JP4080497B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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本発明はアンテナ装置に関し、特に、誘電体基板の一方の面に高周波回路が搭載され、他方の面にパッチアレイアンテナが形成されたタイプのアンテナ装置に関する。
近年、マイクロ波やミリ波を利用したレーダー装置が数多く提案されている。このようなレーダー装置の応用範囲は様々であるが、例えばこれを自動車に搭載すれば、先行車両や後続車両との距離を正確に検出することが可能となるばかりでなく、ドライバーの死角となる位置、例えば、斜め後方やバンパーの近傍に存在する障害物を検知してドライバーに注意を促したり、さらには、避けられない衝突が迫っていることを検知してシートベルトを締め付けるなどのプレクラッシュ制御を行うことが可能となる。
このようなレーダー装置に用いられるアンテナとしては、アレイアンテナ装置が用いられることがある(特許文献1参照)。アレイアンテナ装置は、複数のパッチアンテナ素子がアレイ状に配列された構造を有している。このようなアンテナ装置において低コスト化を達成するためには、誘電体基板の一方の面に高周波回路を搭載し、他方の面に複数のパッチアンテナ素子(パッチアレイアンテナ)を形成することが好ましい。
パッチアレイアンテナは、給電線路によって高周波回路と分配接続されるのであるが、パッチアレイアンテナと給電線路を同一面上に配置した場合、パッチアレイアンテナからの放射に加え、給電線路の曲折部や分岐部などの不連続部からも不要輻射が放射されるため、指向性が低下するという問題がある。このような問題は、特許文献1に記載されているように、給電線路の上部をシールド部材で覆うことによって解消することができる。
その他、給電線路周辺をシールド部材で覆うことによって不要輻射を防止する技術としては、特許文献2に記載された技術が知られている。
特開平8−167812号公報 特開平9−135118号公報
しかしながら、不要輻射の発生源は給電線路の曲折部や分岐部だけではなく、パッチアレイアンテナと高周波回路の接続線路や、高周波回路同士を接続する接続線路も不要輻射の発生源となる。このような不要輻射を抑制するためには、これら接続線路を覆うシールド部材を設ければよいが、高周波回路とパッチアレイアンテナとが誘電体基板の異なる表面に形成されたタイプのアンテナ装置においては、誘電体基板の両面にシールド部材を設ける必要が生じ、部品点数の増大や、アンテナ装置の厚さの増大をもたらすという問題があった。
一方、高周波回路とパッチアレイアンテナとを誘電体基板の同一表面に形成すれば、シールド部材は一つで足りるが、このような配置を行うとノイズが大幅に増大してしまうおそれがある。また、誘電体基板に必要とされる面積も増大するため、アンテナ装置の実装面積の増大をもたらすという問題もあった。
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたものであって、部品点数の増大や装置全体の大型化をもたらすことなく、アンテナ装置の不要輻射を低減することを目的とする。
本発明によるアンテナ装置は、一方の面に高周波回路が搭載され、他方の面にパッチアンテナ、前記パッチアンテナに接続された給電線路及び前記高周波回路に接続された高周波接続線路が形成された誘電体基板と、前記誘電体基板の前記他方の面側に設けられ、前記給電線路及び前記高周波接続線路の少なくとも一部を覆うシールド部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、誘電体基板の他方の面側に設けられたシールド部材によって、給電線路と高周波接続線路の少なくとも一部が覆われていることから、シールド部材を誘電体基板の両面に設ける必要がなくなる。これにより、部品点数の増大や装置全体の大型化を抑制しつつ、不要輻射によるノイズの影響を低減することが可能となる。高周波接続線路は、誘電体基板の前記一方の面側から前記他方の面側へ、スルーホール電極を介して引き出せばよい。
本発明において、パッチアンテナは送信側パッチアンテナ及び受信側パッチアンテナを含み、前記シールド部材には、前記送信側パッチアンテナを露出させる開口部と、前記受信側パッチアンテナを露出させる開口部とが、別個に設けられていることが好ましい。これによれば、送信側パッチアンテナと受信側パッチアンテナとがシールド部材の一部分によって分断されることから、送信側パッチアンテナから受信側パッチアンテナへ直接入力される電波を大幅に低減することが可能となる。
本発明では、誘電体基板の前記一方の面に高周波回路を取り囲むグランドパターンを設けることが可能である。これは、高周波接続線路が誘電体基板の他方の面側に設けられているためであり、これにより、高周波接続線路の引き回しは、誘電体基板の一方の面において平面的に行うのではなく、他方の面側に一旦引き出された後、当該他方の面側にて引き回すことが可能となる。その結果、このグランドパターンに接するようなシールドケースを設ければ、シールドケースによって高周波回路を隙間無く覆うことが可能となり、高周波回路から発生する不要輻射についても効果的にシールドすることが可能となる。
本発明において、シールド部材には、給電線路及び高周波接続線路を覆う部分に溝部が形成されていることが好ましい。これによれば、シールド部材と給電線路及び高周波接続線路との接触を防止することが可能となる。
本発明において、誘電体基板の前記他方の面のうち、シールド部材によって覆われる領域は、給電線路及び高周波接続線路の周囲を除くほぼ全面に、シールド部材と接触するグランドパターンが設けられていることが好ましい。これによれば、シールド部材にグランド電位を与えることが可能となる。
本発明において、誘電体基板の前記一方の面には、ベースバンド信号を取り扱うベースバンド回路が設けられており、誘電体基板の前記他方の面には、ベースバンド回路と高周波回路との接続を行うベースバンド信号線路がさらに設けられており、シールド部材は、ベースバンド信号線路の少なくとも一部をさらに覆っていることが好ましい。これによれば、ベースバンド信号線路についてもシールド部材によって覆われるため、不要輻射の影響をさらに低減することができるのみならず、誘電体基板の前記一方の面にほとんど配線を形成する必要がなくなることから、誘電体基板の前記一方の面の構造を極めて単純化することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、誘電体基板の他方の面側に設けられたシールド部材によって、給電線路と高周波接続線路の少なくとも一部が覆われていることから、シールド部材を誘電体基板の両面に設ける必要がなくなる。これにより、部品点数の増大や装置全体の大型化を抑制しつつ、不要輻射をもたらす部分を被覆することにより、ノイズの影響を低減することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるアンテナ装置を示す略斜視図であり、(a)は放射面側斜め方向から見た図、(b)は裏面側斜め方向から見た図である。また、図2は、本発明の好ましい実施形態によるアンテナ装置の分解斜視図である。
図1(a),(b)及び図2に示すように、本実施形態によるアンテナ装置は、誘電体基板100と誘電体基板100の表面(放射面)100aに設けられたシールド部材200によって構成され、誘電体基板100及びシールド部材200の少なくとも角部近傍に配置された固定ネジ300によって、両部材は機械的に固定されている。
誘電体基板100は、放射面100a及びその裏面である部品実装面100bを有する単層の基板である。図1(a)及び図2に示すように、誘電体基板100の放射面100aには、複数のパッチアンテナ素子からなる送信側パッチアレイアンテナ110及び受信側パッチアレイアンテナ120と、送信側パッチアレイアンテナ110に分配接続された給電線路131と、受信側パッチアレイアンテナ120に分配接続された給電線路132と、高周波接続線路141〜145とが形成されている。また、これらパッチアレイアンテナ110,120、給電線路131,132及び高周波接続線路141〜145が形成されていない余白領域のほぼ全面には、グランドパターン150が形成されている。
一方、図1(b)に示すように、誘電体基板100の部品実装面100bには、高周波信号を取り扱う複数の高周波回路(161〜164)が搭載されている他、これら高周波回路よりも低周波の信号を取り扱うベースバンド回路が形成されたサブ基板180が搭載されている。本実施形態では、誘電体基板100の部品実装面100bに搭載されている高周波回路は、発振回路161と、出力回路162と、ローノイズアンプ(LNA)163と、ミキサ回路164の4つである。高周波信号の周波数としては、車載用のショートレンジレーダー装置として利用する場合、例えば24GHz程度に設定される。
後述するが、これら高周波回路のうち、出力回路162には変調回路及びパワーアンプが含まれており、ミキサ回路164には90度位相器及び第1及び第2のミキサが含まれている。発振回路161、出力回路162、LNA163及びミキサ回路164はいずれもワンチップに集積された回路部品であり、それぞれ環状のグランドパターン171〜174に取り囲まれた領域内に配置されている。尚、これらグランドパターン171〜174は、対応するチップ(161〜164)を完全に取り囲んでおり、部品実装面100b上で配線を通過させるための切り込みなどは設けられていない。
また、シールド部材200は、アルミニウム(Al)などの導電性材料によって構成された不要輻射遮断用の部材であり、図1(a)及び図2に示すように、送信側パッチアレイアンテナ110に対応して設けられた送信側開口部210と、受信側パッチアレイアンテナ120に対応して設けられた受信側開口部220とを有しており、これら開口部210,220は互いに別個に設けられている。シールド部材200を誘電体基板100に取り付けると、図1(a)に示すように、送信側パッチアレイアンテナ110は送信側開口部210を介して露出し、受信側パッチアレイアンテナ120は受信側開口部220を介して露出した状態となる。
一方、誘電体基板100の放射面100aに形成された他の導体、すなわち、給電線路131,132、高周波接続線路141〜145及びグランドパターン150の大部分は、シールド部材200によって覆われた状態となる。本実施形態においては、給電線路131,132の一部、並びに、高周波接続線路141〜145の全部がシールド部材200によって覆われ、これにより、給電線路131,132の曲折部や分岐部などの不連続部から生じる不要輻射や、高周波接続線路141〜145から生じる不要輻射がシールド部材200によって遮られる。
図3は、シールド部材200を裏面(誘電体基板100と向き合う面)側から見た略平面図であり、図4は、図3のA−A線に沿った略断面図である。
図3に示すように、シールド部材200の裏面には、給電線路131,132を覆う部分に溝部231,232がそれぞれ形成されており、高周波接続線路141〜145を覆う部分に溝部241〜245がそれぞれ形成されている。これら溝部231,232,241〜245により、シールド部材200を誘電体基板100に重ねた場合において、シールド部材200とグランドパターン150とが接触する一方で、シールド部材200と給電線路131,132及び高周波接続線路141〜145との接触が防止されている。その他の部分にもいくつかの溝部を形成することによってシールド部材200の軽量化を図っても構わない。
図5は、本実施形態によるアンテナ装置に含まれる各回路の接続関係を説明するためのブロック図である。
図5に示すように、本実施形態によるアンテナ装置は、自律的に無線信号の送信を行ってその反射信号を受信し、受信した反射信号を復調して外部回路へ供給することにより、障害物との距離を計測するための装置である。
送信すべき高周波信号は、発振回路161によって生成されるキャリア信号Cに、パルス発生回路181からのパルス信号Pを重畳させることによって生成される。パルス発生回路181は、サブ基板180内に形成されたベースバンド回路の一部である。かかる重畳動作は出力回路162に含まれる変調回路161aによって行われ、その出力が出力回路162に含まれるパワーアンプ161bによって増幅された後、送信側パッチアレイアンテナ110へと供給される。ここで、発振回路161から出力回路162(変調回路162a)に供給されるキャリア信号C、並びに、出力回路162(パワーアンプ162b)から送信側パッチアレイアンテナ110に供給される信号はいずれも高周波信号であり、これらの伝送には高周波接続線路141,142がそれぞれ用いられる。上述の通り、高周波接続線路141,142はいずれも誘電体基板100の放射面100a側に形成されており、このため、シールド部材200によって覆われることになる。但し、シールド部材200との間には溝部241,242が介在することから、接続線路141,142とシールド部材200とが接触することはない。
一方、受信側パッチアレイアンテナ120によって受信した反射信号は、LNA163によって増幅された後、ミキサ回路164に含まれる90度位相器164aによって位相が90度異なる2つの信号に分配される。分配された信号は、第1のミキサ164b及び第2のミキサ164cにそれぞれ供給され、発振回路161からのキャリア信号Cとのミキシングにより復調される。復調された信号は、サブ基板180内に形成された中間周波回路182,183にそれぞれ供給され、所定の処理が行われた後、信号処理回路184へと供給され、パルス発生回路181からのパルス信号Pとの比較により、障害物との距離が算出される。算出結果は、図示しない外部回路へと供給される。
特に限定されるものではないが、このようなアンテナ装置は、車載用のショートレンジレーダー装置としての利用が好適である。本実施形態によるアンテナ装置を車載用のショートレンジレーダー装置として利用すれば、例えば図6に示すように、ショートレンジレーダー装置20によって、自車10と先行車両11との距離Dを正確に検出することが可能となることから、ドライバーに注意を促したり、さらには、避けられない衝突が迫っていることを検知してシートベルトを締め付けるなどのプレクラッシュ制御を行うことが可能となる。
次に、誘電体基板100の構成についてより詳細に説明する。
図7は、誘電体基板100の放射面100a側の主要部の構造をより詳細に示す略平面図である。図7においては、図面の見やすさを考慮して、グランドパターン150については図示を省略してある。また、図8は、誘電体基板100の部品実装面100b側の主要部の構造をより詳細に示す略平面図である。図8においては、図面の見やすさを考慮して、サブ基板180については図示を省略してある。
図7に示すように、放射面100aに形成された高周波接続線路141〜145は、それぞれ1つ又は2つのスルーホール電極を介して、部品実装面100bに搭載された対応する高周波回路と接続されている。具体的に説明すると、高周波接続線路141は、スルーホール電極141aを介して発振回路161に接続されているとともに、スルーホール電極141bを介して出力回路162に接続されている。また、高周波接続線路142は、スルーホール電極142aを介して出力回路162に接続されている。さらに、高周波接続線路143は、スルーホール電極143aを介してLNA163に接続されている。また、高周波接続線路144は、スルーホール電極144aを介してLNA163に接続されているとともに、スルーホール電極144bを介してミキサ回路164に接続されている。そして、高周波接続線路145は、スルーホール電極145aを介して発振回路161に接続されているとともに、スルーホール電極145bを介してミキサ回路164に接続されている。
スルーホール電極が設けられている箇所は、いずれも、部品実装面100b側において高周波回路(161〜164)が実装されている領域、すなわち、図8に示すように、グランドパターン171〜174に取り囲まれた領域内に位置している。このように、高周波回路(161〜164)に接続された高周波接続線路の引き回しは、誘電体基板100の部品実装面100bにおいて平面的に行われるのではなく、部品実装面100bからみて裏面である放射面100a側に一旦引き出された後、放射面100a側にて引き回される。このため、部品実装面100b側には高周波接続線路が形成されず、その結果、部品実装面100b側からの不要輻射は大幅に低減する。これにより部品実装面100b側をシールド部材などで覆う必要がなくなることから、部品点数の増大や装置全体の大型化を抑制することが可能となる。
しかも、上記の構成によれば、各高周波回路(161〜164)を環状のグランドパターン171〜174によって完全に取り囲むことができる。このため、図9に示すように、各高周波回路(161〜164)をそれぞれ導電性のシールドケース191〜194によって隙間無く覆うことが可能となる。つまり、部分断面図である図10に示すように、シールドケース191〜194の全周縁部を環状のグランドパターン171〜174に接触させることが可能となり、非常に高いシールド効果を得ることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるアンテナ装置は、誘電体基板100の放射面100aを覆うシールド部材200を備えており、このシールド部材200によって給電線路131,132が覆われるとともに、誘電体基板100の放射面100a側に引き出された高周波接続線路141〜145が覆われていることから、部品実装面100b側をシールド部材などで覆う必要がなくなる。これにより、部品点数の増大や装置全体の大型化を抑制しつつ、不要輻射によるノイズの影響を低減することが可能となる。
しかも、高周波回路の実装面上において高周波回路間を接続するための線路の引き回しが不要となり、各高周波回路(161〜164)を環状のグランドパターン171〜174によって完全に取り囲むことができることから、シールドケース191〜194によって各高周波回路(161〜164)を隙間無く覆うことが可能となり、高周波回路(161〜164)から発生する不要輻射についても効果的にシールドすることが可能となる。
また、シールド部材200の開口部が送信側開口部210と受信側開口部220に分割されていることから、計測対象である障害物(例えば先行車両)に到達することなく、送信側パッチアレイアンテナ110から受信側パッチアレイアンテナ120へ直接入力される電波を大幅に低減することが可能となる。つまり、送信電波の直接的な回り込みによる近距離からの反射信号受信妨害や、最小検出距離の低下のような、受信利得の低下を低減することができる。
尚、上記実施形態では、誘電体基板100の放射面100a側にて高周波接続線路141〜145を引き回しているが、ベースバンド回路と高周波回路との接続を行うベースバンド信号線路についても、同様にスルーホール電極を介して誘電体基板100の放射面100a側に引き出し、放射面100a側で引き回すことが望ましい。これによれば、ベースバンド信号線路についてもシールド部材200によって覆われるため、不要輻射の影響をさらに低減することができるのみならず、誘電体基板100の部品実装面100bにほとんど配線を形成する必要がなくなることから、部品実装面100bの構造を極めて単純化することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態によるアンテナ装置は、送信側パッチアレイアンテナ110及び受信側パッチアレイアンテナ120の両方を備えているが、本発明は送信側パッチアレイアンテナのみを備えた送信専用のアンテナ装置に適用することも可能であるし、受信側パッチアレイアンテナのみを備えた受信専用のアンテナ装置に適用することも可能である。
また、上記実施形態によるアンテナ装置では、シールド部材200に接触防止用の溝部が設けられているが、シールド部材200と高周波接続線路141〜145等との接触を防止できる限りにおいて、このような溝部は必須でない。例えば、溝部を設ける代わりにシールド部材200にいくつかの突起部を設け、これによってシールド部材200の主面と誘電体基板100の放射面100aとを僅かに離間させても構わない。
本発明の好ましい実施形態によるアンテナ装置を示す略斜視図であり、(a)は放射面側斜め方向から見た図、(b)は裏面側斜め方向から見た図である。 本発明の好ましい実施形態によるアンテナ装置の分解斜視図である。 シールド部材200を裏面(誘電体基板100と向き合う面)側から見た略平面図である。 図3のA−A線に沿った略断面図である。 本発明の好ましい実施形態によるアンテナ装置に含まれる各回路の接続関係を説明するためのブロック図である。 本発明の好ましい実施形態によるアンテナ装置を車載レーダー装置としての利用した例を説明するための模式図である。 誘電体基板100の放射面100a側の主要部の構造をより詳細に示す略平面図である。 誘電体基板100の部品実装面100b側の主要部の構造をより詳細に示す略平面図である。 高周波回路(161〜164)をシールドケース191〜194によって覆った状態を示す略斜視図である。 高周波回路(161〜164)をシールドケース191〜194によって覆った状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10 自車
11 先行車両
20 ショートレンジレーダー装置
100 誘電体基板
100a 放射面(他方の表面)
100b 部品実装面(一方の表面)
110 送信側パッチアレイアンテナ
120 受信側パッチアレイアンテナ
131,132 給電線路
141〜145 高周波接続線路
141a,141b,142a,143a,144a,144b,145a,145b スルーホール電極
150 グランドパターン
161 発振回路
161a 変調回路
161b パワーアンプ
162 出力回路
162a 変調回路
162b パワーアンプ
163 LNA
164 ミキサ回路
164a 90度位相器
164b 第1のミキサ
164c 第2のミキサ
171〜174 グランドパターン
180 サブ基板
181 パルス発生回路
182,183 中間周波回路
184 信号処理回路
191〜194 シールドケース
200 シールド部材
210 送信側開口部
220 受信側開口部
231,232,241〜245 溝部
300 固定ネジ

Claims (7)

  1. 一方の面に複数の高周波回路が搭載され、他方の面にパッチアンテナ、前記パッチアンテナに接続された給電線路及び前記複数の高周波回路を相互に接続する高周波接続線路が形成された誘電体基板と、
    前記誘電体基板の前記他方の面側に設けられ、前記給電線路及び前記高周波接続線路の少なくとも一部を覆うシールド部材とを備えることを特徴とするアンテナ装置。

  2. 前記高周波接続線路は、前記誘電体基板の前記一方の面側から前記他方の面側へ、スルーホール電極を介して引き出されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記パッチアンテナは、送信側パッチアンテナ及び受信側パッチアンテナを含み、前記シールド部材には、前記送信側パッチアンテナを露出させる開口部と、前記受信側パッチアンテナを露出させる開口部とが、別個に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記誘電体基板の前記一方の面には、前記高周波回路を取り囲むグランドパターンが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記グランドパターンに接するように、前記高周波回路を覆うシールドケースをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記シールド部材には、前記給電線路及び前記高周波接続線路を覆う部分に、接触防止用の溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記誘電体基板の前記他方の面のうち、前記シールド部材によって覆われる領域は、前記給電線路及び前記高周波接続線路の周囲を除くほぼ全面に、前記シールド部材と接触するグランドパターンが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
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