JP4073769B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップ装置、特に光記録媒体に情報を書込み記録することができる光ピックアップ装置の光源には、出力の大きい半導体レーザが用いられる。この出力の大きな半導体レーザでは、半導体レーザに備わるレーザチップの前面と後面とにコーティングされるAnti-Reflectingコートの膜厚を変化させることによって、その反射率を変えている。したがって、レーザチップの前面から放射される光量と、後面から放射される光量とが異なるので、半導体レーザパッケージの内部に受光素子を設け、後面から放射される光を検出し、その検出結果に基づいて前面から放射される光の出力を制御するという方式を採ることができない。
【0003】
このような理由から、出力の大きい半導体レーザを備える光ピックアップ装置では、半導体レーザの光出力をモニタリングするための受光素子を、半導体レーザパッケージの外部であって、光ピックアップ装置の内部に設け、レーザチップの前面から放射される光の出力をモニタリングできるようにしなければならない。
【0004】
レーザチップの前面から放射される光の出力をモニタリングするための受光素子(フロントモニタ)が、半導体レーザパッケージの外部であって、光ピックアップ装置の内部に設けられる従来技術には、たとえば以下のようなものがある(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
図12は、波長の異なる2つの光源を備える従来の光ピックアップ装置1での光出力モニタリングの例を示す図である。
【0006】
従来の光ピックアップ装置1は、波長がそれぞれ異なる光を放射する第1および第2光源2,3を備える。第1光源2から放射される光は、第1コリメータレンズ4を透過して略平行光にされ、ビームスプリッタ5で反射され、さらに立上げミラー6で反射されて対物レンズ7に入射し、対物レンズ7によって光記録媒体8の情報記録面に集光される。光記録媒体8で反射された光は、再び対物レンズ7を透過し、立上げミラー6で反射され、ビームスプリッタ5およびハーフミラー9を透過し、スポットレンズ10によって光検出器11に受光される。第2光源3から放射される光は、第2コリメータレンズ12を透過して略平行光にされ、ハーフミラー9で反射され、ビームスプリッタ5を透過してさらに立上げミラー6で反射されて対物レンズ7に入射し、対物レンズ7によって光記録媒体8の情報記録面に集光される。光記録媒体8で反射された光は、前述の第1光源2から放射された光と同様の光路で光検出器11に受光される。
【0007】
第1光源2からの光出力をモニタリングする第1フロントモニタ13は、ビームスプリッタ5に対して第1光源2と反対側に配置され、第1光源2から放射されて第1コリメータレンズ4およびビームスプリッタ5を透過した光を受光する。第1フロントモニタ13は検出結果を制御手段15に対して出力し、制御手段15は、第1フロントモニタ13の検出出力に応答して第1光源2から放射される光出力を制御する。
【0008】
一方第2光源3からの光出力をモニタリングする第2フロントモニタ14は、ハーフミラー9に対して第2光源3と反対側に配置され、第2光源3から放射されて第2コリメータレンズ12およびハーフミラー9を透過した光を受光する。第2フロントモニタ14は検出結果を制御手段15に対して出力し、制御手段15は、第2フロントモニタ14の検出出力に応答して第2光源3から放射される光出力を制御する。
【0009】
このように構成される従来の光ピックアップ装置1では、第1および第2光源2,3と第1および第2フロントモニタ13,14とが、ビームスプリッタ5やハーフミラー9に対して反対側に配置されるので、大きな設置容積を必要とし、装置が大型化するという問題がある。
【0010】
また図13は、もう1つの従来の光ピックアップ装置20での光出力モニタリングの例を示す図である。もう1つの従来の光ピックアップ装置20は、前述の従来の光ピックアップ装置1に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付す。もう1つの従来の光ピックアップ装置20では、ビームスプリッタ5にホログラムレーザを用い、ホログラムレーザ5によって波長の異なる2つの光を分離する。
【0011】
またもう1つの従来の光ピックアップ装置20では、第1フロントモニタ13が単独で設けられ、第1および第2光源2,3の両方の光出力をモニタリングする。第1光源2から放射される光は、ホログラムレーザ5を透過して第1フロントモニタ13に受光され、第2光源3から放射される光は、ホログラムレーザ5によって反射されて第1フロントモニタ13に受光される。第1フロントモニタ13は検出結果を制御手段15に対して出力し、制御手段15は、第1フロントモニタ13の検出出力に応答して第1および第2光源2,3から放射される光出力を制御する。
【0012】
もう1つの従来の光ピックアップ装置20は、従来の光ピックアップ装置1に比べて部材点数が削減されるので、装置の大型化は抑制されるけれども、光出力の制御精度に劣るという問題がある。ホログラムレーザ5において透過する光と反射する光との光量配分は、一般的に記録または再生に用いられる光量が約90%、光出力のモニタリングに用いられる光量が約10%になるように行われる。この光出力のモニタリングに用いられる10%分の光量、すなわち第1光源2からの透過光量または第2光源3からの反射光量は、ホログラムレーザ5固有の特性によってさらに10〜20%の割合で変動する。このような光量変動を来さないような光分離特性を有するビームスプリッタの実現は事実上困難であり、前述のように光源から放射される光出力を高い精度で制御することが難しいという問題がある。
【0013】
【特許文献1】
特開平8−102080号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、装置の大型化を招来することなく、光源からの光出力を高い精度で制御することができる光ピックアップ装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置であって、
光を放射する光源と、
前記光記録媒体を臨んで設けられ、光記録媒体の情報記録面に光源から放射される光を集光する対物レンズと、
光源と対物レンズとの間に配置され、光源から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子と、
光分離用光学素子と対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を略平行光にするコリメータレンズと、
コリメータレンズと対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡と、
光源から放射される光の一部を反射する光反射手段と、
光反射手段によって反射される光を検出する光出力検出手段と、
光出力検出手段による検出出力に応答し、光源から放射される光の出力を制御する光出力制御手段とを含み、
前記光反射手段は、光源と光分離用光学素子との間に、光源から放射される光の光軸に垂直な平面上に直交するように形成される2軸のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度を成す軸上に位置し、かつ前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、
前記光源は、放射する光の波長がそれぞれ異なるように選択されて2個設けられ、かつ前記光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置され、
前記光反射手段および前記光出力検出手段は、前記2個の光源にそれぞれ対応するように各1個ずつ設けられることを特徴とする光ピックアップ装置である。
【0016】
本発明に従えば、光源から放射される光の一部を反射する光反射手段を設け、光反射手段から反射される光を光出力検出手段によって検出し、その検出出力に応答して光源の光出力を制御する。このことによって、光記録媒体に情報を記録および/または再生するための光学系に変更を加えることなく、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また、光反射手段は、光源と光分離用光学素子との間に設けられるので、光分離用光学素子に対して光源と反対側に設けられる場合に比べて設置容積を小さくすることができ、装置を小型化することができる。また光分離用光学素子を透過または光分離用光学素子に反射される前の光を光反射手段によって反射し、光出力のモニタリングを行うことができるので、高い精度で光源の光出力を制御することができる。
また、光反射手段を、光源から放射される光の広がり角度の大きい方に位置するように設けることによって、より多くの光量を反射してモニタリングに用いることができるので、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置されるので、光ピックアップ装置の厚みを厚くすることなく、また光源から放射される光を出力制御に効率良く利用することができる。
さらに放射する光の波長がそれぞれ異なる光源が2個設けられるいわゆる2波長光ピックアップ装置において、2個の光源に対応して各1個ずつ設けられる光反射手段および前記光出力検出手段を前述のようにそれぞれ配置することによって、同様の効果を奏することができる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、かつ光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることによって、光の効率的利用と装置の薄型化とが同時に実現される。
また本発明の光ピックアップ装置は、前記光反射手段は、前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して直交するように配置されることが好ましい。本発明に従えば、より装置の薄型化が実現できる。
【0026】
また本発明は、光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置であって、
光を放射する光源と、
前記光記録媒体を臨んで設けられ、光記録媒体の情報記録面に光源から放射される光を集光する対物レンズと、
光源と対物レンズとの間に配置され、光源から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子と、
光分離用光学素子と対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を略平行光にするコリメータレンズと、
コリメータレンズと対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡と、
光源から放射される光の一部を反射する光反射手段と、
光反射手段によって反射される光を検出する光出力検出手段と、
光出力検出手段による検出出力に応答し、光源から放射される光の出力を制御する光出力制御手段とを含み、
前記光反射手段は、前記コリメータレンズに装着され、光源から放射される光の光軸に垂直な平面上に直交するように形成される2軸のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度を成す軸上に位置し、かつ前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、
前記光源は、放射する光の波長がそれぞれ異なるように選択されて2個設けられ、かつ前記光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることを特徴とする光ピックアップ装置である。
【0027】
また本発明は、光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置であって、
光を放射する光源と、
前記光記録媒体を臨んで設けられ、光記録媒体の情報記録面に光源から放射される光を集光する対物レンズと、
光源と対物レンズとの間に配置され、光源から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子と、
光分離用光学素子と対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を略平行光にするコリメータレンズと、
前記コリメータレンズを保持する保持部材と、
コリメータレンズと対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡と、
光源から放射される光の一部を反射する光反射手段と、
光反射手段によって反射される光を検出する光出力検出手段と、
光出力検出手段による検出出力に応答し、光源から放射される光の出力を制御する光出力制御手段とを含み、
前記光反射手段は、前記保持部材に装着され、光源から放射される光の光軸に垂直な平面上に直交するように形成される2軸のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度を成す軸上に位置し、かつ前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、
前記光源は、放射する光の波長がそれぞれ異なるように選択されて2個設けられ、かつ前記光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることを特徴とする光ピックアップ装置である。
【0028】
本発明に従えば、光源から放射される光の一部を反射する光反射手段を設け、光反射手段から反射される光を光出力検出手段によって検出し、その検出出力に応答して光源の光出力を制御する。このことによって、光記録媒体に情報を記録および/または再生するための光学系に変更を加えることなく、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また光反射手段は、コリメータレンズまたはコリメータレンズを保持する保持部材に装着されるので、大きな容積の設置空間を必要とせず、装置を小型化することができる。
また、光反射手段を、光源から放射される光の広がり角度の大きい方に位置するように設けることによって、より多くの光量を反射してモニタリングに用いることができるので、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置されるので、光ピックアップ装置の厚みを厚くすることなく、また光源から放射される光を出力制御に効率良く利用することができる。
さらに放射する光の波長がそれぞれ異なる光源が2個設けられるいわゆる2波長光ピックアップ装置において、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、かつ光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることによって、光の効率的利用と装置の薄型化とが同時に実現される。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置21の構成を簡略化して示す系統図である。光ピックアップ装置21は、光記録媒体22に情報を記録または光記録媒体22から情報を再生する。光ピックアップ装置21は、波長がそれぞれ異なる光を放射する第1および第2光源23,24と、光記録媒体22を臨んで設けられ、光記録媒体22の情報記録面に第1または第2光源23,24から放射される光を集光する対物レンズ25と、第1および第2光源23,24と対物レンズ25との間に配置され、第1または第2光源23,24から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子26と、光分離用光学素子26と対物レンズ25との間に配置され第1または第2光源23,24から放射される光を略平行光にするコリメータレンズ27と、コリメータレンズ27と対物レンズ25との間に配置され第1または第2光源23,24から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡28と、第1光源23から放射される光の一部を反射する第1光反射手段29と、第2光源24から放射される光の一部を反射する第2光反射手段30と、第1光反射手段29によって反射される光を検出する第1光出力検出手段31と、第2光反射手段30によって反射される光を検出する第2光出力検出手段32と、第1および第2光出力検出手段31,32による検出出力に応答し、第1および第2光源23,24から放射される光の出力を制御する光出力制御手段33とを含む。
