JP4091718B2 - 保冷用柩 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、斎場や家庭の祭壇、病院の遺体安置室等で用いられる保冷用柩に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に故人の遺体は死亡した当日又はその翌日に、柩内に安置される。そして、1日乃至数日後に葬儀、告別式が執り行われて、柩ごと焼却されて火葬にふされる。このように遺体は納柩から火葬にふされるまでの長時間にわたり柩内に納められる。しかし、特に夏期等では、遺体が腐敗しやすく、死臭等種々の悪臭を放って不快感を与えることがある。このような悪臭の発生を防ぐために固体二酸化炭素(商標名:ドライアイス)を柩内に配置したり、別に冷却装置を用いたりして柩内を冷却することが行われている。
例えば、冷却装置を用いて柩を冷却する方法としては、以下のものが開示されている。
(a)特開平10−57430号公報(以下、イ号公報という)に記載されているように、柩内に配置された多数の冷気噴出孔を有する中空の可燃性冷気供給部を介して柩内の空気を循環させる柩冷却機構が提案されている。
(b)特開平9−94275号公報(以下、ロ号公報という)には、棺桶に対して着脱可能に設けられた吐出側ホース及び吸込側ホースとを備え、これを冷却手段と送風手段に連結して棺桶の冷却を行う棺桶冷却装置が示されている。
(c)特開平8−168510号公報(以下、ハ号公報という)には、柩内に納められた遺体に掛けるふとん等の掛け物手段に冷風送出手段から冷風を供給して冷却する遺体冷却装置が示されている。
(d)特開平9−285508号公報(以下、ニ号公報という)には、柩内の臭気を分解するためのオゾンの発生装置を内部に取りつけた柩が提案されている。
【0003】
(e)特開平4-244153号公報(以下、ホ号公報という)には、柩を出し入れできる開閉容器体を形成し、柩の収められた開閉容器体内を冷却ユニットを用いて冷却するようにした柩用冷却装置が示されている。
(f)特開平9-294787号公報(以下、ヘ号公報という)には、柩本体にかぶせる蓋の内部に熱交換器、ファン等を含む冷却機構を配置して、この蓋の下部に取り付けた冷気吹き出し口から柩本体内に冷風を送るようにした柩内保冷蓋が示されている。
(g)特開平8-252285号公報(以下、ト号公報という)には、内部に遺体又は柩が収納される箱状のケースと前記ケースに付設される冷却手段とを備えた遺体又は柩を一時的に保管するための柩装置が示されている。
(h)特開平10-75984号公報(以下、チ号公報という)には、柩を収納する本体ケースの側面に扉を設け、断熱構造を有した本体ケースに接して冷却機構部を設けるとともに、前記冷却機構部に接続される吸熱部分を本体ケースの内部適所に位置させた保冷機能を有する柩が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では以下の課題を有していた。すなわち、
(1)ドライアイスを配置して柩内の遺体を冷却する場合には、その取り扱いの際に凍傷になり易いという問題点があった。
(2)柩の蓋を開けて遺族、親戚などが故人の遺体と最後の別れをする際等にはドライアイスを用いることによる結露やドライアイスが露出することにより周囲に不快感や違和感を与えるという問題点があった。
(3)火葬の際にはドライアイスのために柩の焼却が妨げられるといった問題点を生じていた。
(4)ドライアイスは−79℃以下の温度でなければ昇華するため、保存が困難であり、夜中などでは入手が困難であるという問題点があった。
(5)イ号公報に記載の柩冷却装置を用いる場合には、故人の自宅等から斎場の祭壇に遺体が持ち込まれる際、柩の周囲に違和感を与えないように予め柩の下部の冷気吸気孔や排気孔に配管を接続するので、この作業は容易ではなく、柩を過度に動かして、ときには遺体の位置をずらしてしまうといった問題点があった。
(6)ロ号公報に記載のホースを用いて冷風を供給して柩内を冷却する冷却装置では、このホースの着脱に手間がかかると共に、柩に接続するホースを周囲から隠すのが困難であり、葬儀にふさわしくない違和感を参列者に与えるといった問題点があった。
