JP4091076B2 - 通信システムにおける受信装置 - Google Patents
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Description
フィルタバンク変調、DMT変調、FMT変調などのマルチキャリア通信システムにおけるビットエラー率(BER)は、チャネル間干渉(Inter channel Interference:ICI)による歪みが含まれる受信信号を利用することにより改善が可能である。チャネル間干渉ICIは通信システムたとえばOFDM−CDMAにおいて、システム誤動作により、あるいは不可避な環境(例えば周波数オフセットなどに起因するサブチャネル間の直交性の喪失など)により発生する。このチャネル間干渉ICIはスペクトルエネルギーの漏洩、時にはサブチャネル間のクロストークと呼ばれ漏洩に起因して現れる。
本発明のターボレシーバの主な利点は、ICIの振る舞いが、零平均ガウス分布確率変数(例えば非特許文献1で使用されたガウス近似)として扱われることであり、有限状態離散マルコフプロセスモデルを採用する。このようなICIモデルでは、ICIの性質から簡易ガウス近似がより現実的であるように思われる。
本発明のターボレシーバは最大事後確率推定アルゴリズムに基いている。このターボレシーバでは、非線形処理後に複数のサブチャネルから導出した情報が着目サブチャンネルの推定最大事後確率(軟判定対象値)を精練する。
帯域を独立の狭帯域である複数のサブバンドに分割し、かつ、サブバンド毎の送信データを周波数多重して送受信するマルチキャリア通信システムにおいて、すなわち、フィルタバンク変調、DMT変調、FMT変調などのマルチキャリア通信システムにおいて、フィルタセットの選択は伝統的に、シンボル間干渉(ISI)とチャネル間干渉(ICI)を完全に除去するという拘束の下で実行されてきた。
ドップラーシフトがなく、且つ、送受信機間でオフセット周波数がなく、しかも信号歪を起こさない理想的な伝送チャネルでは、この拘束は受信機において伝送シンボルのエラーフリーの復元を保証する。しかし、発振器の不正確なチューニングやドップラーシフトにより各チャネルに発生する周波数オフセットは、スペクトル漏洩あるいはICIによるBER劣化を引き起こす(非特許文献1)。
そのようなBERの劣化を緩和する唯一の方法は、周波数オフセットをできるだけ小さく、具体的には、サブキャリア周波数間隔の1%以内に維持することである。しかしながら、この方法は、精密な周波数オフセット推定を必要とし、また、ノイズが混合されたマルチキャリア信号を受信する際、ノイズレベルが大きいと、周波数オフセット推定の精度を損なうという問題がある。更に、この方法は、高速フェージングチャネルにおいて、すなわち、ドップラーシフトが伝送シンボルに対して一定でなく、しかも、時間により変化する高速フェージングチャネルにおいて、正しく動作しない。
着目サブチャネルch0と該着目サブチャネルの上方に配置された第1、第2の隣接サブチャネルch1,ch2を考える。図1及び図2は周波数オフセットが零の場合(図1)、周波数オフセットが零でない場合(図2)における、3つのサブチャネルの周波数応答を示す。第1、第2、第3のサブチャネルに対応する中心周波数f0,f1,f2の信号は図1、図2において垂直矢印で示されている。図1、図2において、サブチャネルch0は着目チャネルを示し、サブチャネル番号ch1、ch2は周波数スケールにおいて着目チャネルより上方に置かれる2つのサブチャネルを示す。DMTシンボルの周期をTとすると、周波数スケールは1/Tに等しいチャネル間隔で正規化される。すなわち、周波数スケールの1単位はチャネル間隔でおる。図1に示されているように、周波数オフセット(チャネル間隔で正規化されている)αが0の時、図中の断続線B,Cで示される上方サブチャネルch1,ch2の伝達関数は、着目サブチャネル(実線A)の中心周波数f0において無限の減衰を与える。すなわち、周波数オフセットαが零であれば、上位サブチャネルは着目サブチャネルにICIを発生しない。言い換えると、周波数オフセットが零であれば、サブチャネルが直交し、ICIは完全に存在しない。
しかし、周波数オフセットαが零でないと、サブチャネルの直交性が崩れ、ICIが発生する。図2はDMTシステムにおいて周波数オフセットαが零でないときの各サブチャネルのスペクトル特性を示す。サブチャネルCh1,Ch2から着目サブチャネルCh0へのクロストークは、図2においてα1,0,α2,0として示される非零の相互ゲインを有する。この表記においてαの第1インデックスは干渉源であるサブチャネルを示し、第2インデックスは干渉対象のサブチャネルを示す。以上のように、周波数オフセットαが零でないと、非零の相互ゲイン、すなわち、サブチャネル間にICI(クロストーク)を発生する。
