JP4077605B2 - 画像形成装置、記録媒体及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、省電力モード移行機能を有する複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,及びこれらの機能を有するデジタル複合機等の画像形成装置、これらの画像形成装置に内蔵するコンピュータによって読み取り可能なプログラム、及びこのようなプログラムを記憶した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
省電力のために、何の操作もされずに入力も無いまま非動作状態が予め設定した時間継続すると、電力消費が大きい部分への電力供給を停止したり、自動的に電源を切断したりする電子装置が従来から知られている。
例えば電子写真方式の画像形成装置においては、画像形成終了後次の操作が行われずに一定時間すると定着部の温度を低下させたり、制御部以外の動作を停止させたりして省電力モードに移行するといった制御が行われている。
【0003】
しかし、このような画像形成装置においては、操作に手間取っている間に省電力モードに移行してしまうことがあり、しかも省電力モードにおいては設定がクリアされてしまうため、操作性が悪いという問題があった。
このような問題を解決するため、例えば特開平7−129042号公報には、キー入力によってトグル動作するフラグによって電源を制御することにより、あらかじめそのキーを操作をしておけば動作終了後に直ちに電源を切断でき、かつ使用中には電源を切断してしまうことがないようにした画像形成装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置では、ユーザのキー操作によって動作終了後電源の切断を行うため、自動的には省電力モードに移行せず、上記キーの操作を忘れた場合には電源が入った状態で放置されてしまうので、電力を無駄に消費してしまうという問題があった。
ところで、近年省電力化の要求はますます強くなり、例えばZESM(ゼロ・エネルギー・スタンバイ・モード)と呼ばれる規格が米国環境局によって制定されている。この規格では、装置の操作及び動作がない状態が10秒間継続する前に省電力モードに移行することが要求されている。また、操作やデータ入力等の復帰トリガーがあると、それから10秒以内に通常モードに復帰して動作を行うことも要求されている。
【0005】
このように短時間で省電力モードに移行する規格に従う電子装置においては、少し操作に手間取っただけでもその間に省電力モードに移行してしまい、予め設定しておいた動作条件等の内容がクリアされてしまうことが考えられる。このような場合には、モードの設定等もクリアされてしまう。従って、省電力モードから復帰させた後、再び設定操作を行わなければならないため、操作性が著しく低下するという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決し、電子装置及び画像形成装置の省電力化と高い操作性を両立させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、省電力モードへ移行する機能を有する画像形成装置において、省電力モード移行禁止キーと、その省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、省電力モードへの移行を禁止している状態で上記排紙部紙面センサが上記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けたものである。
さらに、省電力モードへの移行を禁止している状態で上記省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段も設けるとよい。
【0007】
また、省電力モードへの移行を禁止している状態で装置の設定を予め定めた状態に戻すためのモードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けてもよい。
あるいは、時間を計測する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けてもよい。
【0008】
あるいは、装置周辺の人体の有無を検知する人体検知センサと、時間を計測する計時手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で所定時間継続して上記人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けてもよい。
また、時間を計測する計時手段と、ユーザに警告を発する警告手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に上記警告手段に警告を行わせる手段と、その警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けてもよい。
さらに、上記警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を表示する手段も設けるとよい。
【0009】
また、この発明は、前述の目的を達成するため、次のようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
すなわち、省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、上記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で上記排紙部紙面センサが上記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。
【0010】
上記コンピュータを、省電力モードへの移行を禁止している状態で上記省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムも記録した記録媒体。
上記コンピュータを、省電力モードへの移行を禁止している状態でモードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムも記録した記録媒体。
上記コンピュータを、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムも記録した記録媒体。
【0011】
上記コンピュータを、省電力モードへの移行を禁止している状態で、装置周辺の人体の有無を検知する人体検知センサが所定時間継続して人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムも記録した記録媒体。
【0012】
上記コンピュータを、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に警告手段に警告を行わせる手段と、その警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムも記録した記録媒体。
上記コンピュータを、上記警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を表示手段に表示させる手段として機能させるためのプログラムも記録した記録媒体。
また、この発明は、前述の目的を達成するため、次のようなプログラムも提供する。
すなわち、省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、上記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で上記排紙部紙面センサが上記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。
上記コンピュータをさらに、省電力モードへの移行を禁止している状態で上記省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。
上記コンピュータをさらに、省電力モードへの移行を禁止している状態でモードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。
上記コンピュータをさらに、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。
上記コンピュータをさらに、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に警告手段に警告を行わせる手段と、その警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。
上記コンピュータをさらに、上記警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を表示手段に表示させる手段として機能させるためのプログラム。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
〔第1の実施形態〕
まず、この発明による電子装置及び画像形成装置の第1の実施形態であるデジタル複写機の構成について図1乃至図3を用いて説明する。
図1はそのデジタル複写機の操作表示部の外観を示す平面図、図2はそのデジタル複写機の構成を示すブロック図、図3はそのデジタル複写機全体の外観を示す斜視図である。
【0014】
このデジタル複写機は、図3に示すように、画像形成部4と、画像読取部5と、2段の給紙トレイ9a,9bと、操作表示部8とを備え、操作表示部8からのユーザによる指示に従って、画像読取部5で読み取った原稿の画像を、画像形成部4で、給紙トレイ9a,9bから給紙される用紙に画像形成する装置である。そして、図2に示すように、画像形成部4は第1の入出力インタフェース6を介して、画像読取部5は第2の入出力インタフェース7を介して、それぞれ制御部3のCPU11に接続されている。
【0015】
電源回路2は、商用電源からプラグ1a及び電源コード1bを介して給電され、それを変圧・整流等を行って、図2に太線で示す各給電路14によって、このデジタル複写機を構成する各部、すなわち上述した制御部3、画像形成部4、画像読取部5、第1,第2の入出力インタフェース6,7、操作表示部8等に必要な交流あるいは直流の給電を行っている。また、この電源回路2は、制御部3のCPU11によって制御され、後述する省電力モードへの移行及び移行禁止、移行禁止の解除等がなされる。
【0016】
制御部3は、CPU11及びRAM12,ROM13等で構成されており、この複写機全体を制御する制御部であり、またこの画像形成装置である複写機に内蔵するコンピュータである。
CPU11は中央制御装置であり、ROM13に格納されている制御プログラムを実行して制御コードや画像データを処理するなど、この装置全体の統括制御を行う。RAM12はランダムアクセスメモリであり、CPU11がデータ処理を行う際に使用するワークメモリや、画像データを格納する画像メモリ等に使用される。ROM13はリードオンリメモリであり、CPU11によるデータの処理及び管理や周辺装置の制御等に用いる制御プログラムや固定データ等を格納している。このROM13を電気的に消去・書き込み可能なEEPROMやフラッシュメモリで構成することにより、市場で制御プログラムをアップデートすることが可能になる。
【0017】
CPU11は、画像読取部5で読み取った原稿の画像データを、第1の入出力インタフェース6を介して入力してRAM12の画像メモリに格納し、各種の補正や指定された処理を行った後、第2の入出力インタフェース7を介して画像形成部4へ出力して画像形成を行わせる。
操作表示部8は、液晶表示パネル(LCD)による表示部と操作キーやボタン等の操作部材を備えている。この操作部8も、CPU11に接続されており、操作部8の操作キー等の操作による入力信号は、CPU11に入力されて処理される。ユーザは動作モードの設定、ジョブの開始命令、電源のON/OFF等の操作をこの操作表示部8によって行うが、この点については後述する。
【0018】
このデジタル複写機は、ZESM規格に対応した省電力モード(ZESMモード)を備えており、何の操作も入力もない非動作状態が10秒間継続すると、CPU11が電源回路2を制御して、制御部3及び操作表示部8以外の部分への電力供給を停止して省電力モードへ移行する。
そして、省電力モードの状態で操作表示部8の操作等、何らかの復帰トリガーがあると、CPU11は電源回路2を制御して各部への電力供給を再開させ、復帰トリガーから10秒以内に、画像形成可能な通常の動作モードに復帰する。
【0019】
操作表示部8は、図1に示すように、モードクリアキー21,スタートキー22,電源キー23,省電力モード移行禁止キー24,テンキー25等の各種操作キーと、LCDによる表示部26を備えている。
モードクリアキー21は、装置の設定を予め定めた状態に戻すためのキーであり、スタートキー22はコピー動作の開始を命令するためのキー、電源キー23は電源のON/OFFを行うためのキー、テンキー25はコピー枚数等の数字を入力するためのキーである。
【0020】
省電力モード移行禁止キー24は、前述した省電力モードへの移行を禁止するためのキーであり、このキーが押下操作されると、CPU11は省電力モードへの移行を禁止する。すなわち、前述した電源回路2に対する省電力モードへの移行制御を行わないようにする。
LCDによる表示部26は、メッセージや設定等の情報を表示する表示手段である。さらに、タッチパネルが積層されており、ユーザが表示部26の表示内容にしたがって、そのタッチパネルに触れることによっても操作を行うことが可能なように構成されている。
【0021】
次に、このデジタル複写機における省電力モードに関する第1の動作例(基本的な動作例)について、図4を用いて説明する。図4は、この実施形態における省電力モード移行動作及び省電力モード移行禁止動作の処理例を示すフローチャートである。
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図4のフローチャートに示す処理を開始する。
まずステップS1で省電力モード移行禁止状態になっているかどうか判断し、なっていなければステップS2に進んで省電力モード移行タイマカウンタをリセットして時間の計測を開始する。この省電力モード移行タイマカウンタは、CPU11が内部クロックをカウントするソフトウェアタイマであるが、専用の計時手段(タイマ)を設けてもよい。
【0022】
次に、ステップS3に進んで何らかの入力があったかどうか判断する。この実施形態においては、入力は操作表示部8からのキー入力を指すが、FAXやプリンタの機能も備えた画像形成装置であるデジタル複合機にこの発明を適用する場合には、通信回線やローカルエリアネットワーク(LAN)で接続された外部機器からのデータ受信も含むものとする。以後の実施形態においても同様とする。ステップS3で何も入力がなければ、ステップS4に進んで省電力モード移行タイマカウンタのカウント時間が規定時間(10秒以内の時間)以上であるかどうかを判断し、規定時間以上であればステップS5に進んで装置を前述の省電力モードに移行して終了する。ステップS4で規定時間以上でなければ、ステップS3に戻って上述の処理を繰り返す。
【0023】
ステップS3でなんらかの入力があった場合には、ステップS6に進んでその入力が省電力モード移行禁止キー24の操作であったかどうか判断する。省電力モード移行禁止キー24の操作であれば、ステップS7に進んで省電力モードへの移行を禁止してからステップS1に戻る。ステップS6で省電力モード移行禁止キー24の操作でなければ、そのままステップS1に戻る。このとき、入力に応じた動作(表示やジョブ等)は、図示しない別のフローで実行する。
ここではCPU11が、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段の役割を果たしている。
ステップS1で、省電力モードへの移行が禁止されていればそのまま処理を終了する。
【0024】
以上の処理によって、このフローの実行中、すなわち省電力モードへの移行待機中に省電力モード移行禁止キー24が操作されると、省電力モードへの移行の禁止が設定されて省電力モードへの移行を行わない状態となる。
従って、ユーザがこの複写機の使用を継続する意志があるときは、省電力モード移行禁止キー24を操作することにより、コピー条件の設定や原稿の準備等に手間取っても、その間に省電力モードに移行してしまうことがなくなるので、操作性を向上させることができる。
【0025】
このような処理を行うプログラムは、はじめから図2に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもできる。CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段として機能する。また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
なお、この実施形態では省電力モード移行禁止キー24として、押下する操作部材を備えた機械的なキーである例で説明したが、キーの形態はこれに限られるものではなく、他の操作部材や、タッチパネルによるタッチキーであってもよいし、必ずしも操作表示部8に設けなくてもよい。この点は、以降の実施形態についても同様である。
【0026】
次に、このデジタル複写機による省電力モードに関する第2の動作例について、図5及び図6によって説明する。図5及び図6は、その省電力モード移行動作、省電力モード移行禁止動作、及びその解除動作の処理を示すフローチャートであり、図6は、図5の続きの処理を示す。
この省電力モードに関する第2の動作例の特徴は、省電力モードへの移行を禁止している状態で省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除するようにした点である。
【0027】
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図6のフローチャートに示す処理を開始する。
まずステップS11で省電力モード移行禁止状態になっているかどうか判断し、なっていなければステップS12に進んで省電力モード移行タイマカウンタをリセットして時間の計測を開始する。
次に、ステップS13に進んで何らかの入力があったかどうか判断する。何も入力がなければ、ステップS14に進んで省電力モード移行タイマカウンタのカウント時間が規定時間(10秒以内の時間)以上であるかどうか判断し、規定時間以上であれば、ステップS15に進んで装置を前述の省電力モードに移行して終了する。ステップS14で規定時間以上でなければ、ステップS13に戻って上述の処理を繰り返す。
【0028】
ステップS13でなんらかの入力があった場合には、ステップS16に進んでその入力が省電力モード移行禁止キーの操作であったかどうか判断する。省電力モード移行禁止キーの操作であれば、ステップS17に進んで省電力モードへの移行を禁止してからステップS11に戻る。ステップS16で省電力モード移行禁止キーの操作でなければ、そのままステップS11に戻る。このとき、入力に応じた動作(表示やジョブ等)は、図示しない別のフローで実行する。
ここではCPU11が、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段の役割を果たしている。
ステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図6に示すステップS21へ進む。
【0029】
ステップS21では、省電力モード移行禁止キー24が再度操作されたかどうか判断し、操作されていればステップS22に進んで省電力モードへの移行禁止を解除して図5のステップS11に戻り、上述の処理を繰り返す。ステップS21で省電力モード移行禁止キー24が再度操作されていなければ、再度操作されるまで待機する。なお、この待機中においても、他の入力があった場合には、図示しない別のフローによって入力に応じた処理を行うものとする。
ここで、「再度」とは、一度省電力モード移行禁止キー24が操作されて図5のステップS17で省電力モードへの移行を禁止した後でもう一度省電力モード移行禁止キー24が操作されることをいう。そしてここでは、CPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態で省電力モード移行禁止キー24が再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段の役割を果たす。
【0030】
以上の処理によって、省電力モードへの移行を禁止した状態で再度省電力モード移行禁止キー24が押下された場合には、省電力モードへの移行禁止を解除する。
従って、ユーザが使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、禁止の必要がなくなった場合には、もう一度省電力モード移行禁止キー24を押すだけの簡単な操作で省電力モードへの移行禁止を解除できるため、操作性を維持しながら省電力モードによる消費電力の低下を達成できる。
また、このような処理を行うプログラムも、はじめから図2に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもできる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合には省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能する。また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
【0031】
次に、このデジタル複写機による省電力モードに関する第3の動作例について、図5及び図7によって説明する。図7は図5の続きの処理を示す図6とは異なるフローチャートである。
この省電力モードに関する第3の動作例の特徴は、省電力モードへの移行を禁止している状態でモードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する点である。
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図7のフローチャートに示す処理を開始する。このうち図5に示す部分については、上述した第2の動作例で説明した処理と全く同じであるので、その説明は省略する。
【0032】
図5のステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図7のステップS31に進む。
ステップS31では、モードクリアキー21が操作されたかどうか判断し、操作されていればステップS32へ進んで装置の設定を予め定めた状態に戻すモードクリアの処理を行い、ステップS33で省電力モードへの移行禁止を解除して図5のステップS11に戻ってその後の処理を繰り返す。
ステップS31でモードクリアキー21が操作されていなければ、操作されるまで待機する。なお、この待機中においても、他の入力があった場合には、図示しない別のフローによって入力に応じた処理を行うものとする。
ここではCPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態でモードクリアキー21が操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段の役割を果たす。
【0033】
以上の処理によって、省電力モードへの移行を禁止した状態でモードクリアキー21が押下された場合には、省電力モードへの移行禁止を解除する。
従って、ユーザが使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、禁止の必要がなくなった場合には、モードクリアキー21を押下するだけで、モードクリアの処理と同時に省電力モードへの移行禁止を解除できるため、操作性を維持しながら省電力モードによる消費電力の低下を達成できる。
特に、使用終了時に次のユーザのためにモードクリアキーを操作して自分のした設定を解除することはよく行われるため、モードクリアキーの操作によって同時に省電力モードへの移行禁止も解除するようにすることは有効である。
【0034】
このような処理を行うプログラムも、はじめから図2に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもでる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態でモードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能する。また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
【0035】
次に、このデジタル複写機による省電力モードに関する第4の動作例について、図5及び図8によって説明する。図8は図5の続きの処理を示す図6及び図7とは異なるフローチャートである。
この第4の動作例の特徴は、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する点である。
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図8のフローチャートに示す処理を開始する。このうち図5に示す部分については、前述した第2の動作例で説明した処理と全く同じであるので、その説明は省略する。
【0036】
図5のステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図8のステップS41へ進む。
ステップS41では、移行禁止解除タイマカウンタをリセットして時間の計測を開始する。ここで、移行禁止解除タイマカウンタはCPU11が内部クロックをカウントするソフトウェアタイマによる計時手段であるが、CPU11とは別に計時手段(タイマ)を設けてもよい。
次に、ステップS42に進んで何らかの入力があったかどうか判断し、あればステップS41に戻って移行禁止解除タイマカウンタを再びリセットし、ゼロから時間の計測を開始する。
【0037】
ステップS42で入力がなければ、ステップS43に進んで移行禁止解除タイマカウンタのカウント値が所定時間よりも大きいかどうか判断する。この所定時間は、予め例えば30秒,1分,5分,10分等の任意の時間に設定しておくが、この例では5分とする。カウント値が所定時間より大きければ、ユーザが使用を終了したものと認識し、ステップS44に進んで省電力モードへの移行禁止を解除して図5のステップS11に戻る。カウント値が所定時間に達していなければ、ステップS42に戻って処理を繰り返す。
【0038】
ここでは、CPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段の役割を果たす。
なお、ステップS43における所定時間は、機器の稼動状態やユーザの使用形態に応じて適当な値を定めることができるが、省電力モード移行タイマカウンタにより計測する「規定時間」よりも十分に長い時間としておく必要がある。
以上の処理によって、省電力モードへの移行を禁止した状態で予め設定した時間放置された場合には、省電力モードへの移行禁止を解除する。
従って、ユーザが使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、移行禁止の解除を忘れて機器の傍を離れた場合でも、所定時間後に省電力モードへの移行禁止を解除できるため、省電力モードによる消費電力の低減効果を有効に利用できる。
【0039】
また、このような処理を行うプログラムも、はじめから図2に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもできる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能する。また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
【0040】
次に、このデジタル複写機による省電力モードに関する第5の動作例について、図5及び図9によって説明する。図9は図5の続きの処理を示す図6,図7,図8とは異なるフローチャートである。
この第5の動作例の特徴は、前述した第1から第4の動作例による全ての機能を全て含んでいる点である。
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図9のフローチャートに示す処理を開始する。このうち図5に示す部分については、第2の実施形態で説明した処理と全く同じであるので、その説明は省略する。
【0041】
図5のステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図9のステップS51に進む。
ステップS51では、移行禁止解除タイマカウンタをリセットして時間の計測を開始する。
次いで、ステップS52に進んで省電力モード移行禁止キー24が再度操作されたかどうか判断し、操作されていればステップS57に進んで省電力モードへの移行禁止を解除して図5のステップS11に戻り、以後の処理を繰り返す。ステップS52で省電力モード移行禁止キー24が再度操作されていなければ、ステップS53に進む。
【0042】
ステップS53では、モードクリアキー21が操作されたかどうか判断し、操作されていればステップS56に進んで装置の設定を予め定めた状態に戻すモードクリアの処理を行った後、ステップS57で省電力モードへの移行禁止を解除して図5のステップS11に戻り、以後の処理を繰り返す。ステップS53でモードクリアキー21が操作されていなければ、ステップS54に進む。
ステップS54では、省電力モード移行禁止キー24の操作及びモードクリアキー21の操作以外の入力があったかどうか判断し、入力がなければステップS55に進んで、移行禁止解除タイマカウンタのカウント値が所定時間よりも大きいかどうか判断する。この所定時間は予め設定しておくが、この例では5分とする。カウント値が所定時間より大きければ、ユーザが使用を終了したものと認識し、ステップS57に進んで省電力モードへの移行禁止を解除して図5のステップS11に戻る。カウント値が所定時間以下であれば、ステップS52に戻って処理を繰り返す。
【0043】
ステップS54で入力があった場合には、ステップS51に戻って移行禁止解除タイマカウンタを再びリセットし、ゼロから時間の計測を開始する。
このフローにおいては、CPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態で、省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合、モードクリアキーが操作された場合、あるいは何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に、省電力モードへの移行禁止を解除する手段の役割を果たす。
以上の処理を行うことにより、ユーザは使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、その移行禁止を解除する方法として、省電力モード移行禁止キーの再操作、モードクリアキーの操作のいずれかを選択することができ、また移行禁止の解除を忘れて複写機の傍を離れた場合でも、所定時間経過すると省電力モードへの移行禁止を解除できるため、操作性が向上すると共に省電力モードによる消費電力の低減効果を有効に利用できる。
【0044】
また、このような処理を行うプログラムも、はじめから図2に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもでる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モードへの移行を禁止している状態で、省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合、モードクリアキーが操作された場合、および何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合のいずれかよって、省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能する。
また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
【0045】
〔第2の実施形態〕
次に、この発明による電子装置および画像形成装置の第2の実施形態であるデジタル複写機について説明する。
まず、図10乃至図13を用いてそのデジタル複写機の構成について説明する。図10はそのデジタル複写機の外観を示す斜視図、図11はそのデジタル複写機に備える紙面センサの例を示す模式的な断面図、図12はそのデジタル複写機の構成を示すブロック図、図13はそのデジタル複写機の操作表示部の平面図である。
【0046】
この実施形態のデジタル複写機は、図10に示すように、画像形成部4の排紙部30に排紙部紙面センサ31を設け、図10及び図13に示すように、操作表示部18の前面中央部に人体検知センサ32を設けた点が第1の実施形態のデジタル複写機と異なるだけであるから、その他の構成についての説明は省略する。排紙部紙面センサ31は、排紙部30の用紙の有無を検知するセンサであり、図11に示すように、発光素子31aと受光素子31bを同一平面に配置した反射型のフォトセンサである。
発光素子31aは電流を流すと赤外光を発する発光ダイオード(LED)であり、受光素子31bにはその赤外光を受けると電流を発生するフォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトIC等を用いる。
【0047】
このような排紙部紙面センサ31を設けた排紙部30に、図11(a)に示すように用紙がない場合は、発光素子31aが発する赤外光は反射されないため受光素子31bに入射せず、電流は流れない。一方、図11(b)に示すように排紙部30に用紙41がある場合は、発光素子31aが発する赤外光が用紙41の下面によって反射されて受光素子31bに入射するので、電流が流れる。排紙部紙面センサ31は、この電流によって排紙部30の用紙の有無を検知する。
【0048】
なお、ここでは排紙部紙面センサ31を反射型フォトセンサとした例を示したが、発光素子31aと受光素子31bを排紙部30を挟んで対向する配置とした透過型フォトセンサや、機械的なマイクロスイッチなどを用いることもできる。図12のブロック図に示すように、排紙部紙面センサ31は画像形成部4に接続されているため、排紙部紙面センサ31が検知した情報は画像形成部4と第1の入出力インタフェース6を介してCPU11に入力される。また、紙面センサ31を駆動する電力は画像形成部4から供給されている。
【0049】
一方、人体検知センサ32は、装置周辺の人体の有無を検知するセンサであり、紙面センサ31と同様な反射型フォトセンサである。この人体検知センサ32は、受光素子が受ける反射光量の変化から、ユーザ(人体)が複写機に近づいたり遠ざかったりすることを検知することができる。
図12のブロック図に示すように、人体検知センサ32は表示操作部18に設けられているため、人体検知センサ32の検知した情報は操作表示部18を介してCPU11に入力される。また、人体検知センサ32を駆動する電力は表示操作部18から供給されている。
【0050】
次に、この第2の実施形態のデジタル複写機による、省電力モードに関する第6の動作例(動作例の番号は第1の実施形態からの連続番号にする)の省電力モード移行禁止動作及びその解除動作について、図5及び図14を用いて説明する。図14は、この動作例の図5の続きの処理を示すフローチャートである。
この第6の動作例の特徴は、省電力モードへの移行を禁止している状態で排紙部紙面センサ31が排紙部30に用紙41がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する点である。
【0051】
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図14のフローチャートに示す処理を開始する。このうち図5に示す部分については、第2の動作例で説明した処理と全く同じであるので、その説明は省略する。
図5のステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図14のステップS61に進む。そのステップS61では、排紙部紙面センサ31が用紙を検知しているかどうか判断する。検知していなければ、検知するまで待機し、検知していればステップS62に進む。
ステップS62でも、排紙部紙面センサ31が用紙を検知しているかどうか判断する。今度は、検知していれば検知しなくなるまで待機し、検知しなくなれば、ステップS63に進んで省電力モードへの移行禁止を解除し、図5のステップS11に戻って以後の処理を続行する。
【0052】
すなわち、この第6の動作例においては、排紙部紙面センサ31が用紙41を検知している状態から検知してない状態に変化した場合に、画像が形成されて排紙部30に排出された用紙41をユーザが取り出して、この複写機の使用を終了したものと判断し、この時点で省電力モードへの移行禁止を解除する。
ここではCPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態で排紙部紙面センサが排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能している。
以上の処理を行うことにより、ユーザが画像形成済みの用紙を排紙部30から取り出した場合に、自動的に省電力モードへの移行禁止を解除するため、解除の操作を行う必要がなく、操作性が向上する。また、複写機の使用終了後にただちに省電力モードへの移行禁止を解除するので、操作性を維持しながら消費電力を低減することができる。
【0053】
また、このような処理を行うプログラムも、はじめから図12に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもできる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で排紙部紙面センサが排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能する。
また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
【0054】
次に、図10乃至図13を用いて説明した第2の実施形態のデジタル複写機による、省電力モードに関する第7の動作例の省電力モード移行禁止動作及びその解除動作について、図5及び図15を用いて説明する。図15は、この動作例の図5の続きの処理を示すフローチャートである。
この第7の動作例の特徴は、省電力モードへの移行を禁止している状態で所定時間継続して人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する点である。
【0055】
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図15のフローチャートに示す処理を開始する。このうち図5に示す部分については、第2の動作例で説明した処理と全く同じであるので、その説明は省略する。
図5のステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図15のステップS71に進む。ステップS71では、人体検知センサタイマカウンタをリセットして時間の計測を開始する。ここで、人体検知センサタイマカウンタは、CPU11が内部クロックをカウントするソフトウェアタイマによる計時手段であるが、CPU11とは別に計時手段(タイマ)を設けてもよい。
【0056】
その後、ステップS72に進んで人体検知センサ32が人体を検知しているかどうか判断し、検知していればステップS71に戻って人体検知センサタイマカウンタを再びリセットし、ゼロから時間の計測を開始する。
ステップS72で人体を検知していなければ、ステップS73に進んで人体検知センサタイマカウンタのカウント値が所定時間よりも大きいかどうか判断する。この所定時間は、例えば30秒,1分,3分,5分等予め任意に設定しておくことができるが、この動作例では1分とする。カウント値がこの所定時間より大きければ、ユーザが使用を終了して立ち去ったものと認識し、ステップS74に進んで省電力モードへの移行禁止を解除し、図5のステップS11に戻る。カウント値が所定時間に達していなければ、ステップS72に戻って処理を繰り返す。
【0057】
ここでは、CPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態で所定時間継続して人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段の役割を果たす。
なお、ステップS73における所定時間は、複写機の稼動状態やユーザの使用形態に応じて適当な値を定めることができる。
以上の処理によれば、省電力モードへの移行を禁止した状態でユーザが使用を終了して立ち去った場合に、省電力モードへの移行禁止を解除できるので、ユーザが使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、禁止の解除を忘れて複写機の傍を離れた場合でも、所定時間後に省電力モードへの移行禁止を解除できるため、省電力モードによる消費電力の低減効果を有効に利用できる。
【0058】
また、このような処理を行うプログラムも、はじめから図12に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもできる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で所定時間継続して人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能する。また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。なお、図10乃至図13に示した第2の実施形態のデジタル複写機によれば、省電力モードに関する上述した第6の動作例と第7の動作例の機能を共に実施するようにすれば、一層有効である。
【0059】
〔第3の実施形態〕
次に、この発明による電子装置および画像形成装置の第3の実施形態としてのデジタル複写機について説明する。
まず、その構成を図16および図17によって説明する。図17はそのデジタル複写機の構成を示すブロック図、図18はその操作表示部を示す平面図である。
この第3の実施形態のデジタル複写機の外観は、図3に示した第1の実施形態と同様であるが、図16及び図17に示すように、操作表示部28にスピーカ33を設けた点だけが第1の実施形態のデジタル複写機と異なる。したがって、この点以外の説明は省略する。
【0060】
スピーカ33は操作表示部28に設けられた警告手段であり、操作表示部28内にはこのスピーカ33によって音を発生させるための発振回路と増幅器等も設けられている。そして、装置に異常が発生した場合や、ユーザに注意を喚起する必要がある場合に、制御部3のCPU11からの指令により音を発して警告を行う。このスピーカ33や増幅器等を駆動する電力は操作表示部28から供給されている。
【0061】
次に、この実施形態のデジタル複写機による省電力モードに関する第8の動作例(動作例の番号は第1の実施形態からの連続番号とする)について、図5及び図18を用いて説明する。図18は、この第8の動作例の図5の続きの処理を示すフローチャートである。
この第8の動作例の特徴は、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合にスピーカ33によって警告を行わせ、その警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除し、警告を行った後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を表示部26に表示させる点である。
【0062】
このデジタル複写機は、実行中又は実行予定のジョブが無い状態になると、図5及び図18のフローチャートに示す処理を開始する。このうち図5に示す部分については、第2の動作例で説明した処理と全く同じであるので、その説明は省略する。
図5のステップS11で、省電力モードへの移行が禁止されている場合には、図18のステップS81に進む。
ステップS81では、移行禁止解除タイマカウンタをリセットして時間の計測を開始する。ここで、移行禁止解除タイマカウンタはCPU11が内部クロックをカウントするソフトウェアタイマによる計時手段であるが、CPU11とは別に計時手段(タイマ)を設けてもよい。
【0063】
次に、ステップS82に進んで何らかの入力があったかどうか判断し、あればステップS81に戻って移行禁止解除タイマカウンタを再びリセットし、ゼロから時間の計測を開始する。
ステップS82で入力がなければ、ステップS83に進んで移行禁止解除タイマカウンタのカウント値が所定時間t2よりも大きいかどうか判断する。この所定時間t2は、予め任意に設定しておくが、この動作例では4分とする。そして、カウント値が所定時間t2に達していなければ、ステップS82に戻って処理を繰り返す。カウント値が所定時間t2より大きければ、ステップS84に進んでスピーカ33に警告音を発生させて警告を行う。
【0064】
ここではCPU11が、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に警告手段に警告を行わせる手段として機能する。
次に、ステップS85に進んで、表示手段である表示部26に上記所定時間t2より長い所定時間t3までの残り時間を表示させる。ここではCPU11が、警告を行った後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を表示手段に表示させる手段として機能する。
そして、ステップS86に進んで何らかの入力があったかどうか判断し、入力があればステップS81に戻って移行禁止解除タイマカウンタを再びリセットし、ゼロから時間の計測を開始する。
【0065】
ステップS86で入力がなければ、ステップS87に進んで移行禁止解除タイマカウンタのカウント値が所定時間t3よりも大きいかどうか判断する。この所定時間t3も予め任意に設定しておくが、この動作例では5分とする。そして、カウント値が所定時間t3に達していなければ、ステップS85に戻って処理を繰り返す。カウント値が所定時間t3より大きければ、ステップS88に進んで省電力モードへの移行禁止を解除し、図5のステップS11へ戻る。
ここでは、CPU11が、警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段の役割を果たす。
【0066】
なお、ステップS83及びS87における所定時間t2,t3は、装置の稼動状態やユーザの使用形態に応じて適当な値を定めることができる。
以上の処理によって、省電力モードへの移行を禁止した状態で予め設定した時間放置された場合には、ユーザに対して警告を行った後で省電力モードへの移行禁止を解除する。また、警告を行った後には解除までの残り時間を表示する。
従って、ユーザが移行禁止の解除を望まない場合には、警告を受けた時点で何らかの操作を行うことによりその解除を避けることができるため、複写機の操作性をより向上させることができる。また、解除までの残り時間を表示することにより、ジョブの開始を命令する時間がある場合には、解除を避ける操作をしなくて済むため、より操作性を向上させることができる。一方で、ユーザが移行禁止の解除を忘れて立ち去った場合でも、自動的に解除を行うことができるので、省電力モードによって消費電力を低下させることができる。
【0067】
このような処理を行うプログラムも、はじめから図12に示した制御部3のROM13に格納しておけばよいが、記録媒体である別のROM等のメモリに記録して提供することもできる。そして、CPUがそのメモリからこのプログラムを読み出して実行することにより、省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に警告手段に警告を行わせる手段と、警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を表示手段に表示させる手段として機能する。
また、記録媒体に記録されたプログラムによりROM13に記録されたプログラムをアップデートすることにより、デジタル複写機に後からこのような機能を持たせることもできる。
【0068】
ところで、この実施形態においては、スピーカ33からの警告音によって警告を発する例について説明したが、警告手段はこれに限られるものではなくブザー等の他の発音手段を設けたり、表示部26に警告メッセージを表示したり、目立つランプ(回転ランプや点滅ランプ等)を設けて光によって警告を行ったりしてもよい。
また、警告を行った後の表示部26に所定時間t3までの残り時間を表示する例について説明したが、この動作は必ずしも必要ではなく、行わなくてもよい。残り時間の表示については、移行禁止解除タイマカウンタがカウントを開始した段階(ステップS81とS82の間)から、所定時間t3までの残り時間を表示するようにしてもよい。
【0069】
〔各実施形態の変形例〕
以上説明した各実施形態およびその動作例においては、省電力モードへの移行禁止を解除した後、さらに規定時間(例えば10秒間)何の操作も入力もない非動作状態が継続した場合に省電力モードに移行することになるが、省電力モードへの移行禁止を解除した場合には、直ちに省電力モードに移行するようにしてもよい。この場合には、図5のフローチャートにおいて、Bからの戻り先をステップS11ではなくステップS15とすればよい。このようにすれば、通常モードで待機して大きな電力を消費する期間を短縮することができ、消費電力を低減することができる。
【0070】
また、各実施形態の処理を行うプログラムは、ROMに記録して提供する例について説明したが、SRAMやEEPROM、メモリカードのような、他の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することももちろん可能である。
さらに、電子装置や画像形成装置に書き換え可能な記憶手段及び、外部機器との通信手段を設ける場合には、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器からダウンロードして実行することも可能である。
この発明は、デジタル複写機に限るものではなく、他の複写機やプリンタ、ファクシミリ装置、デジタル複合機等の画像形成装置をはじめ、各種の事務用電子機器、家電機器等の各種の電子装置にも適用できる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の画像形成装置によれば、省電力モード移行禁止キーの操作によって省電力モードへの移行を禁止することができるので、使用者が装置の操作を長期間に渡って行う場合、あるいは操作に手間取る場合に、装置が意に反して省電力モードに移行することがなく、装置の操作性を向上させることができる。
また、省電力モード移行禁止キーの再操作によって省電力モードへの移行禁止を解除できるようにすれば、ユーザが使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、禁止の必要がなくなった場合には簡単な操作で省電力モードへの移行禁止を解除できるため、操作性を維持しながら省電力モードによる消費電力の低下を達成できる。
【0072】
モードクリアキーの操作によって電力モードへの移行禁止を解除できるようにすれば、ユーザが通常よく行う動作によって省電力モードへの移行禁止も解除することができるので、操作性をさらに向上させることができる。
さらに、省電力モードへの移行を禁止した状態で予め設定した時間放置された場合には省電力モードへの移行禁止を解除することにより、ユーザが使用時に省電力モードへの移行を禁止した後、禁止の解除を忘れて機器の傍を離れた場合でも、所定時間後に省電力モードへの移行禁止を解除できるため、省電力モードによる消費電力の低減効果を有効に利用することができる。
【0073】
あるいは、排紙部紙面センサが用紙を検知している状態から検知してない状態に変化した場合や、所定時間継続して人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除するようにすれば、ユーザが解除の操作を行う必要がなく、操作性がさらに向上する。また、機器の使用終了後に速やかに省電力モードへの移行禁止を解除するので、操作性を維持しながら消費電力を低減することができる。
省電力モードへの移行を禁止した状態で予め設定した時間放置された場合には、ユーザに対して警告を行った後で省電力モードへの移行禁止を解除するようにすれば、ユーザが移行禁止の解除を望まない場合には、警告を受けた時点で何らかの操作を行うことにより解除を避けることができるため、画像形成装置の操作性をより向上させることができる。
【0074】
さらに、警告を行った後には解除までの残り時間を表示するようにすれば、ジョブの開始を命令する時間がある場合には、解除を避ける操作をしなくて済むため、より操作性を向上させることができる。
また、省電力モードへの移行禁止を解除した場合に直ちに省電力モードに移行するようにすれば、通常モードで待機して大きな電力を消費する期間を短縮することができ、消費電力を低減することができる。
さらに、この発明による記録媒体又はプログラムを使用すれば、画像形成装置内に備えているコンピュータに、上述のような制御を実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子装置及び画像形成装置の第1の実施形態であるデジタル複写機の表示操作部の平面図である。
【図2】同じくそのデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】同じくそのデジタル複写機全体の外観を示す斜視図である。
【図4】図1〜図3に示したデジタル複写機による省電力モードに関わる第1の動作例の処理を示すフローチャートである。
【図5】この発明の各実施形態のデジタル複写機による省電力モードに関わる第2から第8の各動作例の処理の共通部分を示すフローチャートである。
【図6】図1〜図3に示したデジタル複写機による省電力モードに関わる第2の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【図7】同じく省電力モードに関わる第3の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【図8】同じく省電力モードに関わる第4の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【図9】同じく省電力モードに関わる第5の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【図10】この発明による電子装置及び画像形成装置の第2の実施形態であるデジタル複写機全体の外観を示す斜視図である。
【図11】図10に示したデジタル複写機に備えた排紙部紙面センサの構成を示す模式的な断面図である。
【図12】図10に示したデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図13】そのデジタル複写機の操作表示部の平面図である。
【図14】図10〜図13に示したデジタル複写機による省電力モードに関わる第6の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【図15】同じく省電力モードに関わる第7の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【図16】この発明による電子装置及び画像形成装置の第3の実施形態であるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図17】そのデジタル複写機の操作表示部の平面図である。
【図18】図16及び図17に示したデジタル複写機による省電力モードに関わる第8の動作例における図5の続きの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a:プラグ 1b:電源コード
2:電源回路 3:制御部
4:画像形成部 5:画像読取部
6:第1の入出力インタフェース
7:第2の入出力インタフェース
8,18,28:操作表示部
11:CPU 12:RAM
13:ROM 14:給電線
21:モードクリアキー 22:スタートキー
23:電源キー 24:省電力モード移行禁止キー
25:テンキー 26:表示部
30:排紙部 31:排紙部紙面センサ
31a:発光素子 31b:受光素子
32:人体検知センサ 33:スピーカ
41:用紙
Claims (20)
- 省電力モードへ移行する機能を有する画像形成装置において、省電力モード移行禁止キーと、
該省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、省電力モードへの移行を禁止している状態で前記省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置において、装置の設定を予め定めた状態に戻すためのモードクリアキーを備え、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記モードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、時間を計測する計時手段を備え、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、装置周辺の人体の有無を検知する人体検知センサと、時間を計測する計時手段とを備え、
省電力モードへの移行を禁止している状態で所定時間継続して前記人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、時間を計測する計時手段と、ユーザに警告を発する警告手段とを備え、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に前記警告手段に警告を行わせる手段と、
該警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、メッセージや設定等の情報を表示する表示手段を備え、
前記警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を前記表示手段に表示させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、装置の設定を予め定めた状態に戻すためのモードクリアキーとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記モードクリアキーが操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、時間を計測する計時手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、装置周辺の人体の有無を検知する人体検知センサと、時間を計測する計時手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で所定時間継続して前記人体検知センサが人体を検知しなかった場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、時間を計測する計時手段と、ユーザに警告を発する警告手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に前記警告手段に警告を行わせる手段と、
該警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、時間を計測する計時手段と、ユーザに警告を発する警告手段と、メッセージや設定等の情報を表示する表示手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に前記警告手段に警告を行わせる手段と、
該警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
前記警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を前記表示手段に表示させる手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記省電力モード移行禁止キーが再度操作された場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、装置の設定を予め定めた状態に戻すためのモードクリアキーとを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記モードクリアキーが操作された場合に 省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、時間を計測する計時手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、時間を計測する計時手段と、ユーザに警告を発する警告手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に前記警告手段に警告を行わせる手段と、
該警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段として機能させるためのプログラム。 - 省電力モードへ移行する機能を有し、省電力モードへの移行を禁止するための省電力モード移行禁止キーと、排紙部の用紙の有無を検知する排紙部紙面センサと、時間を計測する計時手段と、ユーザに警告を発する警告手段と、メッセージや設定等の情報を表示する表示手段とを備えた画像形成装置に内蔵するコンピュータを、
前記省電力モード移行禁止キーが操作された場合に省電力モードへの移行を禁止する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で前記排紙部紙面センサが前記排紙部に用紙がある状態から無い状態になったことを検知した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
省電力モードへの移行を禁止している状態で何の操作も入力もない非動作状態が予め設定した時間継続した場合に前記警告手段に警告を行わせる手段と、
該警告を行わせてからさらに何の操作も入力もない非動作状態が所定時間継続した場合に省電力モードへの移行禁止を解除する手段と、
前記警告を行わせた後、省電力モードへの移行禁止を解除するまでの残り時間を前記表示手段に表示させる手段として機能させるためのプログラム。
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