JP4075191B2 - 形状測定装置および形状測定方法 - Google Patents

形状測定装置および形状測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は形状測定装置および形状測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、対象物形状を測定する方法として、主に対象物に接触する接触測定子方式、接触しないレーザ方式がある。前者の場合、測定子の接触圧により正確な測定ができない、測定時間がかかる等の問題があり、後者が多く使われるようになっている。ただし、レーザ方式では、投・受光部によるセンサスペースの必要性より、円筒形状対象物の内面など狭い空間での測定が困難となる。
【0003】
そこでこの問題を解決するため、センサ部を外部に配置したまま、ミラー反射により狭い空間を測定する方式が考えられている。
【0004】
従来技術1として、特開平4−160303号公報には、プリズムを用いてレーザ光を偏向させて内径を測定する装置が開示されている。
【0005】
従来技術2として、特開平6−281415号公報には、複数のミラーを用いてレーザ光を偏向させて変位を測定する装置が開示されている。
【0006】
従来技術3として、特開平7−43119公報には、一つのミラーを管体の管軸方向を回転軸として回転させて管体の寸法を測定する装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1はプリズムが固定され、従来技術2はミラーが固定されていて、レーザ光の偏向角は投光レーザ方向と直角になっている。また従来技術3は、ミラーが管体の管軸方向を回転軸として回転するが、レーザ光の偏向角は投光レーザ方向と直角になっている。
【0008】
いずれの従来技術も、プリズムまたはミラーで反射されるレーザ光の偏向角が投光レーザ方向と直角であるため、対象物内部底面などレーザ投光できない部位が発生し、測定不可能な領域が存在する。また、内面形状に凹凸があり、対象面に投光されたレーザ投光角度が対象面に対し浅い場合、反射光を受光できず測定不可能となる問題があった。
【0009】
本発明は上記課題を解決したもので、内面を死角なく測定し、かつ外形についても測定可能とした形状測定装置及び形状測定方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、レーザ光を対象物に投光し、その反射光を受光して前記対象物の形状を測定する形状測定装置において、前記対象物に投光するレーザ光を偏向させる偏向手段と、前記レーザ光の光軸から離れた位置にて前記偏向手段を回転させることによってレーザ光の偏向角を変える偏向角変更手段を備えていることを特徴とする形状測定装置である。
【0011】
上記第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0012】
すなわち、レーザ光の偏向角を自由に変えることができるので、対象物の形状を死角なく測定することができる。
【0018】
また、偏向手段をレーザ光の光軸からはずすことができるので、投光レーザ光が偏向手段を介せず対象物に投光できるため、対象物の上面および底面を測定することができる。
【0019】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項において講じた技術的手段(以下、第の技術的手段と称する。)は、請求項に記載の形状測定装置を用い、対象物の上面、底面の少なくとも一方を最初に測定することを特徴とする形状測定方法である。
【0021】
上記した技術的手段による効果は、対象物の上面、底面を最初に測定することにより、偏向手段を移動させる範囲を自動的に認識できるので、対象物高さ以上での余分な測定を省き、反射ミラーなどが対象物内部底面あるいは対象物を置いているテーブルへ衝突することを防ぎ、自動的に対象物の形状を測定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施例の形状測定装置の構成を示す概略外観図である。本実施例では、円筒形状対象物の横断面の形状を測定している。
【0023】
本実施例で使用した対象物1は、考古学の資料である出土された土器である。本形状測定装置は、前記対象物1にレーザ投光で距離情報を取得できるレーザ式変位センサ2、レーザ光を正反射可能な偏向手段である反射ミラー3、該反射ミラー3を任意の角度に回転し投光レーザ光の偏向角を変更する偏向角変更手段であるミラー回転機構部4、装置駆動部20、センサ制御部11、装置駆動制御部12、装置制御部13から構成されている。
前記装置駆動部20は、回転テーブル5、X軸ステージ6、Z軸ステージ7、センサアーム8、ミラーアーム9、ステージ10から構成されている。前記ステージ10は、前記回転テーブル5、X軸ステージ6、Z軸ステージ7を支える台である。前記X軸ステージ6は対象物1を水平方向(X方向)に移動させる機能を有し、前記ステージ10の上に設けられている。前記回転テーブル5は対象物1を回転させる機能を有し、前記X軸ステージ6の上に設けられている。この回転テーブル5の上に対象物1が置かれる。
【0024】
前記Z軸ステージ7は、センサアーム8を介してレーザ式変位センサ2、反射ミラー3、ミラー回転機構部4を昇降させる機能を有し、前記ステージ10の上に垂直に立設されている。このZ軸ステージ7に前記センサアーム8が横設され、該センサアーム8は昇降可能になっている。前記Z軸ステージ7の長手方向と前記センサアーム8の長手方向のなす角は直角である。
【0025】
前記センサアーム8の前記Z軸ステージ7に連結する部分と反対の部分にレーザ式変位センサ2が設けられている。また前記センサアーム8のレーザ式変位センサ2取付部近くにミラーアーム9が垂設されている。該ミラーアーム9の前記センサアーム8取付部と反対の端にミラー機構保持部14が設けられている。該ミラー機構保持部14にはミラー回転機構部4が設けられ、該ミラー回転機構部4の回転軸15に反射ミラー3が連結されている。本実施例では、ミラー回転機構部4として、回転手段であるパルスモータを使用し、エンコーダで偏向角を検出している。
【0026】
前記回転軸15の回転中心は、レーザ式変位センサ2から投光される光軸L1から離れた位置に設けられている。図2は、実施例の反射ミラーの位置関係を説明する概略説明図である。図1と同じ部位は同じ符号を使用し説明は省略する。
【0027】
回転軸15は、レーザ式変位センサ2から投光される光軸L1上から離れた位置に設けられている。一般的な場合、反射ミラー3は前記光軸L1に対し傾斜した状態で、該光軸L1と交差しレーザ光を反射して対象物1に投光される。
【0028】
対象物1の上面や底面の形状を測定する場合、ミラー回転機構部4で反射ミラー3を回転し、該反射ミラー3を前記光軸L1に対し平行な状態(反射ミラー3’)にする。前記回転軸15の中心は光軸L1から離れた位置に設けられているので、レーザ光は反射ミラー3に当たらずそのまま直進し、対象物1の上面や底面に投光される。
【0029】
センサ制御部11は、レーザ式変位センサ2を制御する機能を有し、信号線で該レーザ式変位センサ2と連結されている。装置駆動制御部12は、装置駆動部20の回転軸テーブル5、X軸ステージ6、Z軸ステージ7およびミラー回転機構部4を制御する機能を有し、これらと前記装置駆動部20を介して信号線で連結されている。
【0030】
装置制御部13は、前記センサ制御部11および装置駆動制御部12を制御するとともに、レーザ式変位センサ2による距離情報と装置本体各駆動軸の角度・位置情報により三次元座標演算を行う機能を有し、前記センサ制御部11および装置駆動制御部12と信号線を介して連結されている。
【0031】
なお、 Z軸ステージ7の長手方向、センサアーム8の昇降方向、ミラーアーム9の長手方向、レーザ式変位センサ2から投光されるレーザ光の光軸L1、および回転テーブル5の回転軸はすべて平行でZ方向になっている。かつ、回転テーブル5の回転軸、光軸L1、および対象物1に反射され反射ミラーで反射され前記レーザ式変位センサ2に入射されるレーザ光の光軸L4はすべてX方向とZ方向で形成されるXZ平面上にある。
【0032】
図3は、本発明の実施例の形状測定方法を説明する説明図である。図3中の図3(a)は対象物1の上面、内部底面を測定する説明図、図3(b)、(h)はセンサアーム8下降による対象物1の外側面を測定する説明図、図3(c)、(i)はセンサアーム8上昇による対象物1の外側面を測定する説明図、図3(d)、(f)はセンサアーム8下降による対象物1の内側面を測定する説明図、図3(e)、(g)はセンサアーム8上昇による対象物1の内側面を測定する説明図である。
【0033】
21〜35は、それぞれの測定における測定箇所を表している。PはX軸方向のZ軸ステージ7に向かう方向を、QはZ軸方向の下降方向を、RはZ軸方向の上昇方向を表している。1、3、L1は図1と同じ部位で、それぞれ対象物、反射ミラー、投光レーザ光の光軸を表している。
【0034】
図4〜6は、本発明の実施例の形状測定方法のフローチャート図である。図4は形状測定方法のメインのフローチャート図、図5は対象物外側面の形状測定方法のフローチャート図、図6は対象物内側面の形状測定方法のフローチャート図である。
【0035】
図1〜4を用いて実施例の形状測定方法を説明する。各工程で個別に説明していないが、ミラー回転機構4、回転テーブル5、X軸ステージ6、センサアーム8は、装置制御部13からの命令により装置駆動制御部12を介して制御されている。また、レーザ式変位センサ2は装置制御部13からの命令によりセンサ制御部11を介して制御されている。このレーザ式変位センサ2で測定された対象物1の距離情報は、センサ制御部11を介して装置制御部13に伝えられ、該装置制御部13で記憶される。
【0036】
まずステップS101でレーザ式変位センサ2、反射ミラー3、ミラー駆動部4が対象物1の頭上となるようにセンサアーム8を上昇させて初期位置にセットし、対象物1を回転テーブル5の上にセットする。
【0037】
次にステップS102で反射ミラー3を回転し投光レーザ光の偏向角を0度にセットする。偏向角というのは、偏向前のレーザ光の進行方向と偏向後のレーザ光の進行方向のなす角度である。前記反射ミラー3は光軸L1と平行になり、かつ反射ミラー3の回転中心が光軸L1上から離れているので、投光レーザ光は前記反射ミラー3を介せず直進して対象物1に投光される。
【0038】
次のステップS103で対象物1をP方向の逆方向に移動させる。すなわち、相対的に光軸L1がP方向に移動し、対象物1の右上面21、底面22、左上面23を測定し、ステップS104に進む。
【0039】
ステップS104では、前記ステップS103の測定結果からセンサアーム8の上下限値、X軸ステージ6の外側面測定位置X1、内側面測定位置X2をセットする。これにより、対象物1の高さ以上での余分な測定を省き、側面測定時でのセンサアーム8の下降限界が明確になり、反射ミラー3などが対象物内部底面へ衝突することを防ぐことができる。
【0040】
次にステップS105では、 X軸ステージ6を外側面測定位置X1にセットし、センサアーム8をQ方向に下降およびR方向に上昇させて外側面を測定し、ステップS106に進む。該ステップS106では、 X軸ステージ6を外側面測定位置X2にセットし、センサアーム8をQ方向に下降およびR方向に上昇させて外側面を測定し、ステップS107に進む。
【0041】
該ステップS107では、回転テーブル5を回転させて、対象物1を180度回転し、ステップS108に進む。該ステップS108では前記ステップS106と同様に内側面を測定し、ステップS109に進む。該ステップS109では前記ステップS105と同様に外側面を測定し、ステップS110に進む。
【0042】
ステップ110では、装置制御部13は、記憶されている距離情報から対象物1の測定ポイント位置を演算し、それを合成してすることにより断面形状を求める。これで対象物1の一横断面の形状測定が完了する。
【0043】
図5を用いてステップS105、S109の外側面測定方法を詳しく説明する。ここではステップS105について説明するが、S109も同様な測定方法である。
【0044】
まず、ステップS201でX軸ステージ位置を外側面測定位置X1にセットし、次のステップS202で反射ミラー3を回転し投光レーザ光の偏向角を45度にセットする。これにより、投光レーザ光の光軸が斜め下方の光軸L2に偏向され、対象物1の外側面に投光される。
【0045】
次のステップS203では、対象物1の外側面までの距離を測定し、ステップS204に進む。該ステップS204では、センサアーム8をQ方向にあらかじめ設定された所定距離移動し、ステップS205に進む。
【0046】
ステップS205では、センサアーム8の位置がセンサアーム8の下限値より低いかどうか判断し、低くなければステップS203に戻り、ステップS203〜S205を繰り返す。これにより、対象物1の横向きおよび上向きの外側面下降時測定部24の形状が測定できる。センサアーム8の位置がセンサアーム8の下限値より低ければステップS206に進む。このとき、センサアーム8の下限値が設定されているため、反射ミラー3などが回転テーブル5に衝突することを防ぐことができる。
【0047】
ステップS206では反射ミラー3を回転し投光レーザ光の偏向角を135度にセットする。これにより、投光レーザ光の光軸が斜め上方の光軸L3に偏向され、対象物1の外側面に投光される。
【0048】
次のステップS207では、対象物1の外側面までの距離を測定し、ステップS208に進む。該ステップS208では、センサアーム8をR方向にあらかじめ設定された所定距離移動し、ステップS209に進む。
【0049】
ステップS209では、センサアーム8の位置がセンサアーム8の上限値より高いかどうか判断し、高くなければステップS207に戻り、ステップS207〜S209を繰り返す。これにより、対象物1の下向きの外側面上昇時測定部25、26の形状が測定できる。このとき、ステップS203で測定した外側面下降時測定部24を測定する必要はない。センサアーム8の位置がセンサアーム8の上限値より高ければ、外側面測定を終了する。
【0050】
図6を用いてステップS106、S108の内側面測定方法を詳しく説明する。ここではステップS106について説明するが、S108も同様な測定方法である。
【0051】
まず、ステップS301でX軸ステージ位置を内側面測定位置X2にセットし、次のステップS302で反射ミラー3を回転し投光レーザ光の偏向角を45度にセットする。これにより、投光レーザ光の光軸が斜め下方の光軸L2に偏向され、対象物1の内側面に投光される。
【0052】
次のステップS303では、対象物1の内側面までの距離を測定し、ステップS304に進む。該ステップS304では、センサアーム8をQ方向にあらかじめ設定された所定距離移動し、ステップS305に進む。
【0053】
ステップS305では、センサアーム8の位置がセンサアーム8の下限値より低いかどうか判断し、低くなければステップS303に戻り、ステップS303〜S305を繰り返す。これにより、対象物1の横向きおよび上向きの内側面下降時測定部27、28の形状が測定できる。センサアーム8の位置がセンサアーム8の下限値より低ければステップS306に進む。このとき、センサアーム8の下限値が設定されているため、反射ミラー3などが対象物1の内部底面に衝突することを防ぐことができる。
【0054】
ステップS306では反射ミラー3を回転し投光レーザ光の偏向角を135度にセットする。これにより、投光レーザ光の光軸が斜め上方の光軸L3に偏向され、対象物1の内側面に投光される。
【0055】
次のステップS307では、対象物1の内側面までの距離を測定し、ステップS308に進む。該ステップS308では、センサアーム8をR方向にあらかじめ設定された所定距離移動し、ステップS309に進む。
【0056】
ステップS309では、センサアーム8の位置がセンサアーム8の上限値より高いかどうか判断し、高くなければステップS307に戻り、ステップS307〜S309を繰り返す。これにより、対象物1の下向きの内側面上昇時測定部29の形状が測定できる。このとき、ステップS303で測定した内側面下降時測定部27、28を測定する必要はない。センサアーム8の位置がセンサアーム8の上限値より高ければ、内側面測定を終了する。
【0057】
なお、本実施例では、投光レーザ光の偏向角として45度および135度であるが、特にこれに限定されず、対象物の形状により任意に選択することができる。
【0058】
次に、測定した距離情報から対象物1の測定ポイントを演算する方法を説明する。ここでは反射ミラー3により投光レーザを斜め下向きに偏向した場合の内面測定を例に説明するが、他の場合も同様に演算することができる。
【0059】
図7は距離情報から対象物1の測定ポイントを演算する方法を説明する説明図である。回転テーブル5の回転中心を原点とし、高さ方向にZ座標軸、X軸ステージ6と平行にR座標軸とする。投光レーザ光の光軸L1はZ座標軸と同じであり、レーザ式変位センサのセンサ位置の座標はS(0,z)である。反射ミラー3を回転させる回転軸15のミラー回転中心15a位置の座標はM(―r、z)であり、このミラー回転中心15aと反射ミラー3の反射面との距離をtとする。
【0060】
前記反射ミラー3は斜め下向きになっており、投光レーザ光は偏向角2θで光軸L1から光軸L2に偏向され対象物1の測定ポイントに投光されている。前記反射ミラー3の反射面上のレーザ光反射位置の座標をP(0,z)とし、対象物1の測定ポイントの座標をP(r,z)とする。レーザ式変位センサ2により測定され装置制御部13に記憶される距離は、センサ位置、レーザ反射位置間の距離と該レーザ反射位置、測定ポイント間の距離の合計の距離Lである。この距離Lから対象物1の測定ポイントの座標P(r,z)が式(1)、(2)により求められる。
【0061】
r={L−(z−z)}×sin2θ ・・・(1)
z=z―{L−(z−z)}×cos2θ ・・・(2)
(但し、z=z−{(r×cosθ−t)/sinθ})
すべての測定ポイントの座標を用いて合成すると、対象物1の断面形状が演算できる。なお、投光レーザ光の光軸L1と反射ミラー3が平行で、ミラー反射なしに測定する場合については、演算方法が容易であるため省略した。
【0062】
本実施例では、対象物1の断面形状のみを測定しているが、回転テーブル5を任意の角度に回転することにより対象物1全体の形状を測定することができる。対象物1の内部の形状を測定するときには、ミラーアーム9を回転させて反射ミラー3を回転させて測定してもよい。
【0063】
また、本実施例ではX軸方向の移動はレーザ式変位センサ2を固定して対象物1を動かして測定しているが、逆に対象物1を固定してレーザ式変位センサ2を動かして測定してもよい。本実施例ではZ軸方向の移動は対象物1を固定してレーザ式変位センサ2を動かして測定しているが、逆にレーザ式変位センサ2を固定して対象物1を動かして測定してもよい。
【0064】
さらに、本実施例では、偏向手段として反射ミラーを用いたが、特にこれに限定されず、レーザ光の方向を変えることができる手段なら何でもよい。この偏向手段として、ガルバノ式、ポリゴンミラー、ホログラム式などの機械的偏向手段、超音波回折格子による光の回折現象を利用した音響光学的偏向手段、複屈折結晶の電解による屈折率変化を利用した電気光学的偏向手段などがある。
【0065】
偏向角変更手段についても、パルスモータを使用したミラー回転機構以外に反射ミラーの一端を直線的に動かすなどの方法もある。また、上記の偏向手段ごとに適した偏向角変更手段がある。
【0066】
本発明の形状測定装置および形状測定方法は、複雑な上面、外面および内面形状を死角領域なく測定可能とし、かつ最初に上面、内部底面を測定することにより、対象物高さ以上での余分な測定を省き、Z軸下降限界が明確になり、反射ミラーなどの対象物内部底面あるいは回転テーブルへの衝突を防ぐことを可能とした。
【0067】
なお最近は、長い動作距離、測定レンジのレーザ変位計が開発され、各方面に利用されているため、コストパフォーマンスも高く、利用するのは容易である。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、レーザ光を対象物に投光し、その反射光を受光して前記対象物の形状を測定する形状測定装置において、前記対象物に投光するレーザ光を偏向させる偏向手段と、該偏向手段によるレーザ光の偏向角を変える偏向角変更手段を備えていることを特徴とする形状測定装置および該形状測定装置を用い、対象物の上面、底面の少なくとも一方を最初に測定することを特徴とする形状測定方法であるので、内面を死角なく測定し、かつ外形についても測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の形状測定装置の構成を示す概略外観図
【図2】実施例の反射ミラーの位置関係を説明する概略説明図
【図3】本発明の実施例の形状測定方法を説明する説明図であり、図3(a)は対象物1の上面、内底面を測定する説明図、図3(b)、(h)はセンサアーム8下降による対象物1の外側面を測定する説明図、図3(c)、(i)はセンサアーム8上昇による対象物1の外側面を測定する説明図、図3(d)、(f)はセンサアーム8下降による対象物1の内側面を測定する説明図、図3(e)、(g)はセンサアーム8上昇による対象物1の内側面を測定する説明図である。
【図4】実施例の形状測定方法のメインのフローチャート図
【図5】実施例の対象物外側面の形状測定方法のフローチャート図
【図6】実施例の対象物内側面の形状測定方法のフローチャート図
【図7】距離情報から対象物の測定ポイントを演算する方法を説明する説明図
【符号の説明】
1…対象物
2…レーザ式変位センサ
3…反射ミラー(偏向手段)
4…ミラー回転機構部(偏向角変更手段)
5…回転テーブル
6…X軸ステージ
7…Z軸ステージ
8…センサアーム
9…ミラーアーム
11…センサ制御部
12…装置駆動制御部
13…装置制御部
L1…投光レーザ光の光軸
20…装置駆動部

Claims (2)

  1. レーザ光を対象物に投光し、その反射光を受光して前記対象物の形状を測定する形状測定装置において、
    前記対象物に投光するレーザ光を偏向させる偏向手段と、
    前記レーザ光の光軸から離れた位置にて前記偏向手段を回転させることによってレーザ光の偏向角を変える偏向角変更手段を備えていることを特徴とする形状測定装置。
  2. 請求項1に記載の形状測定装置を用い、対象物の上面、底面の少なくとも一方を最初に測定することを特徴とする形状測定方法。
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