JP4080783B2 - トンネル換気システム及びトンネル換気方法 - Google Patents

トンネル換気システム及びトンネル換気方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施工中のトンネル内の換気を行うトンネル換気システム及びトンネル換気方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
山岳トンネルなどの掘削工事を行う際には、掘削作業に伴い大量の粉塵が生ずる。このような粉塵がトンネル内に残存していると、作業者の健康を害するおそれがあるため、粉塵をトンネルの外部に排出するトンネル換気装置が用いられる。このようなトンネル換気装置としては、一般に、いわゆる送気式の換気装置と排気式の換気装置がある。
【0003】
従来、送気式の換気装置を用いてトンネル内の換気を行う手法として、例えば、特開平10−252400号公報に記載されるように、トンネルの坑口から切羽に向けて風管を配設し、この風管を介して外部の空気をトンネル内に強制導入する一方、切羽で発生する粉塵等をトンネル内に設置した集塵機により捕集して、トンネル内の換気を行うものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような手法によるトンネル換気では、切羽近傍の換気が十分に行えない場合がある。すなわち、発破などによりトンネル掘削を行う場合、掘削の際の飛び石、爆風などにより、風管の破損及び集塵機の損傷、計器故障などのおそれがあるため、風管及び集塵機を切羽に近づけることが困難である。このため、風管及び集塵機を切羽からある程度離して配置せざるを得ず、切羽近傍への新鮮な空気の送り込み及び切羽近傍における集塵を行うことができず、切羽近傍の換気が不十分となる。
【0005】
そこで本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、トンネルを発破などにより掘削する場合でも切羽における換気が容易かつ十分に行えるトンネル換気システム及びトンネル換気方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係るトンネル換気システムは、施工中のトンネルの切羽に向けて風管を通じて空気を送り込み、トンネル内に配置した集塵機により集塵してトンネル内の換気を行うトンネル換気システムであって、風管の先端部が切羽に対して進退自在とされ、切羽と集塵機の間でトンネルの断面方向に沿って開閉自在に設けられ閉じられることによりトンネル断面を仕切って集塵機及び風管を防護する防爆シートを有する防護手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
また本発明に係るトンネル換気方法は、施工中のトンネルの切羽に向けて風管を通じて空気を送り込み、トンネル内に配置した集塵機により集塵してトンネル内の換気を行うトンネル換気方法であって、風管の先端部を切羽に対して進退自在とし、切羽と集塵機の間でトンネルの断面方向に沿って開閉自在に設けられ閉じられることによりトンネル断面を仕切って集塵機及び風管を防護する防爆シートを有する防護手段を設置し、切羽を掘削する前に、風管の先端部を防護手段の後方まで後退させるとともに、防護手段を閉じて集塵機及び風管を防護し、切羽の掘削後に、防護手段を開き、風管の先端部を前進させ切羽に近づけて空気を送り込むとともに、集塵機の作動により掘削により生じた粉塵を捕集することを特徴とする。この本発明に係るトンネル換気方法は、望ましくは、切羽の掘削作業を発破により行う場合に適用される。または、切羽の掘削作業を機械掘削により行う場合に適用される。
また本発明に係るトンネル換気システム及びトンネル換気方法において、防護手段として防爆シートの上方に設置される防護板を有し、その防護板として剛性を有する網板が用いられることが好ましい。
【0008】
これらの発明によれば、発破などによってトンネル掘削をする場合でも、防護手段により集塵機及び風管を防護することによって、集塵機及び風管を切羽の近くに配置できる。このため、切羽近くに新鮮な空気を送り込み、切羽近くの粉塵を捕集して、切羽における換気が十分に行える。
【0009】
また、集塵機が防護手段により防護されるので、掘削時に集塵機を退避移動させる必要がない。従って、切羽近くの集塵作業に手間がかからず、換気が容易に行える。また、本来、集塵機が持つ集塵能力を最大限に発揮して十分な換気が容易に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0011】
図1は本実施形態に係るトンネル換気システムの概要図である。同図に示すように、本実施形態に係るトンネル換気システム1は、施工中のトンネル2の切羽2aに向けて風管3を通じて空気を送り込み、トンネル2内に配置した集塵機4により集塵してトンネル2内の換気を行うものであり、いわゆる送気式の換気システムである。
【0012】
風管3は、トンネル2の切羽2aに空気を供給するものであり、トンネル2の内壁に沿って設置されている。風管3としては、望ましくはシート材を円筒形に形成したものが用いられ、例えばビニール風管が用いられる。この場合、風管3が軽量なものとなり、その支持部材を簡易なものとすることができる。
【0013】
風管3は、トンネル2の天井部分に設置されるメッセンジャーワイヤ21を介して取り付けられている。風管3の後端部は、トンネル2の外部まで延在しており、図示しない送気ファンが取り付けられている。この送気ファンの作動により、トンネル外部の新鮮な空気が風管3に導入され、風管3を通じて切羽2aに送られる。送気ファンは、大型なものを用いることが望ましく、例えばファン風量1700m3/分程度のものが用いられる。この場合、風管3の先端部3aからの送気量は、風管3の内部等で発生する摩擦損失を考慮すると、例えば1400m3/分程度となる。
【0014】
風管3の先端部3aは、切羽2aに対して進退自在となっている。すなわち、空気の吹出し口を有する先端部3aが切羽2aに対して接近又は離間するように移動可能となっている。
【0015】
集塵機4は、トンネル2内の粉塵Dを捕集する集塵手段であり、粉塵Dを含む汚染空気を吸引部4aから吸引し、汚染空気に混在する粉塵Dを捕集し、排出口4bから清浄された空気を排出する。この集塵機4としては、大容量タイプを用いることが望ましく、例えば集塵量1800m3/分程度のものが用いられる。この場合、後方への送気量は、内部等で発生する摩擦損失を考慮すると、例えば1500m3/分程度となる。そして、集塵機4としては、例えば車両に搭載されたものが用いられる。これにより、切羽2aの進行に合わせて、集塵機4が容易に移動可能となる。
【0016】
また、集塵機4としては、耐振機能を有するものが用いられる。例えば、内蔵される制御盤を耐振ゴムなどを介して取り付けたものが用いられる。これにより、発破などで集塵機4が振動しても、集塵機4の内蔵機器の振動が抑制され、集塵機4が容易に故障することを防止できる。
【0017】
集塵機4のトンネル2坑口側には、変電台車5が配置されている。変電台車5は、集塵機4などに電力を供給するためのものである。変電台車5を集塵機4のトンネル2坑口側に配置することによって、集塵機4をより切羽2aに近い位置に配置することが可能となり、集塵時において集塵機4の吸込口側に重機や変電台車5が配置されないため、より集塵効率を高めることができる。
【0018】
切羽2aと集塵機4の間には、防護手段として機能する防爆シート6及び防護板7が設けられている。これらの防爆シート6及び防護板7は、トンネル2の断面方向に沿って設けられ、開閉自在となっている。防爆シート6及び防護板7の詳細について、後述する。
【0019】
図2に風管3の先端部3aの説明図を示す。
【0020】
図2に示すように、風管3の先端部3aは、トンネル2の天井部にメッセンジャーワイヤ21を介して取り付けられ、切羽2aに対して進退自在となっている。例えば、メッセンジャーワイヤ21に金具22を介してレール23が設置される。そのレール23には、遠隔操作によりレール23に沿って走行する駆動車24が取り付けられている。また、レール23には、駆動車24に牽引されて移動する複数のトロッコ25が取り付けられている。各トロッコ25は、風管3の先端部3aに対し、所定間隔で取り付けられている。
【0021】
駆動車24がレール23に沿って移動すると、その移動に伴ってトロッコ25が移動し、風管3の先端部3aも移動する。これにより、風管3の先端部3aが伸縮する。
【0022】
また、このようにメッセンジャーワイヤ21に金具22を介してレール23を設置し、そのレール23に沿って風管3の先端部3aを移動可能とすることにより、風管3を高い位置に配設することができる。さらに簡易な構造であるため、トンネル2の径が小さい場合にも適用することができ、風管3が作業車両の走行などの邪魔にならず、トンネル掘削工事が円滑に行える。
【0023】
レール23の下部には、ラック23aが形成されている。ラック23aは、多数の凹凸により構成され、レール23の長さ方向に沿って設けられている。駆動車24には、ラック23aに噛み合うピニオン24aが設けられている。ピニオン24aは、駆動車24の駆動力伝達機構の一部として機能するものであり、駆動車24に設置されるモータ24bの駆動により回転し、駆動車24を走行させる。
【0024】
このように、ピニオン24aをラック23aに噛み合わせて駆動車24を走行させ風管3の先端部3aの移動を行うことにより、駆動車24がレール23に対して滑ることがないため、風管3の先端部3aを確実に移動させることができる。また、トンネル2に勾配がある場合に、風管3の先端部3aがその自重などで移動してしまう不具合を防止できる。特に、トンネル2の勾配が大きいときに有効である。
【0025】
レール23は、複数のレール部材23bを連結して構成されている。レール部材23b、23bの連結部分には連結具23cが配置され、レール部材23b、23bの端部を結合している。
【0026】
図3、図4に防爆シート6及び防護板7の説明図を示す。
【0027】
図3は防爆シート6及び防護板7を閉じたときの状態を示しており、図4は防爆シート6及び防護板7を開いたときの状態を示している。図3に示すように、防爆シート6は、トンネル2断面の下部の防護を行うものであり、トンネル2の断面方向に沿って設けられ、開閉自在となっている。例えば、トンネル2の横断方向にワイヤ61が張設され、そのワイヤ61に複数のランナ62が移動自在に取り付けられ、そのランナ62に防爆シート6の上端が取り付けられている。これにより、防爆シート6は、カーテンのように、トンネル2の横断方向に沿って開閉することができる。
【0028】
掘削ずりの搬出、支保工の建込み、コンクリートの吹き付け、ロックボルト打設などの作業の際には、図4のように、防爆シート6を開くことにより、作業機械の移動が可能となるとともに、空気のトンネル2内の流通が可能となる。一方、発破掘削の際には、図3のように、防爆シート6を閉じることにより、発破による飛び石、爆風などから集塵機4を防護することができる。
【0029】
防護板7は、トンネル2断面の上部の防護を行うものであり、防爆シート6の上方に設置され、開閉自在となっている。例えば、防護板7は、トンネル2の天井部から二本のワイヤ71、71により吊り下げられて構成される。防護板7の端部などにロープ72を接続しそのロープ72を引っ張ることにより、防護板7を回転させて、防護板7を開くことができる。
【0030】
その際、ワイヤ71、71は、天井取付位置p1が防護板7の接続位置p2より内側(トンネル2の中央部分寄り)に来るように設けることが望ましい。このようにすることによって、防護板7を回転し易くすることができ、防護板7を容易に開くことができる。
【0031】
また、防護板7としては、エキスパンドメタルなどの剛性を有する網板を用いることが望ましい。この場合、飛び石が衝突しても容易に変形することが防止される。さらに、爆風を通過させるので防護板7が発破時に爆風で吹き飛んでしまうなどの不具合を防止できる。
【0032】
なお、図3では、防護板7の形状が長方形となっているが、トンネル2の断面形状に合わせて、円弧状、半円状などにしてもよい。
【0033】
この防護板7は、掘削ずりの搬出、支保工の建込み、コンクリートの吹き付け、ロックボルト打設などの作業の際には開かれ、風管3を切羽側へ移動することが可能となる。一方、発破掘削の際には、防護板7が閉じられ、発破による飛び石などから風管3を防護することができる。
【0034】
次に、トンネル掘削における本実施形態に係るトンネル換気システムの動作及びトンネル換気方法について説明する。
【0035】
まず、図1に示すように、トンネル2内に風管3を設置し、集塵機4を配置する。風管3は、先端部3aを切羽2a側へ前進させたときにその最先端部が切羽2aから30m程度の位置に来るように設置する。集塵機4は、切羽2aから40m程度の位置に配置する。そして、防爆シート6及び防護板7を集塵機4の切羽2a側に設置する。
【0036】
そして、トンネル2の切羽2aを発破により掘削する際には、風管3の先端部3aを防護板7の後方位置まで後退させ退避させる。このとき、風管3の移動は、上述した遠隔操作により行えるため、容易である。
【0037】
そして、図3に示すように、防爆シート6及び防護板7を閉じる。このとき、集塵機4を退避移動させる必要がないため、発破掘削の準備が迅速かつ容易に行える。
【0038】
そして、切羽2aを発破により掘削する。その際、飛び石が飛散し爆風が発生する。しかし、防爆シート6により集塵機4が防護されるため、集塵機4の損傷、故障などを防止できる。また、風管3は防護板7により防護されるため、飛び石の衝突などによる破損を防止できる。
【0039】
図1に示すように、発破により切羽2aに粉塵Dが発生する。発破後、すぐに防爆シート6及び防護板7を開き、風管3の先端部3aを切羽2a側へ前進させる。そして、風管3の先端部3aから新鮮な空気を切羽2aに向けて噴出するとともに、集塵機4により粉塵Dを含む汚染空気を吸引し集塵する。
【0040】
このとき、風管3の先端部3a及び集塵機4が切羽2aから30〜40m程度という近距離に位置するため、切羽2aの空気清浄が効果的に行われ、十分な換気が可能となる。
【0041】
そして、トンネル2内では、空気清浄された環境の中で、掘削ずりの搬出、支保工の建込み、コンクリートの吹き付け、ロックボルト打設などの作業が順次行われる。
【0042】
そして、トンネル2の掘削がある程度進んだときには、風管3の先端部3a、集塵機4、防爆シート6及び防護板7の切羽2a側への移動作業が行われる。この移動作業は、風管3による新鮮空気噴出位置及び集塵機4による汚染空気吸引位置を切羽2aから一定の距離に維持して切羽2aの換気効果を維持するために、行われるものである。
【0043】
集塵機4の移動は、集塵機4を搭載する車両を移動させて行えばよい。一方、風管3の先端部3aの移動は、レール23を切羽2a側へ移動させることにより行われる。例えば、トンネル2坑口側に位置する最後部のレール材23aを取り外し、切羽2a側へ持って行き切羽側の最前部のレール材23bの前方側に連結する。これにより、風管3の先端部3aの可動範囲が切羽2a側へ移動する。このとき、レール23全体を切羽2a側へ移動する必要がなく、レール材23bの一部を移動させればよいため、移動作業が容易に行える。また、レール材23bは、軽量であり人力により搬送でき、移動作業が容易に行える。従って、短時間でレール23の移動が行える。
【0044】
防爆シート6及び防護板7の移動は、人力により行われる。このとき、防護手段として機能する防爆シート6及び防護板7が簡易な構造であるので、その移動作業も容易である。
【0045】
そして、各移動作業が完了したら、発破準備、発破掘削、トンネル換気及び掘削ずりの搬出などの作業が順次繰り返し行われる。
【0046】
以上のように、本実施形態に係るトンネル換気システム及びトンネル換気方法によれば、発破によるトンネル掘削をする場合でも、防護手段である防爆シート6及び防護板7により集塵機4及び風管3を防護することによって、集塵機4及び風管3を切羽の近くに配置できる。このため、切羽近くに新鮮な空気を送り込み、切羽近くにおける粉塵を含む汚染空気を吸引し集塵して、切羽における換気が十分に行える。
【0047】
また、集塵機4が防爆シート6により防護されるので、発破時に集塵機4を退避移動させる必要がない。従って、切羽近くの集塵作業に手間がかからず、換気が容易に行える。
【0048】
なお、本実施形態ではトンネル掘削を発破により行う場合について説明したが、この掘削作業は機械掘削する場合もある。例えば、自由断面掘削機などを用いてトンネル掘削を行う場合に、上述したトンネル換気システム及びトンネル換気方法を適用してもよい。この場合でも、上述したトンネル換気システム及びトンネル換気方法と同様な作用効果が得られる。すなわち、防護手段である防爆シート6及び防護板7により掘削時の飛び石などから集塵機4及び風管3を防護することによって、集塵機4及び風管3を切羽の近くに配置でき、切羽における換気が十分に行える。また、集塵機4を防爆シート6により防護して、掘削時に集塵機4の退避移動を不要とし、切羽近くの換気が容易に行える。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、切羽における換気が容易かつ十分に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るトンネル換気システムの概要図である。
【図2】図1のトンネル換気システムにおける風管の説明図である。
【図3】図1のトンネル換気システムにおける防爆シート及び防護板の説明図である。
【図4】図1のトンネル換気システムにおける防爆シート及び防護板の説明図である。
【符号の説明】
1…トンネル換気システム
2…トンネル
2a…切羽
3…風管
3a…先端部
4…集塵機
6…防爆シート
7…防護板
D…粉塵

Claims (4)

  1. 施工中のトンネルの切羽に向けて風管を通じて空気を送り込み、前記トンネル内に配置した集塵機により集塵して前記トンネル内の換気を行うトンネル換気システムにおいて、
    前記風管の先端部が前記切羽に対して進退自在とされ、
    前記切羽と前記集塵機の間で前記トンネルの断面方向に沿って開閉自在に設けられ閉じられることによりトンネル断面を仕切って前記集塵機及び前記風管を防護する防爆シートを有する防護手段を備えたこと、
    を特徴とするトンネル換気システム。
  2. 前記防護手段は、前記防爆シートの上方に設置される防護板を有し、その防護板として剛性を有する網板が用いられることを特徴とする請求項1に記載のトンネル換気システム。
  3. 施工中のトンネルの切羽に向けて風管を通じて空気を送り込み、前記トンネル内に配置した集塵機により集塵して前記トンネル内の換気を行うトンネル換気方法において、
    前記風管の先端部を前記切羽に対して進退自在とし、前記切羽と前記集塵機の間で前記トンネルの断面方向に沿って開閉自在に設けられ閉じられることによりトンネル断面を仕切って前記集塵機及び前記風管を防護する防爆シートを有する防護手段を設置し、
    前記切羽を掘削する前に、前記風管の先端部を前記防護手段の後方まで後退させるとともに、前記防護手段を閉じて前記集塵機及び前記風管を防護し、
    前記切羽の掘削後に、前記防護手段を開き、前記風管の先端部を前進させ前記切羽に近づけて前記空気を送り込むとともに、前記集塵機の作動により掘削により生じた粉塵を捕集すること、
    を特徴とするトンネル換気方法。
  4. 前記防護手段は、前記防爆シートの上方に設置される防護板を有し、その防護板として剛性を有する網板が用いられることを特徴とする請求項3に記載のトンネル換気方法。
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