JP4088421B2 - 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機 - Google Patents

通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機 Download PDF

Info

Publication number
JP4088421B2
JP4088421B2 JP2001077295A JP2001077295A JP4088421B2 JP 4088421 B2 JP4088421 B2 JP 4088421B2 JP 2001077295 A JP2001077295 A JP 2001077295A JP 2001077295 A JP2001077295 A JP 2001077295A JP 4088421 B2 JP4088421 B2 JP 4088421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
connection destination
delay time
broadcast
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001077295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002281152A5 (ja
JP2002281152A (ja
Inventor
雄司 宇田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Mobile Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Mobile Corp filed Critical SoftBank Mobile Corp
Priority to JP2001077295A priority Critical patent/JP4088421B2/ja
Publication of JP2002281152A publication Critical patent/JP2002281152A/ja
Publication of JP2002281152A5 publication Critical patent/JP2002281152A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4088421B2 publication Critical patent/JP4088421B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送番組の示す特定の接続先に接続するための接続先情報を携帯電話機で受信し、該接続先情報に基づいて携帯電話機から携帯電話通信網を介して該接続先に接続する放送番組と携帯電話機との連携時における輻輳を防止する通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビやラジオ等の放送受信装置で受信する放送番組として、視聴者が参加することができるクイズ番組、人気投票の番組が知られている。これらの番組を見たり聴いたりした視聴者は、放送受信装置から画像や音声などで出力されたクイズ問題や人気投票のテーマに対する解答や投票の内容を考え、同じく放送受信装置から画像や音声などで出力された電話番号、FAX番号、メールアドレス、URL(Uniform Resource Locator)、IP(Internet Protocol)アドレスなどの放送局側が指定した特定の接続先に接続するための接続先情報に基づいて、電話やFAXをしたりメールアドレスを送信したりWWW(World Wide Web)ページ上でアクセスしたりすることにより、上記特定の接続先に解答や投票のデータを送る。この特定の接続先に送られてきたデータを集計することにより、放送局側は、多数の視聴者の解答や投票の結果を即時的に把握することができ、これらを放送で流せば視聴者側も解答や投票の結果を即時的に知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記視聴者参加型の放送番組において、視聴者がクイズ問題や人気投票のテーマに対する解答や投票のデータを上記放送局側が指定した特定の接続先に接続するときは、その都度電話機などから電話番号やFAX番号を手入力したり、コンピュータなどにメールアドレスやURLを手入力したりする必要があった。そのため、解答や投票に手間がかかり多くの視聴者の参加を得ることができない場合があった。また、上記電話番号などの手入力により、間違った電話番号、FAX番号、メールアドレスに接続してしまったりするおそれもあった。
そこで、視聴者側から放送局が指定した特定の接続先へ確実且つ容易にデータ送信できるように、放送局から通常の放送内容に電話番号、FAX番号、メールアドレスなどの接続先情報を付加して送信し、放送受信装置が受信した接続先情報を、近距離無線伝送などによって視聴者が使用可能な携帯電話機などの情報通信端末に転送することが考えられる。視聴者は、電話番号などを手入力することなく、情報通信端末で受信した接続先情報に基づいて、放送局が指定した特定の接続先へ確実且つ容易に解答や投票などのデータ送信を行なうことができるようになる。
しかしながら、このように視聴者側から放送局が指定した特定の接続先へ確実且つ容易にデータ送信できるようになると、放送を視聴して情報通信端末から一斉に上記特定の接続先に接続してアクセスする視聴者の数が増加し、上記通信網における基地局や交換機における情報中継処理の負荷や、伝送路における情報伝送処理の負荷が増大し、通信網が輻輳状態に陥るおそれがある。
【0004】
本発明は以上の背景の下でなされたものであり、その目的は、放送番組を視聴した多数の視聴者が携帯電話機から携帯電話通信網を介して特定の接続先に一斉に接続して通信しようとする場合でも、携帯電話通信網における負荷増大を抑えて輻輳の発生を未然に防止することができる通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、放送番組の示す特定の接続先に接続するための接続先情報を携帯電話機で受信し、該接続先情報に基づいて該携帯電話機から携帯電話通信網を介して該接続先に接続する放送番組と携帯電話機との連携時における輻輳を防止する通信網の輻輳防止方法であって、放送受信装置が、該接続先情報を含む放送番組の放送信号を受信し、該接続先情報と、該接続先への接続を規制する接続規制用の閾値と、携帯電話機の接続操作時から該接続先に対する送信信号の送信開始時までの遅延時間の設定処理を実行するか否かを指定する遅延時間設定処理制御情報と、該遅延時間の最小単位である時間係数とを、近距離無線通信により携帯電話機に送信し、該携帯電話機が、該放送受信装置から近距離無線通信により、該接続先情報と該接続規制用の閾値と該遅延時間設定処理制御情報と該時間係数とを受信し、該携帯電話機が、その携帯電話機の電話番号のデータと時刻のデータとに基づいて乱数を生成し、該乱数と該閾値とに基づいて該接続先への接続を制御するとともに、該遅延時間設定処理制御情報が該遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には該乱数に該時間係数を乗じた値を該遅延時間として設定することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、特定の接続先に接続するための接続先情報を含む放送番組情報を受信し、該接続先情報を携帯電話機に送信する放送受信装置と、該放送受信装置から近距離無線通信により送信された該接続先情報を受信し、該接続先情報に基づいて携帯電話通信網を介して該接続先に接続して通信可能な携帯電話機とを組み合わせて構成された放送受信システムであって、該放送受信装置は、該接続先情報を含む放送番組の放送信号を受信する放送受信部と、該接続先情報と、該接続先への接続を規制する接続規制用の閾値と、携帯電話機の接続操作時から該接続先に対する送信信号の送信開始時までの遅延時間の設定処理を実行するか否かを指定する遅延時間設定処理制御情報と、該遅延時間の最小単位である時間係数とを、近距離無線通信により携帯電話機に送信する無線送受信部と、を備え、携帯電話機は、該放送受信装置から近距離無線通信により、該接続先情報と該接続規制用の閾値と該遅延時間設定処理制御情報と該時間係数とを受信する無線送受信部と、該携帯電話機の電話番号のデータと時刻のデータとに基づいて乱数を生成し、該乱数と該閾値とに基づいて該接続先への接続を制御するとともに、該遅延時間設定処理制御情報が該遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には該乱数に該時間係数を乗じた値を該遅延時間として設定するデータ処理部と、を備えていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、放送番組の示す特定の接続先に接続するための接続先情報を受信し、該接続先情報に基づいて携帯電話通信網を介して該接続先に接続して通信可能な携帯電話機であって、該放送番組を受信する放送受信装置から近距離無線通信により、該接続先情報と該接続先への接続を規制する接続規制用の閾値と当該携帯電話機の接続操作時から該接続先に対する送信信号の送信開始時までの遅延時間の設定処理を実行するか否かを指定する遅延時間設定処理制御情報と該遅延時間の最小単位である時間係数とを受信する無線送受信部と、該携帯電話機の電話番号のデータと時刻のデータとに基づいて乱数を生成し、該乱数と該閾値とに基づいて該接続先への接続を制御するとともに、該遅延時間設定処理制御情報が該遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には該乱数に該時間係数を乗じた値を該遅延時間として設定するデータ処理部と、を備えていることを特徴とするものである
発明においては、情報通信端末で生成した乱数と放送受信装置から受信した閾値とに基づいて、上記特定の接続先への接続を制御することにより、携帯電話通信網における負荷増大を抑える。例えば、上記乱数が閾値以下の場合又は閾値以上の場合に、上記特定の接続先への接続ができないように制御する。また、放送局から送信される放送番組内容の情報を含む放送信号に、その放送番組の示す特定の接続先に接続する接続先情報を含ませて送信することができるので、放送番組と、特定の接続先に接続する情報通信端末との連携が容易になる。また、遅延時間設定処理制御情報が遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には、上記乱数に時間係数を乗じた値を遅延時間として設定することにより、上記遅延時間を携帯電話機ごとに均一にずらして分散させる。これにより、複数の携帯電話機から携帯電話通信網を介して特定の接続先へ送られる送信信号の送信タイミングを時間的に分散させ、携帯電話通信網における輻輳が発生しないようにすることができる。
【0006】
なお、上記「携帯電話機」には、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話等の電話機のほか、携帯電話モジュールを付加した情報端末も含まれる。また、上記「接続先情報」には、特定の接続先の電話番号、FAX番号、メールアドレス、URL、IPアドレス等が含まれる
【0020】
なお、上記携帯電話機や放送受信装置に組み込まれたコンピュータで実行するプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したメモリーカード、FD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、有線伝送路や無線伝送路からなるコンピュータネットワーク等の通信回線を用いて行なってもよい。また、上記プログラムは、使用者に渡す前に携帯電話機や放送受信装置等に予め組み込んでおいてもよい。
また、上記携帯電話機等で用いるプログラムとしては、例えばJava(登録商標)言語で書かれたものがあるが、これに限定されるものではない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、放送受信装置としてのテレビ装置と、情報通信端末としての携帯電話機との間で近距離無線通信によりデータ送受信することができる放送受信システムを用いた通信方法に適用した一実施形態について説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る放送受信システムを含む通信システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態の放送受信システムは、テレビの放送局100から無線送信された放送信号を受信することができる放送受信装置としてのテレビ受信装置10と、テレビ受信装置10から近距離無線通信で送信された送信信号を受信することができる携帯電話機20と、携帯電話機20から電話番号やメールアドレス等で特定される接続先に接続して通信できるように携帯電話機20と接続先との間で情報伝送するための携帯電話通信網30を含む通信網とを用いて構成されている。上記テレビ受信装置10および携帯電話機20は、放送を視聴する視聴者の自宅等の視聴箇所1で使用される。