(7)ハ号公報に記載されているような、遺体に掛けるふとんに冷風を供給して遺体の冷却を行う遺体冷却装置では、ふとん自体に冷風が流れるようにするための空気流路を確保しておくことが必要であり、このための作業を簡単、かつ確実に行うことが困難であるという問題点があった。
(8)ニ号公報に示されるオゾン発生装置を内部に取りつけた柩の場合では、オゾン発生装置が高価である上に、発生装置が不燃性であるために柩の焼却に際、これを取り外す手間がかかるといった問題点があった。
【0005】
(9)ホ号及びヘ号公報に記載の遺体又は柩の収められた開閉容器体等を冷却ユニット又は冷却手段を用いて冷却するようにした装置では、遺体や柩そのものが大がかりな開閉容器体で被われるので、柩の移動や、冷却ユニットとの接続に手間が掛かり、場所を取る上に葬儀の雰囲気を乱さないように斎場を設定するのが困難で、見栄えが悪いという問題点があった。
(10)ト号公報の柩本体にかぶせる蓋の内部に冷却機構組み込むようにした保冷蓋では、蓋の重量が極めて重くなり、しかも嵩張るために、式場での柩の移動に多人数を要し、しかも祭壇と柩との外見上のバランスを保った状態で式場を設定するのが困難であるという問題点があった。
(11)チ号公報に記載の冷却機構部に接続される吸熱部分を本体ケースの適所に位置させて本体ケースの内部に保持された柩を冷却する場合では、遺体が間接的にしか冷却されないので、遺体の冷却効率低く、この遺体が腐敗しないように維持させるためのエネルギーコストが高くなる。また、冷却機構が柩に隣接した状態で配置されるので、見栄えが悪く、冷却装置の稼働により騒音が発生するという問題点があった。
【0006】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、自宅や斎場等で冷風を供給する装置を目立たないように簡単に接続でき、柩の焼却に際して障害になるドライアイスなどの冷却剤を使用することなく、遺体の腐敗を効率的に防止することのできる冷却機構を有した保冷用柩を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の保冷用柩は、以下の構成を有する。即ち、
請求項1に記載の発明は、蓋によって内部が外気と遮断される柩本体と、前記柩本体の外部から供給される冷風を取り込む冷風供給部と、前記柩本体に収納される遺体に吹き付けられた前記冷風を外部に排出する冷風排気部とを備えた保冷用柩であって、前記冷風供給部及び前記冷風排気部が、前記柩本体の底部の収められる遺体の頭部側及び足部側に少なくとも1箇所ずつ配置された通気孔と、前記通気孔の周囲の前記柩本体の底面に配設されたシール部と、前記通気孔に外部から挿入される通気管の先端部によって開閉される開閉弁機構と、前記開閉弁機構の周囲を内部から覆う、冷風の流れの方向を制御する所定方向に流通孔を形成した区画部と、をそれぞれ有して構成されている。
これによって以下の作用が得られる。即ち、
(a)外部に設けられた冷風供給装置の通気管の端部を保冷用柩の通気孔に挿入するだけで、柩内を密封させた状態から冷風の循環を行える状態に容易に移行させることがで、遺体の腐敗を遅延させることができる。
(b)外部からはこの接続部分の状態が見えないので、周囲に違和感を与えることなく通気管と接続して、葬儀にふさわしい雰囲気を維持することができる。
(c)柩を斎場等から移動させる時には、通気管の端部を引き抜くだけで開閉蓋が閉止状態となるので、柩内の臭気が外部に漏れだすのを確実に防止できる。
(d)ドライアイス等の冷却剤を用いないので、これらが消耗した場合のように中途で補給を行う必要がなく、柩の冷却状態を容易に管理することができる。従って、ドライアイスを扱う際の凍傷や、柩内の結露の発生を防止することができる。
(e)故人の自宅や斎場等に安置された保冷用柩を通気管の配置された柩台に載せるだけで接続できるので、必要な配管の接続を簡単に行うことができる。
(f)このような柩内を巡る空気の閉ループを形成させることによって、少ないエネルギーで経済的に、しかも悪臭を周囲に放つことなく柩を維持させることができる。
(g)柩に設けられる通気孔の数、配置等はそれぞれ必要に応じて適宜調整することができる。例えば冷風供給用の通気孔の数と、排気用の通気孔の数とを異ならせて配置したり、柩内を流れる空気の流れが均一化できるようにそれぞれの位置を設定するようにできる。
(h)区画部を設けた場合には、開閉蓋の動きが周囲から拘束されないので、開閉動作によって遺体や副葬品等が動かされるのを防止することもできる。
(i)開閉弁機構の周囲に流れの方向を制御する所定方向に空気の流通孔を形成した区画部を設けた場合には、柩内の冷風の流れを必要に応じて制御して、低エネルギーでも効果的に遺体を冷却状態に維持させることができる。
(j)シール部により暖かい外気を柩内に取り込まないので、遺体を冷却状態に維持させることができる。
(k)保冷用柩が載置された時点で通気孔から周囲に柩内の冷却された空気が漏れ出すことがないので、冷却された空気を柩内に循環させる冷風装置を経済的に稼働させることができる。
(l)保冷用柩が載置された時点で通気孔から保冷用柩内の空気や汚汁が外部に漏れ出すことがなく、柩の周囲への悪臭の放出が確実に防止され、葬儀の行われる自宅や斎場の雰囲気を適正に維持させることができる。
ここでシール部としては、合成ゴム、天然ゴム等を素材とするオーリングを適用するものや、通気孔の周囲の保冷用柩の底面に、円形状又は矩形状の溝を設け、この溝にゴム等の可撓性材料を配置したものが使用できる。
【0008】
請求項2に記載の保冷用柩は、請求項1において、前記開閉弁機構が、前記柩本体の前記通気孔に外部から挿入される通気管の端部によって押し上げられる開閉蓋と、前記開閉蓋の一端を開閉可能に支持する前記通気孔の周囲に設けられた回動部とを有して構成されている。
これによって、請求項1の作用にくわえて、次の作用を有する。すなわち、
(a)開閉蓋及び回動部を用いた構成を簡単に作成でき、可燃性の材料でこれらを構成した場合には火葬の際に障害となることが少なく、しかも安価に保冷用柩を製造できる。
(b)回動部を有しているので、通気管の先端部を引き抜くだけで、開閉蓋がその自重により閉止状態に復帰して、外部から暖かい空気が侵入するのを確実に防止できる。
(c)開閉蓋の回動角度によって柩内の空気の流れを変えられるので、柩内を満遍なく効率的に冷却できる。
なお、回動部としては、蝶番等の金属製のものも使用することができるが、火葬における燃焼性を考慮して、木材製や竹材製の蝶番、あるいは、易燃焼性のプラスチック、ゴム等の素材からなる柔軟なシート状のものとすることもできる。
【0009】
請求項3に記載の保冷用柩は、請求項1又は2において、前記柩本体、及び/又は前記蓋が、硬質紙、ダンボール紙、可燃性合成樹脂、植物繊維質のいずれか1種、又は、これらいずれか1種以上の材料の組み合わせからなるように構成されている。
これによって請求項1又は2の作用に加えて、以下の作用が得られる。即ち、
(a)これらの材料の中から必要に応じて適宜選択して、安価に保冷用柩を製造できる。
(b)着火が速く可燃性の材料からなるので、柩の焼却に要する火葬時間を短縮することができる。
(c)特にトウモロコシ等を原料とする植物繊維を用いた場合には、燃焼性と軽量性を発揮させることができると共に、柩内の臭気や湿気等を吸収したり芳香を放ったりする効果を付植物繊維質のいずれか与することもできる。
ここで植物繊維質としてはトウモロコシの他、ヤシ、竹、藺草等の植物を解砕して得られる繊維質のものをバインダーを用いて一体成形して使用される。
【0010】
請求項4に記載の保冷用柩は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記柩本体と前記蓋の当接面の少なくともいずれか一方に当接面シール部が設けられて構成されている。
これによって請求項1乃至3のいずれか1項の作用に加えて、以下の作用が得られる。即ち、
(a)当接面シール部により暖かい外気を柩内に取り込まないので、遺体を冷却状態に維持させることができる。
(b)周囲に柩内の冷却された空気が漏れ出すことがないので、冷却された空気を柩内に循環させる冷風装置を経済的に稼働させることができる。
(c)柩の周囲への悪臭の放出が確実に防止され、葬儀の行われる自宅や斎場の雰囲気を適正に維持させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1の保冷用柩について、以下、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は実施の形態1における保冷用柩の正面図であり、図1(b)はその平面図である。
図1(a)、(b)において、1は遺体を収納するための実施の形態1の保冷用柩、2は木質材や合成樹脂、硬質紙、段ボール等の紙を素材とする柩本体、3は柩本体2と同材質で作製された柩本体2の開口部を覆うための蓋、4は柩本体2の底部に設けられ外部から挿入される通気管を介して冷気を取り込むための冷風供給部、5は柩本体2の冷風供給部4に対向する位置に設けられ内部の空気を外部から挿入される通気管を介して排出させるための冷風排気部、6は冷風供給部4及び冷風排気部5にそれぞれ設けられた通気孔、6aは通気管6を囲む柩本体2の内底面に設けられるシール部、7は通気孔6に挿入される通気管の先部によって開閉される開閉弁機構を構成する開閉蓋、8は開閉蓋7を開閉自在に支持するための開閉弁機構を構成する蝶番や合成樹脂、ゴム等で作製された回動部である。
【0012】
ここで、保冷用柩1を構成する各部材は、柩本体2と同じく、木質材や可燃性合成樹脂、段ボール等の紙を素材とすることができ、これによって、火葬の際の燃焼性を維持させると共に、軽量化できるので葬儀の設定作業や輸送作業を容易に行うことができる。保冷用柩1はその全長が1300mm〜2500mmの範囲であり、納棺する遺体の大小によって選択できるようになっている。冷風供給部4及び冷風排気部5に設ける通気孔6は必要に応じてそれぞれ1箇所又は複数箇所に設けることができ、前記2500mmの長さの保冷用柩を使用する場合には、通気孔6をそれぞれの冷風供給部4及び冷風排気部5に複数設け、収める遺体の大きさにより、適宜、使用する通気孔6を選択して用いることもできる。
通気孔6は、直径が例えば20〜100mm程度であり、収められる遺体の頭部側及び足部側に少なくとも1箇所づつ設けられ、頭部に配置する通気孔は柩本体2のほぼ中心線の位置又は左右に、また足部に配置する通気孔は中心線より柩内幅に対して約1/3〜1/6の長さで外れた位置に設定している。
開閉蓋7は、この場合、縦、横の長さが約30〜150mm、厚みが5〜20mm程度である四角形状の木質板を素材とするものを用いているが、円形状、三角形状、多角形状の板状体を用いることも可能である。
回動部8には金属製の蝶番等を使用することができるが、火葬における燃焼性を考慮して、木材製蝶番のものとしたり、、あるいは、易燃焼性のプラスチック、ゴム等を素材としてたシートで構成し、可燃性材料からなるねじくぎや接着剤等を用いて柩本体2内の底面に取り付けることが好ましい。
なお、開閉蓋7の周囲を内部から覆う区画部を形成して、この区画部に小孔を設けておき、この小孔を介して空気を所定方向に流すようにした流れ制御部を備えるようにしてもよい。この流れ制御部によって流通させる冷却空気の流れを制御して保冷用柩1内を効率的に冷却することができる。また、このように区画部を設けた場合には、開閉蓋7の動きが周囲から拘束されないので、開閉動作によって遺体や副葬品等が動かされるのを防止こともできる。
【0013】
以上のように構成された実施の形態1の保冷用柩1について、以下、その使用方法を図面を参照しながら説明する。
図2(a)は実施の形態1の保冷用柩1を柩台に設置した状態を示す平面図であり、図2(b)はその側面図であり、図3は保冷用柩を祭壇に設置した状態を示す側面図であり、図4(a)は開閉弁機構の開閉蓋の閉状態を示す要部断面図であり、図4(b)は開閉弁機構の開閉蓋の開状態を示す要部断面図である。
図2、図3において、10は保冷用柩1を載置するための柩台、11は柩台10の柩載置面、12は柩載置面11よりその先端が突出して設けられた吸気用の通気管、13は柩載置面11よりその先端が突出して設けられた排気用の通気管、14は通気管12、13がそれぞれ接続されている冷風循環装置、15は柩台10を移動させるための車輪、16は柩台10の長さを所定範囲内で調整するためのスライド機構、17は葬儀を行うための祭壇、17aは柩台10に配置され、通気管12、13を分解可能に取り外すためのコネクター、17bは柩載置面11に形成されるシール部である。
図4において、18は通気孔6の下端部に形成されたオーリングやパッキン等で形成されるシール部である。
【0014】
柩台10は、病院の遺体安置室や、通夜、葬儀が執り行われる斎場などの他に故人の自宅にも設置され、保冷用柩1をその場に相応しい状態に保持しておくために使用される。この柩台10の保冷用柩1が置かれる柩載置面11には、保冷用柩1の冷風供給部4及び冷風排気部6のそれぞれの通気孔6に対応する位置に、通気管12、13の先部が柩本体2の内壁面より3〜50mm、好ましくは10〜30mmの範囲の長さで突出して配置されている。
このため、図4(a)に示すように保冷用柩1を柩台10の所定位置に位置付けて、保冷用柩1を柩載置面11におろすだけで、回動部8で支持された開閉蓋7が押し上げられ、図4(b)に示すように通気管12、13のそれぞれの先端部を保冷用柩1に容易に接続することができる。なお、通気孔6の下端側周囲にはオーリングなどからシール部18が形成されており、保冷用柩1が載置された時点で通気孔6から保冷用柩1内の空気や汚汁が外部に漏れ出すことがないようになっている。
通気管12、13の先端部を封止状態とし、所定の水平方向に形成された小孔を介して空気が水平方向に流通するようにしてもよい。これによって、空気の流れを制御して、より効率的に冷却空気を保冷用柩1内に循環させることができる。なお、通気管12、13の先端部を封じることなく形成して、開閉蓋7を流れ制御部として用いて、流通する空気の流れを水平方向に転換させることもできる。
【0015】
さらに、柩台10の柩載置面を保冷用柩1より大きく形成して、この柩載置面に位置決めを容易に行うための突出したガイド部材を1〜4箇所に設けることもできる。また、保冷用柩1の底部に凹部をいくつか形成しておき、柩台10の柩載置面11の対応する位置に凸部を形成して位置決めを行うようにしてもよく、これらの凹凸を逆にして配置することも可能である。さらに、通気孔6の周囲、及び/又は、これらにそれぞれ接続する通気管12、13の周囲にはオーリング等からなるシール部を予め取り付けておき、保冷用柩1内を循環させる空気が周囲に漏洩して臭気や冷気によって環境が乱されるのを防止してもよい。
なお、通気孔6周囲の保冷用柩1の底面に、円形状又は矩形状の溝を設け、この溝にゴム等の可撓性材料からなるオーリング等を配置してシール部を形成してもよい。
柩台10は、ここでは中空の構造体としているが、内部に空間を有しない中実のものとして形成してもよい。この場合には、構造体としての強度を中空のものより高めることができる。柩台10は内部にスライド機構16を有しており、柩台10の長手方向及び/又は短手方向に伸縮自在に形成して、保冷用柩1や祭壇17のサイズに応じて柩台10の全体寸法を変えられ、冷風供給部4及び冷風排気部6のそれぞれの通気孔6と通気管12、13とを対応する位置に調整できるようになっている。また、柩台10には通気管12、13を必要に応じて分断することのできるコネクター17aを有しているので、葬儀における祭壇の設定を容易かつ柔軟に行うことができる。
【0016】
冷風循環装置14は基本的には冷蔵庫やクーラー等と同様な構成を有していて、液化した冷却用ガスを蒸発させる蒸発器、冷却用ガスの圧縮器、及び凝縮器等を備えている。冷風循環装置14は、通気管13を介して導入された空気を蒸発器で冷却した後、通気管12を介して保冷用柩1に送るための循環装置である。なお、冷風循環装置14には制御部が設けられていて、循環される空気の温度や、その流量を所定範囲に設定することができるようになっている。
なお、冷風循環装置14は、葬儀や通夜が行われる遺体の祭壇から離れた場所、例えば屋外等に設置してもよいし、また、必要に応じて柩台10の下部に配置してすることもできる。このように離れた場所に冷風循環装置14を設置した場合には、稼働中の騒音で葬儀の雰囲気が乱されることがなく静粛な状態で葬儀を進行させることができる。また、冷風循環装置14を内蔵させた柩台10を使用する場合には、葬儀を終了後の冷風循環装置14の移動操作が容易になり、多数の葬儀を処理しなければならない葬儀場等での飾りつけ作業を効率的に行うことができる。
【0017】
次に、図1〜図3を参照しながら保冷用柩1の使用方法を説明する。
まず、故人の自宅等から斎場に、又は病院等から自宅に遺体の納められ保冷用柩1を運び入れる。次いで図3に示すように、保冷用柩1を、2〜4人の人手を介して予め準備された祭壇17の柩台10上に載置する。なお、祭壇17の周囲には葬儀や通夜のための飾りつけがなされていて保冷用柩1の移動範囲が制限されるので、柩台10と冷風循環装置14との配管接続を予めしておく。保冷用柩1を柩台10の柩載置面11に降ろして設置する際に、保冷用柩1の冷風供給部4及び冷風排気部5のそれぞれの通気孔6に柩載置面11上の対応する通気管12、13の先端部を挿入する。保冷用柩1自体の重量はそれほど重くならないので、少ない人数でも、柩台10を介して冷風循環装置14と保冷用柩1との接続を容易に行うことができる。
そして、この接続状態を維持させたまま、冷風循環装置14の図示しない制御装置を作動させ、約5〜−10℃の温度範囲と所定の流量とに調整された冷気を通気管13を介して保冷用柩1内に供給する。なお、ここで、温度が5℃を越えるような場合には、遺体の傷みが速くなって、臭気を発生する恐れがあるので好ましくなく、逆に温度が−10℃より低下すると、保冷用柩1内に結露を大量に生じさせる上、冷却のための電力量が必要以上に増えるので経済的でない。
【0018】
冷却された空気は、遺体の足部側にある冷風供給部4の通気孔6に挿入された通気管13から吹き出して遺体の周囲を冷やしながら流れて、頭部側に設けられた冷風排気部6の通気孔6に挿入された通気管12を介して冷風循環装置14に循環する。
斎場又は自宅などでの葬儀を終了した後は、冷風循環装置14の電源を切り、保冷用柩1を柩台10から持ち上げて、通気管12、13との接続を切り離し、保冷用柩1をそのままの状態で火葬場に送る。
【0019】
続いて、本発明の実施の形態2の保冷用柩について説明する。
図5(a)は実施の形態2の保冷用柩の開閉弁機構の閉状態を示す要部断面図であり、図5(b)は実施の形態2の保冷用柩の開閉弁機構の開状態を示す要部断面図である。
図5(a)、(b)において、20は落とし蓋形式として上下にスライドできるようにしたスライド蓋、21はスライド蓋20が上にスライドした時に露出する側面部分に形成された空気を流通させるための小孔である。なお、実施の形態1と同一の機能、構成を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略している。
この場合には、通気管12、13の先端部でスライド蓋20が押し上げられて、小孔20からの空気が流通可能になると共に、シール部18により外部の空気と保冷用柩内の空気とが遮断されるようになっている。
【0020】
本発明の実施の形態3の保冷用柩について説明する。
図6(a)は実施の形態3の保冷用柩の開閉弁機構の閉状態を示す要部断面図であり、図6(b)は実施の形態3における開閉弁機構の開状態を示す要部断面図である。
図6(a)、(b)において、22は弾力性を有するゴム円板、23はゴム円板22にその中心から放射状に多数形成した切れ目である。なお、実施の形態1と同一の機能、構成を有するものについては同一の符号を付してその説明を省略している。
この場合には、図6(a)に示すように密閉された状態の保冷用柩が、通気管12、13の先端部で切れ目21を有するゴム円板22が押し上げられて、図6(b)に示すように通気管12、13小孔20からの空気が流通可能になると共に、保冷用柩の底部に設けられたシール部18により外部の空気と保冷用柩内の空気とが遮断されるようになっている。
【0021】
以上のように本実施の形態の保冷用柩は構成されているので、以下の作用を有する。
(a)保冷用柩1内を所定量の空気を循環させた状態で適温に維持するので、空気が過度に冷却されて結露を生じたり、あるいは遺体の腐敗が進行したりするのを効果的に抑制して、生前に近い雰囲気で遺体を維持させることができる。
