JP4074135B2 - 紙管製造装置 - Google Patents
紙管製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4074135B2 JP4074135B2 JP2002154278A JP2002154278A JP4074135B2 JP 4074135 B2 JP4074135 B2 JP 4074135B2 JP 2002154278 A JP2002154278 A JP 2002154278A JP 2002154278 A JP2002154278 A JP 2002154278A JP 4074135 B2 JP4074135 B2 JP 4074135B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper tube
- base
- paper
- mandrel
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は紙管製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙管製造装置は、帯状原紙を従動供給する原紙供給部と、紙管形成部と、紙管切断部とを備え、紙管形成部により原紙供給部から帯状原紙を給紙して螺旋状に巻回した紙管を連続的に形成し、この形成した紙管を紙管切断部に供給して該紙管切断部で希望の長さに切断するものである。
【0003】
前記紙管形成部は、水平に固定したマンドルと、該マンドルの両側に配設した一対の基柱と、前記マンドルおよび一対の基柱にかけて略8字形状に張設したエンドレスベルトとを備えている。そして、前記エンドレスベルトの駆動により、ロール状に巻回された帯状原紙を原紙供給部から給紙し、該マンドルの周囲に前記帯状原紙を螺旋状に巻回して連続的に紙管を形成する。
【0004】
前記紙管切断部は、基台に紙管の移動方向に沿ってスライド可能としたスライド台と、該スライド台と一緒に移動するとともに前記マンドルと連続する芯材と、該芯材に外嵌した紙管を切断する切断機構とを備えている。そして、マンドルから進出した紙管の移動速度と同一速度で前記スライド台をスライドさせながら、前記切断機構によって希望の長さに切断する。
【0005】
なお、前記紙管形成部での紙管の形成速度は、エンドレスベルトの速度に依存しており、その速度を増加すれば紙管が速く製造され、速度を低減すれば紙管が遅く製造される。また、基柱を回転させることによるエンドレスベルトの駆動は、その張設力とマンドルとの抵抗により、設定した駆動力と実際の回転(紙管の形成速度)とは異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記紙管製造装置では、紙管切断部のスライド台は、切断する紙管の長さに拘わらず、前進移動した位置から基端位置に戻す時間(後退速度)を一定とし、最短の紙管切断長さに合わせて最速で後退させるようにしている。そのため、このスライド台の後退動作中には、紙管の内周部では、前記芯材が紙管の移動方向と逆向きに移動し、外周部では紙管の外周部を位置決めするための部材が紙管の移動方向と逆向きに移動する。その結果、図10に示すように、紙管1を形成する帯状原紙1aの貼り合わせ部分に、圧縮方向の力が加わり、その貼り合わせ領域に不均一な過剰重畳部分1bが生じるという問題が生じる。
【0007】
そこで、本発明では、紙管を形成する帯状原紙の貼り合わせ部分に不均一な過剰重畳部分が生じることを防止できる紙管製造装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の紙管製造装置は、帯状原紙を従動供給する原紙供給部と、紙管移動方向の下流側に向けて延びるマンドルと、該マンドルの両側に立設した一対の基柱と、前記マンドルおよび一対の基柱にかけて略8字形状に張設したエンドレスベルトとを備え、前記エンドレスベルトの回転により前記帯状原紙を給紙してマンドルに巻き付け、紙管を形成する紙管形成部と、紙管移動方向に沿って上流側の基端位置から下流側に向けて前進するとともにその前進位置から基端位置に向けて後退するスライド台と、該スライド台上に配設され該スライド台と一緒に移動するとともに前記マンドルと同一軸心上に配置した芯材と、該芯材に外嵌供給される紙管を切断する切断機構とを備え、前記マンドルから所定長さの紙管が進出すると、前記スライド台を紙管の移動速度と同一速度で前進移動させながら前記切断機構によって紙管を切断した後、基端位置に後退する紙管切断部とからなる紙管製造装置において、実際の紙管の形成速度を検出する紙管形成速度検出手段を設け、前記紙管形成速度検出手段によって検出した紙管形成速度に基づいて、次に前記マンドルから所定長さの紙管が進出するまでの時間t1を演算し、前記紙管切断部のスライド台を前進移動した前進位置から基端位置に戻す時間が、前記時間t1と略同一になるようにスライド台の後退速度を調整するように構成している。
【0009】