【0023】
上記携帯電話通信網30は、交換機33(回線交換機、パケット交換機)や、所定の通信領域(セル)ごとに設けられた基地局32等の中継装置、後述のショートメッセージサービスセンター60、大容量データ転送システム61、メールゲートウェイシステム62等により構成されている。各基地局32と交換機33との間、交換機33とショートメッセージサービスセンター60、大容量データ転送システム61、メールゲートウェイシステム62及び公衆回線網40との間、及びメールゲートウェイシステム62とインターネット50のアクセスポイントとの間は、有線又は無線の伝送媒体で結ばれている。
【0024】
図2は、上記放送受信システムで用いることができる携帯電話機20及びテレビ受信装置30の概略構成を示すブロック図である。
この携帯電話機20は、通常の音声通話が可能な機能とともに、テレビ受信装置30から近距離無線通信で送信された送信信号を受信する機能を有し、アンテナ21、無線送受信部22、データ処理部23、出力部24、操作入力部25、RAMやROMなどからなるデータ記憶部26等を備えている。
上記無線送受信部22は、操作入力部25から入力される送信データを基地局32に無線送信するために所定の無線周波数の送信信号に周波数変換してアンテナ21から送信したり、アンテナ21により基地局32から受信した受信信号を周波数変換して、出力部24に出力する。また、この無線送受信部22は、テレビ受信装置30から近距離無線通信で送信された送信信号を受信して復調する機能も有している。復調後のデータは、データ処理部23で処理され、必要に応じてデータ記憶部26に格納される。
上記データ処理部23は、音声変換回路、メッセージ通信部、時計部、フレーム組立部、更新処理部、連結処理部、メッセージ管理部、表示制御部、制御部等を備えている。このデータ処理部23を構成している要素のうち、上記音声変換回路は、受信した音声信号を出力部24のスピーカに出力したり、操作入力部25のマイクから入力した音声を送信信号として無線送受信部22に出力する。また、上記メッセージ通信部は、送信メッセージを送信信号に編成して無線送受信部32に出力したり、メッセージを受信して他の部分に出力するための処理を行う部分である。また、上記時計部は、正確な日時を計数し、更新処理等のための時刻情報を生成する部分である。また、上記表示制御部は、データ記憶部26の配信メッセージメモリに記録されているコンテンツを読み出し表示のための処理を行う部分である。また、上記制御部はCPU等で構成され、各部を制御するものである。
上記出力部24は、スピーカ24aや液晶ディスプレイ24b等により構成されており、受信したコンテンツを表示したり、音情報を出力したりする部分である。
上記操作入力部25は、マイク、各種操作のためのキー、文字や英数字を入力するためのキー等を備える部分である。
上記データ記憶部26はRAMやROMで構成され、受信したコンテンツをカテゴリ毎に分類して記録する配信メッセージメモリのほか、メッセージデータ送信処理プログラム等を格納するメモリ、通信制御中等のワークメモリとして機能する。また、このデータ記憶部26には、後述のアクセス制御に用いる各種データも格納される。
【0025】
上記テレビ装置30は、通常のテレビ放送を受信する機能とともに、携帯電話機20に対して近距離無線通信による送信信号を送信する機能を有し、放送受信用のアンテナ11a、近距離無線通信用のアンテナ11b、通常のテレビ放送を受信するための放送受信部12、近距離通信用無線送受信部13、データ処理部14、出力部15、操作入力部16、RAMやROMなどからなるデータ記憶部17等を備えている。
上記放送受信部12は、放送局100から送信されてきた放送信号をアンテナ11aを介して受信し、画像信号及び音声信号とに分離して復調する。復調後の信号は、CRTやスピーカで構成された出力部に送られる。
上記近距離通信用無線送受信部13は、データ処理部14で生成された送信用データに基づいて送信信号を生成してアンテナ11bから送信したり、携帯電話機20から送信された送信信号をアンテナ11bを介して受信して復調したりする。
【0026】
上記携帯電話機20とテレビ受信装置10との間の無線通信方式としては、近距離無線通信用として好適な、2.4GHzのISM(Industrial Scientific Medical)帯域でスペクトラム拡散方式を用いて変調するものが好ましい。このように2.4GHzのISM帯域でスペクトラム拡散方式を採用することにより、他の産業機器や医療機器への悪影響が少なく、1Mbps程度の伝送速度でノイズや干渉に強い情報伝送を行なうことができる。また、このスペクトラム拡散方式としては、送信信号の周波数を周期的に変化させることにより周波数を拡散するスペクトラム周波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式を用いることができる。また、所定の擬似ランダムコードを用いて変調することにより周波数を拡散するスペクトラム拡散方式を用いてもよい。送信電力としては、電波法における免許が不要な100mW以下が好ましい。伝送距離が10m以下の場合には20〜30mW程度でもよい。
【0027】
また、上記構成の放送受信システムを含む通信システムは、テレビ受信装置10から送られてきた特定の接続先に接続するための接続先情報に基づいて、携帯電話機20から上記特定の接続先に接続して電話やメールで通信できるように構成されている。具体的には、図1に示すように、ショートメッセージサービスセンター60、大容量データ転送システム61、メールゲートウェイシステム62及びウェブゲートウェイシステム63を介して、上記携帯電話通信網30の交換機33とインターネット50とが接続されている。
【0028】
上記ショートメッセージサービスセンター60及び大容量データ転送システム61は、上記交換機33と、メールゲートウェイシステム62及びウェブゲートウェイシステム63との間に接続され、携帯電話機20と両ゲートウェイシステム62,63との間のデータ送受信のための処理や、携帯電話機20とのセッション制御を行う部分である。
【0029】
上記メールゲートウェイシステム62は、インターネット50及びメール蓄積のための図示しないポストオフィスに接続され、メールデータ等の転送制御を行なっている。また、ウェブゲートウェイシステム63は、携帯電話機20からインターネット上のウェブサイトなどのアクセスするときのデータ転送制御を行っている。
【0030】
上記構成の通信システムにおいて、携帯電話機20のユーザからの要求に応じて、情報サービス提供元(IP/SP)からコンテンツを取得し、コンテンツ・データベースから携帯電話機20へ情報サービスのメッセージを送信したり、あるいはインターネット50等の他の通信網に接続される情報サービス提供元のプロバイダの機器と携帯電話機20とを接続して携帯電話機20へ情報サービスのメッセージを送信し、そのユーザ要求と情報サービスの回答とを最終的に必要とする情報サービスを得るまでの間に複数回往復するトランザクション型メッセージングのモードを有することで、簡単に必要な情報サービスを対話的に受けることができる。
特に、ショートメッセージサービスセンター60を配信ベアラとして使用した場合は、小容量のデータ通信に適したシステムを構築することができる。また、上記大容量データ転送システム61を使用した場合は、ショートメッセージサービスでは困難であった長文のメール、画像データあるいは音楽データ等の大容量データを携帯電話機20に転送することが容易になる。また、大容量データの転送にともない、ショートメッセージサービスにおける移動機用マータアップ言語(S−MML)を多様な機能に対応できる移動機用マークアップ言語(M−MML)へと拡張することができる。すなわち、BGMファイルを携帯電話機20ヘダウンロードして繰り返し再生したり、アニメーション用画像を携帯電話機20ヘダウンロードして動画像として表示したりすることが可能になる。
【0031】
また、携帯電話機20のデータ処理部23には、テレビ受信装置10から無線送信されてきた接続先情報に基づいて各種接続先に接続して通信できるように処理するリンク処理部が設けられている。このリンク処理部により、受信メールに含まれるEメールアドレス、ホームページアドレスあるいは電話番号を接続先情報として認識し、その接続先情報を選択することで接続先に設定されたアドレスや電話番号に直接アクセスすることができる。
【0032】
以上のように、上記放送受信システムを含む通信システムでは、ある特定の放送局100からの放送番組を受信したテレビ受信装置10から近距離無線通信で送信されてきた接続先情報に基づいて、携帯電話機20から携帯電話通信網30を介して上記放送局100に電話やメールで接続して通信したり、放送局100が管理するウェブサイトに接続して通信したりすることにより、各種データを送信することができる。
ところが、上記放送番組の内容が、様々な特典付きの視聴者参加型のクイズ番組や、人気投票、リクエスト、アンケート等を受け付ける番組の場合に、放送番組を見た視聴者がテレビ受信装置10から送信されてきた接続先情報に基づいて、携帯電話機20から携帯電話通信網30を介して上記放送局100に電話やFAX、電子メールで一斉にアクセスしたり、放送局のWWWページにアクセスしたりすることにより、解答データや投票データ等を送ろうとすると、携帯電話通信網30における基地局32や交換機33における情報中継処理の負荷や、伝送路における情報伝送処理の負荷が増大し、携帯電話通信網30が輻輳状態に陥るおそれがある。
【0033】
そこで、本実施形態では、放送局100からの放送番組の内容をテレビ受信装置10の出力部15に表示する場合、上記解答データ等を受け付ける電話番号、FAX番号、メールアドレス、URL、IPアドレス等の接続先の表記を表示しないようにしている。更に、テレビ受信装置10から携帯電話機20に送られた接続先情報についても、携帯電話機20の出力部24から出力しないようにしている。具体的には、テレビ受信装置10や携帯電話機20の画面に接続先情報を表示しないようにしたり、テレビ受信装置10や携帯電話機20のスピーカーから、接続先情報を読み上げる音声情報を流さないようにしたりする。
【0034】
以上、本実施形態によれば、テレビ受信装置10及び携帯電話機20の両方で接続先情報を非表示状態にすることにより、上記放送を視聴した視聴者が、テレビ受信装置10から接続先情報を受けた携帯電話機20以外の他の情報通信手段(通常電話機、他の携帯電話機、パソコン等)を使って上記放送局100における接続先に接続しようとする行為を回避することができるため、放送局100における接続先へのアクセスの集中を低減し、携帯電話通信網30の輻輳を防止することが可能となる。
【0035】
なお、上記実施形態では、放送局100の接続先情報を非表示状態にすることにより、放送局100における接続先へのアクセスの集中を低減しているが、これに代えて又はこれに加えて、テレビ受信装置10から接続先情報を受けた各視聴者の携帯電話機20のうち、一定範囲の携帯電話機20だけから上記放送局100の接続先へアクセスできるようにしてもよい。
【0036】
図3は、上記放送局100の接続先へアクセスできる携帯電話機20を制限するための携帯電話機内のデータ処理方法の一例を示すフローチャートである。この方法では、各視聴者の携帯電話機20において、まず、テレビ受信装置10から近距離無線通信により、放送局100の接続先情報のデータと、接続規制情報としてのアクセス規制用の閾値データを受信する。次に、携帯電話機20では、乱数生成部として機能するデータ処理部23で乱数Aが生成され、この乱数Aとテレビ受信装置10から受信した閾値とが比較される。そして、乱数Aが閾値よりも大きい携帯電話機20についてのみ、電話やメールで放送局100の接続先へアクセスし、解答データ等を送信することができる。一方、乱数Aが閾値以下の携帯電話機20については、放送局100の接続先へアクセスできないようにするとともに、「残念でした」等を表示して解答データ等を送信することができない旨をユーザに知らせる。
上記閾値は、放送番組の内容、時間帯、対応携帯電話機の所有者数など様々な条件に応じて各種範囲に指定することができる。
なお、上記図3の例では、乱数Aが閾値よりも大きい携帯電話機についてのみアクセス可能となるように制御しているが、乱数Aが閾値以上の携帯電話機、乱数Aが閾値よりも小さい携帯電話機、あるいは乱数Aが閾値以下の携帯電話機についてのみ、上記アクセスが可能となるように制御してもよい。
【0037】
図4は、上記放送局100の接続先へアクセスできる携帯電話機20を制限するための携帯電話機内のデータ処理方法の他の一例を示すフローチャートである。この方法では、各視聴者の携帯電話機20において、まず、テレビ受信装置10から近距離無線通信により、放送局100の接続先情報のデータとアクセス規制用の電話番号指定範囲のデータを受信する。次に、携帯電話機20では、データ処理部23でその携帯電話機の電話番号とテレビ受信装置10から受信した電話番号指定範囲とが比較される。そして、電話番号が電話番号指定範囲に入っている携帯電話機20についてのみ、電話やメールで放送局100の接続先へアクセスし、解答データ等を送信することができる。一方、電話番号が電話番号指定範囲に入っていない携帯電話機20については、放送局100の接続先へアクセスできないようにするとともに、「残念でした」等を表示して解答データ等を送信することができない旨をユーザに知らせる。
【0038】
なお、上記電話番号指定範囲は、例えば「********[0〜2]**」(*:ワイルドカード)のように下3桁目が「0」〜「2」である携帯電話機や、「**********[1]」のように下1桁目が「1」である携帯電話機のように、時間帯、対応携帯電話機の所有者数など様々な条件に応じて各種範囲に指定することができる。
また、上記図4の例では、電話番号が電話番号指定範囲に入っている携帯電話機についてのみアクセス可能となるように制御しているが、電話番号が電話番号指定範囲から外れている携帯電話機についてのみ、上記アクセスが可能となるように制御してもよい。
【0039】
図5は、放送局100から放送される番組が視聴者参加型のクイズ番組であるときの、上記放送局100の接続先へアクセスできる携帯電話機20を制限するための携帯電話機内のデータ処理方法の一例を示すフローチャートである。この方法では、放送局100から送信される放送信号の中にクイズの各問題に対する正解データが付加されている。そして、各視聴者の携帯電話機20において、まず、テレビ受信装置10から近距離無線通信により、放送局100の接続先情報のデータと上記正解データを受信する。次に、各視聴者が問題を見たり聴いたりすることにより、各問題に対する解答データを携帯電話機20の操作入力部25から入力するとともに、放送局100の所定の接続先へ解答データを送るためのアクセス操作を行なう。そして、視聴者が入力した解答データが正解データと一致する場合だけ、その携帯電話機20から電話やメールで放送局100の接続先へアクセスし、解答データ等を送信することができる。一方、解答データが正解データと一致する場合、すなわち解答が不正解の場合は、放送局100の接続先へのデータ送信を行わないようにするとともに、携帯電話機20に「残念でした」等を表示して解答が不正解であった旨をユーザに知らせる。
【0040】
また、上記実施形態において、各視聴者が携帯電話機20から上記放送局100の接続先へアクセスするタイミングを時間的に分散することにより、放送局100における接続先へのアクセスの集中を低減できるようにしてもよい。例えば、携帯電話機20から放送局100における接続先に接続するための接続操作時から、携帯電話機20から特定の接続先に対する送信信号の送信時までの遅延時間Tdを、各携帯電話機20ごとにずらして分散させるように設定する。
【0041】
図6は、テレビ受信装置10から接続先情報のデータを受けてから放送局100の接続先にアクセスするまでのアクセスデータ処理におけるデータの流れの一例を示すシーケンス図であり、図7は、同アクセスデータ処理の一例を示すフローチャートである。
まず、テレビ受信装置10から近距離無線通信により、放送局100の接続先情報のデータと、アクセス規制用の各種データを受信する。このアクセス規制用のデータには、アクセス規制有無識別用のフラグデータや、遅延時間Tdの算出に用いる時間係数Tcが含まれている。ここで、規制有無識別用のフラグdが「1」のときは遅延時間Tdを用いたアクセス規制を行ない、フラグdが「0」のときにはアクセス規制が行なわない。
次に、携帯電話機20に固有の情報である電話番号と、現在時刻とに基づいて、上記遅延時間Tdを算出する。図8は、上記遅延時間Tdの演算の流れの一例を示す説明図である。この演算例では、携帯電話機20の電話番号の下4桁のデータ(2バイト)と、現在時刻の日、時及び分のデータ(2バイト)とを用いて、各携帯電話機30ごとに異なるユニークな乱数A(2バイト)が生成される。この乱数Aに、遅延時間の最小単位である時間係数Tc(例えば、1、5、10、20秒)を掛けることによって遅延時間Tdを生成する。このように乱数Aに基づいて遅延時間を生成することにより、遅延時間Tdを携帯電話機ごとにずらして分散させるように設定することができる。
【0042】
次に、各視聴者が放送局100の接続先へアクセスするために電話をかけたりメールを送信したりしてアクセス操作を行なう。ここで、上記アクセス規制有無識別用のフラグdが「1」になっていたときは、データ処理部23内の所定のタイマーが起動する。そして、上記設定した遅延時間Tdが経過したタイミングで、上記接続先への接続(アップリンク)処理が開始され、所定の送信信号が送信される。一方、上記アクセス規制有無識別用のフラグdが「0」になっていたときは、上記遅延時間Tdを考慮することなく、上記接続先への接続(アップリンク)処理が開始される。
【0043】
以上のように、上記遅延時間Tdを携帯電話機20ごとにずらして分散させることにより、同じクイズ番組等を見た複数の視聴者の携帯電話機20から通信網30を介して放送局100の接続先へ送られる送信信号の送信タイミングを、時間的に分散させ、通信網30における輻輳が発生しないようにしている。したがって、各視聴者が放送局100の接続先に一斉に接続して通信しようとする場合でも、アクセス率が時間的に分散し、通信網30における負荷増大を抑えて輻輳の発生を未然に防止することができる。
特に、アクセス規制有無識別用のフラグdを各携帯電話機20に送って用いることにより、上記遅延時間Tdの設定処理及びアクセス規制を必要に応じて行ない、携帯電話機20における無駄なデータ処理を回避することができる。しかも、アクセス集中を予想することができる放送局100側から、各携帯電話機20で遅延時間Tdの設定処理及びアクセス規制をおこなう否かを制御することも可能となる。
また、上記遅延時間Tdの演算に用いる時間係数Tcを放送局100側から携帯電話機20に送るようにすれば、携帯電話機20ごとにずらして分散させる遅延時間Tdの分散時間幅を、放送局100側から制御して管理することができる。この時間係数Tcは、テレビ受信装置10から情報を受けることができる携帯電話機の加入者数や、放送時間、放送の内容等の通信条件に応じて変化させるてもよい。例えば、ゴールデンタイム等の時間帯に視聴者のみんなが興味を持つ特典が付与されるクイズ番組のときは、放送局100の接続先へのアクセス集中が発生しやすいことが予想されるので、上記時間係数Tcを大きくする。また、深夜等のように視聴率が低い時間帯の放送の場合は、アクセス集中があまり発生しないことが予想されるので、上記時間係数Tcを小さくする。更に、対応携帯電話機の加入者が増加してきた場合は、上記アクセス集中も増加してくることが予想されるので、加入者増加に応じて上記時間係数Tcを大きくしていく。このように上記通信条件に応じて上記時間係数Tcを変化させることにより、遅延時間Tdの分散時間幅を最適幅に設定し、携帯電話機20のユーザに待ち時間を意識させることなく、通信網30における輻輳の発生を確実に防止することができる。
【0044】
なお、上記図1の実施形態では、放送番組情報をテレビ受信装置10で受信するとともに、その放送番組に関連した接続先情報を、テレビ受信装置10を経由して携帯電話機20で受けているが、放送番組情報及び接続先情報の両方とも携帯電話機20で受信するようにしてもよい。また、前述のアクセス規制用の閾値や電話番号指定範囲のデータ等の接続規制情報を用いる場合は、この接続規制情報も上記放送番組情報及び接続先情報と一緒に受信する。
図9は、放送局100から送信されてくる放送信号を受信可能な携帯電話機20の一構成例を示すブロック図である。この携帯電話機20は、放送局100からの放送信号を受信するための放送受信部27を内蔵している。放送受信部27は、専用に設計されたIC、LSI等の電子素子(チップ)を携帯電話機20内の基板に組み込むように構成してもいいし、複数の電子素子を組み合わせてモジュール化したものを携帯電話機20内に組み込むように構成してもよい。
この放送受信部27を内蔵した携帯電話機20を用いれば、図10に示すように、通常のテレビ受信装置がない場所でも、携帯電話機20で放送番組を受信して映像を表示したり音声を出力したりすることができるとともに、放送番組に関連した接続先情報を取得し、放送番組に関連した特定の接続先にアクセスすることができるようになる。そして、この場合も、前述の各種方法を用いて通信網の輻輳を防止することができる。
【0045】
また、上記放送受信部27を内蔵した携帯電話機20を用いる場合、放送番組情報については通常のテレビ受信装置10で受信し、放送番組に関連した接続先情報については放送局から送信された信号を携帯電話機20で直接受信するようにしてもよい。この場合、放送番組の映像や音声をテレビ受信装置10から出力させて視聴することができる。そして、テレビ受信装置10及び携帯電話機20が、両者の間でデータを送受信するための機能を有していない場合でも、上記接続先情報を携帯電話機20で取得し、放送番組に関連した特定の接続先にアクセスすることができる。
【0046】
また、上記図1の実施形態では、放送番組に関連した接続先情報を放送局100からテレビ受信装置10を経由して携帯電話機20で受けているが、放送局100から携帯電話通信網30を経由して携帯電話機20で受けるようにしてもよい。
図11は、上記接続先情報を携帯電話通信網30を経由して携帯電話機20で受けることができる通信システムの一例を示すブロック図である。この通信システムでは、携帯電話通信網30の中に、各携帯電話機20に対して上記接続先情報を含む各種情報を配信するための情報配信装置(情報通信端末用通信装置)64が設けられている。この情報配信装置64は、放送局100内の図示しないサーバに接続され、放送番組に関連した接続先情報などの各種情報を受信し、図示しない記憶部に記憶しておくことができるようになっている。上記接続先情報は、関連する放送番組の放映に合わせたタイミングで放送局100から受信するようにしてもいいし、予め放送局100から受信しておいてもよい。また、情報配信装置64から各携帯電話機20への上記接続先情報の配信は、関連する放送番組の放映に合わせたタイミングで行ってもいいし、放送番組の放映に先立って所定の定期的な配信タイミングに行ってもよい。また、前述のアクセス規制用の閾値や電話番号指定範囲のデータ等の接続規制情報を用いる場合は、この接続規制情報も上記接続先情報と一緒に配信される。なお、上記放送番組に関連した接続先情報などの各種情報を各携帯電話機20に配信する場合は、放送番組に関連した情報配信が行われている旨を視聴者に報知するためアイキャッチ信号を放送信号に含ませ、テレビ受信装置10の画面上に、携帯電話機マーク等のアイキャッチをスーパーインポーズして表示するようにしてもよい。
このような図11の通信システムを用いた場合は、外出先などにおいて携帯電話機20との間でデータ送受信する機能を有していない通常のテレビ受信装置10しかない場合でも、上記接続先情報を携帯電話通信網30を経由して携帯電話機20で取得し、放送番組に関連した特定の接続先にアクセスすることができる。そして、この場合も、前述の各種方法を用いて携帯電話通信網30の輻輳を防止することができる。
【0047】
また、上記実施形態では、情報通信端末が携帯電話機20の場合について説明したが、本発明は、PHS、PDA、パソコン等を情報通信端末として用いる場合にも適用することができる。
また、上記実施形態では、地上波、通信衛星(CS:Communication Satellite)、放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)などを用いた無線のテレビ放送の場合について説明したが、本発明は、無線のラジオ放送や、CATV(Cable Television)等による有線のテレビ放送あるいはラジオ放送の場合にも適用することができ、同様な効果が得られるものである。
【0048】
【発明の効果】
請求項1乃至の発明によれば、放送番組を視聴した多数の視聴者が携帯電話機から携帯電話通信網を介して特定の接続先に一斉に接続して通信しようとする場合でも、携帯電話通信網における負荷増大を抑えて輻輳の発生を未然に防止することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る放送受信システムを含む通信システムの全体構成を示すブロック図。
【図2】同放送受信システムにおける携帯電話機及びテレビ受信装置の概略構成を示すブロック図。
【図3】他の実施形態に係る携帯電話機内のデータ処理を示すフローチャート。
【図4】更に他の実施形態に係る携帯電話機内のデータ処理を示すフローチャート。
【図5】更に他の実施形態に係る携帯電話機内のデータ処理を示すフローチャート。
【図6】更に他の実施形態に係る携帯電話機内のデータ処理におけるデータの流れの一例を示すシーケンス図。
【図7】同データ処理を示すフローチャート。
【図8】遅延時間Tdの演算の流れの一例を示す説明図。
【図9】更に他の実施形態に係る携帯電話機の概略構成を示すブロック図。
【図10】同携帯電話機を用いた通信システムの全体構成を示すブロック図。
【図11】更に他の実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 視聴箇所
10 テレビ受信装置
11a 放送受信用のアンテナ
11b 近距離無線通信用のアンテナ
12 放送受信部
13 近距離通信用無線送受信部
14 データ処理部
15 出力部
16 操作入力部
17 データ記憶部
20 携帯電話機
21(21a、21b) アンテナ
22 無線送受信部
23 データ処理部
24 出力部
25 操作入力部
26 データ記憶部
27 放送受信部
30 携帯電話通信網
32 基地局
33 交換機
64 情報配信装置
100 放送局

Claims (3)

  1. 放送番組の示す特定の接続先に接続するための接続先情報を携帯電話機で受信し、該接続先情報に基づいて該携帯電話機から携帯電話通信網を介して該接続先に接続する放送番組と携帯電話機との連携時における輻輳を防止する通信網の輻輳防止方法であって、
    放送受信装置が、該接続先情報を含む放送番組の放送信号を受信し、該接続先情報と、該接続先への接続を規制する接続規制用の閾値と、携帯電話機の接続操作時から該接続先に対する送信信号の送信開始時までの遅延時間の設定処理を実行するか否かを指定する遅延時間設定処理制御情報と、該遅延時間の最小単位である時間係数とを、近距離無線通信により携帯電話機に送信し、
    該携帯電話機が、該放送受信装置から近距離無線通信により、該接続先情報と該接続規制用の閾値と該遅延時間設定処理制御情報と該時間係数とを受信し、
    該携帯電話機が、その携帯電話機の電話番号のデータと時刻のデータとに基づいて乱数を生成し、該乱数と該閾値とに基づいて該接続先への接続を制御するとともに、該遅延時間設定処理制御情報が該遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には該乱数に該時間係数を乗じた値を該遅延時間として設定することを特徴とする通信網の輻輳防止方法。
  2. 特定の接続先に接続するための接続先情報を含む放送番組情報を受信し、該接続先情報を携帯電話機に送信する放送受信装置と、該放送受信装置から近距離無線通信により送信された該接続先情報を受信し、該接続先情報に基づいて携帯電話通信網を介して該接続先に接続して通信可能な携帯電話機とを組み合わせて構成された放送受信システムであって、
    該放送受信装置は、
    該接続先情報を含む放送番組の放送信号を受信する放送受信部と、
    該接続先情報と、該接続先への接続を規制する接続規制用の閾値と、携帯電話機の接続操作時から該接続先に対する送信信号の送信開始時までの遅延時間の設定処理を実行するか否かを指定する遅延時間設定処理制御情報と、該遅延時間の最小単位である時間係数とを、近距離無線通信により携帯電話機に送信する無線送受信部と、を備え、
    携帯電話機は、
    該放送受信装置から近距離無線通信により、該接続先情報と該接続規制用の閾値と該遅延時間設定処理制御情報と該時間係数とを受信する無線送受信部と、
    該携帯電話機の電話番号のデータと時刻のデータとに基づいて乱数を生成し、該乱数と該閾値とに基づいて該接続先への接続を制御するとともに、該遅延時間設定処理制御情報が該遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には該乱数に該時間係数を乗じた値を該遅延時間として設定するデータ処理部と、を備えていることを特徴とする放送受信システム。
  3. 放送番組の示す特定の接続先に接続するための接続先情報を受信し、該接続先情報に基づいて携帯電話通信網を介して該接続先に接続して通信可能な携帯電話機であって、
    放送番組を受信する放送受信装置から近距離無線通信により、該接続先情報と該接続先への接続を規制する接続規制用の閾値と当該携帯電話機の接続操作時から該接続先に対する送信信号の送信開始時までの遅延時間の設定処理を実行するか否かを指定する遅延時間設定処理制御情報と該遅延時間の最小単位である時間係数とを受信する無線送受信部と、
    該携帯電話機の電話番号のデータと時刻のデータとに基づいて乱数を生成し、該乱数と該閾値とに基づいて該接続先への接続を制御するとともに、該遅延時間設定処理制御情報が該遅延時間の設定処理の実行を指定している場合には該乱数に該時間係数を乗じた値を該遅延時間として設定するデータ処理部と、を備えていることを特徴とする携帯電話機
JP2001077295A 2001-03-16 2001-03-16 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機 Expired - Fee Related JP4088421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077295A JP4088421B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077295A JP4088421B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002281152A JP2002281152A (ja) 2002-09-27
JP2002281152A5 JP2002281152A5 (ja) 2005-05-19
JP4088421B2 true JP4088421B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=18934074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001077295A Expired - Fee Related JP4088421B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4088421B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100559979B1 (ko) 2003-04-03 2006-03-13 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서의 메시지 전송방법
JP4247994B2 (ja) 2004-12-27 2009-04-02 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ 移動通信端末、基地局およびレジストレーション制御方法
JP4667194B2 (ja) * 2005-10-07 2011-04-06 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 規制制御システム、無線通信端末装置、規制制御方法、無線通信端末制御方法
JP5314265B2 (ja) * 2007-10-24 2013-10-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信処理規制方法、移動通信システム及び移動局
JP2014063321A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Toshiba Corp 電子機器ならびにアカウント作成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002281152A (ja) 2002-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11223930B2 (en) Method and systems for generating and sending a hot link associated with a user interface to a device
US7493139B2 (en) Receiving and sending method of mobile TV phone and mobile TV phone terminal
JP4555537B2 (ja) チャットメッセージ通信装置及びその方法
JP4546566B2 (ja) 受信した放送コンテンツに関連付けられたダウンロード可能なコンテンツにアクセスする方法、コンピュータ・プログラム、通信装置及び移動端末
US6341133B1 (en) Information providing apparatus and portable communication terminal
US20030149990A1 (en) Tune alerts for remotely adjusting a tuner
US20060262777A1 (en) System and method for providing multimedia service using a mobile communication terminal
US20070042801A1 (en) Mobile phone, incoming call notification method, and incoming call notification program
JP2008521339A (ja) 映画プレビューを受信する方法及び該方法を実行するように構成された無線通信装置
US20110130113A1 (en) Communication device
JP2007274372A (ja) 視聴者端末およびその通信規制方法
JP4088421B2 (ja) 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム及び携帯電話機
JP3962551B2 (ja) 通信方法、情報発信装置及び携帯電話機
WO2002096109A1 (en) Broadcasting receiving equipment, digital broadcasting network and method for providing broadcasting service
US20010042096A1 (en) Satellite communication conference system and conference method capable of real-time conference
JP2002251409A (ja) イベント発生通知システム、イベント発生通知方法およびイベント発生通知プログラムが格納された記憶媒体
KR100672520B1 (ko) 영상기기 제어 시스템 및 그를 이용한 영상기기 제어 방법
KR100720406B1 (ko) 이동 통신망을 이용한 디지털 방송 전송 시스템 및 전송방법
JP2005333272A (ja) サーバ装置、番組連動処理プログラム、番組連動処理システムおよび番組連動処理方法
JP4501833B2 (ja) 携帯情報端末、及び、情報受信方法
JP4139576B2 (ja) 通信網の輻輳防止方法、放送受信システム、放送受信装置及び携帯電話機
JP2007295485A (ja) 通信端末
US7983700B2 (en) Broadcast information transmitting apparatus and method for a mobile communication terminal
KR100839104B1 (ko) 디지털 방송 서비스 시스템 및 그 방법
KR100695200B1 (ko) 라디오를 내장하고 있는 이동 통신 단말기에서의 라디오 채널 자동 설정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040715

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061110

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070522

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees