JP6635079B2 - 画像形成装置および画像データ生成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置および当該画像形成装置に用いられる画像データ生成装置に関する。
画像形成装置は、複数ページ分の原稿の画像を1ページ分のシートに集約して形成する集約印刷を実行可能である。この集約印刷において、指定されたページ数分の原稿の画像の全てが、縮小されることによって欠損が生じない状態で前記シートに形成される。
また、前記集約印刷において、前記1ページ分のシートの領域にそれぞれサイズを変更可能な複数の分割領域が設定され、前記複数ページ分の原稿の画像が、欠損が生じないように前記複数の分割領域に割り付けられる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−124951号公報
ところで、従来よりも自由度の高い前記集約印刷が実現されれば、様々な要求に柔軟に対応することができる。例えば、前記集約印刷において、前記複数ページ分の原稿の画像の一部が欠損することを許容しつつ、前記複数ページ分の原稿の画像をより大きなサイズで、または、より多く、前記1ページ分のシートに集約して形成したい、というニーズがある。
本発明は、自由度の高い集約印刷を実現することが可能な画像形成装置および当該画像形成装置に用いられる画像データ生成装置を提供することを、目的とする。
本発明の画像形成装置は、設定部と、第1生成部と、第2生成部と、画像形成部と、を備える。設定部は、複数ページ分の画像データに基づく複数のページ画像が1ページ分の出力ページ領域内で一部が重なり合う状態で配置される場合における、前記複数のページ画像の位置情報および前記複数のページ画像の重なり部分の上下関係情報を含む配置情報を設定する。第1生成部は、前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合におもてに現れる1ページ分の第1出力画像を表す第1出力画像データを生成する。第2生成部は、前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合に前記重なり部分において前記おもてに現れない隠れ画像を含む少なくとも1ページ分の第2出力画像を表す第2出力画像データを生成する。画像形成部は、第1出力画像データに基づいて第1出力画像を1ページ分のシートに形成するとともに、第2出力画像データに基づいて第2出力画像を前記第1出力画像が形成されたシートの別のページまたは前記第1出力画像が形成されたシートとは別の1ページ分のシートに形成する。
本発明の他の局面に係る画像データ生成装置は、設定部と、第1生成部と、第2生成部と、を備える。設定部は、複数ページ分の画像データに基づく複数のページ画像が1ページ分の出力ページ領域内で一部が重なり合う状態で配置される場合における、前記複数のページ画像の位置情報および前記複数のページ画像の重なり部分の上下関係情報を含む配置情報を設定する。第1生成部は、前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合におもてに現れる1ページ分の第1出力画像を表す第1出力画像データを生成する。第2生成部は、前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合に前記重なり部分において前記おもてに現れない隠れ画像を含む少なくとも1ページ分の第2出力画像を表す第2出力画像データを生成する。
本発明によれば、自由度の高い集約印刷を実現することが可能な画像形成装置および画像データ生成装置が提供される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の操作表示部の外観図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における特殊集約印刷の設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における特殊集約印刷の設定画面の一例を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における複数のページ画像のレイアウトの第1例を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置におけるレイアウト編集画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における出力モード選択画面の一例を示す図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における第1出力画像の第1例を示す図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における第2出力画像の第1例を示す図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における第2出力画像の第2例を示す図である。 図11は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における第2出力画像の第3例を示す図である。 図12は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における第1出力画像の第2例を示す図である。 図13は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における重なり禁止画像が設定された状態の一例を示す図である。 図14は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における重なり禁止画像が設定されたときの第1出力画像の第1例を示す図である。 図15は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における重なり禁止画像が設定されたときの第1出力画像の第2例を示す図である。 図16は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における複数のページ画像のレイアウトの第2例を示す図である。 図17は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置による特殊集約印刷が実行される場合における複数のページ画像のレイアウトの第3例を示す図である。 図18は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における画像形成制御処理の手順の第1部分の一例を示すフローチャートである。 図19は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における画像形成制御処理の手順の第2部分の一例を示すフローチャートである。 図20は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における画像形成制御処理の手順の第3部分の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[画像形成装置10の概略構成]
画像形成装置10は、画像形成媒体としてのシート100に画像を形成する画像形成処理を実行する機能を備える装置である。本実施形態において、画像形成装置10は、原稿200から画像を読み取る画像読取処理を実行する機能をさらに備える複合機である。また、画像形成装置10が不図示の電話回線を通じて画像を送受信するファクシミリ通信の機能を兼ね備えることも考えられる。
画像形成装置10は、制御部11、操作表示部12、画像読取部13、読取制御部14、画像処理部15、画像形成制御部16、画像形成部17、通信部18などを備える。なお、画像形成装置10は、本発明に係る画像形成装置の一例であり、本発明に係る画像データ生成装置を含む。
制御部11、読取制御部14、画像処理部15、画像形成制御部16および通信部18は、それぞれバス20に接続されており、バス20を通じて相互にデータの受け渡しが可能である。
画像読取部13は、前記画像読取処理を実行することが可能である。そのために、画像読取部13は、原稿台13a、光源13bおよびイメージセンサー13cなどを備える。光源13bは、原稿台13a上の原稿200に光を照射する。イメージセンサー13cは、原稿200からの反射光の光量を画素ごとに検出してアナログ画像信号を出力する。このアナログ画像信号は、A/D変換処理を施されることによって、デジタル信号である原稿画像データに変換される。
また、画像読取部13がADF(Automatic Document Feeder)を備える場合もある。前記ADFは、複数枚の原稿200を1枚ずつ自動的に搬送して画像読取位置を通過させる。前記ADFが作動する場合、光源13bは、前記画像読取位置を通過する原稿200に光を照射する。
読取制御部14は、画像読取部13を制御して前記原稿画像データを取得する。さらに、読取制御部14は、制御部11からの指示を受けて、バス9を通じて前記原稿画像データを画像処理部15などに転送する。
画像処理部15は、制御部11からの指示を受けて、バス9を通じて読取制御部14から得られた前記原稿画像データなどの画像データに対して各種の画像処理を実行する。例えば、画像処理部15は、前記画像処理として、ハーフトーン処理などを実行する。また、画像処理部15は、前記画像処理として、後述する特殊集約印刷における画像合成処理などを実行することも可能である。
例えば、画像処理部15は、不図示のパーソナルコンピューターなどの情報処理装置から送られてくる印刷ジョブに含まれる印刷データに対してラスタライズ処理を施す。これにより、画像処理部15は、前記印刷データを画像データに変換する。そして、この変換後の画像データに対しても、画像処理部15は、前記画像処理を実行することが可能である。
画像処理部15は、前記画像処理後のデータを、前記画像形成処理に用いられる出力画像データとして生成する。そして、画像処理部15は、制御部11からの指示を受けて、前記出力画像データを画像形成制御部16などに転送する。
画像形成制御部16は、制御部11からの指示を受けて、バス9を通じて画像処理部15から得られた前出力画像データに基づく前記画像形成処理を画像形成部17に実行させる。
なお、読取制御部14、画像処理部15および画像形成制御部16は、例えばDSP(Digital Signal Processor)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって実現される。
画像形成部17は、例えば電子写真方式で前記画像形成処理を実行する装置である。この場合、当該画像形成部14は、感光体ドラム14a、帯電装置14b、光走査装置14c、現像装置14d、転写装置14e、および定着装置14fなどを備える。
具体的に、帯電装置14Bが感光体ドラム14Aを帯電させ、光走査装置14Cが感光体ドラム14Aに静電潜像を書き込む。さらに、現像装置14Dが前記静電潜像をトナー像へ現像し、転写装置14Eが前記トナー像をシート100に転写する。さらに、定着装置14Fがシート100上の前記トナー像をシート100に定着させる。なお、画像形成部14がインクジェット方式などの他の方式で前記画像形成処理を実行する装置であることも考えられる。
通信部18は、制御部11からの指示を受けて、ネットワーク30を通じて前記情報処理装置などの外部装置との間で前記印刷ジョブなどの各種のデータの送受信を行う通信デバイスである。
また、通信部18は、制御部11からの指示を受けて、画像処理部15などとの間でデータの受け渡しを行う。例えば、通信部18は、前記外部装置から前記印刷ジョブを受信して、バス20を通じて当該印刷ジョブを画像処理部15に転送する。
さらに、通信部60は、読取制御部14から画像処理部15を介して前記原稿画像データを取得し、この原稿画像データを含むデータを前記外部装置へ送信することも可能である。
図2に示されるように、操作表示部12は、タッチパネル12aを備えている。このタッチパネル12aは、ユーザーによる操作を受け付ける操作部と、各種の情報を出力する表示部と、を兼ね備える。図2に示される例では、操作表示部12は、複数の操作ボタン12bが配置された操作パネル12cをさらに備える。この操作パネル12cの各操作ボタン12bもまた、前記操作部の一部である。
図1に示されるように、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、主記憶部11bおよび二次記憶部11cを備える。CPU11aは、各種の処理を実行するプロセッサーである。主記憶部11bは、CPU11aが実行するプログラムおよびその他のデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。
二次記憶部11cは、フラッシュメモリーまたはハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶装置である。例えば、二次記憶部11cは、後述する配置情報11dおよび出力モード情報11eなどのデータを記憶する。また、この二次記憶部11cに、前記プログラムが記憶されている。
CPU11aは、前記プログラムを実行することにより、操作表示部12、読取制御部14、画像処理部15、画像形成処理部16および通信部18を制御する。
[集約印刷]
CPU11aは、画像処理部15と協働して、集約印刷を、画像形成制御部16を介して集約印刷を画像形成部17に実行させる。前記集約印刷は、複数ページ分の原稿200の画像を1ページ分のシート100に集約して形成する処理である。一般的な前記集約印刷においては、指定されたページ数分の原稿200の画像の全てが縮小され、縮小後の全ての画像が重ならずに並んだ状態で1ページ分のシート100に形成される。
ところで、より自由度の高い前記集約印刷が実現されれば、様々な要求に柔軟に対応することができる。例えば、前記集約印刷において、前記複数ページ分の原稿200の画像の一部が欠損することを許容しつつ、前記複数ページ分の原稿200の画像をより大きなサイズで、または、より多くのページの画像を、前記1ページ分のシート100に集約して形成したい、というニーズがある。
[特殊集約印刷]
画像形成装置10は、一般的な前記集約印刷よりも自由度の高い特殊集約印刷を実現可能である。以下の説明において、前記特殊集約印刷の対象となる画像データは、読取制御部14が画像読取部13から取得する前記原稿画像データである。前記原稿画像データは、後述する複数のページ画像120a,120b,120cを含むデータである(図5参照)。
[特殊集約印刷のための設定処理]
前記特殊集約印刷に際して、CPU11aがまず実行する設定処理について、図3に示されるフローチャートを参照しつつ説明する。なお、前記設定処理は、特殊集約印刷の選択操作が操作表示部12によって受け付けられたときに実行される。
また、前記設定処理に先立って、CPU11aは、原稿200のサイズおよび向きの情報を、操作表示部12に対する操作に従って設定し、原稿情報として二次記憶部11cに記憶させる。この原稿情報は、前記画像読取処理に係る基本的な設定情報の一部である。
併せて、CPU11aは、シート100のサイズおよび向きの情報を、操作表示部12に対する操作に従って設定し、シート情報として二次記憶部11cに記憶させる。このシート情報は、前記画像形成処理に係る基本的な設定情報の一部である。
<ステップS1>
ステップS1において、CPU11aは、基本設定処理を実行する。この基本設定処理は、操作表示部12に対する操作に従って、後述する配置情報11dを初期設定するための処理である。
前記基本設定処理において、CPU11aは、例えば図4に示されるような基本設定画面300を操作表示部12のタッチパネル12aに表示させる。この基本設定画面300は、複数の操作キーを含む。CPU11aは、これらの操作キーのいずれかが操作された場合に、その操作に対応する処理を実行する。
例えば、CPU11aは、基本設定画面300に含まれる集約ページ数設定キー301に対する操作に応じて、集約ページ数を設定する処理を実行する。前記集約ページ数は、1ページ分のシート100に集約される原稿200のページ数である。なお、図4は、前記集約ページ数として“3”という数値が設定された状態を示す。
また、基本設定画面300は、複数のテンプレート画像302,303を含む。これらのテンプレート画像302,303は、図5に示されるような1ページ分の出力ページ領域110における前記集約ページ数分のページ画像120a,120b,120cのレイアウトの候補を表す配置候補情報の一例である。各ページ画像120a,120b,120cのそれぞれは、前記原稿画像データに基づく1ページ分の画像である。
なお、図5は、図4に示されるテンプレート画像302に対応するレイアウトを示す。テンプレート画像302は、各ページ画像120a,120b,120cが、それぞれの一部において重なり合うレイアウトを示す。図5において、各ページ画像120a,120b,120cの重なり部分121a,121bは、破線で示されている。
さらに、基本設定画面300は、各テンプレート画像302,303に対応する前記レイアウトの選択操作を受け付けるための操作キーであるラジオボタン304,305を含む。CPU11aは、これらのラジオボタン304,305に対する操作に応じて、各テンプレート画像302,303に対応する前記レイアウトを選択する処理を実行する。
このように各ラジオボタン304,305に対する操作に応じて前記レイアウトを選択する処理を実行するCPU11aは、配置選択部の一例である。
また、基本設定画面300は、各テンプレート画像302,303のうち選択された前記レイアウトに対応する1つと等価なレイアウトイメージ画像306を含む。
加えて、基本設定画面300は、前記特殊集約印刷に係る基本情報307を含む。この基本情報307は、例えば原稿200のサイズおよび向きと、シート100のサイズおよび向きと、前記集約ページ数と、を含む。
なお、基本情報307のうちの原稿200のサイズおよび向きは、前記原稿情報に基づく情報である。また、基本情報307のうちのシート100のサイズおよび向きは、前記シフト情報に基づく情報である。そして、基本情報307のうちの前記集約ページ数は、集約ページ数設定キー301に対する操作に応じた当該集約ページ数の設定結果に基づく情報である。
基本設定画面300は、前記特殊集約印刷についての初期設定内容を確定する操作を受け付ける操作キーである確定アイコン308を含む。この確定アイコン308は、タッチパネル12aの表示画面を次の画面に移行させる操作キーでもある。
<ステップS2>
ステップS2において、CPU11aは、基本設定画面300の確定アイコン308に対して操作が行われるまで、ステップS1の基本設定処理を実行する(S2:NO)。そして、確定アイコン308に対して操作が行われたことを検知すると(S2:YES)、CPU11aは、処理をステップS3に進める。
<ステップS3>
ステップS3において、CPU11aは、ステップS1の前記基本設定処理による設定内容を、配置情報11dとして二次記憶部11cに記憶させる。
具体的に、CPU11aは、前記シート情報に基づいて、出力ページ領域110を設定する。その上で、CPU11aは、前記原稿情報と選択された前記レイアウトとに基づいて、出力ページ領域110に各ページ画像の120a,120b,120cを配置する。そして、CPU11aは、出力ページ領域110における各ページ画像の120a,120b,120cのレイアウトに関する情報を、配置情報11aとして二次記憶部11cに記憶させる。
即ち、配置情報11dは、複数ページ分の前記原稿画像データに基づく複数のページ画像120a,120b,120cが1ページ分の出力ページ領域110内で一部が重なり合う状態で配置される場合の配置内容を示す情報である。
従って、配置情報11dは、複数のページ画像の120a,120b,120cの位置情報と、重なり部分120a,120b,120cの上下関係情報と、を含む。また、配置情報11dは、複数のページ画像120a,120b,120cのサイズ情報と、向き情報と、を含む。さらに、配置情報11dは、前記集約ページ数などの基本情報307を含む。
<ステップS4>
ステップS4において、CPU11aは、レイアウト編集処理を実行する。このレイアウト編集処理は、ステップS1〜S3において初期設定された配置情報11dを編集するための処理である。
前記レイアウト編集処理において、CPU11aは、例えば図6に示されるようなレイアウト編集画面400をタッチパネルパネル12aに表示させる。このレイアウト編集画面400は、複数の操作キーを含む。CPU11aは、これらの操作キーのいずれかが操作された場合に、その操作に対応する処理を実行する。また、レイアウト編集画面400は、前記集約ページ数などの基本情報307を含む。
例えば、CPU11aは、レイアウト編集画面400に含まれる操作アイコン401a,401b,401cに対する操作に応じて、前記レイアウトの編集の対象となるページ画像120a,120b,120cを選択する処理を実行する。
なお、操作アイコン401a,401b,401cは、前記レイアウトの編集の対象となるページ画像120a,120b,120cを選択する操作を受け付ける操作キーであるとともに、レイアウトイメージ画像401の構成要素でもある。また、以下の説明において、各ページ画像120a,120b,120cのうち前記レイアウトの編集の対象として選択された1つを、編集対象ページ画像と称する。
そして、CPU11aは、レイアウト編集画面400に含まれる位置キー402に対する操作に応じて、前記編集対象ページ画像の位置を変更する。
