JP4075971B2 - 電子制御式油圧パワーステアリングの制御器 - Google Patents
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- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のかじ取り装置における電子制御式油圧パワーステアリングの制御器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
電子制御式油圧パワーステアリングは、ステアリングシャフトのねじれ量をセンサで測定することにより操舵力を検出し、電子制御器によりこの検出した操舵力に応答した油圧をステアリングシャフトに加えてその回転力を補助するようになっている。
【０００３】
この場合、自動車の高速走行時には操舵力は小さく、したがってステアリングシャフトの回転力を補助する油圧も低くてよいが、低速走行時又は停止時には大きな操舵力が必要であり、ステアリングシャフトの回転力を補助する油圧を高くしなければならない。
このため、検出した操舵力に対応して電子制御器により油圧ポンプの出力側に設けたバルブの開度を制御し、ステアリングシャフトに加えられる油の流量、したがって油圧を調節するようにしている。
また、この種パワーステアリングは、通常、振動や衝撃の多い車台と舵取りリンク機構の間に設置されているため、これらの対策も必要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこのような電子制御式油圧パワーステアリングの制御器は、大型（例えば、１００ｍｍ×１００ｍｍ×２０ｍｍ）でかつ重量が大であるため設置場所に制約があり、また、筐体、プリント基板、蓋などをビス止めしているため、組立が面倒で多くの工数を必要とした。
【０００５】
本発明は、上記の課題を解決するためなされたもので、小形かつ軽量で組立てのきわめて容易な電子制御式油圧パワーステアリングの制御器を得ることを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子制御式油圧パワーステアリングの制御器は、前面に上下及び左右の縁部に係止用凹部が設けられた開口部を有し、後壁に窓穴が設けられて両側壁の内壁に後部側が幅狭に形成されたプリント基板の案内溝が設けられ、前記上下の係止用凹部の両側に係止穴が設けられたほぼ箱状のケースと、制御回路を形成する電子部品等が搭載され、先端部に前記ケースの窓穴に挿入されて外部に突出するコネクタが搭載されたプリント基板と、前記ケースの開口部内に嵌入される周壁を有し、該周壁に前記ケースの係止用凹部に係合する係止片、前記ケースの係止穴に係止する係止突起、及び前記プリント基板の先端部に嵌合する切込み部が設けられたキャップとを備え、前記プリント基板を前記ケースの案内溝に挿入して固定し、前記ケースの開口部に前記キャップを嵌合して前記係止片及び係止突起を前記ケースの係止用凹部及び係止穴にそれぞれ係止すると共に、前記切込み部を前記プリント基板の先端部に嵌合するようにしたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は本発明に係る電子制御式油圧パワーステアリングの制御器の平面図、図２は図１のキャップを外した状態を示す一部を省略した正面図、図３は図１の分解斜視図である。なお、図３（ｂ）は図３（ａ）のケースの後面斜視図である。
【０００９】
図において、１は合成樹脂からなり、前面に開口部２を有する箱状のケースで、後壁には後述のコネクタが突出する窓穴３が設けられている。４ａ，４ｂは開口部２の上下の縁部に設けた係止用凹部、５ａ，５ｂは開口部２の左右の縁部に設けた係止用凹部、６ａ，６ｂ、６ｃ，６ｄは天板及び底板の係止用凹部４ａ，４ｂの両側に設けた係止穴である。
【００１０】
７ａ，７ｂは両側壁の内壁の係止穴６ａ，６ｃ、６ｂ，６ｄの後縁部から後方に形成された肉厚部で、その前縁部は後述のキャップのストッパとなっている。
８ａ，８ｂは両側壁の肉厚部７ａ，７ｂの下方に設けられた、開口部２側に開口するプリント基板の案内溝で、図４に示すように、その上下の幅ｔ1 は後述のプリント基板１１の厚みｔより僅かに広く形成されて、開口部２側はプリント基板１１の挿入を容易にするためにハ字状に形成されており、また、後部側は上下の幅ｔ2 がプリント基板１１の厚みｔとほぼ等しいか又は僅かに狭く形成され、幅狭部８ｃとなっている。
【００１１】
１１は制御回路を形成する電子部品等が搭載されたプリント基板（電子部品等の大部分は省略してある）で、１２はその後部がプリント基板１１の後端部から外方に突出して搭載されたコネクタである。
【００１２】
２１は合成樹からなり、ケース１の開口部２を閉塞するキャップで、前面パネル２２及びその外縁に設けられた開口部２の内のりに対応した形状の周壁２３を備えており、上下の周壁２３にはケース１の開口部２の係止用凹部４ａ，４ｂに対応してほぼＬ字状の係止片２４ａ，２４ｂが、また、左右の周壁２３には係止用凹部５ａ，５ｂに対応してほぼＬ字状の係止片２５ａ，２５ｂがそれぞれ設けられている。なお、これらほぼＬ字状の係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂは、その基部が周壁２３の前縁に取付けられ、周壁２３との間には、ケース１の肉厚に対応したすき間が形成されている。
【００１３】
２６ａ，２６ｂ、２６ｃ，２６ｃ（２６ｃ，２６ｄは図示してない）は、ケース１の係止穴６ａ〜６ｄに対応して上下の周壁２３に設けた係止突起である。２７ａ，２７ｂ（２７ｂは図示してない）は、ケース１内に装入したプリント基板１１の前端部に対応して、左右の周壁２２に設けた切込み部である。
【００１４】
次に、上記のように構成した制御器の組立手順の一例について説明する。なお、プリント基板１１には、あらかじめ電子部品やコネクタ１２などが搭載されているものとする。
先ず、ケース１の開口部２から、案内溝８ａ，８ｂをガイドとして、コネクタ１２側からプリント基板１１を挿入する。プリント基板１１が確実にケース１内に挿入されると、その前縁部が開口部２の前端部とほぼ一致し、プリント基板１１に搭載したコネクタ１２は、その一部がケース１の窓穴３から外部に突出する。このとき、プリント基板１１の後端部は案内溝８ａ，８ｂの幅狭部８ｃに挿入され、強固に保持される。
【００１５】
この状態で、ケース１の開口部２にキャップ２１を装着する。すなわち、キャップ２１の周壁２３をケース１の開口部２内に挿入し、周壁２３に設けた切込み部２７ａ，２７ｂをプリント基板１１の前端部に嵌合し、また、係止突起２６ａ〜２６ｄを係止穴６ａ〜６ｄに嵌入して係止させる。さらに、周壁２３と係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂとの間に形成されたすき間に、ケース１の開口部２側を挿入してその係止用凹部４ａ，４ｂ及び５ａ，５ｂを係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂの基部に嵌合する。これにより、プリント基板１１はケース１内の所定の位置に保持され、開口部２はキャップ２１により確実に閉塞される。このとき、キャップ２１の前面パネル２２の前面は、開口部２の端縁部とほぼ同一平面上にある。
【００１６】
本発明は、上述のように、ケース１の両側壁の内壁にプリント基板１１の案内溝８ａ，８ｂを設け、後壁にプリトン基板１１に搭載したコネクタ１２が突出する窓穴３を設けたので、開口部２からのケース１内へのプリント基板１１の挿入及び位置決めがきわめて容易であり、プリント基板１１をケース１内の所定の位置に確実に保持することができる。
【００１７】
また、プリント基板１１は、後端部が案内溝８ａ，８ｂの幅狭部８ｃに挿入され、先端部がキャップ２１の切込み部２７ａ，２７ｂに嵌合されて所定の位置に保持固定するので、振動等により移動するおそれがない。
【００１８】
さらに、ケース１の開口部２の端縁に係止用凹部４ａ，４ｂ、５ａ，５ｂを設けると共に、係止用凹部４ａ，４ｂの両側にそれぞれ係止穴６ａ〜６ｄを設け、また、キャップ２１にケース１の開口部２に嵌合しうる周壁２３を設けて、この周壁２３にケース１の係止穴６ａ〜６ｄに嵌合して係止する係止突起２６ａ〜２６ｄ、ケース１の係止用凹部４ａ，４ｂ、５ａ，５ｂに嵌合する係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂ、及びプリント基板１１に係合する切り込み部２７ａ，２７ｂを設け、ケース１の開口部２にワンタッチでキャップ２１で結合するようにしたので、キャップ２１の位置決め及び装着がきわめて容易である。
【００１９】
【発明の効果】
本発明に係る電子制御式油圧パワーステアリングの制御器は、前面に上下及び左右の縁部に係止用凹部が設けられた開口部を有し、後壁に窓穴が設けられて両側壁の内壁にプリント基板の案内溝が設けられ、上下の係止用凹部の両側に係止穴が設けられたほぼ箱状のケースと、制御回路を形成する電子部品等が搭載され、先端部にケースの窓穴に挿入されて外部に突出するコネクタが搭載されたプリント基板と、前面パネル及びその周縁に設けられケースの開口部内に嵌入される周壁を有し、周壁にケースの係止用凹部に係合する係止片及びケースの係止穴に係止する係止突起が設けられたキャップとを備えたので、次のよな効果を得ることができる。
【００２０】
小形かつ軽量なので、取付場所の自由度を大幅に増すことができる。また、プリント基板及びキャップのケースに対する位置決めが容易で、それぞれねじを使用することなくワンタッチで挿入及び結合できるので、組立工数を大幅に減らすことができ、コストを低減できる。
【００２１】
また、上記の案内溝の後部側の上下の幅をプリント基板の厚みとほぼ等しいか又は僅かに狭く形成すると共に、キャップの周壁にプリント基板の先端部に嵌合する切込み部を設け、プリント基板を前後で固定するようにしたので、耐振動性、耐衝撃性に優れた電子制御式油圧パワーステアリングの制御器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の平面図である。
【図２】図１のキャップを外した状態を示す正面図である。
【図３】図１の分解斜視図及びケースの後面斜視図である。
【図４】図１のケースの縦断面図である。
【符号の説明】
１ ケース
２ 開口部
３ 窓穴
４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ 係止用凹部
６ａ〜６ｄ 係止穴
８ａ，８ｂ 案内溝
８ｃ 幅狭部
１１ プリント基板
１２ コネクタ
２１ キャップ
２３ 周壁
２４ａ，２４ｂ，２５ａ，２５ｂ 係止片
２６ａ〜２６ｄ 係止突起
２７ａ，２７ｂ 切込み部
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のかじ取り装置における電子制御式油圧パワーステアリングの制御器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
電子制御式油圧パワーステアリングは、ステアリングシャフトのねじれ量をセンサで測定することにより操舵力を検出し、電子制御器によりこの検出した操舵力に応答した油圧をステアリングシャフトに加えてその回転力を補助するようになっている。
【０００３】
この場合、自動車の高速走行時には操舵力は小さく、したがってステアリングシャフトの回転力を補助する油圧も低くてよいが、低速走行時又は停止時には大きな操舵力が必要であり、ステアリングシャフトの回転力を補助する油圧を高くしなければならない。
このため、検出した操舵力に対応して電子制御器により油圧ポンプの出力側に設けたバルブの開度を制御し、ステアリングシャフトに加えられる油の流量、したがって油圧を調節するようにしている。
また、この種パワーステアリングは、通常、振動や衝撃の多い車台と舵取りリンク機構の間に設置されているため、これらの対策も必要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこのような電子制御式油圧パワーステアリングの制御器は、大型（例えば、１００ｍｍ×１００ｍｍ×２０ｍｍ）でかつ重量が大であるため設置場所に制約があり、また、筐体、プリント基板、蓋などをビス止めしているため、組立が面倒で多くの工数を必要とした。
【０００５】
本発明は、上記の課題を解決するためなされたもので、小形かつ軽量で組立てのきわめて容易な電子制御式油圧パワーステアリングの制御器を得ることを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子制御式油圧パワーステアリングの制御器は、前面に上下及び左右の縁部に係止用凹部が設けられた開口部を有し、後壁に窓穴が設けられて両側壁の内壁に後部側が幅狭に形成されたプリント基板の案内溝が設けられ、前記上下の係止用凹部の両側に係止穴が設けられたほぼ箱状のケースと、制御回路を形成する電子部品等が搭載され、先端部に前記ケースの窓穴に挿入されて外部に突出するコネクタが搭載されたプリント基板と、前記ケースの開口部内に嵌入される周壁を有し、該周壁に前記ケースの係止用凹部に係合する係止片、前記ケースの係止穴に係止する係止突起、及び前記プリント基板の先端部に嵌合する切込み部が設けられたキャップとを備え、前記プリント基板を前記ケースの案内溝に挿入して固定し、前記ケースの開口部に前記キャップを嵌合して前記係止片及び係止突起を前記ケースの係止用凹部及び係止穴にそれぞれ係止すると共に、前記切込み部を前記プリント基板の先端部に嵌合するようにしたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は本発明に係る電子制御式油圧パワーステアリングの制御器の平面図、図２は図１のキャップを外した状態を示す一部を省略した正面図、図３は図１の分解斜視図である。なお、図３（ｂ）は図３（ａ）のケースの後面斜視図である。
【０００９】
図において、１は合成樹脂からなり、前面に開口部２を有する箱状のケースで、後壁には後述のコネクタが突出する窓穴３が設けられている。４ａ，４ｂは開口部２の上下の縁部に設けた係止用凹部、５ａ，５ｂは開口部２の左右の縁部に設けた係止用凹部、６ａ，６ｂ、６ｃ，６ｄは天板及び底板の係止用凹部４ａ，４ｂの両側に設けた係止穴である。
【００１０】
７ａ，７ｂは両側壁の内壁の係止穴６ａ，６ｃ、６ｂ，６ｄの後縁部から後方に形成された肉厚部で、その前縁部は後述のキャップのストッパとなっている。
８ａ，８ｂは両側壁の肉厚部７ａ，７ｂの下方に設けられた、開口部２側に開口するプリント基板の案内溝で、図４に示すように、その上下の幅ｔ1 は後述のプリント基板１１の厚みｔより僅かに広く形成されて、開口部２側はプリント基板１１の挿入を容易にするためにハ字状に形成されており、また、後部側は上下の幅ｔ2 がプリント基板１１の厚みｔとほぼ等しいか又は僅かに狭く形成され、幅狭部８ｃとなっている。
【００１１】
１１は制御回路を形成する電子部品等が搭載されたプリント基板（電子部品等の大部分は省略してある）で、１２はその後部がプリント基板１１の後端部から外方に突出して搭載されたコネクタである。
【００１２】
２１は合成樹からなり、ケース１の開口部２を閉塞するキャップで、前面パネル２２及びその外縁に設けられた開口部２の内のりに対応した形状の周壁２３を備えており、上下の周壁２３にはケース１の開口部２の係止用凹部４ａ，４ｂに対応してほぼＬ字状の係止片２４ａ，２４ｂが、また、左右の周壁２３には係止用凹部５ａ，５ｂに対応してほぼＬ字状の係止片２５ａ，２５ｂがそれぞれ設けられている。なお、これらほぼＬ字状の係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂは、その基部が周壁２３の前縁に取付けられ、周壁２３との間には、ケース１の肉厚に対応したすき間が形成されている。
【００１３】
２６ａ，２６ｂ、２６ｃ，２６ｃ（２６ｃ，２６ｄは図示してない）は、ケース１の係止穴６ａ〜６ｄに対応して上下の周壁２３に設けた係止突起である。２７ａ，２７ｂ（２７ｂは図示してない）は、ケース１内に装入したプリント基板１１の前端部に対応して、左右の周壁２２に設けた切込み部である。
【００１４】
次に、上記のように構成した制御器の組立手順の一例について説明する。なお、プリント基板１１には、あらかじめ電子部品やコネクタ１２などが搭載されているものとする。
先ず、ケース１の開口部２から、案内溝８ａ，８ｂをガイドとして、コネクタ１２側からプリント基板１１を挿入する。プリント基板１１が確実にケース１内に挿入されると、その前縁部が開口部２の前端部とほぼ一致し、プリント基板１１に搭載したコネクタ１２は、その一部がケース１の窓穴３から外部に突出する。このとき、プリント基板１１の後端部は案内溝８ａ，８ｂの幅狭部８ｃに挿入され、強固に保持される。
【００１５】
この状態で、ケース１の開口部２にキャップ２１を装着する。すなわち、キャップ２１の周壁２３をケース１の開口部２内に挿入し、周壁２３に設けた切込み部２７ａ，２７ｂをプリント基板１１の前端部に嵌合し、また、係止突起２６ａ〜２６ｄを係止穴６ａ〜６ｄに嵌入して係止させる。さらに、周壁２３と係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂとの間に形成されたすき間に、ケース１の開口部２側を挿入してその係止用凹部４ａ，４ｂ及び５ａ，５ｂを係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂの基部に嵌合する。これにより、プリント基板１１はケース１内の所定の位置に保持され、開口部２はキャップ２１により確実に閉塞される。このとき、キャップ２１の前面パネル２２の前面は、開口部２の端縁部とほぼ同一平面上にある。
【００１６】
本発明は、上述のように、ケース１の両側壁の内壁にプリント基板１１の案内溝８ａ，８ｂを設け、後壁にプリトン基板１１に搭載したコネクタ１２が突出する窓穴３を設けたので、開口部２からのケース１内へのプリント基板１１の挿入及び位置決めがきわめて容易であり、プリント基板１１をケース１内の所定の位置に確実に保持することができる。
【００１７】
また、プリント基板１１は、後端部が案内溝８ａ，８ｂの幅狭部８ｃに挿入され、先端部がキャップ２１の切込み部２７ａ，２７ｂに嵌合されて所定の位置に保持固定するので、振動等により移動するおそれがない。
【００１８】
さらに、ケース１の開口部２の端縁に係止用凹部４ａ，４ｂ、５ａ，５ｂを設けると共に、係止用凹部４ａ，４ｂの両側にそれぞれ係止穴６ａ〜６ｄを設け、また、キャップ２１にケース１の開口部２に嵌合しうる周壁２３を設けて、この周壁２３にケース１の係止穴６ａ〜６ｄに嵌合して係止する係止突起２６ａ〜２６ｄ、ケース１の係止用凹部４ａ，４ｂ、５ａ，５ｂに嵌合する係止片２４ａ，２４ｂ、２５ａ，２５ｂ、及びプリント基板１１に係合する切り込み部２７ａ，２７ｂを設け、ケース１の開口部２にワンタッチでキャップ２１で結合するようにしたので、キャップ２１の位置決め及び装着がきわめて容易である。
【００１９】
【発明の効果】
本発明に係る電子制御式油圧パワーステアリングの制御器は、前面に上下及び左右の縁部に係止用凹部が設けられた開口部を有し、後壁に窓穴が設けられて両側壁の内壁にプリント基板の案内溝が設けられ、上下の係止用凹部の両側に係止穴が設けられたほぼ箱状のケースと、制御回路を形成する電子部品等が搭載され、先端部にケースの窓穴に挿入されて外部に突出するコネクタが搭載されたプリント基板と、前面パネル及びその周縁に設けられケースの開口部内に嵌入される周壁を有し、周壁にケースの係止用凹部に係合する係止片及びケースの係止穴に係止する係止突起が設けられたキャップとを備えたので、次のよな効果を得ることができる。
【００２０】
小形かつ軽量なので、取付場所の自由度を大幅に増すことができる。また、プリント基板及びキャップのケースに対する位置決めが容易で、それぞれねじを使用することなくワンタッチで挿入及び結合できるので、組立工数を大幅に減らすことができ、コストを低減できる。
【００２１】
また、上記の案内溝の後部側の上下の幅をプリント基板の厚みとほぼ等しいか又は僅かに狭く形成すると共に、キャップの周壁にプリント基板の先端部に嵌合する切込み部を設け、プリント基板を前後で固定するようにしたので、耐振動性、耐衝撃性に優れた電子制御式油圧パワーステアリングの制御器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の平面図である。
【図２】図１のキャップを外した状態を示す正面図である。
【図３】図１の分解斜視図及びケースの後面斜視図である。
【図４】図１のケースの縦断面図である。
【符号の説明】
１ ケース
２ 開口部
３ 窓穴
４ａ，４ｂ，５ａ，５ｂ 係止用凹部
６ａ〜６ｄ 係止穴
８ａ，８ｂ 案内溝
８ｃ 幅狭部
１１ プリント基板
１２ コネクタ
２１ キャップ
２３ 周壁
２４ａ，２４ｂ，２５ａ，２５ｂ 係止片
２６ａ〜２６ｄ 係止突起
２７ａ，２７ｂ 切込み部
Claims (1)
- 前面に上下及び左右の縁部に係止用凹部が設けられた開口部を有し、後壁に窓穴が設けられて両側壁の内壁に後部側が幅狭に形成されたプリント基板の案内溝が設けられ、前記上下の係止用凹部の両側に係止穴が設けられたほぼ箱状のケースと、
制御回路を形成する電子部品等が搭載され、先端部に前記ケースの窓穴に挿入されて外部に突出するコネクタが搭載されたプリント基板と、
前記ケースの開口部内に嵌入される周壁を有し、該周壁に前記ケースの係止用凹部に係合する係止片、前記ケースの係止穴に係止する係止突起、及び前記プリント基板の先端部に嵌合する切込み部が設けられたキャップとを備え、前記プリント基板を前記ケースの案内溝に挿入して固定し、前記ケースの開口部に前記キャップを嵌合して前記係止片及び係止突起を前記ケースの係止用凹部及び係止穴にそれぞれ係止すると共に、前記切込み部を前記プリント基板の先端部に嵌合することを特徴とする電子制御式油圧パワーステアリングの制御器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24924298A JP4075971B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 電子制御式油圧パワーステアリングの制御器 |
| FR9816433A FR2782683A1 (fr) | 1998-09-03 | 1998-12-24 | Regulateur de servodirection hydraulique a commande electronique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24924298A JP4075971B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 電子制御式油圧パワーステアリングの制御器 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1998006564 Continuation | 1998-08-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000077869A JP2000077869A (ja) | 2000-03-14 |
| JP4075971B2 true JP4075971B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=17190048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24924298A Expired - Lifetime JP4075971B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 電子制御式油圧パワーステアリングの制御器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4075971B2 (ja) |
| FR (1) | FR2782683A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
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|---|---|---|---|---|
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| JP5251939B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2013-07-31 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| JP5708424B2 (ja) * | 2011-10-05 | 2015-04-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 外部接続が可能な電子回路ユニット |
| JP6165107B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2017-07-19 | 三菱電機株式会社 | 車載電子機器 |
| JP6534212B2 (ja) * | 2015-10-27 | 2019-06-26 | ヒロセ電機株式会社 | 基板接続コネクタ |
| JP6599966B2 (ja) | 2017-12-25 | 2019-10-30 | ファナック株式会社 | 電子装置 |
-
1998
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