前記紙管製造装置では、実際に紙管が形成される速度に基づき、マンドルから所定長さの紙管が進出する時間t1、即ち、スライド台を基端から前進移動を開始する時間を演算し、その時間を後退時間として最大限利用するようにスライド台の後退速度を調整する。そのため、紙管を形成した帯状原紙の貼り合わせ部分に圧縮する方向の力が加わり、その貼り合わせ部分に不均一な過剰重畳部分が生じることを最大限に抑制できる。
【0010】
具体的には、前記紙管形成速度検出手段は、前記原紙供給部から従動供給される帯状原紙の進出量を検出する原紙進出量検出手段と、該原紙進出量検出手段からの入力に基づいて紙管形成速度を演算する演算手段とからなる。
この場合、前記原紙供給部は、帯状原紙の進出に従動する複数のローラを備え、前記原紙進出量検出手段は、所定のローラの回転を検出するパルス発生器からなることが好ましい。
このようにすれば、紙管形成部の紙管形成ラインの周囲に余分な機器を付加することなく、実際の紙管の形成速度を確実に検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る紙管製造装置を示す。本装置により製造される紙管1は図1において右から左に移動する。なお、以下、同図において右側を上流側、左側を下流側という。この紙管製造装置は、基台2の上流側に紙管形成部3、下流側に紙管切断部9を設け、かつ、前記紙管形成部3の横に原紙供給部32を設けた構成になっている。
【0012】
前記紙管形成部3は、大略、基台2に設けたヘッド2aの側面に下流側に向かって水平に固定した管状のマンドル4と、該マンドル4の両側に立設した一対の基柱5A,5Bと、マンドル4および一対の基柱5A,5Bにかけて略8字形状に張設したエンドレスベルト8からなる。
【0013】
前記基柱5A,5Bは基柱支持台6の上に立設されており、これらは基柱支持台6の下部に配設した駆動モータ7によってそれぞれ回転駆動するものである。前記基柱支持台6は、前記基台2に対して水平方向に回動可能に設けられ、エンドレスベルト8のマンドル4に対する進入角を設定できるようになっている。なお、これら基柱5A,5B間の間隔は、周知のスライド構造により調節可能になっている。また、基柱5A,5Bの上流側と下流側の位置関係を変更することにより、形成する紙管1の巻き方向を変更することができる。
【0014】
前記エンドレスベルト8は、一方の基柱5Aに掛け回されてから、90°ひねられてマンドル4に1回巻回され、さらに90°ひねられて他方の基柱5Bに掛け回された後、180°ひねられて基柱5Aに戻るようにしてある。
【0015】
前記紙管切断部9は、紙管形成部3から供給される紙管1の移動方向に沿って移動可能なスライド台10と、紙管1の内部に挿通して保持する芯材12と、紙管1の切断機構23とからなる。
【0016】
前記スライド台10は、紙管移動速度と同一速度で、上流側の基端位置から下流側に向けて前進するとともに、その前進位置から基端位置に向けて後退するものである。このスライド台10は、前記基台2上に設けたガイドレール11とガイド部材との係合、および、モータの出力軸に接続したボールネジにより往復移動可能とされている。
【0017】
前記芯材12は、ブラケットによりスライド台10に固定した一対の支持ローラ13上に載置され、その上で連動回転機構14によってスライド台10と一緒に移動しながら紙管1と同方向に回転するものである。この芯材12は、前記マンドル4と同一軸心上に配置され、後述するインナーシャフト22によってマンドル4と連続するように構成されている。
【0018】
前記連動回転機構14は、前記ヘッド2aの内部に配設されており、図2に示すように、大略、長手方向に架設した一対のガイドロッド15と、該ガイドロッド15にスライド可能に配設した連結基板16と、該連結基板16に貫通するとともに図示しないモータに接続した非円形状の駆動ロッド17とを備えている。前記連結基板16は、連結ロッド18によって前記スライド台10と連結され、該スライド台10の移動に連動して前進移動する。また、この連結基板16には、駆動ロッド17の回転駆動により回転する第1プーリ19が設けられるとともに、その上方に第2プーリ20が回転可能に設けられ、これらにかけてベルト21が巻回されている。前記第2プーリ20は、前記マンドル4と対応する位置に設けられ、このマンドル4を貫通して前記芯材12に固定するインナーシャフト22が固定されている。
【0019】
前記切断機構23は、前記芯材12に外嵌した状態で供給される紙管1を切断するもので、スライド台10上にブラケット24を介して架設したロッド25に移動可能に取り付けられている。具体的には、この切断機構23は、図3に示すように、枠体26の上部に回動可能に固定したシリンダ27と、枠体26の下部に回動可能に固定したアーム28に着脱可能に取り付けたカッター29とを備え、前記シリンダ27のロッドが前記アーム28に回動可能に固定されている。なお、前記アーム28におけるカッター29の逆側には、該カッター29の回転を不可能とするためのロック機構として歯車30とロック部材31とが設けられている。本実施形態では、4つの切断機構23が設けられている。
【0020】
前記原紙供給部32は、複数の糊付けした帯状原紙1aを前記エンドレスベルト8の回転駆動により従動供給するもので、図4に示すように、基枠33上に複数のローラ34A〜34Eが回転自在に並設されている。これらローラ34A〜34Eは、図示のように、帯状原紙1aをローラ34Aの下側、ローラ34Bの上側、ローラ34Cの下側、ローラ34Dの上側、そして、ローラ34Eの上側に触接するように配置することにより、帯状原紙1aの進出に応じて回転する。そのうち、ローラ34Bの軸部には、該ローラ34Bの回転に基づいて帯状原紙1aの進出量を検出する原紙進出量検出手段としてパルス発生器35が取り付けられている。なお、本実施形態では、前記ローラ34Bは、その外周長さが280mmのものを使用し、このローラ34Bが1回転すると、前記パルス発生器35からは3600パルスの信号を出力する構成としている。また、ローラ34Dは、その下部が基枠33の凹部33a内に貯留した滑り液に浸かるように配置されている。
【0021】
前記構成の紙管製造装置は、図1に示すように、操作パネル37によって設定された条件と、前記パルス発生器35から入力された帯状原紙1aの進出量に基づいて、制御装置36によって前記基柱5A,5Bを回転駆動する駆動モータ7、スライド台10の移動速度、芯材12を回転させる駆動ロッド17を回転駆動するモータ、各切断機構23の位置およびシリンダ27の動作を制御する。
【0022】
本実施形態では、前記制御装置36は、原紙進出量検出手段を構成する前記パルス発生器35からの入力に基づいて紙管形成速度を演算する演算手段の役割をなす。即ち、この制御装置36と前記パルス発生器35とで、実際の紙管1の形成速度を検出する紙管形成速度検出手段を構成する。
【0023】
さらに、制御装置36は、検出した実際の紙管形成速度に基づいて、次に前記マンドル4から所定長さLの紙管1が進出するまでの時間t1を演算し、前記スライド台10を前進移動した位置から基端位置に後退時間が、前記時間t1と同一になるようにスライド台10の後退速度を調整する構成としている。ここで、前記所定長さLとは、マンドル4の端部から芯材12に外嵌された切断されていない紙管1の下流側端部までの長さを意味する。
【0024】
なお、前記操作パネル37での設定条件は、紙管1の切断寸法、帯状原紙1aの幅、マンドル径、帯状原紙1aの厚み、カッター出位置、カッター戻位置、および、カッター戻時間である。ここで、前記カッター出位置とは、スライド台10が基端から前進移動を開始した後、シリンダ27を介してカッター29の下降を開始する位置(mm)を設定するためのものである。また、カッター戻位置とは、カッター29を下降した後、そのカッター29の上昇を開始する位置(mm)を設定するためのものである。また、カッター戻時間とは、カッター29を上昇させる速度を設定するためのものである。
【0025】
次に、前記紙管製造装置の動作を説明する。
最初に、オペレータは、前記操作パネル37により形成する紙管1の設定条件を入力した後、原紙供給部32からの帯状原紙1aをマンドル4に巻き付けた状態で、動作を開始させる。
【0026】
そうすると、制御装置36は、図5に示すように、まず、ステップS1で、入力された設定条件を読み込んだ後、ステップS2で、設定された切断寸法に応じてロッド25に対する切断機構23の設置位置の調整処理を実行する。その後、ステップS3で、駆動ロッド17の回転駆動を開始させた後、ステップS4で、基柱5A,5Bの駆動モータ7の駆動を開始させる。
【0027】
これにより、基柱5A,5Bに張設したエンドレスベルト8が走行し、マンドル4と該マンドル4に巻回したエンドレスベルト8の間で帯状原紙1aが螺旋状に巻き付けられ、紙管1が連続的に形成される。この際、マンドル4で形成される紙管1は、マンドル4の外周で回転しながら下流側に向かって移動し、インナーシャフト22を介して芯材12に受け渡される。また、原紙供給部32では、エンドレスベルト8の駆動により帯状原紙1aが進出し、この進出により各ローラ34A〜34Eが回転する。
【0028】
ついで、制御装置36は、ステップS5で、パルス発生器35からの信号を読み込み、原紙供給部からの帯状原紙1aの進出量に基づいて紙管1の形成速度を演算する演算処理を実行する。
【0029】
ついで、ステップS6で、紙管形成部3で所定長さの紙管1が形成されたか否か、具体的には、形成した紙管1がマンドル4から所定長さL進出したか否かを検出する。そして、所定長さ形成されていない場合にはステップS7に進み、所定長さ形成された場合にはステップS9に進む。
【0030】
ステップS7では、スライド台10が基端位置に位置しているか否かを検出し、基端位置に位置している場合にはステップS6に戻る。一方、基端位置に位置していない場合にはステップS8に進み、スライド台10の後退速度調整処理を実行してスラップS5に戻る。ここで、図7(A)に示すように、紙管1の形成を開始した直後は、ステップS7からステップS6に戻る。一方、後述する紙管切断部9による切断動作をした後は、ステップS7からステップS8を介してステップS5に戻る。
【0031】
また、ステップS9では、再びスライド台10が基端位置に位置しているか否かを検出する。そして、スライド台10が基端位置に位置していない場合にはステップS10に進み、エラー報知処理を実行した後、動作を停止(エンド)する。一方、図7(B)に示すように、スライド台10が基端位置に位置している場合にはステップS11に進む。
【0032】
図6に示すように、ステップS11では、スライド台10を紙管1の形成速度と同一速度で、下流側に向けて前進移動を開始させる。
【0033】
スライド台10の移動を開始すると、ステップS12で、スライド台10がカッター29の出位置に移動するまで待機する。そして、図8(A)に示すように、スライド台10がカッター29の出位置まで移動すると、ステップS13で、カッター29を下降させ、各切断機構23により設定した切断寸法で紙管1を等間隔に切断する。なお、この切断機構23による切断動作は、連動回転機構14によって紙管1が芯材12と一緒に回転しながら進出しているため、カッター29を固定した状態で下降させるだけで切断可能である。
【0034】
カッター29を下降させると、ステップS14で、スライド台10がカッター29の戻位置に移動するまで待機する。そして、図8(B)に示すように、スライド台10がカッター29の戻位置まで移動すると、ステップS15で、カッター29を上昇させる。なお、このカッター29の上昇速度は、設定したカッター戻時間に対応する。
【0035】
カッター29を上昇させると、ステップS16で、スライド台10が戻位置に移動するまで待機する。そして、図9(A)に示すように、スライド台10が戻位置まで移動すると、ステップS16で、スライド台10を紙管1の移動方向と逆向きに後退を開始させ、図5に示すステップS5に戻る。
【0036】
このようにしてステップS5に戻ると、制御装置36は、ステップS5,S6,S7,S8を繰り返し、検出した実際の紙管形成速度に基づいて、次に前記マンドル4から所定長さLの紙管1が進出するまでの時間t1を演算し、図9(B)に示すように、基端位置まで後退する時間を、前記時間t1と同一になるようにスライド台10の後退速度を調整する。
【0037】
即ち、図9(A)において、切断されていない紙管1の下流側端部は、上流側端部に位置する切断機構23のカッター29の位置であり、その位置からマンドル4の先端までの長さL’から、図9(B)に示すように、長さLまで紙管1が進出する時間t1を、制御装置36は紙管形成速度に基づいて演算する。そして、その時間t1を最大限利用してスライド台10を基端まで戻すように制御する。そのため、スライド台10は、移動を開始すると停止することなく、前進および後退を繰り返す。
【0038】
なお、前記スライド台10の前進動作は、例えば、カッター29の出位置を20mm、カッター29の戻位置を300mmに設定した場合、移動を開始(S11)して20mm前進(S12)すると、カッター29を下降(S13)させる。そして、その位置から更に300mm前進(S14)すると、カッター29を上昇(S15)させる。さらに、その位置から100mm前進(S16)すると、スライド台10の後退を開始(S17)する。そのため、合計で420mm移動することになる。
【0039】
ここで、本実施形態では、カッター29の上昇後に更に100mm前進させている。そのため、カッター29の上昇と同時に後退を開始した場合と比較すると、紙管1の切断面を面一とすることができる。即ち、同時に後退させることにより、カッター29が紙管1の切断面に進出方向と逆向きに力を加え、変形が生じることを確実に防止できる。
【0040】
なお、前記実施形態では、スライド台10の後退速度を、次に紙管1が所定長さLまで進出する時間t1と同一になるように構成したが、その時間t1より若干早く基端に戻してもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の紙管製造装置では、実際に紙管が形成される速度に基づき、マンドルから所定長さの紙管が進出する時間t1、即ち、スライド台を基端から移動を開始する時間を演算し、その時間を後退時間として最大限利用するようにスライド台の後退速度を調整する。そのため、紙管を形成した帯状原紙の貼り合わせ部分に圧縮する方向の力が加わり、その貼り合わせ部分に不均一な過剰重畳部分が生じることを最大限に抑制できる。
【0042】
また、前記紙管形成速度検出手段を、前記原紙供給部から従動供給される帯状原紙の進出量を検出する原紙進出量検出手段と、該原紙進出量検出手段からの入力に基づいて紙管形成速度を演算する演算手段とで構成し、前記原紙進出量検出手段を、ローラの回転を検出するパルス発生器からなるように構成しているため、紙管形成部の紙管形成ラインの周囲には余分な機器を付加しない。そのため、簡単な取付作業で実際の紙管の形成速度を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の紙管製造装置を示す平面図である。
【図2】 紙管製造装置の正面図である。
【図3】 切断機構を示す斜視図である。
【図4】 原紙供給部を示す斜視図である。
【図5】 制御装置による制御を示すフローチャートである。
【図6】 図5の続きのフローチャートである。
