JP2006342613A - 標示杭 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業効率を向上することができ、多数ある標示内容に対応することができる標示杭を提供する。
【解決手段】 標示杭10は、地盤内に打ち込まれると共にその上方に頭部14を有する杭本体12と、杭本体12と別体で構成され標示内容を表す図形、文字、記号、色彩等のパターンが付された表面を有する標示キャップ20とから構成される。杭本体12の頭部14には受孔14bが形成されると共に、標示キャップ20の裏面には受孔14bに挿入可能な突起20bが形成されており、標示キャップ20が杭本体12の頭部14に対して押し込まれることにより突起20bが受孔14bに係止されて頭部14に分離不能に結合される。
【選択図】 図1
【解決手段】 標示杭10は、地盤内に打ち込まれると共にその上方に頭部14を有する杭本体12と、杭本体12と別体で構成され標示内容を表す図形、文字、記号、色彩等のパターンが付された表面を有する標示キャップ20とから構成される。杭本体12の頭部14には受孔14bが形成されると共に、標示キャップ20の裏面には受孔14bに挿入可能な突起20bが形成されており、標示キャップ20が杭本体12の頭部14に対して押し込まれることにより突起20bが受孔14bに係止されて頭部14に分離不能に結合される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、土地の境界点または測量点等の情報や、埋設ケーブル、水道管、ガス管等の地盤内の地下埋設物に関する情報といった情報を表すために地盤内に打ち込まれ、標識杭、境界杭、測量杭、表示杭とも称される標示杭に関する。
従来、この種の標示杭は、地盤内に埋設されるための杭本体と、杭本体の上方に設けられて杭本体よりも横断面が拡大された頭部と、を備えている。そして、頭部の頂面には、標示内容を表すパターンが刻設されている。
この標示杭の構成としては、杭本体と頭部とがプラスチック製からなる一体品で構成されるタイプと、杭本体と頭部が別体で構成されるタイプとがあり、別体で構成されるタイプの中には、同種の材料(プラスチック同士)で構成されるものや、異種の材料(プラスチックと金属、プラスチックとコンクリート等)の組み合わせで構成されるものなどがある。
一体品で構成されるタイプは、射出成形やブロー成形により一体成形されることが一般的であり、また別体で構成されるタイプは、接着やインサート成形により杭本体と頭部とを結合して製造される(例えば、特許文献1)。
ところで、頭部に付される標示内容は、標示杭の用途に合わせて様々な文字、記号、色彩のパターンが存在しており、その種類は多数ある。
しかしながら、現場に行ってみなければ、標示するべき内容が判らない場合もあり、その為に、予備として使用する可能性のある標示内容を頭部にもつ標示杭を多数、運ばなければならない、という問題がある。
かかる問題を解決するためのものとして、例えば、特許文献2では、標示具の上面と下面に夫々異なる形態の矢印を設けており、これによって、現場において、標示するべき内容の面を選択して上部にして埋設することによって、作業を効率することができるようにしている。
また、特許文献3では、杭キャップを既設杭の杭頭に脱着自在にかぶせることができるようにし、各種の頭部表示やネームを記した杭キャップを市販の一般的な杭にかぶせることができる旨提案している。
しかしながら、特許文献2の標示具においては、異なる標示内容の形態は1本につき、上面と下面の2種類となるだけである。しかしながら、標示内容は多数あるために、効率化することができる本数は限られる、という問題がある。
また、特許文献3のようなキャップでは、杭キャップに脱着自在となっているために、かぶせた後に杭キャップが外れたり、または簡単に付け替えられたりするおそれがある、という問題がある。標示の内容によっては、その標示する矢印がポイントを表しているので、杭キャップが誤った方向に付け替えられたりすることは、重大な問題となる。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、作業効率を向上することができ、多数種類ある標示内容に対応することができる標示杭を提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明による標示杭は、地盤内に打ち込まれると共にその上方に頭部を有する杭本体と、該頭部に被着可能であり、杭本体と別体の標示キャップとから構成され、
前記頭部には受孔が形成され、前記標示キャップの表面には標示内容を表す図形、文字、記号、色彩等のパターンが付されると共に、前記標示キャップの裏面には前記受孔に挿入可能な突起が形成されており、
標示キャップが、杭本体の頭部に被せられることにより前記突起が前記受孔に係止されて頭部に分離不能に結合されるものであることを特徴とする。
前記頭部には受孔が形成され、前記標示キャップの表面には標示内容を表す図形、文字、記号、色彩等のパターンが付されると共に、前記標示キャップの裏面には前記受孔に挿入可能な突起が形成されており、
標示キャップが、杭本体の頭部に被せられることにより前記突起が前記受孔に係止されて頭部に分離不能に結合されるものであることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の受孔が、頭部の回転対称性に一致した回転対称性を持つ配置で複数形成され、前記突起が、前記複数の受孔の少なくとも一部に挿入可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記標示杭を構成する杭本体を特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記標示杭を構成する標示キャップを特徴とする。
本発明によれば、杭本体と標示キャップとが別体であるため、共通の杭本体に対して、使用する可能性のある様々なパターンが付された標示キャップを各種、用意して現場に持ち運ぶことにより、現場で標示キャップを選択して、標示キャップを杭本体の頭部に被せることにより、標示杭を組み立てることができる。よって、現場において臨機応変に対応することができる。また、標示キャップは全体の標示杭に対して小型であるため、嵩張ることなく、現場への持ち運びを行うことができる。
また、標示キャップを一度杭本体の頭部に結合した後は、分離不能となるために、その後に、標示内容が勝手に変更されたりまたは消失したりすることはない。
また、複数の受孔が頭部の回転対称性に一致した回転対称性を持つ配置で複数形成され、前記突起が、前記複数の受孔の少なくとも一部に挿入可能であると、杭本体を打ち込んだ後でも、標示キャップを適宜杭本体に対して回転してから結合することで、杭本体自体は方向性を配慮することなく、地盤に打ち込むことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態による標示杭10であり、別体となった杭本体12と、標示キャップ20とから構成される。
図1は、本発明の実施形態による標示杭10であり、別体となった杭本体12と、標示キャップ20とから構成される。
杭本体12は、一体となった下方側にあって先導部16を有する胴部18と、胴部18の上方側にある頭部14とを備えている。杭本体12は、プラスチック、金属、セラミック、コンクリート、木といった任意の材料で構成することができるが、好ましくはプラスチックから構成され、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート等の任意の単体材料または複合材料を用いて射出成形、ブロー成形等の成形をすることにより作製することができる。
先導部16は、地中に埋設することが容易なるように、先端が尖っていると好ましいが、抜け止めがなされるように、拡大させることもできる。先導部16を含み胴部18は、その横断面形状が十字形状となっており、剛性を保持している。但し、これに限らず、胴部18の横断面形状は、H字、角錘、角柱、円錐、円柱形状等の任意の形状とすることが可能である。
胴部18よりも横断面形状が大きくなった頭部14は、この例では、その横断面形状は正方形となっているが、これに限らず、円形、三角形、多角形等の任意の形状にすることも可能であり、また、内部は空洞となっているとよい。任意には、頭部14の頂面の中央部に中心孔または凹部14aが形成される。また、頂面には、標示キャップ20がなくても単独でも使用可能なるように、後述の標示キャップ20と同様のパターンが付されていてもよい。
さらに、頭部14の頂面には複数の受孔14bが、頭部14の回転対称性に合致した回転対称性を持った配置となるように形成されている。即ち、この例では、頭部14の正方形形状の回転対称性に対応して、正方形中心を回転中心として90度の回転対称性を持った配置となるように、4個の受孔14bが形成されている。頭部14が円形の横断面形状である場合には無限の回転対称性を持つので、その中の1つに合致した回転対称性を持つように受孔14bの配置がなされるとよい。受孔14bの内径は、2〜5mm程度とするとよい。
標示キャップ20は、頭部14の形状に合致した形状をなして、頭部14に上側から被着することができるようになっている。標示キャップ20も、杭本体12と同様にプラスチック製とすることができ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリカーボネート等の任意のプラスチックから構成することができる。但し、標示キャップ20は、杭本体12とは異なり、プラスチック以外の金属(アルミニウム、ステンレス、真鍮、合金等)またはセラミックス、コンクリートといった材料から適宜選択して構成することができる。
標示キャップ20の頂面20aには、本杭の標示する内容に合わせて図形、文字、記号の刻設または色彩の着色によるパターンが付されている。標示杭10として標示する可能性のある表示内容の種類に合わせて、様々なパターンがなされた多数種類の標示キャップ20が予め用意される。図3にその一部の種類を示す。標示キャップ20全体の色彩も様々なものを用意することができる。また、標示キャップ20の種類によっては、その頂面20aにパターンを設けると共に、土地の境界標示や区画番号、基準点からの距離、地下埋設物の情報に関連付けた識別番号や識別機構が付された公知の表示プレートを受け入れることができ、ピンによって該表示プレートを固定するのに適した凹部20dを設けることも可能である。
図4に示したように、標示キャップ20の頂面20aに対応する裏側には、複数の突起20bが形成されており、各突起20bの側周面には複数の係止段部20cが形成されている。突起20bの最小外径は、受孔14bの内径とほぼ同じか若干大きくなるように、設定される。また、複数の突起20bは、前記複数の受孔14bのいずれかに対応するように配置される。
以上のように構成される標示杭10においては、杭本体12と標示キャップ20とは、使用される直前までは分離された状態にある。よって、作業者は、使用可能性のある本数の杭本体12と、また、使用可能性のある標示内容が表された複数種類の標示キャップ20を適当な個数用意して、現場へと運ぶ。
そして、現場において、必要な測量を行なった後、杭本体12を地盤に打ち込み、杭本体12をコンクリートにより根固めした後、その箇所の標示内容に合致した標示キャップ20を選び、杭本体12の頭部14に被せ、標示キャップ20の突起20bを頭部14の受孔14bに挿入する。係止段部20cが受孔14bに係止されることで、突起20bは一度受孔14bに挿入された後は、抜けることはなく、これによって、標示キャップ20は杭本体12に分離不能に結合される(図5、図6参照)。
こうして、小型の標示キャップ20だけ、多種類の表示内容を表すパターンが付された表面を持つものを各種用意して行くことにより、嵩張ることなく、効率的に標示杭を現場へと持ち運ぶことができる。
一旦、標示キャップ20が杭本体12に結合されると分離することができないので、表示内容が勝手に変更されたりまたは消失したりすることはない。
標示キャップ20を頭部14に被せるという簡単な動作で杭本体12と標示キャップ20とが組み立てられるので、作業が簡単であり、効率的に作業を行なうことができる。かかる作業は、手作業またはハンマー等の工具を用いて簡単に行なうことができる。
また、補助的には接着剤を用いて、標示キャップ20と頭部14との固定をより確実にすることも可能である。この場合、仮に表示キャップ20と頭部14との固定を接着剤でのみ行なうとすると、接着剤を厚く塗布しなければならず、その乾燥に時間を要し、効率的に作業を行なうことができないが、接着剤を補助的に使用する場合、接着剤は薄く固定合わせ面に塗布するだけでよいので、乾燥時間は短くてすみ、作業を短時間で行なうことができる。
頭部14の複数の受孔14bは、頭部14及び標示キャップ20の回転対称性と同じ回転対称性(n回回転軸:n=4)を持って配置されており、且つ標示キャップ20の複数の突起20bは、頭部14の複数の受孔14bのいずれかに対応するように配置されているために、標示キャップ20の向きを360/n度ずつ回転させて頭部14に被せることで適切な向きに標示キャップ20を調整することができる。よって、杭本体12を地盤内に打ち込むときには、特別にその方向性に配慮することなく、打ち込むことができる。
また、仮に、杭本体12の打ち込む箇所が本来の目標位置からずれてしまった場合でも、ずれてしまった位置に合った標示内容を表すパターンが付された標示キャップ20(例えば矢印の異なる標示キャップ)を杭本体12に適宜被せることで、臨機応変に対応することができる。
10 標示杭
12 杭本体
14 頭部
14b 受孔
20 標示キャップ
20a 頂面
20b 突起
12 杭本体
14 頭部
14b 受孔
20 標示キャップ
20a 頂面
20b 突起
Claims (4)
- 地盤内に打ち込まれると共にその上方に頭部を有する杭本体と、該頭部に被着可能であり、杭本体と別体の標示キャップとから構成され、
前記頭部には受孔が形成され、前記標示キャップの表面には標示内容を表す図形、文字、記号、色彩等のパターンが付されると共に、前記標示キャップの裏面には前記受孔に挿入可能な突起が形成されており、
標示キャップが、杭本体の頭部に被せられることにより前記突起が前記受孔に係止されて頭部に分離不能に結合されるものであることを特徴とする標示杭。 - 前記受孔は、頭部の回転対称性に一致した回転対称性を持つ配置で複数形成され、前記突起は、前記複数の受孔の少なくとも一部に挿入可能であることを特徴とする請求項1記載の標示杭。
- 請求項1または2記載の標示杭を構成する杭本体。
- 請求項1または2記載の標示杭を構成する標示キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005170671A JP2006342613A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 標示杭 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005170671A Withdrawn JP2006342613A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 標示杭 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108716911A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-10-30 | 重庆光大网络技术有限公司 | 土地测绘装置 |
JP7360661B1 (ja) | 2022-09-12 | 2023-10-13 | マックストン株式会社 | 境界杭 |
JP7489640B2 (ja) | 2020-09-04 | 2024-05-24 | 株式会社イクシス | 検査システム |
-
2005
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