図3は周波数オフセットを有するDMTシステムにおける3つのサブチャネルの相互ICIを示すための一般的なモデルである。10,11,12はサブチャネルch0,ch1,ch2の送信装置、2は着目サブチャネルch0の受信装置、3は着目サブチャネルch0の伝送路、41,42はサブチャネルch1,ch2から着目サブチャネルch0への漏れ伝達係数(干渉係数)αi,0をサブチャネル信号D1,D2にそれぞれ乗算する乗算器、51,52はサブチャネルch1,ch2からのクロストーク(ICI)を着目サブチャネル信号に合成する合成部、6はノイズ源、7はノイズ合成部である。
図3から明らかなように上位サブチャネルch1からの信号はクロストーク係数α10を介して着目サブチャネルch0に漏洩し、上位サブチャネルch2からの信号はクロストーク係数α2,0を介して着目サブチャネルに漏洩する。
(b)技術的課題
以上より、ICIが発生しても、着目サブチャネルch0の受信信号や送信情報シンボルの値(2進数であれば符号)を正しく決定できるようにする必要がある。このため、本願発明者は着目サブチャネルにクロストークを与えるサブチャネルが1個の場合、2個の場合、N個の場合について、それぞれICIを利用してBERを改善するターボ事後アルゴリズムを実現する受信装置(ターボレシーバ)を提案している(特許文献1〜3)。
ところで、考慮すべきサブチャネル数を増加するほどBERを改善できるが、アルゴリズムが複雑になり、該アルゴリズムを実現するターボレシーバの構成が複雑化する問題がある。
以上から、本発明の目的は考慮すべきサブチャネル数が増大してもターボ事後アルゴリズムを実現する受信装置(ターボレシーバ)をシンプルな構成で実現できるようにすることである。
本発明の目的は、非線形リミッタを用いる構成によりサブチャネル数が増加してもターボレシーバをシンプルに実現することである。
非特許文献1:K.Sathananthan and C.Tellambura,“Probability of error calculation of OFDM system with frequency offset”,IEEE Trans.Commun.Vol.49,No.11,Nov.2001,pp1884−1888.
特許文献1 PCT/JP02/08763
特許文献2 PCT/JP02/08764
特許文献1 PCT/JP03/02537
前記軟判定対象値調整手段は、前記他のサブチャネルと着目サブチャネル間の結合度αiに応じた参照信号と着目サブチャネルからの受信信号y(t)との相関を演算し、該相関と該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値lnDiとを合成した値を入力変数とする非線形演算部、他サブチャネルの前記非線形演算部の出力信号に基づいてそれぞれ、前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整する調整部を備えている。
本発明の第2の態様は、複数のサブチャネルを介してそれぞれ独立にデータを送信するマルチキャリア通信システムにおける受信方法である。この受信方法では、着目サブチャネルから受信したデータが2値のうちの一方である確率と他方である確率との差である軟判定対象値を計算し、他のサブチャネルとの結合度および該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値を用いて、サブチャネル個別に前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整し、該調整された軟判定対象値に基づいて受信データを判定する。
前記軟判定対象値調整ステップは、前記他のサブチャネルと着目サブチャネル間の結合度αiに応じた参照信号と着目サブチャネルからの受信信号y(t)との相関を演算し、該相関と該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値lnDiとを合成し、これら合成値を入力として非線形演算を行い、前記軟判定対象値調整ステップは、前記各他サブチャネルの非線形演算結果に基づいて、前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整する。
