JP4090138B2 - 開き戸 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転式やプッシュプル式等のバーハンドルにより開閉されるドアや扉等の建具本体を有する開き戸に係り、特にバリアフリー基準に適合し得る開き戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、日本の家屋では昔の3尺モジュールの伝統があり、その影響で900mm系モジュールで設計施工される場合が多く、開き戸の規格もこれに準じて900mm系モジュールのものが一般に広く採用されている。従来の開き戸では図13に示すように、壁51に建具枠52が取り付けられ、一方の建具枠52に取り付けられた丁番53を介してドアや扉等の建具本体54が開閉可能に取り付けられる。
【0003】
そして、意匠上、或いは施工性を考慮して建具枠52の表面が壁51の表面よりも突出して設けられ、更に丁番53が建具枠52の表面よりも突出して設けられるのが一般であった。
【0004】
一方、建具本体54を開閉するためのバーハンドル55は高齢者や障害者、或いは子供等にも開閉操作が容易であるため近年広く普及しつつある。バーハンドル55の付いた建具本体54は該バーハンドル55を握って操作し易いように建具本体54とバーハンドル55との間に指の関節部まで入る操作空間を設けているため該バーハンドル55の建具本体54表面からの突出量が比較的大きくなる。
【0005】
従って、図13に示すように建具本体54を全開した状態にする場合もバーハンドル55や建具本体54が壁51にぶつかって壁51が傷付かないようにストッパ(戸当たり)等で壁51の表面から所定間隔だけ手前で止まるようにしてあるのが一般である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例では上記したようにバーハンドル55の建具本体54の表面からの突出量が多いと、該建具本体54が全開した時、壁51から離れるばかりか通路側も開き戸の実有効幅を見かけ上狭めることになり、通行時に袖が引っ掛かる等の不都合が発生する虞があった。
【0007】
更に前述の従来例では建具枠52の表面が壁51の表面よりも突出して設けられ、その上、丁番53が建具枠52の表面よりも突出して設けられ、更にバーハンドル55の建具本体54表面からの突出量が比較的大きいことから該建具本体54を全開した状態で該建具本体54が壁51の表面から比較的大きく離れた状態で納まるため、建具本体54を全開した状態での開き戸の実有効幅が見かけ上更に小さくなるという問題があった。
【0008】
特に最近の住宅事情において、年金や住宅金融公庫の貸付額の優遇措置として規定されているバリアフリー基準では身障者用の車椅子が通れる程度に開き戸の実有効幅を750mm以上確保するようになっており、図13に示す開き戸を915mmモジュールの規格で施工した場合、開き戸の実有効幅を660mm程度しか確保出来ず、バリアフリー基準に適合し得ないという問題があった。
【0009】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、開き戸の実有効幅をより有効にするために先ずはバーハンドルの建具本体の表面からの突出を出来るだけ少なくして実有効幅が広く取れる開き戸を提供することが出来、900mm系モジュールの開き戸でも実有効幅を750mm以上確保し、車椅子の通行を容易にしてバリアフリー基準に適合し得る開き戸を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る開き戸は、建具本体を開閉するためのバーハンドルが該建具本体を彫り込んだ箇所に設けられ、且つ、少なくとも該建具本体を全開した時に壁の表面に対面する側のバーハンドルが手前側に引くと引き出され、手を離すと自動的に建具本体側に復帰するプッシュプル式であることを特徴とする。
【0011】
本発明は、上述の如く構成したので、建具本体を彫り込んだ箇所にバーハンドルを設けたことで、建具本体を開閉する際にバーハンドルを握って操作するための操作空間を建具本体の内部側に確保することが出来、該バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することが出来る。
【0012】
これにより、建具本体を全開した状態で該建具本体の壁表面からの突出量を小さくすることが出来、実有効幅が確実に広く取れる開き戸を提供することが出来る。従って、900mm系モジュールの開き戸でも実有効幅を750mm以上確保し、車椅子の通行を容易にしてバリアフリー基準に適合し得る開き戸を提供することが出来る。
【0013】
また、バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することで該バーハンドルが開き戸を通行する際の障害になることもなく好ましい。
【0014】
