JP4087660B2 - カードコネクタ - Google Patents

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電話機等に用いるカードコネクタの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば携帯型電話機には、記憶用メモリICが備えられている。
【0003】
このメモリICには加入者識別情報の他に、例えばユーザが利用する電話番号、または着信音のメロディ情報等を記憶することができる。
【0004】
メモリICは、携帯型電話機の本体に固定接続されている場合が一般的である。
このため、例えば携帯型電話機を買い換えたときに新しい携帯型電話機のメモリICに情報の書込みを行う場合、または携帯型電話機の所有者を変更するときにメモリICの情報の書換えを行う場合等、新規携帯型電話機に換えたことによる動作環境の整備を実施する必要がある。
【0005】
このような携帯型電話機における情報の書き換えに関する問題を解決するために、前記メモリICに代えて、前記の如き必要な情報が記憶され且つ挿抜可能なICカードを情報記憶媒体として用いたものがある。
携帯型電話機の情報記憶媒体としてのICカードは、携帯型電話機に固定されるICカード接続用コネクタ(以下カードコネクタと称する)に対して挿抜される。
そして、ICカードがカードコネクタに装着されたとき、ICカードは携帯型電話機と電気的に接続される。
【0006】
このように携帯型電話機等にICカードを用いることで、記憶されている情報の活用ができる。
【0007】
従って、携帯型電話機を買い換えた場合でも、これまで使用していた携帯型電話機のICカードを新しい携帯型電話機に付け替えることができる。
また、携帯型電話機の所有者が変わった場合でも、新たな所有者は、当該携帯型電話機に装着するICカードを自己のものに交換することで、新たな所有者は、自己にあった環境で携帯型電話機の利用ができる。
【0008】
このようにICカードを携帯型電話機に用いることで、直ちに新たな携帯型電話機の使用が可能になるうえ、新しい携帯型電話機を所有する度に別途情報の書込みや書換え作業をしなくて済む。
【0009】
携帯型電話機におけるICカードを挿抜可能にするための技術として、例えば特開2000−48879号公報に開示のICカード用のカードコネクタが提案されている。
【0010】
このカードコネクタは、基台となるハウジングと、このハウジングに対して開閉し、開いたときに開口部からカードを挿抜可能なカバーとを備えている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このカードコネクタにあっては、カバーの閉状態を維持するロック機構を備えている。そして、前記カードをカバーに対して挿抜するのに、カバーをスライドさせてロック機構を解除し、もって前記カバーを開くようになっている。
しかし、このカードコネクタのカバーには、前記カバーを開くために指を引っ掛ける部分がない。このため、カバーを開き難いので、カードの挿抜が面倒である。
【0012】
また、このカードコネクタにあっては、カードを挿抜するときに、カバーの開口時におけるカバーとハウジングとの間の挟み角が不十分である。このため、ICカードの挿抜を行うのに使用者の指がカバーやハウジングに引っ掛かってしまい易い。
【0013】
さらに、このカードコネクタにあっては、何らかの原因により不用意にカバーが開いてしまったときのカードの脱落防止対策についての十分な対策が取られていない。
【0014】
本発明は、前記した実情に鑑みて為されたものであり、その解決しようとする課題は、ICカード等のカードの挿抜を容易に行い且つ前記カードの脱落を防止できる技術を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明は以下の手段とした。
【0016】
即ち、本発明のカードコネクタは、基台となるハウジング(10)と、このハウジング(10)に一端が回動自在に支持され、カード挿抜用のカバー開口(20a)を有し、かつ使用者が指を引っ掛けて開放操作を行うための開放操作部(22)を一端側に有するカバー(20)と、を備え、
このカバー(20)は、回転軸である支点から近い点である開放操作部(22)を力点とし、前記支点の反対側の遠い点である前記カバー開口(20a)を作用点とし、
前記開放操作部(22)を操作して、前記カバー(20)を前記ハウジング(10)に対してスライドさせることで、前記カバー(20)が前記ハウジング(10)にロックされた状態とし又はロックされた状態を解除することができ、ロックされた状態を解除すると前記カバー(20)は、前記ハウジング(10)に対して開き、開いた時にカード(2)を挿抜可能であり、かつ、前記カバー(20)には、当該カバー(20)の開動作を補助する開閉補助片(27)をさらに備え、
この開閉補助片(27)は弾性材からなり、カバー開口(20a)下部からカバー(20)の一側縁に対して略平行に延出した片持ち梁状でカバー外方に付勢され、また開閉補助片(27)は、カバー(20)が閉じられているときは、カバー(20)又はカード(2)挿入時はカード(2)のいずれかと前記ハウジング(10)との間に変形保持されて弾性エネルギーが蓄積され、
前記開放操作部(22)の操作によって前記カバー(20)がスライドしてロックが解除されたときは、前記開閉補助片(27)の復元による弾性エネルギーを放出して前記開放操作部(22)の操作によるカバー(20)の開動作を補助する。
【0017】
したがって、本発明は、カバーを開口する際に開放操作部に利用者がその指を掛けることができるので、カバーのロックを解除しやすい。
また、前記力点である開放操作部に力を加えると、前記カバーの回動軸を支点となり、カバー開口が作用点となって、カバーが回動する。
【0018】
このため、前記力点に力を加えれば、カバーを開く側に向けて容易に開くことができるので、ICカード等のカードの挿抜が容易になる。
【0020】
前記開閉補助片の弾性力を利用してカバーの開動作を補助することで、前記カバーの開口角度を十分に確保できるようになる。
従って、本発明はカードの挿抜を容易に行える。
なお、前記開閉補助片としては、板バネやスプリング等が挙げられる。
【0021】
また、本発明のカードコネクタは、前記カードを挿抜するに当たり前記カードを案内する案内溝をカバーの両側面に設け、この案内溝を画成するカバーの側面部には、カバーに挿入したカードを両側で挟持する、板バネやスプリング等の弾性材を備えてもよい。
【0022】
前記両側の案内溝に備えた弾性材による弾性力を利用することで、本発明はカードを挟持できる。
従って、前記カバーを開口したときに前記カードが当該カバーから脱落してしまうのを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明であるカードコネクタの実施の形態について、図面を参照しながら、説明する。
【0024】
図1に示すように、カードコネクタ1は、全体が扁平な略矩形状をしている。そして、カードコネクタ1は、基台としてのハウジング10と、このハウジング10に一端が回動自在に支持されるカバー20とを有し、ハウジング10とカバー20とは略同一の大きさである。
【0025】
また、カバー20は、ハウジング10に対して矢印A1または矢印A2方向にスライドできるようなスライド機構を備えている。
なお、スライド機構については後述する。
【0026】
図2に示すように、カードコネクタ1は、例えば携帯型電話機3に取り付けられて、加入者識別情報などを記憶する。
【0027】
ICカード等のカード2をカードコネクタ1に挿入するときは、図3に示すようにカバー20を開く。そして、カード2をカバー20に対して矢印B方向から挿入する。
なお、カバー20の開口を符号20aで示す。
【0028】
また、カード2をカバー20から抜去するときには、カバー20を開いて前記カード2を矢印C方向に引き出す。
【0029】
カード2をカバー20に挿入後、図1に示すようにカバー20を閉じて、さらにカバー20を矢印A2方向へスライドさせると、カバー20はロック状態となり、カードコネクタ1のコンタクト11とカード2のコンタクト30とが接触し、当該接触の状態を維持する。もってカードコネクタ1のコンタクト11とカード2のコンタクト30との電気的接続が維持され、通電できるようになる。
【0030】
この結果、カードコネクタ1が前記のように携帯型電話機に採用されている場合には、カードコネクタ1を介して携帯型電話機とカード2との間で情報のやりとりが可能になる。
【0031】
次に、カバー20について説明する。
カバー20の形状は、図4を見れば分かるように、扁平な箱状体であり、カバー20にカード2が挿入されると、その状態でカード2の上表面を覆う主面部23と、前記カード2の側面を覆う側面部24,24とを有する。
【0032】
ハウジング10に対して自在に回動するカバー20は、回動軸21を回動中心にして回動する。カバー20の回動には、梃子機構を利用している。
即ち、カバー20は、梃子機構の支点と、この支点から近い箇所に設けた力点と、この支点から遠い反対側の箇所の作用点とを有する。
詳細に述べると、支点として前記回動軸21が適用され、力点として開放操作部22が適用され、作用点としてカバー開口20aが適用される。
【0033】
この結果、カバー20そのものがあたかも梃子の如き形態となる。
このように、支点としての回動軸21と、力点としての開放操作部22と、作用点としてのカバー開口20aとを有するカバー20そのものを梃子機構と言ってよい。
【0034】
回動軸21は、図1に示すようにカバー20の長手方向側の主面部23において、カバー20を横断する仮想の中心軸である。
この回動軸21上で、カバー20がハウジング10に対して回動する。
開放操作部22は、カバー20の長手方向側における回動軸21側の最端部がL字形になるように上方に折り曲げてある。
このようにして開放操作部22は、使用者が指を引っ掛けやすくする。
【0035】
カバー開口20aは、回動軸21を境にし開放操作部22の反対側にある。
開放操作部22に使用者が指などで力を加えると、図3に示すように、まずカバー20が矢印A1方向へスライドする。このとき、係合する爪部26,26及び爪部係止部12a,12aの係止が解かれてロック状態が解除され、カバー20が開くようになり、カバー開口20aに対して当該カード2を挿抜できる。
【0036】
このように、カードコネクタ1は、梃子の原理を利用しているので、カード2を挿抜するときに、使用者はカバー20を容易に開けられる。
【0037】
また、開放操作部22は、図5に示すようにハウジング10に係合する係合部22,22aを有する。
係合部22a,22aとハウジング10の係合穴13との係合により、回動機構が構成される。当該回動機構については、後のハウジング10の説明で述べる。
【0038】
またカバー20は、その両側に図1,図3及び図5に示す如き一対の案内溝25,25を有する。
案内溝25,25は、カード2をカバー20に対して挿抜するときに、カード2を案内する。
前記案内溝25は、カード2を挿抜するときにカード2がカバー20から脱落しないように、カバー20の側面部24,24を内側に折り曲げられて画成されており、横断面がコの字形状をしている。
さらにカバー20は、カバー20をハウジング10に係止する爪部26,26を側面部24,24にそれぞれ有する。
【0039】
爪部26,26は、カバー20を閉じたときにその閉状態を維持するための係止片である。
爪部26,26は、図5に示すように側面部24,24の縁部の一部分に形成され、内側に僅かに折り曲げられている。
また、爪部26,26と係合する爪部挿入部12,12が、ハウジング10に形成されている。爪部挿入部12,12については、後のハウジング10の説明で述べる。
なお、爪部26,26の形成箇所は、上記形成箇所に限定されない。カバー20をハウジング10に係止できる位置であればどこでもよい。
【0040】
そして、図3,図5及び図6に示すように、カバー20はその開閉を補助するための弾性材である開閉補助片27を有する。
前記開閉補助片27は、図5及び図6に示すように、カバー20の一側縁に略平行に設けられ且つ片持ち梁状に一端支持で他端自由の状態にある。
即ち、開閉補助片27は、案内溝25の先端部25aを起点として、そこから回動軸21のある側にカバー20の主面部23から漸次離間した状態で延出している金属製の板状弾性材である。
【0041】
よって、カード2が挿入されていない場合には、カバー20を閉じると、開閉補助片27がカバー20の主面部23とハウジング10との間で挟持され、併せて開閉補助片27は弾性エネルギーを蓄積する。
また、カード2が挿入されている場合にカバー20を閉じると、開閉補助片27がカード2とハウジング10との間で挟持され、前記と同様に開閉補助片27は弾性エネルギーを蓄積する。
この蓄積された弾性エネルギーは、カバー20を開くと一斉に放出され、カバー20の開動作を補助する。
【0042】
この結果、カバー20は、開閉補助片27がない場合に比べて、カバー20を開いたときのカバー20とハウジング10との間の挟み角を十分に確保できる。
【0043】
次に、ハウジング10について説明する。
ハウジング10は、図3に示すようにカバー20に入れられたカード2のコンタクト30と電気的に接続するコンタクト11を有する。
【0044】
コンタクト11は、図7に示すように前記コンタクト30と接触する接点部11aと、例えば携帯型電話機の図示しない基板のコンタクトと接触する接続部11bとを有する。
【0045】
また、図3に示すように、ハウジング10の各々は、その側板10aの外面に爪部26を挿入させる爪部挿入部12,12を有する。
爪部挿入部12,12は、ハウジング10の側面の一部分を切り欠いた如き上下及び外側に開いた凹部であり、カバー20を開閉するときに爪部26が通る。
【0046】
また、爪部挿入部12,12は、爪部係止部12a,12aを有する。爪部係止部12a,12aは、これが爪部26,26を係止することでカバー20のハウジング10に対する閉状態を維持し、両部材の係止が解かれることで、カバー20のハウジング10に開状態を招来する、ロック機構を構成する。
爪部係止部12a,12aは、図3の矢印A2で示す方向にカバー20をスライドした場合に爪部26,26を係止する。
前記爪部26,26が爪部係止部12a,12aに掛かることで、カバー20はロック状態となって勝手に開かない。
反対に、爪部係止部12a,12aは、矢印A1で示す方向にスライドすると、爪部26、26との係止が解かれる。
爪部26,26と爪部係止部12a,12aとの係止が解かれてロック状態が解除されると、爪部26,26は爪部挿入部12,12から離脱し、カバー20を開くことができる。
【0047】
また、ハウジング10は、図7及び図11に示すように、カバー20に形成された前記係合部22a,22aを係合するための長形の係合穴13,13をハウジング10の側板10a内面に有する。
前記係合穴13,13は、ハウジング10の長手方向において長形である。
係合部22a,22aと係合穴13,13との組み合わせにより、前記スライド機構が形成される。
前記係合部22a,22aは、前記係合穴13,13内をその長手方向に移動する。
【0048】
このため、前記係合部22a,22aは図7に示す係合穴13,13内部で、矢印A1又は矢印A2方向に動くことができる。
そして、矢印A1側にカバー20をスライドさせ、カバー20がそれ以上動けなくなった箇所において、図9及び図10に示すように前記回動軸21を構成し、カバー20がハウジング10に対して回動するようになっている。
【0049】
次に、カバー20の開動作について説明する。
図8は、カバー20は閉じた状態であって且つカード2が挿入された状態のカードコネクタ1である。
カード2をカードコネクタ1から取り出すには、図8を正対したときに斜め上方から左斜め下方に向く矢印D方向から、開放操作部22に力を加える。
【0050】
前記開放操作部22に力を加えると、開放操作部22の係合部22a,22aがハウジング10の係合穴13,13内で矢印E方向にスライドし、図8のロック状態から図9のロック解除状態に変わるべくハウジング10に対してカバー20が矢印E方向に動く。
この結果、爪部26,26と爪部係止部12a,12aとの係止が解かれ、ロックが解除され、爪部26,26は爪部挿入部12から離脱し、カバー20が開いた状態になる。
【0051】
その後、前記のように支点として回動軸21が適用され、力点として開放操作部22が適用され、作用点としてカバー開口20aが適用されたカバー20は、梃子機構を利用して、回動軸21を中心として図9から図10の状態変化から分かるように反時計回り方向に動く。
【0052】
次にカバー20の側面部24,24に、カード2の脱落を防止する弾性材として、脱落防止片29,29を設けた場合について、図11を参照しつつ説明する。
図11に示すように、脱落防止片29は、カバー20の両側の側面部24,24に設けられる。
脱落防止片29,29は、その弾性力がカバー20に挿入されたカード2の側面を外側から押圧するように作用する。
【0053】
このようにするために脱落防止片29,29は、「ヘ」の字状に屈曲され、接触部29a,29aがカード2の側面部に当接されるようになっている。
前記脱落防止片29,29の弾性力がカード2に作用することで、カード2がカバー20に強制的に挟み込まれる。
【0054】
脱落防止片29,29によって、両脱落防止片29,29間でカード2が弾発的に挟み込まれることによって、カードコネクタ1は、カバー20が不用意に開閉した場合であっても、カード2の脱落を防止できる。
【0055】
前記した構成によって、本発明のカードコネクタ1は、以下のような作用及び効果を得られる。
【0056】
即ち、本発明のカードコネクタ1は、基台となるハウジング10と、前記ハウジング10に対し、スライド方向でロック及びその解除が為され、ロックが解除される前記ハウジング10に対して開き、開いた時にカード2を挿抜可能なカバー20と、カバー20の一部分に形成されカバー20の開放操作を行うための開放操作部22を備えたカードコネクタ1であって、前記カバー20は、回動軸を支点として回動し、この支点から近い点を力点とし、前記支点の反対側の遠い点であるカード挿抜用のカバー開口20aを作用点とした。
【0057】
したがって、本発明は、カバー20を開口する際に開放操作部22に利用者がその指を掛けることができるので、ロックを解除しやすい。
このため、開放操作部22に力を加えれば、カバー20を容易に開くことができるので、カード2の挿抜が容易になる。
【0058】
開閉補助片27の弾性力を利用してカバー20の開動作を補助することで、前記カバー20の開口角度を十分に確保できる。
従って、本発明は、カード2の挿抜をさらに容易に行える。
【0059】
両側の側面部24,24に備えた脱落防止片29による弾性力を利用することで、本発明はカード2を挟持することができる。
従って、前記カバー20を開口したときに前記カード2が当該カバー20から脱落することを防止することができる。
【0060】
なお、本発明のカードコネクタは、本実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のカードコネクタによれば、ICカード等のカードの挿抜を容易に行い且つ前記カードの脱落を防止することができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカードコネクタのカバーを閉じた状態を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る、カードコネクタを携帯電話に取り付けた場合の一例を示す図。
【図3】本実施の形態に係るカードコネクタのカバーを開いた状態の一例を示す図。
【図4】本発明の一実施の形態に係るカードコネクタの三面図。
【図5】本実施の形態に係る、カバーを内側から見た平面図。
【図6】本実施の形態に係る、図5のA−A線断面図。
【図7】本実施の形態に係るハウジングにおけるコンタクトの配置を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係る、カードコネクタにおけるカバーの開閉操作を示す図であって、カバーがスライドする前の状態を示す図。
【図9】本発明の実施の形態に係る、カードコネクタにおけるカバーの開閉操作を示す図であって、カバーがスライドした状態を示す図。
【図10】本発明の実施の形態に係る、カードコネクタにおけるカバーの開閉操作を示す図であって、カバーが開いた状態を示す図。
【図11】本発明の実施形態に係るカードコネクタにおいて、カバーの側面部に、カードの脱落を防止する脱落防止片を設けた場合を示す図。
【符号の説明】
1 カードコネクタ
2 カード
3 携帯型電話機
10 ハウジング
10a 側板
11 コンタクト
11a 接点部
11b 接続部
12 爪部挿入部
12a 爪部係止部
13 係合穴
20 カバー
20a 開口
21 回動軸
22 開放操作部
22a 係合部
23 主面部
24 側面部
25 案内溝
25a 先端部
26 爪部
27 開閉補助片
29 脱落防止片
29a 接触部
30 コンタクト

Claims (2)

  1. 基台となるハウジング(10)と、このハウジング(10)に一端が回動自在に支持され、カード挿抜用のカバー開口(20a)を有し、かつ使用者が指を引っ掛けて開放操作を行うための開放操作部(22)を一端側に有するカバー(20)と、を備え、
    このカバー(20)は、回転軸である支点から近い点である開放操作部(22)を力点とし、前記支点の反対側の遠い点である前記カバー開口(20a)を作用点とし、
    前記開放操作部(22)を操作して、前記カバー(20)を前記ハウジング(10)に対してスライドさせることで、前記カバー(20)が前記ハウジング(10)にロックされた状態とし又はロックされた状態を解除することができ、ロックされた状態を解除すると前記カバー(20)は、前記ハウジング(10)に対して開き、開いた時にカード(2)を挿抜可能であり、かつ、前記カバー(20)には、当該カバー(20)の開動作を補助する開閉補助片(27)をさらに備え、
    この開閉補助片(27)は弾性材からなり、カバー開口(20a)下部からカバー(20)の一側縁に対して略平行に延出した片持ち梁状でカバー外方に付勢され、また開閉補助片(27)は、カバー(20)が閉じられているときは、カバー(20)又はカード(2)挿入時はカード(2)のいずれかと前記ハウジング(10)との間に変形保持されて弾性エネルギーが蓄積され、
    前記開放操作部(22)の操作によって前記カバー(20)がスライドしてロックが解除されたときは、前記開閉補助片(27)の復元による弾性エネルギーを放出して前記開放操作部(22)の操作によるカバー(20)の開動作を補助する、カードコネクタ(1)。
  2. 前記カバー(20)は、その両側に、前記カード(2)を挿抜するに当たり、前記カード(2)を案内する案内溝(25,25)を有し、
    この案内溝(25,25)を画成する、カバーの側面部(24,24)には、カード(2)を両側で挟持する開閉補助片(29,29)を有する、請求項1に記載のカードコネクタ。
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