本発明の第1、第2の態様によれば、BER性能を向上でき、しかも、サブチャネル数が増大してもターボ事後アルゴリズムを実現する受信装置(ターボレシーバ)をシンプルな構成で実現することができる。
図2は周波数オフセットが零でない時の着目サブチャネル及び上位サブチャネルの周波数応答特性である。
図3はICIが存在するマルチキャリア通信システムの一般的なモデルである。
図4は2つのサブチャネルからの干渉を利用して受信データを復調する通信システムの全体構成図である。
ッターの伝達特性図である。
ある。
図8はn=2の場合における本発明の判定式演算部の構成図である。
図9はn=Nとした時の通信システムの全体構成図である。
図10はn=Nの場合における本発明の判定式演算部の構成図である。
図11はターボレシーバを採用したDMTベース通信システムの構成図である。
図12はBERパフォーマンス特性図である。
図13は別のBERパフォーマンス特性図である。
(a)通信システムの全体の構成
図4は2つのサブチャネルからの干渉を利用して受信データを復調する通信システムの全体構成図であり、3つのサブチャネルch0,ch1,ch2を介してそれぞれ独立にデータを送信する3つの送信装置110,111,112、各サブチャネル毎に設けられ、対応するサブチャネルからデータを受信し、該受信データの軟判定を行う3つの受信装置120,121,122、第1,第2サブチャネルch1,ch2から着目サブチャネルch0への結合係数α1,0,α2,0を有するクロストークパス131,132、ノイズ源14、サブチャネルch1,ch2の軟判定対象値lnD1,lnD2をそれぞれ受信装置120に入力する受信ライン151,152を備えている。なお、161〜162、17はICI信号やノイズを合成する合成部である。
着目サブチャネルch0の受信装置120はサブチャネルch1,ch2の受信装置121、122から入力された軟判定対象値lnD1,lnD2を用いて、自身の軟判定対象値を調整し、該軟判定対象値に基づいて受信データの”0”、”1”を判定する。同様に他の受信装置も該受信装置とは別のの受信装置から入力された軟判定対象値を用いて、自身の軟判定対象値を調整し、該軟判定対象値に基づいて受信データの”0”、”1”を判定する。
(b)受信シンボル復調のアルゴリズム
図4に示す通信システムにおいて着目サブチャネルch0の受信機が受信シンボルを復調するアルゴリズムについて説明する。
復調アルゴリズムの原理は、着目サブチャネルch0で受信する情報シンボルが”0”(=+1)である事後確率P(D0=+1/y(t))と、”1”(=−1)である事後確率P(D0=−1/y(t))の差を示す値lnD0を導出することである。まず事後確率の差を示す値lnD0を導出する。
バイナリ情報(2値情報)が3つのサブチャネルch0,ch1,ch2を介して信号S* ij(t)として送信されるものとする。なお、S* ij(t)におけるインデックスiはサブチャネル番号(i=0,1,2)を示し、インデックスjはサブチャネルiにおける情報シンボルDiの符号により決定される。すなわち、
である。以後、表記を簡単にするために、式においてS* ij(t)の時間依存性を省略する。すなわち、S* ij(t)をS* ijと表記する。
送信情報シンボルDiは統計的に独立で(相関がなく)、且つ、等分布確率変数であるとする。サブチャネルch1,ch2からICIの影響を受けた着目サブチャネルch0の信号は、サブチャネルで送信された信号S* 1j,S* 2jと着目チャネル信号S* 0jとのクロストーク係数α1,0,α2,0による線形結合として表現される。なお、クロストーク係数α1,0,α2,0はクロストークの漏れに応じた値である。着目サブチャネルの情報シンボルD0が+1であれば、着目サブチャネルの受信信号Sj(j=0〜3)は、サブチャネルch0,ch1の信号D1,D2が+1であるか、−1であるかにより
となる。信号Sjのjは信号番号を表わす。又、同様に着目チャネルの情報シンボルD0が−1であれば、着目チャネルの受信信号Sj(j=4〜7)は、下位及び上位のサブチャネルの信号D1,D2が+1であるか、−1であるかにより
となる。
ICIの導入後は、(2)及び(3)式に従って、各サブチャネルの受信機入力における8つの信号としてSj(i=0,1,2,....7)を使用する。(2)及び(3)式におけるSjのインデックスjは信号番号を示し、着目サブチャネルch0,サブチャネルch1,ch2におけるシンボルD0,D1,D2をペア(対)にすることにより決定される。
以下の▲1▼、▲2▼を考慮することにより最適受信のアルゴリズムを更に発展することができる。すなわち、▲1▼ある情報信号同士は符号が反対であり、S* 10=−S* 11、S* 00=−S* 01、S* 20=−S* 21であるということ、及び▲2▼情報シンボルの送信のために各サブチャネルにおいて同一信号が使用され、S* 10=S* 00=S* 20及びS* 11=S* 01=S* 21であるということ、を考慮することにより、最適受信のアルゴリズムを更に発展することができる。後者の▲2▼は全サブチャネルの情報信号間に、振幅、波形、エネルギーなどに関して差が無いという事実を示している。この場合、各サブチャネルにおける(2)、(3)式の信号は、次式で示すようにペアになり、且つ反対符号になる。
(2)、(3)、(4)式より、信号Sjを受信する事後確率、換言すれば、受信信号がSjである事後確率P(Sj/y(t))は、次式
により与えられる。ただし、
k0は正規化因子、
jは信号番号(j=0,1,....,7)、
y(t)はICIを伴う信号系列Sjとスペクトルパワー強度N0を有する白色ガウス雑音n(t)との合成信号(y(t)=Sj+n(t))、
Papr(Sj)は受信信号Sjの事前確率、
P(y(t)/Sj)は条件付き確率であり、受信語がy(t)であった時、送られた符号語がSjであったという確率、
である。着目チャネルの事前確率Papr(Sj)(j=0,1,....,7)は、(2)〜(4)式より着目サブチャネルの信号がS* 00である事前確率、またはS* 01である事前確率と2つの隣接サブチャネルにおける情報信号S* ijの事後確率の交差積として表現される。すなわち、D0=+1の場合には、
となり、D0=−1の場合には
となる。
(6)〜(7)式において、Papr(Sj)は、着目サブチャネルにおいて番号jの情報信号Sjが送信される事前確率(送信確率)である。また、事前確率Papr(S* ij)はデータ発生元の統計に依存し、最も実際的には1/2に等しいと仮定される。確率P(S* ij)は受信信号S* ijの事後確率で、事前確率Papr(S* ij)と異なリ、又、受信側で高い信頼度で推
においてP(S* ij)の最も良い推定である。この仮定により、(6)及び(7)式は以下のように書き替えることができる。
あるいは、情報信号S* ijと送信情報信号Di((1)式参照)との間に直接の関係が存在する時は、(6)及び(7)式においてP(S* ij)=P(Di=j/y(t))と置き換えることができ、(6)及び(7)式は次式で表現される。なお、P(S* ij)は第iサブチャネル信号Diがjである確率である。
(10)及び(11)式において、着目サブチャネルch0における受信信号Sjの事前確率Papr(Sj)(j=0,1,2,....,7)は、情報信号S* ijの送信事前確率Papr(S* ij)と2つの隣接チャネルch1,ch2で受信した情報シンボルDiが+1又は−1である事後確率との交差チャネル積で表現される。
ターボレシーバにおいて、着目サブチャネルの受信情報シンボルD0の符号は以下のように決定する。すなわち、着目サブチャネル(番号0)の受信情報シンボルD0が+1である確率P(D0=+1/y(t))と、D0が−1である確率P(D0=−1/y(t))をそれぞれ求め、それらの大小比較により、あるいはそれらの対数(logarithm)の差と閾値との比較により受信情報シンボルD0の符号を決定する。
着目サブチャネルの受信情報シンボルD0がjとなる事後確率P(D0=j/y(t))は、D0がjである信号を受信する事後確率として得ることができる。従って、事後確率P(D0=+1/y(t))は着目サブチャネルの受信情報シンボルD0が”0”(=+1)となる確率であり、以下のように求めることができる。すなわち、(1)、(2)式より、着目サブチャネルで”0”(=+1)の情報シンボルを送信する信号はS0〜S3であるから、着目サブチャネルの受信情報シンボルD0が”0”(=+1)となる事後確率P(D0=+1/y(t))は、信号S0〜S3を受信する事後確率の和となり(12a)式で求めることができる。同様に、着目サブチャネルの受信情報シンボルD0が”1”(=−1)となる事後確率P(D0=−1/y(t))は、(12b)式で求めることができる。
(12a)式に(5)式を適用すると(ただしk0=1とする)、(13)式
となる。(13)式に(10)式を代入し、簡単化のために、P(Di=±1/y(t))のy(t)を省略すると(すなわち、P(Di=±1/y(t))=P(Di=±1)とすると)、(14)式が得られる。
