JP4074411B2 - リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法 - Google Patents

リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4074411B2
JP4074411B2 JP14750599A JP14750599A JP4074411B2 JP 4074411 B2 JP4074411 B2 JP 4074411B2 JP 14750599 A JP14750599 A JP 14750599A JP 14750599 A JP14750599 A JP 14750599A JP 4074411 B2 JP4074411 B2 JP 4074411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass bottle
bottle
returnable
coating
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14750599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000335582A (ja
Inventor
壹久 山田
翰男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Glass Co Ltd
Original Assignee
Toyo Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Glass Co Ltd filed Critical Toyo Glass Co Ltd
Priority to JP14750599A priority Critical patent/JP4074411B2/ja
Publication of JP2000335582A publication Critical patent/JP2000335582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4074411B2 publication Critical patent/JP4074411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、牛乳びんなどのリターナブルガラスびん、及び、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
牛乳びんなどは、内容物を充填して使用された後、回収され洗浄された後に再度内容物を充填して使用される。このような再使用が数回繰り返されるリターナブルびんの外面には、傷を防ぎガラスびんの強度を強化保持するために樹脂コーティングが行われる。しかし、ガラスびんは底面が傷つきやすく、リターナブルびんの場合、底面にまで樹脂コーティングを行うと、繰り返しアルカリ洗浄し、使用するにつれて、傷の多い底面のコーティングがアルカリによって剥離し、見苦しくなるという問題がある。そこで、リターナブルびんの場合は樹脂コーティングを外周のみに行い、底面には行わないことが多い。
【0003】
樹脂コーティングを外周のみに行うためには、図5に示すように、ディップ槽16の液面付近に搬送方向と平行にガイド21を設けておき、このガイド21にガラスびんの底部付近を接触させた状態で、ガラスびんを自転させながらディップ槽21に浸漬することが行われる。これにより、ガラスびんの底面は液に接触することなく、びんの外周のみにコーティング液が付着し、びんの外周部のみコーティングが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなコーティングの工程は、ガラスびんが円形びんである場合はよいのであるが、円形びん以外の異形びんの場合、ガラスびんの底部付近の外周において、コーティング液が付着しない部分が生じ、見苦しくなるという問題がある。これは、異形びんの場合、びんの径が方向によって一様ではないために、ディップ槽内でガイドにガラスびんの底部付近を接触させた状態でガラスびんを自転させると、ガラスびんの底部が上下動し、コーティング液の液面が波立つためである。
【0005】
図6はこのようにしてコーティングを行ったガラスびん(牛乳びん)31の例で、斜線を施した部分はコーティング液が付着したコーティング部分32、その他はコーティング液が付着しない部分である。びんの底部付近において、コーティング液が付着した部分と付着しない部分の境界33が波打っている。このように、コーティングの境界線が直線状でないと、境界が目立って見苦しくなるのである。代表的なリターナブルびんである牛乳びん(概略正方形状のびん)の場合、ディップ槽のガイドと接触するのは底から5mm程度の位置であるが、底から5mmの位置において、最大径と最小径の差が6.5mm程度あり、このためコーティングに際してびんが大きく上下動し、必ずびんの底部付近においてコーティングの境界が波打ってしまう。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決するもので、異形びんであってもびん底部付近におけるコーティングの境界線を直線状にすることができるガラスびん、及び、ガラスびんの製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、底から5mm以下の高さにおいて、最大径と最小径の差が4.5mm以下であることを特徴とする異形リターナブルガラスびんである。ディップ槽内でガイドにガラスびんの底部付近を接触させてコーティングを行う場合、ガイドには通常ガラスびんの底から5mm以下の部分を接触させる。したがって、底から5mm以下の高さにおいて、最大径と最小径の差を4.5mm以下とすると、ガラスびんを自転させたときに、ガラスびんの底部の上下動が少なくなり、コーティング液の液面がほとんど波立たなくなり、びん下部におけるコーティングの境界線を直線状にすることができるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は実施例のガラスびん1の上面図、図2は図1における矢印A方向から見た側面図、図3は図1における矢印B方向から見た側面図、図4はガラスびん1のコーティングの状態の説明図、図5はガラスびん1にコーティングを行う工程の説明図である。
【0009】
ガラスびん1は牛乳の包装に用いられる容量180mlのリターナブルびんである。図2において、D1は胴部の最小径、d1は底から5mmの位置の最小径である。図3において、D2は胴部の最大径、d2は底から5mmの位置の最大径である。胴部における最大径と最小径の差(D2−D1)は10.2mmで従来の容量180mlの牛乳びんとほとんど同じであるが、底から5mmの位置において、最大径と最小径の差(d2−d1)は4.25mmであり、従来の6.5mmよりも2.25mm小さくなっている。底から5mmよりも低い位置においては、最大径と最小径の差はさらに小さくなっている。これは、図3において、底部付近の最大径を従来のものよりも急激に小さくすることにより達成される。
【0010】
ガラスびん1の外周部には、図5に示されるようにして樹脂コーティングが行われる。同図において、符号10は無端搬送コンベア、11はガラスびんの把持具、12は把持具の先端部、13は把持具のローラ部、14はユニバーサルジョイント、15はカム板、16はディップ槽、17はオーバーフロー槽、18は配管、19は予備槽、20は配管、21はガイド、22はコーティング液である。
【0011】
無端搬送コンベア10にはユニバーサルジョイント14を介してガラスびんの把持具11が取り付けられている。把持具11の先端部12はガラスびん1の口部が嵌入し、ガラスびん1が把持具11に把持される。把持具11は、ローラー部11がカム板15の上を転がりながら(自転しながら)、図の表方向から裏方向に、無端搬送コンベア10により移動する。
【0012】
ディップ槽16には樹脂コーティングのコーティング液22が満たされている。その液面付近にはガイド21が無端搬送コンベア10と平行に設けられている。コーティング液は22、オーバーフロー槽17にオーバーフローし、配管18で予備槽19に流れ込む。この際、コーティング液はフィルターFで濾過清浄化される。さらに、コーティング液は予備槽19からポンプPにより、配管20を経てディップ槽に送られる。このように、コーティング液22は常にディップ槽16と予備槽19を循環し、清浄化されている。
【0013】
ガラスびん1は、図5に示すように、口部を把持具11に保持され、底部付近をガイド21に接触させた状態で、自転しながらディップ槽の中を移動していく。この際、外周部はコーティング液と接触してコーティング液が付着するが、底面にはコーティング液は付着しない。ガラスびん1は底から5mm以下の位置でガイド21と接触しており、ガラスびんは底から5mm以下の部分で最大径と最小径の差が4.5mm以下と小さくなっているので、ガラスびんが自転するときに、ガラスびんの底部の上下動が少なく、コーティング液の液面がほとんど波立たなくない。したがって、びん底部付近におけるコーティングの境界線が直線状になる。
【0014】
図4はコーティングを行ったガラスびん1の側面図である。符号2は斜線で示すコーティング部分である。びん下部におけるコーティングの境界線3が直線状になっている。なお、ディップ槽でのガラスびんの移動速度は従来の場合と同じである。
【0015】
リターナブルガラスびんとして需要の多い牛乳びんは、実施例のように、容量が180ml以上で概略正方形状のものが多いが、本発明は牛乳びんに適用して特に好適なものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明のリターナブルガラスびんは、外周部のみの樹脂コーティングを行った場合、びん底部付近におけるコーティングの境界線が直線状となり、コーティング部分が目立たずに見栄えがよい。また、本発明方法は、従来と全く同じコーティング工程を経て、底部付近におけるコーティングの境界線が直線状で見栄えのよい、外周部のみに樹脂コーティングを行ったリターナブルガラスびんを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のガラスびん1の上面図である。
【図2】図1における矢印A方向から見たガラスびん1の側面図である。
【図3】図1における矢印B方向から見たガラスびん1の側面図である。
【図4】ガラスびん1のコーティングの状態の説明図である。
【図5】ガラスびん1にコーティングを行う工程の説明図である。
【図6】従来のガラスびん31のコーティングの状態の説明図である。
【符号の説明】
1 ガラスびん
2 コーティング部分
3 境界
10 無端搬送コンベア
11 把持具
12 先端部
13 ローラ部
14 ユニバーサルジョイント
15 カム板
16 ディップ槽
17 オーバーフロー槽
18 配管
19 予備槽
20 配管
21 ガイド
22 コーティング液
31 ガラスびん
32 コーティング部分
33 境界

Claims (8)

  1. 底から5mm以下の高さにおいて、最大径と最小径の差が4.5mm以下であることを特徴とする異形リターナブルガラスびん
  2. 請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんが胴外周に樹脂コーティングをされており、かつ、底面に樹脂コーティングがされていないものであることを特徴とするリターナブルガラスびん
  3. 請求項1又は2のガラスびんにおいて、前記ガラスびんが略正方形状のびんであることを特徴とするリタータナブルガラスびん
  4. 請求項1、2又は3のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの容量が180ml以上であるリターナブルガラスびん
  5. ガラスびんを成形する工程と、びん軸回りに自転自在に該ガラスびんを把持し、このガラスびんを搬送コンベアで搬送しながらディップ槽に浸漬し、底面にコーティング液が付着しないように胴外周に樹脂コーティングを行う工程とを有するリターナブルガラスびんの製造方法であって、ガラスびんが請求項1のびんであり、前記ガラスびんを浸漬する工程において、ディップ槽の液面付近に搬送方向と平行にガイドが設けられており、このガイドにガラスびんの底部付近を接触させた状態で、ガラスびんを自転させながらディップ槽に浸漬することを特徴とするリターナブルガラスびんの製造方法
  6. 請求項5の製造方法において、前記ガラスびんを浸漬する工程において、前記ガラスびんの底から3〜5mmの位置を前記ガイドに接触させてガラスびんを自転させることを特徴とするリターナブルガラスびんの製造方法
  7. 請求項5又は6の製造方法において、前記ガラスびんが略正方形状のびんであることを特徴とするリターナブルガラスびんの製造方法
  8. 請求項5、6又は7の製造方法において、前記ガラスびんの容量が180ml以上であるリターナブルガラスびんの製造方法
JP14750599A 1999-05-27 1999-05-27 リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法 Expired - Fee Related JP4074411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14750599A JP4074411B2 (ja) 1999-05-27 1999-05-27 リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14750599A JP4074411B2 (ja) 1999-05-27 1999-05-27 リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000335582A JP2000335582A (ja) 2000-12-05
JP4074411B2 true JP4074411B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=15431895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14750599A Expired - Fee Related JP4074411B2 (ja) 1999-05-27 1999-05-27 リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4074411B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5555473B2 (ja) * 2009-11-05 2014-07-23 麒麟麦酒株式会社 リターナブルガラスびんの製造方法及びリターナブルガラスびん
CN112246558B (zh) * 2020-09-08 2022-06-24 南京涵曦月自动化科技有限公司 一种用于杯口上漆装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000335582A (ja) 2000-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4862993B2 (ja) 薄肉ボトルへの充填・密封方法
JP4074411B2 (ja) リターナブルガラスびん及びリターナブルガラスびんの製造方法
CN107207123B (zh) 用于保持和保留玻璃制品的设备
WO2001000340A1 (fr) Machine de traitement d'objets
WO2014205922A1 (zh) 自动补涂装置
CN106311661A (zh) 自动清洗缸盖的装置
JP4918023B2 (ja) びん底面の塗装方法及び装置
CN206438182U (zh) 氖灯灯丝镀银镀锡烘干自动生产线
CA1037789A (en) Continuous powder coating of glass containers using separate work holders for coating and curing
JP3688523B2 (ja) ガラス容器のコーティング方法
JP2007031742A (ja) 下塗り塗装方法及び下塗り塗装装置
CN113307502A (zh) 一种用于制备ag防眩光玻璃的化学蚀刻工艺
CN214608496U (zh) 一种牙膏生产用输送装置
JP2631166B2 (ja) シュリンク包装容器
JP2019130494A (ja) 塗装冶具
CN217171363U (zh) 一种蒙砂玻璃瓶
US20020119222A1 (en) Apparatus and method for filling and closing a container in two stages
JP5555473B2 (ja) リターナブルガラスびんの製造方法及びリターナブルガラスびん
KR100931884B1 (ko) 불산을 이용한 디스플레이용 소형 유리판재의 표면처리방법 및 장치
JP2001009519A (ja) 線材コイルのフック当たり面位置ずらし装置
JP2502118Y2 (ja) 液剤塗布工程におけるワ―ク表面の液溜除去装置
JPH01213190A (ja) 包装瓶のラベル剥離装置
JPH0552055B2 (ja)
JPH03104226A (ja) 半導体基板の前処理方法
JPH03120396A (ja) ハンガー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4074411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees