JP4087081B2 - Icマイクの振動板形成方法 - Google Patents
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Description
本発明は、ICマイクの振動板形成方法に関し、特に、マイクロマシーニング技術によって製作されるコンデンサ型音響・圧力センサを用いるICマイクの振動板形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、受けた音波によってコンデンサの電極を振動させ、この振動によって生じるコンデンサ容量の変化を利用して音波を電気信号に変換するコンデンサ型ICマイクが知られている。このようなコンデンサ型ICマイクとして、図1に示すような構造のICマイクが知られ、そのICマイクのコンデンサ型音響・圧力センサは、マイクロマシーニング技術を用いて製作される。
【0003】
図1に示すICマイクにおいて、音波を検出する部分は、薄く平坦な振動板1と背電極2とによって構成されるコンデンサで部分である。振動板1は、到達した音波の音圧変化によって変位し、この変位によってコンデンサ容量が変化する。コンデンサ型ICマイクは、このコンデンサ容量の変化を電気信号の変化として取り出し、音響信号を電気信号に変換するものである。
【0004】
振動板1形成のためのエッチング処理は、通常、シリコン基板表面に形成された酸化膜や窒化シリコン膜をエッチングマスクとして、異方性ウェットエッチングによって行われる。その際、水酸化カリウム(KOH)、エチレンジアミンピロカテコール水(以下、EPWという)、水酸化テトラメチルアンモニウム(以下、TMAHという)等のエッチング液が用いられ、振動板とする部分の厚さが所望の厚さになるまで継続してエッチングがなされる。
【0005】
ここで、ICマイクの振動板の厚さはセンサ感度に大きな影響を与えるため、振動板形成の際のエッチング量を制御することが重要になる。しかしながら、エッチング速度と時間をもとにエッチング量を制御するのでは、再現性や精度の点で問題がある。特に、400μm程度もある厚さのシリコン基板から数μm厚の振動板を形成する場合は、形成される振動板の厚さに比べてエッチング量がきわめて多いために問題となる。
【0006】
そこで、一般に、エッチング量を精度よく制御するためにエッチストップ技術が用いられる。この技術は、シリコン中のホウ素等のp型不純物が高濃度に注入された部分が上記のTMAH等のエッチング液に溶けにくいという性質を利用したものである。図2(a)は、エッチストップ技術を用いてICマイクの振動板1を形成する工程の流れの一例を示す図である。
【0007】
エッチストップ技術を用いる場合は、エッチング前にあらかじめ、イオン注入や熱拡散等により振動板1に必要とされる厚さに応じた深さまでp型不純物を拡散・注入してシリコン基板5表面に高濃度不純物層(エッチストップ層)6を形成しておく。その後、エッチングマスク7を形成し、拡散面と対向する面の方向からエッチングを行う。エッチングが高濃度不純物層6に達した時点でエッチング速度が極端に低下するため、そのエッチング量で実質的にエッチングを停止させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エッチストップ用の高濃度不純物層を形成した後、エッチングマスク形成等のために高温で熱酸化等の熱処理を加えると、高濃度不純物層中の不純物がシリコンの低不純物濃度領域や酸化膜に再拡散し、それによって高濃度不純物層を形成する不純物の濃度分布が変化してエッチストップが効きだす位置がずれ、所望の振動板の厚さが得られないという問題があった。
また、高濃度不純物層形成後に基板内に生じていた内部応力が、その後の熱処理による不純物の再拡散によって変化することが一因となって振動板が座屈してしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、高濃度不純物層形成後の熱処理によって生じるエッチストップの効果の低下を抑制し、高濃度不純物層形成後の熱処理が原因の座屈を防ぐことができるICマイクの振動板形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するための1つの方法として、高濃度不純物層形成後は、高温での熱処理を避けるという対処法が考えられる。しかしながら、この対処法では、エッチングのマスクとして簡便な熱酸化膜が利用できなくなるほか、センサと同一チップ内に回路集積するプロセスを行う上でも大きな制約となる。
【0011】
また、上記の座屈が発生するという問題を解決するための1つの方法として、高濃度不純物層の不純物濃度を低減するという対処法が考えられる。しかしながら、エッチストップの効果が出始める不純物濃度は、KOHで1019/cm3のオーダー、TMAHでは1020/cm3のオーダーと極めて高く、これらの不純物濃度より低い場合は、エッチストップの効果がほとんど得られない。そのため、不純物濃度を低減するという対処方法は採れない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の点を考慮して、請求項1に係る発明は、不純物をドープしてなるエッチストップ層を所定の第1の温度下で形成するエッチストップ層形成工程と、前記エッチストップ層形成工程の後に所定の第2の温度下でエッチングマスクを形成するマスク形成工程とを備え、前記第2の温度が前記第1の温度よりも低いことに特徴がある。
【0013】
この構成により、エッチングマスクが高濃度不純物層の形成温度よりも低い温度で形成されることになるため、高濃度不純物層中の不純物の再拡散を低減することができ、それによるエッチストップの効果の低下を抑制し、再拡散が原因の座屈を防ぐことが可能なICマイクの振動板形成方法を実現できる。
【0014】
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、前記第2の温度が、1000℃以下であることに特徴がある。この構成により、マスク形成のための熱処理において高濃度不純物の再拡散を低減することができるため、振動板内の内部応力を低減することが可能なICマイクの振動板形成方法を実現できる。
【0015】
また、請求項3に係る発明は、請求項1または2において、前記第2の温度が、900℃以上であることに特徴がある。この構成により、マスク形成にかかる時間の大幅な増加を防ぐとことができるため、実用的なマスク形成時間でエッチングマスクを形成し、高濃度拡散層からの再拡散を抑制することが可能なICマイクの振動板形成方法を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態1に係るICマイクの振動板形成方法について説明する。
図2(b)は、本発明の実施形態1に係るICマイクの振動板形成方法における処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施の形態1においては、高濃度不純物層形成工程および酸化膜形成工程のみについて説明し、基板洗浄工程、エッチング工程、酸化膜除去工程等の高濃度不純物層形成工程および酸化膜形成工程の以外の工程については、公知技術に基づいて行うことができるとともに、本発明の趣旨の範囲外であることから、その説明を省略する。また、以下では、「高濃度不純物層」は、エッチングを実質的に停止させる「エッチストップ層」をいうものとする。
【0018】
ステップS201で、図2(a)に示すようにシリコン基板等の基板5の一の基板面に熱拡散法によって高濃度不純物層(エッチストップ層)6を形成する。その際、高濃度不純物層(エッチストップ層)形成温度TAは、後述のマスク形成温度TBよりも高い温度とする。例えば、マスク形成温度TBを1000℃とすると、高濃度不純物層形成温度TAはマスク形成温度TBより200℃高い1200℃とする。処理温度の選択方法については、後に詳細に説明する。
【0019】
なお、ここでは、熱拡散により高濃度不純物層を形成する場合について述べたが、イオン注入後にアニールする方法等によって高濃度不純物層を形成する場合は、アニール温度を高濃度不純物層形成温度TAと考えればよい。また、不純物の拡散量、イオン注入量等については、公知のエッチストップの効果を得られる量でよく、エッチング液の選択、振動板厚等に応じて決めるものとする。その他の処理条件については、本発明の趣旨の範囲外であることから、その説明を省略する。
【0020】
次に、ステップS202で、酸化膜等のエッチングマスクを形成するための熱処理を行う。この熱処理を行うための温度であるマスク形成温度TBは、上記のように高濃度不純物層形成温度TA以下の温度で行う。例えば、上記の例で説明したように、高濃度不純物層形成温度TAより200℃低い1000℃で熱処理を行う。以下に、これらの各ステップでの熱処理温度の選択方法について述べる。
【0021】
不純物の拡散距離Lは、拡散定数D、拡散時間tとの間に次のような関係をもつことが知られている。
【数1】
ここで、拡散係数Dは熱処理温度Tの関数であり、熱処理温度Tによって大幅に変化する。一般に、エッチストップ層となる高濃度p+層を形成するためのドーパントとしてホウ素が用いられる。
【0022】
なお、ドーパントは、エッチストップの効果を得ることができれば、他のドーパントでも良い。ホウ素をドーパントとして用いる場合、熱処理温度TAを1200℃から1000℃に下げることによって、√Dは図3に示すように二桁近く低下する。ここで、図3は、柳井久義、永田穣、集積回路工学(I)、91頁、コロナ社刊より引用したものである。
【0023】
一方、再拡散による内部応力の変化は、エックス.ジェイ.ニング著、「ホウ素ドープのp+シリコン膜内における残留応力分布」、J.Electrochem.Soc.,143巻、10号、3389−3393頁(X. J. Ning, ”Distribution of Residual Stresses in Boron Doped p+ Silicon Films”, J. Electrochem. Soc., Vol.143, No.10, pp3389-3393)に記載の公知技術に基づいて算出できる。
【0024】
高濃度不純物層形成のために約1200℃で4時間ホウ素を所望の振動板厚まで拡散して不純物濃度を約1020/cm3とした後に、複数の温度下で同一の厚さの酸化膜を得るための熱処理を行った場合に、シリコン基板中に生じる内部応力の深度依存性の計算結果を図5に示す。計算に用いた熱処理温度は、900℃、1000℃、および1100℃である。ここで、エッチストップとして有効な拡散深さは3μmとした。
【0025】
図5において、縦軸は、引っ張り応力を正、圧縮応力を負として表した応力であり、横軸は、拡散面を0としたときの深度である。ここで、振動板厚まで深さ方向に応力を積分した値が振動板にかかる応力と考えられ、この応力の積分値が負の場合、振動板は圧縮応力が優勢となり座屈してしまう。そのため、応力の観点からは熱処理温度は低ければ低いほど良く、図5に示す結果から、座屈を防止するためには、約1000℃が熱処理温度の上限であることが分かる。
【0026】
ここで、圧縮応力による振動板の座屈を避けることを優先して熱処理温度を下げると、熱処理にかかる時間は増大する。しかしながら、例えば、熱処理温度1200℃と1000℃とで同じ厚さの酸化膜を得るために必要な時間は、図4に示すように数倍程度の差しかなく、熱処理温度を1200℃から1000℃に下げて酸化した場合の熱処理では、拡散係数Dが小さくなる効果が支配的である。ここで、図4は、柳井久義、永田穣、集積回路工学(I)、74頁、コロナ社刊より引用したものである。
【0027】
1100℃および1000℃のマスク形成温度で熱処理した試料の断面形状を、それぞれ図7(a)、(b)に示す。これは、共焦点レーザ顕微鏡を用いて振動板中央部の断面形状を測定して得られたものである。なお、この図7において見られる細かい凹凸は、測定上のノイズである。
【0028】
図7(a)から、マスク形成温度TBが1100℃の振動板では、約13μmと大きな座屈を生じていることが認められるのに対し、図7(b)からは、マスク形成温度TBが1000℃の振動板に座屈は認められない。このように、高濃度不純物層形成のための不純物拡散を約1200℃の熱処理温度TAで行い、不純物拡散後の熱処理を約1000℃の熱処理温度TBに下げて行うことにより、再拡散距離を短縮して振動板の内部応力の変化を抑制することができ、それによって振動板の座屈を防ぐことができる。
【0029】
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係るICマイクの振動板形成方法は、マスク形成温度を高濃度不純物層の形成温度よりも低い温度にすることにより、高濃度不純物層中の不純物の再拡散を低減することができ、それによるエッチストップの効果の低下を抑制し、再拡散が原因の座屈を防ぐことができる。
また、マスク形成温度を約1000℃以下とすることにより、振動板内に内部応力の少ないICマイクを形成することができる。
【0030】
本発明の実施の形態2に係るICマイクの振動板形成方法は、マスク形成温度の低下によるマスク形成時間の増加に着目したものである。本実施の形態2に係るICマイクの振動板形成方法における処理のステップは、実施の形態1において説明したものと同様であり、その説明は省略する。
【0031】
上記実施の形態1では、マスク形成温度が約1000℃以下の温度が不純物の再拡散および座屈の防止に効果があることを示したが、図4に示すように、マスク形成温度を低下させるとマスク形成時間が増加し、振動板形成時間の増大につながる。そのため、実際の工程においては、実用的な観点から許容しうる振動板形成時間に上限が存在する。換言すれば、許容しうるマスク形成温度には下限が存在する。
【0032】
例えば、通常のシリコンウェハの厚さは400μm前後であり、厚さ数〜数十μmの振動板形成には、400μm近い厚さの領域をエッチングすることが必要である。また、エッチングマスクに用いる酸化膜に対するシリコンのエッチング速度の比は、TMAHで約千、EPWで数百である。このことから、シリコンウェハを400μm程度エッチングするには、少なくとも0.4μm程度の酸化膜厚が必要である。
【0033】
この厚さの酸化膜を熱酸化で形成するためには、図4から、マスク形成温度TBが900℃では約2時間、800℃では10時間程度必要であることがわかる。実際のエッチングマスクは、これよりも厚くする必要があるため、実用的なマスク形成時間という観点からは、マスク形成温度TBの下限は約900℃となる。
【0034】
以上説明したように、本発明の実施の形態2に係るICマイクの振動板形成方法は、マスク形成温度として約900℃を下限とすることにより、実用的なマスク形成時間でエッチングマスクを形成し、高濃度不純物層からの再拡散を抑制できる。
【0035】
本発明の実施の形態3に係るICマイクは、実施の形態1において説明した各ステップで高濃度不純物層を形成し、エッチングマスクを形成する。ただし、マスク形成温度は、実施の形態1および実施の形態2で示した温度の範囲内、すなわち、約900℃以上約1000℃以下とする。
【0036】
上記、マスク形成温度TBの下限は、エッチングマスクの形成時間という観点から決められた。しかしながら、センサという観点からは、シリコンと酸化膜の界面における界面電荷密度の多寡も問題となる。ここで、図6に示すように、マスク形成温度TBを低下させる程、シリコンと酸化膜の界面電荷密度が増大することが知られている。ここで、図6は、柳井久義、永田穣著、集積回路工学(I)、76頁、コロナ社刊より引用したものである。
【0037】
この界面電荷密度が多すぎると、センサと同一基板上に集積回路を組む場合に、集積回路を構成する各素子の特性をばらつかせる原因となる可能性がある。以上の観点から、本実施の形態3に係るICマイク100は、例えば、エッチング液にTMAHを用い、厚さ約3μmの高濃度不純物層を有する面積2×2cm2の振動板を作製し、約900℃以上約1000℃以下の温度で約6000Åの熱酸化膜からなるエッチングマスクを形成し、そして、酸化膜を除去して形成された振動板1を用いる。他の処理工程については、公知技術に基づいて行うことができるとともに、本発明の趣旨の範囲外であることから、その説明を省略する。
【0038】
以上説明したように、本発明の実施の形態3に係るICマイクは、マスク形成温度を約900℃以上約1000℃以下の範囲とすることで、振動板内に内部応力が少なく、界面電荷の少ないICマイクを提供できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、マスク形成温度を高濃度不純物層の形成温度よりも低い温度にすることにより、高濃度不純物層中の不純物の再拡散を低減することができ、それによるエッチストップの効果の低下を抑制し、再拡散が原因の座屈を防ぐことが可能なICマイクの振動板形成方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るICマイクの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るICマイクの振動板形成方法における工程を模式的に示す工程図および工程流れを示すフローチャートである。
【図3】シリコン中における温度と各元素の拡散定数との関係を示す図である。
【図4】酸化温度をパラメータにしてシリコン酸化膜の厚さと酸化時間との関係を示す図である。
【図5】熱処理温度をパラメータにして高濃度不純物層付近の領域で生じる内部応力分布の計算例を示す図である。
【図6】熱処理温度とシリコン界面における界面電荷密度との関係を示す図である。
【図7】1100℃と1000℃のマスク形成温度で熱処理した試料の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 振動板
2 背電極
3 接続部
4 ケース
5 基板
6 高濃度不純物層(エッチストップ層)
7 エッチングマスク
8 マスク形成後の高濃度不純物層
9 エッチング後に得られた振動板
100 ICマイク
Claims (3)
- 不純物をドープしてなる高濃度不純物層からなるエッチストップ層を所定の第1の温度下で形成するエッチストップ層形成工程と、前記エッチストップ層形成工程の後に所定の第2の温度下でエッチングマスクを形成するエッチングマスク形成工程とを備え、前記第2の温度が前記第1の温度よりも低いことを特徴とするICマイクの振動板形成方法。
- 前記第2の温度は、1000℃以下であることを特徴とする請求項1に記載のICマイクの振動板形成方法。
- 前記第2の温度は、900℃以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のICマイクの振動板形成方法。
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