JP4090674B2 - 給水装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給水装置に関し、詳しくは、水田における各耕作区の田面水位を少ない用水量で所望の高さに調節できる水田の用排水管理システムに用いるのに適した給水装置関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の水田では、河川を流れる水を幹線給水路に導き、さらに、幹線給水路を流れる水を水田の側縁に沿って設けられた開放型の給水路に導いて水田の各耕作区に供給するようにしている。給水路と耕作区との間には給水口が設けられており、給水路を流れる用水は、各給水口から各耕作区にそれぞれ供給される。
【0003】
また、前記給水路の反対側には開放型の排水路が設けられており、各耕作区に面した排水路の排水口には水位設定器が設けられている。この水位設定器は、堰板等の高さを調整することにより、それぞれの耕作区の田面水位を一定の高さに維持するように形成されている。また、排水路の下流側は、幹線排水路と接続しており、耕作区から排水路に排出された余剰の用水や雨水は、幹線排水路を経て河川に還流される。
【0004】
このような水田の場合には、給水路を流れる用水は、給水路の上流側に位置する給水口から各耕作区に流入する。そして、耕作区に供給された用水は、水位設定器によって一定の水位に維持されるとともに、余剰の用水が排水路に排出される。このようにして、上流側から下流側の耕作区に向かって用水が順次供給されていくため、下流側の耕作区ほど用水の供給が不足がちとなる。特に、日照りが続く旱魃期には、下流側の耕作区にほとんど用水が供給されなくなり、稲の成育不良によって収穫量が減少するということがあった。
【0005】
さらに、傾斜地に階段状に水田が設けられたいわゆる棚田では、上位の水田と下位の水田とを区分する畦畔に両者の連絡通路となる溝を設け、この溝を介して上位の水田から下位の水田に用水を順次供給する田越し灌漑を採用しているが、この田越し灌漑の場合には、それぞれの畦畔に連絡通路となる畦畔を形成する作業が厄介であり、また、この溝の周辺部では稲の成育が悪くなることがあった。すなわち、連絡通路となる溝を低温用水が絶え間なく流れると、この溝の周辺部では、低温用水の影響を受けて稲の成育が悪くなるという問題があった。さらに、給水口から各耕作区に流入する水勢が強いと、給水口周辺の土が流されたり、稲の生育に悪影響を及ぼすことになる。
【0006】
一方、農村の都市化に伴って農家の兼業化が進行するとともに、就業時間の短縮及び制限から農作業等の自動化及び省力化の要請が強まっており、水田の給水管理や施肥管理等の省力化が望まれている。
【0007】
そこで本発明は、水田全体にわたって安定した状態で用水を供給でき、田面水位を自動的に一定に維持できる用排水管理システムに用いるのに適した給水装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の給水装置は、水田の耕作区に用水を供給するための給水装置であって、側壁に耕作区に連通する耕作区給排水口を設けた給水枡と、該給水枡内に鉛直方向に立ち上がったパイプの上端開口部に設けられた弁座と、前記パイプの軸線方向に移動して前記弁座を開閉する弁体と、該弁体の開閉を行う操作部とを備えるとともに、前記弁座の高さを前記耕作区給排水口の下縁より下方に配置したことを特徴としている
【0009】
また、前記弁体は、その全開時における弁座からの距離が、弁座内径の50%以上であることが好ましい
【0010】
さらに、前記耕作区給排水口は、上下位置を調節可能な土砂流入防止堰を備えていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の給水装置を用いた用排水管理システムの一例を示す概略平面図、図2は本発明の給水装置の一形態例を示す縦断面図、図3は給水装置の他の形態例を示す縦断面図、図4は水位調節装置の一形状例を示す縦断面図、図5は水位調節装置の他の形状例を示す縦断面図である。
【0012】
水田10の内部は、短手方向に延びる畦畔11によって複数の耕作区12に区分されている。各耕作区12は、例えば、長辺が100〜200m、短辺が30〜100m程度の長方形状に区分され、全体的に見れば緩やかに傾斜しているにしても、略平坦に整地されている。
【0013】
水田10の側縁には、その長手方向に沿って農道13が設けられており、各農道13には、その傾斜面の下方に、用水を通すための通水パイプである給水パイプ21と排水パイプ22とが埋設されている。前記給水パイプ21及び排水パイプ22は、上流側が用水ラインに接続しており、下流側が排水ラインに接続している。この用水ライン及び排水ラインは、状況に応じて開放型の水路で形成してもよく、パイプラインで形成することもできる。なお、用水ラインには、河川から水を引き込むための水路が接続しており、排水ラインには、放出された用水や雨水を河川に還流させるための水路が接続している。さらに、給水経路及び排水経路となる給水パイプ21や排水パイプ22は、必ずしも農道13に沿って設ける必要はなく、必要に応じて畦畔11に沿って設けたり、その他の箇所に設けるようにしてもよい。また、これらを開放型の水路で形成することもできる。
