JP4092244B2 - 標示杭とその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地籍調査を行うような場合に使用される土地や道路の位置、または、その位置のケーブル、水道管、ガス管などの埋設状況などの地理的情報を表示するために用いられる標示杭に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、地籍調査などを行う場合には、位置表示部材として例えば測量杭が使用されている。この測量杭は、地盤に打ち込まれるもので、細長い棒状とされた杭本体の頭部の頂面に識別番号や記号などの識別表示が記入された表示板を金属製のピンで固定したものが使用されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2527607号公報( 第3欄第22〜26行目、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記頂面には、その標示杭の種別や所属または打ち込まれている土地の名称などが一見して分かるように文字、記号が刻設されている場合が多く、その場合に、これらの文字や記号が頂面に取り付けた表示板で覆われて見えにくくなる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、頂面に付された文字や記号を見え易くして、識別番号のような識別表示を確実に付すことができる標示杭とその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の標示杭は、頭部が露出するように地盤に埋め込まれる標示杭であって、側面に凹所を有し、この凹所に、識別表示を有し、表示板素材が塗り付けられ固化されてなる表示板が埋め込まれ、前記凹所の周縁部の少なくとも一部分に、凹所の外側方に凹入して前記表示板に係合する係止溝が形成されている。
【0007】
この標示杭によれば、表示板が標示杭の側面に設けた凹所に取り付けられているので、頂面に付された標示杭の種別や所属または打ち込まれている土地の名称のような文字、記号が見え易くなる。また、表示板は、例えば、ゲル状の表示板素材を凹所に塗り付けて、乾燥・固化させることにより、容易に作成できる。また、前記凹所に表示板を埋め込んで取り付けるとき、この表示板の一部が前記係止溝に係合されて、表示板が標示杭に確実かつ強固に取り付けられる。
【0009】
本発明の好ましい実施形態では、前記凹所の底面に、前記頭部の軸心とほぼ直交する方向に延び、前記表示板に食い付く横リブまたは横溝が形成されている。この構成によれば、前記横リブや横溝により前記凹所に取り付けられる表示板のずり落ちが防止されて、表示板の標示杭に対する取り付け強度が高くなる。
【0010】
本発明の好ましい実施形態では、前記横リブまたは横溝に加えて、さらに前記凹所の底面に、前記頭部の軸心にほぼ沿った方向に延び、前記表示板に食い付く横縦リブまたは縦溝が形成されている。この構成によれば、凹所の底面に対する表示板の食い付きがよくなり、表示板の標示杭に対する取り付け強度がさらに高くなる。
【0011】
本発明の製造方法は、頭部が露出するように地盤に埋め込まれる標示杭を製造するものであって、前記頭部の側面に凹所を形成し、この凹所に表示板素材を塗り付け、表示板素材が固化する前に表示板素材に識別表示を刻印して表示板を形成する。
【0012】
この製造方法を採用することにより、標示杭の埋設現場においても表示板の取り付けを行って、目的とする標示杭を容易に得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の標示杭を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる標示杭の全体を示す斜視図である。この標示杭Aは、細長い例えば断面十字形とされた杭本体1の先端側に先鋭部11が、他方側には地盤Gへの埋め込み時に地表に露出する四角柱形状の頭部10がそれぞれ形成され、この頭部10には金属や樹脂製のキャップ12が取り付けられている。前記杭本体1およびキャップ12の横断面形状は、三角形、四角形以上の多角形、円形などの種々の形状とすることができる。
【0014】
前記キャップ12の頂面12aには、その標示杭Aの種別や所属または打ち込まれている土地の名称のような文字,記号12bが刻設されており、この実施形態の場合、「地籍調査」の文字が刻設されている。
【0015】
前記杭本体1は、樹脂製またはコンクリート製であり、通常、樹脂製のものが好適に使用される。この樹脂製の杭本体1の材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、スチロール、ポリアミド、ポリスルホン酸などの熱可塑性樹脂で成形された樹脂製品の廃棄物から得られるリサイクル樹脂が用いられる。また,前記キャップ12の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂や、フェノール、ポリイミドなどの熱硬化性樹脂が用いられる。
【0016】
前記頭部10の側面には、上下方向に長い矩形状の凹所2が形成されて、コンクリート製の表示板3が嵌め込まれている。この表示板3には、標示杭Aの識別番号や記号などの識別表示31が付されており、この実施形態の場合、標示杭Aの識別番号を示す数字「125」が刻印されている。
【0017】
図2は、図1のX―X線に沿った横断面図で、表示板3を取り外した状態を示している。前記凹所2には、これに嵌め込まれる表示板3が凹所2から外方に抜け出るのを防止するため、凹所2の周縁部の左右両側部分に、凹所2の外側方Sに凹入する横断面コ字状の係止溝21を形成している。係止溝21の一側面21aは凹所2の底面20に連続している。この係止溝21は、前記凹所2の周縁部の上下部分に形成してもよいし、周縁部の全周に形成してもよい。
【0018】
図3は前記凹所2の他の例を示す横断面図である。同図のように、前記係止溝21は、頭部10の外表面から凹所2の底面20に向かって凹所2の斜め外側方に傾斜した横断面蟻溝状に形成してもよい。
【0019】
図4は前記凹所2の底面部分を拡大して示す正面図である。図5は図4のY―Y線に沿った側断面図を示している。これらの図のように、前記凹所2の底面20には、表示板3の凹所2の底面20に対する食い付きを良くして(アンカー効果)前記表示板3の凹所2からのずり落ちを防止するために、前記頭部10の軸心Cとほぼ直交する方向に延びる複数の横リブ22と、前記軸心Cにほぼ沿った方向に延びる縦リブ23とが形成されている。特に横リブ22は、表示板3の下方への移動の大きな抵抗となる。これら横,縦リブ22,23に代えて、前記凹所2の底面20に横溝または縦溝を形成することもできる。
【0020】
次に、以上の標示杭Aの製造方法について説明する。
図6に示す側断面図において、先ず、埋設現場または工場で、前記表示板3となるゲル状の表示板素材、例えば、モルタルなどのコンクリート素材4を、杭本体1の頭部10に形成した凹所2の全体に頭部10の外表面とほぼ面一となるように塗り付けて埋め込む。次に、前記コンクリート素材4が固化する前に、前記表示板3の識別表示31となる凸部51が形成されたスタンプ5を用い、このスタンプ5をコンクリート素材4に押し付けて、その凸部51によりコンクリート素材4に刻印する。スタンプ5は、例えば、数字0〜9を表す凸部51を持つ、10種類のスタンプ片50を用意しておき、複数のスタンプ片50を選択してスタンプ台52に嵌め込むことで作成する。この後、コンクリート素材4が固化することによって、識別表示31が施された表示板3が前記頭部10の凹所2に埋め込み状に取り付けられる。
【0021】
以上のように、杭本体1の凹所2にコンクリート素材4を塗り付け、これが固化する前にスタンプ5の凸部51を押し付けることにより、埋設現場においても前記凹所2に表示板3が埋め込まれた標示杭Aが容易に得られる。また、前記凹所2の周縁部には、図2に示す外側方Sに向かって凹入する係止溝21が形成され、この係止溝21に凹所2に塗り付けられるコンクリート素材4の一部が充填されるので、前記凹所2に嵌め込まれたコンクリート製の表示板3は、その一部が係止溝21に係合されることとなる。これにより、表示板3が凹所2に確実かつ強固に取り付けられる。さらに、前記凹所2の底面20には複数の横リブ22および縦リブ23が形成されているので、これらリブ22,23によるアンカー効果によって表示板3のずり落ちが防止され、表示板3の標示杭Aに対する取り付け強度が高くなる。
【0022】
上記表示板3の素材としては、コンクリートに限られるものではなく、例えば、化学反応型接着剤のようなゲル状ないしチューインガム状の樹脂を、表示板素材として使用できる。このような素材として、サンコーテクノ(株)製の「埋め太郎(商品名)」がある。この素材は、エポキシとポリアミドの2種類の樹脂からなり、これら樹脂を混ぜてゲル状にして放置すると、乾燥・固化する。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明の標示杭によれば、側面に形成された凹所に識別表示を有する表示板が嵌め込まれているので、頂面に付された文字や記号が見え易くなり、しかも標示杭の側面に識別表示を容易に付すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる標示杭の全体を示す斜視図である。
【図2】図1のX―X線に沿った横断面図である。
【図3】凹所に形成する係止溝の他の例を示す横断面図である。
【図4】凹所の底面部分を拡大して示す正面図である。
【図5】図4のY―Y線に沿った側断面図である。
【図6】本発明にかかる標示杭の製造方法を説明する側断面図である。
【符号の説明】
1…杭本体、2…凹所、3…表示板、4…コンクリート素材(表示板素材)、10…頭部、21…係止溝、22…横リブ,23…縦リブ、31…識別表示、A…標示杭、C…軸心、G…地盤

Claims (4)

  1. 頭部が露出するように地盤に埋め込まれる標示杭であって、側面に凹所を有し、この凹所に、識別表示を有し、表示板素材が塗り付けられ固化されてなる表示板が埋め込まれ、
    前記凹所の周縁部の少なくとも一部分に、凹所の外側方に凹入して前記表示板に係合する係止溝が形成されている標示杭。
  2. 請求項において、前記凹所の底面に、前記頭部の軸心とほぼ直交する方向に延び、前記表示板に食い付く横溝リブまたは横溝が形成されている標示杭。
  3. 請求項において、前記凹所の底面に、前記頭部の軸心にほぼ沿った方向に延び、前記表示板に食い付く縦リブまたは縦溝が形成されている標示杭。
  4. 頭部が露出するように地盤に埋め込まれる標示杭を製造する方法であって、前記頭部の側面に凹所を形成し、この凹所に表示板素材を塗り付け、表示板素材が固化する前に表示板素材に識別表示を刻印して表示板を形成する標示杭の製造方法。
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