JP4084782B2 - シール剤塗布用ノズル - Google Patents

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Description

本発明は,部材同士の溶接等による継ぎ目に,そのシールのために比較的粘性の高いシール剤を塗布するのに使用するシール剤塗布用ノズルに関し,特に,シール剤の吐出,停止を制御するガンに装着され,先端の吐出口からシール剤を吐出させるノズルの改良に関する。
かゝるシール剤塗布用ノズルは,例えば下記特許文献1に開示されるように知られている。
特開平6−210226号公報
従来のかゝるシール剤塗布用ノズルでは,図4に示すように,部材同士の継ぎ目に沿ってシール剤を塗布した場合,塗布始めに,シール剤の所定の塗布幅及び厚みが何れも大きいシール剤の溜まりが生じる傾向があり,これは部材の外観を損なうのみならず,シール剤を余分に吐出することになり,不経済である。このようなシール剤の溜まりは,塗布始めにノズルの移動速度を適度に早めたり,吐出口の絞りを強めたりすることで,ある程度は減少させることは可能であるが,前者では塗布作業に熟練を要し,後者ではシール剤の吐出流量が全体的に減少するため,塗布時間が長くなって好ましくない。
ところで,上記のようなシール剤の溜まりができる原因は,シール剤の吐出を開始すべくガンを開弁すると,高圧のシール剤がノズル内の流路を経て絞られた吐出口から吐出されたとき,急激に減圧して拡散することによるものと考えられる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,塗布作業に特別な熟練も要せず,またシール剤の吐出流量を減少させることなく,塗布始めに発生するシール剤の溜まりを大幅に縮小することを可能にするシール剤塗布用ノズルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,シール剤の吐出,停止を制御するガンに装着され,部材同士の継ぎ目に沿って塗布するためのシール剤を先端の吐出口から吐出させる,シール剤塗布用ノズルにおいて,ノズル内部のシール剤流路を,前記ガンに連なる入口側流路と,前記吐出口に連なる出口側流路と,これら入口側流路及び出口側流路間を連通するオリフィスとで構成し,前記オリフィスの長さを該オリフィスの直径の略10倍に設定し,前記出口側流路の長さを該出口側流路の直径の略10倍に設定すると共に,前記オリフィス及び出口側流路間の段部を,ノズル軸線に対して直角に形成したことを特徴とする。
本発明によれば,ガンの開弁時,ガンから送られた高圧のシール剤は,ノズルの入口側流路からオリフィスを経て出口側流路に移ることにより,急速に減圧され,且つ出口側流路で整流されることになり,その結果,吐出口からのシール剤の吐出速度を当初より安定させて,塗布始めに発生するシール剤の溜まりを縮小することができ,ノズルを継ぎ目に沿って当初より一定の速度で移動することにより,良好なシール剤の塗布状態を得ることができる。したがって,塗布作業に特別な熟練を必要とせず,またシール剤の吐出流量を減少させる必要もないから,塗布作業を能率良く行うことができ,さらにシール剤の無駄を省き,経済性を高めることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて説明する。
図1は本発明のシール剤塗布用ノズルを含むシール剤塗布装置の全体図,図2は本発明のシール剤塗布用ノズルの縦断面図,図3は本発明のシール剤塗布用ノズルを使用して部材の継ぎ目にシール剤を塗布した状態を示す平面図,図4は従来のシール剤塗布用ノズルを使用して部材の継ぎ目にシール剤を塗布した状態を示す平面図である。
先ず,図1において,シール剤Sを貯留したタンク1に,そのシール剤Sを加圧する加圧ポンプ2が付設される。タンク1には,加圧されたシール剤Sを取り出す高圧導管3が接続され,この高圧導管3の途中に,タンク1側からフィルタ4及び減圧弁5が介装される。高圧導管3の下流端にはガン6が接続され,このガン6に本発明のシール剤塗布用ノズル7が装着される。
シール剤Sは,例えば図3に示すように自動車の相互に溶接された車体構成部材M,M′の継ぎ目Aに塗布されるもので,その粘度は,50000pa・s,加圧ポンプ2で加圧されるシール剤Sの圧力は100〜180kgf/cm2 程度,減圧弁5で減圧されるシール剤Sの圧力は50〜100kgf/cm2 程度である。
このシール剤塗布用ノズル7について,図2により説明する。ノズル7は,例えば全長が略150mmと長い長尺型で,ガン6に装着される装着部7aと,この装着部7aから延出して先端に向かって段階的に小径となる複数本,図示例では3本の円筒状ノズル管7b〜7dとを順次結合して構成され,それらの内部には,装着部7a側の入口9と,ノズル先端の吐出口10とを接続するシール剤流路8が形成される。このシール剤流路8は,ノズル管7b,7cに形成されて入口9に連なる入口側流路8aと,ノズル管7dに形成されて吐出口10に連なる出口側流路8bと,同じくノズル管7dに形成されて上記入口側流路8a及び出口側流路8b間を接続するオリフィス8cとで構成され,オリフィス8c及び出口側流路8b間の段部8dは,ノズル7の軸線Yに直角に形成される。
また入口側流路8aは,出口側流路8bと同径若しくはそれより大径に形成され,オリフィス8cは,その直径dが望ましく出口側流路8bの直径Dの略1/2となるように形成される。例えば出口側流路8bの直径Dは1.5mm,オリフィス8cの直径dは1.0mmに設定される。またオリフィス8cは,その長さL1がそれの直径dの略10倍となるように形成される。例えばオリフィス8cの直径dを1.0mmとしたとき,オリフィス8cの長さL1は10mmとされる。
出口側流路8bは,その長さL2がそれの直径Dの略10倍となるように形成される。例えば出口側流路8bの直径Dを1.5mmとしたとき,出口側流路8bの長さL2は15mmとされる。
次に,この実施例の作用について説明する。
図3において,相互に溶接された部材M,M′の継ぎ目Aにシール剤Sを塗布するに当たっては,先ず,図1の加圧ポンプ2を作動してタンク1内のシール剤Sを加圧しておく。次に作業者は,ガン6を把持して,それに装着されたノズル7の先端を前記継ぎ目Aの一端に対向させてガン6を開弁させると,タンク1で加圧されたシール剤Sが導管3,ガン6及びノズル7のシール剤流路8を順次経て吐出口10から前記継ぎ目Aの一端部に向けて吐出される。
ところで,ノズル7内のシール剤流路8は,入口9側の入口側流路8a,吐出口10側の出口側流路8b及びそれらを接続するオリフィス8cからなっているので,高圧のシール剤Sは入口側流路8aからオリフィス8cを経て出口側流路8bに移ることにより,急速に減圧され,しかも出口側流路8bで整流されることになり,その結果,吐出口10からのシール剤Sの吐出速度を当初より安定させて,塗布始めに発生するシール剤Sの溜まりSaを縮小することができ,ノズル7を継ぎ目Aに沿って当初より一定の速度で移動することにより,シール剤Sの塗布幅及び塗布厚を一定にした良好な塗布状態を容易に得ることができる。したがって,塗布作業に特別な熟練を必要とせず,またシール剤Sの吐出流量を減少させる必要もないから,塗布作業を能率良く行うことができる。
特に,前述のように,オリフィス8cの長さL1をそれの直径dの略10倍に設定し,出口側流路8bの長さL2をそれの直径Dの略10倍に設定し,且つオリフィス8c及び出口側流路8b間の段部8dをノズル7の軸線Yに対して直角に形成したノズル7を使用することにより,出口側流路8bでのシール剤Sの減圧及び整流効果を効果的に得て,塗布始めに発生するシール剤Sの溜まりSaを大幅に縮小し得ることを実際に確認している。そして,溜まりSaの大幅な縮小により,従来のシール剤Sの使用量の20%を節約できることも確認しており,経済性を高めることに大いに貢献し得る。
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,図示例の入口側流路8aの直径を,下流側に向けて段階的に小径に形成されているが,これを等径にすることもできる。またノズル7を装着したガン6は,これをロボットに取り付けて,塗布作業をロボットにさせるようにすることもできる。
本発明のシール剤塗布用ノズルを含むシール剤塗布装置の全体図。 本発明のシール剤塗布用ノズルの縦断面図。 本発明のシール剤塗布用ノズルを使用して部材の継ぎ目にシール剤を塗布した状態を示す平面図。 従来のシール剤塗布用ノズルを使用して部材の継ぎ目にシール剤を塗布した状態を示す平面図。
符号の説明
A・・・・・継ぎ目
M,M′・・部材
Y・・・・・ノズルの軸線
7・・・・・ノズル
8・・・・・シール剤流路
8a・・・・入口側流路
8b・・・・出口側流路
8c・・・・オリフィス
9・・・・・入口
10・・・・吐出口

Claims (1)

  1. シール剤(S)の吐出,停止を制御するガン(6)に装着され,部材(M,M′)同士の継ぎ目(A)に沿って塗布するためのシール剤(S)を先端の吐出口(10)から吐出させる,シール剤塗布用ノズルにおいて,
    ノズル内部のシール剤流路(8)を,前記ガン(6)に連なる入口側流路(8a)と,前記吐出口(10)に連なる出口側流路(8b)と,これら入口側流路(8a)及び出口側流路(8b)間を連通するオリフィス(8c)とで構成し
    前記オリフィス(8c)の長さ(L1)を該オリフィス(8c)の直径(d)の略10倍に設定し,前記出口側流路(8b)の長さ(L2)を該出口側流路(8b)の直径(D)の略10倍に設定すると共に,前記オリフィス(8c)及び出口側流路(8b)間の段部(8d)を,ノズル軸線(Y)に対して直角に形成したことを特徴とする,シール剤塗布用ノズル。
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