JP4086992B2 - 消臭洗浄剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器、まな板、包丁、魚焼きグリル、スポンジ等の台所用品向けの消臭洗浄剤に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
食器等の硬質表面の洗浄剤組成物には、特開平2−86698号公報に開示されているような第3級アミンオキシドとアルキルエーテル硫酸塩が通常は併用されているが、このような組成物ではまな板や食器に付着した魚等の臭いを完全に除去することは難しい。また、消臭機能を有する洗浄剤としては、特開平9−137194号公報に植物性消臭成分を配合したものが開示され、特開平8−302393号公報に特定の界面活性剤とキレート剤を配合したものが開示されているが、これらでも食品由来の臭いを除去することはできなかった。
【0003】
本発明は、洗浄力に優れ、洗浄対象物に付着した食材臭を除去又は軽減する消臭性能に優れている消臭洗浄剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記(a)、(b)、(c)成分及び水を含有し、(b)及び(c)成分の合計量が10〜50重量%で、かつ重量比が(c)/(b)=40/60〜90/10である消臭洗浄剤を提供する。
(a)分子中に、炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基を1つ又は2つ有し、さらにカルボキシル基を1つ有している第2級アミン又は第3級アミン1〜20重量%
(b)炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基を有する第3級アミンオキシド
(c)炭素数7〜18アルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド平均付加モル数が1〜10のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる(a)成分は上記のとおりであるが、炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基は、直接又は−NHR−もしくは−CONHR−(ここでRは炭素数1〜5のアルキレン基を示す)を介して窒素原子に結合しているものが好ましく、またカルボキシル基は、−(EO)nR−(Eはエチレン基、nは0〜10、Rは炭素数1〜5のアルキレン基を示す)を介して窒素原子に結合しているものが好ましい。それらの中でも(a)成分は下記の(I)〜(IV)の化合物がより好ましい。
【0006】
【化1】
Figure 0004086992
【0007】
(III)ジエチレントリアミン及びR1−Zとを、モル比1:1〜1:3の比率で反応させ、さらにジエチレントリアミンに対してZ−R4−COOXを1:1〜1:2のモル比で反応させたもの。
【0008】
【化2】
Figure 0004086992
【0009】
[式中、R1は炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2、R3、R4は炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R5は水素原子を示すか、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。Xはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムを示し、Yは水素原子、−OH又は−NH2を示し、Zは塩素、臭素、沃素等のハロゲン原子を示す。nは1〜10の数を示す。]
(a)成分はこれらの中でも(I)、(II)、(III)がさらに好ましく、(I)、(III)が特に好ましい。また、(a)成分は分子量が300〜600であるものが好ましい。
(a)成分の含有量は、消臭効果の点から1〜20重量%、より好ましくは3〜15重量%である。
【0010】
本発明で用いる(b)成分は上記のとおりであるが、その中でも下記の(V)〜(VII)のものが好ましい。
(V)炭素数が8〜18のアルキル鎖を有するモノアルキルジメチルアミンオキシド
【0011】
【化3】
Figure 0004086992
【0012】
[式中、R6は炭素数7〜18のアルキル基を示し、R7は炭素数1〜5のアルキレン基を示す。]
(b)成分はこれらの中でも、(V)がより好ましく、アルキル鎖の炭素数が10〜14のモノアルキルジメチルアミンオキシドがさらに好ましい。
【0013】
本発明で用いる(c)成分は上記のとおりであるが、その中でも炭素数が10〜14のアルキル基を有し、エチレンオキサイドの平均付加モル数が1〜5のものが好ましい。塩型としては、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
【0014】
(b)及び(c)成分の含有量は、(b)及び(c)成分の合計量が10〜50重量%、好ましくは20〜40重量%で、かつ(b)成分と(c)成分の重量比が(c)/(b)=40/60〜90/10、好ましくは50/50〜80/20となる量である。
【0015】
本発明ではこのような(a)、(b)及び(c)成分を組み合わせることにより好適な消臭効果を得ることができる。この理由については、3成分混合ミセルが油汚れ中に閉じ込められている悪臭成分(例えばアンモニアやアミン)を引き抜き、ミセル中に包接するためであると考えられる。
【0016】
本発明ではさらに他の界面活性剤として、アルキル硫酸エステル塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸塩等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルポリグリコシド、脂肪族アルカノールアミド等の非イオン界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン等の両性界面活性剤を配合することができ、特にアルキルグリコシドを併用することが好ましい。
【0017】
また、可溶化剤としてエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類、p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩等を配合することができ、さらに香料、防腐・防黴剤を配合することが好ましい。
【0018】
本発明の消臭洗浄剤は、残部は水であり、液状が好ましいが、均一な溶液以外にエマルション型や液晶小滴又は固体を分散させたようなものでもよく、その他の形態のものであっても使用上不都合のない流動性のあるものであればよい。粘度は用途に応じた状態に適宜調整される。
【0019】
本発明の消臭洗浄剤のpHは、食材臭に効果的な消臭性能を得るために、25℃における原液のpHが、好ましくは4.0〜8.0、より好ましくは6.0〜7.5である。pHの調整には、酸剤として硫酸、塩酸及びカルボン酸基を有する有機酸から選ばれる1種以上を用いることが好ましく、アルカリ剤としてアルカリ金属の水酸化物、アルカノールアミンから選ばれる1種以上を用いることが好ましい。
【0020】
本発明の消臭洗浄剤は、原液をそのままスポンジやタオル等にとって洗浄する方法、汚れに直接吹き付けることによって洗浄する方法が効果的であり、水等で100倍まで希釈しても十分な洗浄及び消臭性能を発揮できる。
【0021】
【実施例】
実施例1〜4、実施例1〜5
表1に示す各成分を用い、消臭洗浄剤を得た。以下に示す方法で消臭性能を評価した。結果を表1に示す。なお、各成分の詳細は下記のとおりである。
【0022】
(a−1)
ジエチレントリアミン103.2g(MW103.2)、エタノール50g及び1−クロロオクタン297.4g(MW148.7)をフラスコに入れ、90℃で5時間反応させた。反応終了後エタノールを留去し、8重量%NaOH水溶液1Lを入れ、30分間混合した。分離分層後、下層の水を除き、上層の油層を水で洗浄し乾燥させた。次に、油層を水/エタノール=50/50(体積比)溶液1000mlに溶解させ、モノクロル酢酸ナトリウム116.5g(MW116.5)を添加し、80℃で8時間反応させた。水/エタノールを留去後、エタノールに再溶解させ析出する食塩をろ別したのち、エタノ−ルを留去させ、下記式で表される化合物(MW407.6)を主として含む(a−1)成分を得た。
【0023】
【化4】
Figure 0004086992
【0024】
(a−2):アンヒトール20Y−B(下記式参照。MW=366.5、花王(株))
【0025】
【化5】
Figure 0004086992
【0026】
(b−1):アンヒトール20N
(ドデシルジメチルアミンオキシド、花王(株))
(c−1):エマール70C
(ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム、エチレンオ キサイド平均付加モル数=2、花王(株))
(d−1):p−トルエンスルホン酸ナトリウム
(d−2):安息香酸ナトリウム
(d−3):エタノール。
【0027】
[消臭性能の評価試験]
<消臭対象物の調製>
市販のいわしを3枚におろし、身の部分をミキサーに入れ破砕した。このすり身5gを縦25cm、横40cmの木製のまな板全体にスプーンでこすりつけ、1時間放置した。その後、固形分を水で洗い流した。表1の消臭洗浄剤の1重量%水溶液50mlをスポンジ(7.5×11.5×2.5cm、ポリウレタンフォーム製)に染み込ませたものを用いて、3分間まな板全面を洗浄した。その後、再び流水で洗い流し、自然乾燥させたたものを消臭対象物とした。
【0028】
<評価方法>
30歳代の女性10人のパネルにより、消臭対象物の臭いを官能試験法の直接表示法に基づく下記の六段階臭気強度表示法で評価し、平均点を求めた。平均点0以上1未満を◎、1以上2未満を○、2以上3未満を△、3以上5以下を×とした。
0:無臭
1:何の臭いか分からないが、ややかすかに何かを感じる強さ(検知閾値のレベル)
2:何の臭いか分かる、らくに感じる弱い匂い(認知閾値のレベル)
3:明らかに感じる臭い
4:強い臭い
5:耐えられないほど強い臭い
【0029】
【表1】
Figure 0004086992
【0030】
【発明の効果】
本発明の消臭洗浄剤は、食器、まな板、包丁、魚焼きグリル、スポンジ等の洗浄対象物に付着した食材臭に対する洗浄力及び消臭性能が優れる。

Claims (1)

  1. 下記(a)、(b)、(c)成分及び水を含有し、(b)及び(c)成分の合計量が10〜50重量%で、かつ重量比が(c)/(b)=40/60〜90/10である、洗浄対象物に付着した食材臭を除去又は軽減するための台所用品向けの消臭洗浄剤。
    (a)下記の( I )〜( IV )から選ばれる化合物
    Figure 0004086992
    III )ジエチレントリアミン及びR −Zとを、モル比1:1〜1:3の比率で反応させ、さらにジエチレントリアミンに対してZ−R −COOXを1:1〜1:2のモル比で反応させたもの。
    Figure 0004086992
    [ 式中、R は炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、R 、R 、R は炭素数1〜5のアルキレン基を示し、R は水素原子を示すか、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基を示す。Xはアルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウムを示し、Yは水素原子、−OH又は−NH を示し、Zは塩素、臭素、沃素等のハロゲン原子を示す。nは1〜10の数を示す。 ]
    (b)炭素数7〜18のアルキル基又はアルケニル基を有する第3級アミンオキシド
    (c)炭素数7〜18アルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド平均付加モル数が1〜10のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩
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