【0014】
また、各耕作区12の側縁には、前記給水パイプ21に接続した給水装置30と、排水パイプ22に接続した水位調節装置40とがそれぞれ設置されている。なお、給水パイプ21及び排水パイプ22の設置場所によっては、給水装置30と水位調節装置40とを耕作区12の一辺に隣接させて、あるいは一体的に形成して設置することもできる。
【0015】
前記給水装置30は、図2の断面図に示すように、農道13の一側の傾斜面部分に設けた給水枡31の内部に給水バルブ32を収納したものであって、この給水バルブ32は、給水パイプ21から鉛直方向に立ち上がって給水枡31の底板を貫通したパイプ33Pの上端開口部に弁座33を設け、この弁座33をパイプ33Pの軸線方向に移動する弁体34によって開閉するように形成されている。弁体34は、支持部材34Sの上端に回動可能に支持されたハンドル34Hに螺合する弁軸34Aの下端に取付けられており、開閉操作部であるハンドル34Hを回すことにより弁軸34Aを介して弁体34を上下動させるように形成されている。
【0016】
この給水装置30は、ハンドル34Hを操作して弁体34の開度を適当に調整することにより、給水パイプ21からパイプ33Pを上昇して給水枡31内に流入する用水量を調整することができる。給水枡31内に流入した用水は、耕作区12に連通するように給水枡31の一側に開口した耕作区給排水口31Wから耕作区12内に供給される。
【0017】
このような給水装置30を用いることにより、水田設置部の傾斜によって給水パイプ21の上下で水圧が大きく異なっていても、各給水装置30における弁体34の開度を適切に調整することにより、必要十分な量の用水を各耕作区12に満遍なく供給することができる。また、パイプ33Pを給水パイプ21に対して鉛直方向に設置することにより、給水パイプ21内の空気を給水装置30から排出することができる。これにより、給水パイプ21内に発生した空気溜りを解消して通水不足を未然に防止でき、さらに、給水パイプ21内が瞬間的に負圧となることによる給水パイプ21の破損を防止できる。
【0018】
また、この給水装置30は、給水バルブ32の弁座33の高さを前記耕作区給排水口31Wの下縁より下方に配置しているので、パイプ33Pからの用水は、給水枡31内に溜まっている用水中に噴出することになり、パイプ33Pから噴出した用水が耕作区12に勢いよく直接流入することがない。さらに、弁体34がパイプ33Pの軸線方向に移動してパイプ33Pの開口端に設けた弁座33を開閉するようにしているので、パイプ33Pから噴出する用水を弁体34で受け止めて水勢を弱めることができ、耕作区給排水口31Wから耕作区12に流入する用水の水勢を更に弱めることができる。
【0019】
また、このような給水装置30において、弁体34の全開時における弁座33からの距離を、弁座内径の50%以上にしておくことにより、代掻き時等に大量の用水が必要なときには、給水バルブ32を全開状態にすることによって大量の用水を耕作区12に供給することが可能となる。
【0020】
さらに、前記耕作区給排水口31Wには、土砂流入防止堰35が設けられている。この土砂流入防止堰35は、耕作区給排水口31Wの両側に設けられたガイド溝35aに、上下位置調節可能かつ着脱可能に挿入されており、土砂流入防止堰35の上下位置を調節したり、取り外したりすることにより、給水枡31内への土砂の流入を防止することができる。なお、土砂流入防止堰35は、上下位置調節可能にすることなく、最上位位置に固定された状態のものであってもよい。
【0021】
さらに、図3に示す給水装置のように、給水パイプ21に接続して排水枡31内で鉛直方向に立ち上がる前記パイプ33Pに、給水バルブ32の周囲を覆う逆流防止枡36を設けておくこともできる。この逆流防止枡36は、給水バルブ32の外径より大きな内径を有する筒体36Tの下部に、パイプ33Pの周壁にゴムリング36Rを介して上下動可能に摺接する摺動部36Eを設けたものである。この逆流防止枡36は、給水バルブ32の周囲を覆うような状態に引き上げることにより、耕作区給排水口31Wから給水枡31内に土砂が流入しても、土砂による給水バルブ32の汚染やパイプ33P内への土砂の逆流を防止できる。
【0022】
なお、図3に示す給水装置は、図2に示した給水装置30と基本的に同じように形成することができるので、同一の構成要素には同一の符号を付してこれらの詳細な説明は省略する。また、給水枡31の底部には、該給水枡31から排水する場合を考慮して、排水用のパイプを接続するためのパイプ接続部37を設けておいてもよい。
【0023】
