JP4085890B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像読取装置を備えた複写機、複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラー複写機等の画像形成装置は、色再現性がよく、原稿と出力物の見分けがつきにくい程の性能を有するものがある。そのため、紙幣や有価証券等の有価物を複写して悪用される危険性も高くなっている。
【0003】
そこで、特許文献1のように、画像読取装置から入力された画像が紙幣、有価証券等の複写禁止物であるか否かを判別する技術や、特許文献2、3のように、画像読取装置から入力された画像が紙幣、有価証券等の特殊原稿であるか否かを判別し、特殊原稿と判断された場合には、画像を塗りつぶす、色変換を行う等、正常な出力が行われないようにする技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−54186号公報
【特許文献2】
特開2000−287081号公報
【特許文献3】
特開平8−7100号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の画像形成装置は、画像読取装置から入力された画像を外部装置に転送する機能が採用されてきているため、画像読取装置で読み取られた特殊原稿の画像がそのまま外部に転送され、変換されずに出力されてしまう危険性があった。
【0006】
本発明の課題は、紙幣、有価証券等を有価物として使用できない状態で読み取る画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
原稿の画像を複数の色信号として読み取る読取部と、前記読取部で読み取られた各色信号の読み取りレベルを変換するγ部と、前記読取部で読み取られている画像が有価物であるか否かを判定する判定部とを備えた画像読取装置と、当該画像読取装置により取得された画像に基づいて出力画像を形成して印刷用紙に転写する作像部と、を有する画像形成装置において、
前記判定部は、前記読取部の読み取り動作と並行して前記判定を行い、
前記γ部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、リアルタイムで少なくとも1つの色信号の読み取り特性を変更し、
前記作像部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、前記読み取られている画像のうち少なくとも1色、多くとも全色数−1色の画像の前記印刷用紙上での書き出し開始位置を変更することを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、読み取られている画像が有価物である場合に、読み取られている画像のうち少なくとも1色、多くとも全色数−1色の画像の書き出し開始位置を変更する。従って、有価物の画像を、有価物として利用できない状態に変更することができる。
【0011】
請求項に記載の発明は請求項1に記載の発明において、前記画像形成装置は、さらに、前記作像部により転写された画像を定着させる加熱方式の定着部を有し、前記γ部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、前記読み取り特性を変更する少なくとも1つの色信号の読み取りレベルを、出力ダイナミックレンジの約10%〜90%の範囲内で変換することを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、読み取られている画像が有価物である場合に、読み取り特性が変更される少なくとも1つの色信号が変換される読み取りレベルは、出力ダイナミックレンジの約10%から90%の範囲内であるので、出力される画像上で、読み取り特性を変換した結果を一見して認識することができ、かつ印刷用紙に転写された画像を定着部で熱定着する際に紙が巻きつくことを抑制することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記γ部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、前記読み取り特性を変更する少なくとも1つの色信号の読み取りレベルを、前記読み取られた色信号の値にかかわらず、前記出力ダイナミックレンジ範囲内の一定の値に変換することを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、読み取られている画像が有価物である場合に、少なくとも1つの色信号をその入力値にかかわらず、出力ダイナミックレンジ範囲内の一定の値に変換する。従って、変換される値を一定とすることで、制御が容易になり、ソフトサイズを小さくしたり処理時間を短縮したりすることができる。また、変換される値を一定としてベタで印刷することによりトナー消費量が増大するので、有価物を複写する行為に対してペナルティを課すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。
【0016】
図1に、本発明に係る画像形成装置1の機能構成例を示す。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取装置10、制御部20、プリント部30、操作表示部40、外部画像保存部50、通信部60等により構成され、各部はバスにより接続されている。
【0017】
画像読取装置10は、読取部11、判定部12、γ部(Red)13、γ部(Green)14、γ部(Blue)15により構成されている。
【0018】
読取部11は、光源、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換器等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像をRed信号、Green信号、Blue信号として読み取り、読み取った画像をA/D変換して判定部12及びγ部13〜15に出力する。ここで、画像は、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
【0019】
判定部12は、読取部11の読み取り動作と並行して、読取部11から読み取られた画像を解析し、読み取られている画像が有価物であるか否かを判定する。
【0020】
γ部13〜15は、各色信号の読み取りレベルを輝度レベルから明度レベルに変換する。
【0021】
γ部13は、Red信号の輝度レベルを最適な明度レベルに変換するためのγカーブデータを有し、このγカーブデータを用いて読取部11から入力されるRed信号の輝度レベルを明度レベルに変換し、制御部20へ出力する。γ部15は、Blue信号の輝度レベルを最適な明度レベルに変換するためのγカーブデータを有し、このγカーブデータを用いて読取部11から入力されるBlue信号の輝度レベルを明度レベルに変換し、制御部20へ出力する。
【0022】
γ部14は、Green信号の輝度レベルを最適な明度レベルに変換するためのγカーブデータを有し、このγカーブデータを用いて読取部11から入力されるGreen信号の輝度レベルを明度レベルに変換し、制御部20へ出力する。また、γ部14は、Green信号の輝度レベルがどのような値であっても全て明度レベルを一定の値(固定値)、例えば192に変換するための有価物用γカーブデータを有し、判定部12により、読み取られた画像が有価物であると判定された際に、この有価物用γカーブデータを用いて輝度レベルを明度レベルへ変換することにより、画像読取装置10の読み取り特性を変更して制御部20へ出力する。上述した固定値は、一見して印刷されていることが認識しうる値であり、かつ作像部31において印刷用紙に転写された画像を定着部32にて定着させる際、印刷用紙が定着部32に巻き込まず、かつトナーこぼれの生じない程度の値であり、出力ダイナミックレンジの約10%〜90%範囲内の値であることが好ましい。
【0023】
制御部20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部20のCPUは、操作表示部40の操作により、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1各部の動作を集中制御する。また、CPUは、展開されたプログラムに従って、後述する複写処理(図2参照)を始めとする各種処理を実行する。
【0024】
即ち、制御部20のCPUは、複写処理において、操作表示部40からの指示に応じて画像読取装置10に画像を読み取らせるとともに、判定部12の判定に基づいてRed、Green、Blue信号の画像に対して色変換処理21を施して、Cyan、Magenta、Yellowに色変換し、得られたCyan、Magenta、Yellowの各色データを、それぞれ制御部20内の保存部22の各メモリ22a〜22cに格納する。また、操作表示部40からの指示等に基づいて、各色のデータの書き出し開始位置(書き出し基準位置に対する位置)を決定し、書き出し開始位置情報として各色データと併せてメモリ22a〜22cに格納し、プリント部30により作像、転写、定着を行って出力する。
【0025】
プリント部30は、作像部31、定着部32等を備え、制御部20からの印刷指示に従って、操作表示部40から入力指示された、あるいは通信部60により受信された印刷データに含まれる制御データにより指示されたサイズ、向きの用紙を給紙部から搬送して、感光ドラム表面に、制御部20から入力された画像及び書き出し開始位置に基づいて静電潜像を形成し、感光ドラム表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ、給紙部から搬送される印刷用紙にトナーを転写する。そして、作像部31において転写された画像を定着部32により熱で定着させ、図示しない排出部から排出する。
【0026】
操作表示部40は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部20から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。また、LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルが構成されており、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部20に出力する。なお、タッチパネルは、感圧式に限らず、他の静電式、光式等であってもよい。更に、操作表示部40は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御部20に出力する。
【0027】
外部画像保存部50は、半導体等の不揮発性メモリ、HDD等により構成され、通信部60により外部の装置から受信された画像を保存したり、形成された画像を保存したりする。
【0028】
通信部60は、LAN、WAN等の通信ネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェースである。通信部60は、例えばLANカード等の通信制御カードにより構成され、LANケーブル等の通信回線を介して通信ネットワークに接続された外部の装置との間で印刷データを始めとする各種データの送受信を行う。
【0029】
次に、動作について説明する。図2に、制御部20により実行される複写処理を示す。
【0030】
操作表示部40によりスタートボタンが押下されることにより複写開始が指示されると(ステップS1;YES)、読取部11により原稿セット位置に配置された原稿の画像が読み取られる(ステップS2)。読取部11の読込動作と並行して判定部12において、読み取られている画像が有価物であるか否かが判定され、有価物ではないと判定された場合は(ステップS3;NO)、読取部11において読み取られたRed信号、Green信号、Blue信号の輝度レベルが、それぞれγ部13、14、15において、設定されているγカーブデータを用いて明度レベルに変換される(ステップS4)。読取部11による原稿の読み取りが終了していない場合は(ステップS5;NO)、ステップS2に戻り、ステップS2〜S4を繰り返し実行する。読取部11による原稿の読み取りが終了すると(ステップS5;YES)、明度レベルに変換された画像はCyan、Magenta、Yellowに色変換処理され、Cyanの画像データはメモリ22a、Magentaの画像データはメモリ22b、Yellowの画像データはメモリ22cに保存される(ステップS6)。また、操作表示部40からの指示に基づいてCyan、Magenta、Yellow各色のページ毎の書き出し基準位置に対する書き出し開始位置が設定され、併せてメモリ22a〜22cに保存される(ステップS7)。
【0031】
一方、判定部12において、読み取られている画像が有価物であると判定された場合(ステップS3;YES)、本発明においては、画像読取装置10の読み取り特性が変更される。すなわち、γ部14において、有価物用γカーブデータを用いて、Green信号の読み取り特性が変更され、輝度レベルがどのような値であても全て明度レベルが固定値、例えば192になるように変換されるとともに(ステップS8)、γ部13において、設定されているγカーブデータを用いて、Red信号の輝度レベルが明度レベルに変換され、γ部15において、設定されているγカーブデータを用いて、Blued信号の輝度レベルが明度レベルに変換される(ステップS9)。読取部11による原稿の読み取りが終了していない場合は(ステップS10;NO)、原稿が読み取られ(ステップS11)、ステップS8、9が実行される。このように、本発明は、有価物のプリント出力時に出力特性を変更するのではなく、画像読み取り時において事前に読み取り特性を変更するものである。
【0032】
読取部11による原稿の読み取りが終了すると(ステップS10;YES)、明度レベルに変換された画像はCyan、Magenta、Yellowに色変換され、Cyanの画像データはメモリ22a、Magentaの画像データはメモリ22b、Yellowの画像データはメモリ22cに保存される(ステップS12)。また、操作表示部40からの指示に基づいてCyan、Magenta、Yellow各色のページ毎の書き出し基準位置に対する書き出し開始位置が設定され、各書き出し開始位置情報が併せてメモリ22a〜22cに保存される(ステップS13)。Magentaの書き出し開始位置は、設定された書き出し開始位置情報をY方向に所定量、例えば256ライン分シフトした情報に変換され、メモリ22bに保存される(ステップS14)。
【0033】
ここで、印紙等、同系色の画像により構成される有価物を読み取る場合を考慮し、Y方向にシフトする量としては、色のずれがはっきり視認できる量、即ち、出力された際に、画像に1mm以上のずれが生じる量であり、かつ印刷用紙のY方向の長さ未満であることとする。
【0034】
保存部22の各メモリに各色の画像データ及び書き出し開始位置情報が格納されると、作像部31により保存部22に保存された画像データに基づいて作像され、印刷用紙に転写され(ステップS15)、定着部32により転写された画像が熱定着され(ステップS16)、出力される(ステップS17)。
【0035】
図3に、γ部13〜15により取得されるRed信号の画像、Green信号の画像、Blue信号の画像、3色を合わせた画像を示す。図3に示すように、判定部12により原稿画像が有価物であると判定されると、以降はGreen信号の読み取り特性が変更されるので、原稿画像を読み取って得られた画像が有価物として使用できない状態となる。
【0036】
図4(a)に原稿画像、図4(b)に図4(a)の原稿画像が判定部12により有価物と判定された際に出力される画像例を示す図である。図4(b)に示すように、出力される画像は、判定部12により有価物と判定された以降に読み取られた画像の特定色がベタとなり、更に特定色の書き出し開始位置が書き出し基準位置からY方向に所定量ずれた画像となるので、原稿画像と全く異なる画像となり、原稿画像と同一の有価物として利用することができなくなる。
【0037】
以上説明したように、画像形成装置1によれば、読取部11の原稿の読み取り動作と並行して、判定部12により、読み取られている画像が有価物であるか否かが判定され、読み取られている画像が有価物であると判定された場合には、γ部14において、有価物用γカーブデータを用いてGreen信号の読み取り特性が変更され、輝度レベルがどのような値であっても明度レベルが固定値に変換される。明度変換された画像データはCyan、Magenta、Yellowの画像データに色変換され、Magentaの画像データの書き出し開始位置のみY方向に所定量シフトされる。そして、プリント部30により、画像データと書き出し開始位置に基づいて作像が行われ、印刷用紙に転写され、熱定着後出力される。
【0038】
従って、有価物の画像を、有価物として利用できない状態で読み取らせることができるとともに、有価物として利用できない状態で出力することができる。また、ベタで出力するレベルの範囲が設定されているので、定着部に紙が巻きつくことや、トナーこぼれを抑制することができる。また、有価物を読み取る場合の読み取り特性を、入力がどのような値であっても出力レベルが固定されるように変換することで、制御が容易になり、ソフトサイズを小さくしたり処理時間を短縮したりすることができる。さらに、出力レベルを固定してベタで出力することにより、トナー消費量が増大するので、有価物を複写する行為に対して、ペナルティを課すことができる。
【0039】
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明の画像形成装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0040】
例えば、上記実施の形態においては、電子写真方式による画像形成装置について説明したが、これに限定されず、例えば、インクジェット方式等であってもよい。
【0041】
また、上記実施の形態においては、本発明を画像形成装置に適用し、読み取られた画像をプリント部30により印刷用紙に印刷して出力する例を説明したが、外部画像保存部50により画像データを保存したり、通信部60により外部装置に画像データを送信したりする場合にも、本発明を適用することができる。また、本発明は、スキャナ等の画像読取装置にも適用可能であることは勿論である。
【0042】
また、読み取られている画像が有価物と判定された際に、有価物用γカーブデータを用いて行う読み取り特性の変更は、上記実施の形態のように、入力値にかかわらず出力レベルが固定値になることが望ましいが、これに限定されるものではない。また、上記実施の形態においては、Green信号の読み取り特性のみを変更することとしたが、少なくとも1色の読み取り特性を変更すればよい。
【0043】
また、書き出し開始位置をシフトさせる画像は、Magenta1色分の画像としたが、すくなくとも1色の画像、最高で全色数−1の画像をシフトさせれば、本発明の効果を得ることができる。しかしながら、全ての画像を同じ量シフトすることは、原稿の色が再現されてしまうことになるので、好ましくない。また、書き出し開始位置のシフトは、書き出し基準位置に対してY方向にシフトすることに限定されず、X方向にシフトさせたり、X方向及びY方向にシフトさせたりしてもよい。さらに、画像をシフトでなく、回転させたり、反転させたりしてもよい。
【0044】
また、読み取り特性を変更するだけで、書き出し開始位置のシフトを行わないようにしてもよいが、読み取り特性を変更せずに書き出し開始位置のみを変更させることは好ましくない。書き出し開始位置は、画像処理ソフト等により容易に変更可能であるためである。
【0045】
その他、画像形成装置1の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、読み取られている画像が有価物である場合に、読み取られている画像のうち少なくとも1色、多くとも全色数−1色の画像の書き出し開始位置を変更する。従って、有価物の画像を、有価物として利用できない状態に変更することができる。
【0048】
請求項2に記載の発明によれば、読み取られている画像が有価物である場合に、読み取り特性が変更される少なくとも1つの色信号が変換される読み取りレベルは、出力ダイナミックレンジの約10%から90%の範囲内であるので、出力される画像上で、読み取り特性を変換した結果を一見して認識することができ、かつ印刷用紙に転写された画像を定着部で熱定着する際に紙が巻きつくことを抑制することができる。
【0049】
請求項3に記載の発明によれば、読み取られている画像が有価物である場合に、少なくとも1つの色信号をその入力値にかかわらず、出力ダイナミックレンジ範囲内の一定の値に変換する。従って、変換される値を一定とすることで、制御が容易になり、ソフトサイズを小さくしたり処理時間を短縮したりすることができる。また、変換される値を一定としてベタで印刷することによりトナー消費量が増大するので、有価物を複写する行為に対してペナルティを課すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部20により実行される複写処理を示すフローチャートである。
【図3】図1のγ部13〜15により取得されるRed信号の画像、Green信号の画像、Blue信号の画像、3色を合わせた画像を模式的に示す図である。
【図4】図4(a)は原稿画像、図4(b)は図4(a)の原稿画像が判定部12により有価物と判定された際に出力される画像例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 画像読取装置
11 読取部
12 判定部
13 γ部(Red)
14 γ部(Green)
15 γ部(Blue)
20 制御部
21 色変換処理
22 保存部
22a〜22c メモリ
30 プリント部
31 作像部
32 定着部
40 操作表示部
50 外部画像保存部
60 通信部

Claims (3)

  1. 原稿の画像を複数の色信号として読み取る読取部と、前記読取部で読み取られた各色信号の読み取りレベルを変換するγ部と、前記読取部で読み取られている画像が有価物であるか否かを判定する判定部とを備えた画像読取装置と、当該画像読取装置により取得された画像に基づいて出力画像を形成して印刷用紙に転写する作像部と、を有する画像形成装置において、
    前記判定部は、前記読取部の読み取り動作と並行して前記判定を行い、
    前記γ部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、リアルタイムで少なくとも1つの色信号の読み取り特性を変更し、
    前記作像部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、前記読み取られている画像のうち少なくとも1色、多くとも全色数−1色の画像の前記印刷用紙上での書き出し開始位置を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、さらに、前記作像部により転写された画像を定着させる加熱方式の定着部を有し、前記γ部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、前記読み取り特性を変更する少なくとも1つの色信号の読み取りレベルを、出力ダイナミックレンジの約10%〜90%の範囲内で変換することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記γ部は、前記判定部により前記読取部により読み取られている原稿が有価物であると判定された際に、前記読み取り特性を変更する少なくとも1つの色信号の読み取りレベルを、前記読み取られた色信号の値にかかわらず、前記出力ダイナミックレンジ範囲内の一定の値に変換することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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