JP4088783B2 - 給湯装置の水抜き制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯装置において凍結予防のために実施される水抜き制御方法、すなわち、給湯装置内の水を機外に排出させて水抜きするために用いられる給湯装置の水抜き制御方法に関し、特に給湯装置に搭載された各構成要素に付着等して凍結することにより次回の使用再開時に作動不良を引き起こすような残水を確実に除去させ得る技術に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、給湯装置において水抜きのための制御として、水抜きスイッチのON操作等の水抜きのための操作信号を受けて給湯装置内の流量調整弁やバイパス弁を全開位置まで開作動させて全開状態に保持するものが知られている(例えば特許文献1又は特許文献2参照)。このものでは、上記流量調整弁やバイパス弁が全開状態にされるため、水抜き用の排水栓を開操作すれば、給湯装置内に滞留している湯水が効率よく機外に排出されて排水促進が図られることになる。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−249520号公報
【特許文献2】
実公平4−24352号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、排水栓を開切換えして水抜きを行ったとしても、給湯装置の構成要素に部分的・局部的に水が残留してしまうことがある。そして、これが凍結してしまうと、次回の使用再開の際に即座には使用を開始し得なくなるという不都合が生じてしまうことになる。
【0005】
すなわち、給湯装置は各種の開閉弁、逆止弁及び各種センサ等の構成要素を備えており、上記の水抜きを行って各種配管や通路内に充満している水が排水されたとしても、上記の各構成要素に付着した水滴や水膜等が残留することがある。特に、給湯装置の構成要素である開閉弁がダイヤフラムを有するタイプにより構成されている場合にはそのダイヤフラムに水膜が張り付いて残留したり、逆止弁や流量センサに水滴が付着して残留したり、浴槽への注湯機能を備えた給湯装置の場合には、注湯電磁弁や流量センサのために設けられているフィルタ(網目状フィルタ)に水膜が形成されたまま残留したりすることがある。そして、これらの残留した水滴や水膜がそのまま凍結してしまうと、使用再開時に上記各構成要素の機能が発揮されない上に、凍結状態を溶解させるまでに長時間が必要になり、給湯装置を直ぐには使用し得ないことになる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、凍結予防のための水抜き処理の確実化を図り、その後の再使用を即座に開始し得る給湯装置の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、付着した水滴や水膜をも確実に除去させるために、湯水通路内に圧力変動等の物理的変動を付与させる制御を行うようにしたものである。
【0008】
具体的には、水抜き処理信号の出力を受けたとき、湯水通路に介装された1又は2以上の開閉制御弁を開いて開状態に保持する作動制御を行うことにより上記湯水通路内の滞留水を外部に排出可能とする水抜き処理制御を行う給湯装置の水抜き制御方法を対象にして、以下の特定事項からなる水抜き制御方法を採用したものである。
【0014】
請求項1に係る発明では、上記湯水通路を給湯回路からの注湯により浴槽への湯張りが行われる注湯路とし、この注湯路として、二段配置の逆止弁と、この両逆止弁間に対し一方が連通し他方が入水路に連通して双方の圧力バランスにより常時は閉弁される一方、上記入水路側が負圧状態に陥った場合はその負圧を受けて開弁する負圧破壊弁とが配設されたものとし、上記湯水通路に通路内の湯水の有無を検知する湯水検知手段を設け、上記水抜き処理制御の開始後、上記湯水検知手段により湯水が無いと検知されたとき、上記開閉制御弁の一部又は全てを一旦閉じて再び開く作動制御を1回又は2回以上繰り返すことにより上記湯水通路内に物理的変動を付与する変動付与制御を水抜き処理の仕上げとして行うようにした。
【0015】
この請求項1に係る発明の場合、水抜き処理制御により通常の排水が行われて湯水通路内の湯水が排水された後、最後に変動付与制御が行われて水滴もしくは水膜等を除去させる仕上げの処理が行われることになる。すなわち、水抜き処理制御により開閉制御弁が開状態にされて水抜き栓が開かれ、これにより湯水通路から重力作用による自然排水により湯水が排水されて湯水通路内が空気と置換されると、湯水検知手段による湯水検知が行われなくなり、変動付与制御が水抜き処理の仕上げとして開始されることになる。そして、この変動付与制御の開始によって開閉制御弁が開状態から閉状態へ、閉状態から開状態へ切換えられることにより湯水通路内に圧力変動が生じ、この圧力変動が排水により置換された空気を介して伝搬されて湯水通路内に衝撃もしくは振動が作用するため、水滴もしくは水膜等がたとえ付着して残留していてもふるい落とされたり破壊されたりして除去されることになる。この結果、給湯装置の特に注湯路の開閉制御弁や逆止弁等の各構成要素に水滴もしくは水膜が付着したまま残留することが回避されて、給湯装置の各構成要素の部分的又は局部的な凍結のおそれが回避されるため、次回の再使用時には上記湯水通路に水を充填するだけで即座に使用可能となる。
【0016】
以上の請求項1の水抜き制御方法における変動付与制御としては、次のような具体的な内容を採用することができる。すなわち、上記変動付与制御として、湯水通路内に周期的圧力変動を付与するように開閉制御弁の作動制御を行う(請求項2)。この場合には、湯水通路にまだ残留している湯水又は既に置換された空気を媒体として周期的圧力変動波が伝搬するため、水滴もしくは水膜にこの圧力波に基づく振動を付与してふるい落としたり破壊したりして除去することが可能になる。具体的には、開閉制御弁を所定の微小時間間隔で閉じたり開いたりと交互に開閉作動させればよい。つまり、閉じたり開いたりを2回以上繰り返す。あるいは、上記変動付与制御として、湯水通路内に衝撃的圧力変動を付与するように開閉制御弁の作動制御を行うようにしてもよい(請求項3)。この場合には、上記の開閉制御弁を一旦閉じて再び開く作動制御を1回だけ行うだけでもよく、上記の水滴もしくは水膜に対し上記衝撃的圧力変動に基づく圧力波を作用させてその水滴もしくは水膜をふるい落としたり破壊したりして除去することが可能になる。
【0017】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1〜請求項3のいずれかの給湯装置の水抜き制御方法によれば、水抜き処理制御による自然排水によって湯水通路内の湯水が排水されたことを湯水検知手段により確実に検知した上で、変動付与制御による物理的変動を湯水通路内に付与することができる。すなわち、水抜き処理制御により開閉制御弁が開かれた状態で湯水通路内に充満していた湯水を重力作用により自然排水させた場合に、たとえ湯水通路内に部分的又は局部的に水滴もしくは水膜が残ることになったとしても、水抜き処理の仕上げとして行われる変動付与制御による開閉制御弁の閉・開の切換作動によって上記湯水通路内に主として圧力変動等の物理的変動を付与することができるため、上記水滴もしくは水膜をふるい落としたり破壊したりしてそのまま残留することを回避して確実に除去することができる。つまり、湯水通路から湯水を排水させる基本処理の実行後に、各構成要素に付着しているかもしれない水滴等を除去する仕上げ処理を実行させることができ、これにより、給湯装置の各構成要素の部分的又は局部的な凍結のおそれを回避することができる結果、次回の再使用時には上記湯水通路に水を充填するだけで即座に使用し得るようにすることができる。
【0021】
請求項2又は請求項3によれば、以上の請求項1の水抜き制御方法における変動付与制御の具体的内容を特定して、その変動付与制御による効果を具体的に得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係る水抜き制御方法が実施される給湯装置を示す。この給湯装置は、給湯回路2による給湯機能、注湯回路3による浴槽(図示省略)への湯張り機能、暖房回路4による温水暖房機能、及び、追い焚き回路5による追い焚き機能のそれぞれを備えたものを例示したものである。なお、この例示した給湯装置は、給湯回路2は第1缶体6により加熱され、上記暖房回路4は第2缶体7により加熱されるという2缶2回路に構成され、そして、暖房回路4の湯水と、追い焚き回路5の湯水との間で熱交換を行うことにより、追い焚き回路5の湯水を昇温させて追い焚き機能を実現させるというタイプのものである。
【0024】
上記給湯回路2は、上記第1缶体6に配設された給湯用主熱交換器21及び燃焼排ガスの潜熱を回収するための副熱交換器22と、燃焼熱により熱交換加熱する給湯用バーナ23と、水道管等から給水される水を上記各熱交換器21,22に入水させる入水路24と、上記各熱交換器21,22により加熱された湯を出湯する出湯路25とを備えている。上記給湯用バーナ23には後述の暖房用バーナ43にも分岐供給される燃料ガス供給系8から燃料ガスが供給されるようになっている。そして、上記入水路24からの入水がまず副熱交換器22で燃焼排ガスの潜熱により予熱され、次に主熱交換器21で給湯用バーナ23の燃焼熱により加熱され、加熱された湯が上記出湯路25及び図示省略の給湯用配管を通して台所等の給湯栓26や上記注湯回路3などの所定の給湯箇所に給湯されるようになっている。上記入水路24には入水流量センサ27と、入水サーミスタ28とが設置され、出湯路25には水量調整弁(水量サーボ弁)29と、出湯サーミスタ30とが設置され、また、上記入水路24と出湯路25とを連結して熱交換器21,22をバイパスするバイパス路31にはバイパス水量の水量調整弁(バイパスサーボ弁)32が設置されている。
【0025】
上記注湯回路3は、上記出湯路25から分岐して追い焚き回路5の所定部位に連通する注湯路33と、この注湯路33による注湯を開閉により切換える注湯電磁弁34とを基本要素として備えたものである。そして、上記注湯路33には、図2にも示すように注湯流量センサ35と、二段配置の逆止弁36,36と、負圧破壊弁37とが設置されている。この負圧破壊弁37は、上記両逆止弁36,36間に一方が連通され他方が入水路24に連通されて双方の圧力バランスにより常時は閉弁される一方、入水路24側が負圧状態に万一陥った場合にはその負圧を受けて開弁し上記注湯路33を後述のオーバーフロー口56に連通開放させるようになっている。
【0026】
さらに詳細に説明すると、上記注湯流量センサ35を挟んで上下流の各位置の注湯路33にはフィルタ38a,38b(図2参照)が介装され、上流側フィルタ38aは微細なネット状素材により山高帽子状のハット形に形成され、下流側フィルタ38bは同様素材により半球状のハット形に形成されている。また、上記注湯電磁弁34はダイヤフラム341により支持された弁体342を電磁石343により開閉作動させるように構成されている。すなわち、上記弁体342を閉作動させることで注湯路33の上流側331と下流側332との間を遮断する一方、開作動させることで上記上流側331と下流側332とを連通させるようになっている。なお、図2には上記両逆止弁36,36として、中心線Cを挟んで下側に開弁状態を、上側に閉弁状態をそれぞれ図示している。
【0027】
上記暖房回路4は、上記第2缶体7(図1参照)に配設された暖房用主熱交換器41及び燃焼排ガスの潜熱を回収して予熱するための副熱交換器42と、燃焼熱により熱交換加熱する暖房用バーナ43と、上記各熱交換器41,42を通る暖房用循環路44と、この循環路44の途中に介装された膨張タンク45とを備えている。
【0028】
上記循環路44は、上記膨張タンク45から上記主熱交換器41に至る低温供給路46と、その主熱交換器41から図外の高温暖房端末(例えば浴室乾燥機や室内暖房機等)に高温湯を供給する高温往き路47と、上記高温暖房端末で放熱後に戻される低温湯を上記副熱交換器42で予熱した後に膨張タンク45に戻す低温戻り路48と、循環路44による循環を行わせる暖房用循環ポンプ49とを備えている。また、上記低温供給路46の途中から低温往き路50が分岐され、この低温往き路50により図外の低温暖房端末(例えば床暖房用の放熱パネル等)に低温湯を供給し、放熱後に上記低温戻り路48に合流させて戻すようになっている。さらに、上記高温往き路47の上流側から追い焚き用の熱源供給路51が分岐され、その途中に介装されたふろ用熱動弁52を開くことで熱源供給路51から高温湯を追い焚き用熱交換器53に熱源として供給し、放熱後の低温湯が上記の低温戻り路48に戻されるようになっている。
【0029】
上記の暖房用副熱交換器42及び給湯用副熱交換器22の各下方位置にはドレン受け部が配設されており、この各ドレン受け部に集水回収された排ガスドレンがドレン導入路54,55を通してドレン中和槽56に導かれるようになっている。このドレン中和槽56では中和剤により上記排ガスドレンを中和した後、オーバーフロー口57から外部に排水されるようになっている。
【0030】
上記膨張タンク45には給湯回路2の入水路24の上流端である給水接続部20から分岐した補水路58の下流端が接続されており、補水路58に介装された補水電磁弁59を開作動させることで上記膨張タンク45への注水と、膨張タンク45内の水位が低下したときの補水とが行われるようになっている。また、上記膨張タンク45の底部には戻された低温湯の温度を検出する低温湯サーミスタ45aが配設され、上記高温往き路47には加熱された高温湯の温度を検出する高温湯サーミスタ47aが配設されている。
【0031】
追い焚き回路5は、上記の追い焚き用熱交換器53と、この熱交換器53を通る追い焚き用循環路61と、この循環路61を通して温水を循環させる追い焚き用循環ポンプ62とを備えている。
【0032】
上記追い焚き用循環路61は、上記循環ポンプ62の作動により図外の浴槽から浴槽内の湯水を追い焚き用熱交換器53に戻すふろ戻り路63と、その追い焚き用熱交換器53で熱源供給路51からの高温湯との液−液熱交換により追い焚き加熱された湯水を上記浴槽に供給するふろ往き路64とにより構成されている。上記ふろ戻り路63には、上記循環ポンプ62が設置されている一方、上記注湯路33の下流端が接続されている。加えて、上記ふろ戻り路63には上記浴槽内の水位を圧力検出により検出する水位センサ65、水流スイッチ66、及び、浴槽内の湯水温度を検出するふろ温度サーミスタ67が配設されている。
【0033】
以上の給湯装置においては、冬季夜間や冬季の長期不在時などの凍結防止のために給湯装置の湯水通路内の湯水を排水して水抜きし得るようになっている。すなわち、給湯回路2の副熱交換器42と主熱交換器41とをつなぐ通路に排水継手71が連通接続され、ドレン中和槽56の底部に排水継手72が連通接続され、暖房回路4の循環ポンプ49近傍の低温供給路46に排水継手73が連通接続され、注湯路33の下流端と追い焚き回路5の戻り路63との接続部位付近にある循環ポンプ62の吸い込み口側近傍位置に排水継手74が連通接続されている。そして、各排水継手71〜74が図示省略の管路を介して装置カバーの下端部の水抜き栓(図示省略)に接続されている。また、この水抜き栓には入水路24の上流端側の給水接続部20であって図外の給水元栓よりも下流側部位とも連通接続されている。以上により、上記給水元栓を閉じた上で上記水抜き栓及び給湯栓26を開くことで、入水路24、出湯路25、バイパス路31、注湯路33、暖房用循環路44、追い焚き用循環路61、補水路58、及び、ドレン導入路54,55に加えて、ドレン中和槽56及び膨張タンク45、並びに、暖房用及び追い焚き用の2つの循環ポンプ49,62の内部通路等により構成される湯水通路から滞留湯水を外部に排水して水抜きし得るようになっている。
【0034】
そして、以上の給湯装置の運転制御を行うコントローラ9は、マイクロコンピュータやメモリ等を含んで構成され、報知手段にもなるリモコン91からユーザもしくは試運転作業者の入力操作に基づく各種操作指令や各種センサ及び各種サーミスタの検出信号を受けて上記の給湯回路2による給湯運転、注湯回路3による湯張り運転、暖房回路4による温水暖房運転、及び、追い焚き回路5による追い焚き運転等の各種運転を制御するほか、例えば上記リモコン91の水抜きスイッチのON操作指令を受けて水抜き処理制御を行うようになっている。
【0035】
以下、上記コントローラ9の水抜き処理制御手段による水抜き処理制御について説明する。上記水抜き制御手段は、基本の水抜き制御を実行する水抜き処理制御部、変動付与制御を実行する変動付与制御部、所定処理段階で上記リモコン91により報知処理を実行する報知処理部、及び、タイマを備えたものである。上記水抜き処理制御部による水抜き処理制御は、開閉制御弁を構成する注湯電磁弁34及び補水電磁弁59や、水量サーボ弁29及びバイパスサーボ弁32の開閉作動制御に加え、循環ポンプ49,62の作動制御を行うものである。また、上記変動付与制御部による変動付与制御は上記開閉制御弁の内の注湯電磁弁34を対象として作動制御を行うものである。
【0036】
次に、図3及び図4のフローチャートを参照しつつ、制御内容を説明すると、まず、リモコン91の水抜きスイッチ911がONされて水抜き処理信号が出力されると(ステップS1でYES)、リモコン91に「水抜き中」である旨を表示部への表示出力するか音声案内を出力するかあるいは双方を実行する(ステップS2)。そして、注湯電磁弁34を開作動し(ステップS3)、水量サーボ弁29及びバイパスサーボ弁32をそれぞれ全開位置まで開作動すると共にふろ熱動弁52を開作動する(ステップS4)。これにより、給湯回路2、注湯回路3及び暖房回路4の各湯水通路が遮断状態から全て連通状態にされ、全ての湯水通路が排水可能となる上に上記の全開位置までの開作動により排水促進が図られた状態になる。これにより、注湯路33内等の湯水は追い焚き回路5の循環路61を通して浴槽側に流動する。なお、追い焚き回路5の湯水通路である循環路61の水流スイッチ66は閉じていても通水可能であり、循環路61を遮断するような弁はない。
【0037】
次に、上記の注湯路33内の湯水の流動量である落とし込み流量が比較的少ない所定流量(例えば1L/min)以下の状態が所定時間(例えば5秒間)継続するか否かを注湯流量センサ35からの検出値に基づいて判定し(ステップS5)、継続しなければ(ステップS5でNO)、上記注湯電磁弁34の開作動から所定時間(例えば5分間)だけ経過するまでステップS5の判定を繰り返す(ステップS6でNO)。5分間経過してもなおステップS5の判定が「NO」であれば、上記のステップS1での水抜きスイッチのON操作が給水元栓を閉操作しないままに行われた誤操作であると判定し、ステップS7〜ステップS9の異常終了処理を行う。この異常終了処理は水抜き処理制御を終了して運転OFF状態に戻すものである。すなわち、補水電磁弁59及びふろ熱動弁52を閉作動すると共にバイパスサーボ弁32を運転OFFの所定開度位置に戻し(ステップS7)、注湯電磁弁34を閉作動し(ステップS8)、水量サーボ弁29を全開のままか運転OFFの所定開度位置に戻して(ステップS9)、制御を終了する。
【0038】
上記ステップS5の判定が「YES」であれば給水元栓は既に閉操作されていると判定し(ステップS5でYES)、補水電磁弁59を開作動する(ステップS10)。つまり、給水元栓が閉状態になっていることを確認した上で、補水電磁弁59を開くことで、給水元栓をユーザが閉め忘れたままに水抜きスイッチをONした場合のあふれ防止が図られる。そして、循環ポンプ62,49を所定時間(例えば2分間)経過するまで作動させ(ステップS11、ステップS12でNO)、2分間経過したらその作動を停止させる(ステップS12でYES、ステップS13)。これは循環ポンプ62,49内の排水促進のために行うものである。以上で水抜き開始のための事前処理が終了するため、リモコン91に対し例えば「水抜き栓及び給湯栓を開いて下さい」というように水抜きのための開栓操作を促す又は確認するための報知処理を文字表示又は音声案内もしくはこれらに加えてお知らせ警報音の吹鳴等により行う(ステップS14)。
【0039】
以上の処理が上記水抜き処理制御部の基本の水抜き制御及び報知処理部による報知処理の一部として行われる。
【0040】
次に、注湯電磁弁34のパルス制御を開始する(ステップS15)。これは変動付与制御部による変動付与制御として行われるものであり、ステップS3で開状態にされた注湯電磁弁34を対象にして閉じたり再び開いたりと所定のタイミングで交互に閉・開を繰り返すものである。具体的には、3800msだけ閉じて200msだけ開く作動制御をステップS13での循環ポンプ62,49の作動停止後から所定時間経過まで繰り返す(ステップS16でNO)。この所定時間はステップS14での報知処理によりユーザが水抜き栓を開いて給湯装置の全ての湯水通路内の湯水の水抜き栓からの排水が完了するであろう時間値として予め定めたものであり、例えば10分間を設定すればよい。
【0041】
上記の水抜き栓及び給湯栓26が開かれると、給湯装置の各湯水通路24,25,31,33,55,54,58,44,61内の湯水が図1に点線の矢印により示すように流れて各排水継手71〜74及び給水接続部20を通して水抜き栓から排水されると共に水抜き栓の一種である給湯栓26からも排水されることになる。また、一部は浴槽にも排水されて浴槽の排水栓から排水されたり、暖房端末側の水抜き栓からも排水される。なお、上記水抜き栓及び給湯栓26の開栓は通常はリモコン91の水抜きスイッチのON操作(ステップS1)の後に引き続いて行われるものであり、ステップS14での報知はその開栓を確認させてもしも未開栓であれば開栓を促すものである。
【0042】
そして、上記の排水の過程において、上記の注湯電磁弁34のパルス制御によって、上記注湯電磁弁34を挟んだ上下流側の湯水通路、つまり注湯路33の上流側から出湯路25及び入水路24等や、注湯路33の下流側から追い焚き用循環路61等の内部に衝撃的もしくは振動波的な圧力変動を繰り返し作用させることができる。これにより、特に、注湯回路3の注湯電磁弁34のダイヤフラム341(図2参照)、一対の逆止弁36,36、注湯流量センサ35や、給湯回路2の入水流量センサ27等の各構成要素に水滴が付着したまま残留することや、フィルタ38a,38b及び他のフィルタ等に水膜が張ったまま残留することを回避することができる。
【0043】
上記の所定時間(10分間)が経過すれば(ステップS16でYES)、開閉制御弁等を運転OFFの状態に変換作動させる。すなわち、補水電弁59及びふろ熱動弁52の閉作動及びバイパスサーボ弁32の運転OFFの所定開度位置への作動を実行し(ステップS17)、注湯電磁弁34の閉作動を実行し(ステップS18)、水量サーボ弁29を全開位置又は運転OFFの所定開度位置へ作動させる(ステップS19)。最後に、リモコン91にステップS2で表示継続させていた「水抜き中」の表示を消灯又は終了(消去)して(ステップS20)、制御を終了させる。
【0044】
以上の水抜き処理制御によれば、上記のダイヤフラム341やフィルタ38a,38b等に水滴や水膜が付着したままに残留することが確実に回避されて凍結発生が回避されるため、給湯装置の次回の再使用時には給水元栓を開いて各湯水通路内に充満させるだけで即座に使用可能となる。
【0045】
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態に係る水抜き処理制御を示すフローチャートである。この第2実施形態は特に記載のない限り第1実施形態で説明した給湯装置を対象にしたものであり、水抜き処理制御の内容のみが第1実施形態とは異なるものである。また、上記の図5のフローチャートでは、リモコン91を用いた各段階での報知処理、補水電磁弁59、水量サーボ弁29及びバイパスサーボ弁32等の開閉作動制御や、補水電磁弁59の開作動前の給水元栓の閉止確認のための処理等を省略して、基本部分のみを図示しているが、省略した各処理や作動制御を図3及び図4の第1実施形態と同様に実施するようにしてもよい。
【0046】
すなわち、まずリモコン91の水抜きスイッチ911がONされて水抜き処理信号が出力されると(ステップS31でYES)、所定時間(例えば2分間)だけ循環ポンプ62,49を作動し所定時間が経過すればその作動を停止する(ステップS32)。そして、注湯電磁弁34を開作動させ、湯水(残水)のないことが検知されるまで、又は、予め定めた設定排水時間が経過するまで、注湯電磁弁34を開状態に維持する(ステップS33、ステップS34でNO)。
【0047】
上記の残水検知あるいは所定時間の設定は次のようにして行えばよい。すなわち、給湯装置に設置されている各サーミスタ(入水温度サーミスタ28、出湯温度サーミスタ30、ふろ温度サーミスタ67、低温湯サーミスタ45a、高温湯サーミスタ47a)の1又は2以上を自己発熱式サーミスタにより構成して、通常時の温度検出手段に加え、本水抜き処理制御時には通電により発熱させその放熱度合を検出することで各湯水通路内に湯水が存在するか否か、つまり残水があるかないかの検出を行う湯水検知手段をも兼用させるようにすればよい。また、上記設定排水時間は第1実施形態のステップS16での所定時間の設定と同様に定めればよくコントローラ9の内蔵タイマにより計測するようにすればよい。
【0048】
次に、上記の残水がないことの検知が行われたか、あるいは、設定排水時間が経過すれば(ステップS34でYES)、それまで開状態に維持されていた注湯電磁弁34を閉じたり開いたりするパルス制御を水抜き処理の仕上げとして開始する(ステップS35)。この注湯電磁弁34に対するパルス制御は第1実施形態のステップS15で説明したパルス制御と同様にして行えばよい。そして、上記パルス制御を継続する時間値として予め設定した設定継続時間が経過するまで上記のパルス制御を継続し(ステップS36でNO)、設定継続時間が経過すれば水抜き処理制御を終了する(ステップS36でYES)。
【0049】
以上の第2実施形態の場合には、まず水抜き処理制御部による基本の水抜き制御によって給湯装置の各湯水通路24,25,31,33,55,54,58,44,61内から殆ど全ての湯水が排水された状態で(ステップS31〜ステップS34でYES)、注湯電磁弁34のダイヤフラム341やフィルタ38a,38b等の第1実施形態で説明した各構成要素に付着等して残留しているかもしれない水滴又は水膜等をふるい落としたり破壊したりして滴下させて除去させることができる(ステップS35,S36)。つまり、各湯水通路内から湯水を排水させる基本処理の実行後に、各構成要素に付着しているかもしれない水滴等を除去する仕上げ処理を実行させることができる。これにより、第1実施形態と同様に、上記のダイヤフラム341やフィルタ38a,38b等の各構成要素に水滴や水膜が付着したままに残留することが確実に回避されて凍結発生が回避されるため、給湯装置の次回の再使用時には給水元栓を開いて各湯水通路内に充満させるだけで即座に使用可能となる。
【0050】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1及び第2実施形態では、変動付与制御としてのパルス制御を実行する対象を注湯電磁弁34のみとしているが、これに限らず、他の開閉制御弁である例えば補水電磁弁59をも加えて上記パルス制御を実行するようにしてもよい。
【0051】
また、上記第1及び第2実施形態では、暖房機能、注湯機能、追い焚き機能等を給湯機能に複合化した複合型の給湯装置を対象にした水抜き処理制御を説明したが、これに限らず、例えば給湯機能単独の給湯装置、給湯機能に注湯機能及び追い焚き機能を複合化した給湯装置、あるいは、給湯機能に暖房機能を複合化した給湯装置等に本発明の水抜き処理制御を適用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用する給湯装置の模式図である。
【図2】図1の部分拡大断面説明図である。
【図3】第1実施形態の水抜き処理制御の前半部を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態の水抜き処理制御の後半部を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態の水抜き処理制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
24 入水路(湯水通路)
25 出湯路(湯水通路)
28 入水温度サーミスタ(湯水検知手段)
30 出湯温度サーミスタ(湯水検知手段)
31 バイパス路(湯水通路)
33 注湯路(湯水通路)
34 注湯電磁弁(開閉制御弁)
44 暖房用循環路(湯水通路)
45a 低温湯サーミスタ(湯水検知手段)
47a 高温湯サーミスタ(湯水検知手段)
54 ドレン導入路(湯水通路)
55 ドレン導入路(湯水通路)
58 補水路(湯水通路)
59 補水電磁弁(開閉制御弁)
61 追い焚き用循環路(湯水通路)
67 ふろ温度サーミスタ(湯水検知手段)
Claims (3)
- 水抜き処理信号の出力を受けたとき、湯水通路に介装された1又は2以上の開閉制御弁を開いて開状態に保持する作動制御を行うことにより上記湯水通路内の滞留水を外部に排出可能とする水抜き処理制御を行う給湯装置の水抜き制御方法であって、
上記湯水通路は給湯回路からの注湯により浴槽への湯張りが行われる注湯路であり、この注湯路は、二段配置の逆止弁と、この両逆止弁間に対し一方が連通し他方が入水路に連通して双方の圧力バランスにより常時は閉弁される一方、上記入水路側が負圧状態に陥った場合はその負圧を受けて開弁する負圧破壊弁とが配設されたものであり、
上記湯水通路に通路内の湯水の有無を検知する湯水検知手段を設け、上記水抜き処理制御の開始後、上記湯水検知手段により湯水が無いと検知されたとき、上記開閉制御弁の一部又は全てを一旦閉じて再び開く作動制御を1回又は2回以上繰り返すことにより上記湯水通路内に物理的変動を付与する変動付与制御を、水抜き処理の仕上げとして行うようにする
ことを特徴とする給湯装置の水抜き制御方法。 - 請求項1に記載の給湯装置の水抜き制御方法であって、
上記変動付与制御は湯水通路内に周期的圧力変動を付与するように開閉制御弁の作動制御を行うものである、給湯装置の水抜き制御方法。 - 請求項1に記載の給湯装置の水抜き制御方法であって、
上記変動付与制御は湯水通路内に衝撃的圧力変動を付与するように開閉制御弁の作動制御を行うものである、給湯装置の水抜き制御方法。
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