(b)従来のように保冷用柩1内に冷却のための大量のドライアイスを入れておく必要がないので、ドライアイスを柩に挿入する作業の際に凍傷のおそれがなく、しかも遺体と一緒に納める副葬品の配置に支障を与えることなく葬儀に相応しい状態で遺体を安置することができる。
(c)葬儀や通夜及びその前後の時間、保冷用柩12を所定の温度に維持して、遺体の腐敗を防止することができる。
(d)この保冷用柩1内には、ドライアイス等の難燃性の材料が含まれていず、また、保冷用柩1内を空気循環をさせるための余分な材料も使用されていないので、本実施の形態によれば火葬場における保冷用柩1の焼却作業を迅速に行うことができる。
(e)電力の供給さえあれば冷風循環装置を作動させることができるので、ドライアイスを使用する場合のように、ドライアイスの入手が困難な夜間でも遺体を冷却状態に維持できる。
(f)開閉弁機構の周囲に流れの方向を制御する所定方向に空気の流通孔を形成した区画部等を設けた場合には、柩内の冷風の流れを必要に応じて制御して、低エネルギーでも効果的に遺体を冷却状態に維持させることができる。さらにこのような区画部を冷風流れ制御部が可燃性の板材などを用いて簡単に構成でき、柩の焼却の際に障害となることもないので、これを取りつけたままで火葬に付すことができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明の保冷用柩は構成されるので、以下の優れた効果を実現できる。即ち、
請求項1に記載の発明によれば、以下の効果を有する。即ち、
(a)外部に設けられた冷風供給装置の通気管の端部を保冷用柩の通気孔に挿入するだけで、柩内を密封させた状態から冷風の循環を行える状態に容易に移行させることができる。
(b)外部からはこの接続部分の状態が見えないので、周囲に違和感を与えることなく通気管と接続して、葬儀にふさわしい雰囲気を維持することができる。
(c)柩を斎場等から移動させる時には、通気管の端部を引き抜くだけで開閉蓋が閉止状態となるので、柩内の臭気が外部に漏れだすのを確実に防止できる。
(d)ドライアイス等の冷却剤を用いないので、これらが消耗した場合のようにを中途で補給を行う必要がなく、柩の冷却状態を容易に管理することができる。従って、ドライアイスを扱う際の凍傷や、柩内の結露の発生を防止することができる。
(e)故人の自宅や斎場等に安置された保冷用柩を通気管の配置された柩台に載せるだけで接続できるので、必要な配管の接続を簡単に行うことができる。
(f)柩内を巡る空気の閉ループを形成させることができるので、少ないエネルギーで経済的に、しかも悪臭を周囲に放つことなく柩を維持できる。
(g)柩に設けられる通気孔の数、配置等はそれぞれ必要に応じて適宜調整することができる。例えば冷風吸気用の通気孔の数と、排気用の通気孔の数とを異ならせて配置したり、柩内を流れる空気の流れが均一化するようにそれぞれの位置を設定したりすることができる。
(h)区画部を設けた場合には、開閉蓋の動きが周囲から拘束されないので、開閉動作によって遺体や副葬品等が動かされるのを防止することもできる。
(i)開閉弁機構の周囲に流れの方向を制御する所定方向に空気の流通孔を形成した区画部を設けた場合には、柩内の冷風の流れを必要に応じて制御して、低エネルギーでも効果的に遺体を冷却状態に維持させることができる。
(j)周囲に柩内の冷却された空気が漏れ出すことがないので、冷却された空気を柩内に循環させる冷風装置を経済的に稼働させることができる。
(k)柩の周囲への悪臭の放出が確実に防止され、葬儀の行われる自宅や斎場の雰囲気を適正に維持させることができる。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、以下のような効果を有する。即ち、
(a)開閉蓋及び蝶番等の回動部を用いた構成を簡単に作成でき、可燃性の材料でこれらを構成した場合には火葬の際に障害となることが少なく、しかも安価に保冷用柩を製造できる。
(b)回動部を用いているので、通気管の先端部を引き抜くだけで、開閉蓋がその自重により閉止状態に復帰して、外部から暖かい空気が侵入したり、柩内の空気が周囲に漏れるのを確実に防止できる。
(c)開閉蓋によって柩内の空気の流れを変えられるので、柩内を満遍なく効率的に冷却できる。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、以下の効果が得られる。即ち、
(a)これらの材料の中から必要に応じて適宜選択して、安価に保冷用柩を製造できる。
(b)着火が速く可燃性の材料からなるので、柩の焼却に要する火葬時間を短縮することができる。
(c)特にトウモロコシ等を原料とする植物繊維を用いた場合には、燃焼性と軽量性を発揮させることができると共に、柩内の臭気や湿気等を吸収したり芳香を放ったりする効果を付植物繊維質のいずれか与することもできる。
【0025】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、以下の効果が得られる。即ち、
(a)周囲に柩内の冷却された空気が漏れ出すことがないので、冷却された空気を柩内に循環させる冷風装置を経済的に稼働させることができる。
(b)柩の周囲への悪臭の放出が確実に防止され、葬儀の行われる自宅や斎場の雰囲気を適正に維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1の保冷用柩の正面図
(b)は本発明の実施に形態1の保冷用柩の平面図
【図2】は(a)は実施の形態1の保冷用柩を柩台に設置した状態を示す平面図
(b)は実施の形態1の保冷用柩を柩台に設置した状態を示す正面図
【図3】実施の形態1の保冷用柩を柩台に設置した状態を示す側面図
【図4】(a)は実施の形態1の開閉弁機構の閉状態を示す要部断面図
(b)は実施の形態1の開閉弁機構の開状態を示す要部断面図
【図5】(a)は実施の形態2の開閉弁機構の閉状態を示す要部断面図
(b)は実施の形態2の開閉弁機構の開状態を示す要部断面図
【図6】(a)は実施の形態3の開閉弁機構の閉状態を示す要部断面図
(b)は実施の形態3の開閉弁機構の開状態を示す要部断面図
【符号の説明】
1 保冷用柩
2 柩本体
3 蓋
4 冷風供給部
5 冷風排気部
6 通気孔
6a シール部
7 開閉蓋
8 回動部
10 柩台
11 柩載置面
12 通気管
13 通気管
14 冷風循環装置
15 車輪
16 スライド機構
17 祭壇
17a コネクター
17b シール部
18 シール部
20 スライド蓋
21 小孔
22 ゴム円板
23 切れ目

Claims (4)

  1. 蓋によって内部が外気と遮断される柩本体と、前記柩本体の外部から供給される冷風を取り込む冷風供給部と、前記柩本体に収納される遺体に吹き付けられた前記冷風を外部に排出する冷風排気部とを備えた保冷用柩であって、
    前記冷風供給部及び前記冷風排気部が、前記柩本体の底部の収められる遺体の頭部側及び足部側に少なくとも1箇所ずつ配置された通気孔と、前記通気孔の周囲の前記柩本体の底面に配設されたシール部と、前記通気孔に外部から挿入される通気管の先端部によって開閉される開閉弁機構と、前記開閉弁機構の周囲を内部から覆う、冷風の流れの方向を制御する所定方向に流通孔を形成した区画部と、をそれぞれ有していることを特徴とする保冷用柩。
  2. 前記開閉弁機構が、前記柩本体の通気孔に外部から挿入される通気管の端部によって押し上げられる開閉蓋と、前記開閉蓋の一端を開閉可能に支持する前記通気孔の周囲に設けられた回動部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の保冷用柩。
  3. 前記柩本体、及び/又は前記蓋が、硬質紙、ダンボール紙、可燃性合成樹脂、植物繊維質のいずれか1種、又は、これらいずれか1種以上の材料の組み合わせからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の保冷用柩。
  4. 前記柩本体と前記蓋の当接面の少なくともいずれか一方に当接面シール部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の保冷用柩。
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