JP4082455B2 - 昇降式のヘッドレスト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートの前後方向(車輌の前進、後退方向)への移動によりヘッドレストが上下動する昇降式のヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、ヘッドレストは、衝突時の安全性と、必要時における頭部への添接、又は後部シートの同乗者への配慮等を考慮して、最適な位置を確保することが要求されている。このような要望に関らず、従来の一般車輌では、手動による昇降装置であり、ヘッドレストサポートにヘッドレストを支持するヘッドレストステーを設け、当該ヘッドレストステーを、ヘッドレストサポートに設けた係止片操作釦を利用して昇降(上下動)する構成である。従って、シートの前後方向への移動(シートの前後とする)とは、無関係な構造であり、改良が望まれていた。尚、一部の車輌に、ヘッドレストが、シートの前後動を介して昇降する構造も採用されているが、コスト面での改良が望まれている。
【0003】
この従来の改良として、先行文献を挙げる。この文献(1)は、特開平11−278130号の調節可能な車輌用シートであり、その内容は、ヘッドレストの垂直方向調節を図るモーター操作によるヘッドレスト調節器が、シートバック中に設置されている。このヘッドレストは、歯付きギアを装備する電気モーターと、この歯付きギアの出力歯車がシートバックのフレームに設置されたラックと囓合する。従って、歯付きギアの出力歯車の回転で、ラックを上下方向に移動するとともに、ヘッドレストを支持する保持金具の昇降が行われる。この保持金具の昇降を利用してヘッドレストが上下動する構造である。即ち、シートの位置に適合して、ラックとピニオンギアとを利用した昇降機構を介してヘッドレストの上下動を図ることを特徴とする。また文献(2)は、特開平10−290728号の車輌用シートであり、その内容は、シートバック内に装備したブラケットにヘッドレストステーを昇降自在に設け、このヘッドレストステーにワイヤを係止し、このワイヤを車体フレームに固止する。従って、シートを前方に移動することで、ヘッドレストがワイヤに引張されて下方に移動する。またシートを後方に移動することで、ワイヤが弛緩されるとともに、ヘッドレストステーに捲装したスプリングを介してヘッドレストが復帰する構造である。これにより、シートの動きに追従してヘッドレストの高さ位置を常に最適な状態に調節することを特徴とする。次に文献(3)は、特開平11−253265号のヘッドレストのための調節装置であり、その内容は、シートバックにヘッドレストが上下動自在に設けられており、このヘッドレストに設けた案内ロッドを設け、この案内ロッドをシートバックに設けた案内ブッシュに昇降自在に設ける。そして、前記案内ブッシュに設けたラックは、モーターに設けた歯車(ピニオン)と囓合する。この歯車の回転によりラックを備えた案内ロッドが上下動し、これと同時に前記ヘッドレストが上下動する。またシートバックと案内ロッドとの間にスプリングを配し、このスプリングの反撥力を介してヘッドレストの下方への移動を補助する構造である。この発明は、アングルレバーの操作を介してヘッドレストの高さ位置を常に最適な状態に調節することを特徴とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
文献(1)は、シートを調節した位置(移動位置)で、ヘッドレストの高低を調節できる構造である。しかし、この発明は【0032】に開示するが如く、本人がシートを移動した後に、ヘッドレストの高さを調節する構造であり、シートの動きに追従しないこと、又は規定された位置にヘッドレストの高さを調節するに手間及び時間を要すること等の改良点が考えられる。
【0005】
次に文献(2)は、シートの移動に追従してヘッドレストが上下動する特徴がある。しかし、この例では、車体フレームに固止した一方のワイヤがシートバックより離れた位置に存在することから、邪魔であること、又は走行中の咄嗟のときに人を傷つける危険性があること、また美観を損ねること等の改良の余地がある。
【0006】
また文献(3)は、前記文献(1)と同様に、レバー操作を利用して、ヘッドレストの高さ調節をする構造である。従って、文献(1)と同じ改良点が考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シートの移動位置に対応して、常時、ヘッドレストの高さを調節できる(ヘッドレストの上下動ができる)こと、この調節を介して常に最適な位置に、ヘッドレストを設置できること等の利点がある。また本発明は、ヘッドレストサポートを汎用形の機構を採用することで、装置・ヘッドレストサポートの汎用化・共通化、材料の節約化、在庫管理の適正化、又は低コスト化、取替えの容易化等を図ることを意図する。またヘッドレストの昇降・制御機構を、シートバックに内蔵する構造を採用することで、走行中の咄嗟のとき人を傷つける危険性がなく、また美観の向上に役立つことを意図する。
【0008】
請求項1は、昇降式のヘッドレストは、シートバックに設けた車体フレームに角パイプを配し、この角パイプに嵌入されたヘッドレストサポートにヘッドレストステーを配し、このヘッドレストステーに設けた係止爪に車体フレームに配した係止爪車を係止し、この係止爪車と同軸に設けた第1滑車にワイヤを添接し、このワイヤの一端は、この一端に設けたスプリングを介して車体フレームに固止するとともに、その他端は、前記フレーム、又はシートバックに設けられた第3滑車を介して、前記車体シートに配した第5滑車に係止し、また前記ヘッドレストステーの下端に、このヘッドレストステー押上げ用の押上げスプリングを設けた構成の昇降式のヘッドレストである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1と同じ目的を達成することを意図する。
【0010】
請求項2は、昇降式のヘッドレストは、シートバックに設けた車体フレームに角パイプを配し、この角パイプに嵌入されたヘッドレストサポートにヘッドレストステーを配し、このヘッドレストステーに設けた係止爪に車体フレームに配した係止爪車を係止し、この係止爪車と同軸に設けた第1滑車にワイヤを添接し、このワイヤの一端は、この一端に設けたスプリングを介して車体フレームに固止するとともに、その他端は第3滑車を介して、前記車体シートに配した第5滑車に係止し、また前記ヘッドレストステーの下端に、このヘッドレストステー押上げ用の押上げスプリングを設け前記ワイヤの緊張又は弛緩を図る前記車体フレームに設けたレバー及びリンク、並びにローラでなる緊張又は弛緩する手段を配した構成の昇降式のヘッドレストである。
【0011】
請求項3の発明は、ヘッドレストの上下動を確実に達成するスプリング機構の提供を意図する。また請求項1の目的を達成することを意図する。
【0012】
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の押上げスプリングの反撥力に対して、ワイヤ用スプリングの反撥力を強くする構成とした昇降式のヘッドレストである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一例を説明する。
【0014】
図において、1はシートで、このシート1は、シート本体1aとシートバック1bとで構成されており、このシートバック1bはリクライニング機構2により可動(折畳み、起立)する。図中3はシート1を支持する車体フレームAに立設した支持部を示す。
【0015】
10はヘッドレストサポートで、このヘッドレストサポート10は、シートバック1bに設けたフレーム4に固止した角パイプ11(支持筒)に嵌入される。このヘッドレストサポート10のサポート本体部10aには、角パイプ11の下端に係止される可撓性でなる係止突片100と、角パイプ11に圧接される可撓爪片101を有している。そして、この係止突片100が角パイプ11より突出することで、ヘッドレストサポート10が角パイプ11に嵌入係止されるとともに、可撓爪片101が圧接して、当該ヘッドレストサポート10のガタツキ防止が図れる。そして、ヘッドレストサポート10のサポート頭部10bには係止片操作釦102が設けられており、この係止片操作釦102には操作釦用スプリング103と係止爪104を有しており、この係止爪104が後述するヘッドレストステーに設けた多数の係止溝の何れかに係入して、ヘッドレストの高さが調節される。尚、操作釦用スプリング103は、係止爪104とヘッドレストステーの係止溝との係止で引張し、またこの係止解除の際に、即ち、係止片操作釦102を押圧する操作をすることで、当該操作釦用スプリング103は圧縮される。この係止片操作釦102の押圧は、ヘッドレストステー及びヘッドレストの手動による上下動(高さ調節)が可能となる。従って、このヘッドレストステー及びヘッドレストの手動による上下動は、後述するヘッドレストステー及びヘッドレストの自動操作による上下動との併用、又はこのヘッドレストステー及びヘッドレストの手動による上下動の個別操作を可能とする構造である。
【0016】
15はヘッドレストで、このヘッドレスト15にはヘッドレストステー16が一本又は数本設けられている。そして、このヘッドレストステー16には高さ調節用の係止溝16a(係止切欠段部)と、抜け防止用の係止溝16bが設けられている。またこのヘッドレストステー16には自動方式の高さ調節用のラック16c(係止爪)が設けられている。
【0017】
20はサポート本体部10aより突出した突出部10a−1に軸21を介して設けたピニオンギア(係止爪車)で、このピニオンギア20は同軸21に設けた第1捲装滑車22(第1滑車)と同じ動きをする。23は車体フレームA又はシートバック1bに必要により(設置が望ましいが限定されない)設けた第2媒体滑車(第2滑車)で、この一例では、第2滑車23は、ヘッドレストサポート10の下側に位置する。尚、第2滑車23は案内プレート23aに代替する構造も可能であり、またこの案内プレート23aは固定式の例と、可動式の例(図示せず)の各例がある(他の例も同じ)。24は車体フレームA又はシートバック1bに設けた第3媒体滑車(第3滑車)で、この第3滑車24には、操作杆25が設けられており、この操作杆25の自由端25aには作動杆26が軸支される。そして、作動杆26の自由端26aは、抜け防止用係止片27の係止基端27aに可動自在に枢着(他の枢着も同じ)される。この抜け防止用係止片27の係止爪27bは、ヘッドレストステー16に設けた抜け防止用係止片27の係止溝16bに係止される。この係止によりヘッドレストステー16の抜け防止が図れる。図中25bは車体フレームA又はシートバック1bに設けた操作杆25の操作杆支持部で、この操作杆支持部25bを支点として操作杆25の自由端25aが可動する。そして、この操作杆25は、後述する第3滑車24がX方向に下がる(可動する)ことで、その自由端25aが可動し、作動杆26を押上げる。この押上げで、抜け防止用係止片27の係止基端27aと係止爪27bが可動し、かつこの係止爪27bが、係止溝16bより離間することで、当該係止爪27bのヘッドレストステー16に対する規制が開放される構造である。この開放で、ヘッドレストサポート10からのヘッドレストステー16及びヘッドレスト15の引き抜きが可能となる(前述の「0019」の自動操作である)。またこの離脱状態で、係止片操作釦102を、前述のように作用することで、このヘッドレストステー16及びヘッドレスト15の高さ調整ができる。28は車体フレームA又はシートバック1bに設けた第4媒体滑車(第4滑車)で、シート1の下側に位置する。29は車体フレームA又はシートバック1bに設けた第5媒体滑車(第5滑車)で、シート1の下側に位置する。尚、第1滑車22と第5滑車29には、後述するワイヤ30を捲装する。図中27cは抜け防止用係止片27のシート1(枠体)への枢着部を示す。また図8(イ)〜(ホ)の如く、係止片操作釦102を、作動杆26で可動する作動補助杆27eとの連繋を介してヘッドレストサポート10を移動(上下動)する構造も可能である。即ち、ヘッドレストサポート10の下側に枢軸部27dを介して枢着した正面視して略L字形を呈する作動補助杆27eと、この作動補助杆27eの略L字形の下端となる作動部27e−1を作動する前記作動杆26と、この作動補助杆27eの略L字形の上端となる自由端部27e−2を前記係止片操作釦102の一箇所に係止する構造である。従って、作動杆26による作動部27e−1の押上げで、作動補助杆27eが可動する。この作動補助杆27eが枢軸部27dを支点として可動することで、この例では、自由端部27e−2が時計方向に可動することで、抜け防止用係止片27がZ方向に移動して、その係止爪104が係止溝16aより離間する。この離間により、係止爪104と係止溝16aとの係止解除(離脱)を介してヘッドレストステー16が移動する。尚、この作動補助杆27eをスプリングで復帰する構成も可能である。そして、作動杆26が降下することで、前述の逆の操作となり、係止爪104と係止溝16aとの係止(嵌入)を介してヘッドレストステー16が固定する。そして、この係止片操作釦102に、抜け防止用係止片27との機能を付加することも可能である。
【0018】
30は第1滑車22〜第5滑車29に連繋(係止又は捲装等)されるワイヤで、このワイヤ30の一端30aはワイヤ用スプリング31を介して車体フレームAに係止される。その他端30bはシート1に設けた第5滑車29に係止される(図1参照)。従って、シート1が後退し、第5滑車29にワイヤ30が順次捲装される。この捲取りで当該ワイヤ30をX方向に緊張し、ヘッドレスト15を上昇する(高くなる)。またシート1を前進することで、第5滑車29にワイヤ30を順次捲戻していき、当該ワイヤ30をY方向に弛緩し、ヘッドレスト15を降下する(低くなる)。尚、他端30bは車体フレームAに、スプリング(図示せず)を介して係止し、このスプリングと、ワイヤ用スプリング31とを利用して、ワイヤ30をX・Y方向に緊張、弛緩する構造も可能である。図中32は第5滑車29を手動で操作する手動操作杆を示す。また図4に示す例では、シート1、車体フレームAに枢着したレバー33とリンク34と、このリンク34の先端に配したローラ35とで構成し、レバー33の操作で、ローラ35を稼動して、この前進限でワイヤ30を張装してX方向に移動し、また後退限でワイヤ30を弛緩しY方向に移動する微調整構造である。この微調整機構は、本来有するワイヤ30の緊張状態と、ワイヤ30の弛緩状態との補助を図り、人の体格により適合するヘッドレスト15の位置を確保する。この構造を利用してヘッドレスト15の上下微調整を図る。尚、図4において(アイドラ方式)、Bはワイヤ30の(微調整時の)緊張状態、B1はワイヤ30の(微調整時の)弛緩状態、B2はワイヤ30の(微調整時の)中間(停止)状態、をそれぞれ示す。図中33aは枢着部を示す。この例においても第5滑車29の捲取りでワイヤ30をX方向に緊張し、また捲戻しでワイヤ30をY方向に弛緩する構造である。また第5滑車29にワイヤ30を添接し車体フレームAに係止する方法、ワイヤ30にスプリングを付設して、車体フレームAに係止する方法等も可能である。
【0019】
図中40はヘッドレストステー16を押し上げる押上げスプリングを示しており、必要により設けるが、略する場合もあり得る。
【0020】
図9の他の実施例では、前述の第3滑車24と、この第3滑車24に設けた操作杆25と、この操作杆25に設けた作動杆26、及び抜け防止用係止片27等の構造は、他の例でも可能であり、例えば、図9に示した例がある。この例は、モーター、アクチューエータ等の駆動源50と、この駆動源50の出力軸に設けたウォームギア51と、このウォームギア51と螺合する歯車52と、前記作動杆26に設けたラックギア53との組み合せ構造として、当該駆動源50の動きを、ウォームギア51→歯車52→ラックギア53→作動杆26に伝達する。この一連の動作(自動及び/又は手動)を介して作動杆26は自由に移動する。尚、駆動源50は他の駆動手段も可能である。
【0021】
図11の他の実施例では、前述したピニオンギア20と第1滑車22の他の例を示しており、ピニオンギア20をカム60に代替し、このカム60を介して車体フレームA又はシート1に枢着した可動杆61(ラチェット)を可動し、その自由端をヘッドレストステー16のラック16c(歯形の形状を変更する)に係合、又は係合解除を図り、このヘッドレストステー16の上下動を図る。尚、この例では、ワイヤ30の一端30aをヘッドレストステー16に係止し、また他端30bを第5滑車29に捲装又は係止する。従って、カム60はワイヤ30の添接により回転し、この回転毎に可動杆61が可動を繰返して、ラック16cとの係止、又は係止解除が繰返される。この繰返しを介して、ヘッドレスト15の上昇、降下が行われる。そして、この例では、ワイヤ30は第2滑車23を経由して第1滑車22に至る構造を採用した。
【0022】
尚、図示しないが、ワイヤ30の緊張又は弛緩する手段は、一例であり、同様な機能を備えている構造は、本発明の範疇である。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0024】
図1においてシート1をX1方向に移動すると、図2において、ワイヤ30は、X方向に引張されるとともに、ワイヤ用スプリング31の引張の誘引と、また第5滑車29〜第2滑車23のX方向への回転とを介して、後述するように操作杆25が可動し、第3滑車24がX方向に下がる(可動する)。前記ワイヤ30のX方向に引張により第1滑車22がX方向に回転する。このX方向の回転は、ピニオンギア20をX方向に回転する。このピニオンギア20のX方向の回転により、このピニオンギア20に囓合するラック16cをX方向に押上げる(ラック16cの囓合する位置が、順次逆X方向に変わる)。このラック16cのX方向の押上げは、押上げスプリング40の反撥力を誘引し、ヘッドレストステー16の上昇となり、その結果として、ヘッドレスト15が上る(高さが高くなる )。そして、このヘッドレストステー16の上昇は、次の手順による。即ち、シート1→ワイヤ30・ワイヤ用スプリング31→第5滑車29→第4滑車28→第3滑車24→第2滑車23→第1滑車22→ピニオンギア20→ラック16c(ヘッドレストステー16)→押上げスプリング40→押上げの経過を辿る。
【0025】
即ち、このワイヤ30の緊張により第1滑車22及びピニオンギア20が回転し、このピニオンギア20の回転運動をヘッドレストステー16の上運動に変換し、このヘッドレストステー16の上運動を利用してヘッドレスト15の上方向(高い位置)への移動を確保する。
【0026】
尚、この過程において、第3滑車24がX方向に下がり、最も下がった過程(ヘッドレストステー16の引抜き必要時を示す)で、操作杆25(付設している場合で説明する)が操作杆支持部25bを支点として可動すると、その自由端25aがX方向に可動する。この自由端25aの可動を利用して作動杆26がX方向に上昇すると、抜け防止用係止片27の係止基端27aを逆X方向に可動する。この係止基端27aの可動により、ヘッドレストステー16の係止溝16bに係止されている係止爪27bが離間する。この離間を介してヘッドレストステー16と抜け防止用係止片27の係止関係が開放されて、当該ヘッドレスト15の引抜きが可能となる。そして、前記自由端25a、係止基端27a等がX方向に容易に可動できる手段が施されている。この抜け防止用係止片27の動きによるヘッドレスト15の脱抜は、次の手順による。即ち、第3滑車24→操作杆25→操作杆支持部25b→自由端25a→作動杆26→抜け防止用係止片27→係止基端27a→ヘッドレストステー16→係止溝16b→係止爪27b→離間の経過を辿る。
【0027】
図1において、シート1をY1方向に移動すると、図2において、ワイヤ30は、Y方向に弛緩されるとともに、ワイヤ用スプリング31の反撥(圧縮)の誘引と、また第5滑車29〜第2滑車23のY方向への回転とを介して、前述のように操作杆25が可動し、第3滑車24がY方向に上がる(戻る)。そして、前記弛緩・反撥により第1滑車22がY方向に回転する。このY方向の回転は、ピニオンギア20をY方向に回転する。このピニオンギア20のY方向の回転により、このピニオンギア20に囓合するラック16cをY方向に押上げる(ラック16cの囓合する位置が、順次逆Y方向に変わる)。このラック16cのY方向の押下げは、押上げスプリング40を圧縮(収縮)し、結果として、ヘッドレスト15が下る(高さが低くなる)。そして、このヘッドレストステー16の下降は、次の手順による。即ち、シート1→ワイヤ30・ワイヤ用スプリング31→第5滑車29→第4滑車28→第3滑車24→第2滑車23→第1滑車22→ピニオンギア20→ラック16c(ヘッドレストステー16)→押上げスプリング40→押下げの経過を辿る。
【0028】
即ち、このワイヤ30の弛緩により第1滑車22及びピニオンギア20が回転し、このピニオンギア20の回転運動をヘッドレストステー16の下運動に変換し、このヘッドレストステー16の下運動を利用してヘッドレスト15の下方向(低い位置)への移動を確保する。
【0029】
尚、この過程において、第3滑車24がY方向に上がり、ヘッドレストステー16の最下端の係止溝16aを抜け防止用係止片27の係止爪27bが通過した過程で、操作杆25(付設している場合で説明する)が操作杆支持部25bを支点として可動すると、その自由端25aがY方向に可動する。この自由端25aの可動を利用して作動杆26がY方向に下降すると、抜け防止用係止片27の係止基端27aを逆Y方向に可動する。この係止基端27aの可動により、ヘッドレストステー16の係止溝16bに離間していた係止爪27bが係止される。この係止を介してヘッドレストステー16と抜け防止用係止片27の係止関係が確保されて、当該ヘッドレスト15の引抜き防止が図れる。そして、前記自由端25a、係止基端27a等がY方向に容易に可動できる手段が施されている。この抜け防止用係止片27の動きによるヘッドレスト15の抜け防止は、次の手順による。第3滑車24→操作杆25→操作杆支持部25b→自由端25a→作動杆26→抜け防止用係止片27→係止基端27a→ヘッドレストステー16→係止溝16b→係止爪27b→係止の経過を辿る。
【0030】
図5に示したワイヤ用スプリング31と押上げスプリング40との荷重(緊張、圧縮)関係を説明すると、シート1のY方向への移動(ヘッドレスト15の下降)の過程では、ワイヤ用スプリング31の反撥(圧縮)力は、押上げスプリング40の圧縮(収縮)力より強く、この押上げスプリング40を強制的に圧縮する。一方、シート1のX方向への移動(ヘッドレスト15の上昇)の過程では、ワイヤ用スプリング31の反撥(圧縮)力と、押上げスプリング40の圧縮(収縮)力との間には、特別な強弱の関係は成立しない。その理由は、ワイヤ用スプリング31は、ワイヤ30の引張により、このワイヤ用スプリング31が強制的に引張されることから、押上げスプリング40に対する締付けが解除される。この解除によって、この押上げスプリング40の反撥力が発揮される。そして、この図は、スプリング力の強弱関係を、荷重として捉えて表現した。
【0031】
図7は、シートと、ヘッドレスト及びワイヤ等の動きと、相互関係を説明した図表であり、前述の各図を総合して示した。この例は理解を容易にするために好ましい一例を示した。また図10は各部品の組合せと、この組合わせに対応した有無を示した図表であり、構造の簡略化、コストの低廉化、又は車種に対応して必要な部品の有無を示した一例である。このように各部品を組合せることで、前述の目的、又はユーザー、製造者等の要望に応える。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明は、昇降式のヘッドレストは、シートバックに設けた車体フレームに角パイプを配し、角パイプに嵌入されたヘッドレストサポートにヘッドレストステーを配し、ヘッドレストステーに設けた係止爪に車体フレームに配した係止爪車を係止し、係止爪車と同軸に設けた第1滑車にワイヤを添接し、ワイヤの一端は、一端に設けたスプリングを介して車体フレームに固止するとともに、他端は、フレーム、又はシートバックに設けられた第3滑車を介して、車体シートに配した第5滑車に係止し、またヘッドレストステーの下端に、ヘッドレストステー押上げ用の押上げスプリングを設けた構成の昇降式のヘッドレストである。
【0033】
従って、請求項1は、シートの移動位置に対応して、常時、ヘッドレストの高さを調節できること、この調節を介して常に最適な位置に、ヘッドレストを設置できること等の特徴がある。また本発明は、ヘッドレストサポートを汎用形の機構を採用することで、装置・ヘッドレストサポートの汎用化・共通化、材料の節約化、在庫管理の適正化、又は低コスト化、取替えの容易化等が図れる特徴がある。さらにヘッドレストの昇降・制御機構を、シートバックに内蔵する構造を採用することで、走行中の咄嗟のとき人を傷つける危険性がなく、また美観の向上に役立つこと等の特徴を有する。
【0034】
請求項2の発明は、昇降式のヘッドレストは、シートバックに設けた車体フレームに角パイプを配し、角パイプに嵌入されたヘッドレストサポートにヘッドレストステーを配し、ヘッドレストステーに設けた係止爪に車体フレームに配した係止爪車を係止し、係止爪車と同軸に設けた第1滑車にワイヤを添接し、ワイヤの一端は、一端に設けたスプリングを介して車体フレームに固止するとともに、他端は第3滑車を介して、車体シートに配した第5滑車に係止し、またヘッドレストステーの下端に、ヘッドレストステー押上げ用の押上げスプリングを設けワイヤの緊張又は弛緩を図る車体フレームに設けたレバー及びリンク、並びにローラでなる緊張又は弛緩する手段を配した構成の昇降式のヘッドレストである。
【0035】
従って、請求項2は、請求項1と同じ目的を達成できる。そして、また、このスプリング微調整機構は、本来有するワイヤの緊張状態と、ワイヤの弛緩状態との補助を図り、人の体格により適合するヘッドレストの位置を確保できる特徴がある。
【0036】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の押上げスプリングの反撥力に対して、ワイヤ用スプリングの反撥力を強くする構成とした昇降式のヘッドレストである。
【0037】
従って、請求項3は、ヘッドレストの上下動を確実に達成するスプリング機構を提供できる。また請求項1の目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用の一例を示した全体の縮尺模式図
【図2】本発明の要部の断面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】本発明の他の一例を示した要部の断面図
【図5】ワイヤ用スプリングと押上げスプリングとの荷重関係を説明する模式図
【図6】シートバックに設けたフレームの角パイプと、ヘッドレストサポート及びヘッドレストとの関係を説明する斜視図
【図7】シートと、ヘッドレスト及びワイヤ等の動きと、相互関係を説明した図表
【図8】係止片操作釦と作動杆との他の一例を示した要部の図で、(イ)は断面図、(ロ)は正面図、(ハ)は(ロ)のA−A断面図、(ニ)は(ロ)のB−B断面図、(ホ)は(ロ)のC−C断面図
【図9】作動杆と抜け防止用係止片及びワイヤ並びに第1滑車等の他の例を示した要部の模式図
【図10】本装置に必要時に装備される各部品の一例を示した図表
【図11】ヘッドレストステーの押上げ用手段のその他の一例を示した要部の模式図
【符号の説明】
1 シート
1a シート本体
1b シートバック
2 リクライニング機構
3 支持部
4 フレーム
10 ヘッドレストサポート
10a サポート本体部
10a−1 突出部
10b サポート頭部
100 係止突片
101 可撓爪片
102 係止片操作釦
103 操作釦用スプリング
104 係止爪
11 角パイプ
15 ヘッドレスト
16 ヘッドレストステー
16a 係止溝
16b 係止溝
16c ラック(係止爪)
20 ピニオンギア(係止爪車)
21 軸
22 第1滑車
23 第2滑車
23a 案内プレート
24 第3滑車
25 操作杆
25a 自由端
25b 操作杆支持部
26 作動杆
26a 自由端
27 抜け防止用係止片
27a 係止基端
27b 係止爪
27c 枢着部
27d 枢軸部
27e 作動補助杆
27e−1 作動部
27e−2 自由端部
28 第4滑車
29 第5滑車
30 ワイヤ
30a 一端
30b 他端
31 ワイヤ用スプリング
32 手動操作杆
33 レバー
33a 枢着部
34 リンク
35 ローラ
40 押上げスプリング
50 駆動源
51 ウォームギア
52 歯車
53 ラックギア
60 カム
61 可動杆
A 車体フレーム

Claims (3)

  1. 昇降式のヘッドレストは、シートバックに設けた車体フレームに角パイプを配し、この角パイプに嵌入されたヘッドレストサポートにヘッドレストステーを配し、このヘッドレストステーに設けた係止爪に車体フレームに配した係止爪車を係止し、この係止爪車と同軸に設けた第1滑車にワイヤを添接し、このワイヤの一端は、この一端に設けたスプリングを介して車体フレームに固止するとともに、その他端は、前記フレーム、又はシートバックに設けられた第3滑車を介して、前記車体シートに配した第5滑車に係止し、また前記ヘッドレストステーの下端に、このヘッドレストステー押上げ用の押上げスプリングを設けた構成の昇降式のヘッドレスト。
  2. 昇降式のヘッドレストは、シートバックに設けた車体フレームに角パイプを配し、この角パイプに嵌入されたヘッドレストサポートにヘッドレストステーを配し、このヘッドレストステーに設けた係止爪に車体フレームに配した係止爪車を係止し、この係止爪車と同軸に設けた第1滑車にワイヤを添接し、このワイヤの一端は、この一端に設けたスプリングを介して車体フレームに固止するとともに、その他端は第3滑車を介して、前記車体シートに配した第5滑車に係止し、また前記ヘッドレストステーの下端に、このヘッドレストステー押上げ用の押上げスプリングを設け前記ワイヤの緊張又は弛緩を図る前記車体フレームに設けたレバー及びリンク、並びにローラでなる緊張又は弛緩する手段を配した構成の昇降式のヘッドレスト。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の押上げスプリングの反撥力に対して、ワイヤ用スプリングの反撥力を強くする構成とした昇降式のヘッドレスト。
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