JP4089599B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機 Download PDF

Info

Publication number
JP4089599B2
JP4089599B2 JP2003392027A JP2003392027A JP4089599B2 JP 4089599 B2 JP4089599 B2 JP 4089599B2 JP 2003392027 A JP2003392027 A JP 2003392027A JP 2003392027 A JP2003392027 A JP 2003392027A JP 4089599 B2 JP4089599 B2 JP 4089599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment element
treatment
pressure
user
massage machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003392027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005152086A (ja
Inventor
昌広 桐ヶ谷
昇一 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2003392027A priority Critical patent/JP4089599B2/ja
Publication of JP2005152086A publication Critical patent/JP2005152086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4089599B2 publication Critical patent/JP4089599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Description

本発明は、被施療者を押圧する向きに突没自在に駆動される施療子と、該施療子を保持、駆動し、前記被施療者の巾方向、上下方向に移動自在な施療アームとを備え、前記施療子に前記被施療者側より加わる圧力を、内蔵する弾性体の弾性変位を検出することで検知する圧力検知手段を具備するマッサージ機に関するものである。
従来より、例えば、特開2000−237259号公報等に開示されるような、揉み玉からなる施療子にて多様な揉み動作を行う椅子型のマッサージ機が知られている。このような従来のマッサージ機においては、施療子が被施療者を押圧する圧力を検知する圧力検知手段を設けており、圧力検知手段で圧力を検知しながら施療子を被施療者の首、肩、背、腰になぞらせてその形状を記憶し、前記記憶した形状に基づいて様々な施療(マッサージ)を行ったりするものである。
ところで、かかる従来のマッサージ機にあっては、専ら、圧力を検知するための多数の部品、機器を組み込んでいるため、多数の部品を介して圧力を伝達することで誤差が積算されて大きくなる一方、圧力検知により得られる情報も多彩な施療に活用するには、不充分なものであった。
特開2000−237259号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、圧力を検知するための多数の部品、機器を組み込むことなく、簡便に、より詳細な圧力検知情報を検出し得る圧力検知手段を採用することにより、得られた圧力検知情報を多彩な施療に活用し得るマッサージ機を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のマッサージ機にあっては、被施療者を押圧する向きに突没自在に駆動される少なくとも一つの施療子と、該施療子を保持、駆動し、前記被施療者の巾方向、上下方向に移動自在な施療アームとを備え、前記施療子に前記被施療者側より加わる圧力を、内蔵する複数の弾性体の弾性変位を検出することで検知する圧力検知手段を具備するマッサージ機であって、前記施療子と該施療子を駆動する駆動源との間に配設される伝達機構部に駆動源側のウォーム軸及び前記施療子側のウォームホイールを備え、ウォーム軸を軸方向に移動可能とする一方、二つの前記弾性体の弾性力により、前記ウォーム軸を、軸方向に均衡、挟持せしめ、前記施療子からの圧力がウォームホイールを介してウォーム軸に加わった時に、弾性体の付勢力の均衡する均衡点から、前記弾性体が前記圧力に対応して軸方向に変位した方向と変位量を検知する変位計を設けて前記圧力検知手段とし、前記施療子に被施療者側より加わる圧力が前記マッサージ機から逃げる方向の圧力であって、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、運転を停止する運転停止手段を有することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明のマッサージ機にあっては、請求項1記載のマッサージ機において、前記施療子に被施療者側より加わる圧力が前記マッサージ機から逃げる方向の圧力であって、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、運転を停止する運転停止手段、異常を表示する異常表示手段を有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明のマッサージ機にあっては、請求項2記載のマッサージ機において、前記施療子を上昇せしめる際に、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、前記運転停止手段が、上昇動作を停止し得る一方、前記異常表示手段が、特定の異常モード表示を行い得ることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明のマッサージ機にあっては、請求項2または請求項3記載のマッサージ機において、前記施療子が、被施療者に対して没方向に移動する際に、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、前記運転停止手段が、没方向への移動動作を停止し得る一方、前記異常表示手段が、特定の異常モード表示を行い得ることを特徴とするものである。
本願発明のマッサージ機では、被施療者を押圧する向きに突没自在に駆動される少なくとも一つの施療子と、該施療子を保持、駆動し、前記被施療者の巾方向、上下方向に移動自在な施療アームとを備え、前記施療子に前記被施療者側より加わる圧力を、内蔵する複数の弾性体の弾性変位を検出することで検知する圧力検知手段を具備するマッサージ機であって、前記施療子と該施療子を駆動する駆動源との間に配設される伝達機構部に駆動源側のウォーム軸及び前記施療子側のウォームホイールを備え、ウォーム軸を軸方向に移動可能とする一方、二つの前記弾性体の弾性力により、前記ウォーム軸を、軸方向に均衡、挟持せしめ、前記施療子からの圧力がウォームホイールを介してウォーム軸に加わった時に、弾性体の付勢力の均衡する均衡点から、前記弾性体が前記圧力に対応して軸方向に変位した変位量を検知する変位計を設けて前記圧力検知手段としたので、弾性体、変位計等のごく少数の部品を使用するのみで、施療子に被施療者側より加わる圧力を簡便に検知できるのみならず、施療子に加わる圧力の方向が、施療子をマッサージ機側へ押し戻し、没入せしめようとする本来の方向と異なる場合でも、かかる圧力を伝達機構部において検知し得ることとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。尚、本発明のマッサージ機は、下記の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
図1は、本実施形態のマッサージ機における機械的施療動作を行う際の主体となる主体ブロックAの基本構成を示すものである。すなわち、本実施形態のマッサージ機は、椅子型のマッサージ機であり、椅子の座部の後端部に背凭れ部を略上方に向けて設け、背凭れ部に機械的施療動作を行う施療子を設けて構成してあり、被施療者Mは座部に座ると共に背凭れ部に背凭れした状態で、施療子による叩き動作、揉み動作等の機械的施療動作を行うようになっている。この主体ブロックAはかかる背凭れ部に上下移動自在に配置される。
主体ブロックAは、略箱枠状をしたフレーム55に後述する種々の機器を取り付けて形成してあり、施療子(揉み玉)1、及び、この施療子1が取り付られる施療アーム2を含んで構成する施療子ユニット3と、前記施療子ユニット3をそれぞれ被施療者Mに対して、突没方向、巾方向、上下方向に動作させるための強弱駆動部4、巾駆動部5、上下駆動部6と、施療子に叩き動作を行わせる叩き駆動部7とで主体が構成される。
主体ブロックAのフレーム55の両側板8間には、図1に示すように、巾駆動部5の巾駆動軸9が回転自在に取り付けてあると共に、巾駆動モータ11がフレーム55に取り付けてある。巾駆動軸9には、外周に雄ねじ(図示せず)を設けてあり、この雄ねじは巾駆動軸9の軸方向の中央部を境にして左右の雄ねじは互いに逆ねじの関係となっている。この巾駆動軸9の左右の雄ねじにはそれぞれ後述する施療子ユニット3の送りナット10が螺合してあり、巾駆動軸9が正転方向あるいは逆転方向に回転して一対の施療子ユニット3が互いに近付いたり、あるいは互いに離れたりする動作、つまり、巾方向(左右方向)の移動を行うようになっている。
施療子ユニット3の上記巾方向の可動範囲の両外側には、図1、図2に示すように、一対の強弱駆動用歯車12が回動自在となるように主体ブロックAのフレームに設けてある。この一対の強弱駆動用歯車12は、扇形をした歯車主体の円弧部分に歯を設けた円弧状歯車により構成してあり、円弧の中心孔が上記巾駆動軸9に遊嵌してある。左右両側の強弱駆動用歯車12間には、二本の巾駆動支軸13が架設してあり、この巾駆動支軸13は巾駆動軸9と平行であり、巾駆動支軸13は上記一対の施療子ユニット3に設けた貫通孔(図示せず)内に移動自在に挿入してある。
左右両側の強弱駆動用歯車12には後述の強弱駆動部4の強弱駆動モータ14の回転を伝達する一対の伝達用歯車15が噛み合っている。
強弱駆動部4は、強弱駆動モータ14の回転により強弱ギアボックス18内の伝達機構(後で詳述する)を介して主体ブロックAのフレームに回転自在に軸支した強弱駆動軸16を回動するようになっている。強弱駆動軸16の両端部には一対の伝達用歯車15が設けてあり、この一対の伝達用歯車15はそれぞれ上記左右両側の強弱駆動用歯車12に噛み合っている。従って、強弱駆動モータ14を正転あるいは逆転駆動することで強弱駆動軸16が正転あるいは逆転
方向に回転し、上記伝達用歯車15を介して左右両側の強弱駆動用歯車12が巾駆動軸9を回転中心として回動する。左右両側の強弱駆動用歯車12が回動すると、後で更に詳述するが、左右両側の強弱駆動用歯車12間に架設した二本の巾駆動支軸13が挿通される施療子ユニット3は、前記強弱駆動用歯車12の回動と共に巾駆動軸9を中心に回動することとなり、施療子ユニット3に設けた施療子1の被施療者M側への突出量(前後方向の突出量)を変化してマッサージすることができる。つまり、施療子ユニット3が回動することで施療子1は円弧運動をして(本実施形態では巾駆動軸9と同軸を回転中心とした円弧運動をして)上下方向及び前後方向に移動するようになり、被施療者Mに対する施療子1の当たる強弱を可変するようになっている。
主体ブロックAに設けた上下駆動部6は、駆動源である上下駆動モータ17を正転あるいは逆転駆動することで、上下ギアボックス19内に設けた伝達機構を介して両端部に上下ピニオン20、上下ローラ21を設けた上下駆動軸22を正転あるいは逆転駆動する。一方、マッサージ機の背凭れ部の内部には、左右の外枠フレーム(図示せず)に上下方向ガイドレール(図示せず)を設けてあり、この上下方向ガイドレールに上記上下駆動軸22の両端部の上下ローラ21を上下移動自在に取り付けると共に、前記上下方向ガイドレールに形成したラック(図示せず)を上下駆動軸22の両端部の上下ピニオン20に噛み合わせてある。上下駆動モータ17を上記のように正転あるいは逆転駆動すると、上下ピニオン20がラックに噛み合いながら正転あるいは逆転して上下方向ガイドレールに沿って上方あるいは下方に移動することとなり、上下駆動軸22及び主体ブロックAを上方あるいは下方に移動するようになっている。
次に、施療子ユニット3と叩き駆動部7について説明する。
施療子ユニット3は、図3、図4に示すように、上述した巾駆動軸9の雄ねじに螺合する送りナット10を備えた固定部23と、前記固定部23に対して回動自在に設けられる可動部24とで主体が構成され、巾駆動軸9の左右の雄ねじにそれぞれ螺合するように左右に一対設けられる。
固定部23は略箱状をした送りケース26と略へ字状をした巾アーム27とを固着具等にて一体的に形成したもので、固定部23の巾方向の一対の対向する面を貫通して内部に巾駆動軸9が挿通される挿通孔28を形成すると共に、この挿通孔28に挿通される巾駆動軸9の雄ねじが螺合するように送りナット10が内部に設けてある。これにより、上述したように、巾駆動軸9を中心として強弱駆動用歯車12が回動すると共にこの両強弱駆動用歯車12間に架設した巾駆動支軸13も巾駆動軸9廻りに平行を保ったまま回動した際、固定部23も強弱駆動用歯車12及び巾駆動支軸13と一体的に回動するものである。
可動部24は、前記固定部23に対して回動自在に設けられる叩き動作板部25と、この叩き動作板部25に対して若干回動可能に設けられる施療アーム2を具備する。
叩き動作板部25は、上記固定部23に回動自在となるように軸支されるもので、本実施形態では固定部23の上端部に側方に突出する突出軸29を設けると共に、叩き動作板部25の後端部に前記突出軸29が嵌入される被嵌孔30を穿孔し、ブッシュ31を介して前記突出軸29に叩き動作板部25の被嵌孔30を被嵌してある。これにより、叩き動作板部25は固定部32に対して前記突出軸29及び被嵌孔30を中心として回動自在となるようにしてある。この叩き動作板部25には、後述する叩きリンク33のピン34が挿通されるピン挿通穴35が設けてあると共に、施療アーム2を揺動可能に軸支する揺動支点軸36が突設してある。
施療アーム2は、一端部が前方に突出すると共に他端部が下方に突出する側面視略逆L字状をした板状のもので、その端部にそれぞれ施療子1が設けてある。この施療アーム2は、叩き動作板部25に対して若干だけ回動可能となるように叩き動作板部25に設けてある。
叩き動作を行う叩き駆動部7は、施療子ユニット3における可動部24を固定部23に対して揺動させて施療部位を可動部24の施療子1にて叩くもので、叩き駆動モータ37、叩き駆動偏芯軸38、叩きリンク33とで主体が構成される。
左右の強弱駆動用歯車12間には、叩き駆動偏芯軸38を回転自在に設けてあり、叩き駆動モータ37にて叩き駆動偏芯軸38を回転させる。叩きリンク33は、図3、図4に示すように、前記叩き駆動偏芯軸38の偏芯部39と可動部24に設けたピン34を連結しており、偏芯部39の偏芯運動によって可動部24を固定部23に対して揺動させて叩き動作を行う。
一方、本実施形態のマッサージ機は、図5に示すように、施療子1を設けた施療子ユニット3を上下方向、巾方向(左右方向)に移動すると共に、施療子1を被施療者Mを押圧する方向(前後方向)に突没自在に移動して揉み動作を行うのものであるが、かかるマッサージ動作の際に、施療子1が被施療者Mを押圧する力(即ち圧力)を検知する圧力検知手段40を備えている。この圧力検知手段40は、施療子1を駆動する強弱駆動部4の伝達機構部に2つの弾性体41a、41bを設け、この弾性体41(41a、41b)の弾性変位を検出して圧力を算出するというものである。
すなわち、図5に示すように、強弱駆動モータ14の出力軸42には回転継手43が取り付けてあり、この回転継手43には軸方向に移動可能にウォーム軸44が連結してある。ウォーム軸44には2個のベアリング45が設けてあると共に、このベアリング45は強弱ギアボックス18に固定した外輪軸受46内を軸方向に移動自在に嵌入されてあり、これによってウォーム軸44は軸方向に移動可能で且つ、強弱駆動モータ14の回転によって回転継手43を介して回転する。ウォーム軸44には、軸方向の中央部の外表面にウォームギア47を形成してあり、このウォームギア47にはウォームホイール48が噛み合っている。ウォームホイール48は強弱ギアボックス18に回転自在に軸支されると共に、その中心には強弱駆動軸16が同心状に設けてあり、ウォーム軸44が回転することでウォームホイール48及び強弱駆動軸16が回転し、施療子1に上述したような被施療者Mに対する押圧力を与えるものである。
また、ウォーム軸44には、回転継手43に連結した側の端部近傍の外表面にフランジ部49aを形成してあり、このフランジ部49aの回転継手43側の側面を弾性体41aとなるコイルばねの一端にて弾圧し、前記コイルばねの内部に回転継手43を挿通した状態でコイルばねの他端を強弱ギアボックス18の壁面に弾圧して、ウォーム軸44を強弱駆動モータ14から離れる方向に向けてばね付勢してある。一方、ウォーム軸44の強弱駆動モータ14から離れる方向の終端部近傍の外表面には、フランジ部49bを形成してあり、このフランジ部49bの強弱駆動モータ14から離れる方向の終端部側の側面を弾性体41bとなるコイルばねの一端にて弾圧し、上記弾性体41aとなるコイルばねと、この弾性体41bとなるコイルばねの二つの前記弾性体の弾性力により、前記ウォーム軸44を、軸方向に均衡、挟持せしめている。
施療子1を被施療者Mに対して押圧する場合、強弱駆動モータ14が回転すると共に回転継手43を介してウォーム軸44が回転し、ウォームホイール48はウォーム軸44と噛み合っている部分が強弱駆動モータ14から離れる方向に移動するように回転する。ウォーム軸44は、通常においては、弾性体41a、41bのコイルばねの付勢力の均衡する所定の均衡点に位置している。
そして、図6に示すように、施療子1に圧力(矢印方向[A方向])が加わるとウォームホイール48にはウォーム軸44と噛み合っている部分を強弱駆動モータ14に近づける方向に回転し、これによってウォーム軸44は上記弾性体41(41a、41b)のコイルばねの付勢力に抗って上記均衡点から強弱駆動モータ14に近づく方向に移動するため、この変位量を計測することで、この変位量と弾性体41のコイルばねのばね特性とから圧力を算出することができることとなる。
これに対して、図7に示すように、上記とは逆に施療子1に対して矢印方向(B方向[マッサージ機から逃げる方向])の力が加わると、ウォームホイール48にはウォーム軸44と噛み合っている部分を強弱駆動モータ14から離れる方向に回転し、これによってウォーム軸44は上記均衡点から強弱駆動モータ14から離れる方向に移動することとなる。このように、複数の弾性体41(41a、41b)のコイルばねを使用することにより、施療子1に加わる圧力の方向が、施療子をマッサージ機側へ押し戻し、没入せしめようとする本来の方向(A方向:上記図6参照)と異なる場合でも、かかる圧力を伝達機構部において検知し得ることとなる。
弾性体41の変位量は、変位計によってウォーム軸44の変位量を計測することで間接的に計測することができる。本実施形態では、図5、図6、図7に示すように、ウォーム軸44の強弱駆動モータ14と反対側の端部にフランジ状をしたギャップ検知体51を設けると共に、このギャップ検知体51とのギャップ(距離)を計測可能なギャップセンサ50(例えば渦電流式のような非接触変位計)を強弱ギアボックス18に取り付けてある。
この結果、圧力は、図6、図7に示すようにギャップセンサ50とウォーム軸44のギャップ検知体51との間のギャップの変位を計測することで算出可能となる。変位計にギャップセンサ50を用いることで、小型、軽量化を図り得るが、変位計としてはその他にも、ギャップセンサ50のような非接触式ではなく、可変抵抗を用いたもの(例えばポテンショメータ)であってもよく、この場合には、電磁ノイズ等の外乱による誤差等を低減することができる。
また、かかる構成を採用することにより、圧力を検知するのに専用の多数の部品・機器を組み込む必要がなく、強弱駆動部4の伝達機構部を用いて弾性体41、変位計等のごく少数の部品を設けるだけで済み、多数の部品を介して圧力を伝達することによる誤差の積算や、組み立て、補修が困難になる等の不具合を回避し得ることとなる。
このように、本実施形態のマッサージ機では、被施療者を押圧する向きに突没自在に駆動される少なくとも一つの施療子と、該施療子を保持、駆動し、前記被施療者の巾方向、上下方向に移動自在な施療アームとを備え、前記施療子に前記被施療者側より加わる圧力を、内蔵する複数の弾性体の弾性変位を検出することで検知する圧力検知手段を具備するマッサージ機であって、前記施療子と該施療子を駆動する駆動源との間に配設される伝達機構部に駆動源側のウォーム軸及び前記施療子側のウォームホイールを備え、ウォーム軸を軸方向に移動可能とする一方、少なくとも二つの前記弾性体の弾性力により、前記ウォーム軸を、軸方向に均衡、挟持せしめ、前記施療子からの圧力がウォームホイールを介してウォーム軸に加わった時に前記弾性体が前記圧力に対応して軸方向に変位した変位量を検知する変位計を設けて前記圧力検知手段としたので、弾性体、変位計等のごく少数の部品を使用するのみで、施療子に被施療者側より加わる圧力を簡便に検知できるのみならず、施療子に加わる圧力の方向が、施療子をマッサージ機側へ押し戻し、没入せしめようとする本来の方向と異なる場合でも、かかる圧力を伝達機構部において検知し得ることとなる。
さらに、本実施形態のマッサージ機では、上記したように、施療子1及び施療アーム2を有する施療子ユニット3と、この施療子ユニットを、少なくとも、被施療者への突没方向、巾方向、上下方向に動作させるための強弱駆動部4、巾駆動部5、上下駆動部6を備えた主体ブロックAを具備するので,被施療者への突没方向、巾方向、上下方向への動作が、効率的且つ円滑にできることとなる。
一方、本実施形態のマッサージ機では、図8に示すように、施療子1に対して、被施療者側より加わる圧力が、マッサージ機から逃げる方向(上記B方向)の圧力であって、この逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、運転を停止する運転停止手段、及び、異常を表示する異常表示手段を設けることができる。
すなわち、図8(a)、(b)に示すように、施療子1に対して矢印方向(B方向[マッサージ機から逃げる方向])の圧力が、加わった場合、圧力検知手段40を構成する上記ギャップ検知体51の変位量が、負の値で示される[ここでは、上記A方向を正の変位量としている。]とした場合(図8(c)参照)、上記ギャップ検知体51の変位量が、所定の閾値(図8(c)では、−X)の絶対値(図8(c)では、X)に到達した変位量閾値到達点53a、或いは、これを超えたとき、運転を停止する運転停止手段、及び、異常を表示する異常表示手段を設けるというものである。この結果、被施療者の意図的な危険行為を事前に検知することができ、また、施療子の生地の引っかかりや、昇降時のオーバーラン、または、マッサージ機本体と背もたれに被施療者が挟まれた場合に、怪我をしたりマッサージ機が破損したりを防ぐことができることとなるというものである。
さらに具体的には、例えば、施療子1を上昇せしめる際に、上記逃げる方向(B方向)の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、上記運転停止手段が、上昇動作を停止し得る一方、上記異常表示手段が、特定の異常モード表示(例えば、被施療者と施療子との間に設けられたカバー54に対する施療子1の引っかかり異常である旨の表示)を行い得るようにすることができる。
すなわち、図9に示すように、主体ブロックAを上昇中に施療子1(ここでは、施療子1a)が被施療者と施療子1との間に設けられたカバー54に引っかかるという不具合が発生し得る。これは、施療子の位置が被施療者の方向に出過ぎ(つまり強方向に出過ぎ)ているため、カバー54が施療子1に引っかかってしまうことによるものである。このような場合は、最強位置での施療子1の位置をマッサージ機側から見て手前方向(弱方向)に移動すればよいので、異常検知手段が上記の異常を検知した場合は、最強位置の施療子の位置調整を行えばよい。このように、比較的発生頻度が高く、その原因と対応が、比較的明確な不具合については、上記運転停止手段により、上昇動作を停止し、且つ、上記異常表示手段が、上記特定の異常モード表示を行い得るようにすることにより、かかる異常の原因を早期に特定でき、修理等の対応が迅速にできることとなる。
なお、上記図8(c)の場合とは、逆に、施療子1に対して、図8(a)、(b)の矢印方向とは逆方向(すなわち、上記A方向)の圧力が、加わった場合、圧力検知手段40を構成する上記ギャップ検知体51の変位量が、正の値で示される[ここでは、上記A方向を正の変位量としている。]とした場合(図8(d)参照)、上記ギャップ検知体51の変位量が、所定の閾値(図8(d)では、X)に到達した変位量閾値到達点53b、或いは、これを超えたとき、運転を停止する運転停止手段、及び、異常を表示する異常表示手段を設け得ることはいうまでもない。
また、例えば、施療子1(ここでは、施療子1a)が、被施療者に対して没方向、すなわち、マッサージ機側から見て手前方向(弱方向)に移動する際に、上記逃げる方向(B方向)の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、上記運転停止手段が、没方向への移動動作を停止し得る一方、上記異常表示手段が、特定の異常モード表示(例えば、弱移動動作時の位置検知不良の異常である旨の表示)を行い得るようにすることができる。これは、施療子1の弱動作時にフレーム55と施療アーム2が干渉し(図10の干渉部位52参照)、施療アーム2に過負荷が加わることによるものである。このような場合は、強弱位置検知手段の調整を行えばよく、具体的には、最弱位置での施療子1の位置を被施療者の方向(強方向)に移動すればよいので、異常検知手段が上記異常を検知した場合は、最弱位置の施療子の位置調整を行うことにより対処できる。このように、比較的発生頻度が高く、その原因と対応が、比較的明確な不具合については、上記運転停止手段により、没方向への移動動作を停止し、且つ、上記異常表示手段が、上記特定の異常モード表示を行い得るようにすることにより、かかる異常の原因を早期に特定でき、修理等の対応が迅速にできることとなる。
また、本実施形態のマッサージ機においては、施療アーム2が、複数の施療子(ここでは、施療子1a、施療子1bの2個)を備えており、かかる場合において、前記複数の施療子1の各々の施療子に加わる圧力の方向が異なる(例えば、施療子1aについては、上記A方向[図11(a)参照]、施療子1bについては、上記B方向[図11(b)参照]等)際に、前記各々の施療子1に加わる圧力の測定値(上記ギャップ検知体51の変位量として計測[図11(c)参照])を基礎として施療子に加わる圧力(上記ギャップ検知体51の変位量として計測[図11(c)参照])の絶対値を算出し得る演算手段を有するようにすることも可能である。すなわち、かかる構成とすることにより、施療子1にかかる圧力の総量を、より正確に測定、把握することができることとなる。
さらに、本実施形態のマッサージ機においては、施療アーム2が、複数の施療子(ここでは、施療子1a、施療子1bの2個)を備えており、かかる場合において、各々の施療子1に加わる圧力の測定値を基礎として、前記各々の施療子の内、いずれの施療子が施療動作を担っているかを判定し得る演算手段を備えるようにすることができる。これは、具体的には、例えば、変位量が+(プラス)の時は施療子1a、−(マイナス)の時は施療子1bで施療していると認識し得る判定手段を設けることで、変位量の正負で施療子の特定をすることが可能となり(図12参照)、さらに、いずれの施療子が施療動作を担っているかを被施療者が認識できるような表示手段を設けることも可能となるというものである。この結果、被施療者が、本実施形態のマッサージ機による施療動作の各時点において、主としていずれの施療子で施療しているか容易に知ることができるようになるというものである。
さらに、この場合、前記各々の施療子(ここでは、ここでは、施療子1a、施療子1b)のいずれかを選択し得る選択ボタンと、この選択ボタンにより選択された施療子を用いて施療する制御手段を設けることができる。
具体的には、例えば、図13(a)の場合、施療子1a選択ボタンを押すと施療子1aが被施療者の方向(強方向)に動くこととなる。一方、図13(b)の場合、施療子1b選択ボタンを押すと施療子1bが被施療者の方向(弱方向)に動くこととなる。この結果、被施療者が、同じ施療位置において、異なる施療子を使用することが可能となり、より多彩な施療形態を体験し得ることとなる。もっとも、この場合においては、どちらかの施療子を使用することで上下位置が変わり得るので、いずれの施療子を使用するかにより、上下位置を補正してもよいこととなる。
つぎに、本実施形態のマッサージ機における被施療者Mの肩の位置の判定について説明する。すなわち、本実施形態のマッサージ機においては、施療アーム2が上下二つ以上の複数の施療子(ここでは、施療子1a、施療子1bの2個)を備えており、施療アーム2の上下移動動作中の前記複数の施療子の内、最下位に位置する施療子に加わる圧力の測定値の変化を基礎として、被施療者Mの肩の位置を算出し得る演算手段を備えるようにすることができる。具体的には、例えば、図14に示すように、横軸に圧力検知手段40を構成する上記ギャップ検知体51の変位量、縦軸に下側の施療子1bの上下位置を取ると、被施療者Mの肩位置近傍では、変位量がプラスからマイナスに大きく変化する(図14(b)参照)。これは、肩位置近傍では、被施療者Mが体圧を受ける施療子が1つか複数かで上記圧力検知手段40を構成する上記ギャップ検知体51の変位量が異なることに由来するものである。
そこで、本実施形態のマッサージ機においては、上記主体ブロックAを上下に動かして肩位置検出する場合、下側の施療子1が被施療者Mと接触した位置を肩位置とすることとした。すなわち、機構的には、上下いずれかの施療子1を被施療者Mの方向(施療子1aでは、“強方向”、施療子1bでは、“弱方向”)に強く押出して肩位置の検出をすれば足りるのであるが、肩位置で、被施療者Mの方向に施療子1を出すと被施療者Mの体が挟まり危険である等の安全上の観点、機構上の制約等を考慮すると、上記の肩位置の検出手段の採用が、もっとも、安全且つ正確だからである。すなわち、かかる肩位置の検出手段を採用すれば、部品ばらつきによって複数の施療子1のピッチが異なる場合、あるいは、被施療者Mの微妙な体形の違い等があっても、容易に肩位置を正確に算出することができることとなる。
また、本実施形態のマッサージ機においては、施療アーム2が上下二つ以上の複数の施療子(ここでは、施療子1a、施療子1bの2個)を備えており、施療アーム2の上下移動動作中の前記複数の施療子の内、最下位に位置する施療子のみが被施療者Mの肩近傍に接触する際の前記最下位に位置する施療子に加わる圧力の測定値の変化を基礎として、前記被施療者Mの体形を算出し得る演算手段を設けることができる。ここで、図15は、本実施形態であるマッサージ機における被施療者の肩の位置の判定方法を示すもので、(a)は、被施療者の肩位置近傍でのマッサージ機の主体ブロックとの接触の様子を示す図、(b)は、施療子(施療子1a、施療子1b)に加わる圧力の測定値(ギャップ検知体の変位量で計測)の変化の様子を示す図、(c)は、(b)における肩位置計測の際の変位量を補正した後の施療子(施療子1a、施療子1b)に加わる圧力の測定値(ギャップ検知体の変位量で計測)の変化の様子を示す図である。
すなわち、本実施形態のマッサージ機においては、被施療者の体型を正確に把握することが重要となるが、上記したように、肩位置近傍における肩位置曲線は、図15(b)、(c)に示すように、2つの施療子(施療子1a、施療子1bの双方)により圧力を検知するよりも、下側の施療子1bのみで検知した部位(図中、Sで示した部位)において、より正確に検知できることとなる。したがって、図15(c)に示すように、施療子1a、施療子1bの双方で検知した通常の変位量の曲線に、肩位置の近傍のみ下側の施療子1bで検知した変位量を入れ替えて、補正することにより、一層正確に、被施療者Mの体型を正確にセンシングすることができることとなる。
さらに、本実施形態のマッサージ機においては、例えば、施療子1aが被施療者Mに接触する際の施療アーム2の被施療者Mに対する仰角を、施療アーム2の回動により変更可能とすることができる。例えば、図16(a)に示すように、施療子1aが被施療者Mに接触する際の施療アーム2の被施療者Mに対する仰角(θ)をプラス側とし、被施療者Mの背中に対して、施療を行う際には、施療子1aに加わる圧力は、上記A方向となり、一方、図16(b)に示すように、施療子1aが被施療者Mに接触する際の施療アーム2の被施療者Mに対する仰角(θ)をマイナス側とし、被施療者Mの臀部に対して、施療を行う際には、施療子1aに対して、被施療者側より加わる圧力が、マッサージ機から逃げる方向(上記B方向)の圧力となり、施療子1a及び施療アーム2の被施療者Mに対する相対位置によって圧力の正負が変わるものの、一つの施療子で、背中と臀部の施療がともに可能になる等、施療部位のバリエーションを拡大することができるというものである。
この場合において、本実施形態のマッサージ機では、施療子1aの外面形状を上下非対称とすることができる。すなわち、図17に示すように、施療子1aの外面形状を上下非対称とした場合、施療アーム2の回動により、施療アーム2の被施療者Mに対する仰角(θ)を変更することにより、被施療者Mに接触する施療子1aの外面形状が変化することとなり、異なる施療感を与え得ることとなる。このように、本実施形態のマッサージ機においては、施療子1aの外面形状を上下非対称とすることにより、施療子1の方向(仰角)の変更により、一つの施療子で異なる施療をすることができる等、施療形態のバリエーションを拡大することができ、被施療者が、より多彩な施療形態を体験し得ることとなる。以上、施療子1aについて説明したが、上記説明は、施療子1b、或いは、施療アーム2がさらに多数の施療子を有する場合においても妥当する。
さらに、本実施形態のマッサージ機においては、マッサージ動作を開始させる動作開始ボタン(図示せず)を設ける一方、マッサージ動作停止時に前記施療子が被施療者Mの臀部に接触するように構成し、被施療者Mが、前記動作開始ボタンにより、マッサージ動作を開始しようとした際、施療子1に加わる圧力の絶対値が、所定の閾値以上のときにのみマッサージ動作を開始可能とし得る制御手段を設けることができる。
すなわち、マッサージ動作を終了(開始)する場合の施療子1の位置は、図18に示すように、被施療者Mの臀部に接触する位置に設定するのが通常である。この状態において、再度、施療するために被施療者Mが座った場合は、施療子1が、被施療者Mの臀部に接触し、上記圧力検知手段40を構成する上記ギャップ検知体51の変位量はマイナスとなる。その場合に、被施療者Mが上記マッサージ開始ボタンを押すと、マッサージ機は、被施療者が座っていると判断してマッサージ動作を開始する。この場合において、マッサージ機に被施療者が座らない場合は、上記ギャップ検知体51の変位量は0となる。その場合に、被施療者Mが上記マッサージ開始ボタンを押しても本実施形態のマッサージ機は、被施療者が座っていないと判断してマッサージ動作を開始することはない。この結果、誰も座っていないのにマッサージ機が動作する等の不具合を防ぐことができ、より高いレベルの安全性を確保し得ることとなる。
本願発明の一実施形態であるマッサージ機の主体ブロックの構成の概略を示すもので、(a)は側面図であり、(b)は背面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の主体ブロックの強弱駆動部、叩き駆動部、巾駆動部を背面側から見た斜視図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の施療子ユニットを示すもので、(a)は断面図、(b)は側面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の施療子ユニットと叩き駆動部の連結を説明する側面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の要部断面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の施療子が受ける圧力の方向を示すもので、(a)は、主体ブロックの構成の概略を示す側面図、(b)は、圧力検知手段の要部拡大断面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の施療子が受ける上記と異なる圧力の方向を示すもので、(a)は、主体ブロックの構成の概略を示す側面図、(b)は、圧力検知手段の要部拡大断面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機に、これから逃げる方向の圧力が加わる様子を示すもので、(a)は、主体ブロックの構成の概略を示す側面図、(b)は、圧力検知手段を有する主体ブロックの構成の概略を示す側面図、(c)は、圧力検知手段を構成するギャップ検知体の変位量と閾値の概略を示す図である。 上昇中の主体ブロックと、被施療者と施療子との間に設けられたカバーとの相互関係を示す図である。 フレームと施療アームとの干渉の様子を示すもので、(a)は、主体ブロックの構成の概略を示す斜視図、(b)は、側面図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の施療子1に加わる圧力の様子を示すもので、(a)は、施療子1aに圧力が加わった場合の様子を示す側面図、(b)は、施療子1bに(a)と逆方向の圧力が加わった場合の様子を示す側面図、(c)は、圧力検知手段を構成するギャップ検知体の変位量とその絶対値の概略を示す図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の施療子(ここでは、施療子1a、施療子1b)に加わる圧力の様子を示すもので、(a)は、施療子1aに圧力が加わった場合のギャップ検知体の変位量の概略、(b)は、施療子1bに(a)と逆方向の圧力が加わった場合のギャップ検知体の変位量の概略を示す図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機の複数の各施療子(ここでは、施療子1a、施療子1b)を選択した場合の動きを示すもので、(a)は、施療子1aを選択した場合、(b)は、施療子1bを選択した場合を示す図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機のにおける被施療者の肩の位置の判定方法を示すもので、(a)は、被施療者の肩位置近傍でのマッサージ機の主体ブロックとの接触の様子を示す図、(b)は、対応する施療子に加わる圧力の測定値(ギャップ検知体の変位量で計測)の変化の様子を示す図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機における被施療者の肩の位置の判定方法を示すもので、(a)は、被施療者の肩位置近傍でのマッサージ機の主体ブロックとの接触の様子を示す図、(b)は、施療子(施療子1a、施療子1b)に加わる圧力の測定値(ギャップ検知体の変位量で計測)の変化の様子を示す図、(c)は、(b)における肩位置計測の際の変位量を補正した後の施療子(施療子1a、施療子1b)に加わる圧力の測定値(ギャップ検知体の変位量で計測)の変化の様子を示す図である。 本願発明の一実施形態であるマッサージ機における施療アームの被施療者に対する仰角を、施療アームの回動により変更して施療する様子を示すもので、(a)は、施療子が被施療者に接触する際の施療アームの被施療者に対する仰角をプラス側とし、被施療者の背中に対して施療を行う様子を示す図、(b)は、施療子が被施療者に接触する際の施療アームの被施療者に対する仰角をマイナス側とし、被施療者の臀部に対して施療を行う様子を示す図である。 上下非対称の外面形状を有する施療子を用い、施療アームの被施療者に対する仰角を、施療アームの回動により変更して、施療する様子を示すもので、(a)は、施療子が被施療者に接触する際の施療アームの被施療者に対する仰角をプラス側とし、被施療者の背中に対して施療を行う様子を示す図、(b)は、施療子が被施療者に接触する際の施療アームの被施療者に対する仰角をマイナス側とし、被施療者の背中に対して施療を行う様子を示す図である。 マッサージ動作を終了(開始)する時点での被施療者と施療子および主体ブロックの位置関係を示す図である。
符号の説明
1 施療子(揉み玉)
1a 施療子(揉み玉)
1b 施療子(揉み玉)
2 施療アーム
3 施療子ユニット
4 強弱駆動部
5 巾駆動部
6 上下駆動部
7 叩き駆動部
8 両側板(フレーム55)
9 巾駆動軸(巾駆動部5)
10 送りナット(施療子ユニット3)
11 巾駆動モータ
12 強弱駆動用歯車
13 巾駆動支軸
14 強弱駆動モータ(強弱駆動部4)
15 伝達用歯車
16 強弱駆動軸
17 上下駆動モータ
18 強弱ギアボックス
19 上下ギアボックス
20 上下ピニオン
21 上下ローラ
22 上下駆動軸
23 固定部
24 可動部
25 叩き動作板部
26 送りケース
27 巾アーム
28 挿通孔
29 突出軸
30 被嵌孔
31 ブッシュ
32 固定部
33 叩きリンク
34 ピン(叩きリンク33)
35 ピン挿通穴
36 揺動支点軸
37 叩き駆動モータ
38 叩き駆動偏芯軸
39 偏芯部(叩き駆動偏芯軸38)
40 圧力検知手段
41a 弾性体
41b 弾性体
42 出力軸(強弱駆動モータ14)
43 回転継手
44 ウォーム軸
45 ベアリング
46 外輪軸受
47 ウォームギア
48 ウォームホイール
49 フランジ部
49a フランジ部
49b フランジ部
50 ギャップセンサ
51 ギャップ検知体
52 干渉部位
53 変位量閾値到達点
53a 変位量閾値到達点
53b 変位量閾値到達点
54 カバー
55 フレーム
A 主体ブロック
M 被施療者

Claims (4)

  1. 被施療者を押圧する向きに突没自在に駆動される少なくとも一つの施療子と、該施療子を保持、駆動し、前記被施療者の巾方向、上下方向に移動自在な施療アームとを備え、前記施療子に前記被施療者側より加わる圧力を、内蔵する複数の弾性体の弾性変位を検出することで検知する圧力検知手段を具備するマッサージ機であって、前記施療子と該施療子を駆動する駆動源との間に配設される伝達機構部に駆動源側のウォーム軸及び前記施療子側のウォームホイールを備え、ウォーム軸を軸方向に移動可能とする一方、二つの前記弾性体の弾性力により、前記ウォーム軸を、軸方向に均衡、挟持せしめ、前記施療子からの圧力がウォームホイールを介してウォーム軸に加わった時に、弾性体の付勢力の均衡する均衡点から、前記弾性体が前記圧力に対応して軸方向に変位した方向と変位量を検知する変位計を設けて前記圧力検知手段とし、前記施療子に被施療者側より加わる圧力が前記マッサージ機から逃げる方向の圧力であって、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、運転を停止する運転停止手段を有することを特徴とするマッサージ機。
  2. 異常を表示する異常表示手段を有することを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 前記施療子を上昇せしめる際に、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、前記運転停止手段が、上昇動作を停止し得る一方、前記異常表示手段が、特定の異常モード表示を行い得ることを特徴とする請求項2記載のマッサージ機。
  4. 前記施療子が、被施療者に対して没方向に移動する際に、前記逃げる方向の圧力の絶対値が、所定の閾値より大きいとき、前記運転停止手段が、没方向への移動動作を停止し得る一方、前記異常表示手段が、特定の異常モード表示を行い得ることを特徴とする請求項2記載のマッサージ機。
JP2003392027A 2003-11-21 2003-11-21 マッサージ機 Expired - Fee Related JP4089599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003392027A JP4089599B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 マッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003392027A JP4089599B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 マッサージ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005152086A JP2005152086A (ja) 2005-06-16
JP4089599B2 true JP4089599B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=34718870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003392027A Expired - Fee Related JP4089599B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 マッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4089599B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089716A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ装置
JP4670564B2 (ja) * 2005-09-27 2011-04-13 パナソニック電工株式会社 マッサージ機
JP5096977B2 (ja) * 2008-03-26 2012-12-12 パナソニック株式会社 椅子式マッサージ機
JP5816595B2 (ja) * 2012-06-08 2015-11-18 大東電機工業株式会社 椅子型マッサージ機
KR102383166B1 (ko) * 2020-12-02 2022-04-08 주식회사 바디프랜드 개별적으로 제어되는 다리 마사지부를 포함하는 마사지 장치 및 이의 동작 방법
CN113133920A (zh) * 2020-12-30 2021-07-20 未来穿戴技术有限公司 一种振动按摩仪的控制方法、振动按摩仪及可读存储介质
WO2023157213A1 (ja) * 2022-02-18 2023-08-24 ニン株式会社 マッサージ機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005152086A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4096816B2 (ja) マッサージ機
US9937095B2 (en) Exercise training apparatus
JP5154613B2 (ja) ヘッドレスト装置、ヘッドレスト位置調整方法、及び車両用シート
JP4089599B2 (ja) マッサージ機
US20090254013A1 (en) Massage machine
JP2019072252A (ja) マッサージ機
JPH06190012A (ja) マッサージ機
KR101081703B1 (ko) 자전거형 운동장치
JP2009089872A (ja) 椅子型マッサージ機
EP2682088B1 (en) Upper limb exercising device
JP4466490B2 (ja) マッサージ機
JP4501805B2 (ja) マッサージ機
KR20100057648A (ko) 의자식 마사지기
JP4045963B2 (ja) マッサージ機
JP4194107B2 (ja) マッサージ機
EP2682089B1 (en) Upper limb exercising device
JP5283528B2 (ja) マッサージ機
KR101572668B1 (ko) 의료용 유닛체어 등받이용 안전장치 및 이의 구동방법
JP4285083B2 (ja) マッサージ機
JP2004073881A (ja) マッサージ機
JP5276462B2 (ja) マッサージ機
JP3717726B2 (ja) マッサージ機
JP2005270488A (ja) マッサージ機
JP2004073882A (ja) マッサージ機
CN218607278U (zh) 具有脚踝拉伸功能的腿部按摩器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees