JP4086405B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉扉を備えた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、外箱とこの外箱の食器挿入用の開口に設けられて開閉される開閉扉とを備える食器洗浄機が知られている。
【0003】
この種のものでは、外箱の内側にレールを形成し、このレールと外箱とで囲まれる空間内に位置して当該レール上を転動可能なローラを備え、このローラは袋状穴を有し、この袋状穴に開閉扉から一体的に延びる支持軸を回転自在に嵌合したものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来構造では、ローラの外表面が平坦であると共に、ローラの袋状穴に臨む支持軸の端面が平坦であるので、ローラの外表面と外箱の内面間の接触面積、或いはローラの袋状穴と支持軸の端面との接触面積が大きく、その摩擦力によってローラが正常に転動しない場合があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、いかなる場合にも、ローラを正常に転動させることができる開閉扉の開閉構造を有した、食器洗浄機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、外箱とこの外箱の食器挿入用の開口に設けられて開閉される開閉扉とを備える食器洗浄機において、前記外箱の内側にレールを形成し、このレールと外箱とで囲まれる空間内に位置して当該レール上を転動可能なローラを備え、このローラは袋状穴を有し、この袋状穴に前記開閉扉から延びる支持軸を回転自在に嵌合し、この支持軸の端面、或いは前記ローラの袋状穴の穴底であって前記端面が対向する部分に凸部を形成し、この凸部と前記穴底或いは前記端面とを当接可能に構成したものである。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ローラは前記外箱の内面に接する側の外表面に凸部を備え、この凸部を前記外箱の内面と当接可能にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1及び図2において、1は食器洗浄機を示している。この食器洗浄機1は外箱3を有しており、この外箱3は略円弧形状に形成された天板5と、外箱3の食器挿入用の開口12に設けられた開閉扉7と機械室10とを含んで構成されている。9は開閉扉の取手である。
【0010】
外箱3の下部の機械室10には、図示を省略したが、洗浄ポンプのモータ、洗浄タンク等から構成される洗浄装置、及びすすぎ水用のブースタータンク等から構成されるすすぎ装置等が格納されている。
【0011】
図3は、外箱3の上部の断面図である。外箱3には洗浄室11が設けられ、この洗浄室11には、当該洗浄室11の壁面に沿って上方に延びるパイプ15が立設されている。このパイプ15の上下端部は曲げられ、この上下端部は洗浄室11の中央に延出し、この中央で上下に対向している。このパイプ15の下向きの上端部には、上方洗浄ノズル17と、上方すすぎノズル19とが回転自在に連結され、パイプ15の上向きの下端部には、図示を省略した下方洗浄ノズルと、下方すすぎノズルとが回転自在に連結されている。
【0012】
上方洗浄ノズル17、及び下方洗浄ノズルには、機械室10内の洗浄装置からパイプ15の内部を通って洗浄水が供給され、ここから洗浄室11内に洗浄水が噴射される。また、上方すすぎノズル19、及び下方すすぎノズルには、機械室10内のすすぎ水装置から、図示を省略した配管を通してすすぎ水が供給され、ここから洗浄室11内に噴射される。
【0013】
前記した開閉扉7は、図3に示すように、外箱3の両側2個の開口12に、それぞれ上下動自在に設けられ、それぞれの開閉扉7が取手9を掴んで上下移動(矢印A方向への移動)により開閉される。
【0014】
それぞれの開閉扉7の下端には、ホルダ35が固定され、このホルダ35とパイプ15の上部に固定された部材34との間には、コイルスプリング33が張設されている。また、一方の開閉扉7Aの上端両側には左右一対の衝撃吸収部材37が設けられ、他方の開閉扉7Bが全開にされた場合には、図示のように、コイルスプリング33が収縮すると共に、一方の開閉扉7Aの衝撃吸収部材37に当接して当該開閉扉7Bの開放が停止される。
【0015】
なお、当該開閉扉7Bを閉じた状態で、一方の開閉扉7Aを開く場合、この開閉扉7Aに設けた衝撃吸収部材37が、他方の開閉扉7Bに衝突してストッパ機能を果たすことはいうまでもない。
【0016】
この実施形態では、まず、衝撃吸収部材37は他方の開閉扉7Bに設ける必要がなく、一方の開閉扉7Aにのみ設ければよいので、衝撃吸収部材37の兼用化が図られ、製造コストが低減される。また、図示のように、他方の開閉扉7Bを開いた場合、天板5の上方で、この他方の開閉扉7Bと一方の開閉扉7Aとが、衝撃吸収部材37を介して衝突するが、この衝突する部分を除いて、他方の開閉扉7Bと一方の開閉扉7Aとの間には所定の間隔があくので、作業者が誤って手を挟む等の事故が防止される。
【0017】
一方、外箱3の開口12の両側縁部には、図3,及び図4に示すように、天板5の略円弧形状に対応して形成された一対のレール13が設けられている。図5に示すように、このレール13と外箱3とで囲まれる空間20内にはローラ21が位置し、このローラ21は袋状穴21aを有し、この袋状穴21aには、開閉扉7の側縁部7aに固定された支持軸23が回転自在に嵌合される。このローラ21は、図6に示すように、開閉扉7の側縁部7aに形成された切り欠き7bに臨んで、前記レール13上を転動可能に構成される。
【0018】
支持軸23はブラケット25に固定され、このブラケット25は、図6、及び図7に示すように、切り欠き7bを跨いで開閉扉7の側縁部7aに2個のねじ27によって固定されている。このローラ21は開閉扉7の両側縁にそれぞれ2個ずつ設けられている。
【0019】
外箱3の円弧形状に沿って設けられたレール13上を開閉扉7がローラ21を介して動き、パイプ15の上部と開閉扉7の下部とに張られたコイルスプリング33の弾性力によって開閉扉7が上方に引っ張られる(図3)ので、従来の軸を中心に回転する構造をしたフードタイプやドアタイプの扉に比べ、扉の重量を気にせずに開閉扉7を開くことができる。
【0020】
また、従来の扉開時に開閉扉を上方に持ち上げるドアタイプの食器洗浄機に比べて、開閉扉7が外箱3の天板5上をスライドするので、扉開時に食器洗浄機の上方に扉分の余分なスペースをとらなくてすむ。
【0021】
本実施形態による食器洗浄機1は以上のような構成を有するので、この食器洗浄機1の運転は、以下のようになる。
【0022】
図3に示すように、開閉扉7の取手9を把持して開閉扉7を上方にスライドさせて、図示を省略した食器ラックをラックレールに沿って洗浄室11に挿入する。ついで、開閉扉7を下方にスライドさせる。
【0023】
洗浄装置等を駆動すると、洗浄水がパイプ15の内部を通って上方洗浄ノズル17と下方洗浄ノズル(図示せず)とから洗浄室11内に噴出される。上方洗浄ノズル17と下方洗浄ノズルとはパイプ15を軸にして回動自在に取り付けられており、洗浄水の噴出圧力を利用して回動する。
【0024】
洗浄水は、通常、液体の洗浄剤とブースタータンクで温められた水道水の混合物である。洗浄が終わると次に、ブースタータンクで温められたすすぎ水がパイプ15の内部を通って上方すすぎノズル29と下方すすぎノズル(図示せず)とから洗浄室11内に噴出される。上方すすぎノズル19と下方すすぎノズルとはパイプ15を軸にして回動自在に取り付けられており、すすぎ水の噴出圧力を利用して回動する。
【0025】
この実施形態では、図5に示すように、支持軸23の端面23aが対向するローラ21の袋状穴21aの穴底に凸部31が一体に形成されている。また、外箱3の内面3aに接する側のローラ21の外表面に凸部33が一体に形成されている。なお、凸部31は、袋状穴21aの穴底に限定せず、支持軸23の端面23aに形成してもよい。また、凸部33は、ローラ21の外表面に限定せず、外箱3の内面3aに形成してもよい。
【0026】
開閉扉7の開閉時には、前述のように、このローラ21がレール13上を転動する。この場合、ローラ21は、図5において矢印B方向に振れる。この実施形態では、ローラ21が矢印B方向に振れて、ローラ21の外表面が外箱3の内面3aに接触しても、このローラ21の外表面には凸部33が形成されているので、この凸部33が外箱3の内面3aに当接する。
【0027】
従って、当接時の接触面積が小さく、大きな摩擦抵抗とはなり得ないので、従来のように、ローラ21が正常に転動しない等の欠点が解消され、開閉扉7のスムーズな開閉が担保される。
【0028】
また、ローラ21が矢印B方向に振れて、支持軸23の端面23aがローラ21の袋状穴21aの穴底に接触しても、この袋状穴21aの穴底には凸部31が形成されているので、この凸部31が支持軸23の端面23aに当接する。
【0029】
従って、当接時の接触面積が小さく、大きな摩擦抵抗とはなり得ないので、従来のように、ローラ21が正常に転動しない等の欠点が解消され、これによっても開閉扉7のスムーズな開閉が担保される。
【0030】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではないことは明らかである。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、ローラが転動中に振れて、支持軸の端面がローラの袋状穴の穴底に接触しても、この袋状穴の穴底には凸部が形成されているので、この凸部が支持軸の端面に当接し、当接時の接触面積が小さく、大きな摩擦抵抗とはなり得ないので、従来のように、ローラが正常に転動しない等の欠点が解消され、開閉扉のスムーズな開閉が担保される。
【0032】
請求項2記載の発明では、ローラが転動中に振れて、ローラの外表面が外箱の内面に接触しても、このローラの外表面には凸部が形成されているので、この凸部が外箱の内面に当接し、当接時の接触面積が小さく、大きな摩擦抵抗とはなり得ないので、従来のように、ローラが正常に転動しない等の欠点が解消され、開閉扉のスムーズな開閉が担保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食器洗浄機の側面図である。
【図2】本発明による食器洗浄機の正面図である。
【図3】食器洗浄機の断面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】レール上を転動するローラを示す断面図である。
【図6】レール上を転動するローラを示す平面図である。
【図7】レール上を転動するローラを示す正面図である。
【符号の説明】
1 食器洗浄機
3 外箱
7 開閉扉
11 洗浄室
12 開口
13 レール
20 空間
21 ローラ
21a 袋状穴
23 支持軸
Claims (2)
- 外箱とこの外箱の食器挿入用の開口に設けられて開閉される開閉扉とを備える食器洗浄機において、
前記外箱の内側にレールを形成し、
このレールと外箱とで囲まれる空間内に位置して当該レール上を転動可能なローラを備え、このローラは袋状穴を有し、この袋状穴に前記開閉扉から延びる支持軸を回転自在に嵌合し、この支持軸の端面、或いは前記ローラの袋状穴の穴底であって前記端面が対向する部分に凸部を形成し、この凸部と前記穴底或いは前記端面とを当接可能に構成したことを特徴とする食器洗浄機。 - 前記ローラは前記外箱の内面に接する側の外表面に凸部を備え、この凸部を前記外箱の内面と当接可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4086405B2 (ja) |
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1999
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