JP4085792B2 - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楕円面リフレクタを備えた照明装置及びプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のプロジェクタの光学系を示す図である。図5に示されるように、このプロジェクタは、照明装置900と、色分離光学系7と、リレー光学系8と、2つのフィールドレンズ12、13と、3つの液晶パネル9R,9G,9Bと、ダイクロイックプリズム11と、投写レンズ2とを備えている。色分離光学系7は、ダイクロイックミラー7A,7B及び反射ミラー7Cを備えている。リレー光学系8は、入射側レンズ8A、反射ミラー8B、リレーレンズ8C、反射ミラー8D及びフィールドレンズ8Eを備えている。
【0003】
このプロジェクタの照明装置900は、照明領域である液晶パネル9R,9G,9Bの有効領域をほぼ均一に照明することができるように構成されており、光源ランプユニット5と、平行化レンズ5Cと、第1のレンズアレイ6Aと、第2のレンズアレイ6Bと、偏光変換素子43,44と、重畳レンズ45とを備えている。
【0004】
光源ランプユニット5は、楕円面リフレクタ5B及びこの楕円面リフレクタ5Bの第1焦点に配置された光源ランプ5Aからなっている。光源ランプ5Aとしては、輝度の高い高圧水銀ランプ等が用いられている。
【0005】
平行化レンズ5Cは、その光源ランプユニット側焦点を楕円面リフレクタ5Bの第2焦点に一致させて配置されている。これにより、平行化レンズ5Cから射出される光が平行化されインテグレータ光学系6に入射される。
【0006】
第1のレンズアレイ6Aは、複数の第1の小レンズ6aを備え、これら複数の第1の小レンズ6aによって光源ランプユニット5から射出された光束を複数の部分光束に分割するとともに各部分光束を集光させる機能を有している。
【0007】
第2のレンズアレイ6Bは、第1のレンズアレイ6Aの小レンズに対応するように配列された複数の第2の小レンズ6bを備えている。第2のレンズアレイ6Bは、第1のレンズアレイ6Aから射出された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える機能を有している。
【0008】
偏光変換素子43,44は、第2のレンズアレイ6Bから出射された光束をほぼ一種類の偏光光束(例えばS偏光光束)に変換する機能を有している(例えば特許文献1参照。)。このため、従来利用されていなかったP偏光成分又はS偏光成分のいずれか一方の偏光成分をも利用することができ、照度の高い光を、液晶パネル9R,9G,9Bに照射することが可能となり、その結果、スクリーンSC上には輝度の高い画像を表示することができる。
【0009】
重畳レンズ45は、偏光変換素子43,44を出射したほぼ一種類の偏光光束(例えばS偏光光束)を、所定の被照明領域(液晶パネル9R,9G,9B)に重畳させる機能を有している。このため、第1のレンズアレイ6A、第2のレンズアレイ6Bの作用とあいまって、液晶パネル9R,9G,9Bの有効領域をほぼ均一に照明することができる。
【0010】
照明装置900から射出された光は色分離光学系7によって赤、緑及び青の3つの色光に分離され、それぞれの色光は3つの液晶パネル9R、9G、9Bによって変調され、ダイクロイックプリズム11によって合成され、この合成光は投写レンズ2を介してスクリーンSC上などに投写されることになる。
【0011】
ところで、プロジェクタにおいては、光源ランプの光利用効率を高めて高輝度化を図ることが求められている。しかしながら、図5に示されるように、楕円面リフレクタの周辺部で反射された光は配光角度が大きいため、平行化レンズで呑み込むことが容易ではなく、このため、光源ランプの光利用効率を高めて高輝度化を図るのは容易ではなかった。
【0012】
そこで、この高輝度化を達成するための技術の一つに、楕円面リフレクタに副鏡を配置する従来技術がある(例えば、特許文献2参照。)。図6は、そのような従来技術に係る光源を説明するための断面図である。図6に示されるように、この従来技術に係る照明装置51は、光源ランプ52と、光源ランプ52からの放射光を射出開口部から射出させる楕円面リフレクタ53を備えている。楕円面リフレクタ53は、主副二つの反射鏡53A,53B(主鏡53A,副鏡53B)からなる複合反射鏡によって形成されている。
【0013】
主鏡53Aは、光源ランプ52の光軸OC上に第1焦点a及び第2焦点bを有する楕円面鏡によって形成されている。両焦点a,bのうち第1焦点位置には光源ランプ52が配置されている。これにより、光源ランプ52から放出された光が主鏡53Aに入射し、この主鏡53Aで反射されると、主鏡53Aの第2焦点bに集光される。
【0014】
副鏡53Bは、主鏡53Aの被照明領域側端部に取り付けられている。そして、主鏡53Aの第1焦点位置に曲率中心を有する球面鏡によって形成されている。これにより、光源ランプ52から放出された光が副鏡53Bに入射し、この副鏡53Bで反射されると、主鏡53Aの反射面に入射してその反射面で反射され、主鏡53Aの第2焦点bに集光される。
【0015】
このように構成された照明装置において、光源ランプ52から放出された光は、主鏡53Aの反射面,副鏡53Bの反射面及び被照明領域に向かって進行する。このうち主鏡53Aの反射面に入射した光は、その反射面で反射され、第2焦点bに向かって進行する。また、副鏡53Bの反射面に入射した光は、その反射面で反射された後、主鏡53Aの反射面に入射してその反射面で反射され、第2焦点bに向かって進行する。
このため、主鏡53A及び副鏡53Bの各反射面に入射した光の殆どは、収束光となって主鏡53Aの第2焦点bに集光される。
【0016】
この副鏡53Bは、楕円面リフレクタの周辺部分から射出して本来利用できなかった光を楕円面リフレクタ側に反射することによって、この楕円面リフレクタ53Aで拾えなかった成分の光をも有効に利用することが可能となるため、理論上は光の利用効率が高まることが期待される。
【0017】
しかしながら、このリフレクタに副鏡を配置する従来技術においては、副鏡で反射された光の一部はランプのガラス面で不規則に反射してしまう。また、副鏡で反射された光の一部はランプ内部で吸収されてしまう。また、副鏡で反射された光の一部はランプ内部の電極間で蹴られてしまう。さらにまた、リフレクタで反射される回数が多くなるため、反射損が生じてしまう。これらのため、このリフレクタに副鏡を配置する従来技術においては、光利用効率が必ずしも高くならないという問題点があった。
【0018】
一方、図5を参照して、この照明装置900において、平行化レンズ5Cの口径をさらに大きくして、リフレクタ周辺部で反射された光を呑み込んで光利用効率を高めることが考えられる。
【0019】
しかしながら、平行化レンズ5Cの口径を大きくすると、後段のインテグレタ光学系や色分離光学系などの光学要素の大きさを大きくする必要が生じ、プロジェクタの小型化を図る上での障害になってしまうという問題点があった。
【0020】
【特許文献1】
特開平8−304739号公報(図1)
【特許文献2】
特開2001−290218号公報(図11)
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような技術的課題を解決するためになされたもので、平行化レンズの口径を大きくしなくとも光の利用効率を高めることの可能な照明装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明の照明装置は、楕円面リフレクタ及びこの楕円面リフレクタの第1焦点に配置された光源ランプからなる光源ランプユニットと、
この光源ランプユニットの被照明領域側に配設され、前記楕円面リフレクタからの光を平行化する平行化レンズと、
この平行化レンズの周囲に配設され、前記楕円面リフレクタからの光を前記光源ランプユニット側に反射する第1楕円面反射ミラーと、
この第1楕円面反射ミラーの前記光源ランプユニット側に配設され、前記第1楕円面反射ミラーからの光を前記平行化レンズ側に反射する第2楕円面反射ミラーとを備えた照明装置であって、
前記第1楕円面反射ミラーの第1焦点位置と前記第2楕円面反射ミラーの第2焦点位置を前記リフレクタの第2焦点位置に一致させるとともに、
前記第1楕円面反射ミラーの第2焦点位置と前記第2楕円面反射ミラーの第1焦点位置を前記光源ランプユニットの光軸上で一致させることを特徴とする。
【0023】
本発明の照明装置によれば、楕円面リフレクタの周辺部分で反射された光源光は、楕円面リフレクタの第2焦点(第1楕円面反射ミラーの第1焦点でもある)を通過して第1楕円面反射ミラーに入射し、この第1楕円面反射ミラーで反射されると、今度は第1楕円面反射ミラーの第2焦点焦点(第2楕円面反射ミラーの第1焦点でもある)を通過して第2楕円面反射ミラーに入射し、この第2楕円面反射ミラーで反射され、今度は第2楕円面反射ミラーの第2焦点(平行化レンズ焦点でもある)を通過し、平行化レンズで平行化されて後段の光学要素に向けて射出される。
【0024】
このため、本発明の照明装置によれば、楕円面リフクレタ周辺部で反射された本来利用されなかった光をも有効に利用することができる。
そのうえ、平行化レンズ5Cの口径も大きくする必要がないので、後段のインテグレタ光学系や色分離光学系などの光学要素の大きさを大きくする必要もないため、プロジェクタの小型化を図る上での障害になることもない。
【0025】
本発明の照明装置は、前記平行化レンズからの光を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、この第1レンズアレイによって分割された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える第2レンズアレイと、この第2レンズアレイの被照明領域側に配置された重畳レンズとからなるインテグレータ光学系をさらに備えたものであることが好ましい。
このように構成することにより、被照明領域においてより均一な光強度分布を実現できるインテグレータ光学系を小さなサイズのものとすることができるため、特に高画質のプロジェクタの小型化に大きく寄与することができる。
【0026】
また、本発明の照明装置は、偏光変換素子をさらに備えたものであることが好ましい。
このように構成することにより、本来有効に利用することができなかった偏光成分の光源光を利用可能とする偏光変換素子を小さくすることができるため、特に高輝度のプロジェクタの小型化に大きく寄与することができる。
【0027】
一方、本発明のプロジェクタは、照明光を射出する照明装置と、この照明装置から射出される照明光を変調して画像を形成する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置により形成された画像を投写面上に投写表示する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、前記照明装置は、上記した照明装置であることを特徴とする。
【0028】
本発明のプロジェクタは、上記したように、楕円面リフクレタ周辺部で反射された本来利用されなかった光をも有効に利用することができ、プロジェクタの小型化を図る上での障害になることもない優れた照明装置を備えているため、小型で高輝度なプロジェクタとなる。
【0029】
また、本発明の他のプロジェクタは、照明光を射出する照明装置と、この照明装置から射出される照明光を複数の色光に分離する色分離光学系と、この色分離光学系によって分離された各色光をそれぞれ変調して画像を形成する複数の電気光学変調装置と、これら複数の電気光学変調装置により形成された画像を合成する色合成光学系と、この色合成光学系によって合成された画像を投写面上に投写表示する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、前記照明装置は、上記した照明装置であることを特徴とする。
【0030】
本発明のプロジェクタは、上記したように、楕円面リフクレタ周辺部で反射された本来利用されなかった光をも有効に利用することができ、プロジェクタの小型化を図る上での障害になることもない優れた照明装置を備えているため、小型で高輝度なフルカラーのプロジェクタとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された照明装置及びプロジェクタにつき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの外観を示す斜視図である。図2は、同じく本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける光学系の概略構成を説明するために示す平面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの照明装置を示す断面図である。
図1において、符号1で示すプロジェクタは、装置前方に突出する投写レンズユニット2を有する光学系4(図2に図示)を備えている。この光学系4は、投写レンズユニット2を除き、外装ケース3に内蔵されている。外装ケース3は、アッパーケース3A及びロアーケース3Bとフロントケース3Cとからなる略角形状の箱体によって形成されている。
【0032】
光学系4は、図2に示されるように、投写レンズユニット2に加え、光源ランプユニット5とインテグレータ光学系6と色分離光学系7と導光系8と電気光学変調装置9R,9G,9Gと色合成光学系11とを備えている。
光源ランプユニット5は、図3に示されるように、光源ランプ5Aと楕円面リフレクタ5Bとを有している。光源ランプ5Aは、楕円面リフレクタ5Bの第1焦点(図3のP1に位置している。)位置に配置され、光D1,d1を楕円面リフレクタ5Bに向かって放出するように構成されている。光源ランプ5Aには例えば高圧水銀ランプが用いられている。なお、光源ランプ5Aとしては、メタルハライドランプやハロゲンランプ等の他の光源ランプを用いてもよい。
【0033】
楕円面リフレクタ5Bには、第1焦点及び第2焦点を被照明領域側(図3のP1,P2)に有する楕円面鏡が用いられている。これにより、楕円面リフレクタ5Bからの反射光D2,d2を第2焦点位置P2(反射光D2,d2が収束する点)に向かって進行するように構成されている。また、楕円面リフレクタ5Bの被照明領域側には、平行化レンズ5C(平行化レンズ)がその光源ランプユニット側焦点を楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2に一致させて配置されている。これにより、平行化レンズ5Cから射出される光D,dが平行化され、光源ランプユニット5の光軸OCに沿ってインテグレータ光学系6に効率よく入射される。
【0034】
平行化レンズ5Cの周囲には、図3に示されるように、二つの焦点(楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2に一致して配置される第1焦点及び後述する第2楕円面反射ミラー22の第1焦点位置P3に一致して配置される第2焦点)を有する楕円面鏡からなる第1楕円面反射ミラー21が配設されている。そして、楕円面リフレクタ5Bからの反射光d2を光源ランプユニット側に反射光d3として反射するように構成されている。第1楕円面反射ミラー21の光源ランプユニット側には、二つの焦点(第1楕円面反射ミラー21の第2焦点位置P3に一致して配置される第1焦点及び楕円面リフレクタの第2焦点位置P2に一致して配置される第2焦点)を有する楕円面鏡からなる第2楕円面反射ミラー22が配設されている。そして、第1楕円面反射ミラー21からの反射光d3を平行化レンズ側に反射光d4として反射するように構成されている。
【0035】
これにより、第1楕円面反射ミラー21からの反射光d3が第2楕円面反射ミラー22の第1焦点位置P3を通過すると、第2楕円面反射ミラー22に入射してその反射面で反射光d4として平行化レンズ側に反射され、さらに第2楕円面反射ミラー22の第2焦点位置P2(楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2)を通過して平行化レンズ5Cに入射するように構成されている。
【0036】
インテグレータ光学系6は、光源ランプユニット5とともに照明装置110を構成し、第1レンズアレイ6Aと第2レンズアレイ6Bと反射ミラー6Cと重畳レンズ6Dとを有している。
第1レンズアレイ6Aは、XY平面(図1において、X軸を含みZX平面に垂直な平面)上で矩形状の外形を有する複数の小レンズ6aをマトリックス状に配列して形成されている。そして、光源ランプユニット5からの光を部分光束に分割し、光軸OCと垂直な平面(XY平面)内の中間光を収束させる位置に小レンズ6aと同数の集光像(光源像)を形成するように構成されている。
【0037】
第2レンズアレイ6Bは、第1レンズアレイ6Aと略同様に構成されている。すなわち、この第2レンズアレイ6Bは、小レンズ6aと同数の小レンズ6bをマトリックス状に配列して形成されている。そして、各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える機能を有している。
【0038】
なお、小レンズ6aのXY平面(X軸を含みZX平面に垂直な平面)上における形状及び小レンズ6bのYZ平面(Z軸を含みZX平面に垂直な平面)上における形状は、照明光の角度分布の広がりを抑制するために、照明領域(スクリーンSC)の平面形状と相似形をなしている。本実施形態では、スクリーンSCのYZ平面上でZ方向に長い横長(矩形状)の照明領域を想定しているため、各小レンズ6a,6bのXY,YZ平面上における形状も横長である。
【0039】
反射ミラー6Cは、両レンズアレイ6A,6B間に配置されている。そして、第1レンズアレイ6Aからの射出光を反射させて第2レンズアレイ6Bに向かって(装置前方)に進行させるように構成されている。
【0040】
重畳レンズ6Dは、偏光変換素子43,44を出射したほぼ一種類の偏光光束(例えばS偏光光束)を、液晶パネル9R,9G,9Bに重畳させる機能を有している。このため、第1のレンズアレイ6A、第2のレンズアレイ6Bの作用とあいまって、液晶パネル9R,9G,9Bの有効領域をほぼ均一に照明することができる。
【0041】
色分離光学系7は、青緑反射ダイクロイックミラー7A及び緑反射ダイクロイックミラー7Bと反射ミラー7Cとを有している。これにより、インテグレータ光学系6からの白色光Wが赤緑青(三原色)の各色光R,G,Bに分離される。
【0042】
青緑ダイクロイックミラー7Aは、青色光B及び緑色光Gを直角に反射して緑反射ダイクロイックミラー7Bに向かって進行させ、また赤色光Rを透過させて反射ミラー7Cに向かって進行させるように構成されている。
緑反射ダイクロイックミラー7Bは、緑色光Gを直角に反射して射出部7gから色合成光学系9に向かって射出し、また青色光Bを通過させて射出部7bから導光系8に向かって射出するように構成されている。
反射ミラー7Cは、赤色光Rを直角に反射して射出部7rから色合成光学系11に向かって射出するように構成されている。
【0043】
色分離光学系7における緑色光Gの射出部7g及び赤色光Rの射出部7rの射出側(電気光学変調装置側)には、それぞれフィールドレンズ12,13が配置されている。
【0044】
導光系8は、リレーレンズ8A及び入射側反射ミラー8Bとリレーレンズ8Cと射出側反射ミラー8Dとフィールドレンズ8Eとを有している。そして、色分離光学系7における射出部7bから射出した青色光Bを各光学要素8A〜8Eにおいて通過させあるいは反射して、導光系8における青色光Bの射出部8bから色合成光学系11に向かって射出するように構成されている。これにより、光路長が最大である青色光Bの光量損失が抑制される。
【0045】
電気光学変調装置9R,9G,9Bは、例えば透過型の三つの液晶ライトバルブからなり、RGBの各色光に対応させて色合成光学系11の入射側に配置されている。そして、色分離光学系7(青色光の場合は導光系8)から射出した各色光を変調し、各色光に対応した画像情報を付加するように構成されている。すなわち、液晶ライトバルブ9R,9G,9Bは、ドライバ(図示せず)によって画像情報に応じたスイッチング制御が行われる。これにより、各液晶ライトバルブ9R,9G,9Bを通過する各色光が変調される。
【0046】
色合成光学系11は、ダイクロイックプリズム等のプリズムユニットからなり、各液晶ライトバルブ9R,9G,9Bの射出側に配置されている。そして、各液晶ライトバルブ9R,9G,9Bによって変調された各色光を入射させて合成し得るように構成されている。
投写レンズユニット2は、色合成光学系11の射出側に配置されている。そして、色合成光学系11によって合成された画像をスクリーンSCなどの投写面上に投写画像として表示するように構成されている。
【0047】
以上の構成により、光源ランプユニット5からの射出光D,dをインテグレータ光学系6及び色分離光学系7によって赤緑青の各色光として取り出し、これら各色光を液晶ライトバルブ9R,9G,9Bに導いてカラー画像信号に応じて変調した後、各色光を色合成光学系11によって合成し、投写レンズユニット2によって投写画像としてスクリーンSC上に拡大表示している。
【0048】
この場合、光源ランプ5Aから放出された光D1,d1は、図3に示されるように、楕円面リフレクタ5Bの反射面及び被照明領域に向かって進行する。
このうち、楕円面リフレクタ5Bの反射面に入射した光D1は、その反射面で反射光D2として反射され、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2に向かって進行する。さらに、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2を通過し、光源ランプユニット5の射出光Dとして平行化レンズ5Cを透過する。この後、光軸OCに沿ってインテグレータ光学系6に入射する。
【0049】
また、楕円面リフレクタ5Bの外周部における反射面に入射したd1は、その反射面で反射され、反射光d2として楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2に向かって進行する。さらに、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2を通過し、第1楕円面反射ミラー21に向かって進行し、その反射面で反射光d3として反射される。さらに、第2楕円面反射ミラー22に向かって進行し、その反射面で反射光d4として反射される。そして、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2を通過して平行化レンズ5Cに向かって進行し、平行化レンズ5Cを光源ランプユニット5の射出光dとして透過する。この後、光軸OCに沿ってインテグレータ光学系6に入射する。
【0050】
したがって、本実施形態1によれば、楕円面リフクレタ5B周辺部で反射された本来利用されなかった光d2をも有効に利用することができる。
そのうえ、平行化レンズ5Cの口径も大きくする必要がないので、後段のインテグレタ光学系6や色分離光学系7などの光学要素の大きさを大きくする必要もないため、プロジェクタの小型化を図る上での障害になることもない。
【0051】
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2につき、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタにおける光学系の概略構成を説明するために示す平面図である。
本実施形態2におけるプロジェクタ(照明装置)は、二つのレンズアレイを有するインテグレータ光学系の射出側に偏光変換素子を配置した点に特徴がある。
このため、図4に示すような照明装置120が用いられる。この照明装置120は、光源ランプユニット5の他に、偏光変換光学系(偏光変換素子)43,44を含むインテグレータ光学系6を備えている。
【0052】
偏光変換素子は、第2レンズアレイ6Bと重畳レンズ6Dとの間に、偏光分離ユニットアレイ43とλ/2位相差板44とを有している。そして、第2レンズアレイ6Bを透過した光源ランプユニット5からの部分光束をP偏光光とS偏光光とに空間的に分離した後、一方の偏光光の偏光方向と他方の偏光光の偏光方向とを揃え、偏光方向が略揃ったそれぞれの光を被照明領域(電気光学変調装置の画像形成領域)側に導くように構成されている。これにより、ライトバルブ9R,9G,9Bにおける光利用効率を高めて明るい表示状態が達成される。
【0053】
偏光分離ユニットアレイ43は、複数の偏光分離ユニットが配列されて形成されている。偏光分離ユニットは、内部に偏光分離面43a1及び反射面43a2を有する四角柱状の構造体からなり、光源ランプユニット5(第2レンズアレイ6B)からの射出光をP偏光光とS偏光光とに空間的に分離するように構成されている。偏光分離面43a1と反射面43a2は、横方向(X方向)に並列して配置されている。また、これら偏光分離面43a1と反射面43a2は、光軸OCに対して約45°傾斜し、かつ互いに平行な状態で配置されている。そして、偏光分離ユニット43Aは、両レンズアレイ6A,6Bによる光源像の一つが各偏光分離面43a1に対応するように配置されている。これにより、光源ランプユニット5(第2レンズアレイ6B)からの光が偏光方向を揃えて照明対象側に確実に導かれ、偏光の変換効率が高められる。
【0054】
λ/2位相差板44は、複数の位相差板からなり、偏光分離ユニットの例えばP射出面に対向する部位に配置されている。これにより、偏光分離ユニットのP射出面から射出されたP偏光光がλ/2位相差板44を通過する際に偏光方向の回転作用を受けてS偏光光へと変換される。一方、偏光分離ユニット43AのS射出面から射出されたS偏光光はλ/2位相差板44を通過しないため、その偏光方向は変化せず、そのまま被照明領域側に進行する。
【0055】
重畳レンズ45は、単一のレンズ体からなり、λ/2位相差板44の射出側に配置されている。これにより、λ/2位相差板44においてS偏光光に揃えられた光束が重畳レンズ45を透過して被照明領域側へと導かれ、電気光学変調装置3上で重畳結合される。
【0056】
以上の構成により、光源ランプユニット5からの出射光をインテグレータ光学系6及び色分離光学系7によって赤緑青の各色光として取り出し、これら各色光を液晶ライトバルブ9R,9G,9Bに導いてカラー画像信号に応じて変調した後、各色光を色合成光学系11によって合成し、投写レンズユニット2によって投写画像としてスクリーンSC上に拡大表示する。
【0057】
この場合、光源ランプ5Aから放出された光D1,d1は、図3に示されるように、楕円面リフレクタ5Bの反射面及び被照明領域に向かって進行する。
このうち、楕円面リフレクタ5Bの反射面に入射した光D1は、その反射面で反射光D2として反射し、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2に向かって進行する。さらに、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2を通過し、光源ランプユニット5の射出光Dとして平行化レンズ5Cを透過する。この後、光軸OCに沿ってインテグレータ光学系6に入射する。
【0058】
また、楕円面リフレクタ5Bの外周部における反射面に入射したd1は、その反射面で反射し、反射光d2として楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2に向かって進行する。さらに、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2を通過し、第1楕円面反射ミラー21に向かって進行し、その反射面で反射光d3として反射される。さらに、第2楕円面反射ミラー22に向かって進行し、その反射面で反射光d4として反射される。そして、楕円面リフレクタ5Bの第2焦点位置P2を通過して平行化レンズ5Cに向かって進行し、平行化レンズ5Cを光源ランプユニット5の射出光dとして透過する。この後、光軸OCに沿ってインテグレータ光学系6に入射する。
【0059】
次に、インテグレータ光学系6に入射した光D,dが第1レンズアレイ6A及び第2レンズアレイ6Bを透過すると、偏光分離面43a1において進行方向を変えずに偏光分離面43a1を通過するP偏光光と、偏光分離面43a1で反射して進行方向を変えるS偏光光とに分離される。そして、P偏光光はそのまま偏光分離ユニット43Aからライトバルブ側に射出され、S偏光光は再び反射面43a2で進行方向を変え、P偏光光と略平行な状態で偏光分離ユニット43Aから射出側レンズ45を介してライトバルブ側に射出される。
【0060】
したがって、本実施形態2によれば、実施形態1と同様に、楕円面リフクレタ5B周辺部で反射された本来利用されなかった光d2をも有効に利用することができる。
そのうえ、平行化レンズ5Cの口径も大きくする必要がないので、実施形態1と同様に、後段のインテグレタ光学系6や色分離光学系7などの光学要素の大きさを大きくする必要もないため、プロジェクタの小型化を図る上での障害になることもない。
【0061】
なお、各実施形態においては、スクリーン前面に投写するフロント型のプロジェクタである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、スクリーン背面に投写するリア型のプロジェクタに適用することもできる。
また、各実施形態においては、電気光学変調装置が透過型であるプロジェクタに適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、反射型の電気光学変調装置を備えたプロジェクタに適用することもできる。
【0062】
この他、各実施形態においては、フルカラー画像を得るためのプロジェクタとして説明したが、単一色画像を得るためのプロジェクタにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。
【図2】実施形態1に係る光学系を説明する平面図。
【図3】実施形態1に係るプロジェクタの照明装置を示す断面図。
【図4】実施形態2に係るプロジェクタの光学系を説明する平面図。
【図5】従来のプロジェクタの照明装置を示す断面図。
【図6】従来技術に係る光源を説明するための断面図。
【符号の説明】
1 プロジェクタ、 2 投写レンズユニット、 3 外装ケース、 3A アッパーケース、 3B ロアーケース、 3C フロントケース、 4 光学系、 5 光源ランプユニット、 5A 光源ランプ、 5B 楕円面リフレクタ、 5C 平行化レンズ、 6 インテグレータ光学系、 6A 第1レンズアレイ、 6B 第2レンズアレイ、 6a 小レンズ、 6b 小レンズ、 6C 反射ミラー、 6D 重畳レンズ、 7 色分離光学系、 7A 青緑反射ダイクロイックミラー、 7B 緑反射ダイクロイックミラー、 7C 反射ミラー、 7r,7b,7b,i 射出部、 8 導光系、 8A,8C,8E リレーレンズ、 8B 入射側反射ミラー、 8D 射出側反射ミラー、 8a射出部、 9R,9G,9B 電気光学変調装置(液晶ライトバルブ)、 11 色合成光学系、 12,13 フィールドレンズ、 21 第1楕円面反射ミラー、 22 第2楕円面反射ミラー、 OC 光軸、 SC スクリーン、R 赤色光、 G 緑色光、 B 青色光

Claims (5)

  1. 楕円面リフレクタ及びこの楕円面リフレクタの第1焦点に配置された光源ランプからなる光源ランプユニットと、
    この光源ランプユニットの被照明領域側に配設され、前記楕円面リフレクタからの光を平行化する平行化レンズと、
    この平行化レンズの周囲に配設され、前記楕円面リフレクタからの光を前記光源ランプユニット側に反射する第1楕円面反射ミラーと、
    この第1楕円面反射ミラーの前記光源ランプユニット側に配設され、前記第1楕円面反射ミラーからの光を前記平行化レンズ側に反射する第2楕円面反射ミラーとを備えた照明装置であって、
    前記第1楕円面反射ミラーの第1焦点位置と前記第2楕円面反射ミラーの第2焦点位置を前記リフレクタの第2焦点位置に一致させるとともに、
    前記第1楕円面反射ミラーの第2焦点位置と前記第2楕円面反射ミラーの第1焦点位置を前記光源ランプユニットの光軸上で一致させることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記平行化レンズからの光を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、この第1レンズアレイによって分割された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える第2レンズアレイと、この第2レンズアレイの被照明領域側に配置された重畳レンズとからなるインテグレータ光学系をさらに備えたことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、
    偏光変換素子をさらに備えたことを特徴とする照明装置。
  4. 照明光を射出する照明装置と、
    この照明装置から射出される照明光を変調して画像を形成する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置により形成された画像を投写面上に投写表示する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記照明装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置であることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 照明光を射出する照明装置と、
    この照明装置から射出される照明光を複数の色光に分離する色分離光学系と、
    この色分離光学系によって分離された各色光をそれぞれ変調して画像を形成する複数の電気光学変調装置と、
    これら複数の電気光学変調装置により形成された画像を合成する色合成光学系と、
    この色合成光学系によって合成された画像を投写面上に投写表示する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記照明装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置であることを特徴とするプロジェクタ。
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