JP4076337B2 - 情報機器システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルスチルカメラ等の情報機器と、不揮発性記憶手段とを具備する情報機器システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラにおいて、フィルムの磁気記録領域にデータの記録を行なえるものがあるが、カメラの被写界情報等をすべて記憶するには不十分な容量である。そこで、例えば、特開2001−83593は、銀塩/電子スチル両用カメラにおいて、フィルムの磁気記録領域に記録するデータ量が所定の容量よりも大きい場合には、過剰分のデータを外部メモリの一時記憶領域に記憶することを開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外部メモリを用いてカメラ情報を記憶する場合は、外付けの外部メモリスロットをカメラ内部に設ける必要があり、機器の大型化に繋がってしまう。
【0004】
また、安価なデジタルスチルカメラの様に、機器を小型化・コストダウンする為に機器の内部に外部メモリスロットを設けずに、取り外しの出来ない専用の内蔵メモリに被写界情報を記録する方法を採用した場合、動画や非圧縮画像等と言ったデータ量の比較的大きなデータを記録すると内蔵のメモリがすぐ一杯になってしまう。この場合、近くにパーソナルコンピュータ(以下PC)が存在しない場合には内部のデータを読み出すことも出来ず、その後の撮影が行えないと言った事が考えられる。その為、内蔵の情報記憶部しか持たない情報機器は、動画撮影や画質重視の非圧縮画像データを扱うには不向きであるという課題がある。
【0005】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、機器を大型化させる事がなく、かつ内蔵の情報記憶部の容量に拘束されずに、比較的にデータ量の大きい動画や非圧縮データを記録することが可能な情報機器システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、少なくとも1つの取り外すことのできない情報記憶部と、少なくとも1つの他の情報機器との間で通信を行うための接続部と、機器の動作モードを設定するための手動操作部材と、表示装置とを有する情報機器と、少なくとも2つの接続部と、ファイル管理回路とを有する不揮発性記憶手段とを具備する情報機器システムであって、前記不揮発性記憶手段の少なくとも2つの接続部のうち、第1の接続部は、前記不揮発性記憶手段を有線通信のマスターとして機能させるための接続部であり、第2の接続部は、前記不揮発性記憶手段を有線通信のスレーブとして機能させるための接続部であり、前記情報記憶部は、前記情報機器を通常動作させる通常動作モード情報と、拡張動作させる拡張動作モード情報を保持し、前記通常動作モードは比較的小容量のデータを扱うモードであり、前記拡張動作モードは比較的大容量のデータを扱うモードであり、前記情報機器の接続部に前記不揮発性記憶手段の接続部を接続しない場合は、前記手動操作部材により前記通常動作モードは選択可能で、前記拡張動作モードは選択不可能であり、又は、前記手動操作部材により前記通常動作モードと前記拡張動作モードが共に選択可能で、前記拡張動作モードを選択すると前記表示装置へ警告を表示し、前記情報機器の接続部に前記不揮発性記憶手段の接続部を接続する場合は、前記手動操作部材により前記拡張動作モードが選択可能である
【0007】
また、第2の発明は、第1の発明に係る情報機器システムにおいて、前記情報機器は、撮像手段を備えたデジタルスチルカメラ、もしくは電子/銀塩両用カメラであり、前記拡張動作モードは、大容量データ撮像モードである。
【0008】
また、第3の発明は、第の発明に係る情報機器システムにおいて、前記大容量データ撮像モードは、動画撮影モード/非圧縮静止画撮影モードである
【0011】
【発明の実施の形態】
まず本発明の概略を説明する。本発明では、安価なデジタルスチルカメラなどの情報機器の大半が具備しているPC接続部に、外付け可能な小型の不揮発性記憶手段を接続させることを考える。このような不揮発性記憶手段を情報機器と一緒に持ち歩きながら、必要に応じて情報機器のPC接続部に接続して情報機器に内蔵されている情報記憶部からデータを取り出して不揮発性記憶手段に保存するようにする。このような方法により、情報機器自体は小型のままで、大型のPCを持ち運ばずとも内蔵データの外部機器への読み出しが可能となる。また、撮影時において情報機器に不揮発性記憶手段が接続されているときには、ユーザが動画撮影モード/非圧縮静止画撮影モードを情報機器の手動操作部材により選択可能とする事で、情報機器に内蔵された情報記憶部の容量制限を受けずに、動画や非圧縮画像データと言った比較的データ量の大きなデータを取り扱うことが可能になる。
【0012】
以下、図面と流れ図を用いて本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す概念図である。例えばデジタルスチルカメラ等で構成される情報機器1は、予めデータを保存するための情報記憶部101と、全体の動作を司る制御回路102と、外部との通信を行うためにUSBなど特定のコードに信号を変換したり、CPUに対する通信の割り込みの制御等を行う組みこみ機器用ターゲットコントローラ103と、PC接続用のケーブルを接続するための凹型形状のPC接続部104とを備えている。
【0013】
また、不揮発性記憶手段2は、不揮発性情報記憶部201と、通信の制御などを行う制御回路202と、PCの信号を受け取って内部の制御回路や情報記憶部で処理できる形に変換するターゲットコントローラ203と、PCなどに差し込んで接続する凸型形状のPC接続部204とを備え、さらに、本発明の特徴として、外部機器に対してPCが外付けの記憶媒体の処理を行うのと同様の信号を送るような制御信号を発信するホストコントローラ205と、上記PC接続部204とは別の形状である凸型形状の周辺機器接続部206とをさらに有している。
【0014】
通常の場合、USB等を例に挙げると、PCが常に通信のホスト側となるので、PC側の接続部と、PCからの信号を受け取って通信の動作を行うターゲットとなるデジタルスチルカメラなどの情報機器の接続部とが定義されている。
【0015】
一般に広く知られているUSBの接続部に接続可能であり、不揮発性メモリ部に接続するような記憶媒体の場合、PCのUSB接続部に接続可能な形状の接続部を一つ有していて、これは通信のターゲットの機器と接続部形状が不一致であり、またターゲットの機器同士では、どちらもホストコントローラを有しておらず制御信号を送信する事が出来ないので、現状のシステムではデジタルスチルカメラとUSB接続部に接続する記憶媒体を接続する事が出来ない。
【0016】
また、USB on the Go と呼ばれるUSBの新しい通信規格に準拠した製品でシステムを構築しようとすると、規格の制約上電力供給が現状のUSBよりも制限されており、記憶媒体に電源を供給する事が出来ず、電源を不揮発性記憶手段側に持たせると、記憶手段が大型化してしまうことになる。
【0017】
図2は、本実施形態における不揮発性記憶手段の使用想定図である。不揮発性記憶手段2は、通信のターゲットとしてPC50等に接続するときにはPC接続部204とターゲットコントローラ203を用いて通信を行い、デジタルスチルカメラ等の情報機器1とデータの通信を行う際には、ホストコントローラ205と周辺機器接続部206を用いて通信を行い、電源は通信機器の接続部の出力側を切り替えて、接続部を通して供給する事で図1のような情報通信システムを構築する。
【0018】
図3(a)、(b)は、本発明の一実施形態の情報機器の動作を説明するための概念図である。通常時は、情報機器1に内蔵された情報記憶部101は容量的な制限があり使い切ってしまうと、PC50に接続して情報記憶部101内のデータを取り出すまでは他の動作が何も出来なくなってしまう。
【0019】
そこで本実施形態では、情報記憶部101は、扱うデータ量が比較的少ない圧縮静止画データ等を主たる目的として使用し、ユーザが図3(a)に示す手動操作部材16(詳細は後述する)からの操作入力によりモード変更を行おうとしても、動画撮影モードや非圧縮画像データ撮影モードと言った拡張撮影モードへの変更は設定できないようにする。あるいは、これらのモードは大容量のデータを扱うので注意が必要だと言う警告をモード変更設定時に表示回路15(図3(a))に表示するようにする。
【0020】
一方、図3(b)に示すように、情報機器1のPC接続部104に不揮発性記憶手段2が接続された場合には内蔵のメモリの容量的な制約が無くなるので、ユーザが手動操作部材16を用いてモード変更しても動画撮影モードや非圧縮画像データ撮影モードと言った拡張撮影モードを設定でき、警告表示は不要となる。これによって、ユーザは通常の撮影時には内部に外部記憶装置を設けたカメラよりも比較的に小型なカメラを持ち歩くだけで良く、特殊な動画撮影や非圧縮画像データを扱う場合は、不揮発性記憶手段も持ち歩き撮影時に装着する事で、特殊な撮影をも行うことが可能になる。
【0021】
また、PC接続用端子に情報機器1が接続されているか否かを検知すると共に、電源供給の有無をチェックするようにする。電源を情報機器1側から供給する通信の場合は図4(a)に示すように情報機器1と不揮発性記憶手段2との間の通信となるので、通常撮影モードと動画や非圧縮画像データ等の拡張撮影モードの設定が可能である。
【0022】
また、電源が外部より供給される場合は図4(b)に示すように情報機器1とPC50との間の接続となるので、データ転送モードや撮像センサの出力データをPC50にリアルタイムに出力する、スルー動画モード等を設定することができる。
【0023】
図5は、本発明を実現する為の情報機器1及び不揮発性記憶手段2の内部のブロック図である。
【0024】
まず情報機器1の各構成要素について説明する。制御回路11はCPUや周辺のプロセッサなどで構成され、情報機器全体の動作を司る回路であり、デジタルスチルカメラであれば、撮像からデータ保存データ出力まで行う事を可能とする回路である。本発明では手動操作部材16からの入力により、撮影時に設定されたモードに応じて周辺回路の制御や、記憶容量の選択を行うといった動作を行う回路である。
【0025】
情報記憶部12は、少なくとも一つのDRAMや不揮発性メモリ等によって構成される。制御回路11はこの情報記憶部12をデータを一時的に記憶するのに用いたり、ユーザが手動操作部材16によって設定したモードなどを記憶したり、撮像動作によって得られた画像を保存しておくために用いる。
【0026】
撮像回路13は、測光センサや測距センサ等といった被写界情報を取得するセンサ群と、光学レンズやシャッタ、CCDやCMOS等の撮像センサなどによって構成され、各種センサの出力に基づき光学レンズやシャッタを駆動し、撮像動作を行う回路である。
【0027】
電源切り替え回路14は、不揮発性記憶手段2との通信を行う際に必要となる回路である。不揮発性記憶手段2は小型化等のために電源回路を内蔵していないので不揮発性記憶手段2内の電気回路を動かすのに必要な電源は、外部より接続部を通して供給するようにしている。本来、PCとの接続のために設けられた接続手段(図1のPC接続部104や204等)は、外部から電源を供給されることはあっても、それ自身が電源を供給することが可能な構成にはなっていない。
【0028】
そのため、情報機器内蔵の接続手段は、外付け機器との接続をメカ的なスイッチもしくは電気的なスイッチにて検出して、且つ所定時間電源の供給が無かった場合は、情報機器1の接続手段(PC接続部104)から、不揮発性記憶手段2の接続手段(周辺機器接続部206)へと電源を供給するための切り替え動作を行なう。不揮発性記憶手段2が動作している間は電源を供給しつづけ、動作停止と共に省電の為に電源の供給をカットする。
【0029】
表示回路15は、情報機器1の状態や操作の内容を確認する為の表示部材であって例えば液晶ディスプレイ等によって構成される。情報機器1がデジタルスチルカメラ等であれば撮影した画像データの確認などに用いられる回路であるが、本発明ではそれらの動作に加えて、通信制限手段を解除するための所有者特有情報等の設定時の確認のためや、接続時に認証の可否を表示し外部との通信状態などをユーザに示すために用いられる。
【0030】
手動操作部材16は、ユーザが情報機器1に入力を行う回路である。例えばユーザが撮像動作を希望している時は、手動操作部材16からの入力に応じて撮像回路13が駆動されるとともに撮影モードが設定される。本発明においては不揮発性記憶手段2の接続時には、動画モードや非圧縮画像記録モードが当該手動操作部材16からの入力により設定可能となる。
【0031】
通信回路17は、外部との通信を行う為に内蔵のデータを外部と通信可能な形式に変換する回路であり、接続手段までを含む。外付けの機器との通信を実際に行う為に必須の回路である。
【0032】
次に不揮発性記憶手段2の各構成要素について説明する。制御回路21は不揮発性記憶手段2の全体の動作を司る回路である。接続手段に接続された外付けのPC等から送られてきたデータのリード・ライト命令等を発行するが、本発明では情報機器1のセットアップ信号や、情報機器1の情報記憶部12のデータを受信する為のリード信号や情報機器1の通信制限手段を解除する為の信号等を送信する。
【0033】
記憶回路22は、第1の通信回路24や第2の通信回路25により接続された外付け機器のデータを退避して保存しておく為の回路であり、不揮発性記憶手段2は一般的に電源を持たない為、不揮発性メモリによって構成される。
【0034】
ファイル管理回路23は、情報機器1のファイル管理回路と同様に、内部でのデータ管理や外部とのデータ管理方法を同一にして通信を容易にする回路である。
【0035】
第1の通信手段24はPC等、通信のホストとなれる機器との接続を行う手段であり、主としてデータの受信処理を行う回路である。データの受信処理のほかに接続部を介してPC等から電源を受け取って制御回路などに電源を供給する働きをしている。
【0036】
第2の通信回路25は、第1の通信回路24の接続部形状とは異なる接続部形状を有し、デジタルスチルカメラ等のホストコントローラを持たない情報機器との通信を行うための回路である。情報機器1に対して通信の為の送信信号を送信する。そして、情報機器1の情報記憶部12に記憶されているデータを不揮発性記憶手段2の記憶回路22にコピーする処理や、電源を接続部を介して情報機器1から受け取って制御回路21に供給する働きを行う。
【0037】
図6は、本発明における情報機器1に外部機器が接続されたときの当該情報機器の動作流れ図である。情報機器1の接続手段に外部機器が接続された事を、メカ的なスイッチもしくは電気的な信号により検出した場合、情報機器1の制御回路11には割り込み信号が発生し、ステップ#1からの動作を行う。
【0038】
ステップ#1は接続手段の接続時に制御回路11の内蔵するタイマをスタートさせ、時間の計測を開始する為の処理である。タイマーのカウントが始まったらステップ#2に進む。
【0039】
ステップ#2はタイマが予め設定された所定時間を計時したかどうかを判定する処理であり、タイマがオーバーフローするまで、ステップ#3の判定処理を繰り返す処理である。
【0040】
ステップ#3は、接続手段を介して外部から電源供給があるかどうかを検出する処理であり、もし接続手段を介して電源が供給されている場合、PC等の通信のホスト機器となる端末が接続されたことになるので、そのままステップ#4に進んで通常のUSB等の通信制御を行い、内蔵の情報記憶部12内のデータの送受信等と言った外部機器からの制御信号に基づく動作を行えるような初期設定を行う。
【0041】
タイマが所定時間計時しても電源が接続手段を介して供給されない場合、それはPC等の端末ではなく、本来ターゲットとなる機器が繋がったことになるので、ステップ#5に進み電源切替え回路14を制御して、接続部への電力の供給を開始する。そしてステップ#6に進む。
【0042】
ステップ#6では対ターゲット機器との通信となるので、対ターゲット機器としての通信の初期設定としてタイマの初期化、再度の実行などの処理を行う。そしてステップ#7に進み対記憶容量通信開始のルーチンに進む。
【0043】
図7は、本発明の情報機器1に不揮発性記憶手段2が接続されたときの動作流れ図である。ステップ#8は、情報機器1に接続された不揮発性記憶手段2の制御回路21が、通信のセットアップ処理のために、第2の通信回路25を介して、本来PC等の端末が送っている通信のセットアップ信号を送信してくるのを待つ処理である。セットアップ信号を受信しない場合にはステップ#9に進み、セットアップ信号を受信した場合はステップ#11に進む。
【0044】
ステップ#9は、ステップ#6でリセットして動作を再開したタイマーが予め設定した所定時間の経過によりオーバーフローしていないかどうかを確認するサブルーチンであり、所定時間経過している場合にはステップ#10へ進む。また、タイマが所定時間を計測していなければステップ#8で、再びセットアップ信号を受信したかどうかの判定を行う。
【0045】
ステップ#10は、通信が失敗したなどの要因により、所定時間確保できない場合に情報機器1から電源を受け続けると情報機器1の電源が動作不能になってしまうので、所定時間経過したら不揮発性記憶手段2の電源をオフ状態にしてスリープモードに移行するための処理ルーチンである。電源をオフにしたら、スリープに入る。
【0046】
一方、ステップ#11では、通信のセットアップの処理を行う。ここでは通常のPCとの通信同様に、情報機器1がどんな機器で、どのようなプロトコルを用いた通信を行える機器であるか、情報記憶部12にデータをどれぐらい持っているかなどに関するデータを不揮発性記憶手段2の制御回路21の要求に応じて、情報機器1が送信する処理を行う。制御回路21が通信に必要な情報を全て情報機器1より取得し、制御回路21からの要求が終了したらセットアップ処理を終了し、ステップ#12に進む。
【0047】
ステップ#12では、通信制限解除信号(通信制御解除信号)を正常に受信できるまで待機する。この場合、所定時間経過しても通信制限解除信号が送られてこない場合には、先に示した図4のような表示を表示回路15に所定時間表示して電源をオフにするようにしてもよい。
【0048】
ステップ#13では通信の制限を解除し、本通信が終わるまで以降の処理を行う為のフラグを立てる。そしてそのままステップ#14にすすむ。
【0049】
ステップ#14では、情報機器1の情報記憶部12のデータがそれぞれ持っている送信OKフラグをチェックする。上書きの危険性を避ける為に、既に外部に取り出されたデータやユーザが表示回路15を見ながら、手動操作部材16からの入力により外部に取り出す必要がないと判断し、予め送信OKフラグを降ろしてあるデータの送信は行わないので、今回送信するデータ数やデータ容量をここでは確認し、通信を行い不揮発性記憶手段2の制御回路21に送る処理を行う。
【0050】
ステップ#15では、まだ送信OKフラグが立っているデータが残っているかどうかの確認を行う。既に送信OKフラグが立っているデータが無ければ、送信完了となるのでステップ#18に進む。仮にまだ送信OKフラグが立っているデータがあればステップ#16に進む。
【0051】
ステップ#16では、実際にデータの送信を行う。そして送信完了となったらステップ#17に進み、送信完了したデータに対応する送信OKフラグを下ろす処理を行う。送信OKフラグが無くなるまでステップ#15でループを行い、通信を完了させる。
【0052】
ステップ#18では、通信を完了したので接続部を介して不揮発性記憶手段2に供給している電源を遮断する処理を行う。これで、通信は完了となる。
【0053】
図8は、本発明の情報機器1に不揮発性記憶手段2が接続されたときの動作流れ図である。ステップ#19では、第1の通信手段24の接続手段を介したPCからの電源供給か、第2の通信手段25の接続手段を介した情報機器1からの電源供給かを判定するルーチンである。
【0054】
第1の通信手段24からの電源供給であれば、ターゲット機器として動作を行い、第2の通信手段25からの電源供給であればホスト機器として通信を行う必要がある。ここでは簡単のために第2の通信手段25に接続された場合を想定してステップ#20に進む。
【0055】
ステップ#20では、通信の初期状態のチェックを行う。
【0056】
図10は本発明の情報機器1の初期状態チェック流れ図である。まずステップ#32で不揮発性記憶手段2内の記憶回路22の残り容量のチェックを行う。次のステップ#33では、まだ空き容量が残されているかどうかを確認する。残されていなければステップ#35に進み受信禁止フラグをセットし初期状態チェックルーチンを終了する。また、空き容量があればステップ#34で新たに受信データ収納用のフォルダを作成し、初期状態チェックルーチンを終了する。
【0057】
図8のフローに戻って、ステップ#21では接続された情報機器1をセットアップする為の信号を送信する。セットアップ信号に対する応答があるかどうかをステップ#22で判定し、もし応答が無ければステップ#23に進み所定時間経過するまでステップ#22で応答処理を待つ事にする。所定時間経過しても応答信号が来なければ、通信失敗としてステップ#24に進み電源をオフにする処理を行う。所定時間内に応答信号を得て、情報機器1のセットアップが完了したらステップ#25に進む。
【0058】
ステップ#25では通信OKが応答されたかどうかの処理を行い、もし通信NGが戻されたらノイズなど失敗したおそれがあるのでステップ#29に進み所定回数まで達したかどうかを判断する。達していなければステップ#26に進みリトライを行う。既に所定回数リトライを行っても通信が失敗している場合には制限解除信号が間違っていると判断して、ステップ#30に進み電源をオフにする処理を行なってスリープモードに移行する。
【0059】
一方、ステップ#25において、もし通信OKフラグが立った場合にはステップ#26に進んで制御回路21よりデータを受信するための信号を情報機器1の制御回路11に向けて送信する。そして未受信データがあるかどうかステップ#27で判断し、もしデータの受信が終わっていないと判断された場合にはステップ#28でデータの受信処理を行い、ステップ#27のループを回りつづける。そして全てのデータの受信が終わったらステップ#31で電源を切りスリープモードに入る。
【0060】
図9は、本発明における情報機器1のモード設定動作の流れ図である。デジタルスチルカメラ等の情報機器1は電源を投入されるとまずステップ#36に進む。ステップ#36では、情報機器1の初期設定を行う。デジタルスチルカメラであれば撮影可能な状態とし、情報機器1内の情報記憶部12に記憶されている、前回終了した際にユーザによって設定された状態に復帰するなどの処理を行う。そしてそのままステップ#37に進む。
【0061】
ステップ#37は、所定時間でオーバーフローするタイマーをスタートさせる処理を行う。情報機器1は基本的に手動操作部材16からの入力に応じた処理を行うので、ここでのタイマーは、手動操作部材16からの入力が所定時間無いことを検出するのに用いられる。タイマーをスタートしたらステップ#38に進む。
【0062】
ステップ#38は、手動操作部材16からの入力があったかどうかを判定する処理であり、もし無ければステップ#39に進みタイマーがオーバーフローしていないかどうかのチェックを行う。もしステップ#37でスタートしたタイマーがオーバーフローしておらず、手動操作部材16からの入力も無ければステップ#38とステップ#39で、入力があるかあるいはタイマーのオーバーフローを待ちつづけ、もし先にタイマーのオーバーフローが発生した場合にはステップ#40に進んで制御回路11をスリープモードに移行させるなどの処理を行う。
【0063】
一方、タイマーのオーバーフローよりも前に手動操作部材16からの入力があった場合にはステップ#41に進む。
【0064】
ステップ#41では手動操作部材16からの入力がモード変更処理であるかどうかをチェックする。モード変換処理である場合にはステップ#42に進む。また、モード変更以外の要求であった場合にはステップ#43に進んで各種の要求に対する処理を行い、その時点のモードを情報記憶部12に保存し、処理終了と共に▲1▼を通ってステップ#37に戻り、再びタイマーをスタートさせる。
【0065】
また、ステップ#42では、情報機器1に外部メモリとしての不揮発性記憶手段2が接続されているかどうかの判定を行う。もし接続されていれば、ステップ#44に進んで拡張モード設定可能フラグを立て、ステップ#46に進む。もし接続されていなければステップ#45に進んで拡張モード設定可能フラグを下ろしてステップ#46に進む。
【0066】
ステップ#46では、制御回路11は拡張モード設定可能フラグを立て、表示回路15に設定可能なモードの表示を行う。これによってユーザは不揮発性記憶手段2が接続されていれば、拡張モードを選択できるようになる。そして、その時点でのモードを情報記憶部12に保存し、手動操作部材16からの入力により新しいモードを設定し、▲1▼を通ってステップ#37に進み、ユーザの入力の無い時間を検出する為のタイマーを再スタートさせる。
【0067】
上記の流れ図により、不揮発性記憶手段2のある場合と無い場合でのモードの設定を行う事が出来る。
【0068】
図11は、本発明の情報機器1から不揮発性記憶手段2が切断された時の動作流れ図である。ステップ#47では、拡張モード設定可能フラグを下ろす事で不揮発性記憶手段2の接続によって可能となる拡張モードを設定不可にする。そしてステップ#48に進む。
【0069】
ステップ#48では、情報機器1の表示回路15に不揮発性記憶手段2が取り外されたことを表示させてステップ#49に進む。ステップ#49では、拡張モードに設定される前のモードに復帰させて不揮発性記憶手段2の取り外しにより発生した割り込み処理を終了する。
【0070】
以上が本発明の一実施形態における通信の流れである。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、概して安価なデジタルスチルカメラでも具備しているPC接続部に不揮発性記憶手段を接続可能とすることにより、機器を大型化させることが無く、また機器内部の情報記憶部の容量に拘束されることなしに、比較的データ量の大きい動画や非圧縮データの記憶を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概念図である。
【図2】本実施形態における不揮発性記憶手段の使用想定図である。
【図3】本発明の一実施形態の情報機器の動作を説明するための概念図である。
【図4】本発明の情報機器の通信相手を検知して拡張モードを切り替える概念図である。
【図5】本発明を実現する為の情報機器及び不揮発性記憶手段の内部のブロック図である。
【図6】本発明における情報機器に機器を接続されたときの情報機器の動作流れ図である。
【図7】本発明の情報機器に不揮発性記憶手段が接続されたときの動作流れ図である。
【図8】本発明における不揮発性記憶手段の対情報機器通信時流れ図である。
【図9】本発明における情報機器のモード設定動作流れ図である。
【図10】本発明の情報機器の初期状態チェック流れ図である。
【図11】本発明の情報機器から不揮発性記憶手段が切断された時の動作流れ図である。
【符号の説明】
1 情報機器
2 不揮発性記憶手段
11 制御回路
12 情報記憶部
13 撮像回路
14 電源切替え回路
15 表示回路
16 手動操作部材
17 通信回路
21 制御回路
22 記憶回路
23 ファイル管理回路
24 第1の通信回路
25 第2の通信回路
101 情報記憶部
102 制御回路
103 ターゲットコントローラ
104 PC接続部
201 不揮発性情報記憶部
202 制御回路
203 ターゲットコントローラ
204 PC接続部
205 ホストコントローラ
206 周辺機器接続部

Claims (3)

  1. 少なくとも1つの取り外すことのできない情報記憶部と、少なくとも1つの他の情報機器との間で通信を行うための接続部と、機器の動作モードを設定するための手動操作部材と、表示装置とを有する情報機器と、
    少なくとも2つの接続部と、ファイル管理回路とを有する不揮発性記憶手段とを具備する情報機器システムであって、
    前記不揮発性記憶手段の少なくとも2つの接続部のうち、第1の接続部は、前記不揮発性記憶手段を有線通信のマスターとして機能させるための接続部であり、第2の接続部は、前記不揮発性記憶手段を有線通信のスレーブとして機能させるための接続部であり、
    前記情報記憶部は、前記情報機器を通常動作させる通常動作モード情報と、拡張動作させる拡張動作モード情報を保持し、
    前記通常動作モードは比較的小容量のデータを扱うモードであり、前記拡張動作モードは比較的大容量のデータを扱うモードであり、
    前記情報機器の接続部に前記不揮発性記憶手段の接続部を接続しない場合は、前記手動操作部材により前記通常動作モードは選択可能で、前記拡張動作モードは選択不可能であり、又は、前記手動操作部材により前記通常動作モードと前記拡張動作モードが共に選択可能で、前記拡張動作モードを選択すると前記表示装置へ警告を表示し、
    前記情報機器の接続部に前記不揮発性記憶手段の接続部を接続する場合は、前記手動操作部材により前記拡張動作モードが選択可能であることを特徴とする情報機器システム。
  2. 前記情報機器は、撮像手段を備えたデジタルスチルカメラ、もしくは電子/銀塩両用カメラであり、前記拡張動作モードは、大容量データ撮像モードであることを特徴とする請求項1記載の情報機器システム。
  3. 前記大容量データ撮像モードは、動画撮影モード/非圧縮静止画撮影モードであることを特徴とする請求項記載の情報機器システム。
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