また、本発明に係る開き戸の他の構成は、壁に取り付けられた建具枠に丁番を介して開閉可能に取り付けられる建具本体を有する開き戸において、前記丁番が取り付けられる側の前記建具枠は、その表面が前記壁の表面と略面一になるように該壁に取り付けられ、前記建具枠を彫り込んだ箇所に取り付けられた前記丁番により前記建具本体を全開した状態で該建具本体が前記壁の表面に略密着され、前記建具本体を開閉するためのバーハンドルが該建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたことを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、建具本体を開閉するためのバーハンドルが該建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたことで、建具本体を開閉する際にバーハンドルを握って操作するための操作空間を建具本体の内部側に確保することが出来、該バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することが出来る。これにより、建具本体を全開した状態で該建具本体の壁表面からの突出量を小さくすることが出来る。
【0016】
また、丁番が取り付けられる側の建具枠の表面が壁の表面と略面一になるように該壁に取り付けられ、建具本体を全開した状態で該建具本体が壁の表面に略密着される丁番を用いたことで、建具本体を全開した状態で建具本体を壁の表面に並行で且つ略密着させた状態で納めることが出来、実有効幅が広く取れる開き戸を提供することが出来る。従って、900mm系モジュールの開き戸でも実有効幅を750mm以上確保し、車椅子の通行を容易にしてバリアフリー基準に適合し得る開き戸を提供することが出来る。
【0017】
また、バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することで該バーハンドルが開き戸を通行する際の障害になることもなく好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る開き戸の一実施形態を具体的に説明する。尚、以下の各実施形態の説明において例示した寸法や配置構成は本発明を適用した具体例に過ぎず、これ等に限定されるものではない。
【0019】
図1は本発明に係る開き戸の構成を示す平面図、図2は本発明に係る開き戸の建具枠周辺の構成を示す横断面説明図、図3は本発明に係る開き戸の第1実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図、図4は第1実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。
【0020】
先ず、図1〜図4を用いて本発明に係る開き戸の第1実施形態の構成について説明する。図1〜図4において、本実施形態の開き戸1は、建具枠2が壁3に埋設された状態で取り付けられており、該建具枠2の表面2aは壁3の表面3cと略面一になるように設定されている。一方の建具枠2には該建具枠2に埋設して丁番4が取り付けられており、該丁番4を介してドアや扉等の建具本体5が開閉可能に取り付けられている。
【0021】
建具本体5の該建具本体5を開閉するための回転式のバーハンドル6a,6bが取り付けられる部分には図3に示すように該建具本体5を彫り込んだ箇所5a,5bが設けてあり、該彫り込んだ箇所5a,5bにバーハンドル6a,6bが夫々取り付けられている。
【0022】
本実施形態では、図3に示すように、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面する彫り込んだ箇所5aの深さが、これと反対側の彫り込んだ箇所5bの深さよりも大きくなるように設定されており、これにより、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面するバーハンドル6aの建具本体5の表面からの突出量が、これと反対側のバーハンドル6bの建具本体5の表面からの突出量よりも小さくなるように設定しても建具本体5を開閉する際にバーハンドル6a,6bを握って操作するための十分な操作空間を該建具本体5の内部側に確保することが出来るようになっている。
【0023】
本実施形態の建具本体5を彫り込んだ箇所5a,5bは図3に示すように、建具本体5のバーハンドル6a,6bを取り付ける部分に形成された貫通穴5cの両側から金属板や硬質樹脂板等により形成された仕切板7a,7bが嵌入して互いに当接して固定されている。
【0024】
従って、比較的薄厚の建具本体5であっても彫り込んだ箇所5a,5bの彫り込み深さを最大限確保することが出来、建具本体5を開閉する際にバーハンドル6a,6bを握って操作するための十分な操作空間を該建具本体5の内部側に確保することが出来るようになっている。
【0025】
また、建具本体5を全開した時にバーハンドル6aが対面する壁3には、該バーハンドル6aに対応する部位に彫り込んだ箇所3aが設けてあり、建具本体5を全開した時に該建具本体5の表面から突出したバーハンドル6aが壁3の彫り込んだ箇所3aに収納されるようになっている。
【0026】
本実施形態では壁3に形成された彫り込んだ箇所3aは該壁3の表面部に取り付けられる石膏ボード等の仕上げ材3bのみを一部切り欠いて金属板や硬質樹脂板等により形成された化粧板8を嵌装して固定しており、これにより、壁3の下地材等を加工せずに施工することが出来るものである。
【0027】
尚、壁3の表面3cに対面するバーハンドル6aの建具本体5の表面からの突出量が僅かな場合には壁3の彫り込んだ箇所3aを設けなくても良い。
【0028】
上記構成によれば、建具本体5を開閉するためのバーハンドル6a,6bが該建具本体5を彫り込んだ箇所5a,5bに設けられたことで、建具本体5を開閉する際にバーハンドル6a,6bを握って操作するための操作空間を建具本体5の内部側に確保することが出来、該バーハンドル6a,6bの建具本体5の表面からの突出量を小さく設定することが出来る。これにより、建具本体5を全開した状態で該建具本体5の壁3の表面3cからの突出量を小さくすることが出来る。
【0029】
また、丁番4が取り付けられる側の建具枠2の表面2aが壁3の表面3cと略面一になるように該壁3に取り付けられ、建具本体5を全開した状態で該建具本体5が壁3の表面3cに略密着されるように構成された丁番4を用いたことで、建具本体5を全開した状態で建具本体5を壁3の表面3cに並行で且つ略密着させた状態で納めることが出来、実有効幅が広く取れる開き戸1を提供することが出来る。従って、915mmモジュールの開き戸1でも実有効幅を750mm以上確保し、車椅子の通行を容易にしてバリアフリー基準に適合し得る開き戸1を提供することが出来る。
【0030】
また、バーハンドル6a,6bの建具本体5の表面からの突出量を小さく設定することで該バーハンドル6a,6bが開き戸1を通行する際の障害になることもなく好ましい。
【0031】
また、建具本体5の開閉をバーハンドル6a,6bにより行うことで、高齢者や障害者、或いは子供等にも開閉操作が容易である。
【0032】
尚、建具本体5を全開した状態では該建具本体5は図示しない制動手段により開放状態で保持され、バーハンドル6bを引くことで建具本体5を閉めることが出来るようになっている。
【0033】
次に図5及び図6を用いて本発明に係る開き戸の第2実施形態について説明する。図5は本発明に係る開き戸の第2実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図、図6(a)は第2実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す縦断面説明図、図6(b)は第2実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
本実施形態では図5及び図6に示すように、回転式のバーハンドル6a,6bが取り付けられる建具本体5の彫り込んだ箇所5a,5bの彫り込み深さを略等しくして構成したものである。本実施形態の場合、建具本体5の厚さが比較的厚い場合に有効であり、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面するバーハンドル6aの建具本体5の表面からの突出量と、これと反対側のバーハンドル6bの建具本体5の表面からの突出量の両方を小さく設定しても建具本体5を開閉する際にバーハンドル6a,6bを握って操作するための十分な操作空間を該建具本体5の内部側に確保することが出来る。
【0035】
従って、前記第1実施形態よりも更にバーハンドル6a,6bが開き戸1を通行する際の障害になることがなく好ましい。また、本実施形態では、図6(a)に示すように、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面する該建具本体5の彫り込んだ箇所5aには制動手段となるマグネット9等のキャッチャーが取り付けてあり、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に設けられた図示しない磁性体等のキャッチャーに吸着する等して建具本体5を開放した状態で保持出来るようになっている。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0036】
次に図7及び図8を用いて本発明に係る開き戸の第3実施形態について説明する。図7は本発明に係る開き戸の第3実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図、図8は第3実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
前記第1実施形態では回転式のバーハンドル6a,6bを用いて説明したが、本実施形態では図7及び図8に示すように、回転式のバーハンドル6a,6bの代わりにプッシュプル式のバーハンドル11a,11bを用いて構成したものである。本実施形態のバーハンドル11a,11bでは手前側に引くと開くようになっており、手を離すと自動的に建具本体5側に復帰するようになっている。
【0038】
従って、建具本体5を全開してバーハンドル11aが壁3の彫り込んだ箇所3aに収納される時、該バーハンドル11aは化粧板8に当接して図7に示すように建具本体5側に押されて該建具本体5の表面側に略密着され、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面するバーハンドル11aの建具本体5の表面からの突出量は小さくなる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来るものである。
【0039】
次に図9及び図10を用いて本発明に係る開き戸の第4実施形態について説明する。図9は本発明に係る開き戸の第4実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図、図10(a)は第4実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す縦断面説明図、図10(b)は第4実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】
本実施形態では、前記第3実施形態と同様にプッシュプル式のバーハンドル11a,11bを用いて、前記第2実施形態と同様にバーハンドル11a,11bが取り付けられる建具本体5の彫り込んだ箇所5a,5bの彫り込み深さを略等しくして構成したものである。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ることが出来るものである。
【0041】
尚、前記各実施形態において、仕切板7a,7bは当接させた状態で配置される一例を示したが、仕切板7a,7bの間に空隙や建具本体5の材料等が介在して該仕切板7a,7bが所定の離間間隔を有して対面配置されても良い。従って、仕切板7a,7bは建具本体5に貫通穴5cを形成して取り付けられる以外に建具本体5の両側面から夫々溝を穿設してその溝に取り付けられることでも良い。
【0042】
次に図11を用いて本発明に係る開き戸の第5実施形態について説明する。図11(a)は第5実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す縦断面説明図、図11(b)は第5実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
本実施形態では図11(a),(b)に示すように、建具本体5の高さ方向において上段に一方の回転式のバーハンドル6bを配置し、下段に他方の回転式のバーハンドル6aを配置すると共に仕切板7a,7bを夫々建具本体5の両表面に略面一に設定して建具本体5を開閉する際にバーハンドル6a,6bを握って操作するための操作空間を該建具本体5の内部側に該建具本体5の略厚さ寸法だけ確保するように構成したものである。
【0044】
上記構成によれば、比較的薄厚の建具本体5であっても建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面するバーハンドル6aの建具本体5の表面からの突出量と、これと反対側のバーハンドル6bの建具本体5の表面からの突出量の両方を小さく設定しても建具本体5を開閉する際にバーハンドル6a,6bを握って操作するための十分な操作空間を該建具本体5の内部側に確保することが出来る。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0045】
次に図12を用いて本発明に係る開き戸の第6実施形態について説明する。図12(a)は第6実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図、図12(b)は図12(a)のA−A矢視図、図12(c)は図12(a)のB−B矢視図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
本実施形態では図12(a)〜(c)に示すように、建具本体5の高さ方向において上段に一方のプッシュプル式のバーハンドル11bを配置し、下段に他方の同じくプッシュプル式のバーハンドル11aを配置すると共に仕切板7a,7bを夫々建具本体5の両表面に略面一に設定して建具本体5を開閉する際にバーハンドル11a,11bを握って操作するための操作空間を該建具本体5の内部側に該建具本体5の略厚さ寸法だけ確保するように構成したものである。
【0047】
上記構成によれば、比較的薄厚の建具本体5であっても建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面するバーハンドル11aの建具本体5の表面からの突出量と、これと反対側のバーハンドル11bの建具本体5の表面からの突出量の両方を小さく設定しても建具本体5を開閉する際にバーハンドル11a,11bを握って操作するための十分な操作空間を該建具本体5の内部側に確保することが出来る。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来るものである。
【0048】
尚、前記第5、6実施形態において、仕切板7a,7bは夫々建具本体5の両表面に略面一に配置される一例を示したが、仕切板7a,7bが建具本体5の内部に配置されても良い。従って、仕切板7a,7bは建具本体5に貫通穴5cを形成して取り付けられる以外に建具本体5の両側面から上下段に夫々溝を穿設してその溝に取り付けられることでも良い。
【0049】
また、前記第1〜第6の実施形態では建具本体5の両面側に彫り込んだ箇所5a,5bを設けて構成したが、建具本体5を全開した時に壁3の表面3c側に対面する側にだけ彫り込んだ箇所5aを設けて構成しても良い。また、壁3に形成された彫り込んだ箇所3aはあっても良いし、無くても良い。
【0050】
また、前記各実施形態では、建具本体5が90°で全開する一例について説明したが、180°で全開する場合に適用しても良く、他の種々の角度で全開する場合に適用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、建具本体を彫り込んだ箇所にバーハンドルを設けたことで、建具本体を開閉する際にバーハンドルを握って操作するための操作空間を建具本体の内部側に確保することが出来、該バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することが出来る。
【0052】
これにより、建具本体を全開した状態で該建具本体の壁表面からの突出量を小さくすることが出来、実有効幅が広く取れる開き戸を提供することが出来る。従って、900mm系モジュールの開き戸でも実有効幅を750mm以上確保し、車椅子の通行を容易にしてバリアフリー基準に適合し得る開き戸を提供することが出来る。
【0053】
