JP4076285B2 - キャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器 - Google Patents
キャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4076285B2 JP4076285B2 JP28300398A JP28300398A JP4076285B2 JP 4076285 B2 JP4076285 B2 JP 4076285B2 JP 28300398 A JP28300398 A JP 28300398A JP 28300398 A JP28300398 A JP 28300398A JP 4076285 B2 JP4076285 B2 JP 4076285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- peripheral surface
- throat
- balls
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sealing Of Jars (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は容器の口部にキャップを巻締めるキャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器、特に軟質〜半硬質の射出成形で製造されるプラスチック製キャップを巻締めるキャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器は実開平2−52793号或いは実開平7−31693号に示すように、キャップを嵌めるヘッド内にはゴムリングにより内方に進退自在に突出するボールによりキャップを上下方向に支持し、回転力はヘッドの内周面に設けたセレーション即ち突起をキャップの外周面に係合させてその噛合によりキャップに伝達させていた。また、登録実用新案第44485号では、螺状弾機にて常に内面に押圧する玉が常にソケット中央の孔にその一部を凸出して壜冠を支持するものである。さらには、特開昭55−29428号のようにボールおよびセレーションを用いる代わりにゴムリングを上方より圧迫させてその内周面を内方に突出させ、キャップを上下方向に支持し、ゴムとの摩擦力により回転力をキャップに伝達させるグリップ方式もある。さらに、特開平7−187290号のように複数個のリング状に配置されたセグメント状部品を、上方からの外力により内方向に寄せ、その応力によりキャップを保持し、セグメントとの摩擦力により回転力を伝達していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来の装置は、特開昭55−29428号のような方式では、ゴム等からなる弾性環体を上方より圧迫変形させる為の圧力空気などの外力を必要とし、その伝達の為の複雑な機構を要し、大きさも大きく、重量も重く、そのため高速時の回転体のフライホイール効果 GD2 (回転体の重量:W(Kgf),回転直径:D(m), 半径:r=D/2 とした場合に GD2 =W×2r2 ( Kgf・m2)となり、これから判るように、フライホイールの外径即ちヘッド部外径が大きくなるに従いそのフライホイール効果は直径の2乗で増大する。)が大きくなる為、巻締めトルクの安定性に欠ける一方、ゴム自体の摩耗により発生した摩耗粉が製品内に混入することが発生していた。
【0004】
また、特開平7−187290号のように、セグメントによる方式も前述の特開昭55−29428号と同様にGD2 は大きく、高速性に欠け、摩擦方式であるために、セグメント又はキャップのローレット自体が摩滅し、そのカスが製品に混入することが発生していた。また前述の特開昭55−29428号と同様にセグメントを内方向に寄せるための圧力空気などの外力とその伝達の為の複雑な機構を要する欠点がある。
登録実用新案第44485号のように進退自在に突出するボールのみのものでは、フライホイール効果GD2 は小さくできるが、キャップを巻締める装置に転用した場合には、ボールがキャップの外周面のローレットの溝間の凸条を乗り越えてしまい、巻締めができない。
【0005】
また、フライホイール効果GD2 が比較的小さなものでは実開平2−52793号或いは実開平7−31693号のような方式があるが、ヘッドの内周面に設けたセレーション即ち突起がキャップの外周面に係合する際、キャップのローレットは、キャップを製造する手段がプラスチックの射出成形であるが故に、機械加工のような精度はなく、変形や曲がり等が必ず起こる為、噛合に伴いセレーションにてローレットの一部を削りながら挿着されてしまう。その為、キャップに傷が付き美観を損ない商品価値を低下させたり、削り屑が機械に付着し種々の機械的不具合を起こしたり、削り屑が容器内に混入し製品として出荷出来なくなる事態をも起こす重大な欠陥となっている。この現象は特にセレーション自体が非可動体で噛み合い長さが長い場合には顕著である。特に図5(イ)に示すようにキャップ9のローレットの溝10において、図5(ロ)に示すようにその肉厚部a,aの外側に相当する部分bは成型時には遅く冷えるので、肉引により外方に膨らむ傾向があるので、セレーションがローレットと係合する場合はローレットの谷部が削られ易く、またグリップ方式の場合はその外方に膨らんだ部分のみの摩擦伝達となり、スリップし易くなり、いずれの場合も切り屑や摩耗粉が発生する。
【0006】
キャップ外周面のローレットの採否はそのキャップを使用する製品の総合的デザイン面からの考慮も有るが、通常はその製品が消費者に渡った時、消費者がキャップを開栓しようとした時に、滑って開かないような事が無いように、滑り止めを主目的として採用するのが常で、内容物の種類等により密封性を確保するために各々キャップの巻締めトルクを定め、その規格で製品化したキャップが容易に開くようにローレットの細部を決めるのが一般的である。
一方、軟質〜半硬質の射出成型されるプラスチック製キャップはその製作手段のため機械加工に比べると寸法的な誤差および変形は大きく、また肉引きによる変形もあり、本発明のボールを回転自在に嵌合させるためにその透孔の先端を90〜120度にて縮径させる構造に置いてはボールの精度、透孔の孔の機械加工精度や縮径の角度精度等を考慮するとスロートの内径壁面から突起するボールの寸法はそのボールの直径の数%程度であり、この事よりキャップ自体の寸法誤差や変形量を考慮するとボールの直径は少なくとも3〜5mm以上が必要となるので、その結果その径に見合う曲率以上の曲率を有するローレットでなければならない。上記曲率以下のローレットの場合にはボールはローレットの溝に密着せず回転力の伝達に不具合を起こし、また、ボール径を小さくすると縮径部でのボールの脱落防止に不具合が発生しキャップの保持にも支障をきたす。
以上のようにキャップ外周面のローレット幅が狭くなると、ボールでの保持並びに回転力の伝達は出来なくなる。
【0007】
以下説明文中において、外形寸法が同じで、その外周面のローレットの溝の幅のみ異なる2種類のキャップにおいて、図6示のように溝幅の広いキャップをキャップ9a,狭い方のキャップをキャップ9bとし、また溝自体も広い方を溝10a,狭い方を溝10bと表記し、特に説明において区別する必要が無い場合には各々キャップ9,溝10と表記するものとする。
【0008】
キャップ9を保持するにあたり、保持器内方に突出するボールを用いるものは図7(イ)に示すようにキャップ9aのローレットの溝10aの幅が3〜5mm程度の場合にはその溝に密着するボールの大きさは実用的な大きさであるが、溝幅が2mm程度以下の狭い溝10bを有するキャップ9bの場合はボール11aの径を溝9bに密着させるために、必然的に小さくせねばならないが、これには限度があり、溝10aに適する大きさの径のボールを用いると、図7(ロ)に示すようにボールがローレットの溝10bの底に接触出来ず、ボール11aとローレットの溝10bとの噛み合い率が大幅に減少し、回転力の伝達能力が減少し、キャップ9bとボール11aは空転し、キャップを巻締めるトルクが適正に成らないばかりでなく、ローレットの側壁を破損したりする。
【0009】
このために、本願発明者は図9に示すようにボール11aの代わりに円盤11bを用いるものを発明したが、これは狭い溝10bを有する前記キャップ9b専用である為、キャップ9aとキャップ9bを交互あるいは混合して使用する場合や、キャップ9のローレットのピッチの変更等のキャップ外周の形態の変更により、キャップ9のローレットの溝10の幅が変わる場合にはキャッピングヘッドをボール11a或いは円盤11bを用いたものに交換する必要がある。
【0010】
本発明はこれらの欠点を改善して、外形寸法が同じで、その外周面のローレットの溝の幅のみ異なる2種類又はそれ以上のキャップを容器に巻締めるキャッピング装置において、ローレットの溝10の幅が変わる毎にキャッピングヘッドを交換することなく、従来のセレーションが不要で、またキャップの外周面に係合する際キャップの外周面を傷付けたり、削り屑が発生することなどがなく、またスロート6とキャップ9間の係合には上方からの外力等の動力及びその制御装置なども不要で、更には構造が簡単かつ小型に構成出来、確実に適正巻締めトルクでキャップを巻締めることが出来るキャップ保持器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明はキャッピングヘッドのスロート6の下部には内端が縮径した透孔8a,8a・・・及び8b,8b・・・を設け、この透孔8a,8a・・・にはキャップ9aの外周面の溝10a,10a・・・の曲率と同じ外形のボール11a,11a・・・を、透孔8b,8b・・・にはキャップ9bの外周面の溝10b,10b・・・と同じ厚さで、かつ溝の曲率と同じ円弧を有する円盤11b,11b・・・を夫々少なくとも3個以上溝10a,10a・・・及び10b,10b・・・に対応して径方向等角度間隔に回動すべく嵌合し、それらのボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・の外端はスロート6に嵌め込んだ表面が滑らかな金属の外筒12または金属片13の内周面に当接してなるキャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器である。
【0012】
【作用】
キャッピングヘッドのスロート6は公転しつつ下降し、それと同期して図示しない例えば特開平7−232797に示されるような公知のキャップ供給手段により供給されるキャップ9に上方より嵌まり込み、その際ボール11a,11a・・・或いは円盤11b,11b・・・の内端はキャップ9の上に行くに従って小径となるテーパーによってその溝10,10・・・間の凸条を回り込み、そのボール11a,11a・・・或いは円盤11b,11b・・・はキャップ9の外周面の溝10,10・・・に滑らかに誘導されて嵌合する。
図8の(イ)はキャップ9aとボール11aおよび円盤11bが嵌合した状態を示し、ボール11aはキャップ9aの溝10aに密着し、金属片13を介し弾性体片14を微量圧縮し、その反力にてキャップ9aを保持している。一方、円盤11bは溝10aに対し非接触状態である。
図8の(ハ)はキャップ9bとボール11aおよび円盤11bが嵌合した状態を示し、ボール11aはキャップ9bの溝10bの上端部で密着し、金属片13を介し弾性体片14を圧縮し、その反力にてキャップ9aを保持している。一方、円盤11bは溝10bに対し密着状態である。
【0013】
スロート6は嵌合終了後自転を開始し、かくしてそのキャッピングヘッドのスロート6の自転による回転力をスロート6よりボール11a,11a・・・或いは円盤11b,11b・・・を介してキャップ9に伝達し、キャップ9を容器に巻締める。
図8の(ロ)は(イ)示の嵌合完了後、スロート6が自転し回転力をキャップ9aに伝達している状態を示すもので、ボール11aはその伝達トルクにより更に後退し、その後退代は後方の弾性体片14を圧縮し、その反力にてキャップ9aを保持する一方、回転力の一部を伝達し、円盤11bは嵌合状態では(イ)示のように非接触状態であったが前述のようにボール11aが後退することにより、キャップ9aとの相対関係が変わり、溝10aの側壁に密着し、回転力を伝達する。即ちボールと円盤の両方にて回転力の伝達が行われる。
一方、キャップ9bの場合は、図8の(ハ)(ニ)示のように溝10bに密着している円盤11bのみにて実質的に回転力の伝達は行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面につき本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1乃至3は本発明の実施の形態のキャッピング装置における公転及び自転するヘッドの下部のキャップ保持器の縦断面図及び平面断面図を示すもので、図示しないカムとメインモータによって上下動および自転並びに公転駆動されるヘッドの下部の回転軸1には筒状のスロートホルダ2を上下動および回転伝達ピン3を介して回転すべく嵌合し、スプリング4により回転軸1の下端のストッパ5に圧接せしめる。
【0015】
このスロートホルダ2の下部内周面には筒状のキャッピングヘッドのスロート6の上部外周面を螺子7により螺合し、このスロート6の下部にはキャップ9の外周面に等角度間隔に設けた溝10,10・・・に対応して径方向等角度間隔に透孔8a、8a・・・及び透孔8b,8b・・・を例えば交互に設け、各透孔はその内端を縮径させ、透孔8a,8a・・・は図4(イ)(ロ)示のように、また透孔8b,8b・・・は図4(ハ)(ニ)示のようにそれぞれの内端は頂角が90°〜120°の截頭円錐面および截頭角錐面をなす。この透孔8a,8a・・・にはキャップ9aの外周面の溝10a,10a・・・の曲率と同じ外形のボール11a,11a・・・を、また、透孔8b,8b・・・にはキャップ9bの外周面の溝10b,10b・・・の幅と同じ厚さで、かつ溝の曲率と同じ円弧を有する円盤11b,11b・・・を各々少なくとも3個以上を夫々キャップ9の溝10に対応して径方向等角度間隔に回動すべく透孔に嵌合する。これらのボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・は上記透孔8a,8a・・・または8b,8b・・・の縮径により内方には脱出することがない。
それらボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・の外端はスロート6に嵌め込んだ表面が滑らかな金属の外筒12または金属片13の内周面に当接せしめる。
更に詳細には、ボール11a,11a・・・には表面が滑らかな金属片13と弾性体片14を介し、また、円盤11b,11b・・・には直接、その外端はスロート6に嵌め込んだ表面が滑らかな金属の外筒12の内周面に当接せしめる。
【0016】
次にこの装置の動作を説明する。キャッピングヘッドのスロート6は公転しつつ下降し、それと同期して図示しない例えば特開平7−232797に示されるような公知のキャップ供給手段により供給されるキャップ9に上方より嵌まり込み、その際ボール11a,11a・・・或いはボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・の内端はキャップ9の上に行くに従って小径となるテーパーによってその溝10,10・・・間の凸条を回り込み、そのボール11a,11a・・・或いはボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・はキャップ9の外周面の溝10,10・・・に滑らかに誘導されて嵌合し、キャップ9はそのボール11a,11a・・・或いはボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・により自動的にセンタリングされる。スロート6は嵌合終了後、自転を開始し、かくしてそのスロート6の自転による回転力はスロート6よりボール11a,11a・・・および円盤11b,11b・・・或いは円盤11b,11b・・・を介してキャップ9に伝達し、キャップ9を容器に巻締める。
【0017】
即ちローレットの溝10の大きいキャップ9aの場合はボール11a,11a・・・と円盤11b,11b・・・が作用して回転力を伝達し、ローレットの溝10の小さいキャップ9bの場合は円盤11b,11b・・・が作用して回転力を伝達する。従ってキャップ9のローレットの溝10の幅が変わっても、その両方に適応でき、キャッピングヘッドをボール11a,11a・・・のみ或いは円盤11b,11b・・・のみを用いたものに交換する必要がなく、共用が可能となる。
【0018】
而して軟〜半硬質のプラスチックキャップ9は、図6に示すようにその外周面の溝幅が異なるキャップにおいてもその溝に対応して径方向等角度間隔に回動すべく嵌合された複数個のボールおよび円盤を有するスロートに係合されることにより、その保持と回転力の伝達が可能となり、かつ、切削カスや摩耗粉等を発生することなく、さらに、小型,軽量化が可能となり、それによりスロートを含むヘッド部のGD2 (フライホイール効果)が最小となり、巻締めトルクが大幅に安定し、その上、キャップ保持の為の外力やその外力の制御装置等、複雑な機構も不要となり、安価で取扱いの容易なキャッピング装置を提供することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上のようにして本発明においては、ボール11a,11a・・・及び円盤11b,11b・・・は共に回転自在のためキャップ9の外周面の溝10,10・・・に滑らかに誘導されて嵌合するので、スロート6とキャップ9間の位置決めが不要であり、またスロート6の自転による回転力はスロート6よりボール11a,11a・・・及び円盤11b,11b・・・を介してキャップ9に伝達しているので、従来のセレーションが不要で、またセレーションのようにキャップの外周面に係合する際キャップの外周面を傷つけて美観を損ない商品価値を低下させたり、切り屑が機械に付着し種々の機械的不具合を起こしたり、削り屑が容器内に混入し製品として出荷出来なくなる事態を起こすことなどがなく、またスロート6とキャップ9間の係合には上方からの外力等の動力及びその制御装置なども不要であるから、キャップの保持並びに回転力伝達は最小の大きさで済み、軽量で単純な構造で簡単かつ小型に構成出来、メインモータにかかる負荷も小さくてすみ、その特性を損なわないものである。また、本発明においては、円盤11b,11b・・・を用いているので、キャップのローレットの溝の幅が小さくなっても円盤11b,11b・・・は確実にローレットの溝の底に接触し、回転力の伝達能力は減少せず、ローレットの側壁を破損したりすることなく、確実に適正巻締めトルクでキャップを巻締めることが出来るものである。
【0020】
また本発明においては、ボール11a,11a・・・及び円盤11b,11b・・・の両方を用いているので、キャップ9aとキャップ9bを交互あるいは混合して使用する場合やキャップ9のローレットのピッチの変更等のキャップ外周の形態の変更により、キャップ9のローレットの溝10の幅が変わっても、その両方に適応でき、キャッピングヘッドをボール11a,11a・・・のみ或いは円盤11b,11b・・・のみを用いたものに交換する必要がなく、交換の手数、交換による時間的損失を防止でき、高い生産性を保持できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のキャッピング装置におけるヘッドの下部のキャップ保持器の縦断面図である。
【図2】(イ)(ロ)は図1の要部B,Cの拡大図である。
【図3】図1のA−A線の断面図である。
【図4】(イ)(ロ)は図1における透孔8aの断面図及び端面図、(ハ)(ニ)は図1における透孔8bの断面図及び端面図である。
【図5】(イ)(ロ)はキャップの成形時における肉引の前後の状態を示す説明図である。
【図6】(イ)(ハ)はキャップ9aの平面図及び側面図、(ロ)(ニ)はキャップ9bの平面図及び側面図、(ホ)はキャップ9aと9bの溝の比較図である。
【図7】(イ)(ロ)はキャップ9aおよび9bとボールとの噛合いの状態の詳細を夫々示す説明図である。
【図8】(イ)(ロ)はキャップ9aとスロートの嵌合状態と回転力を伝達している状態の説明図、(ハ)(ニ)はキャップ9bとスロートの嵌合状態と回転力を伝達している状態の説明図である。
【図9】ボールの代わりに円盤を用いるものを示す説明図である。
【符号の説明】
6 スロート
8a ボール用透孔
8b 円盤用透孔
9a 外周面の溝の幅の広いキャップ
9b 外周面の溝の幅の狭いキャップ
10a 9aのキャップの外周面の溝
10b 9bのキャップの外周面の溝
11a,11a・・・ ボール
11b,11b・・・ 円盤
12 外筒
13 金属片
14 弾性体片
Claims (2)
- キャッピングヘッドのスロート(6)の下部には内端が縮径した透孔(8a,8a・・・及び8b,8b・・・)を設け、この透孔(8a,8a・・・)にはキャップ(9a)の外周面の溝(10a,10a・・・)の曲率と同じ外形のボール(11a,11a・・・)を、透孔(8b,8b・・・)にはキャップ(9b)の外周面の溝(10b,10b・・・)と同じ厚さで、かつ溝の曲率と同じ円弧を有する円盤(11b,11b・・・)を夫々少なくとも3個以上溝(10a,10a・・・及び10b,10b・・・)に対応して径方向等角度間隔に回動すべく嵌合し、それらのボール(11a,11a・・・)および円盤(11b,11b・・・)の外端はスロート(6)に嵌め込んだ表面が滑らかな金属の外筒(12)または金属片(13)の内周面に当接してなるキャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器。
- ボール(11a,11a・・・)には、表面が滑らかな金属片(13)と弾性体片(14)を介し、また円盤(11b,11b・・・)には直接、その外端はスロート(6)に嵌め込んだ表面が滑らかな金属の外筒(12)の内周面に当接してなる請求項1記載のキャップ保持器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28300398A JP4076285B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | キャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28300398A JP4076285B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | キャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000109184A JP2000109184A (ja) | 2000-04-18 |
JP2000109184A5 JP2000109184A5 (ja) | 2005-11-10 |
JP4076285B2 true JP4076285B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=17659971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28300398A Expired - Fee Related JP4076285B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | キャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4076285B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108328543A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 澁谷工业株式会社 | 旋盖头 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5038952B2 (ja) * | 2008-03-25 | 2012-10-03 | 日本クラウンコルク株式会社 | 容器蓋装着装置に適用されるチャック |
JP6350061B2 (ja) * | 2014-07-17 | 2018-07-04 | 澁谷工業株式会社 | キャップ用チャックおよびこのチャックを備えたキャッピング装置 |
JP6106147B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2017-03-29 | 日本クロージャー株式会社 | 容器蓋装着装置に適用されるチャック |
JP6600997B2 (ja) * | 2015-06-02 | 2019-11-06 | 澁谷工業株式会社 | キャッピングヘッド |
JP6600998B2 (ja) * | 2015-06-02 | 2019-11-06 | 澁谷工業株式会社 | キャッピングヘッド |
JP6805482B2 (ja) * | 2015-10-07 | 2020-12-23 | 澁谷工業株式会社 | キャッピングヘッド |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5550988U (ja) * | 1978-10-02 | 1980-04-03 | ||
JPH0273199U (ja) * | 1988-11-22 | 1990-06-04 | ||
JPH0731693U (ja) * | 1993-11-19 | 1995-06-13 | 株式会社柴崎製作所 | キャップ保持部 |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP28300398A patent/JP4076285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108328543A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 澁谷工业株式会社 | 旋盖头 |
CN108328543B (zh) * | 2017-01-20 | 2021-06-08 | 澁谷工业株式会社 | 旋盖头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000109184A (ja) | 2000-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4076285B2 (ja) | キャッピング装置におけるヘッドのキャップ保持器 | |
CN1343540A (zh) | 快速变换夹头 | |
US5823078A (en) | Precision screwdriver equipped with a rotatable cap | |
US20190358789A1 (en) | Twin Hammer Impact Tool | |
CN105598913B (zh) | 一种双头螺栓释放式枪头 | |
JPH11277312A (ja) | チャック | |
JP4127908B2 (ja) | キャッピング装置におけるキャッピングヘッドのキャップ保持器 | |
JP5044186B2 (ja) | 握持停止機構を具えるチャック | |
JP4132287B2 (ja) | キャッピング装置におけるキャッピングヘッドのキャップ保持器 | |
US3757487A (en) | Thread forming capping head | |
CN205415502U (zh) | 一种双头螺栓释放式枪头 | |
EP1380373B1 (en) | Clamping nut and tool holder with the clamping nut, and spanner | |
JP2007125688A5 (ja) | ||
JP3834503B2 (ja) | 塗膜転写具 | |
JP3884649B2 (ja) | 合成樹脂製容器またはその容器をブロー成形するためのプリフォームにおけるネックリング部 | |
JP4133126B2 (ja) | キャッピング装置 | |
JPS61226177A (ja) | 溶接ワイヤ送給装置 | |
CN1265923C (zh) | 自紧式钻夹头 | |
ES2123687T3 (es) | Cierre para recipientes. | |
CN218705278U (zh) | 一种瓶盖及旋盖瓶 | |
CN2210754Y (zh) | 可逆转开口套筒扳手 | |
CN219074930U (zh) | 一种汽车减速器壳体轴承盖加工夹具 | |
JPH0246324B2 (ja) | ||
CN212351796U (zh) | 装卸超声医疗设备工作尖用可调力矩限力扳手 | |
JPS5834352B2 (ja) | キヤツプ締付装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050928 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080104 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140208 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |