JP4084557B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機などの遊技機に関し、特に、制御基板側の変更を伴うことなく多数のランプを配置できるように改善した遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機は、一般に、機能別に分離された複数の回路基板で構成され、複数の回路基板が協働して全体として複雑な遊技動作を実現している。このような遊技機では、遊技制御を統括的に担当する主制御基板と、主制御基板から送信される制御コマンドに基づいて個別的に動作する複数のサブ制御基板とで構成されるのが一般的である。
【0003】
サブ制御基板としては、例えば、液晶ディスプレイを制御する図柄制御基板、遊技球の払出動作を制御する払出制御基板、LEDランプなどを点滅させて遊技動作を盛上げるランプ制御基板、音声的に遊技動作を盛上げる音声制御基板などが存在する。これらのサブ制御基板では、主制御基板から送信されてきた制御コマンドを解釈して、その制御コマンドに従って上記した各演出を行っている。
【0004】
ところで、遊技者により楽しんでもらうため各遊技機とも演出効果の更なる向上を図っており、その一つとして多数のLEDや電飾ランプを遊技盤上に配置して派手に点滅させることが考えられる。ここで、従来までの回路構成によれば、図13に示すように、m個のコモン信号COMiとn個のセグメント信号SEGjとで、合計n×m個のLEDを点滅させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような回路構成では、LEDランプが増加すると、その分だけ、コモン信号COMiやセグメント信号SEGjを増加させるしかなく、これでは、ランプ制御基板の出力部の回路構成を変更しなければならないという問題がある。
【0006】
すなわち、コモン信号COMiやセグメント信号SEGjを出力するドライバICは、通常8ビットデータを出力するので、例えば8×8個のLEDランプを駆動する場合なら図13のように2個のドライバICで足るが、LEDランプをそれ以上増加させるには3個目のドライバICが必要となる。そして、搭載するICの増加は回路基板の変更を意味するので、仮にLEDランプを多少増加するだけでも、そのためだけに回路基板の変更が必要となり基板の共通化が実現できないことになる。なお、この点は、LEDランプに限ったことではなく、電飾ランプの場合も同様である。
【0007】
遊技者の多様な好みに適合させるには、遊技機の機種に応じて数多くLEDランプや電飾ランプを配置したい場合もあれば、逆に、ランプ演出を控えめにしたい場合もある。そして、これら種々の要求を同一の回路基板構成で実現できれば、基板の共通化ができて極めて好ましい。
【0008】
この発明は、この着想に基づいてなされたものであって、制御回路基板の回路変更を伴うことなく柔軟にランプ数の変更に対処できるようにした遊技機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、遊技動作を中心的に制御する主制御基板と、前記主制御基板からの命令信号に基づいて、遊技機各所に取付けられた点灯素子の動作を制御するサブ制御基板とを有する遊技機であって、前記サブ制御基板に搭載された制御回路は、各々、最大2×N個の点灯素子を有するM個の駆動ユニットに接続され、前記Nは2以上の整数値であって、前記駆動ユニットは、前記サブ制御基板とは別の回路基板に搭載され、前記各駆動ユニットは、点灯素子に対する駆動電流が、前記制御回路から流れ込む単一の流入端子と、点灯素子を流れた駆動電流が、前記制御回路に向けて流れ出す最大N個の流出端子と、前記制御回路から制御信号を受ける単一の制御端子とを有して各々構成され、合計M個の前記制御端子は、前記制御回路の単一の制御出力端子に共通して接続されると共に、各駆動ユニットの前記最大N個の流出端子は、前記制御回路にN個設けられた電流入力端子の該当端子に共通して接続される一方、合計M個の前記流入端子は、前記制御回路のM個の電流出力端子に別々に接続され、前記各駆動ユニットは、前記制御信号がHレベルであると一方側の点灯素子群を点灯させるNPN型のトランジスタ群と、前記制御信号がLレベルであると他方側の点灯素子群を点灯させるPNP型のトランジスタ群とで二分された駆動回路を有して構成され、点灯素子の個数に拘わらず共通化された前記サブ制御基板の回路構成と、点灯素子の個数に応じて変わる合計M+1+N本の配線とによって、M×2×N個以下の任意個数の点灯素子が駆動可能に配置される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4に示すパチンコ機に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施例のパチンコ機1を示す斜視図であり、図2は、同パチンコ機1の側面図である。なお、パチンコ機1は、カード式球貸し機2に電気的に接続された状態で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されている。
【0011】
図示のパチンコ機1は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠3と、外枠3に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前枠4とで構成されている。この前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。
【0012】
前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータと連動しており、発射ハンドルの回動角度に応じて動作する打撃槌11(図4参照)によって遊技球が発射される。
【0013】
上皿8の右部には、カード式球貸し機2に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、この操作パネル12には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部12aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ12bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ12cとが設けられている。
【0014】
ガラス扉6の上部には、大当り状態を示す大当りLEDランプP1が配置されている。また、この大当りLEDランプP1に近接して、補給切れ状態や下皿の満杯状態を示す異常報知LEDランプP2,P3が設けられている。
【0015】
図3に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その内側の遊技領域5aの略中央には、液晶カラーディスプレイ14が配置されている。また、遊技領域5aの適所には、図柄始動口15、開閉式大入賞口16、複数個の普通入賞口17(最上段以外にも大入賞口16の左右に6つ)、2つの通過口であるゲート18が配設されている。これらの入賞口15〜18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
【0016】
液晶ディスプレイ14は、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この液晶ディスプレイ14は、左右方向に並ぶ3個の図柄表示部Da〜Dcを有し、図柄始動口15に遊技球が入賞すると、各図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口15への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄パターンで停止する。
【0017】
この実施例の場合、液晶ディスプレイ14の回りには、大当り状態の予告演出などに活用される多数個のLEDランプP4が連設して配置されている。このLEDランプP4は、液晶ディスプレイをU字状に取り囲むように配置されており、単なる点滅動作だけでなく、U字状の下部基点から開放上部に向けて発光量を増減させて、その後のゲーム進行を遊技者に暗示している。なお、他のLEDランプや電飾ランプの場合も含め、この実施例では、一群のランプに対応して、特有の構成のランプ基板が配置されいるので、ランプ数の多さに係わらず、制御基板については従来のものが使用できる(この点は更に後述する)。
【0018】
液晶ディスプレイ14の直ぐ上側には、普通図柄表示部19が設けられている。普通図柄表示部19は1個の普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
【0019】
普通図柄表示部19に近接して、図柄始動口15や普通入賞口17への入賞球の保留数を示す保留表示LEDランプP5が設けられている。また、遊技領域5aの左右位置にもサイドLEDランプP6が設けられ、遊技部品である風車にも風車LEDランプP7が内蔵されている。
【0020】
図柄始動口15は、左右1対の開閉爪15aを備えた電動式チューリップで開閉され、普通図柄表示部19の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪15aが所定時間だけ開放されるようになっている。
【0021】
開閉式大入賞口16は、前方に開放可能な開閉板16aで開閉制御されるが、液晶ディスプレイ14の変動後の停止図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板16aが開放されるようになっている。開閉式大入賞口16の内部に特定領域16bがあり、この特定領域16bを入賞球が通過すると、遊技者に有利な特別遊技が継続される。
【0022】
開閉式入賞口16の開閉板16aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板16aが閉じる。このとき、遊技球が特定領域16bを通過していない場合には特別遊技が終了するが、特定領域16bを通過していれば、最大で例えば16回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。なお、開閉板16aの左右位置には派手に点滅する電飾ランプが取付けられている。
【0023】
図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板20が着脱自在に装着されている。この裏機構板20には開口部20aが形成され、その上側に賞球タンク21と、これから延びるタンクレール22とが設けられている。裏機構板20の側部には、タンクレール22に接続された払出装置23が設けられ、裏機構板20の下側には払出装置23に接続された通路ユニット24が設けられている。払出装置23から払出された遊技球は、通路ユニット24を経由して上皿排出口8a(図1)から上皿8に払出されることになる。
【0024】
裏機構板20の開口部20aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー25と、入賞口15〜17に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図示)とが嵌合されている。この裏カバー25に装着されたケースCA1の内部に主制御基板27が配設され、その前側に図柄制御基板28が配設されている(図2参照)。主制御基板27の下側で、裏カバー25に装着されたケースCA2の内部にランプ制御基板29が設けられ、隣接するケースCA3の内部に音声制御基板30が設けられている。
【0025】
これらケースCA2,CA3の下側で、裏機構板20に装着されたケースCA4の内部には、電源基板26と払出制御基板31が設けられている。この電源基板26には、電源スイッチ33と初期化スイッチ34とが配置されている。これら両スイッチ33,34に対応する部位は切欠かれ、両スイッチを指で同時に操作可能になっている。
【0026】
発射ハンドル10の後側に装着されたケースCA5の内部には、発射制御基板32が設けられている。そして、これらの回路基板26〜32は夫々独立して構成され、電源基板26と発射制御基板32を除く制御基板27〜31には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路が搭載されている。また、主制御基板27と他の制御基板28〜31とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続されている。
【0027】
図5に示すように、主制御基板27とその他の制御基板28〜31とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板27から各制御基板28〜31に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを一方向通信で送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、主制御基板27の制御負荷を軽減でき、送信制御も簡単化することができる。
【0028】
図6は、主制御基板27の回路構成を示すブロック図である。図示の通り、主制御基板27は、前記したワンチップマイコンからなるCPU回路50と、CPU動作クロックCLKの整数倍の周波数であるクロック信号Φ0を発生するシステムクロック発生部51と、CPUからのアドレス信号に基づき各部のチップセレクト信号CSを生成するデコード回路52と、CPUからのデータを出力するための出力ポート回路53と、外部データをCPUが取り込むための入力ポート回路54と、各制御基板に制御コマンドなどを出力する出力駆動回路55と、遊技盤各部のスイッチ類のON/OFF状態を入力するスイッチ入力回路56とを中心に構成されている。
【0029】
図7は、ランプ制御基板29から出力される駆動信号の伝送経路を図示したものである。ランプ制御基板29から出力された駆動信号Lsは、第1中継基板60を経由して複数個のLED基板61・・・61に伝送され、遊技盤各部に配置されたLEDランプP1・・・P7を点灯させるようになっている。同様に、第2中継基板62を経由して複数個とランプ基板63・・・63に伝送され、遊技盤各部に配置された電飾ランプを点灯させるようになっている。
【0030】
図8は、ランプ制御基板29のうち、LEDランプを駆動する駆動信号Lsの出力部を図示したものである。この実施例では、駆動信号Lsは、8ビットのコモン信号COM7〜COM0と、8ビットの開閉信号G7〜G0とで構成されており、それぞれ、ドライバ回路64とスイッチ回路65から出力されている。なお、コモン信号COMiと開閉信号Giは、ワンチップマイコン66の出力ポートから出力されている。
【0031】
図9(a)は、ドライバ回路64の具体的構成を例示したものである。このドライバ回路は、8個のドライバ素子64-7〜64-0と8個のダイオードD1-7〜D1-0とで構成されている。各ドライバ素子64-iは、具体的には図9(b)の回路構成であり、ワンチップマイコン66の出力ポートからの出力データDiを、そのレベルのまま出力してコモン信号COMiとしている。
【0032】
図10(a)は、スイッチ回路65の具体的構成を例示したものである。このスイッチ回路65は、オープンコレクタタイプのインバータ回路であり、8個のインバータ素子65-7〜65-0と8個のダイオードD2-7〜D2-0とで構成されている。各インバータ素子65-iは、具体的には図10(b)の回路構成であり、ワンチップマイコン66の出力ポートからの出力データDiをレベル反転させて開閉信号Giとしている。
【0033】
図11は、LED基板61の具体的構成を図示したものである。なお、実際のLED基板は複数個に区分されているが、便宜上、ここでは単一のLED基板に全ての回路素子が搭載されているとし、駆動ユニットUNITとして説明する。図示の通り、この駆動ユニットUNITは、合計56個(=7群×8個)の点灯回路LAijで構成されている(i=1〜7,j=1〜8)。そして、各点灯回路LAijには2個のLEDランプ(DAij,DBij)が含まれており、これによって合計112個のLEDランプを点灯/消滅させる構成となっている。なお、図11には、第1群の点灯回路U1であるLA11、LA12、LA18が記載され、第2群の点灯回路U2であるLA21、LA28が図示されている。
【0034】
各点灯回路LAijは、全体としては、ランプ制御基板(COMi)から駆動電流が流れ込む流入端子と、駆動電流がランプ制御基板(Gj)に流れ出す流出端子と、制御信号(COM7)を受け付ける制御端子とを有するが、内部的にはA回路部とB回路部とが接続されて構成されている。
【0035】
A回路部は、npn型トランジスタQAijと、そのエミッタ端子に接続された発光ダイオードDAijと、トランジスタQAijのベース端子をドライバ回路64に接続する第1抵抗R1と、発光ダイオードDAijをスイッチ回路65に接続する第2抵抗R2とで構成されている。
【0036】
一方、B回路部は、pnp型トランジスタQBijと、そのコレクタ端子に接続された発光ダイオードDBijと、トランジスタQBijのベース端子をドライバ回路64に接続する第3抵抗R3と、発光ダイオードDBijをスイッチ回路65に接続する第4抵抗R4とで構成されている。
【0037】
ここで、A回路部の第1抵抗R1とB回路部の第3抵抗R3とが接続され、共通した制御端子となり、ランプ制御基板からの制御信号たる選択信号COM7を受けている。また、A回路部を構成するnpn型トランジスタQAijのコレクタ端子と、B回路部を構成するpnp型トランジスタijのエミッタ端子とが接続され、共通した流入端子となり、ランプ制御基板からの駆動電流たるコモン信号COMi(i=0〜6)を受けている。更にまた、A回路部の第2抵抗R2とB回路部の第4抵抗R4とが接続されて共通した流出端子となり、ランプ制御基板からの開閉信号Gj(j=0〜7)を受けている。
【0038】
ドライバ回路64から出力される8ビットのコモン信号COM7〜COM0のうち、最上位ビットCOM7は、上記したように、A回路部とB回路部とを切り換える選択信号として使用される。すなわち、コモン信号COM7は各トランジスタQAij,QBijのベース端子に共通して供給されていることから、コモン信号COM7がHレベルであればnpn型トランジスタQAijがON動作してA回路部の発光ダイオードDAijが点灯可能となる。一方、コモン信号COM7がLレベルであればpnp型トランジスタQBijがON動作してB回路部の発光ダイオードDBijが点灯可能となる。
【0039】
ドライバ回路64から出力される他のコモン信号COM6〜COM0は、各群Uiの流入端子に供給されている。すなわち、コモン信号COM0は第1群に、コモン信号COM1は第2群に、以下同様にコモン信号COM6は第7群に供給され、具体的にはnpn型トランジスタQAijのコレクタ端子と、pnp型トランジスタQBijのエミッタ端子に供給されている。従って、コモン信号COM6〜COM0がHレベル(この例では12V)であることが、各点灯回路LAijが動作するための前提条件となる。
【0040】
スイッチ回路65から出力される8ビットの開閉信号G7〜G0は、各群の点灯回路LAijに対して順番に供給されている。より詳細には、開閉信号G7は、各群一番目の点灯回路LAi1の発光ダイオードDAi1,DBi1に電流制限抵抗R2,R4を通して供給されている。また、開閉信号G6は、各群二番目の点灯回路LAi2の発光ダイオードDAi2,DBi2に電流制限抵抗R2,R4を通して供給され、以下同様に、開閉信号G0は、各群八番目の点灯回路LAi8の発光ダイオードDAi8,DBi8に電流制限抵抗R2,R4を通して供給されている。
【0041】
スイッチ回路65は、オープンコレクタタイプの回路であり、入力信号DiがHレベルの場合に限り、アースラインへの電流通路がON状態となる(図10(b)参照)。従って、開閉信号Giを用いて説明すれば、開閉信号G7がLレベルなら各群一番目の発光ダイオードDAi1,DBi1が点灯可能であり、開閉信号G6がLレベルなら各群二番目の発光ダイオードDAi2,DBi2が点灯可能であり、以下同様に、開閉信号G0がLレベルなら各群八番目の発光ダイオードDAi8,DBi8が点灯可能となる。
【0042】
図12は、以上の関係をまとめたものであり、合計56個(=7群×8個)の点灯回路LAijによって、合計112個の発光ダイオード(=2×56)がどのような条件下で点灯するかを示している。例えば、第1群8番目の一方側の発光ダイオードDA18は、選択信号COM7がHレベルであって、コモン信号COM0がHレベルで、且つ開閉信号G7がLレベルの場合に限って点灯することを意味している。なお、この状態で選択信号COM7をLレベルに切り換えれば、第1群8番目の他方側の発光ダイオードDB18が点灯する。
【0043】
このように、この実施例では、LED基板にA回路部とB回路部とを接続してなる点灯回路を備え、選択信号COM7によってA回路部とB回路部の動作を選択しつつ、それぞれの回路部でLEDランプを駆動している。つまり、一本の選択信号COM7と、7本のコモン信号COM6〜COM0と、8本の開閉信号G7〜G0とを適宜に切り換えることによって、2×7×8個のLEDランプを独立して駆動している。従って、ランプ制御基板からの制御信号は、16本であるにも係わらず、多数のLEDランプを駆動できることになり、例えば液晶ディスプレイ14をU字状に囲むように多数のLEDランプP4を配置してもランプ制御基板は従来のものと変更する必要がない。
【0044】
以上、LEDランプの駆動について説明したが、電飾ランプの場合であっても、駆動電流の値が異なるだけで、動作原理や回路構成は全く同様である。すなわち、一対の電飾ランプを内蔵し、駆動電流の流れ込む流入端子と、駆動電流が流れ出す流出端子と、制御信号を受け付ける制御端子とを有する点灯回路を採用すれば、ランプ制御基板の回路構成を変更することなく、多数の電飾ランプを独立して点灯制御することができる。なお、電飾ランプに限らず、他の発光素子を点灯制御することもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御回路基板の変更を伴うことなく柔軟にランプ数の変更に対処できる遊技機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機の側面図である。
【図3】図1のパチンコ機の正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の背面図である。
【図5】図1のパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。
【図6】主制御基板の回路構成を示すブロック図である。
【図7】ランプ中継基板とランプ制御基板の接続関係を説明する図面である。
【図8】ランプ制御基板の出力部を説明するブロック図である。
【図9】ドライバ回路を説明するブロック図である。
【図10】スイッチ回路を説明するブロック図である。
【図11】LED基板の回路構成を説明するブロック図である。
【図12】図11の回路動作をまとめた図面である。
【図13】従来の回路を説明する図面である。
【符号の説明】
DAij、DBij 点灯素子(LEDランプ)
LAij 点灯回路
1 遊技機(パチンコ機)
COM7 選択信号
Claims (5)
- 遊技動作を中心的に制御する主制御基板と、前記主制御基板からの命令信号に基づいて、遊技機各所に取付けられた点灯素子の動作を制御するサブ制御基板とを有する遊技機であって、
前記サブ制御基板に搭載された制御回路は、各々、最大2×N個の点灯素子を有するM個の駆動ユニットに接続され、前記Nは2以上の整数値であって、前記駆動ユニットは、前記サブ制御基板とは別の回路基板に搭載され、
前記各駆動ユニットは、点灯素子に対する駆動電流が、前記制御回路から流れ込む単一の流入端子と、点灯素子を流れた駆動電流が、前記制御回路に向けて流れ出す最大N個の流出端子と、前記制御回路から制御信号を受ける単一の制御端子とを有して各々構成され、
合計M個の前記制御端子は、前記制御回路の単一の制御出力端子に共通して接続されると共に、各駆動ユニットの前記最大N個の流出端子は、前記制御回路にN個設けられた電流入力端子の該当端子に共通して接続される一方、合計M個の前記流入端子は、前記制御回路のM個の電流出力端子に別々に接続され、
前記各駆動ユニットは、前記制御信号がHレベルであると一方側の点灯素子群を点灯させるNPN型のトランジスタ群と、前記制御信号がLレベルであると他方側の点灯素子群を点灯させるPNP型のトランジスタ群とで二分された駆動回路を有して構成され、
点灯素子の個数に拘わらず共通化された前記サブ制御基板の回路構成と、点灯素子の個数に応じて変わる合計M+1+N本の配線とによって、M×2×N個以下の任意個数の点灯素子が駆動可能に配置されることを特徴とする遊技機。 - 前記制御回路の前記N個の電流入力端子と、アース端子との間に、N個のスイッチ回路が配置されることで、最大2×N個の点灯素子が独立して点灯制御可能に構成された請求項1に記載の遊技機。
- 前記スイッチ回路は、オープンコレクタタイプのインバータ回路である請求項2に記載の遊技機。
- 前記駆動ユニットは、中継基板を経由して前記サブ制御基板に接続されている請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
- 前記点灯素子は、LEDランプ又は電飾ランプである請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
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