JP4079373B2 - 遠心分離機 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心分離機に関し、詳しくは洗浄液及び残留ケーキの流出を防止するダンパー装置を備えた遠心分離機に関するものである。
従来より、遠心分離機には、コニカル型、押出し型などの種々の型式のものがある。このうち押出し式遠心分離機は、それぞれ回転する外円筒バスケットおよびこれと同軸に配設された内円筒バスケットと、これらのそれぞれの内面に固定されたワイヤスクリーンまたはプレートスクリーンと、前記内円筒バスケットを前方に押出し外スクリーン上に分離されたケーキを押出し排出する連続押出し機構を備えたものである。
この押出し式遠心分離機は、スラリーの投入部周りに備えた円筒状のバスケットを回転させることにより、このバスケットの内周部に備えられたスクリーンを介して濾液を外部に排出すると共に、スクリーンの内側にケーキを形成させ、押出し機構によりこのケーキを押出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
以上のような遠心分離機は、一定時間の連続運転によりケーキを形成させていくものであるが、時間の経過と共にスクリーンの目詰まりが生じてくる。そこで、連続運転の合間に、洗浄液をスクリーン等に向けて噴射し、スクリーンの目詰まりを解消すると共に、残留ケーキを洗い流す等の洗浄を行なう機内洗浄が定期的に行なわれている。
また、機内洗浄はケーキに汚れ(コンタミ)が生じないように、例えば、ケーキと濾液とをより確実に分離させる必要があると共に、スクリーンに残留したケーキが次の遠心分離操作(濾過)の際に混入しないようにする目的も有している。
このような洗浄に対応した構成としては、ケーキ受槽を遠心分離機底部の排出口から取り外し、このケーキ受槽に代えて洗浄液スラリー受槽を排出口に接続し、洗浄液と共に残留スラリーを洗浄液スラリー受槽に回収するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、上記押出し式遠心分離機ではないが、遠心分離機の排出シュートに、固体と液体とを選択的に排出するための専用の排出切替装置を設置し、これにより排出ルートを切り替え、切替作業を容易化したものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2936270号明細書(2、3頁、図1) 特開平10−76183号公報(4、5頁、図1)
しかしながら、このような従来の洗浄に対応した構成にあっては、次のような問題点があった。すなわち、前者の技術にあっては、遠心分離機に形成された排出シュートにケーキ受槽と洗浄液スラリー受槽とを選択的に接続する作業が必要があり、複数の作業者が必要であって、多大な労力と手間を要するため、作業性に劣り、生産性に劣るものであった。
また、後者の技術では、排出切替装置は大掛かりなものであり、二次元的・三次元的にも広い設置スペースを必要としており、設置箇所に厳しい制約があった。また、この装置を設置するために基礎も設ける必要があり、設置コストが嵩んでいた。
そこで、本発明の主たる課題は、設置スペースをコンパクト化すると共に、設置コストを抑えた排出切替機構を有する遠心分離機を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、回転する円筒バスケットと、この内面に固定されたスクリー
ンと、を備え、前記スクリーン上に形成されたケーキを、ケーキ受けリングを介して排
出シュートから排出する構成とされた遠心分離機であって、前記ケーキ受けリングのケ
ーキ出口側と前記排出シュートのケーキ入口側との間に、開閉自在のダンパー装置が配
設され、前記ダンパー装置は、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管
の間を摺動するダンパーを有し、前記ダンパーは、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケ
ーキ入口側の口元管を連通する開口部と、前記ケーキ入口側の口元管を覆う覆部とを有
し、遠心分離工程の際には、前記ダンパーの開口部が、前記ケーキ出口側の排出管と前
記ケーキ入口側の口元管に当接し、前記ケーキが前記排出シュートから排出され、機内
洗浄工程の際には、前記ダンパーの覆部が前記ケーキ入口側の口元管を覆い、洗浄液及
び残留ケーキの前記排出シュートへの流出を防止する構成とされた、ことを特徴とする
遠心分離機である。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、それぞれ回転する外円筒バスケット及びこれと同軸に配設され
た内円筒バスケットと、これらのそれぞれの内面に固定されたスクリーンと、前記内円筒
バスケットを前方に押出し、外スクリーン上に形成されたケーキを押出し排出する連続
押出し機構と、を備え、押し出された前記ケーキを、ケーキ受けリングを介して排出シュ
ートから排出する構成とされた遠心分離機であって、前記ケーキ受けリングのケーキ出口
側と前記排出シュートのケーキ入口側との間に、開閉自在のダンパー装置が配設され、
記ダンパー装置は、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管の間を摺動す
るダンパーを有し、前記ダンパーは、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口
元管を連通する開口部と、前記ケーキ入口側の口元管を覆う覆部とを有し、遠心分離工程
の際には、前記ダンパーの開口部が、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口
元管に当接し、前記ケーキが前記排出シュートから排出され、機内洗浄工程の際には、
記ダンパーの覆部が前記ケーキ入口側の口元管を覆い、洗浄液及び残留ケーキの前記排出
シュートへの流出を防止する構成とされた、ことを特徴とする遠心分離機である。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、前記ダンパー装置は、エアシリンダーと、該エアシリンダー内
に設けられたピストン部材に連結されたロッドと、該ロッドに連結されたダンパーと、を
備え、前記エアシリンダー内へのエア供給により、前記ダンパーの開閉制御がなされ
る構成とされた、ことを特徴とする請求項1〜2記載の遠心分離機である。
(作用効果)
・ケーキを排出する排出シュートのケーキ入口側に、開閉自在のダンパー装置を配設する構成をとることにより、ダンパーの開閉制御を行なうだけで、機内洗浄工程の際の、洗浄液及び残留ケーキの排出シュートへの流出を防止することができるため、大掛かりな排出切替装置を別途設置する必要がなくなる。また、機内洗浄工程の際の、洗浄液及び残留ケーキが排出シート内に流出しないので、例えば、次工程である乾燥機設備等に直結したとしても、ドライヤーの負荷が上がることはない。
・ダンパーがケーキ入口側を覆う覆部と、このケーキ入口側と連通する開口部とを有し、ダンパーの開閉を制御する構成であることにより、例えば、遠心分離工程の際には、ダンパーの開口部がケーキ入口側の上方に位置させることによって、ケーキを排出シュートから排出させることができ、機内洗浄工程の際には、ダンパーの覆部でケーキ入口側を覆うことによって、洗浄液及び残留ケーキを排出シュートへの流出を防止する構成をとることができる。
・エアシリンダー内へのエア供給により、ダンパーの開閉制御がなされる構成となっていることによって、ダンパーの開閉に際して、作業者による切替作業が不要となり作業性及び生産性が向上する。また、エアシリンダー内へのエア供給を自動制御とすることにより、遠心分離工程と機内洗浄工程とをシーケンスに行うことができる。
本発明によれば、設置スペースをコンパクト化すると共に、設置コストを抑えつつ、確実に固体と液体とを選択的に排出し、次工程を行う機械(乾燥工程における乾燥機等)にダイレクトに接続できる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
<本発明に係る遠心分離機の全体構成>
まず、図1に基づき、遠心分離機の実施の形態の全体構成について説明する。
遠心分離機には、装置の前部に円筒形ケーシング1が対地固定され、このケーシング1内に、外円筒バスケット11と、同軸に内円筒バスケット12が配設されている。これら各バスケット11、12の内面には、外スクリーン11A及び内スクリーン12Aがボルトなどの固定手段により固定されている。
一方、外円筒バスケット11は主軸30の先端にボルト固定された保持板11Bにボルトにより一体化されており、前記主軸30は図示しないモータの出力がプーリー33に伝達されることにより回転し、もって外円筒バスケット11及び外スクリーン11Aが周方向に回転するようになっている。
図1及び2に示すように、ケーシング1の側面には、濾液出口6が形成されており、外円筒バスケット11及び内円筒バスケット12の回転による遠心分離によって濾過された濾液(母液)や、洗浄工程の際に供給される洗浄液の一部が、この濾液出口6から排出される。
また、ケーシング1の前方の側面下部には、濾過されたケーキが排出される排出シュート8が形成されている。ここから排出されたケーキは、次工程である乾燥工程の乾燥機等内に投入されるようになっている。後述するが、排出シュート8の側面には、ダンパーを開閉自在とするダンパー装置9が取付けられており、また、洗浄工程の際に、ダンパーによって排出シュート8への流入が妨げられた洗浄液及び残留ケーキが排出される洗浄液出口10がケーシング1の前方の下部に形成されている。
他方、主軸30内には、押出し軸31が遊びをもって挿嵌され、その後方端には前後移動可能なピストン32と一体化されている。また押出し軸31の先端には、保持板12Bがボルト固定され、この保持板12Bに前記内円筒バスケット12がボルトにより一体化されている。
さらに、内円筒バスケット12内には、後述するスラリー供給管2より供給されたスラリーを散らす板として機能するディストリビューター板13が配設されている。ディストリビューター板13は、外円筒バスケット11を保持する保持板11Bに、保持板12Bを遊びをもって貫通する複数本の支持アーム11Cを介して固定されている。
図1及び2に示すように、蒸留水等の洗浄液を供給する第1の洗浄液供給管14及び第2の洗浄液供給管15がケーシング1に前方から内設されている。第1の洗浄液供給管14には、複数の洗浄ノズル14A,14A,…が取付けられており、ケーシング1の上方から外円筒バスケット11及び内円筒バスケット12(外スクリーン11A及び内スクリーン12Aを含む)に向けて洗浄液を噴射するようになっている。同様に、第2の洗浄液供給管15には、複数の洗浄ノズル15A,15A,…が取付けられており、ケーシング1の下方から外円筒バスケット11及び内円筒バスケット12(外スクリーン11A及び内スクリーン12Aを含む)、そして後述するケーキ受けリング16に向けて洗浄液を噴射するようになっている。
洗浄液は、ケーキ洗浄や機内洗浄の際に噴射されるものである。ケーキ洗浄においては、最終的に、噴射された洗浄液等を濾液出口6から排出する場合もあれば、排出しない場合もある。また、機内洗浄については、遠心分離の連続運転の合間に行われ、外スクリーン11A及び内スクリーン12A等の目詰まりを解消すると共に、残留ケーキを洗い流す等のために行なわれ、洗浄液及び残留ケーキが洗浄液出口10から排出される。
排出シュート8は、濾過されたケーキを、次工程に移送するために排出するものである。図2及び図3に示すように、この排出シュート8の上端には、略中央部に開口を有する板状部材8Aが取付けられていると共に、板状部材8Aの上面には、ケーキ入口を形成する略円筒状の口元管8Bが連結されている。この口元管8Bは、板状部材8Aの開口に中空部分が重なるように配置されている。そして、口元管8Bの上端には、後述する排出切替機構としてのダンパー装置9のダンパー9Dが摺動自在に当接されている。
このように構成された遠心分離機においては、スラリー供給管2から被処理スラリーがディストリビューター板13に向けて供給される。この際、主軸30の回転により外円筒バスケット11及び外スクリーン11Aが回転するとともに、支持アーム11Cが保持板12Bを貫通しているので、内円筒バスケット12及び内スクリーン12Aも同一方向に回転させられる。
かかる回転過程で、ピストン32により押出し軸31が前後運動する。いま、後退していた内円筒バスケット12が前進すると、その前方端部の押出し部12Cが外スクリーン11Aの内周面に摺動し、外スクリーン11Aに堆積しているケーキを前方に押出し、先端部からケーキ受けリング16内に排出する。
かかる排出が終了した内円筒バスケット12は、図示の元の位置に後退する。内円筒バスケット12は連続的にスラリーの供給を受けながら、その内面の内スクリーン12Aにおいて固液分離を行うとともに、一部のスラリーが外スクリーン11へ移行し、外スクリーン11Aにおいても、固液分離がなされる。各スクリーン11A、12Aでの濾液は、各バスケット11、12の透孔を通って、濾液出口6から排出されるように構成されている。
なお、本実施の形態では、外円筒バスケット及びこれと同軸に配設された内円筒バスケットを有する多段(2段)式の押出型遠心分離機に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、1段の円筒バスケットのみの単段式の押出型遠心分離機でもよい。
<本発明に係るダンパー装置の構成>
次に、本発明に係るダンパー装置及びこれが配設されたケーキ受けリングについて説明する。
図1に示すように、ケーキ受けリング16は、外スクリーン16上に堆積したケーキのうち、前方へ移動移動した分を受けとめるために外円筒バスケット11の先端側に位置している。このケーキ受けリング16は、構造的に外円筒バスケット11と分離されており、図1に示すように、ケーキ受けリングブラケット16Aを介してケーシング1の内側面に固定されているため、外円筒バスケット11が回転してもケーキ受けリング16自体は回転しない。ケーキ受けリング16の形状は、断面略半割円筒の部材をリング状に形成したもので、そのリンク形状の一部に円筒状の排出管16Bが形成されており、外円筒バスケット11の回転により法線方向に力を受けたケーキが、このケーキ受けリング16の、断面略半割円筒の部材内をリング状に旋回して移動しながら、最終的にケーキ出口としての排出管16Bから排出される構成となっている。なお、ケーキ受けリング16の形状は、断面略半割円筒に限定されるものではなく、半割角筒でもよい。
排出切替機構としてのダンパー装置9は、図2及び図3に示すように、ケーキ出口としての排出管16Bの下方、かつケーキ入口としての排出シュート8の上方に位置しており、ダンパーが左右に移動することにより、排出シュート8への排出を制御している。
ダンパー装置9は、エアシリンダー9Aと、該エアシリンダー9A内に設けられたピストン部材9Bに連結されたロッド9Cと、該ロッド9Cに連結されたダンパー9Dと、を備えている。ここで、エア供給管(図示せず)から供給された圧縮エアは、ピストン部材9Bを挟んでエアシリンダー9Aの両端にそれぞれ設けられた第1のポート93、第2のポート94を介して、選択的に、エアシリンダー9A内に充填される。そして、第1のポート93、第2のポート94に対して選択的に圧縮エアを供することにより、ピストン部材9Bを左右に移動させ、ダンパー9Dを左右に移動させるようになっている。
ダンパー9Dは、ケーキ入口としての口元管8Bを覆う覆部91と、口元管8Bと連通する開口部92と、を備えている。具体的には、圧縮エアが第1のポート93を介してエアシリンダー9A内に供給されている状態では、図2に示すように、ダンパー9Dの開口部92が口元管8Bの上方に位置するようになっている。それに対し、図3に示すように、圧縮エアが第2のポート94を介してエアシリンダー9A内に供給されている状態では、ダンパー9Dの覆部91が口元管8Bを覆うように構成されている。
したがって、遠心分離工程の際には、圧縮エアを第1のポート93を介してエアシリンダー9A内に供給し、ダンパー9Dの開口部92を口元管8Bの上方に位置させることによって、ケーキを排出シュート8から排出させることができ、機内洗浄工程の際には、、圧縮エアを第2のポート94を介してエアシリンダー9A内に供給し、ダンパー9Dの覆部91で口元管8Bを覆うことによって、洗浄液及び残留ケーキを排出シュート8への流出を防止することができる。
このため、ダンパーの開閉制御を行なうだけで、機内洗浄工程の際の、洗浄液及び残留ケーキの排出シュート8への流出を防止することができるため、大掛かりな排出切替装置を別途設置する必要がなくなる。また、機内洗浄工程の際の、洗浄液及び残留ケーキが排出シート8内に流出しないので、例えば、次工程である乾燥機設備等に直結したとしても、ドライヤー等の負荷が上がることはないため、乾燥機やリパルプタンクに直結が可能となり、付帯設備が削減できる。
なお、本実施の形態では、圧縮エアを第1のポート93を介してエアシリンダー9A内に供給する状態で開口部92が口元管8Bの上方に位置し、圧縮エアを第2のポート94を介してエアシリンダー9A内に供給する状態で覆部91が口元管8Bを覆う構成となっているが、この構成に限定されるものではない。すなわち、よりピストン部材9Bから離れた位置(図2で左側)に開口部92を設け、よりピストン部材9BCに近い部分(図2で右側)に覆部91を設け、圧縮エアを第2のポート94を介してエアシリンダー9A内に供給する状態で開口部92が口元管8Bの上方に位置し、圧縮エアを第1のポート93を介してエアシリンダー9A内に供給する状態で覆部91が口元管8Bを覆う構成をとってもよい。
ダンパー9Dの覆部91により排出シュート8への流出を拒まれた機内洗浄工程の際の洗浄液及び残留ケーキは、図3に示すように、覆部91の上面から板状部材8Aの上面を介して、洗浄液出口10へ排出される。
図4及び図5には、ダンパー装置の参考例の形態が示されている。ダンパー装置19は、ダンパー装置9とダンパーの形状が異なっており、他の構成は同じである。ダンパー9Dとダンパー19Dとの相違は、ダンパー19Dはケーキ入口としての口元管8Bを覆う覆部191のみが形成されており、ダンパー9Dに存在する開口部に相当する部分がない点である。そのため、遠心分離工程の際には、図4に示すように、圧縮エアを第2のポート194を介してエアシリンダー19A内に供給し、ダンパー19Dの覆部191を右方向に移動させ、口元管8Bを開放した状態にしておけば、ケーキを排出シュート8から排出させることができ、機内洗浄工程の際には、図5に示すように、圧縮エアを第1のポート193を介してエアシリンダー19A内に供給し、ダンパー19Dの覆部191で口元管8Bを覆う状態にしておけば、洗浄液及び残留ケーキを排出シュート8への流出を防止することができる。
<遠心分離工程と機内洗浄工程のフロー>
図6に基づき、本実施の形態をモデルとした遠心分離工程と機内洗浄工程のフローについて説明する。
遠心分離工程では、ダンパー装置9のダンパー9Dを開状態(ダンパー9Dの開口部92が口元管8Bの上方に位置していることによって、ケーキを排出シュート8から排出させる状態)で、被処理スラリーをスラリー供給管2から供給し、主軸30の回転により外円筒バスケット11及び外スクリーン11Aを回転させ、回転濾液(母液)を濾液出口6から排出する。そして、外スクリーン11Aに堆積しているケーキを前方に押出し、先端部からケーキ受けリング16内に排出し、最終的に、ダンパー9Dの開口部92が口元管8Bの上方に位置していることによって、ケーキを排出シュート8から排出させる。
次なる機内洗浄工程では、スラリー供給管2からのスラリー供給を停止し、その後、ダンパー9Dを閉状態(ダンパー9Dの覆部91で口元管8Bを覆うことによって、洗浄液及び残留ケーキを排出シュート8への流出を防止する状態)にする。そして、第1の洗浄液供給管14及び第2の洗浄液供給管15から洗浄液を供給し、洗浄ノズル14A,15Aより外円筒バスケット11及び内円筒バスケット12(外スクリーン11A及び内スクリーン12Aを含む)、ケーキ受けリング16に向けて洗浄液を噴射して、残留ケーキを洗浄し、濾液出口6や洗浄液出口10へ排出する。
そして、第1の洗浄液供給管14及び第2の洗浄液供給管15からの洗浄液供給を停止し、その後、ダンパー9Dを開状態にし、被処理スラリーをスラリー供給管2から供給するという、サイクルを繰り返し行なう。
このサイクルにおいて、エア供給管(図示せず)からの圧縮エア供給により、ダンパー9Dの開閉制御がなされる構成となっていることにより、ダンパー9Dの開閉に際して、エア供給管からのエア供給を自動制御とすれば、遠心分離工程と機内洗浄工程とをシーケンスに無人自動化運転を行うことができる。
遠心分離機の側面・断面図である。 遠心分離機の正面断面図(ダンパー開状態)である。 遠心分離機の正面断面図(ダンパー閉状態)である。 ダンパー装置の参考例の形態の正面断面図(ダンパー開状態)である。 ダンパー装置の参考例の形態の正面断面図(ダンパー閉状態)である。 遠心分離工程と機内洗浄工程との流れを説明するための説明図である。
符号の説明
1…ケーシング、2…スラリー供給管、6…濾液出口、8…排出シュート、8A…板状部材、8B…口元管、9…ダンパー装置、9A…エアシリンダー、9B…ピストン部材、9C…ロッド、9D…ダンパー、10…洗浄液出口、11…外円筒バスケット、11A…外スクリーン、11B…保持板、11C…支持アーム、12…内円筒バスケット、12A…内スクリーン、12B…保持板、12C…押出し部、13…ディストリビューター板、14…第1の洗浄液供給管、14A…洗浄ノズル、15…第2の洗浄液供給管、15A…洗浄ノズル、16…ケーキ受けリング、16A…ケーキ受けリングブラケット、16B…排出管、19…ダンパー装置、19A…エアシリンダー、19B…ピストン部材、19C…ロッド、19D…ダンパー、30…主軸、31…押出し軸、32…ピストン、33…プーリー、91…覆部、92…開口部、93…第1のポート、94…第2のポート、191…覆部、193…第1のポート、194…第2のポート。

Claims (3)

  1. 回転する円筒バスケットと、この内面に固定されたスクリーンと、を備え、
    前記スクリーン上に形成されたケーキを、ケーキ受けリングを介して排出シュートから
    排出する構成とされた遠心分離機であって、
    前記ケーキ受けリングのケーキ出口側と前記排出シュートのケーキ入口側との間に、開
    閉自在のダンパー装置が配設され、
    前記ダンパー装置は、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管の間を摺
    動するダンパーを有し、
    前記ダンパーは、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管を連通する開
    口部と、前記ケーキ入口側の口元管を覆う覆部とを有し、
    遠心分離工程の際には、前記ダンパーの開口部が、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管に当接し、前記ケーキが前記排出シュートから排出され、
    機内洗浄工程の際には、前記ダンパーの覆部が前記ケーキ入口側の口元管を覆い、洗浄液及び残留ケーキの前記排出シュートへの流出を防止する構成とされた、
    ことを特徴とする遠心分離機。
  2. それぞれ回転する外円筒バスケット及びこれと同軸に配設された内円筒バスケットと、
    これらのそれぞれの内面に固定されたスクリーンと、前記内円筒バスケットを前方に押出
    し、外スクリーン上に形成されたケーキを押出し排出する連続押出し機構と、を備え、
    押し出された前記ケーキを、ケーキ受けリングを介して排出シュートから排出する構成
    とされた遠心分離機であって、
    前記ケーキ受けリングのケーキ出口側と前記排出シュートのケーキ入口側との間に、開
    閉自在のダンパー装置が配設され、
    前記ダンパー装置は、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管の間を摺
    動するダンパーを有し、
    前記ダンパーは、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケーキ入口側の口元管を連通する開
    口部と、前記ケーキ入口側の口元管を覆う覆部とを有し、
    遠心分離工程の際には、前記ダンパーの開口部が、前記ケーキ出口側の排出管と前記ケ
    ーキ入口側の口元管に当接し、前記ケーキが前記排出シュートから排出され、
    機内洗浄工程の際には、前記ダンパーの覆部が前記ケーキ入口側の口元管を覆い、洗浄
    液及び残留ケーキの前記排出シュートへの流出を防止する構成とされた、
    ことを特徴とする遠心分離機。
  3. 前記ダンパー装置は、エアシリンダーと、該エアシリンダー内に設けられたピストン部
    材に連結されたロッドと、該ロッドに連結されたダンパーと、を備え、
    前記エアシリンダー内へのエア供給により、前記ダンパーの開閉制御がなされる構成と
    された、請求項1〜2記載の遠心分離機。
JP2004248985A 2004-08-27 2004-08-27 遠心分離機 Active JP4079373B2 (ja)

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