一方、前記水位調節装置40は、図4に示すように、耕作区12に連通する開口41aを備えた有底筒状の排水枡41に、排水パイプ22に接続する排水部42を収納したものを用いることができ、排水部42には、排水枡41の上部に開口する高さ調節可能な水位調節堰43と、排水枡41の底部近傍で開口可能な排水弁44とが設けられている。
【0024】
前記水位調節堰43は、排水部42の水平方向のパイプ42Pから垂直方向に立上がったパイプ43Pの上端の上向きの開口に、水密性と摺動抵抗を得るためのゴム製のシールパッキン43Sを介して上下動可能に嵌装した筒体43Tにより形成されている。この筒体43Tには、該筒体43Tを上下動させるための操作ロッド43Hが排水枡41の上方に延びるように設けられている。
【0025】
また、排水弁44は、排水部42のパイプ42Pに対応した貫通口を有する2枚の板状部材の間に板状の弁体を上下動可能に設けたスライド弁を、パイプ42Pの先端に装着したものであって、弁体の上方に連結した操作ロッド44Hにより開閉操作が行えるように形成されている。
【0026】
なお、前記各操作ロッド43H,44Hには、弁の開閉状態や堰の高さを表示するための目盛りを設けておくことができる。また、排水枡41の上部には蓋体を装着しておくこともできる。さらに、水位調節堰43の上下位置調整構造も任意に選択することができ、例えば蛇腹構造等を採用することができる。
【0027】
上述のような構成からなる水位調節装置40は、各耕作区12に面した農道13の側縁部等に鉛直方向に埋設され、各耕作区12における田面水位は、各耕作区12に設けた水位調節装置40における水位調節堰43の高さ位置を、筒体43Tに設けた操作ロッド43Hを上下に移動させることにより、各耕作区12毎に設定される。
【0028】
このように、水位調節堰43の上縁を田面水位に対応した高さにそれぞれ設定し、排水弁44を全閉にした状態で、前記給水装置30の逆流防止枡36の上縁を田面水位よりも若干高くして給水バルブ32の弁体34を適当な開度に設定することにより、給水パイプ21からの用水が給水装置30の給水枡31内に流入した後、耕作区給排水口31Wを通って各耕作区12へ給水される。このとき、逆流防止枡36が田面水位よりも若干高く設定しておくことにより、耕作区12内の用水や土砂が給水枡31内に流入することを防止できる。
【0029】
一方、排水パイプ22側の水位調節装置40では、水位調節堰43の筒体44Tの上縁が田面水位に対応した高さに調節されているので、耕作区12に供給された余剰の用水や雨水は、開口41aから排水枡41内に流入した後、筒体43Tの上縁を越えてパイプ43P内を流下し、排水部42から排水パイプ22に排出される。
【0030】
したがって、各耕作区12内の田面水位は、水位調節装置40に設けた水位調節堰43の筒体43Tを所定高さに調節することによって自動的に調節することができる。そして、給水パイプ21に設置した給水装置30の給水バルブ32の開度を適当に調整することにより、耕作区12への流入用水量を調整でき、必要最小限の用水量で田面水位を一定に維持することが可能となる。
【0031】
このような用排水管理を行うことにより、各耕作区12への用水の供給量を少なくできるため、水田を設置した部分の傾斜角度にかかわらず各耕作区12に満遍なく用水を供給できるようになり、下流側の耕作区12で水不足が発生することもなくなる。また、耕作区12への用水の流入量を少なくできるため、耕作区12に施用された農薬や肥料等が外部に流出することも少なくなり、環境破壊の問題を招来するおそれもない。
【0032】
このように形成したことにより、給水パイプ21を流れる用水を少量にすることができるため、小径のパイプを用いることができ、給水パイプ21に大きな勾配を付けなくてもある程度の流速を確保できる。また、各耕作区12に給水装置30や水位調節装置40を設置する作業も容易に行うことができる。しかも、水位調節装置40は、合成樹脂製の筒材等を適宜に組合わせて製作することができ、排水枡41内に一体に組込まれているので、排水部42と排水パイプ22とを直接あるいは適当な継手を介して接続するだけでよいことから、工事費等を大幅に削減することができる。しかも、従来の平坦地灌漑では、用水を圧送するためのポンプが必要であったが、全く不要とすることができ、用水を超低圧で送水することができる。
【0033】
また、耕作区12から用水を排出する場合には、給水パイプ21側の給水装置30の給水バルブ32を閉じ状態とし、水位調節装置40における水位調節堰43の筒体43Tを押し下げるか、排水弁44を開くことにより、耕作区12に貯留されている用水を水位調節装置40から排水パイプ22に排出することができる。
【0034】
一方、一度に大量の用水を必要とする水田の代掻き時には、水位調節装置40の筒体43Tを引上げることにより、給水パイプ21から給水装置30を通って耕作区12内に流入した用水が水位調節装置40から排水パイプ22に排出されることがなくなり、その全量が耕作区12内に貯留される状態になるので、速やかに所定の水位にすることができる。
【0035】
また、減反等でいくつかの耕作区12への給水が不要な場合は、その耕作区12に対応した給水装置30の給水バルブ32を閉じ、水位調節装置40の排水弁45を全開状態にしておくことにより、耕作区12内の雨水等は、耕作区12から水位調節装置40の排水部43を通って排水パイプ22に排出される。
【0036】
さらに、耕作区12等から排水枡41内にに侵入した土砂等は、枡底部の排水弁44を開くことにより、パイプ42Pから用水と共に排水パイプ22に排出することができる。
【0037】
また、水位調節装置として、図5に縦断面図で示す構造のものを使用することもできる。この水位調節装置50は、耕作区12側の側面が開口した排水枡51と、該排水枡51の底板51Bに設けた排水口52に接続される鉛直方向の排水縦管52Pと、排水口52に上下方向に摺動可能に装着された筒体からなる水位調節堰53とにより形成されている。
【0038】
水位調節堰53は、水密性と適度な摺動抵抗とを得るためのゴム製のシールパッキン53Sを介して排水口52に上下動可能に取付けられており、底板51Bに対して任意の高さに保持できるように形成されている。また、水位調節堰53の上部には把手53Hが設けられており、排水枡51の前面開口両側には、土砂の流入を防止する堰板54を取付けるための堰板取付部が設けられている。
【0039】
このように形成された水位設定器50は、排水枡51に接続した排水縦管52Pの下端に、排水パイプ22に至る水平乃至下り勾配を有する排水横管55Pをエルボ55Eを介して接続した状態で設置される。
【0040】
さらに、前記排水縦管52Pの外周には、止水シート56が設けられている。この止水シート56は、その中心部に設けた配管挿通孔56aが排水縦管52Pの外周に密着するように形成されており、排水縦管52Pと周囲の土砂との間に隙間が発生した場合でも、この隙間を伝わって水が流下することを防止し、耕作区12内の用水が外部に流出することを防止している。
【0041】
このような水位調節装置50においても、水位調節堰53の上下位置を調節したり、堰板54を着脱したりすることにより、図4に示した水位調節装置40と同様の作用が得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の給水装置は、耕作区に流入する用水の水勢を弱めることができるので、給水口周辺の土が流されることがなく、稲の生育に悪影響を及ぼすことがなくなる。また、大量の用水の供給にも対応でき、耕作区からの用水の逆流や土砂の流入も防止可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給水装置を用いた用排水管理システムの一例を示す概略平面図である。
【図2】 本発明の給水装置の一形態例を示す断面図である。
【図3】 給水装置の他の形態例を示す縦断面図である。
【図4】 水位調節装置の一形状例を示す縦断面図である。
【図5】 水位調節装置の他の形状例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10…水田、11…畦畔、12…耕作区、13…農道、21…給水パイプ、22…排水パイプ、30…給水装置、31…給水枡、31W…耕作区給排水口、32…給水バルブ、33…弁座、33P…パイプ、34…弁体、34A…弁軸、34H…ハンドル、34S…支持部材、35…土砂流入防止堰、35a…ガイド溝、36…逆流防止枡、36E…摺動部、36R…ゴムリング、36T…筒体、37…パイプ接続部、40…水位調節装置、41…排水枡、41a…開口、42…排水部、42P…パイプ、43…水位調節堰、43H…操作ロッド、43P…パイプ、43S…シールパッキン、43T…筒体、44…排水弁、44H…操作ロッド、50…水位調節装置、51…排水枡、51B…底板、52…排水口、52P…排水縦管、53…水位調節堰、53H…把手、53S…シールパッキン、54…堰板、55E…エルボ、55P…排水横管、56…止水シート、56a…配管挿通孔

Claims (3)

  1. 水田の耕作区に用水を供給するための給水装置であって、側壁に耕作区に連通する耕作区給排水口を設けた給水枡と、該給水枡内に鉛直方向に立ち上がったパイプの上端開口部に設けられた弁座と、前記パイプの軸線方向に移動して前記弁座を開閉する弁体と、該弁体の開閉を行う操作部とを備えるとともに、前記弁座の高さを前記耕作区給排水口の下縁より下方に配置したことを特徴とする給水装置
  2. 前記弁体は、その全開時における弁座からの距離が、弁座内径の50%以上であることを特徴とする請求項1記載の給水装置。
  3. 前記耕作区給排水口は、上下位置を調節可能な土砂流入防止堰を備えていることを特徴とする請求項1記載の給水装置。
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