JP4087741B2 - テープキャリア、半導体モジュール、および半導体モジュールの製造方法 - Google Patents

テープキャリア、半導体モジュール、および半導体モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、可撓性を有し、例えば電子部品を実装して用いるテープキャリアに関する。および、そのテープキャリアから打ち抜いて形成する、半導体モジュールおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のTAB用テープキャリアの製造工程の一例を図8に示す。準備として、図8(A)に示すように、ポリイミド系樹脂などを用い、テープ状にした基材フィルム1を用意する。
【0003】
先ず、図8(B)に示すように、基材フィルム1に、スプロケットホール2、電気導通孔3などをあける。
【0004】
次に、図8(C)に示すように、基材フィルム1の一面に、例えば銅箔をラミネートして、導電層4を設ける。
【0005】
次いで、導電層4の所要の個所をエッチングして、図8(D)に示すように、導電層4で配線パターン5を形成して、TAB用テープキャリア6を得ていた。
【0006】
そのようにして得たTAB用テープキャリア6の表面を図9(A)に、裏面を図9(B)にそれぞれ示す。TAB用テープキャリア6は、可撓性を有し、テープ状をしている。また、TAB用テープキャリア6の両側にはスプロケットホール2を有するとともに、一定間隔毎に設けられた複数の電気導通孔3を有する。また、TAB用テープキャリア6の一面には、基材フィルム20の長さ方向に一定間隔毎に配線パターン5を備えていた。
【0007】
その後、そのTAB用テープキャリア6には、図10に示すように、一面の配線パターン5に、例えばIC・LSIなどの電子部品7を実装する。一方、他面側から、それぞれの電気導通孔3内に例えば半田ボール8を設けていた。
【0008】
そして、TAB用テープキャリア6から、配線パターン毎に打ち抜いて、半導体モジュールを形成していた。
【0009】
その後、図11に示すように、その半導体モジュール9が備える半田ボール8を、マザーボードなどの他の回路基板10が備える端子10aにそれぞれ接続し、電子部品7を搭載する半導体モジュール9を、半田ボール8を介して他の回路基板10に実装していた。そして、半導体モジュール9を実装した他の回路基板10は、電子機器に用いていた。
【0010】
ところで、近年、電子機器に小型化・高性能化が要求されている。その要求に対応すべく、TAB用テープキャリア6も小型化・高機能化することが要求される。そこで、TAB用テープキャリア6を小型化するため、電気導通孔3の大きさを小さくするとともに、高機能化するため、電気導通孔3の数を多くして、電気導通孔3を高密度化していた。
【0011】
従来、基材フィルム1に、電気導通孔3を形成するには、▲1▼金型を用いた打ち抜きによる方法、▲2▼レーザーを用いる方法、▲3▼ポリイミドエッチングによる方法などがあった。
【0012】
▲1▼ 金型を用いた打ち抜きによる方法の場合、例えば所定の刃を多数有する金型を用いて一度の打ち抜きにより、または1つの刃を有する金型を用いて繰り返し打ち抜くことにより、基材フィルム1に複数の電気導通孔3を形成していた。
【0013】
▲2▼ レーザーを用いる方法の場合、レーザー照射装置、そのレーザー照射装置を移動する移動装置などを備えていた。そして、レーザー照射装置からレーザを照射しつつ、電気導通孔3が所定の形状、例えば円となるように、そのレーザー照射装置を移動して1つの電気導通孔3を形成する。その後、レーザーを照射しないでレーザー照射装置を別の電気導通孔3形成位置まで移動して後、同様にレーザーを照射して電気導通孔3を形成していた。
【0014】
▲3▼ ポリイミドエッチングによる方法の場合、基材フィルム1上に所要の形状をしたレジストを設けてから、ヒドラジンなどを含有するエッチング液に浸漬して、基材フィルム1に電気導通孔3を形成していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、▲1▼金型を用いた打ち抜きによる方法で、所定の刃を多数有する金型を用いて一度の打ち抜きにより複数の電気導通孔3を形成する場合、電気導通孔3の大きさを小さくするには、それに対応して、電気導通孔3を形成する金型の刃を細くしなければならない。一方、高機能化するには、それに対応して、刃の数を多くしなければならない。よって、細くした刃を高密度で有する金型を製作する必要があるが、そのような金型の加工が困難である問題があった。また、仮に、加工ができた場合でも、金型が高価となる問題があった。さらに、金型の刃が細いので、強度が弱く、折れ易いので、金型の寿命が短い問題があった。
【0016】
一方、1つの細い刃を有する金型を用いて繰り返し打ち抜き、複数の電気導通孔3を形成する場合、電気導通孔3の数が多くなってきているので、時間がかかり、作業性が低下する問題があった。また、細い刃で何度も打ち抜くので、刃が折れやすく、刃が折れた場合、金型を交換しなければならないので、一層作業性が低下する問題があった。
【0017】
また、▲2▼レーザーを用いる方法の場合、レーザー照射装置からレーザを照射しつつ、電気導通孔3が所定の形状となるように、そのレーザー照射装置を移動しなければならない。よって、1つの電気導通孔3を形成するのに時間がかかり、加えて、数が多くなってきている電気導通孔3を形成するには、一層時間がかかる問題があった。また、移動装置を備えなければならないため、装置が複雑となる問題もあった。
【0018】
さらに、基材フィルム1を焼いて、破壊することにより電気導通孔3を形成するので、レーザー照射装置の出力が高いものを用いなければならないが、そのようなレーザー照射装置は高価である問題があった。
【0019】
また、複数の電気導通孔3を形成した後、電気導通孔3の周囲に残った汚れを除去する工程に手間がかかり、作業性が低下する問題があった。
【0020】
一方、▲3▼ポリイミドエッチングによる方法の場合、ヒドラジンが発がん性を有するので、万が一の事故によりエッチング液が工場設備の外へ漏れた場合、人体や環境へ悪影響を与える問題があった。また、専用のエッチング液が高価な上、エッチング液が工場設備の外へ漏れないようにする装置は高価であるため、それにより、テープキャリアが高価となる問題があった。
【0021】
よって、▲1▼金型を用いた打ち抜きによる方法で、一度の打ち抜きの場合、金型(使用器具)の製作に手数がかかり、また金型の寿命も短い問題があった。一方、繰り返し打ち抜く場合、時間がかかり、同様に金型の寿命が短く、作業性が悪い問題があった。また、▲2▼レーザーを用いる方法の場合、時間がかかり、作業性が悪く、また複雑で高価なレーザ照射装置(使用装置)を用いる問題があった。さらに、▲3▼ポリイミドエッチングによる方法の場合、環境へ悪影響を与えるおそれがあり、工場設備が高価となる問題があった。
【0022】
そこで、この発明の第1の目的は、製作簡単で容易に破損しない使用器具を用い、作業性を向上し、使用装置や工場設備の簡素化を図る半導体モジュールの製造方法を提供することにある。
【0023】
この発明の第2の目的は、製作容易で、安価なテープキャリアを提供することにある。
【0024】
この発明の第3の目的は、製作容易で、安価な半導体モジュールを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
半導体モジュールの製造方法において、
テープ状の基材フィルムに一定間隔置きに開口をあけ、
その後、その開口を塞いで基材フィルムの一面に導電層を設けてから、
開口内にフォトソルダレジストを充填し、
その後、基材フィルムの他面側から露光し、フォトソルダレジストに、導電層に達する複数の電気導通孔をあけるとともに、導電層で配線パターンを形成し、
その配線パターンに接続して電子部品を実装する一方、電気導通孔内に半田部材を充填し、
その後、フォトソルダレジストを残したまま配線パターンごとに打ち抜く、
ことを特徴とする。
【0027】
請求項に係る発明は、上述した第2の目的を達成すべく、
テープキャリアにおいて、
一定間隔置きに開口を有するテープ状の基材フィルムと、
その基材フィルムの一面において開口に対応する位置に配線パターンを形成する導電層と、
開口内に充填して設け、その導電層に達する複数の電気導通孔を有するフォトソルダレジストと、
を備えることを特徴とする。
【0028】
請求項に係る発明は、上述した第3の目的を達成すべく、
半導体モジュールにおいて、
請求項2に記載のテープキャリアから打ち抜いて形成することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。準備として、図1(A)に示すように、絶縁性および可撓性を有するテープ状の基材フィルム20を用意する。
【0030】
基材フィルム20には、例えばポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂または液晶ポリマなどを用いる。
【0031】
先ず、そのような基材フィルム20を、例えば金型を用いて打ち抜き、図1(B)に示すように、開口21およびスプロケットホール22をあける。
【0032】
開口21は、例えば矩形状のものを、基材フィルム20の長さ方向に一定間隔置きにあける。一方、スプロケットホール22は、テープの両側にあける。
【0033】
このときに用いる金型(使用器具)は、細い刃を高密度で有するものではないため、製作に手数がかからず、寿命も長い。また、1つの細い刃を有する金型を用いて繰り返し打ち抜くものでもないため、作業性も良い。
【0034】
次に、図1(C)に示すように、開口21を塞いで基材フィルム20の一面に導電層23を設ける。その導電層23は、例えば銅箔などをエポキシ系接着材などを介して貼り付ける。
【0035】
次いで、図1(D)に示すように、開口21内にフォトソルダレジスト24を充填する。フォトソルダレジスト24を充填するには、基材フィルム20の他面側から、例えば液状にしたものスクリーン印刷、またはフィルム状にしたものラミネートする。
【0036】
また、フォトソルダレジスト24には、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂または共重合樹脂などに感光性を付加したものを用いる。
【0037】
次に、基材フィルム20の他面側から例えばマスクを介して露光し、フォトソルダレジスト24に、導電層23に達する複数の電気導通孔をあけるとともに、導電層23で配線パターンを形成する。
【0038】
複数の電気導通孔は、例えば図2(A)に示すように、基材フィルム20の他面側に、レンズ28、所定の形状を有するマスク29、紫外線ランプ30をそれぞれ適宜の間隔を設けて配置する。
【0039】
そして、紫外線ランプ30から紫外線を照射し、その紫外線を、マスク29、レンズ28を介して、基材フィルム20のフォトソルダレジスト24にあてて露光し、紫外線をあてた個所を硬化する。
【0040】
その後、所要の溶液を用いて、硬化していないフォトソルダレジストを除去して、図1(E)に示すように、フォトソルダレジスト24に、導電層23に達する複数の電気導通孔25をあける。
【0041】
または、図2(B)に示すように、基材フィルム20の他面側に、所定の形状を有するマスク32を近接して配置し、また、紫外線ランプ33をそれらから所定の間隔を設けて配置する。
【0042】
そして、紫外線ランプ33から紫外線を照射し、その紫外線を、マスク32を介して、基材フィルム20のフォトソルダレジストにあてて露光し、紫外線をあてた個所を硬化する。
【0043】
その後、所要の溶液を用いて、硬化していないフォトソルダレジストを除去して、同様に、フォトソルダレジスト24に、導電層23に達する複数の電気導通孔25をあける。
【0044】
または、図2(C)に示すように、所定の形状を有するマスク35を基材フィルム20の他面に貼り付け、その基材フィルム20の他面側に、紫外線ランプ36を、所定の間隔を設けて配置する。
【0045】
そして、紫外線ランプ36から紫外線を照射し、その紫外線を、マスク35を介して、基材フィルム20のフォトソルダレジストにあてて露光し、紫外線をあてた個所を硬化する。
【0046】
その後、所要の溶液を用いて、硬化していないフォトソルダレジストを除去して、同様に、フォトソルダレジスト24に、導電層23に達する複数の電気導通孔25をあける。
【0047】
なお、上述したマスク29・32・35は、ガラス乾板、石英乾板、例えばポリエチレンテレフタレートなどの透明樹脂フィルムを用いて形成する。
【0048】
それらのようにしてフォトソルダレジスト24に、導電層23にまで達する複数の電気導通孔25をあけたものの表面を図3(A)に、裏面を図3(B)にそれぞれ示す。
【0049】
次いで、導電層23で配線パターンを形成する。配線パターンを形成するには、図1(F)に示すように、導電層23上で、基材フィルム20の一面にフォトレジスト38を設ける。その後、基材フィルム20の一面側から不図示のマスクを介して例えば紫外線を当てて露光し、特定の個所のフォトレジスト38を硬化する。そして、所要の溶液により、硬化していないフォトレジスト38を除去して、図1(G)に示すものを得る。
【0050】
または、導電層23上で、基材フィルム20の一面に、硬化したフォトレジスト38を設ける。その後、基材フィルム20の一面側から不図示のマスクを介して例えば紫外線を当てて露光し、特定の個所のフォトレジスト38を分解する。そして、所要の溶液により、分解したフォトレジスト38を除去して、同様に図1(G)に示すものを得る。
【0051】
その後、例えば塩化第二鉄などのエッチング液に浸漬し、フォトレジスト38のない個所の導電層23を溶出し、図1(H)に示すものを得る。
【0052】
そして、例えば苛性ソーダなどの薬液でフォトレジスト38を膨潤させることにより、そのフォトレジスト38を剥離し、図1(I)に示すように、基材フィルム20の一面に、導電層23で配線パターン41を形成する。
【0053】
その配線パターン41は、例えば基材フィルム20の長さ方向に、所定間隔で1列に複数形成する。
【0054】
次いで、配線パターン41の所要の個所に、メッキなどの表面加工を施して、例えばTAB用テープキャリアなどのテープキャリアを得る。
【0055】
そのようにして得たテープキャリアの表面を図4(A)に示し、裏面を図4(B)にそれぞれ示す。テープキャリア42は、両側にあけたスプロケットホール22と、一定間隔置きに開口21を有するテープ状の基材フィルム20と、その基材フィルム20の一面において開口21に対応する位置に配線パターン41を形成する導電層23と、開口21内に充填して設け、導電層23にまで達する複数の電気導通孔25を有するフォトソルダレジスト24とを備える。
【0056】
なお、上述した例では、基材フィルム20の他面側から露光し、フォトソルダレジスト24に、導電層23に達する複数の電気導通孔25をあけて後、導電層23で配線パターンを形成したが、この発明は、それに限られず、導電層23で配線パターンを形成して後、基材フィルム20の他面側から露光し、フォトソルダレジスト24に、導電層23に達する複数の電気導通孔25をあけても良い。
【0057】
または、基材フィルム20の一面の導電層23上に、フォトレジスト38を設けてから、それらフォトレジスト38、およびフォトソルダレジスト24を同時に露光して硬化して後、硬化していない個所のフォトレジスト38、およびフォトソルダレジスト24を同時に除去し、その後、エッチングして導電層23で配線パターン41を形成しても良い。
【0058】
その後、テープキャリア42には、図5に示すように、一面の配線パターン41に、例えばIC・LSIなどの電子部品43を実装する一方、他面側から、それぞれの電気導通孔25内に例えば半田ボール48を設ける。
【0059】
なお、上述した例では、電気導通孔25内に半田ボール48を設ける例を示したが、この発明はそれに限られず、半田ペーストを用いて、電気導通孔25内を充填するようにしても良い。
【0060】
そして、電子部品43を実装し、半田ボール48を設けたテープキャリアから配線パターン41毎に打ち抜いて、半導体モジュールを形成する。その半導体モジュール49は、図6に示すように、例えば1つの開口21を有するテープ状の基材フィルム20と、その基材フィルム20の一面において開口21に対応する位置に配線パターン41を形成する導電層23と、開口21内に充填して設け、導電層23にまで達する複数の電気導通孔25を有するフォトソルダレジスト24と、基材フィルム20の一面に備える電子部品43と、他面に備える半田ボール48とを備える。
【0061】
なお、上述した例では、テープキャリア42に電子部品43を実装し、電気導通孔25内に半田ボール48を設けてから、打ち抜いて半導体モジュール49を形成したが、この発明はそれに限られず、テープキャリア42から打ち抜いて後、それに電子部品43を実装し、半田ボール48を設けて、半導体モジュール49を形成しても良い。
【0062】
そして、図7に示すように、半導体モジュール49の半田ボール48と、マザーボードなどの他の回路基板45の端子45aとを接続して、半導体モジュール49を他の回路基板45に実装する。
【0063】
次に、半導体モジュール49が備える半田ボール48を、他の回路基板45が備える端子45aにそれぞれ接続し、電子部品43を搭載する半導体モジュール49を、半田ボール48を介して他の回路基板45に実装する。そして、半導体モジュール49を実装した他の回路基板45は、電子機器に用いる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1に係る発明によれば、テープ状の基材フィルムに一定間隔置きに開口をあけ、その後、その開口を塞いで基材フィルムの一面に導電層を設けてから、開口内にフォトソルダレジストを充填し、その後、基材フィルムの他面側から露光し、フォトソルダレジストに、導電層に達する複数の電気導通孔をあけるとともに、導電層で配線パターンを形成し、その配線パターンに接続して電子部品を実装する一方、電気導通孔内に半田部材を充填し、その後、フォトソルダレジストを残したまま配線パターンごとに打ち抜くので、例えば、細い刃を有する金型を用いる必要がなく、露光の際に用いるマスクなどの使用器具を用いるから、製作簡単で容易に破損しない使用器具を用いる半導体モジュールの製造方法を提供することができる。
【0065】
さらに、そのような半導体モジュールの製造方法であるので、一度に複数の電気導通孔を形成することができるから、作業性を向上した半導体モジュールの製造方法を提供することができる。
【0066】
また、例えば、高価なレーザー照射装置・レーザー照射装置を移動する移動装置を用いる必要がなく、ヒドラジンを含有するエッチング液も用いる必要がないので、使用装置や工場設備の簡素化を図る半導体モジュールの製造方法を提供することができる。
【0067】
さらに、基材フィルムの他面側からマスクを介して露光し、フォトソルダレジストに、導電層に達する複数の電気導通孔を形成するので、電気導通孔を高密度化することができ、そのような電気導通孔を備える半導体モジュールの製造方法を提供することができる。
【0069】
請求項に係る発明によれば、テープキャリアにおいて、一定間隔置きに開口を有するテープ状の基材フィルムと、その基材フィルムの一面において開口に対応して配線パターンを形成する導電層と、開口内に充填して設け、その導電層に達する複数の電気導通孔を有するフォトソルダレジストとを備えるので、製作容易で、安価なテープキャリアを提供することができる。
【0070】
請求項に係る発明によれば、半導体モジュールにおいて、請求項2に記載のテープキャリアから打ち抜いて形成するから、製作容易で、安価な半導体モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)から(I)は、この発明による半導体モジュールの製造方法を工程の順番に示す説明図である。
【図2】 (A)ないし(C)は、その半導体モジュールの製造方法において、基材フィルムの他面側からフォトソルダレジストを露光する方法を示す説明図である。
【図3】 その製造方法の途中のものの、(A)は平面図、(B)は底面図である。
【図4】 この発明によるテープキャリアの、(A)は平面図、(B)は底面図である。
【図5】 そのテープキャリアに電子部品を実装し、半田ボールを設けた後の断面図である。
【図6】 そのテープキャリアを打ち抜いて形成した半導体モジュールの断面図である。
【図7】 その半導体モジュールを、他の回路基板に実装した後の断面図である。
【図8】 従来のテープキャリアの製造方法を工程の順番に示す説明図である。
【図9】 その製造方法によるテープキャリアの、(A)は平面図、(B)は底面図である。
【図10】 そのテープキャリアに電子部品を実装し、半田ボールを設けた後の断面図である。
【図11】 そのテープキャリアを打ち抜いて形成した半導体モジュールを、他の回路基板に実装した後の断面図である。
【符号の説明】
20 基材フィルム
21 開口
23 導電層
24 フォトソルダレジスト
25 電気導通孔
29、32、35 マスク
41 配線パターン
42 テープキャリア
43 電子部品
48 半田ボール(半田部材)
49 半導体モジュール

Claims (3)

  1. テープ状の基材フィルムに一定間隔置きに開口をあけ、
    その後、その開口を塞いで前記基材フィルムの一面に導電層を設けてから、
    前記開口内にフォトソルダレジストを充填し、
    その後、前記基材フィルムの他面側から露光し、前記フォトソルダレジストに、前記導電層に達する複数の電気導通孔をあけるとともに、前記導電層で配線パターンを形成し、
    その配線パターンに接続して電子部品を実装する一方、前記電気導通孔内に半田部材を充填し、
    その後、前記フォトソルダレジストを残したまま前記配線パターンごとに打ち抜く、
    ことを特徴とする、半導体モジュールの製造方法。
  2. 一定間隔置きに開口を有するテープ状の基材フィルムと、
    その基材フィルムの一面において前記開口に対応する位置に配線パターンを形成する導電層と、
    前記開口内に充填して設け、その導電層に達する複数の電気導通孔を有するフォトソルダレジストと、
    を備えることを特徴とする、テープキャリア。
  3. 請求項2に記載のテープキャリアから打ち抜いて形成することを特徴とする、半導体モジュール。
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