフトしたのに対して、ナトリウムイオン存在下では高磁場にシフトするという全く逆の傾向を示すことが確認された。以上の結果より、G1−OHは、金属イオンの種類に応じてその分子構造を変化させることができ、イオン応答性分子として有用であることが明らかとなった。
【0064】
試験例2 G3−OHのイオン応答性評価試験
G3−OHのイオン応答性について評価するために、上記実施例1で得られたG3−OHを用いて、以下の試験を行った。
【0065】
(試験方法)
G1−OHの代わりにG3−OHを用いる以外は、上記試験例1と同様の方法で、各金属イオン存在下におけるG3−OHの1H−NMRスペクトルを測定した。
【0066】
(試験結果)
得られた結果を図3及び図4に示す。図3には、各試験溶液におけるG3−OHのクラウン環部位の1H−NMRスペクトルを示す。又、図4には、各試験溶液におけるG3−OHの芳香環部位の1H−NMRスペクトルを示す。
【0067】
この結果、クラウン環部位のプロトンは、リチウムイオン、ナトリウムイオン存在下の錯形成によって低磁場にピークがシフトするという通常の傾向を示すことが確認された(図3)。一方、芳香環部位のプロトンは、リチウムイオン存在下では低磁場にシフトしたのに対して、ナトリウムイオン存在下では高磁場にシフトするという全く逆の挙動が確認された(図4)。以上の結果より、G3−OHは、G1−OHと同様に、金属イオンの種類に応じてその分子構造を変化させることができ、イオン応答性デンドリマーとして有用であることが明らかとなった。
【0068】
【発明の効果】
本発明の一般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物は、クラウンエーテルを有しており、該クラウンエーテルの金属イオン選択特性及び配位特性に起因するイオン応答性を備えているので、イオン応答性材料として有用である。又、本発明の一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)及び(3)の製造に用いる中間体化合物としても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例1において、各試験溶液におけるG1−OHのクラウン環部位の1H−NMRスペクトルを示す図である。
【図2】試験例1において、各試験溶液におけるG1−OHの芳香環部位の1H−NMRスペクトルを示す図である。
【図3】試験例2において、各試験溶液におけるG3−OHのクラウン環部位の1H−NMRスペクトルを示す図である。
【図4】試験例2において、各試験溶液におけるG3−OHの芳香環部位の1H−NMRスペクトルを示す図である。
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