同様に(15)式が得られる。
更に、(14)式を変形すると、(16a),(16b)式が得られる。
同様に、(15)式を変形すると(17)式
が得られる。
以上より、着目サブチャネルの受信情報シンボルD0が”0”(=+1)、”1”(=−1)となる事後確率P(D0=+1/y(t))、P(D0=−1/y(t))が求まれば、それらの大小比較により、あるいはそれらの対数(logarithm)の差と閾値との比較により受信情報シンボルの符号(+1又は−1)を決定できる。
・対数の差による判定
着目サブチャネルの情報シンボルD0が+1であるか、−1であるかは、ln P(D0=+1/y(t))−ln P(D0=−1/y(t))を演算し(lnはeを底とする対数)、しかる後、その正負により判定する。すなわち、
であればD0=+1と判定し、
であればD0=−1であると判定する。
さて、送信シンボルD0が統計的に独立(相関がない)であり、且つ、等分散された確率変数であることから、次式が成立する。
(19)式より、(16b)式及び(17)式における共通の乗数は判定ルールに影響を及ぼさないから、(16b),(17)式は(20),(21)式のようになる。
ここで、次式
の代数同一性を考慮して(20)式を変形すると以下の(22)式が得られる。すなわち、
とすれば、
となり、X,Yを(a)式に代入すれば(22)式が得られる。
同様に、(a)の代数同一性を考慮して(21)式を変形すると以下の(23)式が得られる。すなわち、
とすれば、
となり、X,Yを(a)式に代入すれば(23)式が得られる。
・新判定式の導出
ここで、以下の(24)、(25)式
を採用すると、A,B,C,Dは以下のようになる。
(24)、(25)式を(18a)、(18b)式の左辺の判定式に適用すると新判定式は次式
となる。
考慮することにより、(26)式の新判定式を構成する各項は以下のように書き替えることができる。なお、lnDi=lnP(Di=+1)−lnP(Di=−1)である。
上式において、lnDi=lnP(Di=+1/y(t))−lnP(Di=−1/y(t))は、第iサブチャネルで送信された信号Diが+1であるか、−1であるかの事後確率の対数差(第iサブチ
である。さらに、(2)式から
S0+S1+S2+S3=4
S0−S1=S2−S3=2・α2,0=2・α2
S0+S1−S2−S3=4・α1,0=4・α1
であり、
ΔE1=E0−E1=4(1+α1+α2)
ΔE2=E2−E3=−4(1+α1−α2)
ΔE1+ΔE2=8α2
ーの伝達関数を示し、その特性は図5に示すようになることを考慮すべきである。図5において、横軸はx、縦軸はF(x,ΔE)である。
以上から、(27)式の右辺第2項〜第3項は、リミット値ΔE1を有し、
ミッタの伝達特性を示す。これら2つのリミッタの特伝達性を合成すれば、(27)式の右辺第2項〜第5項は、リミット値ΔE1+ΔE2(=8・α2,0)を有し、
なわち、(27)式の右辺第2項〜第5項は、(28)式の右辺で近似的に表現できる。
すように構成することができる。但し、図6において、
R0=4/2=2
R1=2・α2,0=2・α2
R2=2・α1,0=2・α1
w2=1/2
である。
乗算器51及び積分器(相関器)52は(27)式の右辺第1項を1/2した値を計算する。すなわち、乗算器51は、S0(t)+S1(t)+S2(t)+S3(t)の時間依存性を省略したS0+S1+S2+S3(=4)を1/2した信号R0と受信信号y(t)の乗算を行い、積分器52は乗算結果を積分して信号R0と受信信号y(t)の相関を出力する。この相関が補正前の着目チャネルch0の軟判定対象値lnD0である。
乗算器53、積分器54、加算器55はリミッタの伝達関数F(x,ΔE)における変数
達関数F(x,ΔE)、すなわち、(27)式の右辺第2項〜第5項を計算する。乗算器57はリミッタ出力にw2(=1/2)を乗算し、加算器58は積分器52の出力と乗算
なお、乗算器53は、S0(t)−S1(t))の時間依存性を省略したS0−S1(=2・α2)をR1とする信号と受信信号y(t)の乗算を行う。すなわち、乗算器53は、サブチャネルch2と着目サブチャネル間の結合度α2をR1とする信号と受信信号y(t)の乗算を行い、積分器54は該乗算結果を積分して信号R1と受信信号y(t)との相関を出力する。リミッタ56は該相関とサブチャネルch2の受信部から入力された軟判定対象値lnD2とを合成した値をxとして入力されてf(x,ΔE)を出力し、加算器58はf(x,ΔE)に基づいて積分器52から出力される着目サブチャネルch0の軟判定対象値lnD0を補正する。
(A−B)及び(C−D)はそれぞれ(29),(30)式で表わされる。
計算を簡単にする為に、(29)式及び(30)式における非線形要素ln cosh{・}を
わせる。
ここで、ΔEΣ=ΔE1+ΔE2=8・α1,0=8・α1とすれば、(31)式は
る1つのリミッタの伝達特性を表わしている。
用いて図7に示すように構成することができる。すなわち、図7において、乗算器61、積分器62、加算器63はリミッタの伝達関数f(x,ΔE)における変数x=
数f(x,ΔE)、すなわち、(32)式の伝達関数の計算をし、乗算器65はw1(=1)
象値lnD0を補正する。すなわち、乗算器61は、S0(t)+S1(t)−S2(t)−S3(t)の時間依存性を省略したS0+S1−S2−S3(=4・α1)信号と受信信号y(t)の乗算を行う。すなわち、乗算器61は、サブチャネルch1と着目サブチャネル間の結合度2・α1をR2とする信号と受信信号y(t)の乗算を行い、積分器62は該乗算結果を積分して信号R2と受信信号y(t)との相関を出力する。リミッタ63は該相関とサブチャネルch1の受信部から入力された軟判定対象値lnD1とを合成した値をxとして入力されてf(x,ΔE)を出力し、このf(x,ΔE)に基づいて積分器52から出力される着目サブチャネルch0の軟判定対象値lnD0を補正する。
以上より、図6と図7を組み合せることにより(26)式の判定式は図8に示す判定式演算部100により計算できる。なお、図8において、図6、図7と同一部分には
の正負に従って符号D0を判定する。
・ターボデコーダとの類似性
上記本発明の受信データの復調アルゴリズムは、下記文献に記述されているターボ符号のターボデコーダに類似している。
文献:.M.C.Valeniti and B.D.Woerner,“Variable latency turbo codes for wireless multimedia applications,”Proc,Int.Symposium on Turbo codes and Related Topics.,Brest,France,Sept.1997,pp216−219.
ターボデコーダとの類似性により、本発明のアルゴリズムをターボレシーバと呼ぶことにする。ターボデコーダにおいては、各デコーダは情報を他のデコーダに渡し、そして、他のデコーダにより導き出された情報を用いて順番に推定された事後確率を精練する。同様に、本発明のアルゴリズムにおいても、サブチャネルch1,ch2から導き出された情報が、非線形処理後に、着目チャネルch0の推定された事後確率を精練するために使用される。もし、ターボデコーダにおいて、個々のデコーダ出力がハードビット判定(硬判定)の形式であれば情報を共有することにはわずかな利点があるにすぎない。ハードビット判定は、ICIキャンセルのために提案されている周知の判定帰還イコライザ(DFE)に類似する。しかし、ターボデコーダ出力は軟判定形式である。同様に本発明におけるサブチャネルの受信装置の出力lnD0,lnD1,lnD2は軟判定形式の値(軟判定対象値)あり、繰り返しの最後に、硬判定が行われる。
これらの構造的類似性は以下の理由による。すなわち、ターボレシーバでは、ターボ符号の場合と同様に、ICIの存在により、同じ情報が非相関ノイズを有するサブチャネル上を送信されるからである。この非相関ノイズの振る舞いにより、事後確率の推定(あるいは決定の信頼性)を、他サブチャネルch1,ch2から導出した推定事後確率を使って改善することが可能となる。
繰り返しターボデコーダのように、本発明のアルゴリズムは、受信された情報について最終判定を行う前に、1回以上の繰り返し行う。また、最初のステップ、すなわち、他チャネルからの判定を利用できないとき、データが等分布確率変数であれば、最初のサブチャネルのために、
P(Di=+1/y(t))=P(Di=−1/y(t))=1/2、 i=1,2
と設定することができる。この設定はベストの設定である。それゆえ、第1ステップにおいて、サブチャネルch1,ch2における事後確率の差lnD1,lnD2は零であるとする。LnD1=lnD2=0として(28),(32)式を計算することにより、未知であったlnD0の最初の推定を得ることができる。
(B)クロストークを与えるサブチャネルがN個の場合
以上は着目サブチャネルch0に対して2つのサブチャネルch1,ch2からICIが加わった場合(n=2)であるが,n=1の場合には、n=2のときと同様にして判定式lnD0は次式で与えられる。
(33)式は、図8の判定式演算部100より、乗算部53、積分器54、加算器55、リミッタ56、乗算器57、加算器58を削除した構成により演算できる。換言すれば、n=2の判定式演算部100は、n=1の判定式演算部に、乗算部53、積分器54、加算器55、リミッタ56、乗算器57、加算器58を加えることにより構成することができる。同様の考えでn=Nに拡張することができる。
図9はn=Nとした時の通信システムの全体構成図であり、(N+1)個のサブチャネルch0,ch1,ch2,…chNを介してそれぞれ独立にデータを送信する(N+1)個の送信装置110,111,112,…11N、各サブチャネル毎に設けられ対応するサブチャネルからデータを受信し、該受信データの軟判定を行う(N+1)個の受信装置(図では着目サブチャネルch0の受信装置120のみ示す)、第1〜第Nサブチャネルch1〜chNから着目サブチャネルch0への結合係数α1,0〜αN,0を有するクロストークパス131〜13N、ノイズ源14、サブチャネルch1〜chNの軟判定対象値lnD1〜lnDNをそれぞれ受信装置120に入力する受信ライン151〜15Nを備えている。なお、161〜16Nは第1〜第Nサブチャネルch1〜chNから着目サブチャネルch0へのクロストーク信号を着目サブチャネル信号に加算する合成部、17はノイズを加算する合成部である。
図10はn=Nの場合における判定式演算部の構成図であり、N=2とすれば、図8と同一の構成になる。n=Nの判定式演算部100は、n=N−1の判定式演算部の構成に、乗算部81、積分器82、加算器83、リミッタ84、乗算器85、加算器86を加えることにより構成することができる。但し、
であり、スケーリング因子wnは
である。また、リミットレベルLimnは次式
で与えられる。
(C)DMTシステムへの適用
本発明のターボレシーバの応用としてMサブチャネルのDMTベース通信システムを考える。図11はかかるターボレシーバを採用したDMTベース通信システムの構成図であり、周知のDMT通信システムにおける受信機のFFT部の後段に本発明のターボレシーバを配置した構成を有している。
図11の通信システムにおいて、直列並列変換器(S/P)501はデータレートR(bits/sec:bps)の入力ビットストリームをMビットの並列データに変換し、各ビットを新レートR/M(bps)でM個の並列サブチャネルを介して転送する。MポイントIFFT502は、M並列データを結合して時間領域のサンプル信号に変換する。並列直列変換器(P/S)503は、これらNサンプルを直列フォーマットに変換し、連続してディジタルアナログ変換器(DAC)504に入力する。DAC出力側のローパスフィルタ(LPF)505の出力信号は連続時間DMT信号である。白色ガウス雑音チャネルにおいて、送信DMT信号は、白色ガウス雑音n(t)により劣化し、DMTレシーバ600に送られる。
受信機は送信機と逆の機能を実行する。すなわち、アナログデジタル変換器(ADC)506は受信信号をAD変換し、直列並列変換器(S/P)507はデジタル信号をM並列データに変換してFFT508に入力する。FFT508はFFT処理し、各サブチャネルで送られた信号に対してMマッチトフィルタアレイとして復調処理を行う。本発明のターボレシーバ(ターボイコライザ)5091〜509Mはターボアルゴリズムに基づいたサブチャネルのデータ判定処理を行い、並列直列変換器(P/S)510は各ターボレシーバで得られた信号を直列データに変換して検出データとして出力する。以上により周波数オフセットが存在してもBERを改善することができる。
図12は、従来のDMTベースレシーバのBERパフォーマンス(MF)を示すと共に、本発明のターボ処理機能を備え、サブチャネル数M=64で6回のターボ繰り返しを行うDMTレシーバのBERパフォーマンスを示す。なお、BERパフォーマンスは、チャネル間周波数で正規化した周波数オフセットを25%として、2Eb/Noに対して示されている。又、ICIが発生しない理想的な状態におけるBERをREFとして示している。
図12より明らかなように、本発明のターボレシーバによれば強力にBERを改善する。また、本発明のターボアルゴリズムによれば考慮するクロストークパス数(クロストークサブチャネル数)が増加する毎にBERを向上することができる。なお、シミューレーションにおいて、参照信号Rnは(34)式により算出し、スケーリングファクタwnは(35)式により計算し、また、(36)式で計算されたリミットレベルLimnを有する振幅リミッタを用いて判定式演算部を構成している。
図13は従来のDFEイコライザを採用したシステムと本発明のターボイコライザを使用したシステムのBER性能比較特性であり、本発明のターボイコライザの方が遥かにBER特性が勝っている。
・効果
本発明によれば、性能向上に寄与すると共に、考慮すべきサブチャネル数が増大してもターボレシーバをシンプルに実現することができる。
又、本発明によれば、サブチャネル数を増加することによりより性能を向上でき、しかも、サブチャネル数を増加しても簡単な構成で実演できる。
Claims (10)
- 複数のサブチャネルを介してそれぞれ独立にデータを送信するマルチキャリア通信システムにおける受信装置において、
着目サブチャネルから受信したデータが2値のうちの一方である確率と他方である確率との差である軟判定対象値を、他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値を用いて調整して出力する軟判定対象値出力手段、
該調整された軟判定対象値に基づいて受信データを判定する判定部、
を備え、前記軟判定対象値出力手段は、
着目サブチャネルから受信したデータが2値のうちの一方である確率と他方である確率との差である軟判定対象値を計算する手段、
他のサブチャネルとの結合度および該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値を用いて非線形演算を行い、該非線形演算結果に基づいてサブチャネル個別に前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整する軟判定対象値調整手段、
を備えたことを特徴とする受信装置。 - 前記軟判定対象値調整手段は、
前記他のサブチャネルと着目サブチャネル間の結合度αiに応じた参照信号と着目サブチャネルからの受信信号y(t)との相関を演算し、該相関と該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値lnDiとを合成した値を入力変数とする非線形演算部、
他サブチャネルの前記非線形演算部の出力信号に基づいてそれぞれ、前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整する調整部、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記非線形演算部は前記合成値を入力する振幅リミッタである、
ことを特徴とする請求項2記載の受信装置。 - 前記各リミッタの後段にスケール因子をリミッタ該出力に乗算する乗算部、
を備えたことを特徴とする請求項3記載の受信装置。 - 前記第nサブチャネルの振幅リミッタのリミットレベルは2n−1・4・αDである、
ことを特徴とする請求項3記載の受信装置。 - 前記第nサブチャネルの振幅リミッタ出力に乗算するスケール因子は1/2n−1である、
ことを特徴とする請求項4記載の受信装置。 - 複数のサブチャネルを介してそれぞれ独立にデータを送信するマルチキャリア通信システムにおける受信方法において、
着目サブチャネルから受信したデータが2値のうちの一方である確率と他方である確率との差である軟判定対象値を計算し、
他のサブチャネルとの結合度および該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値を用いて非線形演算を行い、該非線形演算結果に基づいてサブチャネル個別に前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整し、
該調整された軟判定対象値に基づいて受信データを判定する、
ことを特徴とする受信方法。 - 前記軟判定対象値調整ステップは、
前記他のサブチャネルと着目サブチャネル間の結合度αiに応じた参照信号と着目サブチャネルからの受信信号y(t)との相関を演算し、該相関と該他のサブチャネルの受信部から入力された軟判定対象値lnDiとを合成し、これら合成値を入力として非線形演算を行い、
前記軟判定対象値調整ステップは、
前記各他サブチャネルの非線形演算結果に基づいて、前記着目サブチャネルの軟判定対象値を調整する、
ことを特徴とする請求項7記載の受信方法。 - 前記非線形演算は前記合成値を入力とするリミッタ演算である、
ことを特徴とする請求項8記載の受信方法。 - 前記リミッタ演算の後で、スケール因子を振幅リミッタ出力に乗算する、
ことを特徴とする請求項9記載の受信方法。
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