また、バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することで該バーハンドルが開き戸を通行する際の障害になることもなく好ましい。
【0054】
また、本発明に係る開き戸の他の構成によれば、建具本体を開閉するためのバーハンドルが該建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたことで、建具本体を開閉する際にバーハンドルを握って操作するための操作空間を建具本体の内部側に確保することが出来、該バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することが出来る。これにより、建具本体を全開した状態で該建具本体の壁表面からの突出量を小さくすることが出来る。
【0055】
また、丁番が取り付けられる側の建具枠の表面が壁の表面と略面一になるように該壁に取り付けられ、建具本体を全開した状態で該建具本体が壁の表面に略密着される丁番を用いたことで、建具本体を全開した状態で建具本体を壁の表面に並行で且つ略密着させた状態で納めることが出来、実有効幅が広く取れる開き戸を提供することが出来る。従って、900mm系モジュールの開き戸でも実有効幅を750mm以上確保し、車椅子の通行を容易にしてバリアフリー基準に適合し得る開き戸を提供することが出来る。
【0056】
また、バーハンドルの建具本体表面からの突出量を小さく設定することで該バーハンドルが開き戸を通行する際の障害になることもなく好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開き戸の構成を示す平面図である。
【図2】本発明に係る開き戸の建具枠周辺の構成を示す横断面説明図である。
【図3】本発明に係る開き戸の第1実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図である。
【図4】第1実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。
【図5】本発明に係る開き戸の第2実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図である。
【図6】(a)は第2実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す縦断面説明図、(b)は第2実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。
【図7】本発明に係る開き戸の第3実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図である。
【図8】第3実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。
【図9】本発明に係る開き戸の第4実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す横断面説明図である。
【図10】(a)は第4実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す縦断面説明図、(b)は第4実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。
【図11】(a)は第5実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す縦断面説明図、(b)は第5実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図である。
【図12】(a)は第6実施形態において建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたバーハンドルの構成を示す正面説明図、(b)は図12(a)のA−A矢視図、(c)は図12(a)のB−B矢視図である。
【図13】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…開き戸
2…建具枠
2a…表面
3…壁
3a…彫り込んだ箇所
3b…仕上げ材
3c…表面
4…丁番
5…建具本体
5a,5b…彫り込んだ箇所
5c…貫通穴
6a,6b…バーハンドル
7a,7b…仕切板
8…化粧板
9…マグネット
11a,11b…バーハンドル

Claims (3)

  1. 建具本体を開閉するためのバーハンドルが該建具本体を彫り込んだ箇所に設けられ
    且つ、少なくとも該建具本体を全開した時に壁の表面に対面する側のバーハンドルが手前側に引くと引き出され、手を離すと自動的に建具本体側に復帰するプッシュプル式であることを特徴とする開き戸。
  2. 壁に取り付けられた建具枠に丁番を介して開閉可能に取り付けられる建具本体を有する開き戸において、
    前記丁番が取り付けられる側の前記建具枠は、その表面が前記壁の表面と略面一になるように該壁に取り付けられ、
    前記建具枠を彫り込んだ箇所に取り付けられた前記丁番により前記建具本体を全開した状態で該建具本体が前記壁の表面に略密着され、
    前記建具本体を開閉するためのバーハンドルが該建具本体を彫り込んだ箇所に設けられたことを特徴とする開き戸。
  3. 前記建具本体を彫り込んだ箇所は、立面視で建具本体の一方の側と他方の側とで重ならないように設けられたことを特徴とする請求項3に記載した開き戸。
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