さらに、CPU11aは、レイアウト編集画面400に含まれる拡大/縮小キー403に対する操作に応じて、前記編集対象ページ画像のサイズを変更する。
また、CPU11aは、レイアウト編集画面400に含まれる回転キー404に対する操作に応じて、前記編集対象ページ画像の向きを変更する。
そして、CPU11aは、レイアウト編集画面400に含まれる重なり順序キー405に対する操作に応じて、各ページ画像120a,120b,120cの重なり部分121a,121bの上下関係を変更する。
なお、各ページ画像120a,120b,120cの前記レイアウトが変更されると、CPU11aは、レイアウトイメージ画像401を含むレイアウト編集画面400の表示を更新する。
レイアウト編集画面400は、各ページ画像120a,120b,120cについての前記レイアウトの編集内容を確定する操作を受け付ける操作キーである確定アイコン406を含む。この確定アイコン406は、タッチパネル12aの表示画面を次の画面に移行させる操作キーでもある。
<ステップS5>
ステップS5において、CPU11aは、レイアウト編集画面400の確定アイコン406に対して操作が行われるまで、ステップS4のレイアウト編集処理を実行する(S5:NO)。そして、確定アイコン406に対して操作が行われたことを検知すると(S5:YES)、CPU11aは、処理をステップS6に進める。
<ステップS6>
ステップS6において、CPU11aは、ステップS4の前記レイアウト編集処理による編集内容に基づいて、配置情報11dを更新する。その後、CPU11aは、処理をステップS7に進める。
なお、ステップS1〜S6の処理を実行するCPU11aは、配置情報11dを設定する設定部の一例である。
<ステップS7>
ステップS7において、CPU11aは、出力モード選択処理を実行する。この出力モード選択処理は、出力ページ領域110における各ページ画像120a,120b,120cの重なり部分121a,121bのうちおもてに現れない隠れ画像をどのようにして取り扱うのかの設定を行う処理である。言い換えれば、前記出力モード選択処理は、後述する出力モード情報11eを設定する処理である。
前記出力モード選択処理において、CPU11aは、例えば図7に示されるような出力モード選択画面500をタッチパネルパネル12aに表示させる。この出力モード選択画面500は、複数の操作キーを含む。CPU11aは、これらの操作キーのいずれかが操作された場合に、その操作に対応する処理を実行する。
具体的に、出力モード選択画面500は、レイアウトイメージ画像501を含む。CPU11aは、ステップS5で更新された配置情報11dに基づいて、このレイアウトイメージ画像501を表示する。また、出力モード選択画面500は、前記集約ページ数などの基本情報307を含む。
さらに、CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれる3つのラジオボタン502,503,504に対する操作に応じて、前記隠れ画像をどのようにして取り扱うのかの出力モードを選択する処理を実行する。
前記出力モードとして、“印刷しないモード”、“別途印刷モード”および“修正印刷モード”という3種類のモードがある。
前記“印刷しないモード”は、前記特殊集約印刷の実行の結果、例えば図8に示されるような第1出力画像130のみがシート100に形成されるモードである。この第1出力画像130は、出力ページ領域110における各ページ画像120a,120b,120cのうちおもてに現れる部分のみに対応する画像130a,130b,130cを含む1ページ分の画像である。
CPU11aは、前記“印刷しないモード”に対応するラジオボタン502が操作された場合に、当該“印刷しないモード”を選択する処理を実行する。
前記“別途印刷モード”は、前記特殊集約印刷の実行の結果、第1出力画像130がシート100に形成されることに加えて、例えば図9に示されるような第2出力画像140が別途シート100に形成されるモードである。この第2出力画像140は、前記隠れ画像に対応する画像140a,140bを含む1ページ分の画像である。
なお、前記隠れ画像に対応する画像140a,140bは、後述する如く設定次第で、様々な態様で形成される。また、第2出力画像140は、後述する如く設定次第で、第1出力画像130が形成されたシート100の別のページ(裏面)形成され、或いは第1出力画像130が形成されたシート100とは別のシート100に形成される。
CPU11aは、前記“別途印刷モード”に対応するラジオボタン503が操作された場合に、当該“別途印刷モード”を選択する処理を実行する。
前記“別途印刷モード”は、“部分印刷モード”、“全体印刷モード”および“逆順印刷モード”という3種類の詳細モードを有する。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれる3つのラジオボタン505,506,507に対する操作に応じて、前記“部分印刷モード”、“全体印刷モード”および“逆順印刷モード”という3種類の詳細モードを選択する処理を実行する。
前記“部分印刷モード”は、図9に示されるように、前記隠れ画像のみに対応する画像140aおよび140bを含む1ページ分の画像が、第2出力画像140として形成されるモードである。
CPU11aは、前記“部分印刷モード”に対応するラジオボタン505が操作された場合に、当該“部分印刷モード”を選択する処理を実行する。
前記“全体印刷モード”は、図10に示されるように、各ページ画像120a,120b,120cに対応する画像141a,141b,141cの全てが重なり合わない状態で含まれる1ページ分の画像が、第2出力画像140として形成されるモードである。
なお、詳細な図示は省略するが、図10に示される第2出力画像140は、前記隠れ画像のみに対応する画像140aおよび140bを含む。言い換えれば、前記“全体印刷モード”においては、前記隠れ画像のみに対応する画像140aおよび140bが、図10に示されるような第2出力画像140に含まれた状態で形成される。
また、前記“全体印刷モード”では、後述する如く設定次第で、第2出力画像140に前記隠れ画像の領域を表す領域マーク142a,142bを付することが可能である。図10において、領域マーク142a,142bは、二点鎖線で示されている。
CPU11aは、前記“全体印刷モード”に対応するラジオボタン506が操作された場合に、当該“全体印刷モード”を選択する処理を実行する。
前記“逆順印刷モード”は、図11に示されるような第2出力画像140が形成されるモードである。この第2出力画像140は、重なり部分121a,121bの上下関係が逆転された場合の各ページ画像120a,120b,120cのうちのおもてに現れる部分のみに対応する画像143a,143b,143cを含む1ページ分の画像である。
言い換えれば、図11に示される第2出力画像140は、各ページ画像120a,120b,120cのうちの重なり部分121a,121b以外においておもてに現れる部分と、前記隠れ画像と、に対応する画像143a,143b,143cを含む画像である。
なお、詳細な図示は省略するが、図11に示される第2出力画像140もまた、前記隠れ画像のみに対応する画像140aおよび140bを含む。即ち、前記“逆順印刷モード”においては、前記隠れ画像のみに対応する画像140aおよび140bが、図11に示されるような第2出力画像140に含まれた状態で形成される。言い換えれば、図11に示される第2出力画像140は、重なり部分121a,121bの上下関係が逆転されない場合の当該重なり部分121a,121bにおいて前記おもてに現れる画像を含まない画像である。
なお、前記“逆順印刷モード”においても、後述する如く設定次第で、前記“全体印刷モード”におけるのと同様の不図示の領域マークを第2出力画像140に付することが可能である。
CPU11aは、前記“逆順印刷モード”に対応するラジオボタン507が操作された場合に、当該“逆順印刷モード”を選択する処理を実行する。
さらに、前記“別途印刷モード”は、“透かし印刷モード”というオプションモードを有する。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれるチェックボックス508に対する操作に応じて、前記“透かし印刷モード”を有効化し、または、無効化する、処理を実行する。
前記“透かし印刷モード”は、第1出力画像130として、図12に示されるような画像が形成されるモードである。即ち、前記“透かし印刷モード”によって形成される第1出力画像130は、出力ページ領域110における各ページ画像120a,120b,120cのうちのおもてに現れる部分に対応する画像131a,131b,131cを含む1ページ分の画像である。
その上で、前記“透かし印刷モード”によって形成される第1出力画像130の重なり部分121a,121bに対応する部分132a,132bにおいては、前記隠れ画像がおもてに現れる部分を透過して当該おもてに現れた状態にある。即ち、前記“透かし印刷モード”によって形成される第1出力画像130においては、前記隠れ画像が言わば半透明の状態で現れる。この“透かし印刷モード”が有効化されない場合は、図5に示されたような第1出力画像130が形成される。
また、前記“別途印刷モード”は、“裏面印刷モード”という別のオプションモードを有する。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれるチェックボックス509に対する操作に応じて、前記“裏面印刷モード”を有効化し、または、無効化する、処理を実行する。
前記“裏面印刷モード”は、第1出力画像130が形成されたシート100の別のページに第2出力画像140が形成されるモードである。この“裏面印刷モード”が有効化されない場合は、第2出力画像140は、第1出力画像130が形成されたシート100とは別のシート100に形成される。
加えて、前記“全体印刷モード”および前記“逆順印刷モード”については、“領域マーク表示モード”というオプションモードが設けられている。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれるチェックボックス510に対する操作に応じて、前記“領域マーク表示モード”を有効化し、または、無効化する、処理を実行する。
前記“領域マーク表示モード”は、“全体印刷モード”または前記“逆順印刷モード”によって形成される第2出力画像140に領域マーク(142a,142b)が付されるモードである。この“領域マーク表示モード”が有効化されない場合は、第2出力画像140に領域マークは付されない。
前記“修正印刷モード”は、図13に示されるように、各ページ画像120a,120b,120cに重なり禁止画像122a,122b,122cが設定されている場合に、当該各ページ画像120a,120b,120cの形成が優先されるモードである。
具体的に、前記“修正印刷モード”によれば、前記隠れ画像が重なり禁止画像122a,122b,122cの一部または全部を含む状態にある場合に、この状態が解消されるように、各ページ画像120a,120b,120cの位置またはサイズが修正される。その上で、第1出力画像130が形成される。
CPU11aは、前記“修正印刷モード”に対応するラジオボタン504が操作された場合に、当該“修正印刷モード”を選択する処理を実行する。
前記“修正印刷モード”は、“シフト印刷モード”および“縮小印刷モード”という2種類の詳細モードを有する。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれる2つのラジオボタン511,512に対する操作に応じて、前記“シフト印刷モード”および“縮小印刷モード”という2種類の詳細モードを選択する処理を実行する。
前記“シフト印刷モード”によれば、前記隠れ画像が重なり禁止画像122a,122b,122cの一部または全部を含む状態にある場合に、この状態が解消されるように、各ページ画像120a,120b,120cの位置が修正される。その上で、前記第1出力画像130が形成される。
前記“シフト印刷モード”によって形成される第1出力画像130は、図14に示されるように、各ページ画像120a,120b,120cのうちのおもてに現れる部分のみに対応する画像133a,133b,133cを含む1ページ分の画像である。そして、この第1出力画像130は、重なり禁止画像122a,122b,122cに対応する画像134a,134b,134cの全てを可能な限り含む。
ただし、前記“シフト印刷モード”において、各ページ画像120a,120b,120cの位置が修正されることによって、当該各ページ画像120a,120b,120cの一部が出力ページ領域110からはみ出る場合がある。この場合、各ページ画像120a,120b,120cのうちの出力ページ領域110からはみ出た部分は、形成されず、つまり第1出力画像130に含まれない。また、前記“シフト印刷モード”においては、第2出力画像140は形成されない。
CPU11aは、前記“シフト印刷モード”に対応するラジオボタン511が操作された場合に、当該“シフト印刷モード”を選択する処理を実行する。
前記“シフト印刷モード”においては、各ページ画像120a,120b,120cの位置の修正が可能な範囲の“限度”を設定することが可能である。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれるチェックボックス513に対する操作に応じて、前記“シフト印刷モード”における“限度”を設定し、または、非設定とする処理を実行する。併せて、CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれるシフト限度キー514に対する操作に応じて、前記“シフト印刷モード”における“限度”の値を設定する操作を実行する。
前記“シフト印刷モード”における“限度”が設定された場合、各ページ画像120a,120b,120cの位置の修正が可能な範囲が当該“限度”の値の範囲内に制限される。一方、前記“シフト印刷モード”における“限度”が非設定の場合は、各ページ画像120a,120b,120cの位置の修正が可能な範囲は制限されない。
なお、図7においては、前記“シフト印刷モード”における“限度”の値が“mm”という長さの単位で示されている。これ以外に、前記“シフト印刷モード”における“限度”の値は、画素数などによって示されることも考えられる。
これに対して、前記“縮小印刷モード”によれば、前記隠れ画像が重なり禁止画像122a,122b,122cの一部または全部を含む状態にある場合に、この状態が解消されるように、各ページ画像120a,120b,120cのサイズが修正される。その上で、前記第1出力画像130が形成される。
前記“縮小印刷モード”によって形成される第1出力画像130は、図15に示されるように、各ページ画像120a,120b,120cのうちのおもてに現れる部分のみに対応する画像135a,135b,135cを含む1ページ分の画像である。この第1出力画像130は、重なり禁止画像122a,122b,122cに対応する画像136a,136b,136cの全てを可能な限り含む。
ただし、前記“縮小印刷モード”において、各ページ画像120a,120b,120cのサイズが修正されることによって、第1出力画像130に含まれる各画像135a,135b,135cは、小さめの画像となる。また、前記“縮小印刷モード”においても、第2出力画像140は形成されない。
CPU11aは、前記“縮小印刷モード”に対応するラジオボタン512が操作された場合に、当該“縮小印刷モード”を選択する処理を実行する。
前記“縮小印刷モード”においては、各ページ画像120a,120b,120cのサイズの修正が可能な範囲の“限度”を設定することが可能である。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれるチェックボックス515に対する操作に応じて、前記“縮小印刷モード”における“限度”を設定し、または、非設定とする処理を実行する。併せて、CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれる縮小限度キー516に対する操作に応じて、前記“縮小印刷モード”における“限度”の値を設定する操作を実行する。
前記“縮小印刷モード”における“限度”が設定された場合、各ページ画像120a,120b,120cのサイズの修正が可能な範囲が当該“限度”の値の範囲内に制限される。一方、前記“縮小印刷モード”における“限度”が非設定の場合は、各ページ画像120a,120b,120cのサイズの修正が可能な範囲は制限されない。
なお、図7においては、前記“縮小印刷モード”における“限度”の値が“%”という割合の単位で示されている。これ以外に、前記“縮小印刷モード”における“限度”の値は、長さの単位などによって示されることも考えられる。
前記“修正印刷モード”においては、重なり禁止画像122a,122b,122cの種類を設定することが可能である。CPU11aは、出力モード選択画面500に含まれる2つのチェックボックス517および518に対する操作に応じて、前記“修正印刷モード”における重なり禁止画像122a,122b,122cの種類を設定する処理を実行する。
例えば、CPU11aは、一方のチェックボックス517に対する操作に応じて、重なり禁止画像122a,122b,122cの種類としてカラー画像を設定し、または、非設定とする、処理を実行する。
また、CPU11aは、他方のチェックボックス518に対する操作に応じて、重なり禁止画像122a,122b,122cの種類として所定のマーキングが付された画像を設定し、または、非設定とする、処理を実行する。
出力モード選択画面500は、前記出力モードについての選択内容を確定する操作を受け付ける操作キーである確定アイコン519を含む。この確定アイコン519は、前記特殊集約印刷のための一連の設定処理を終了させる操作キーでもある。
なお、図7は、前記出力モードとして“別紙印刷モード”が選択され、さらに、当該“別紙印刷モード”の詳細モードとして“部分印刷モード”が設定されるとともに、オプションモードとして“裏面印刷モード”が設定された状態を示す。
<ステップS8>
ステップS8において、CPU11aは、出力モード選択画面500の確定アイコン519に対して操作が行われるまで、ステップS7の出力モード選択処理を実行する(S8:NO)。そして、確定アイコン519に対して操作が行われたとことを検知すると(S8:YES)、CPU11aは、処理をステップS9に進める。
<ステップS9>
ステップS9において、CPU11aは、前記出力モードについての選択内容、つまりステップS7の出力モード選択処理による選択内容を、出力モード情報11eとして二次記憶部11cに記憶させる。これをもって、CPU11aは、前記特殊集約印刷のための一連の設定処理を終了する。
なお、前記ステップS4のレイアウト編集処理においては、例えば図16に示される如く各ページ画像120a,120b,120cが配置されることが可能である。特に、中央のページ画像120のように、出力ページ領域110からはみ出た状態で配置されることも可能である。ただし、ページ領域110からはみ出た部分は、シート100には形成されない。
また極端には、例えば図17に示される如く各ページ画像120a,120b,120cが配置されることも可能である。
[画像形成制御処理]
前記設定処理の終了後、特殊集約印刷を開始するための操作が操作表示部12によって受け付けられると、CPU11aは、図18〜図20のフローチャートに示される手順に従って画像形成制御処理を実行する。
なお、CPU11aは、前記画像形成制御処理と並行して、読取制御部14を介して画像読取部13に前記画像読取処理を実行させるための画像読取制御処理を実行する。この画像読取制御処理において、CPU11aは、前記画像読取処理の実行によって読み取られた原稿画像データを、読取制御部14を介して画像読取部13から取り込み、主記憶部11bに一時的に記憶する。この画像読取制御処理の詳細については、説明を省略する。
<ステップS11>
ステップS11において、CPU11aは、主記憶部11bに1ページ分以上の原稿画像データが記憶されているかどうか判定する。ここで、当該原稿画像データが記憶されていない場合(S11:NO)、CPU11aは、画像形成制御処理を終了する。一方、原稿画像データが記憶されている場合(S11:YES)、CPU11aは、処理をステップS12に進める。
<ステップS12>
ステップS12において、CPU11aは、前記配置情報11dを参照して、前記集約ページ数分の原稿画像データを主記憶部11bから読み出す。
<ステップS13>
ステップS13において、CPU11aは、前記ステップS12で読み出された前記集約ページ数分の原稿画像データを画像処理部15に転送する。そして、CPU11aは、前記集約ページ数分の原稿画像データに基づく当該集約ページ数分のページ画像を配置情報11dに従って出力ページ領域110に配置する前記画像合成処理を、画像処理部15に実行させる。
なお、画像処理部15は、前記画像合成処理を実行するに際して、それぞれの前記ページ画像に対してサイズ変更処理、回転処理などを施す。例えば、サイズ変更処理は、それぞれの前記ページ画像のサイズを拡大または縮小する処理である。回転処理は、それぞれの前記ページ画像の向きを変更する処理である。
<ステップS14>
ステップS14において、CPU11aは、前記出力モード情報11eを参照して、前記出力モードを判定する。ここで、前記出力モードが前記“印刷しないモード”である場合、CPU11aは、処理をステップS15に進める。
<ステップS15>
ステップS15において、CPU11aは、第1出力画像130を形成するための第1出力画像データを生成する第1出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させる。この第1出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させるCPU11aと当該画像処理部15との組合せは、第1生成部の一例である。
<ステップS16>
ステップS16において、CPU11aは、前記第1出力画像データに基づく前記画像形成処理である第1画像形成処理を、画像形成制御部16を介して画像形成部17に実行させる。これにより、第1出力画像130がシート100に形成される。
<ステップS17>
ステップS17において、CPU11aは、前記第1画像形成処理に供された言わば処理済の原稿画像データを主記憶部11bから消去する。その上で、CPU11aは、処理をステップS11に戻す。
前記ステップS14において、前記出力モードが前記“別途印刷モード”である場合、CPU11aは、処理をステップS20に進める。
<ステップS20>
ステップS20において、CPU11aは、画像処理部15に前記第1出力画像データ生成処理を実行させることで前記第1出力画像データを生成させる。なお、CPU11aは、前記“別途印刷モード”のオプションモードである前記“透かし印刷モード”が設定されている場合には、当該“透かし印刷モード”に従う前記第1出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させる。
<ステップS21>
そして、CPU11aは、ステップS21において、第2出力画像140を形成するための第2出力画像データを生成する第2出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させる。この第2出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させるCPU11aと当該画像処理部15との組合せは、第2生成部の一例である。
なお、CPU11aは、前記“別途印刷モード”の詳細モードである前記“部分印刷モード”、“全体印刷モード”および“逆順印刷モード”という3種類のモードのうちの選択されたモードに従う前記第2出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させる。
また、“全体印刷モード”および“逆順印刷モード”について、オプションモードである“領域マーク表示モード”が設定されている場合には、CPU11aは、当該“領域マーク表示モード”に従う第2出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させる。
<ステップS22>
ステップS22において、CPU11aは、前記“別途印刷モード”のオプションモードである前記“裏面印刷モード”が設定されているかどうかを判定する。ここで、前記“裏面印刷モード”が設定されている場合(S22:YES)、CPU11aは、処理をステップS23に進める。
<ステップS23>
ステップS23において、CPU11aは、前記ステップS20で生成された第1出力画像データに基づく画像形成処理である第1画像形成処理を、画像形成制御部16を介して画像形成部17に実行させる。これにより、第1出力画像130がシート100に形成される。
<ステップS24>
そして、CPU11aは、ステップS24において、前記ステップS21で生成された第2出力画像データに基づく画像形成処理である第2画像形成処理を、画像形成制御部16を介して画像形成部17に実行させる。このステップS24における第2画像形成処理は、第1出力画像130が形成されたシート100の別のページに施される。これにより、当該第1出力画像130が形成されたシート100の別のページに第2出力画像140が形成される。
ステップS24の実行後、CPU11aは、処理を前記ステップS17に進める。
前記ステップS22において、前記“裏面印刷モード”が設定されていない場合(S22:NO)、CPU11aは、処理をステップS25に進める。
<ステップS25>
ステップS25において、CPU11aは、前記ステップS23と同様、前記ステップS20で生成された第1出力画像データに基づく画像形成処理である第1画像形成処理を、画像形成制御部16を介して画像形成部17に実行させる。これにより、第1出力画像130がシート100に形成される。
<ステップS26>
そして、CPU11aは、ステップS26において、前記ステップS24と同様、前記ステップS21で生成された第2出力画像データに基づく画像形成処理である第2画像形成処理を、画像形成制御部16を介して画像形成部17に実行させる。ただし、このステップS26における第2画像形成処理は、第1出力画像130が形成されたシート100とは別のシート100に施される。これにより、当該第1出力画像130が形成されたシート100とは別のシート100に第2出力画像140が形成される。
ステップS26の実行後、CPU11aは、処理を前記ステップS17に進める。
さらに、前記ステップS14において、前記出力モードが前記“修正印刷モード”である場合、CPU11aは、処理をステップS30に進める。
<ステップS30>
ステップS30において、CPU11aは、前記隠れ画像が重なり禁止画像122a,122b,122cの一部または全部を含んでいるか否か、言わば重なり禁止違反の有無、を確認する。
具体的に、CPU11aは、前記ステップS13で配置された各ページ画像から重なり禁止画像122a,122b,122cを抽出する処理を、画像処理部15に実行させる。この重なり禁止画像122a,122b,122cの抽出処理を画像処理部15に実行させるCPU11aと当該画像処理部15との組合せは、抽出部の一例である。
そして、CPU11aは、抽出された重なり禁止画像122a,122b,122cに前記重なり禁止違反があるかどうかを画像処理部15に確認させる。
<ステップS31>
ステップS31において、CPU11aは、前記ステップS30における確認の結果から、前記重なり禁止違反の有無を判定する。ここで、当該重なり禁止違反がある場合(S31:YES)、CPU11aは、処理をステップS32に進める。
<ステップS32>
ステップS32において、CPU11aは、前記“修正印刷モード”の詳細モードである前記“シフト印刷モード”および前記“縮小印刷モード”のうちの“シフト印刷モード”が選択されているかどうかを判定する。ここで、“シフト印刷モード”が選択されている場合(S32:YES)、CPU11aは、処理をステップS33に進める。
<ステップS33>
ステップS33において、CPU11aは、前記ステップS13で配置された各ページ画像の位置を修正することによって前記重なり禁止違反を解消させるシフト処理を、画像処理部15に実行させる。このとき、前記“シフト印刷モード”について“限度”が設定されている場合、画像処理部15は、当該“限度”の値の範囲内で前記シフト処理を実行する。この画像処理部15によるシフト処理の実行後、CPU11aは、処理をステップS34に進める。
一方、前記ステップS32において、前記“修正印刷モード”が選択されていない場合、つまり前記“縮小印刷モード”が選択されている場合(S32:NO)、CPU11aは、処理をステップS35に進める。
<ステップS35>
ステップS35において、CPU11aは、前記ステップS13で配置された各ページ画像のサイズを修正することによって前記重なり禁止違反を解消させる縮小処理を、画像処理部15に実行させる。このとき、前記“縮小印刷モード”について“限度”が設定されている場合、画像処理部15は、当該“限度”の値の範囲内で前記縮小処理を実行する。この画像処理部15による縮小処理の実行後、CPU11aは、処理をステップS34に進める。
<ステップS34>
ステップS34において、CPU11aは、第1出力画像140を形成するための第1出力画像データを生成する第1出力画像データ生成処理を画像処理部15に実行させる。画像処理部15は、前記ステップS33におけるシフト処理の実行または前記ステップS35における縮小処理の実行による修正後の各ページ画像に基づいて、前記第1出力画像データ生成処理を実行する。この画像処理部15による第1出力画像データ生成処理の実行後、CPU11aは、処理をステップS36に進める。
ステップS36において、CPU11aは、前記ステップS34で生成された第1出力画像データに基づく画像形成処理である第1画像形成処理を、画像形成制御部16を介して画像形成部17に実行させる。これにより、“修正印刷モード”による第1出力画像130がシート100に形成される。
ステップS36の実行後、CPU11aは、処理を前記ステップS17に進める。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置10では、複数ページ分の原稿200の画像の一部が欠損することを許容しつつ、当該複数ページ分の原稿200の画像をより大きなサイズで、または、より多くのページの画像が、1ページ分のシート100に形成する特殊集約印刷を実現可能である。
その一方で、複数ページ分の原稿200の画像のうちの欠損した部分についても、シート100に形成されるので、ユーザーは、当該欠損した部分の内容を確認することも可能である。
なお、本実施形態においては、前記特殊集約印刷の対象となる画像データが前記原稿画像データである場合を例に挙げて説明したが、当該特殊集約印刷の対象となる画像データは、これに限定されない。例えば、前記印刷ジョブに含まれる印刷データに基づく画像データについても、前記特殊集約印刷の対象となり得る。
また、前記“修正印刷モード”においては、画像処理部15は、前記各ページ画像の位置およびサイズの両方を修正することによって前記重なり禁止違反を解消させ得ることも考えられる。
10 :画像形成装置
11 :制御部
11d:配置情報
12 :操作表示部
15 :画像処理部
17 :画像形成部
100:シート

Claims (9)

  1. 複数ページ分の画像データに基づく複数のページ画像が1ページ分の出力ページ領域内で一部が重なり合う状態で配置される場合における、前記複数のページ画像の位置情報および前記複数のページ画像の重なり部分の上下関係情報を含む配置情報を設定する設定部と、
    前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合におもてに現れる1ページ分の第1出力画像を表す第1出力画像データを生成する第1生成部と、
    前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合に前記重なり部分において前記おもてに現れない隠れ画像を含む少なくとも1ページ分の第2出力画像を表す第2出力画像データを生成する第2生成部と、
    前記第1出力画像データに基づいて前記第1出力画像を1ページ分のシートに形成するとともに、前記第2出力画像データに基づいて前記第2出力画像を前記第1出力画像が形成された前記シートの別のページまたは前記第1出力画像が形成された前記シートとは別の1ページ分のシートに形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記第1出力画像における前記重なり部分に対応する部分は、前記隠れ画像が前記おもてに現れる画像を透過して前記おもてに現れた状態にある、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2出力画像は、前記複数のページ画像の全てが重なり合わない状態で含まれる画像である、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2出力画像は、前記重なり部分以外において前記おもてに現れる画像と前記隠れ画像とを含み、前記重なり部分において前記おもてに現れる画像を含まない画像である、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 前記第2出力画像は、前記隠れ画像の領域を示す領域マークを含む、
    請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記複数のページ画像から予め設定された重なり禁止画像を抽出する抽出部を、さらに備え、
    前記隠れ画像が前記抽出部によって抽出された前記重なり禁止画像の一部または全部を含む場合に、前記第1生成部は、前記複数のページ画像の位置およびサイズの少なくとも一方を修正することにより、前記重なり禁止画像が前記おもてに現れる前記第1出力画像を表す前記第1出力画像データを生成する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1出力画像データが前記配置情報に従う前記位置および前記サイズの少なくとも一方の修正によって生成された場合に、前記画像形成部は、前記第1出力画像のみを形成する、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 操作を受け付ける操作部と、
    情報を表示する表示部と、
    をさらに備え、
    前記設定部は、それぞれ前記配置情報の候補を表す複数の配置候補情報を前記表示部に表示させるとともに、前記操作部に対する選択操作に従って前記複数の配置候補情報の中から前記配置情報を選択する配置選択部を含む、
    請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 複数ページ分の画像データに基づく複数のページ画像が1ページ分の出力ページ領域内で一部が重なり合う状態で配置される場合における、前記複数のページ画像の位置情報および前記複数のページ画像の重なり部分の上下関係情報を含む配置情報を設定する設定部と、
    前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合におもてに現れる1ページ分の第1出力画像を表す第1出力画像データを生成する第1生成部と、
    前記複数のページ画像が前記配置情報に従って配置された場合に前記重なり部分において前記おもてに現れない隠れ画像を含む少なくとも1ページ分の第2出力画像を表す第2出力画像データを生成する第2生成部と、
    を備える画像データ生成装置。
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