JP2002223499A - コンデンサマイクロホンおよびその製造方法および音声入力装置 - Google Patents

コンデンサマイクロホンおよびその製造方法および音声入力装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】適正な低応力ダイアフラム有し、特性の優れた
コンデンサマイクロホンを提供するとともに製造工程の
安全の向上を図る。 【解決手段】(100)面方位の単結晶シリコン基板1
01の表面にバックプレート兼貫通穴相当部が開口部と
なっているドープマスクを形成する工程と、該シリコン
基板の表面のシリコンが露出した部分に所定深さまでホ
ウ素を高濃度にドープする工程と、バックプレート及び
ダイアフラムに対して選択的にエッチング出来る犠牲層
膜を形成する工程と、スパッタによるのダイアフラム膜
を成膜し、ホウ素をドープする工程と、アルカリ異方性
エッチングにより、所定深さの凹部を形成する工程と、
バックプレート及びダイアフラム間の犠牲層膜を選択的
にエッチングし、任意に隔てた空間を形成するための工
程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は補聴器等への音声入
力に用いられる小型コンデンサマイクロホンおよびその
製造方法および補聴器等の音声入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声入力素子としての小型マイクロホン
は現在主に補聴器に用いられている。今後の長寿社会で
はますますその需要が増大するものと考えられるが、そ
の需要に応えるためには、小型マイクロホンには今後さ
らなる小型化、低消費電力化が求められている。一方、
シリコンマイクロマシニング技術は、半導体加工技術を
用いてシリコン基板を加工し微細・高精度な3次元構造
・装置を作製する技術で、超小型のセンサやインクジェ
ットヘッドなどの製造に必要不可欠な技術である。マイ
クロホンを小型化するという観点でも、近年多くの研究
者がマイクロマシニング技術を駆使して小型マイクロホ
ンの研究開発を行っている。従来の小型コンデンサマイ
クロホンとしては、たとえば、「A HIGH SENS
ITIVITY POLYSILICON DIAPHR
AGM CONDENSER MICROPHONE」P
roc.IEEE Micro Electro Mec
hanical Systems、1998、580−
585ページに記載されているように、Hsuらはシリ
コン基板上に、ポリシリコン薄膜からなるダイアフラム
とホウ素の高濃度ドープおよび選択エッチングにより形
成されるバックプレートからなるコンデンサを検知部と
した小型の高性能コンデンサマイクロホンの製造技術を
開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
小型マイクロホンでは、以下に述べるような課題があっ
た。Hsuらによるマイクロホンでは、減圧CVD方式
によって形成されたポリシリコン膜をダイアフラムとし
ている。一般にポリシリコン膜の内部応力は調整可能で
はあるが、成膜時の残留応力が約100Paにもなり、
この内部応力を緩和する処置としてドーピング、アニー
ル処理を行ったとしても内部応力を解消することは困難
である。また、モノシラン(SiH)などの危険なガ
スを用いて減圧CVD等の方式によってポリシリコン膜
を形成する場合、モノシランガスの安全管理やCVD処
理後の排ガスの無害化等の付帯的実施項目が生じ、設備
管理が難しくなるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、上記したような課題を
解決するもので、その目的とするところは、モノシラン
のような危険なガスを用いることなく内部応力を解消し
た優れたダイアフラムを備えた小型のコンデンサマイク
ロホンを提供することにある。
【0005】また、本発明の別の目的は、このコンデン
サマイクロホンを備えた優れた性能の音声入力装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のコンデンサマ
イクロホンは、バックプレートを有する単結晶シリコン
基板と、前記バックプレートに対して所定の間隔を隔て
て形成された電極とを有してなるコンデンサマイクロホ
ンにおいて、前記電極であるダイアフラムにはホウ素が
ドーピングされてなり、前記バックプレートには複数個
の貫通穴が形成され、高濃度にホウ素がドーピングされ
ていることを特徴とする。
【0007】このため、請求項1のコンデンサマイクロ
ホンはスパッタ成膜により形成しホウ素をドープさせた
ダイアフラムを有するため、内部応力を解消することが
でき、優れた特性を有するという効果を有する。
【0008】請求項2のコンデンサマイクロホンの前記
ダイアフラムは、前記バックプレートに比べて厚みが薄
いことを特徴とする。
【0009】このため、請求項2のコンデンサマイクロ
ホンは、音源からの音圧を受ける際にダイアフラムのみ
が音圧に従って振動し、この振動に従って生じるコンデ
ンサ容量の変化に応じた信号を出力できるという効果を
有する。
【0010】請求項3のコンデンサマイクロホンは、前
記単結晶シリコン基板は(100)面方位または(11
0)面方位であることを特徴とする。
【0011】このため、請求項3のコンデンサマイクロ
ホンは、アルカリ異方性エッチングにより高精度に形成
された凹部底面がバックプレートとなり、寸法精度が高
いバックプレートを有することができ、従って設計どお
りのコンデンサマイクロホンが再現よく製造されるとい
う効果を有する。
【0012】本発明のコンデンサマイクロホンの製造方
法は、バックプレートを有する単結晶シリコン基板と、
前記バックプレートに対して所定の間隔を隔てて形成さ
れた電極とを有してなるコンデンサマイクロホンの製造
方法であって、(a)前記単結晶シリコン基板の表面に
少なくとも前記バックプレート兼貫通穴相当部が開口部
となっているドープマスクを形成する工程、(b)前記
単結晶シリコン基板の表面が露出した部分に所定深さま
でホウ素を高濃度にドープする工程、(c)前記単結晶
シリコン基板に前記バックプレート及び前記ダイアフラ
ムに対して選択的にエッチングする犠牲層膜を形成する
工程、(d)前記犠牲層膜に、スパッタによるダイアフ
ラムを成膜し、ホウ素をドープする工程、(e)前記単
結晶シリコン基板の裏面にエッチングにより、所定深さ
の凹部を形成する工程、(f)前記単結晶シリコン基板
の前記バックプレート及び前記ダイアフラム間の犠牲層
膜を選択的にエッチングし、任意に隔てた空間を形成す
る工程、とからなることを特徴とする。
【0013】このため、請求項4の方法は、任意な犠牲
層膜膜厚により均一性の高い空隙を形成するというする
とともに、ホウ素の高濃度ドープとアルカリエッチング
による高精度なエッチストップにより形成される高精度
なバックプレートを有するコンデンサマイクロホンを形
成することができるという効果を有する。
【0014】請求項5の方法は、請求項4記載のコンデ
ンサマイクロホンの製造方法において、前記ホウ素のド
ープ方法が熱拡散法またはイオン打ち込み法によること
を特徴とする。
【0015】このため、請求項5の方法はアルカリエッ
チングにバックプレート以外の不要部をエッチング除去
する際に、バックプレートとなる部分でのエッチストッ
プ現象を確実に生じせしめ、従って高精度なバックプレ
ートを有するコンデンサマイクロホンを形成することが
できるという効果を有する。
【0016】請求項6の音声入力装置は、請求項1ない
し3のいずれかに記載のコンデンサマイクロホンを有す
ることを特徴とする。
【0017】このため、請求項6の音声入力装置は、請
求項1ないし3のいずれかに記載のコンデンサマイクロ
ホンが有する効果を備えるという効果を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づき詳
細に説明する。
【0019】(実施例1)図1は実施例1におけるマイ
クロホン100の断面斜視図である。実施例1における
マイクロホン100はダイアフラム102やバックプレ
ート103等のマイクロホンを構成するに必要な構造体
を単結晶シリコン基板上に積層膜が形成されている構造
を有している。
【0020】マイクロホン100となる単結晶シリコン
基板101はたとえば4インチ径のシリコンウェハ上に
多数形成されたものを最終的にダイシング等の手段で分
離されて完成するが、その大きさは一辺2mm四方で厚
みは500μmである。単結晶シリコン基板の裏面側に
は所定のアルカリ異方性エッチングにより形成された凹
部の底部に相当するところに直径50μmの円形の音響
ホール106が多数形成された厚み13μm、一辺1m
mの正方形状のバックプレート103とこれに連なる下
部電極配線104および下部電極パッド105が形成さ
れている。また、単結晶シリコン基板の表面側には厚み
1.0μm、一辺1mmの正方形のダイアフラム102
とこれに連なる上部電極配線107および上部電極パッ
ド108が形成されている。
【0021】ダイアフラム102とバックプレート10
3とは距離3μmの空隙109を隔てて互いに平行に形
成されている。また、単結晶シリコン基板の表面側に
は、接地電極110が形成されている。
【0022】図2は、実施例1のマイクロホン100の
製造工程図である。
【0023】まず、直径4インチの単結晶シリコン基板
101((100)結晶面方位、厚み500μm)を熱
酸化してその両面にエッチングおよびドープ用マスクと
なる厚み1μmのSiO膜201を形成し、選択的に
直径50μmの円形の音響ホール106を形成させるた
めパターニングを施す(図2(a))。
【0024】次に、単結晶シリコン基板の表面側からの
ドーピングを行う。図示しない固体のホウ素拡散源を単
結晶シリコンに対向配置し、1175℃で15時間の熱
処理を行う。この処理によりSiO膜201の開口部
から深さ13μmの領域まで高濃度(濃度5×1019
個/cm以上)のホウ素がドーピングされる(図2
(b))。ドーピングは、イオン打ち込み法や液体拡散
源を用いる方法(3臭化ホウ素等を用いる)によっても
同様の処理が可能である。ドープ用マスクとして使用し
たSiO膜201はドーピング終了後フッ酸溶液にて
除去する。
【0025】次に、単結晶シリコン基板の表面に犠牲層
となる厚み3μm、裏面にエッチングマスクとなる厚み
1μmをそれぞれTEOS(テトラエトキシシラン)を
用いたプラズマCVDによるSiO膜202を形成す
る(図2(c))。
【0026】次いでダイアフラムとなる厚み1μmのP
oly−Si膜102をスパッタにて形成する。Pol
y−Siはホウ素をドープし電極化させる。ドーピング
はイオン打ち込み法や液体拡散源を用いる方法(3臭化
ホウ素等を用いる)によっても同様の処理が可能であ
る。積層膜の最後として保護膜203を再度TEOS−
CVDにて1μm形成する(図2(d))。
【0027】次に、単結晶シリコン基板101の裏面側
のTEOS−SiO膜202を凹部204に相当する
パターンに加工し、アルカリ性のエッチング、たとえ
ば、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキ
サイド)の水溶液(25%、80℃)にて露出している
シリコン部分をエッチングする。エッチングは2段階の
エッチングとし1段階目に高濃度、2段階目に低濃度の
水溶液を使用し、高濃度にドーピングして成形させたバ
ックプレート103にてエッチストップをかける。この
際、第1の工程(b)にて選択的にドーピングされた部
分はバックプレート103として残り、されなかった部
分はエッチングが進行し、音響ホール106が形成され
る(図2(e))。
【0028】次に単結晶シリコン基板表面のドーピング
領域からの電極を引き出すために積層膜であるTEOS
−SiO保護膜203、Poly−Si膜ダイアフラ
ム102、およびTEOS−SiO犠牲層202を順
にエッチングし、電極取り出し口を形成する(図2
(f))。
【0029】次に、単結晶シリコン基板101の表面側
にPoly−Si膜ダイアフラム102とバックプレー
ト103を両電極としコンデンサ構造を形成するため、
これらの間にあるTEOS−SiO膜202を除去
し、空隙109を形成する。これはフッ酸溶液を準備し
基板を浸漬させ、単結晶シリコン101裏面側の露出し
ているバックプレートに選択的に形成された音響ホール
を通じTEOS−SiO 膜202をエッチングし空隙
109を形成する。この際にTEOS−SiO保護膜
203も同時にエッチングし、ダイアフラム102及び
バックプレート103のみの構造にする(図2
(g))。
【0030】最後に取り出し電極となるパッドをダイア
フラム側の上部電極パッド107、バックプレート側の
下部電極パッド105、及び接地電極110を形成す
る。パッド材質はアルミニウムまたは金等の金属で形成
する(図2(h))。
【0031】本実施例のマイクロホンはマイクロマシニ
ングにより作製されているため、ダイアフラムおよびバ
ックプレートの各部寸法(幅、長さ、厚み、音響ホール
の形状、寸法および配置)も設計どおりに形成されてい
る。コンデンサマイクロホンにとって空隙距離や各部寸
法が一定であることは重要であり、このことにより、出
力が安定したマイクロホンが実現できた。また、上述し
たようにダイアフラム102の厚みはバックプレート1
03の厚みに対して非常に薄く、また、バックプレート
には適当な形状、寸法の音響ホールが適当に配置されて
いるため、ダイアフラムが音源より音圧を受けた場合、
ダイアフラムのみがこれに応じて振動、変形し、ダイア
フラムとバックプレート間の静電容量変化が信号として
出力される。本実施例の場合では、音響ホール形状につ
いては、円柱形状の場合について述べたが、音響ホール
としての音響特性が最適に設計されていれば、四角柱形
状であっても同様にマイクロホンの形成が出来る。
【0032】(実施例2)本実施例は、単結晶シリコン
基板101として、(100)面方位の単結晶シリコン
基板に代えて(110)面方位のn型単結晶シリコン基
板を用いるものである。図3に本発明の第1の実施例に
おける(100)面方位の単結晶シリコンを用いた場合
(図3(a))と(110)面方位の単結晶シリコン基板
を用いた場合(図3(b))の凹部の形状を比較して示
す。前記第2の工程で、アルカリ性のエッチング液を用
いたエッチングにより凹部204を形成するが上記のい
ずれの場合でもエッチング速度の低い(111)シリコ
ン結晶面が側壁となっている。(100)シリコン基板
の場合は、凹部204の表面は単結晶シリコン基板表面
に対して54.7度をなす4つの(111)面302と
(100)面である底面303からなり、他方、(11
0)シリコン基板の場合は、凹部204の表面はシリコ
ン基板表面に対して90度をなす4つの(111)面3
04、同じく35度をなす2つの(111)面305お
よび(110)面である底面306からなる。いずれの
場合においても、アルカリ液を用いたエッチングにより
エッチングマスク形状を基準にした精度の高い凹部20
4の形状が実現されている。実施例2では、単結晶シリ
コン基板101として(110)シリコン基板を用い
て、第1の実施例に記した工程と同一の工程を行うこと
により第1の実施例の場合と同様の性能のコンデンサマ
イクロホンが作製できる。
【0033】上述したコンデンサマイクロホン100を
備える音声入力機器として、図4に補聴器300の斜視
図を示す。本発明のマイクロホン100は補聴器300
の外装部材301中の点線で示す部分に、ダイアフラム
が形成されているシリコン基板表面側が音源方向に向く
ようにパッケージングされる。ダイアフラムは音源から
の音圧を受け、音圧に従って変形するが、その際のダイ
アフラムとバックプレートとの電気容量変化を音圧に対
応した信号として取出すものである。また、前記コンデ
ンサマイクロホンを備える音声入力機器としては、これ
に限らず、たとえば、携帯電話のマイク部分にも好まし
く用いることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるコ
ンデンサマイクロホンおよびその製造方法によれば、内
部応力が適正に調整された高精度なダイアフラムを備
え、小型で高性能なコンデンサマイクロホンが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるコンデンサマイクロホンの断
面斜視図。
【図2】 本発明におけるコンデンサマイクロホンの製
造工程断面図。
【図3】 凹部の形状の説明図。
【図4】 本発明における補聴器の説明図。
【符号の説明】
100 コンデンサマイクロホン 101 単結晶シリコン基板 102 ダイアフラム 103 バックプレート 104 下部電極配線 105 下部電極パッド 106 音響ホール 107 上部電極配線 108 上部電極パッド 109 空隙 110 接地電極 201 SiO膜 202、203 TEOS−SiO膜 204 凹部 300 補聴器 301 外装部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックプレートを有する単結晶シリコン基
    板と、前記バックプレートに対して所定の間隔を隔てて
    形成された電極とを有してなるコンデンサマイクロホン
    において、 前記電極であるダイアフラムにはホウ素がドーピングさ
    れてなり、前記バックプレートには複数個の貫通穴が形
    成され、高濃度にホウ素がドーピングされていることを
    特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 【請求項2】前記ダイアフラムは前記バックプレートに
    比べて厚みが薄いことを特徴とする請求項1記載のコン
    デンサマイクロホン。
  3. 【請求項3】前記単結晶シリコン基板は(100)面方
    位または(110)面方位であることを特徴とする請求
    項1または2記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 【請求項4】 バックプレートを有する単結晶シリコン
    基板と、前記バックプレートに対して所定の間隔を隔て
    て形成された電極とを有してなるコンデンサマイクロホ
    ンの製造方法であって、(a)前記単結晶シリコン基板
    の表面に少なくとも前記バックプレート兼貫通穴相当部
    が開口部となっているドープマスクを形成する工程、
    (b)前記単結晶シリコン基板の表面が露出した部分に
    所定深さまでホウ素を高濃度にドープする工程、(c)
    前記単結晶シリコン基板に前記バックプレート及び前記
    ダイアフラムに対して選択的にエッチングする犠牲層膜
    を形成する工程、(d)前記犠牲層膜に、スパッタによ
    るダイアフラムを成膜し、ホウ素をドープする工程、
    (e)前記単結晶シリコン基板の裏面にエッチングによ
    り、所定深さの凹部を形成する工程、(f)前記単結晶
    シリコン基板の前記バックプレート及び前記ダイアフラ
    ム間の犠牲層膜を選択的にエッチングし、任意に隔てた
    空間を形成する工程、とからなることを特徴とするコン
    デンサマイクロホンの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンデンサマイクロホン
    の製造方法において、熱拡散法またはイオン打ち込み法
    によりホウ素をドープすることを特徴とするコンデンサ
    マイクロホンの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のコンデンサマイクロホ
    ンを内蔵することを特徴とする音声入力装置。
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