JP4082988B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影により得られた画像データを着脱可能な記憶メディアたとえばメモリカードなどに記録するデジタルスチルカメラなどの撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルスチルカメラ(以下、単に「カメラ」という)では、撮影により得られた画像データのデータ量がメモリカードの空き容量(記録可能量)を越える場合、撮影済みの画像データを破棄(消去)した後に、撮影を禁止する撮影禁止モードに切換えていた。
【0003】
また、従来のカメラでは、上記画像データの破棄を回避する方法として、画像データの圧縮率を上げることにより、メモリカードの空き容量を増やす方法を採用するものなどがある(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。即ち、特許文献2などでは、メモリカードの空き容量を増やすことにより、上記撮影した画像データをメモリカードに記録できるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−98668号公報
【特許文献2】
特開平6−105215号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、撮影済みの画像データをメモリカードに記録することなく破棄するタイプのカメラでは、貴重な画像データを残すことができないという不都合が生じる。一方、特許文献2に係る発明では、画像データの圧縮率を上げて記録(即ち、低解像度へ変換して保存)するので、画像品質が低下するという不都合が生じる。
【0006】
本発明の目的は、上記事実を考慮して、撮影により得られた画像データのデータ量が着脱可能な記憶メディアの記録可能量を越える場合であっても、該画像データを消去および該画像データの画像品質を低下させることなく、該記憶メディアに記録し得る撮像装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の撮影装置では、被写体を連続撮影可能な撮影手段と、前記撮影手段の撮影により得られた画像データを画像処理するために必要な第1の記録手段と、前記撮影手段の撮影により得られた画像データを記録する着脱可能な第2の記録手段とを有する撮像装置であって、前記第2の記録手段の記録可能量が、前記撮影手段の連続撮影により得られ前記第1の記録手段に記録された画像データのデータ量未満かを判断する判断手段と、前記記録可能量が前記画像データのデータ量未満であると前記判断手段が判断した場合には、前記画像データを前記第1の記録手段に記録するよう制御する制御手段と、を備え、前記第2の記録手段の記録可能量が前記画像データのデータ量以上となりかつ前記第1の記録手段に記録された前記画像データが前記第2の記録手段に記録されるまで、前記画像データを前記第1の記録手段に記録保持する。
【0008】
第1の記録手段は、撮影手段の撮影により得られた画像データを画像処理する際に用いられる。第2の記録手段は、撮像装置に対して着脱可能であり、撮影手段の撮影により得られた画像データを記録する。ここで、第1および第2の記録手段は、撮像装置に使用されている既存のメモリである。
【0009】
判断手段は、第2の記録手段の記録可能量が、撮影手段の連続撮影により得られ第1の記録手段に記録された画像データのデータ量未満かを判断する。制御手段は、記録可能量が画像データのデータ量未満であると判断手段が判断した場合、画像データを第1の記録手段に記録するよう制御する。
【0010】
請求項1記載に係る撮像装置においては、連続撮影により得られ第1の記録手段に記録された画像データのデータ量が第2の記録手段たとえば記憶メディアの記録可能量を越える場合であっても、制御手段が画像データを第1の記録手段に記録するよう制御する。そして、第2の記録手段の記録可能量が該画像データのデータ量以上となりかつ第1の記録手段に記録された該画像データが第2の記録手段に記録されるまで、該画像データを第1の記録手段に記録保持するので、たとえば第2の記録手段の交換,または第2の記録手段に記録されている画像データの削除などの処理を行うことによって第2の記録手段の記録可能量が増えるまで、画像データを第1の記録手段に記録保持し得る。
【0011】
即ち、請求項1記載に係る撮像装置によれば、記録手段を増設することなく、第2の記録手段の記録可能量を増やす処理が行われるまで、該画像データが第1の記録手段に記録されているので、該画像データを消去および該画像データの画像品質を低下させることなく、第2の記録手段に記録し得る。ここで、第2の記録手段に記録される画像データは、撮影手段たとえばCCDから出力された未加工状態の画像データ(RAWデータ)の他に、第1の記録手段に記録された画像処理後の画像データなどを含む概念である。
【0013】
請求項2記載の撮像装置では、前記第1の記録手段は揮発性メモリであり、前記第2の記録手段への電力の供給が遮断される場合に、前記第1の記録手段に電力を供給する補助電源手段を備える。第2の記録手段への電力の供給が遮断される場合としては、第2の記録手段の記録可能量を増やすために、第2の記録手段を交換する場合すなわち第2の記録手段を撮像装置から取外す場合などである。
【0014】
この場合には、第2の記録手段の電気的破壊を防止するために、撮像装置本体の電源をオフにする。一方、揮発性メモリである第1の記録手段は、第1の記録手段に対して電力の供給が遮断されると、第1の記録手段に記録されているデータが全て消滅してしまう。
【0015】
そのため、請求項2記載に係る撮像装置においては、第2の記録手段への電力の供給が遮断される場合に、補助電源手段によって第1の記録手段に電力を供給する。従って、請求項2記載に係る撮像装置によれば、第2の記録手段の記録可能量を増やす処理として例えば第2の記録手段を交換する際すなわち撮像装置本体の電源がオフになる場合にも、補助電源手段によって第1の記録手段に電力が供給されるので、第1の記録手段に記録されているデータをそのまま保存できると共に、第2の記録手段を撮影途中においても交換できる。
【0016】
請求項3記載の撮像装置では、前記第2の記録手段に記録された画像データを削除する削除手段を備える。請求項3記載に係る発明においては、第2の記録手段の記録可能量を増やす処理として、削除手段により第2の記録手段に記録されている画像データを削除する。
【0018】
請求項4記載の撮像装置では、前記第1の記録手段に記録された画像データの中から削除する画像データを選択する選択手段を設け、前記削除手段は前記選択手段によって選択された画像データを削除する。請求項4記載に係る発明においては、選択手段によって第1の記録手段に記録された画像データの中から削除する画像データを選択し、そして削除手段は選択手段によって選択された画像データを削除する。即ち、請求項4記載に係る発明は、任意の画像データのみを個々に選択し、削除するデリート処理である。
【0019】
なお、請求項1、2または4に記載されている第1の記録手段は、RAM(Random Access Memory)である。RAMは、SRAM(Static RAM),DRAM(Dynamic RAM),またはSDRAM(Synchronous DRAM)などを含む概念である。
【0020】
また、本発明に係る第2の記録手段は、スマート・メディア(SmartMedia(R))、コンパクト・フラッシュ(CompactFlash)、ATA(AT Attachment)カード、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)などを含む概念である。
【0021】
さらに、本発明に係る撮像装置は、デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラ,撮像機能を備えた携帯電話,パーソナル・コンピュータ,PDA(Personal Digital Assistance)などを含む概念である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5に基づいて、本発明の実施形態に係る撮像装置としてのデジタルスチルカメラについて説明する。なお、図1は本実施形態のデジタルスチルカメラの斜視図、図2は図1に示すデジタルスチルカメラのブロック図である。
【0023】
図1に示すように、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ(以下、単に「カメラ」という)10には、記憶媒体収納部14を開放または閉鎖する蓋部16が、開閉可能に配置されている。記憶媒体収納部14には、第2の記録手段であるスマートメディア(SSFDC)12を装填するためのスロット18が形成されている。
【0024】
また、カメラ10には、蓋部16のロックを解除するロック解除ツマミ22が、スライド可能に配置されている。ロック解除ツマミ22をスライドさせて蓋部16のロックを解除すると、蓋部16が回転し記憶媒体収納部14すなわちスロット18が開放される。さらに、カメラ10には、蓋部16の開放状態(図1に示すような状態)を検出するスイッチなどの検出部82(図2参照)が配置されていると共に、図1に示すような電源スイッチ24およびシャッターボタン26などの各種操作キーが配置されている。
【0025】
次に、図2に基づき、カメラ10の制御系に関する構成について概略する。カメラ10は、被写体像を結像させるためのレンズを含んで構成された撮影手段の一部を構成する光学ユニット30と、上記レンズの光軸後方に配設された撮影手段の一部を構成するCCD32と、CCD32からの出力信号に基づきを示すデジタル画像データを生成すると共に光学ユニット30の各部,CCD32などを駆動するためのタイミング信号を生成する信号処理部40と、カメラ10の全体的な動作を司る主制御部60と、CCD32を駆動する垂直・水平ドライバ34と、を含んで構成されている。
【0026】
カメラ10は、CCD32による撮像によって得られた被写体像や各種情報を表示するLCD72と、LCD72の表面に設置された感圧式のタッチパネル73と、主としてCCD32による撮像によって得られたデジタル画像データを一時的に記録する第1の記録手段としてのSDRAM74と、各種パラメータやプログラム等を記憶したフラッシュROM76と、主制御部60およびSDRAM74などに対して電源電力を供給する電源部78と、蓋部16の開放状態を検出する検出部82と、を含んで構成されている。
【0027】
SDRAM74は、カメラ10の装置本体に内蔵され、取外し不可能となっている。また、SDRAM74の記録領域(図示省略)は、カメラ10の各部の処理時に使用するデータを記録するワーク領域、CCD32から出力された画像データを記憶する画像領域などを備えている。ここで、図1に示すスマートメディア(記憶メディア)12および図2に示すSDRAM74は、カメラ10に使用されている既存のメモリである。
【0028】
SDRAM74に電源部78からの電源電流(電力)を供給するモードとしては、カメラ10本体に電力を供給する通常モードおよびSDRAM74にのみ電力を供給するバックアップモードを有する。即ち、SDRAM74と電源部78との間には補助電源手段の電源バックアップ部80が接続されていると共に、電源バックアップ部80とSDRAM74との間には電源部78が電源バックアップ部80を介することなく接続されている。
【0029】
そして、通常モードでは電源部78からの電力が電源バックアップ部80を介することなくSDRAM74に供給され、バックアップモードではSDRAM74に電源バックアップ部80を介して電力が供給される。そのため、カメラ10本体に電力が供給されない電力供給停止モードであっても、後述するCPU62がバックアップモードとなるように電源部78を制御するので、SDRAM74中の各種データ(画像データなど)は保存される。
【0030】
なお、図2では、錯綜を回避するために、電源部78と主制御部60またはSDRAM74との間に対し、4本の線で接続された状態を示したが、実際には電源部78から光学ユニット30,垂直・水平ドライバ34などの各部へは各々異なる配線によって接続されており、上記各部には電源部78からの電力が各々供給される。
【0031】
一方、信号処理部40は、相関2重サンプリング回路(CDS)42と、ゲインコントローラ(GC)44と、A/Dコンバータ46と、タイミングジェネレータ(TG)48と、を含んで構成されている。また、主制御部60は、主制御部60全体の動作を司る判断手段または制御手段のCPU(中央演算処理装置)62と、所定容量のラインバッファを内蔵した撮像制御部64と、所定の圧縮形式(本実施の形態ではJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式)でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張部66と、メディア制御部68と、LCD制御部70と、がバスBUSを介して相互に接続されて構成されている。
【0032】
メディア制御部68には、着脱可能な記憶メディア(図1に示されるスマートメディア)12が接続されている。そして、記憶メディア12に対する各種情報の書き込みや当該記憶メディア12に書き込まれている各種情報の読み出しは、メディア制御部64によって制御される。
【0033】
また、LCD制御部70にはLCD72が接続されており、LCD72にはLCD制御部72の制御下で画像データなどの各種情報の表示がなされる。なお、LCD72は、CCD32による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができる。
【0034】
一方、タッチパネル73、SDRAM74及びフラッシュROM76は主制御部60のバスBUSに接続されている。従って、CPU62は、タッチパネル73に対するユーザによる接触位置を把握することができると共に、SDRAM74及びフラッシュROM76を任意にアクセスすることができる。
【0035】
CCD32の出力端は、相関2重サンプリング回路42、ゲインコントローラ44、及びA/Dコンバータ46を順に介して撮像制御部64に接続されている。CCD32から出力された信号は、相関2重サンプリング回路42によって相関2重サンプリング処理が施され、ゲインコントローラ44によってCCD32におけるR(赤),G(緑),B(青)毎の感度調整が施された後、各画素毎のR、G、B信号としてA/Dコンバータ46に加えられる。
【0036】
A/Dコンバータ46は、ゲインコントローラ44から順次加えられるR,G,B信号を、各々12ビットのR,G,B信号(以下、「デジタル画像データ」という。)に変換して撮像制御部64に出力する。そして、撮像制御部64は、内蔵しているラインバッファにA/Dコンバータ46から順次入力されるデジタル画像データを、蓄積して一旦SDRAM74に格納する。
【0037】
SDRAM74に格納されたデジタル画像データは、CPU62によって読み出され、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を再びSDRAM74に格納する。
【0038】
また、図1に示すシャッターボタン26が撮影者によって押圧操作された場合には、SDRAM74に格納されたYC信号を、圧縮・伸張部66によって所定の圧縮形式で圧縮した後に、圧縮された画像データを再度SDRAM74に格納する。そして、上記画像データをSDRAM74から読み出し、メディア制御部68を介して記憶メディア12に記憶する。即ち、記憶メディア12には、被写体の画像データが、メディア制御部68を介して記憶される。
【0039】
一方、タイミングジェネレータ48には、垂直・水平ドライバ34が接続されている。タイミングジェネレータ48は、CCD32を駆動させるためのタイミング信号を垂直・水平ドライバ34に、撮像制御部64を駆動させるためのタイミング信号を撮像制御部64に、それぞれ出力する。
【0040】
また、CPU62は、CCD32による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように、合焦制御を行う。即ち、カメラ10は、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、いわゆるTTL(Through The Lens)方式を採用している。
【0041】
そして、カメラ10では、オートフォーカス・フレームによって示される撮影位置に被写体が位置した状態において、シャッターボタン26(図1参照)が半押しされることにより、自動的に合焦制御が行われる。また、レリーズボタン26が全押しされた場合には、SDRAM74に格納された圧縮処理後の画像データが、記憶メディア12に記憶される。
【0042】
次に、図3乃至図5に基づき、カメラ10における画像データの記憶メディア12への記録処理について説明する。図3は、ユーザによってカメラ10の電源スイッチ(図1参照)24がオンされ、図1に示すシャッタボタン26が全押し操作された際にCPU62によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0043】
そして、上記プログラムは、予めフラッシュROM76のプログラム領域(図示省略)に記憶されている。また、本フローチャートは、シャッタボタン26が操作される毎に行われる。
【0044】
ステップ100では、シャッタボタン26の全押し操作によって得られた上記圧縮処理後の画像データを、SDRAM74に記録する。ステップ102では記憶メディア12の記録可能量(空き容量)を検出し、ステップ104では記憶メディア12の空き容量が上記画像データのデータ量未満か否かを判断する。即ち、CPU62は、ステップ104の判断処理の前提として、画像データのデータ量を検出する。
【0045】
ステップ104が否定の場合すなわち上記空き容量が画像データのデータ量未満でない判断された場合には、ステップ114において、上記画像データを記憶メディア12に記録する。そして、上記画像データが記憶メディア12に記録されると、ステップ114でSDRAM74に記録されている画像データが記憶メディア12に記憶されたか否かを識別するためのフラグをセット(「1」に設定)すると共に、セットされたフラグを上記画像データに対応するようSDRAM74のワーク領域に記録する。なお、ステップ114の処理が終了すると、本フローチャートは終了する。
【0046】
一方、ステップ104が肯定の場合すなわち上記空き容量が画像データのデータ量未満である判断(画像データのデータ量に対し空き容量が足りないと判断)された場合には、ステップ106の処理において、記憶メディア12に対する「空き容量解消処理」が必要である旨をLCD72に表示させる。また、ステップ106の処理は、記憶メディア12の記憶容量が満杯(記録可能量がゼロ)になるので、上記画像データを記憶メディア12に記憶させることができないという「記憶メディアへの記憶不可」を、LCD72に表示させる。
【0047】
ここでは、SDRAM74に記録されている画像データが記憶メディア12に記憶されていないことを示すためにフラグがセットされず(「0」の状態)、そしてセットされていないフラグを上記画像データに対応するようSDRAM74のワーク領域に記録する。また、圧縮処理後の上記画像データは、記憶メディア12に記憶される直前の画像データであり、SDRAM74に記録保持される。
【0048】
ステップ108では、記憶メディア12に対する「空き容量解消処理」を行う(図4参照)。この空き容量解消処理は、図4に示すように、ステップ120において、記憶メディア交換モードが選択された否かを判断する。ステップ120が肯定の場合すなわち記憶メディア交換モードが選択された場合には、ステップ122において、記憶メディア(図1に示すスマートメディア)12を交換する交換モードの処理を行う(図5参照)。
【0049】
なお、モード選択画面を示す画像データをLCD制御部70に出力することによりモード選択画面をLCD72に表示させ、そしてユーザがタッチパネル73を用いたモードの選択を行う。この場合、上記モード選択画面を示す画像データは、予めフラッシュROM76の所定領域に記憶されている。
【0050】
交換モード処理は、図5に示すように、ステップ140において、図1に示す蓋部16が開放されたか否かを、検出部82の検出結果(オフ信号)に基づいて判断する。ステップ140が肯定の場合すなわち蓋部16が開放された場合には、ステップ142でSDRAM74をバックアップモードにすると共に、ステップ144でSDRAM74以外の電源をオフ(電力供給停止モード)にする。なお、ステップ140の処理は、蓋部16が開放されるまで続けられる。
【0051】
即ち、ステップ122における空き容量解消処理(図5参照)は、スマートメディア12の記録可能量を増やすために、スマートメディア12をカメラ10のスロット18から取外し交換する場合である。この場合には、スマートメディア12の電気的破壊を防止するために、蓋部16が開放されると、カメラ10本体の電源をオフにする(ステップ144参照)。
【0052】
一方、揮発性メモリであるSDRAM74は、SDRAM74に対して電力の供給が遮断されると、SDRAM74に記録されているデータが全て消滅してしまうので、ステップ142でSDRAM74を電源バックアップモードにし、SDRAM74に電力を供給させる。
【0053】
本実施形態においては、スマートメディア12への電力の供給が遮断される場合に、電源バックアップ部80によってSDRAM74に電力が供給される。従って、本実施形態によれば、スマートメディア12の記録可能量を増やす処理としてスマートメディア12を交換する際すなわちカメラ10本体の電源がオフになる場合にも、電源バックアップ部80によってSDRAM74に電力が供給されるので、SDRAM74に記録されているデータがそのまま保存できると共に、スマートメディア12を撮影途中においても交換できる。
【0054】
ステップ146では、蓋部16が閉止されたか否かを、検出部82の検出結果(オン信号)に基づいて判断する。ステップ146が肯定の場合すなわち蓋部16が閉止された場合には、ステップ148で電源をオンにすると共に、ステップ150でSDRAM74を通常モード(カメラ10本体に電力を供給するモード)にする。なお、ステップ146の処理は、蓋部16が閉止されるまで続けられる。
【0055】
ステップ152では、記憶メディアすなわち図1に示すスマートメディア12が、記憶媒体収納部14のスロット18に装填されているか否かを判断する。ステップ152が否定の場合すなわちスマートメディア12がスロット18に装填されていない場合には、ステップ140に戻る。一方、ステップ152が肯定の場合すなわちスマートメディア12がスロット18に装填されている場合には、図5に示すサブルーチンは終了する。
【0056】
交換モードに関するサブルーチン(図5参照)が終了すると、図4に戻り、ステップ130で記憶メディア12の空き容量を検出すると共に、ステップ132で記憶メディア12の空き容量が上記画像データのデータ量未満か否かを判断する。ステップ132が肯定の場合すなわち上記空き容量が画像データのデータ量未満である場合には、ステップ120に戻る。
【0057】
一方、ステップ132が否定の場合すなわち上記空き容量が画像データのデータ量未満でない場合には、空き容量解消処理のサブルーチン(図4参照)は終了する。また、ステップ120が否定の場合すなわち記憶メディア交換モードが選択されない場合には、ステップ124において、記憶メディアフォーマットモードか否かを判断する。
【0058】
ステップ124が肯定の場合すなわち記憶メディアフォーマットモードが選択された場合には、ステップ126において、記憶メディア(スマートメディア)12に対し初期状態に戻すフォーマット処理を行う。即ち、このフォーマット処理は、スマートメディア12に記録されている全ての画像データを、一括に削除する処理である。
【0059】
また、ステップ124が否定の場合すなわち記憶メディアフォーマットモードが選択されない場合には、ステップ128において、スマートメディア12に記録されている各画像データを、個々に削除する処理を行う。ここで、各画像データの選択は、選択画面を示す画像データをLCD制御部70に出力することにより選択画面をLCD72に表示させると共に、ユーザが選択手段または削除手段であるタッチパネル73を用いて選択を行う。
【0060】
ステップ126またはステップ128の処理が終了すると、上述したステップ130およびステップ132の処理が行われる。空き容量解消処理のサブルーチン(図4参照)が終了すると、図3に戻り、ステップ110でSDRAM74に格納されている上記圧縮処理後の画像データを読出す。ここで、読出す画像データは、記憶メディア12に記憶されていない画像データであり、上述したフラグがセットされていない画像データである。そして、読出された画像データは、ステップ112で記憶メディア12に転送して記録される。ステップ112の処理が終了すると、図3に示す交換モード処理は終了する。
【0061】
本実施形態においては、撮影により得られた画像データのデータ量が記憶メディア(スマートメディア)12の記録可能量を越える場合であっても、CPU62が該画像データをSDRAM74に記録するよう制御するので、スマートメディア12の交換またはスマートメディア12に記録されている画像データを削除することによってスマートメディア12の記録可能量が増えるまで、該画像データをSDRAM74に記録する。
【0062】
また、本実施形態においては、スマートメディア12の記録可能量が該画像データのデータ量以上となりかつ該画像データがスマートメディア12に記録されるまで、該画像データをSDRAM74に記録する。
【0063】
即ち、本実施形態によれば、メモリ(たとえばスマートメディアおよびSDRAMなど)を増設することなく、スマートメディア12の記録可能量を増やす処理が行われるまで、該画像データがSDRAM74に記録されているので、該画像データを消去および該画像データの画像品質を低下させることなく、スマートメディア12に記録し得る。
【0064】
なお、本実施形態において説明した各プログラムの処理の流れ(図3乃至図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。また、本発明は、静止画像の連写による撮影を行うスチル連写モードを備えるデジタルスチルカメラなどの撮像装置にも、同様に適用できる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録手段を増設することなく、第2の記録手段の記録可能量を増やす処理が行われるまで、該画像データが第1の記録手段に記録されているので、該画像データを消去および該画像データの画像品質を低下させることなく、第2の記録手段に記録し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルスチルカメラの斜視図である。
【図2】図1に示すデジタルスチルカメラのブロック図である。
【図3】図1に示す記憶メディアに画像データを記録する処理に関するフローチャートである。
【図4】図1に示す記憶メディアに対する空き容量解消処理に関するフローチャートである。
【図5】図1に示す記憶メディアを交換する交換モード処理に関するフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルスチルカメラ(撮像装置)
12 スマートメディア(記憶メディア、第2の記録手段)
30 光学ユニット(撮影手段)
32 CCD(撮影手段)
62 CPU(判断手段または制御手段)
73 タッチパネル(削除手段または選択手段)
74 SDRAM(第1の記録手段)
78 電源部
80 電源バックアップ部(補助電源手段)
82 検出部
Claims (4)
- 被写体を連続撮影可能な撮影手段と、前記撮影手段の撮影により得られた画像データを画像処理するために必要な第1の記録手段と、前記撮影手段の撮影により得られた画像データを記録する着脱可能な第2の記録手段とを有する撮像装置であって、
前記第2の記録手段の記録可能量が、前記撮影手段の連続撮影により得られ前記第1の記録手段に記録された画像データのデータ量未満かを判断する判断手段と、
前記記録可能量が前記画像データのデータ量未満であると前記判断手段が判断した場合には、前記画像データを前記第1の記録手段に記録するよう制御する制御手段と、
を備え、
前記第2の記録手段の記録可能量が前記画像データのデータ量以上となりかつ前記第1の記録手段に記録された前記画像データが前記第2の記録手段に記録されるまで、前記画像データを前記第1の記録手段に記録保持する撮像装置。 - 前記第1の記録手段は揮発性メモリであり、
前記第2の記録手段への電力の供給が遮断される場合に、前記第1の記録手段に電力を供給する補助電源手段を備える請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第2の記録手段に記録された画像データを削除する削除手段を備える請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1の記録手段に記録された画像データの中から削除する画像データを選択する選択手段を設け、
前記削除手段は前記選択手段によって選択された画像データを削除する請求項3に記載の撮像装置。
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