【図7】 (A),(B)は紙管切断部の動作を示す平面図である。
【図8】 (A),(B)は図7の続きの動作を示す平面図である。
【図9】 (A),(B)は図8の続きの動作を示す平面図である。
【図10】 従来の紙管制御装置によって形成した紙管の問題を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…紙管、1a…帯状原紙、2…基台、3…紙管形成部、4…マンドル、5A,5B…基柱、8…エンドレスベルト、9…紙管切断部、10…スライド台、12…芯材、13…支持ローラ、14…連動回転機構、22…インナーシャフト、23…切断機構、27…シリンダ、29…カッター、32…原紙供給部、34A〜34E…ローラ、35…パルス発生器、36…制御装置。
Claims (3)
- 帯状原紙を従動供給する原紙供給部と、
紙管移動方向の下流側に向けて延びるマンドルと、該マンドルの両側に立設した一対の基柱と、前記マンドルおよび一対の基柱にかけて略8字形状に張設したエンドレスベルトとを備え、前記エンドレスベルトの回転により前記帯状原紙を給紙してマンドルに巻き付け、紙管を形成する紙管形成部と、
紙管移動方向に沿って上流側の基端位置から下流側に向けて前進するとともにその前進位置から基端位置に向けて後退するスライド台と、該スライド台上に配設され該スライド台と一緒に移動するとともに前記マンドルと同一軸心上に配置した芯材と、該芯材に外嵌供給される紙管を切断する切断機構とを備え、前記マンドルから所定長さの紙管が進出すると、前記スライド台を紙管の移動速度と同一速度で前進移動させながら前記切断機構によって紙管を切断した後、基端位置に後退する紙管切断部と
からなる紙管製造装置において、
実際の紙管の形成速度を検出する紙管形成速度検出手段を設け、
前記紙管形成速度検出手段によって検出した紙管形成速度に基づいて、次に前記マンドルから所定長さの紙管が進出するまでの時間t1を演算し、
前記紙管切断部のスライド台を前進移動した前進位置から基端位置に戻す時間が、前記時間t1と略同一になるようにスライド台の後退速度を調整するようにしたことを特徴とする紙管製造装置。 - 前記紙管形成速度検出手段は、前記原紙供給部から従動供給される帯状原紙の進出量を検出する原紙進出量検出手段と、該原紙進出量検出手段からの入力に基づいて紙管形成速度を演算する演算手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の紙管製造装置。
- 前記原紙供給部は、帯状原紙の進出に従動する複数のローラを備え、前記原紙進出量検出手段は、所定のローラの回転を検出するパルス発生器からなることを特徴とする請求項2に記載の紙管製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154278A JP4074135B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 紙管製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154278A JP4074135B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 紙管製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003340944A JP2003340944A (ja) | 2003-12-02 |
JP4074135B2 true JP4074135B2 (ja) | 2008-04-09 |
Family
ID=29771118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002154278A Expired - Fee Related JP4074135B2 (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 紙管製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4074135B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108891093A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-11-27 | 安徽徽之润纸业有限公司 | 一种纸管防变形带撑筒结构的加工装置 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITFI20050258A1 (it) * | 2005-12-23 | 2007-06-24 | Perini Fabio Spa | Macchina per la produzione di tubi tramite avvolgimento di strisce di materiale nastriforme |
CN111496883B (zh) * | 2020-04-08 | 2023-05-05 | 全利机械股份有限公司 | 用于纸管生成的裁切机台及其纸管裁切方法 |
CN111497345B (zh) * | 2020-04-08 | 2023-08-08 | 全利机械股份有限公司 | 纸管生成机台 |
TWI745921B (zh) * | 2020-04-08 | 2021-11-11 | 全利機械股份有限公司 | 紙管生成及裁切機台及其紙管裁切方法 |
TWI770492B (zh) | 2020-04-08 | 2022-07-11 | 全利機械股份有限公司 | 紙管生成機台 |
KR102606245B1 (ko) * | 2022-02-09 | 2023-11-29 | (주)리앤비 | 이물질 제거가 가능한 종이 빨대 제조시스템 |
KR102698514B1 (ko) * | 2022-02-09 | 2024-08-26 | (주)리앤비 | 컷팅과 동시에 주름 형성이 가능한 종이 빨대 제조시스템 |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002154278A patent/JP4074135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108891093A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-11-27 | 安徽徽之润纸业有限公司 | 一种纸管防变形带撑筒结构的加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003340944A (ja) | 2003-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4074135B2 (ja) | 紙管製造装置 | |
TWI383942B (zh) | Winding device, tension device and winding method | |
US4543152A (en) | Apparatus for splicing successive web rolls to feed a web into a rotary press or the like | |
JP2001520056A (ja) | 布パネルを縫製する方法および装置 | |
US7175726B2 (en) | Continuous rubber-strip forming apparatus and process | |
JP6655722B2 (ja) | 連続ストリップの長さを切断してタイヤ構成部材を形成する切断装置および方法 | |
JP2001526116A (ja) | スクリュー製造方法とその方法を実行するための装置 | |
JP6915087B2 (ja) | シート供給装置及びシート供給方法 | |
JP2008265966A (ja) | 張力制御装置 | |
KR20190024996A (ko) | 롤 푸드제품을 제조하는 방법 및 장치 | |
JP2003266555A (ja) | ストリップゴム連続成型設備及び連続成型方法 | |
KR100260050B1 (ko) | 나선형으로 감긴 금속관 절단장치 | |
CA2010755C (en) | Running circular pipe cutting device | |
US5335415A (en) | Apparatus for winding and pressure-fitting a small width strip to a rotating body | |
EP3880457B1 (en) | System for producing lengths of tube comprising helically wound strips | |
JP6911150B2 (ja) | シート供給装置及びシート供給方法 | |
JP6929963B2 (ja) | シート供給装置及びシート供給方法 | |
EP0714335B1 (en) | A machine for forming a metal strip into a tubular form having a stop-restart displacement mechanism | |
JP2914929B2 (ja) | スパイラル紙管の製造方法及び装置 | |
JP3177784B2 (ja) | ゴムストリップの巻付け装置 | |
JP3236046B2 (ja) | ゴムストリップの巻付け方法 | |
CN216736860U (zh) | 一种切膜机 | |
JP3979956B2 (ja) | 口取帯貼付装置 | |
JPS606304A (ja) | 高圧ホ−スの端末切断装置 | |
CN214495147U (zh) | 切割装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080124 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |