JP4087082B2 - 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法 - Google Patents

弁開閉用電動アクチュエータの試験方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁開閉用電動アクチュエータの試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、水力発電設備に設けられている水管路の弁を開閉する弁開閉装置には、弁開閉用電動アクチュエータ(以下、「電動サーボ」という)が用いられている。このような弁開閉装置では、電動サーボの保守点検のための試験が定期的に行われている。
電動サーボの保守点検のための試験は、電動サーボの種々の性能について行われる。従来では、電動サーボの種々の性能試験を異なる試験装置を用いて行っている。水力発電所にこのような試験装置を設置しあるいは運び込むのは、スペース等の問題から困難である。
このため、従来は、電動サーボの保守点検のための試験を行う際には、電動サーボを弁開閉装置から取り外し、保守点検を行う場所、例えば、保守専用の工場等に輸送して試験を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来では、電動サーボの保守点検を行うための試験装置として異なる試験装置が必要であるため、設備がおおがかりとなり、設備コストもかかる。また、これにともなって、電動サーボを弁開閉装置から取り外して工場等に輸送する必要があり、輸送コストもかかる。
本発明は、このような問題点を解決するために創案されたものであり、弁開閉用電動アクチュエータの保守点検のための種々の試験を一台の試験装置で行うことができる弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの弁開閉用電動アクチュエータの試験方法である。
請求項に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に荷重を付加する荷重付加手段と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に付加される荷重を検出する荷重検出手段により、弁開閉用電動アクチュエータの入力軸と出力軸の間におけるバックラッシュ量を容易に判別することができる。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの弁開閉用電動アクチュエータの試験方法である。
請求項に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に荷重を付加する荷重付加手段と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に付加される荷重を検出する荷重検出手段を備えた試験装置により、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸の摺動特性を容易に判別することができる。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの弁開閉用電動アクチュエータの試験方法である。
請求項に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に荷重を付加する荷重付加手段と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に付加される荷重を検出する荷重検出手段を備えた試験装置により、弁開閉用電動アクチュエータの制動特性を容易に判別することができる。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの弁開閉用電動アクチュエータの試験方法である。
請求項に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に荷重を付加する荷重付加手段と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に付加される荷重を検出する荷重検出手段と、電流検出手段により、弁開閉用電動アクチュエータの電流特性を容易に判別することがでできる。
また、本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの弁開閉用電動アクチュエータの試験方法である。
請求項に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に荷重を付加する荷重付加手段と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に付加される荷重を検出する荷重検出手段と、電流検出手段により、弁開閉用電動アクチュエータの電流特性を容易に判別することがでできる。
また、本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの弁開閉用電動アクチュエータの試験方法である。
請求項に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に荷重を付加する荷重付加手段と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に付加される荷重を検出する荷重検出手段と、電流検出手段により、弁開閉用電動アクチュエータの過電流遮断器の動作特性を容易に判別することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、弁開閉用電動アクチュエータ(電動サーボ)の試験装置(以下、単に「試験装置」という)1の側面図を示す。図2は、図1のA−A線矢示図である。図3は、電動サーボの出力軸に付加される荷重を検出するロードセルを示す図である。
なお、以下では、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が弁を開閉させるために移動する方向を「弁開閉方向」(図1の左右方向)と言い、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が弁を開くように移動する方向を「弁開方向」(図1の右から左に移動する方向)とし、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が弁を閉じるように移動する方向を「弁閉方向」(図1の左から右に移動する方向)と言う。
【0006】
試験装置1には、図1に示すように、基台となるベース2が設けられている。ベース2の下面には、移動手段としてのキャスタ3が設けられている。キャスタ3は、例えば、ベース2の所定箇所に支持板4を介して設けられている。また、ベース2の下面には、アジャストボルト5が支持板4を介して所定箇所に取付けられている。試験装置1を移動させる時にはアジャストボルト5を上昇させてキャスタ3を接地させ、試験装置を固定する時にはアジャストボルト5を下降させる。アジャストボルト5により、試験装置1の高さを調整することもできる。
【0007】
ベース2の上面にはスライド板6が設けられており、支持台9とネジブラケット13がスライド板6のスライド6a面に積置されている。支持台9の台座部9aは、スライド板6にスライド可能に取り付けられている。また、ベース2の上面には、ネジブラケット14が積置されている。スライド方向に設けられている長尺ネジ7と2本の長尺ネジ8のそれぞれ一端が、図1及び図2に示すように、支持台9の台座部9aにネジ締結(図示省略)等で取付けられている。長尺ネジ7は、長尺ネジ7に締付けナット14を取付けた状態で、ネジブラケット11の貫通穴10に挿通させ、支持台9の台座部9aに取付けられている。
また、長尺ネジ8は、ネジブラケット13の貫通穴12に挿通させ、長尺ネジ8に締付けナット15を取付けた状態で、支持台9の台座部9aに取付けられている。支持台9は、締付けナット14と締付けナット15を緩ることによって、取付ける電動サーボ31の長さに対応させて、スライド板6のスライド6a面を所定範囲内のスライド移動(図1の左右方向)させることができる。
締付けナット14と締付けナット15を締付けることによって、スライド方向に対してロックすることができる。
【0008】
支持台9の頂部9bには、2個の支持ピン35が回動可能に設けられている。支持ピン35は、電動サーボ31の本体に設けられている嵌合穴に(図示省略)嵌合可能である。これにより、電動サーボ31は、支持台9に回動可能に取り付けられる。
【0009】
また、ベース2の上面には、図1に示すように、支持台16が積置されている。支持台16には、油圧によって荷重を付加する荷重付加装置50の油圧シリンダ部17が設けられている。荷重付加装置50のピストンロッド19は支持台16の穴を挿通(図1の左右方向)している。
【0010】
ピストンロッド19の先端には、図1に示すように、断面が凸型形状のジョイント38の一端がネジ締結で取付けられている。円筒状のベアリング39は、ジョイント38の他端に嵌合されている。フランジ26には貫通穴36が設けられており、ベアリング39はフランジ26の貫通穴36にベアリング39と嵌合されている。フランジ26は、ジョイント38の軸部38aに回転可能になっている。ロードセル28は、略円筒状に形成されており、ロードセル28の貫通穴にジョイント38の軸部38aが挿通されている。フランジ26とロードセル28は、位置決めされた状態で、嵌合されている。ジョイント38の軸部38aにはネジが切られており、ジョイント38の軸部38aをロードセル28のネジ穴で締結させた後、さらに締付けナット40でネジ締結されている。これにより、ジョイント38、フランジ26、ロードセル28は連結される。
【0011】
フランジ26の外周部には、図1に示すように、貫通穴30が所定箇所に設けられている。また、ロッドフランジ29の外周部には、フランジ26の貫通穴30に対応するように、ネジ穴が所定箇所に設けられている。フランジ26とロッドフランジ29は、フランジ26とロッドフランジ29との間にロードセル28を挟んだ状態で、貫通穴30を通したボルト30をロッドフランジ29のネジ穴に締結することによって連結される。ロッドフランジ29は、ロードセル28に位置決めされた状態で、嵌合される。なお、ロッドフランジ29には、電動サーボ31の出力ロッド32が取付けられる。
これにより、フランジ26は電動サーボ31の先端に取付けられるロッドフランジ29と連結され、荷重付加装置50から出力ロッド32に荷重を印加することができる。また、出力ロッド32に印加される荷重は、ロードセル28によって検出することができる。
【0012】
次に、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重を、ロードセル28により検出する方法について、図3を用いて説明する。
弁開方向や弁閉方向の荷重がロードセル28に印加されると、このロードセル28に歪みが発生し、ロードセル28内の歪みゲージ(図示省略)の信号が変化する。したがって、ロードセル28内の歪みゲージでの歪み量に対応した信号に基づいて、ロードセル28は出力ロッド32に印加される荷重を検出する。
例えば、弁開方向や弁閉方向の荷重が印加された場合には、ロードセル28はジョイント38の軸部38aにより押圧される。
【0013】
試験装置1には、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重を設定する設定手段、ロードセル28により検出される荷重(トルク、出力等)を表示する表示手段が設けられている。
【0014】
以下に、試験装置1を用いて電動サーボ31の性能試験を行う方法を説明する。以下では、バックラッシュの試験、摺動特性の試験、制動特性の試験、電流特性の試験、過電流遮断器の動作特性の試験を行う場合について説明する。
まず、電動サーボ31の性能試験を行うための準備作業について説明する。
電動サーボ31の試験を行うためには、例えば、試験装置1を電動サーボ31が設けられている場所に移動させる。勿論、電動サーボ31を取り外して試験装置1の場所まで輸送してもよい。
試験装置1を移動させる時には、キャスタ3により試験装置1を移動させる。試験装置1の移動方法は種々の方法を用いることができる。
試験装置1を電動サーボ31の試験を行う場所に移動させた後、試験装置1をアジャストボルト5により固定する。
次に、弁開閉装置から取り外した電動サーボ31の出力ロッド32の先端に取付けられている先端金具を取り外す。そして、電動サーボ31の出力ロッド32の先端にロッドフランジ29を取付ける。
次に、締付けナット14、15を緩めて支持台9の位置を定めた後、締付けナット14、15を締める。また、試験装置1のベース2上面の所定位置(例えば、ほぼ中央)にジャッキ34を設置する。
次に、電動サーボ31の嵌合穴を支持ピン35に嵌合させるとともに、電動サーボ31をジャッキ34で支持する(図4、図5参照)。
次に、電動サーボ31の出力ロッド32の軸心とロードセル28の軸中心を一致させた状態で、ロッドフランジ29にロードセル28を当接させる。そして、ボルト30により、出力ロッド32、ロードセル28、ロッドフランジ29を連結する。
【0015】
以上のように電動サーボ31を試験装置1に取り付けた状態で電動サーボ31の各性能試験を行うため方法を、図4及び図5を用いて説明する。
[駆動力伝達系のバックラッシュ試験]
本試験は、電動サーボ31の駆動用電動機の出力軸(電動サーボ31の入力軸)と出力ロッド(電動サーボ31の出力軸)32の間に設けられている駆動力伝達系のバックラッシュ量を判別するものである。すなわち、本試験は、駆動力伝達系を構成する要素、例えばボールネジ、ギヤ、ベアリング等で発生するクリアランスの総量を駆動系統のバックラッシュとして検出するものである。
本試験を行う場合には、試験装置1に、図4に示すように、出力ロッド32のスライド方向(図4の左右方向)の位置を測定することができる測定器具(例えば、ダイヤルゲージ等)37をベース2上に配設する。そして、例えば、ロッドフランジ29の端面(非伝達面)29aにダイヤルゲージ37の接触子を当接させる。
まず、電動サーボ31の駆動力伝達系の入力軸(例えば、駆動用電動機の出力軸)をロック状態にする。例えば、駆動用電動機の出力軸を電動サーボ31の入力軸に結合するギヤの隣接する歯の間にロックピンをはさみ込む。
次に、駆動力伝達系をロックさせた状態で、荷重付加装置50により、出力ロッド32に対して、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の一方の移動方向、例えば弁開方向の移動方向に移動する荷重を印加する。この時、駆動力伝達系が、出力ロッド32が弁開方向に移動する方向にクリアランスが存在していれば、出力ロッド32は弁開方向に移動する。
そして、駆動力伝達系の、出力ロッド32が弁開方向に移動する方向のクリアランスがなくなると、出力ロッド32の弁開方向への移動が阻止される。この出力ロッド32の弁開方向への移動が阻止された時の、出力ロッド32の位置をダイヤルゲージ37により測定し第1位置とする。
次に、荷重付加装置50により、出力ロッド32に対して、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の他方の移動方向、この場合は弁閉方向の移動方向に移動する荷重を印加する。これにより、駆動力伝達系の、出力ロッド32が弁閉方向に移動する方向のクリアランスにより、出力ロッド32は弁閉方向に移動する。
そして、駆動力伝達系の、出力ロッド32が弁閉方向に移動する方向のクリアランスがなくなると、出力ロッド32の弁閉方向への移動が阻止される。この出力ロッド32の弁閉方向への移動が阻止された時の、出力ロッド32の位置をダイヤルゲージ37により測定し第2位置とする。
ダイヤルゲージ37により測定した第1位置と第2位置の差(移動量)に基づいて、駆動力伝達系のバックラッシュ量を判別する。
【0016】
[摺動特性の試験]
本試験は、例えば、異物の付着や潤滑剤の不足等によって電動サーボの摺動特性が変化しているか否かを検査するものである。
まず、電動サーボ31の駆動用電動機の作動を停止させる。
次に、荷重付加装置50により、電動サーボ31の出力ロッド32に、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の一方の移動方向に移動する荷重を印加し、出力ロッド32を移動端に位置させる。図5では、弁開方向の移動端に位置している。
次に、荷重付加装置50により、電動サーボ32の出力ロッド32に、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の他方の移動方向に移動する荷重、この場合弁閉方向の荷重を印加する。この時、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加する荷重を徐々に増加させる。荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重は、ロードセル28により検出される。
そして、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重が、電動サーボ31の摺動特性に基づく反抗力に打ち勝った時点で、出力ロッド32が移動を開始する。この出力ロッド32が移動を開始する直前のロードセル28で検出される荷重が、電動サーボ31の摺動特性である。この検出した荷重により、電動サーボ31の摺動特性を判別する。
電動サーボ31の摺動特性は、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の両方の移動方向に対して試験してもよい。
なお、出力ロッド32に荷重を印加する位置は、出力ロッド32の移動端でなくてもよい。
また、荷重付加装置50の油圧等に基づいて出力ロッド32に印加される荷重を検出してもよい。
【0017】
[制動特性の試験]
本試験は、電動サーボ31の制動装置の制動特性を検査するものである。
まず、電動サーボ31の駆動用電動機の作動を停止させるとともに、制動装置を作動させる。
次に、荷重付加装置50により、電動サーボ31の出力ロッド32に、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の一方の移動方向に移動する荷重を印加する。荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重は、ロードセル28により検出される。
そして、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重が、電動サーボ31の制動装置の制動力に打ち勝った時点で、出力ロッド32が移動を開始する。この出力ロッド32が移動を開始する直前のロードセル28で検出される荷重が、電動サーボ31の制動装置の制動特性である。この検出した荷重により、電動サーボ31の制動装置の制動特性を判別する。
電動サーボ31の制動装置の制動特性は、出力ロッド32の弁開方向及び弁閉方向の両方の移動方向に対して試験してもよい。
なお、荷重付加装置50の油圧等に基づいて出力ロッド32に印加される荷重を検出してもよい。また、電動サーボ31の制動装置は、電動サーボ31に備える電磁ブレーキ等であってもよい。
【0018】
[電流特性の試験]
本試験は、電動サーボ31の駆動特性、例えば電流特性を検査するものである。
まず、荷重付加装置50により、電動サーボ31の出力ロッド32に、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の一方の移動方向に移動する荷重を印加する。荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重は、ロードセル28により検出される。この時、出力ロッドの移動をロックしておいてもよいし、出力ロッドを移動端に移動させてもよい。
次に、電動サーボ31の駆動用電動機に供給する電流を徐々に増加させる。駆動用電動機に供給される電流は、例えば電流計、レコーダ等により検出する。この時、駆動用電動機に供給する電流の方向は、出力ロッド32の移動がロックされている場合はいずれの移動方向に対する方向でもよい。また、出力ロッド32が移動端に位置する場合には、出力ロッド32が移動する方向、例えば、出力ロッド32が弁開方向の移動端に位置する場合には弁閉方向に移動する方向とする。
そして、電動サーボ31の駆動用電動機の出力が荷重付加装置50から出力ロッド32に印加されている荷重に打ち勝つと、出力ロッド32は移動を開始する。この出力ロッド32が移動を開始する直前の駆動用電動機に供給される電流を電流計で検出する。また、出力ロッド32が移動を開始する直前における、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重をロードセル28により検出する。
検出した電流と荷重により、電動サーボ31の駆動用電動機の電流特性、すなわち電動サーボの電流特性(駆動特性)を検査する。
電動サーボ31の駆動特性(電流特性)は、出力ロッド32の弁開方向及び弁閉方向の両方の移動方向に対して試験してもよい。
なお、本試験は、駆動用電動機に所定の電流を供給した状態で、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加する荷重を変化させ、出力ロッド32が移動を開始する直前の電流と荷重を検出するようにしてもよい。
また、荷重付加装置50から出力ロッド32に印加する荷重を徐々に増加させ場合には、駆動用電動機に供給される電流は、例えば電流計、レコーダ等により検出する。
出力ロッド32に印加する荷重の方向は、出力ロッド32の移動を停止させている場合、いずれの移動方向に対する方向でもよい。荷重付加装置50から印加する荷重を変化させ、駆動用電動機が発生する電流を電流計で検出する。
また、出力ロッド32が移動する場合には、出力ロッド32が移動する方向、例えば、出力ロッド32が弁開方向に移動する場合の荷重付加装置50から出力ロッド32に印加する荷重の方向を弁開方向とする。この時、駆動用電動機が発生する電流をレコーダで検出すると、出力ロッド32のストローク時における電流の推移を検査することができる。
【0019】
[過電流遮断器の動作特性の試験]
本試験は、電動サーボ31の過電流遮断器の動作特性を検査するものである。
まず、荷重付加装置50により、電動サーボ31の出力ロッド32に、出力ロッド32が弁開方向及び弁閉方向の一方の移動方向に移動する荷重を印加する。荷重付加装置50から出力ロッド32に印加される荷重は、ロードセル28により検出される。この時、出力ロッドの移動をロックしておいてもよいし、出力ロッドを移動端に移動させてもよい。なお、出力ロッド32に印加する荷重は、過電流遮断器が作動する値に設定する。
次に、電動サーボ31の駆動用電動機に供給する電流を徐々増加させる。駆動用電動機に供給される電流は、例えば電流計により検出する。この時、駆動用電動機に供給する電流の方向は、出力ロッド32の移動がロックされている場合はいずれの移動方向に対する方向でもよい。また、出力ロッド32が移動端に位置する場合には、出力ロッド32が移動する方向、例えば、出力ロッド32が弁開方向の移動端に位置する場合には弁閉方向に移動する方向とする。
そして、駆動用電動機に供給される電流が過電流遮断器の動作電流に達した時点(過負荷状態)で、過電流遮断器が作動する。この過電流遮断器が作動するときの駆動電動機に供給される電流を電流計により検出する。
過電流遮断器が作動する時の駆動用電動機に供給される電流が過電流遮断器の作動電流(作動特性)である。
電動サーボ31の過電流遮断器の作動特性は、出力ロッド32の弁開方向及び弁閉方向の両方の移動方向に対して試験してもよい。
過電流遮断器が作動する時の駆動用電動機に供給される電流の検出では、例えば電動サーボ31の定格負荷に対し所定の割合になった時に、過電流遮断器が作動するように設定されている電流を検出してもよい。
また、電動サーボ31が所定のトルクを発生する時、駆動用電動機に供給される電流が上昇しなくなる時の電流を検出してもよい。
【0020】
以上のように、本実施の形態では、基本的には、荷重付加装置と荷重検出装置により電動サーボ31の各種の性能試験を行うことができる。すなわち、1台の試験装置で各種の性能試験を行うことがができる。
したがって、試験装置が小型化され、また安価となる。
このため、例えば、水力発電所に本実施の形態の試験装置を持ち込んで電動サーボの各種の性能試験を行うことができる。この場合には、電動サーボを工場等に搬送する手間と、コストを軽減することができる。
【0021】
なお、電動サーボ31の部品等の点検作業を、例えば電動サーボ31を分解して行うことがある。このような場合には、電動サーボ31は、図6に示すように、支持ピン35と嵌合穴を係合させて試験装置1に取付けられる。そして、電動サーボ31の出力ロッド32が上向きに直立するように、電動サーボ31をジャッキ34で支持する。この状態で、電動サーボ31の分解作業が行なわれる。これにより、本実施の形態の試験装置1では分解作業等も容易に行うことができる。
【0022】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更してもよい。
例えば、支持台9を長尺ネジ7、8と締付けナット14、15を用いて任意の位置で固定させたが、支持台の位置を変化させる方法や支持台をベースに固定する方法は種々変更可能である。
また、電動サーボ31を支持ピン35とジャッキ34を用いて試験装置1に取り付けたが、試験装置1に電動サーボモータ31を取り付ける方法は種々変更可能である。
また、ベース2の下面にアジャストボルトと5キャスタ3を設けて試験装置1を支持したが、例えばキャスタ3を省いてもよく、試験装置1を支持する方法は種々変更可能である。
また、ロードセル28を取り付ける箇所は、ピストンロッド19と出力ロッド32の間に限定されない。
また、出力ロッド32に印加される荷重を検出する手段は、ロードセルに限定されない。
また、荷重付加装置50は、油圧シリンダに限定されない。
また、本発明の試験装置1を用いて行う電動サーボ31の性能試験は、実施の形態で説明した試験に限定されない。さらに、試験方法も実施の形態で説明した方法に限定されない。
また、制動特性の試験では、ロードセル28で検出される荷重を出力ロッド32が移動を開始する直前としたが、荷重の検出時は、出力ロッド32が移動を開始する直前でなくてもよい。
また、電流特性の試験では、駆動電動機に供給される電流を出力ロッド32が移動を開始する直前に検出したが、荷重の検出時は、出力ロッド32が移動を開始する直前でなくてもよい。
また、電流特性の試験では、出力ロッド32に供給される荷重を出力ロッド32が移動を開始する直前に検出したが、荷重の検出時は、出力ロッド32が移動を開始する直前でなくてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の弁開閉用電動アクチュエータの試験方法を用いれば、1台の試験装置で弁開閉用電動アクチュエータの各種の性能試験を行うことができる。これにより、弁開閉用電動アクチュエータの試験のためのコストや時間を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は試験装置の概略側面図を示す。
【図2】図2は図1を矢印A−A方向から見た平面図を示す。
【図3】図3はロードセルを示す模式図である。
【図4】図4は駆動系統のバックラッシュを測定する状態を示す図である。
【図5】図5は荷重付加装置が出力ロッドに荷重を印加する状態を示す図である。
【図6】図6は電動サーボモータを直立させて試験装置に取付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
1…試験装置
3…キャスタ
9…支持台
28…ロードセル
26…フランジ
29…ロッドフランジ
31…電動サーボ
32…出力ロッド

Claims (6)

  1. 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法であって、
    弁開閉用電動アクチュエータの入力軸をロックするステップと、
    出力軸に対して、出力軸が弁開方向及び弁閉方向の一方の移動方向に移動する荷重を付加し、出力軸の駆動が阻止された時の出力軸の第1の位置を検出するステップと、
    出力軸に対して、出力軸が弁開方向及び弁閉方向の他方の移動方向に移動する荷重を付加し、出力軸の駆動が阻止された時の出力軸の第2の位置を検出するステップとを備え、
    これら第1の位置と第2の位置の差に基づいて、弁開閉用電動アクチュエータの入力軸と出力軸の間におけるバックラッシュ量を判別することを特徴とする弁開閉用電動アクチュエータの試験方法。
  2. 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法であって、
    弁開閉用電動アクチュエータの駆動用電動機の作動を停止させるステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に、出力軸が弁開方向及び弁閉方向のいずれかの移動方向に移動する荷重を付加するステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が移動する直前における、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸への荷重を検出するステップとを備え、
    この検出した荷重に基づいて、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸の摺動特性を判別することを特徴とする弁開閉用電動アクチュエータの試験方法。
  3. 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法であって、
    弁開閉用電動アクチュエータの駆動用電動機の作動を停止させるとともに、制動装置を作動させるステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に、出力軸が弁開方向及び弁閉方向のいずれかの移動方向に移動する荷重を付加するステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が移動する直前の荷重における、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸への荷重を検出するステップとを備え、
    この検出した荷重に基づいて、弁開閉用電動アクチュエータの制動装置の制動特性を判別することを特徴とする弁開閉用電動アクチュエータの試験方法。
  4. 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法であって、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に、出力軸が弁開方向及び弁閉方向のいずれかの移動方向に移動する荷重を付加するステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの駆動用電動機に供給する電流を変化させるステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が移動する直前における、駆動電動機への電流と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸への荷重を検出するステップとを備え、
    この検出した電流と荷重に基づいて、弁開閉用電動アクチュエータの電流特性を判別することを特徴とする弁開閉用電動アクチュエータの試験方法。
  5. 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法であって、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に、出力軸が弁開方向及び弁閉方向のいずれかの移動方向に移動する荷重を付加するステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に供給する荷重を変化させるステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸が移動する直前における、駆動電動機への電流と、弁開閉用電動アクチュエータの出力軸への荷重を検出するステップとを備え、
    この検出した電流と荷重に基づいて、弁開閉用電動アクチュエータの電流特性を判別することを特徴とする弁開閉用電動アクチュエータの試験方法。
  6. 弁開閉用電動アクチュエータの試験方法であって、
    弁開閉用電動アクチュエータの出力軸に、出力軸が弁開方向及び弁閉方向のいずれかの移動方向に移動する荷重を付加するステップと、
    弁開閉用電動アクチュエータの駆動用電動機に供給する電流を変化させるステップと、
    過電流遮断器が作動する時における、駆動用電動機への電流を検出するステップとを備え、この検出した電流に基づいて、過電流遮断器の動作特性を判別することを特徴とする弁開閉用電動アクチュエータの試験方法。
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