JP4080703B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークファクシミリ装置等の通信装置、その送受信制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ファクシミリ装置もインタネットとの融合化が進み、電話回線やISDNなどの一般公衆回線を使用してファックス通信を行う伝統的なファックス機能に加えて、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェース機能を備えることで電子メールによりファックス情報の送受信を可能としたコンピュータネットワーク対応型のファクシミリ装置も実用されるに至っている。特に、蓄積交換型(ストア&フォワード型)のネットワークファクシミリ装置にあっては、伝統的な手法「インタネットに接続されたコンピュータ上でメール送受信用ソフト(メーラ)を利用する」よりも操作が容易であり、ファクシミリ送受信を行う場合と同じ感覚でメールの送受信が可能なものである。即ち、送信あて先としてファックス番号の代わりにメールアドレスを入力することで、スキャナから読み込まれた送信原稿が画像ファイルとしてメールに添付されて送信される。このような蓄積交換型のネットワークファクシミリ装置に関しては、ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)−T勧告T.37(シンプルモード&フルモード)にそのファクシミリ伝送制御手順等が規定されている。
【0003】
ここに、このようなネットワーク型ファクシミリ装置では、送信時に、ITU−T T.37に準拠したデータ(TIFF−F プロファイルS)を作成する必要がある。即ち、スキャナで読取った送信原稿の画像データ(ファックスデータ)をメール形式用ファイル(TIFF−F(MH))に変換してメール送信する必要がある。TIFFは画像ファイルフォーマットを意味する。TIFF−FプロファイルSとは、この種のネットワークファクシミリで最低限サポートされていなければならないファイルフォーマットであり、具体的には、最小限白黒モード、MH圧縮データである。また、TIFF−F用のMHとは、従来の公衆回線のみ利用するファクシミリ装置で扱うMHと異なる点は、ライン単位でバイト境界で格納すること(シーケンシャルに送信するため)、及び、RTC(Return To Control:終了コード)が存在しない点である。
【0004】
一方、ファクシミリ装置にあっては、ネットワーク型に限らず、送信側で登録しておいた自端末識別子情報としてTTI(Transmitter Terminal Identification)を付加することが多い。このTTIには、発信日時(送信時刻)、発信元(ファックス番号、発信元名称など)が含まれ、アルファベット、数字などにより記録紙先頭部分などに自動的に印字される。
【0005】
このようなことから、従来のネットワーク型ファクシミリ装置にあっては、原稿画像を読取ってから送信するまでの処理手順として、図12に示すように、スキャナで読取った送信原稿の画像データを符号化部の処理により一旦圧縮モードMMR(Modified Modified Read方式)により圧縮してMMRデータとして画像蓄積装置に蓄積させた後、復号化部の処理よりビットマップデータに変換して生データとして、この状態で、TTI情報等の必要な付加情報を埋め込む処理を施し、この後、符号化部により圧縮モードMH(Modified Huffman方式)にて圧縮してMHデータに変換する。このMHデータへの変換に際して、TIFF−Fファイル作成時の参照用にライン数、バイト数等のTIFF変換用に必要な情報をページ単位でTIFF−Fヘッダ部分に格納し、TIFF−Fファイルを作成する。この後、メールサーバに接続し、作成されたTIFF−Fファイルをbase64エンコードし、メールデータとして送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
スキャナで読取った画像データをMMRデータとして画像蓄積装置に蓄積させる1つの要因は圧縮率が高いからである。また、一旦圧縮した画像データをビットマップデータに変換するのは、TTI情報を埋め込むためであり、そのために生データに戻している。ちなみに、TTIデータとしては、通常、送信時刻情報を埋め込むため、時刻指定送信、リダイヤル送信等のケースを考慮すると、画像蓄積装置への蓄積時にTTIデータを埋め込むことができないため、一旦、画像蓄積装置に蓄積した後、実際の送信時に埋め込むようにしている。
【0007】
このように、従来にあっては、MMRデータへの圧縮符号化処理−ビットマップデータへの復号化処理−TIFF−F用のMHデータへの圧縮符号化処理を必要としているため、実際に送信処理が実行されるまでに要する時間が長くかかっている。特に、TTIはユーザの選択設定によるものであり、その付加を必要としないケースもあり、このようなケースでは無駄な処理時間を要していることになる。
【0008】
そこで、本発明は、原稿の画像データをメール形式に変換して送信するまでに要する処理時間を極力短縮させることができる通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、読み取った原稿を電子メールとして送信先へ送信する通信装置であって、原稿を読み取る読取手段と、電子メールを送信する際に、該電子メールのメールヘッダの付加情報を送信先に印字させる指示をする指示手段と、前記指示手段が付加情報の印字を指示していない場合には、読み取った原稿の画像データを圧縮モードMMRに基づいて圧縮したMMRデータを蓄積し、その蓄積したMMRデータをビットマップデータに変換して付加画像情報を埋め込み、その付加画像情報が埋め込まれたビットマップデータを圧縮モードMHに基づいて圧縮して前記送信先へ送信する第一制御を行い、前記指示手段が付加情報の印字を指示している場合には、読み取った原稿の画像データを圧縮モードMHに基づいて圧縮して前記送信先へ送信する第二制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は本実施の形態の通信装置であるネットワーク型ファクシミリ装置を含むネットワーク構成例を示すブロック図である。図示例では、例えば、複数台のワークステーション装置WSA1,…,WSAn、メールサーバ装置、ネットワークファックス装置AをLANに接続してなるLANシステムAと、複数台のワークステーション装置WSB1,…,WSBn、メールサーバ装置、ネットワークファックス装置BをLANに接続してなるLANシステムBとを有し、これらのシステム同士が各々ルータ装置A,Bを介してインターネットに接続されているとともに、ネットワークファックス装置A,BはPSTN,ISDNなどの公衆回線網に接続されている。この公衆回線網には通常のファックスCも接続されている。なお、図中に示すifaxb@xyz.co.jp等はメールアドレスを示している。
【0044】
図2はネットワークファックス装置A,B等の構成例を示すブロック図である。システム制御部1はCPUを有してマイクロコンピュータを構成し、蓄積交換型プログラム方式による伝送制御手順に従い当該ファクシミリ装置の全体動作制御を行う。システムメモリ2はRAMやROMからなり、システム制御部1のCPUが用いる動作制御用のプログラムや各種データを記憶する。即ち、本実施の形態では、システムメモリ2中のROMに後述するような各種機能を実現するためのプログラムが格納されており、このROMがプログラムを記憶した記憶媒体として機能している。このため、本実施の形態では、ROMが例えばEEPROMやフラッシュメモリにより構成され、ROMに記憶されているプログラムが書換え自在とされている。なお、特に図示しないが、ネットワーク経由でプログラムをダウンロードさせる場合であれば、ネットワークインタフェースを付加すればよい。
【0045】
スキャナ3は送信対象となる原稿画像を光電変換して電気的に読取り、画情報を生成する。プロッタ4はレーザプリンタ等により構成され、受信した画情報の印刷出力を受け持つ。操作表示部5はワンタッチキーやテンキー等の入力操作部とLCD等の表示部とを備える。符号化復号化部6は送信する画情報に対してMH,MMR等の所定の圧縮モードに従い圧縮処理を施したり、逆に、元のデータに戻すためのビットマップデータ展開等の復号化処理を施す。メモリ構成の画像蓄積装置7は、送受信対象となる符号化圧縮された状態の画情報を蓄積する。LAN伝送制御部8はLAN上のLAN伝送制御部9と接続されることにより、インタネット側とのインタフェース機能を持ち、ネットワーク型ファクシミリ装置としての機能が確保されている。
【0046】
さらに、モデム10はG3ファックス用モデムであり、網制御装置11は当該ファクシミリ装置を公衆回線網(PSTN)に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0047】
これらの構成要素は内部バス12に接続されており、これらの各構成要素間でのデータのやり取りは、主としてこの内部バス12を介して行われる。なお、網制御装置11とモデム10との間のデータのやり取りは直接行われる。また、内部バス12には、パラメータメモリ13や時計回路14も接続されている。
【0048】
このような構成において、例えば、ネットワークファクスAからネットワークファックスBに電子メールにて原稿画像情報を送信する場合を考える。この場合の処理制御例を図3に示すフローチャート及び図4に示すブロック図的フローチャートを参照して説明する。
【0049】
まず、ネットワークファックスAのスキャナ3に送信原稿をセットし、宛先であるネットワークファックスBのメールアドレスifaxb@xyz.co.jpを入力し送信指示を行う(ステップS1)。この際、付加画像情報の一つであるTTI印字非設定で送信させるものとする(S2のN)。このステップS2の処理により、蓄積方式切換え手段、蓄積方式切換えステップないしは蓄積方式切換え機能が実現されている。
【0050】
ネットワークファックスAでは、スキャナ3により送信原稿の画像データを読取り、符号化復号化部6で圧縮モードMHにより圧縮してMHデータとして画像蓄積装置7に蓄積させる(S3)。このステップS3の処理により、MH蓄積手段、MH蓄積ステップないしはMH蓄積機能が実現されている。この際、ページ単位にMHデータのライン数、バイト数を調査し、TIFF−Fファイルのヘッダ部分に格納することにより、TIFF−F(MH)ファイルを作成する(S4)。このステップS4の処理により、MH系TIFF−F作成手段、MH系TIFF−F作成ステップないしはMH系TIFF−F作成機能が実現されている。
【0051】
以降、メールサーバ装置Aと接続し、TIFF−Fファイルをbase64エンコードし(S5)、メールデータとしてネットワークファックスBに送信する(S6)。
【0052】
図5にTIFF−F(MH)のデータ構造例を示す。このデータはシーケンシャルに送信されるもので、ヘッダ部分に続き、ページ毎のIFD(Image File Directry)、当該ページの画像データ(MH)をページ順に並べた構造からなる。各IFD領域中には、TIFFに変換するために必要なライン数情報(又は、バイト数情報)の他、ページ番号、解像度等の情報、並びに、次のページのIFDへのオフセット(又は、MHデータへのポインタ)情報が格納された構造とされている。
【0053】
模式的に示す図6を参照して、MHデータ作成のより実際的な処理例を説明する。まず、スキャナ3で読取られた送信原稿の画像データは、スキャナ制御部15による制御の下に、一旦、イメージデータ読込み用バッファ(テンポラリバッファ)16に格納する。このイメージデータ読込み用バッファ16に格納されたデータは、ライン単位(又は、ブロック単位)でデータ変換処理部17(符号化復号化部6)、イメージデータのライン数をカウントし、画像蓄積装置7内においてライン数蓄積用領域7aに格納する。この領域7aは、ページ単位に、イメージデータが処理される度にインクリメントされる。引き続き、データ変換処理部17ではイメージデータをMHデータに変換して画像蓄積装置7に格納する。この格納に際して、MHデータのバイト数をカウントし、画像蓄積装置7内においてバイト数蓄積用領域7bに格納する。この領域7bも、ページ単位に、イメージデータが処理される度にインクリメントされる。以上の処理により、MHデータが作成される。
【0054】
メール送信時には、TIFF−F作成処理部では、ライン数、バイト数、MHデータへのポインタが格納されている領域を参照することで、TIFF−Fファイルデータを作成することができる。
【0055】
従って、このようなステップS2のN,S3,S4による処理によれば、スキャナ3により読取られた送信原稿の画像データをメール形式用ファイルTIFF−Fを作成するのに適した圧縮モードMHにより圧縮してMHデータとして画像蓄積装置7に蓄積させ、そのままMH系TIFF−F作成手段によりメール形式用ファイルTIFF−Fを作成することで、MMR圧縮を経て蓄積させ、ビットマップデータに復号展開する、というような画像処理を経ることがないので、スキャナ3で送信原稿を読み込んでから電子メールとして送信出力するまでに要する処理時間を短縮させることができる。
【0056】
一方、送信処理に際して、オペレータよりTTI印字設定有りで送信指示された場合には(S2のY)、スキャナ3で読取られた送信原稿の画像データが符号化復号化部6において圧縮モードMMRにより圧縮されてMMRデータとして画像蓄積装置に蓄積させる(S7)。このステップS7の処理により、MMR蓄積手段、MMR蓄積ステップないしはMMR蓄積機能が実現されている。引き続き、実際の送信処理時に、符号化復号化部6の復号部によりMMRデータをビットマップデータに変換するとともに(S8)、必要なTTI情報を付加画像情報として埋め込む(S9)。これらのステップS8,S9の処理により、付加情報付加処理手段、付加情報付加処理ステップないしは付加情報付加処理機能が実現されている。さらに、ビットマップデータに展開されたイメージデータを符号化復号化部6の符号化部により圧縮モードMHに従いMHデータに変換してTIFF−F(MH)ファイルを作成する(S10)。このステップS10の処理により、MMR系TIFF−F作成手段、MMR系TIFF−F作成ステップないしはMMR系TIFF−F作成機能が実現されている。即ち、ステップS7〜S10の処理は従来通りの処理である。後は、前述の場合と同様に、メールサーバ装置Aと接続し、TIFF−Fファイルをbase64エンコードし(S5)、メールデータとしてネットワークファックスBに送信する(S6)。
【0057】
従って、従来通り、TTIのように付加画像情報の印字設定を伴う場合には、MMR圧縮を経て蓄積させ、ビットマップデータに復号展開する、という手順を踏んで付加画像情報を付加する処理を行うので、従来のTTI等の付加画像情報の印字設定時との並存を図ることができる一方、付加画像情報の印字非設定時には送信処理の高速化を図ることができる。
【0058】
なお、本実施の形態では、付加画像情報の例として、送信時刻、送信元情報等を印字させるTTIの場合で説明したが、TTIの場合に限らず、例えば、宛名差込み情報やメモリ転送マーク等の場合であっても同様に適用できる。
【0059】
本発明の第二の実施の形態を図7ないし図9に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実記の形態でも同様とする。
【0060】
本実施の形態では、TTI印字設定なしでメール送信した場合でも、受信側での処理により、TTIを埋め込み印字出力させることができるようにしたものである。
【0061】
ここでも、例えばネットワークファックスAからネットワークファックスBへメール送信する場合を想定する。
【0062】
まず、ネットワークファックスAのスキャナ3に送信原稿をセットし、宛先であるネットワークファックスBのメールアドレスifaxb@xyz.co.jpを入力し送信指示を行う(ステップS1)。この際、TTI印字非設定で送信させるものとする。これにより、前述したステップS3,S4,S5及びS6の処理により、ネットワークファックスBに対してメール送信させる(S11)。
【0063】
一方、このようなメール送信を受けるネットワークファックスB側では、メールを受信すると(R1)、その符号化復号化部6の復号化部によりTIFF−Fファイル中からMHデータを抽出し、MHデータをページ毎にビットマップデータに変換し(R2)、受信した電子メールのメールヘッダ中のDate:”情報から受信時刻及び受信日時、“From:”情報から送信元情報、“Subject:”情報から主題情報を各々取得して、受信画像中の所定領域に埋め込む(R3)。このステップR3の処理より、受信側TTI処理手段、受信側TTI処理ステップないしは受信側TTI処理機能が実現されている。その後、符号化復号化部6の符号化部により圧縮モードMMRにより圧縮してMMRデータとして画像蓄積装置7に格納した後(R4)、プロッタ4を駆動させて記録紙上に印刷処理を行わせる(R5)。
【0064】
図8は受信した電子メールのメールヘッダ部に含まれる情報例を示し、図9は埋め込まれたTTIの印字出力例を示す説明図である。
【0065】
従って、電子メールによるファックス情報受信には受信時刻、送信元情報等が含まれているので、送信側で送信時刻を含むTTIを付加しなくても、受信側で受信時刻情報等を取得してTTIとして受信画像中に埋め込むことでTTI印字が可能となり、TTI付加が必要な場合であっても送信側の処理速度を一律に速くすることができる。
【0066】
本発明の第三の実施の形態を図10及び図11に基づいて説明する。本実施の形態は、前述の第二の実施の形態に関して、TTI印字設定を送信側においてメールヘッダを利用して簡単に指定でき、かつ、受信側でも簡単に認識できるようにしたものである。
【0067】
まず、ネットワークファックスAのスキャナ3に送信原稿をセットし、宛先であるネットワークファックスBのメールアドレスifaxb@xyz.co.jpを入力し送信指示を行う(ステップS1)。この際、TTI印字設定を要する場合には(S12のY)、メールヘッダ中に“X-TTI:ON”のフィールドを追加する(S13)。図11はこのようなTTI印字要求を伴うメールヘッダ例を示す説明図であり、“X-”を付けることにより送信側からの任意のフィールドとなる。TTI印字設定を要しない場合には、この処理は不要である。この後、前述したステップS3,S4,S5及びS6の処理により、ネットワークファックスBに対してメール送信させる(S11)。
【0068】
一方、このようなメール送信を受けるネットワークファックスB側では、メールを受信すると(R1)、その符号化復号化部6の復号化部によりTIFF−Fファイル中からMHデータを抽出し、MHデータをページ毎にビットマップデータに変換する(R2)。この際、受信した電子メールのメールヘッダ中に“X-TTI:ON”フィールドが存在するか否かをチェックする(R6)。“X-TTI:ON”フィールドが存在すれば(R6のY)、前述の場合と同様に、受信した電子メールのメールヘッダ中の“Date:”情報から受信時刻及び受信日時、“From:”情報から送信元情報、“Subject:”情報から主題情報を各々取得して、受信画像中の所定領域に埋め込む(R3)。このステップR3の処理より、受信側TTI処理手段、受信側TTI処理ステップないしは受信側TTI処理機能が実現されている。その後、符号化復号化部6の符号化部により圧縮モードMMRにより圧縮してMMRデータとして画像蓄積装置7に格納した後(R4)、プロッタ4を駆動させて記録紙上に印刷処理を行わせる(R5)。
【0069】
一方、“X-TTI:ON”フィールドが存在しなければ(R6のN)(“X-TTI:OFF”の場合も含む)、TTIの埋め込み処理(ステップR3の処理)を行わず、符号化復号化部6の符号化部により圧縮モードMMRにより圧縮してMMRデータとして画像蓄積装置7に格納した後(R4)、プロッタ4を駆動させて記録紙上にTTIなしの印刷処理を行わせる(R5)。
【0070】
従って、本実施の形態によれば、電子メールのメールヘッダ情報中でTTI印字を行うか否かの制御が可能となるので、送信側ではTTI印字を要する場合でもその旨の情報をメールヘッダ情報中に付加して送信すればよく、送信処理速度を向上させて必要なTTI印字処理を確実に実行させることができる。
【0071】
なお、これらの実施の形態では、通信端末の一例としてネットワークファクシミリ装置への適用例で説明したが、他の通信装置としては、例えば複合機等があり、要は、メールの送受信が可能な通信機能を備えている機器であればよい。
【0072】
また、これらの実施の形態では、スキャナ3により読取られた送信原稿の画像データを適用対象としたが、スキャナ3から読込む以外に、メモリ転送、中継等により、G3/G4受信した原稿画像を転送するような原稿の画像データの場合にも同様に適用できる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、MMR圧縮を経て蓄積させ、ビットマップデータに復号展開する、というような画像処理を経ることがないので、原稿の画像データを電子メールとして送信出力するまでに要する処理時間を短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すネットワーク構成例のブロック図である。
【図2】ネットワーク型ファックスの構成例を示すブロック図である。
【図3】処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図4】ブロック図的に示すフローチャートである。
【図5】TIFF−F(MH)のデータ構造例を示す模式図である。
【図6】MHデータ作成までの処理例を示す模式図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態を示す概略フローチャートである。
【図8】受信メールヘッダ例を示す説明図である。
【図9】TTI印字例を示す説明図である。
【図10】本発明の第三の実施の形態を示す概略フローチャートである。
【図11】TTI印字要求のメールヘッダ例を示す説明図である。
【図12】従来例を示すブロック図的なフローチャートである。
【符号の説明】
3 スキャナ
7 画像蓄積装置
S2 蓄積方式切換え手段、ステップ、機能
S3 MH蓄積手段、ステップ、機能
S4 MH系TIFF−F作成手段、ステップ、機能
S7 MMR蓄積手段、ステップ、機能
S8,S9 付加情報付加処理手段、ステップ、機能
S10 MMR系TIFF−F作成手段、ステップ、機能
R3 受信側TTI処理手段、ステップ、機能

Claims (1)

  1. 読み取った原稿を電子メールとして送信先へ送信する通信装置であって、
    原稿を読み取る読取手段と、
    電子メールを送信する際に、該電子メールのメールヘッダの付加情報を送信先に印字させる指示をする指示手段と、
    前記指示手段が付加情報の印字を指示していない場合には、読み取った原稿の画像データを圧縮モードMMRに基づいて圧縮したMMRデータを蓄積し、その蓄積したMMRデータをビットマップデータに変換して付加画像情報を埋め込み、その付加画像情報が埋め込まれたビットマップデータを圧縮モードMHに基づいて圧縮して前記送信先へ送信する第一制御を行い、前記指示手段が付加情報の印字を指示している場合には、読み取った原稿の画像データを圧縮モードMHに基づいて圧縮して前記送信先へ送信する第二制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
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