JP4090159B2 - ルーフドレン施工時の回り止め装置 - Google Patents
ルーフドレン施工時の回り止め装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4090159B2 JP4090159B2 JP24460799A JP24460799A JP4090159B2 JP 4090159 B2 JP4090159 B2 JP 4090159B2 JP 24460799 A JP24460799 A JP 24460799A JP 24460799 A JP24460799 A JP 24460799A JP 4090159 B2 JP4090159 B2 JP 4090159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- drain
- concrete
- locking hole
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の屋上やベランダ等のスラブコンクリートに、ルーフドレンを組込んで施工する際に、ルーフドレンをコンクリートの打設前にコンクリート型枠に組付け固定するための固定装置、さらに詳しくは、ルーフドレン施工時の回り止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の屋上やベランダ等のスラグコンクリートには、予じめルーフドレンが組込まれる。従来このようなルーフドレンを組込んで施工する際には、ルーフドレーン本体をコンクリート型枠に組付けて固定するが、その固定方法は、コンクリート型枠に固定した固定金具とドレン本体の受皿底部に設置した押え板に1本のボルトを通して上からナットで締付けて固定するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ルーフドレンの回り止め装置は、ボルトとナットで固定されたドレン本体に、ボルトと平行に回り止めバーを押え板と固定金具に打ち込んで回転方向への動きを阻止するものであるが、回り止めバーは押え板と固定金具の両面に相対向する2つの係止孔に手作業で嵌挿させるためワンタッチで迅速に作業することが困難であった。また、コンクリート打設後にコンクリート型枠を取外して解体する際に、回り止めバーが支持を失って落下するおそれがあり、その為危険性の問題点も有していた。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドレン本体をコンクリート型枠に取付けて固定する際には、ボルト・ナットによる締付けと同時に回り止めバーをリード部及びガイド部に案内させることによりワンタッチで簡単迅速に作業を行い、而もコンクリート型枠の解体時等に回り止めバーを誤って落下させるおそれがないようにして安全性を高めることを可能にしたルーフドレン施工時の回り止め装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるルーフドレン施工時の回り止め装置は、上面開放型の受皿部1と受皿底部2に開口した排水管口3とを一体に有してなるドレン本体10を、円筒スぺーサー4を介してコンクリート型枠20上に設置して、このドレン本体をコンクリート型枠20に固設された固定金具5と排水管口3上の押え板6との間においてボルト・ナット11.12で締め付けた状態でコンクリート型枠20内に生コンクリートを打設するようにしたルーフドレンにおいて、前記押え板6の面と底部の固定金具5の面の夫々に互いに相対向するようにスリット溝からなる係止孔7.8を設けて、この両係止孔7.8に1本の回り止めバー9を上方より嵌挿し、回り止めバー9下端部と係止孔7.8側の一方又は両方に、係止孔に対する係合時のリード及び案内となるように、リード部R及び案内部Gを設け、且つ回り止めバー9側のリード部Rは、バー下端部を下向き山形傾斜に形成されてなり、対応する係止孔7.8側の案内部Gは、スリット溝巾より大きい大径孔とされてなるものである。
【0006】
そして、前記回り止めバー9は、下端部がコンクリート型枠20に突き立つように支持されてなり、且つバー上端部に前記支持が外れた場合に落下を阻止するように押え板6の面の係止孔内縁7aに係合する係合突起9aを設けてなるものである。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、添附図面に従って説明する。図1〜図2は、コンクリート打設後のルーフドレン組立完成時の状態を示しており、図3〜図4はコンクリート型枠にルーフドレンを取付け、固定した状態を示している。図1〜図4において、10はドレン本体で、このドレン本体は上面開放型の角形の受皿部1と受皿底部2に下向きに開口した排水管口3を一体に有している。排水管口3は建築施工時に排水管31が接続できるように内面にテーパネジ32(図1の場合)が設けられている。図2は外嵌合接続で排水管31を接続する場合である。
【0008】
図3〜4において、20はコンクリート型枠であって、この型枠の底部に円板形の固定金具5が一体に取付けられ、上面に1本のボルト11が固定ナット13にて不動状に固定されている。4は円筒スぺーサで、固定金具5の外周に嵌合しその上端口にドレン本体10の排水管口3を嵌合することによりドレン本体10を型枠20の面上に所定の高さに保持されるようにする。排水管口3の上部の開口部に押え板6が嵌置される。この押え板6は四角状の金属板からなるものを、受皿底部2に対して回動しないように、四隅に配置された突起14で保持されるようにする。押え板6の面にボルト11の嵌挿孔15と、回り止めバー9の嵌挿用の係止孔7が設けられる。固定金具5の上面にも回り止めバー9の嵌挿用係止孔8が設けられる。2つの係止孔7.8は図5〜6に示すように鈎形スリット溝からなり、スリット溝の中央部にスリット溝巾より大きい円形状の大径孔を形成し、この大径孔を回り止めバー9の案内部Gとなす。案内部Gは角形状の大径部とすることもできる。
【0009】
回り止めバー9は、金属板片を折り曲げて横断面コ字形に形成するとともに、下端部を下向き山形傾斜に形成してこの山形傾斜部を係止孔7.8への嵌入時のリード部Rとなす。また、この回り止めバー9にはその上部に係合突起9aを設けて、回り止めバー9を係止孔7.8に嵌挿した場合に下方へ通り抜けできないようにしている。図7は係合突起9aを板面の打ち出しにより形成した場合であり、図8はバー9の上部に切欠け9bを設けて、これにワイヤー又は輪ゴム9cを巻き付けてこれを係合突起9aとしている。
【0010】
【作用】
図3〜4に示すように、コンクリート型枠20の面上の固定金具5に円筒スぺーサ4を嵌めその上にドレン本体10の排水管口3を嵌合し、固定金具5に突設固定したボルト11に押え板6を嵌挿し、ナット12を螺動して締付けると、ドレン本体10はコンクリート型枠20に一体に取付けられる。しかしこの状態では、回転方向に対して緩みを生じると、遊回動のおそれがあるので、押え板6の上からその面の係止孔7と下方に対向する固定金具5の面の係止孔8に回り止めバー9を嵌挿させるとドレン本体10は、コンクリート型枠20に対して上下及び回転方向の何れに対しても完全に固定されたものとなる。
【0011】
回り止めバー9を押え板6の面の係止孔7に嵌挿させる時には、下端部の山形傾斜のリード部Rを係止孔7のスリット溝に当てがって押し込むようにするとスリット溝中央の大径孔が案内部Gとなって自然に誘導されるようにワンタッチで一気に嵌挿され、且つ下方の固定金具の係止孔8に対しても同様にリード部と案内部によって多少位置が狂っても正しく誘導して一気に嵌挿できるものである。
【0012】
ドレン本体10の受皿部1には、その後に発泡スチロール等の材料からなる養生板(カバー)16を上面開放部に嵌合密着して内部を閉塞する。
【0013】
コンクリート型枠20内には、上記のようにしてルーフドレンが組立てられると、ドレン本体10の外周側部の空間に生コンクリートを流し込む。生コンクリートが固化すると、所要時間後にコンクリート型枠20が外される。同時にドレン本体10の受皿部1の養生板16を取外して内部を開け、ナット12を緩めて押え板6、ボルト11を取り去り、さらに回り止めバー9を引抜けば一連の施工工事が終了する。尚、図1〜4において、17はアンカーボルト、18は帽状キャップ形のストレーナ、19はストレーナの取付け用ねじである。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、前記のように押え板の面と底部の固定金具の面の夫々に互いに相対向するようにスリット溝からなる係止孔を設けて、この両係止孔に1本の回り止めバーを上方より嵌挿し、回り止めバー下端部と係止孔側の一方又は両方に、係止孔に対する係合時のリード及び案内となるように、リード部及び案内部を設け、且つ回り止めバー側のリード部は、バー下端部を下向き山形傾斜に形成されてなり、対応する係止孔側の案内部は、スリット溝巾より大きい大径孔とされているので、回り止めバーによりドレン本体がコンクリート型枠に対して回転方向にも完全に一体化されるとともに、回り止めバーを押え板と固定金具の相対向する2つの係止孔に嵌挿させる際にはリード部及び案内部によって円滑且つ確実に先の尖ったバー先端部から滑り込むように嵌挿し、多数のものをワンタッチで能率よく作業できるものである。而も回り止めバーの上端部には抜止め用の係合突起が設けられているため、コンクリート型枠を外した場合等に係止孔にひっ掛って下方へ落下しない為不測の事故を回避し、安全性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフドレンをスラブコンクリートに組込んだ状態の縦断側面図。
【図2】同上の他の実施例の縦断側面図。
【図3】ドレン本体をコンクリート型枠に取付けた状態の縦断側面図。
【図4】同上の平面図。
【図5】押え板の平面図と同図A−A線の断面図。
【図6】固定金具の平面図と同B−B線の断面図。
【図7】回り止めバーの正面図と側面図、及びC−C線の断面図。
【図8】回り止めバーの他の実施例の正面図と、側面図である。
【符号の説明】
1 受皿部
2 底部
3 排水管口
4 円筒スぺーサ
5 固定金具
6 押え板
7.8 係止孔
9 回り止めバー
10 ドレン本体
11 ボルト
12 ナット
20 コンクリート型枠
R リード部
G 案内部
Claims (2)
- 上面開放型の受皿部(1)と受皿底部(2)に開口した排水管口(3)とを一体に有してなるドレン本体(10)を、円筒スぺーサー(4)を介してコンクリート型枠(20)上に設置して、このドレン本体をコンクリート型枠(20)に固設された固定金具(5)と排水管口(3)上の押え板(6)との間においてボルト・ナット(11.12)で締め付けた状態でコンクリート型枠(20)内に生コンクリートを打設するようにしたルーフドレンにおいて、前記押え板(6)の面と底部の固定金具(5)の面の夫々に互いに相対向するようにスリット溝からなる係止孔(7.8)を設けて、この両係止孔(7.8)に1本の回り止めバー(9)を上方より嵌挿し、回り止めバー(9)下端部と係止孔(7.8)側の一方又は両方に、係止孔に対する係合時のリード及び案内となるように、リード部(R)及び案内部(G)を設け、且つ回り止めバー(9)側のリード部(R)は、バー下端部を下向き山形傾斜に形成されてなり、対応する係止孔(7.8)側の案内部(G)は、スリット溝巾より大きい大径孔とされてなることを特徴とするルーフドレン施工時の回り止め装置。
- 前記回り止めバー(9)は、下端部がコンクリート型枠(20)に突き立つように支持されてなり、且つバー上端部に前記支持が外れた場合に落下を阻止するように押え板(6)の面の係止孔内縁(7a)に係合する係合突起(9a)を設てなけることを特徴とする請求項1記載のルーフドレン施工時の回り止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24460799A JP4090159B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | ルーフドレン施工時の回り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24460799A JP4090159B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | ルーフドレン施工時の回り止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001065122A JP2001065122A (ja) | 2001-03-13 |
JP4090159B2 true JP4090159B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
ID=17121260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24460799A Expired - Fee Related JP4090159B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | ルーフドレン施工時の回り止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4090159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4681586B2 (ja) * | 2007-08-17 | 2011-05-11 | カネソウ株式会社 | ドレイン本体の固定装置における回り止め装置 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24460799A patent/JP4090159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001065122A (ja) | 2001-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5340232A (en) | Manhole cover | |
CA1210981A (en) | Drainage channel | |
JP4090159B2 (ja) | ルーフドレン施工時の回り止め装置 | |
JP4980444B2 (ja) | コンクリート埋設物装置 | |
KR200255166Y1 (ko) | 벽면 매설용 콘센트 박스 | |
KR200205940Y1 (ko) | 거푸집 작업용 발판지지대 | |
KR100734185B1 (ko) | 교량용 슬래브 패널의 각도조절 기능을 구비한 지지대 | |
JP3560767B2 (ja) | 捨て型枠パネル | |
KR101257543B1 (ko) | 도난방지용 스틸그레이팅 | |
JP2010031629A (ja) | グレーチング用固定具 | |
KR200195768Y1 (ko) | 배수구의 그레이팅 어셈블리 | |
JP2000170240A (ja) | グレーチング固定金具 | |
GB2233016A (en) | Drainage gully | |
JP3504747B2 (ja) | アンカーボルト用フランジ付ナット | |
JPH0430257Y2 (ja) | ||
KR102685977B1 (ko) | 높이 조절이 가능한 조립식 트렌치 | |
JP3824892B2 (ja) | コンクリート埋設物装置、配線用ボックス及びバー材 | |
KR200261915Y1 (ko) | 배수로용 뚜껑의 이탈 및 소음 방지 장치 | |
KR0136277Y1 (ko) | 다단 조립식 맨홀 | |
KR20220157824A (ko) | 철판 맨홀뚜껑 | |
SK15582002A3 (sk) | Odvodňovacie zariadenie, ako aj spôsob výroby odvodňovacieho zariadenia | |
KR200238953Y1 (ko) | 볼트캡을 갖는 맨홀 구조물 | |
JP4589837B2 (ja) | 受枠用締付け固定具 | |
KR200209349Y1 (ko) | 안전 정화조 맨홀 | |
JP3974822B2 (ja) | 排水用ドレインの据付施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |