JP4086615B2 - ウェザーストリップの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車車体のドア、トランク、バックドア等(以下、「ドア等」という)の開口縁に取付けられるウェザーストリップと、その取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】
この種のウェザーストリップには、図4に示すように、本体開口縁のフランジ21に差し込んで取付けられるソリッドゴム製の略U形状をなす取付部22と、該取付部22の頂部上に突設され、ドア等を閉めたとき、ドア等に弾接して該ドア等との間をシールするスポンジゴム製の中空なシール部23とからなり、取付部22には内側にフランジ21を挟み込んで保持するリップ24を突設したタイプのもの、図5に示すように、ドア開口縁のフランジ26に差し込んで取付けられるソリッドゴム製の略U形状をなす取付部27と、該取付部27の側面に突設され、ドア等を閉めたとき、ドア等に弾接してドア等との間をシールするスポンジゴム製の中空なシール部28とからなり、取付部27には内側にフランジ26を挟み込んで保持するリップ29を突設したタイプのものなどが知られる。
【0003】
上記取付部22、27には取付部保形のため芯金25、30がインサートされているが、ウェザーストリップの重量軽減を図るため、芯金を省いて取付部をフランジに両面粘着テープを用いて貼着するようにしたものも知られる。図中、31、32は内装材を示し、33、34は内装材端を覆うリップを示す。
【0004】
図6は、両面粘着テープを用いて貼着する図4に示す前者のタイプの一例を示すもので、ウェザーストリップ39の取付部36の車外側が断面略三角形に形成され、その底面がボデーパネル37に両面粘着テープ38により貼着されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
芯金を省いて両面粘着テープにより貼着するようにした場合、芯金がない分、ウェザーストリップを軽量化することができるが、両面粘着テープには離型紙が貼付されており、これを剥がしてからウェザーストリップの貼着が行われ、剥がした離型紙は廃棄されるため離型紙の無駄を生じること、組付け作業時にウェザーストリップを両面粘着テープで一旦貼着すると、引き剥がして貼着位置を変えるための貼り直しができないこと、ウェザーストリップが取付けられる箇所に図7に示すように、急激に屈折するコーナ部Rがある場合、こうしたコーナ部Rへの取付けは両面粘着テープの追従性が悪く、また自動車車体の取付面の角度が広い所があると貼着しにくいこと、ドア等を開閉すると、ドア等に当たって図6の矢印で示すように中空シール部40が左右に倒れがちで、図8の矢印で示す右方向に倒れた場合、両面粘着テープ34がボデーパネル37より引き剥がされてウェザーストリップ31が剥離するようになること等の問題があった。
【0006】
本発明は、芯金を省いて軽量化し、かつ両面粘着テープを用いることなく、自動車本体のドア等の開口縁に取付けることができるウェザーストリップと、その取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】
請求項1に係わる発明は、対向する脚部を有して断面略U形状をなし、車体開口縁のフランジに差込んで取付けられる取付部と、該取付部と一体をなし、ドア等に弾接してドア等との間をシールするシール部とを有し、自動車本体のドア等の開口縁に取付けられるウェザーストリップであって、上記取付部の車内側に先端部を先端部を軟質、根元部を硬質の材料とする抜け止め用のリップが側方に突設されると共に、フランジに並設される内装材に上記抜け止め用リップが嵌合する凹部が形成され、上記車内側の脚部を上記フランジと内装材との間に差し込み、上記抜け止め用のリップを内装材の凹部に嵌合させることによって脚部が保持されることを特徴とする。
本発明によると、車外側の脚部がフランジと内装材で挟まれてアンカーとしての機能を果たすことにより、抜け止めが行われると共に、リップが凹部に嵌合することによりウェザーストリップの抜け止めがより確実に行われる。
【0008】
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明において、抜け止め用のリップは先端部をスポンジゴム製、根元部をソリッドゴム製とすることを特徴とする。
【0009】
本発明によると、車内側の脚部がアンカーとしての機能を果たし、抜け止めが行われる。本発明におけるリップは、脚部の片側のみに突設してもよいが、好ましくは両側に突設され、フランジと内装材とにそれぞれ押し付けられるようにされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、対向する脚部1a、1bを有して断面略U形状をなし、車体開口縁のフランジ6に差し込んで取付けられるソリッドゴム製の取付部1と、車内側の脚部1a上の取付部頂部に突設される、スポンジゴム製の中空状のシール部2とよりなり、車内側の脚部1aは、両側にリップ1cを側方に突設し、フランジ6と該フランジ6に並設される内装材4との間に差し込んで保持されるようになっている。そしてリップ1cは図示するように先端部をスポンジゴム製とし、付根部をソリッドゴム製としている。
【0011】
図中、1dは内装材4の上端を覆うスポンジゴム製のリップであり、1e、1fは、ボデーパネル5に弾接するスポンジゴム製のシールリップである。
図2は、図1に示すウェザーストリップと同様、対向する脚部11a、11bを有して断面略U形状をなし、車体開口縁のフランジ16に差し込んで取付けられるソリッドゴム製の取付部11と、車外側の脚部11bに側方に突出形成されるスポンジゴム製の中空状のシール部12とよりなり、車内側の脚部11aは両側にリップ11cを側方に突設し、フランジ16と該フランジ16に並設される内装材13との間に差し込んで保持されるようになっている。ここでリップ11cは、図示するように先端部をスポンジゴム製とし、付根部をソリッドゴム製としている。
【0012】
図中、11dは内装材14の上端を覆うスポンジゴム製のリップであり、11e、11fはボデーパネル15に弾接するスポンジゴム製のシールリップである。
全体を符号A及びBで示す上記各実施形態のウェザーストリップによると、両側にリップ1c、11cを突設したソリッドゴム製の脚部1a、11aがフランジ6、16と内装材4、13との間に差し込まれてアンカーとしての機能を果たして保持される。
【0013】
図3は、上記ウェザーストリップA、Bの取付構造の別の態様を示すもので、内装材13にはリップ1c又は11cが嵌合する凹部14が形成され、該凹部14にリップ1c又は11cが嵌合することにより、脚部1a又は11aの抜け止めが行われるようになっている。
【0014】
本実施形態によると、リップ1c又は11cが内装材13の凹部14に嵌合することにより、ウェザーストリップA、Bの抜け止めが行われる。
上記実施形態ではウェザーストリップの材質としてソリッドゴムと、スポンジゴムを使用した例を示したが、スポンジゴムの代わりに発泡樹脂を使用し、ソリッドゴムの代わりに非発泡樹脂を使用してもよい。
【0015】
また上記実施形態には、リップ1c、11cは、先端部をスポンジゴム製、付根部をソリッドゴム製とした例を示したが、リップ1c、11c全体をスポンジゴム製としてもよいし、逆にリップ1c、11c全体をソリッドゴム製としてもよい。
また、リップ1d、11dは、全体がスポンジゴム製の例のみ図示したが、一部又は全体がソリッドゴム製であっても良い。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に係わる発明によると、脚部がフランジと内装材との間に差し込まれ、リップがフランジ及び若しくは内装材に押し付けられ、脚部がアンカーとしての機能を果たして保持されるようにしたことにより、ドア等の開口縁にウェザーストリップを芯金や両面粘着テープを用いることなく取付けることができ、芯金がない分、ウェザーストリップが軽量化されると共に、両面粘着テープを用いた場合に生ずる上記の問題を解消することができること、リップが内装材の凹部に嵌合することにより、ウェザーストリップの抜け止めが行われ、ウェザーストリップの保持がより確実に行えるようになること等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェザーストリップの一態様を示す断面図。
【図2】ウェザーストリップの別の態様を示す断面図。
【図3】ウェザーストリップの取付構造を示す要部の拡大断面図。
【図4】従来のウェザーストリップの断面図。
【図5】従来のウェザーストリップの別の態様を示す断面図。
【図6】従来のウェザーストリップの更に別の態様を示す断面図。
【図7】トランク開口縁を示す概略図。
【図8】図6に示すウェザーストリップが浮き倒れた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1、11・・取付部
1a、1b、11a、11b・・脚部
1c、1d、11c、11d・・リップ
1e、1f、11e、11f・・シールリップ
2、12・・中空状のシール部
4、13・・内装材
5、15・・ボデーパネル
6、16・・フランジ
14・・凹部
Claims (2)
- 対向する脚部1a、1b、11a、11bを有して断面略U形状をなし、車体開口縁のフランジ6、16に差込んで取付けられる取付部1、11と、該取付部1、11と一体をなし、ドア等に弾接してドア等との間をシールするシール部2、12とを有し、自動車本体のドア等の開口縁に取付けられるウェザーストリップの取付構造であって、上記取付部の車内側の脚部1a、11aに先端部を軟質、根元部を硬質の材料とする抜け止め用のリップ1c、11cが側方に突設されると共に、フランジ6、16に並設される内装材4、13に上記抜け止め用リップ1c、11c、が嵌合する凹部14が形成され、上記車内側の脚部1a、11aを上記フランジ6,16と内装材4、13との間に差し込み、上記抜け止め用のリップ1c、11cを内装材4、13の凹部14に嵌合させることによって保持されることを特徴とするウェザーストリップの取付構造。
- 上記抜け止め用リップ1c、11cは、先端部がスポンジゴム製、根元部がソリッドゴム製であることを特徴とする請求項1記載のウェザーストリップの取付構造。
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