【0034】
第1光源23は、たとえば波長が780nmの赤外レーザを放射する半導体レーザであり、コンパクトディスク(CD)に対する情報の記録/再生に用いられ、第2光源24は、たとえば波長が650nmの赤色レーザを放射する半導体レーザであり、デジタルバーサタイルディスク(DVD)に対する情報の記録/再生に用いられる。光分離用光学素子26は、たとえばグラントムソンプリズムなどからなるビームスプリッタである。光分離用光学素子26は、第1光源23からの入射光を反射し、第2光源24からの入射光を透過してコリメータレンズ27へ入射させる。光路変更用反射鏡28は、いわゆる立上げミラーと呼ばれる鏡であり、コリメータレンズ27を透過した光を反射し、その光路方向を90度曲げることによって、光記録媒体22を臨む対物レンズ25に光を入射させる。
【0035】
第1光源23から放射される光は、光分離用光学素子26で反射され、コリメータレンズ27によって略平行光にされ、光路変更用反射鏡28で反射して光路の方向を90度曲げられて対物レンズ25に入射し、対物レンズ25よって光記録媒体22の情報記録面に集光される。第2光源24から放射される光は、光分離用光学素子26を透過してコリメータレンズ27に入射し、以降は第1光源23から放射される光と同様にして光記録媒体22の情報記録面に集光される。このようにして、光ピックアップ装置21は、光記録媒体22に情報を記録することができる。
【0036】
なお、光記録媒体22から情報の再生を行う場合、光記録媒体22によって反射された光が、情報記録の場合の光路を逆にたどり、第1および第2光源23,24に近接してそれぞれ設けられる図示しない光検出器によって受光される。この受光信号には、情報の再生信号であるRF信号、光ビームスポットの焦点合わせ制御に用いられる信号であるフォーカシング誤差信号および光ビームスポットのトラック追随制御に用いられるトラッキング誤差信号が含まれる。
【0037】
前述のような情報の記録または再生いずれの場合においても、光源から放射される光の出力を安定化させることが、信号処理の精度向上のために必要とされる。第1および第2光源23,24から放射される光をモニタリングし、モニタリング結果をフィードバックすることによって、光出力の安定化制御が実現される。光ピックアップ装置21に設けられる第1および第2光反射手段29,30、第1および第2光出力検出手段31,32、光出力制御手段33は、第1および第2光源23,24から放射される光の出力を安定化させる手段である。
【0038】
第1および第2光反射手段29,30は、反射鏡であり、第1および第2光源23,24と光分離用光学素子26との間に設けられて第1および第2光源23,24から放射される光の一部を反射し、第1および第2光出力検出手段31,32に入射する。図2は、光源から放射される光に対する光反射手段の配置を示す図である。図2では、第1光源23から放射される光に対する第1光反射手段29の配置例を示す。
【0039】
第1光反射手段29は、第1光源23から放射される光の光軸34に垂直な仮想平面35上に直交するように形成される2軸36,37のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度θ1を成す軸37上に位置するように設けられる。第2光反射手段30も第1光反射手段29と同様にして設けられる。第1および第2光反射手段29,30が、前述のように設けられることによって、第1および第2光源23,24から放射される光のうちからより多くの光量を反射してモニタリングに用いることができるので、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
【0040】
第1および第2光出力検出手段31,32は、たとえばフォトダイオードからなる受光素子であり、第1および第2光反射手段29,30によって反射される光を検出し、検出出力を光出力制御手段33に対して与える。光出力制御手段33は、制御回路であり、第1および第2光出力検出手段31,32の検出出力に応答し、第1および第2光源23,24から放射される光の出力を制御する。
【0041】
このように構成される光ピックアップ装置21では、光記録媒体22に情報を記録および/または再生するための光学系に変更を加えることなく、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。また、第1および第2光反射手段29,30は、第1および第2光源23,24と光分離用光学素子26との間に設けられるので、光分離用光学素子26に対して光源と反対側に設けられる場合に比べて設置容積を小さくすることができ、装置を小型化することができる。また光分離用光学素子26を透過または光分離用光学素子26に反射される前の光を、第1および第2光反射手段29,30によってそれぞれ反射し、光出力のモニタリングを行うことができるので、高い精度で光源の光出力を制御することができる。なお、上記説明では、光源が2つ備わる光ピックアップ装置を例示したけれども、光源、光反射手段、光出力検出手段がそれぞれ1つで構成される光ピックアップ装置であってもよい。
【0042】
図3は、本発明の前提となる光ピックアップ装置40の構成を簡略化して示す系統図である光ピックアップ装置40は、実施の第1形態の光ピックアップ装置21に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。光ピックアップ装置40においては、光反射手段である反射鏡41が、装着部材42を介して光分離用光学素子26のコリメータレンズ27を臨む側に装着される。
【0043】
光ピックアップ装置40では、第1光源23から放射され光分離用光学素子26によって反射された光の一部と、第2光源24から放射され光分離用光学素子26を透過した光の一部との両方を1つの光反射手段、すなわち反射鏡41によって反射し、第1光出力検出手段31に入射させることができる。このように、1つの反射鏡41と1つの第1光出力検出手段31とを設けることによって、2つの第1および第2光源23,24の光出力をモニタリングし、光出力制御手段33を介して第1および第2光源23,24の光出力をそれぞれ制御することが可能になる。したがって、部材点数が削減され装置の組立て作業が簡略化されるので、生産効率を向上することができる。
【0044】
図4は、本発明の前提となる光ピックアップ装置43の構成を簡略化して示す系統図である光ピックアップ装置43は、光ピックアップ装置40に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。光ピックアップ装置43においては、光反射手段である反射鏡41が、装着部材42を介して光分離用光学素子26の第2光源24を臨む側に装着される。光ピックアップ装置43では、第2光源24から放射された光の一部を反射鏡41によって反射し、第2光出力検出手段32に入射させることができる。このように、反射鏡41を設けることによって、第2光源24の光出力をモニタリングし、光出力制御手段33を介して第2光源24の光出力を制御することが可能になる。
【0045】
図5は、本発明の前提となる光ピックアップ装置44の構成を簡略化して示す系統図である光ピックアップ装置44は、光ピックアップ装置40に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。光ピックアップ装置44においては、光反射手段である反射鏡41が、光分離用光学素子26の第2光源24を臨む側に接して装着される。光ピックアップ装置44では、第2光源24から放射された光の一部を反射鏡41によって反射し、第2光出力検出手段32に入射させることができる。このように、反射鏡41を設けることによって、第2光源24の光出力をモニタリングし、光出力制御手段33を介して第2光源24の光出力を制御することが可能になる。
【0046】
前述の光ピックアップ装置40,43,44では、光反射手段である反射鏡41が、光分離用光学素子26に装着されるので、反射鏡41を設置するための大きな容積の空間を必要とせず、装置の小型化に寄与することができる。
【0047】
図6は本発明の実施の第の形態である光ピックアップ装置45の構成を簡略化して示す系統図であり、図7は本発明の実施の第の形態である光ピックアップ装置46の構成を簡略化して示す系統図である。実施の第形態および第形態の光ピックアップ装置45,46は、実施の第1形態の光ピックアップ装置21に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。実施の第形態である光ピックアップ装置45においては、光反射手段である反射鏡47が、コリメータレンズ27に装着され、実施の第形態である光ピックアップ装置46においては、光反射手段である反射鏡47が、コリメータレンズ27を保持する保持部材48に装着される。
【0048】
実施の第および第形態の光ピックアップ装置45,46では、第1光源23から放射され光分離用光学素子26によって反射された光の一部と、第2光源24から放射され光分離用光学素子26を透過した光の一部との両方を1つ反射鏡47によって反射し、第1光出力検出手段31に入射させることができる。このように、1つの反射鏡47と1つの第1光出力検出手段31とを設けることによって、2つの第1および第2光源23,24の光出力をモニタリングし、光出力制御手段33を介して第1および第2光源23,24の光出力をそれぞれ制御することが可能になる。
【0049】
したがって、部材点数が削減され装置の組立て作業が簡略化されるので、生産効率を向上することができる。また反射鏡47が、コリメータレンズ27またはコリメータレンズ27を保持する保持部材48に装着されるので、反射鏡47を設置するための大きな容積の空間を必要とせず、装置の小型化に寄与することができる。
【0050】
図8は本発明の前提となる光ピックアップ装置49の構成を簡略化して示す系統図であり、図9は本発明の前提となる光ピックアップ装置50の構成を簡略化して示す系統図である。光ピックアップ装置49,50は、実施の第1形態の光ピックアップ装置21に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。なお図8および図9では、光路変更用反射鏡28である立上げミラーについては対物レンズ25の位置する側から見た状態を図示し、図が繁雑になることを避けるために対物レンズ25および光記録媒体22を省略している。
【0051】
ピックアップ装置49,50においては、光反射手段である反射鏡51が、立上げミラー28に装着される。第1光源23から放射され光分離用光学素子26によって反射された光の一部と、第2光源24から放射され光分離用光学素子26を透過した光の一部とは、コリメータレンズ27を透過した後、反射鏡51によって反射されて第1光出力検出手段31に入射される。
【0052】
このように、1つの反射鏡51と1つの第1光出力検出手段31とを設けることによって、2つの第1および第2光源23,24の光出力をモニタリングし、光出力制御手段33を介して第1および第2光源23,24の光出力をそれぞれ制御することが可能になる。したがって、部材点数が削減され装置の組立て作業が簡略化されるので、生産効率を向上することができる。また反射鏡51が、立上げミラー28に装着されるので、反射鏡51を設置するための大きな容積の空間を必要とせず、装置の小型化に寄与することができる。
【0053】
図10は、本発明の前提となる光ピックアップ装置52の構成を簡略化して示す系統図である。光ピックアップ装置52は、実施の第1形態の光ピックアップ装置21に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0054】
ピックアップ装置52においては、光反射手段が設けられない。第1光源23から放射され光分離用光学素子26によって反射された光の一部と、第2光源24から放射され光分離用光学素子26を透過した光の一部とは、コリメータレンズ27を透過した後、立上げミラー28に入射することなく、その側面53に沿って通過し第1光出力検出手段31に入射される。
【0055】
このように、光反射手段を設けることなく、1つの第1光出力検出手段31のみによって、2つの第1および第2光源23,24の光出力をモニタリングし、光出力制御手段33を介して第1および第2光源23,24の光出力をそれぞれ制御することができる。したがって、部材点数が削減され装置の組立て作業が簡略化されるので、生産効率を向上することができる。また部材点数が削減されるので、部材設置のために必要とする空間容積が少なくてすみ、装置の小型化に寄与することができる。
【0056】
図11は、本発明の実施の第の形態である光ピックアップ装置55の構成を簡略化して示す斜視図である。実施の第形態の光ピックアップ装置55は、実施の第1形態の光ピックアップ装置21に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施の形態の光ピックアップ装置55において注目すべきは、第1光反射手段29の反射面29aの法線56が、立上げミラー28によって光記録媒体22へ向う方向に反射された光の光軸57に対して非平行になるように配置されることである。
【0057】
小型化および薄型化の要求に応じて、光ピックアップ装置55は、光記録媒体22から立上げミラー28の下面までの距離TH、すなわち装置の厚みが薄くなるように各部材の配置が定められる。前述のように、第1光反射手段29の前記法線56が、前記光軸57に対して非平行になるように配置、好ましくは前記法線56の方向と前記光軸57の方向とが直交するように配置されることによって、装置の薄型化が実現される。
【0058】
また第1光源23は、第1光源23から放射される光の広がり58が、装置の厚みTH方向に、前述の大きい方の広がり角θ1を有するように配置されるので、この大きい方の広がり角を有して広がる光が、コリメータレンズ27の配される位置ではコリメータレンズ27の直径を超えて拡散する。したがって、第1光源23から放射される光には、円形のコリメータレンズ27に入射されない光が生じる。第1光源23から放射される光が大きい方の広がり角θ1を成す軸上であって、かつ前述のように反射面29aの法線56が前記光軸57に対して非平行になるように第1光反射手段29を配置し、このコリメータレンズ27に入射されない光、すなわち情報の記録/再生に用いられない光を、第1光反射手段29で反射して第1光出力検出手段31へ入射させ、光出力制御に用いることによって、第1光源23から放射される光の効率的利用と装置の薄型化とが同時に実現される。
【0059】
図11では、1個の第1光源23と1個の第1光反射手段29とが設けられる構成について例示するけれども、放射する光の波長がそれぞれ異なる第1および第2光源の設けられる2波長光ピックアップ装置においても、それぞれの光源に対応して設けられる2つの第1および第2光反射手段を、各反射面の法線が、立上げミラーによって光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置することによって、実施の第形態の光ピックアップ装置55と同一の効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、光源から放射される光の一部を反射する光反射手段を設け、光反射手段から反射される光を光出力検出手段によって検出し、その検出出力に応答して光源の光出力を制御する。このことによって、光記録媒体に情報を記録および/または再生するための光学系に変更を加えることなく、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また、光反射手段は、光源と光分離用光学素子との間に設けられるので、光分離用光学素子に対して光源と反対側に設けられる場合に比べて設置容積を小さくすることができ、装置を小型化することができる。また光分離用光学素子を透過または光分離用光学素子に反射される前の光を光反射手段によって反射し、光出力のモニタリングを行うことができるので、高い精度で光源の光出力を制御することができる。
また、光反射手段を、光源から放射される光の広がり角度の大きい方に位置するように設けることによって、より多くの光量を反射してモニタリングに用いることができるので、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置されるので、光ピックアップ装置の厚みを厚くすることなく、また光源から放射される光を出力制御に効率良く利用することができる。
さらに放射する光の波長がそれぞれ異なる光源が2個設けられるいわゆる2波長光ピックアップ装置において、2個の光源に対応して設けられる2個の光反射手段および前記光出力検出手段を前述のようにそれぞれ配置することによって、同様の効果を奏することができる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、かつ光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることによって、光の効率的利用と装置の薄型化とが同時に実現される。
また本発明によれば、前記光反射手段は、前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して直交するように配置されることが好ましい。これにより、より装置の薄型化が実現できる。
【0065】
また本発明によれば、光源から放射される光の一部を反射する光反射手段を設け、光反射手段から反射される光を光出力検出手段によって検出し、その検出出力に応答して光源の光出力を制御する。このことによって、光記録媒体に情報を記録および/または再生するための光学系に変更を加えることなく、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また光反射手段は、コリメータレンズまたはコリメータレンズを保持する保持部材に装着されるので、大きな容積の設置空間を必要とせず、装置を小型化することができる。
また、光反射手段を、光源から放射される光の広がり角度の大きい方に位置するように設けることによって、より多くの光量を反射してモニタリングに用いることができるので、高い精度で光源の光出力を制御することが可能になる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置されるので、光ピックアップ装置の厚みを厚くすることなく、また光源から放射される光を出力制御に効率良く利用することができる。
また、光反射手段は、光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、かつ光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることによって、光の効率的利用と装置の薄型化とが同時に実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置21の構成を簡略化して示す系統図である。
【図2】光源から放射される光に対する光反射手段の配置を示す図である。
【図3】本発明の前提となる光ピックアップ装置40の構成を簡略化して示す系統図である。
【図4】本発明の前提となる光ピックアップ装置43の構成を簡略化して示す系統図である。
【図5】本発明の前提となる光ピックアップ装置44の構成を簡略化して示す系統図である。
【図6】本発明の実施の第の形態である光ピックアップ装置45の構成を簡略化して示す系統図である。
【図7】本発明の実施の第の形態である光ピックアップ装置46の構成を簡略化して示す系統図である。
【図8】本発明の前提となる光ピックアップ装置49の構成を簡略化して示す系統図である。
【図9】本発明の前提となる光ピックアップ装置50の構成を簡略化して示す系統図である。
【図10】本発明の前提となる光ピックアップ装置52の構成を簡略化して示す系統図である。
【図11】本発明の実施の第の形態である光ピックアップ装置55の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図12】波長の異なる2つの光源を備える従来の光ピックアップ装置1での光出力モニタリングの例を示す図である。
【図13】もう1つの従来の光ピックアップ装置20での光出力モニタリングの例を示す図である。
【符号の説明】
21,40,43〜46,49,50,52,55 光ピックアップ装置
22 光記録媒体
23 第1光源
24 第2光源
25 対物レンズ
26 光分離用光学素子
27 コリメータレンズ
28 立上げミラー
29 第1光反射手段
30 第2光反射手段
31 第1光出力検出手段
32 第2光出力検出手段
33 光出力制御手段
41,47,51 反射鏡

Claims (4)

  1. 光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置であって、
    光を放射する光源と、
    前記光記録媒体を臨んで設けられ、光記録媒体の情報記録面に光源から放射される光を集光する対物レンズと、
    光源と対物レンズとの間に配置され、光源から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子と、
    光分離用光学素子と対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を略平行光にするコリメータレンズと、
    コリメータレンズと対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡と、
    光源から放射される光の一部を反射する光反射手段と、
    光反射手段によって反射される光を検出する光出力検出手段と、
    光出力検出手段による検出出力に応答し、光源から放射される光の出力を制御する光出力制御手段とを含み、
    前記光反射手段は、光源と光分離用光学素子との間に、光源から放射される光の光軸に垂直な平面上に直交するように形成される2軸のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度を成す軸上に位置し、かつ前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、
    前記光源は、放射する光の波長がそれぞれ異なるように選択されて2個設けられ、かつ前記光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置され、
    前記光反射手段および前記光出力検出手段は、前記2個の光源にそれぞれ対応するように各1個ずつ設けられることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記光反射手段は、前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して直交するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置であって、
    光を放射する光源と、
    前記光記録媒体を臨んで設けられ、光記録媒体の情報記録面に光源から放射される光を集光する対物レンズと、
    光源と対物レンズとの間に配置され、光源から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子と、
    光分離用光学素子と対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を略平行光にするコリメータレンズと、
    コリメータレンズと対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡と、
    光源から放射される光の一部を反射する光反射手段と、
    光反射手段によって反射される光を検出する光出力検出手段と、
    光出力検出手段による検出出力に応答し、光源から放射される光の出力を制御する光出力制御手段とを含み、
    前記光反射手段は、前記コリメータレンズに装着され、光源から放射される光の光軸に垂直な平面上に直交するように形成される2軸のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度を成す軸上に位置し、かつ前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、
    前記光源は、放射する光の波長がそれぞれ異なるように選択されて2個設けられ、かつ前記光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 光記録媒体に情報を記録または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置であって、
    光を放射する光源と、
    前記光記録媒体を臨んで設けられ、光記録媒体の情報記録面に光源から放射される光を集光する対物レンズと、
    光源と対物レンズとの間に配置され、光源から放射される光を透過または反射する光分離用光学素子と、
    光分離用光学素子と対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を略平行光にするコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズを保持する保持部材と、
    コリメータレンズと対物レンズとの間に配置され光源から放射される光を反射して光路の方向を変更させる光路変更用反射鏡と、
    光源から放射される光の一部を反射する光反射手段と、
    光反射手段によって反射される光を検出する光出力検出手段と、
    光出力検出手段による検出出力に応答し、光源から放射される光の出力を制御する光出力制御手段とを含み、
    前記光反射手段は、保持部材に装着され、光源から放射される光の光軸に垂直な平面上に直交するように形成される2軸のそれぞれの軸方向に対する光の広がり角度のうち、光が大きい方の広がり角度を成す軸上に位置し、かつ前記光反射手段の反射面の法線が、前記光路変更用反射鏡によって前記光記録媒体へ向う方向に反射された光の光軸に対して非平行になるように配置され、
    前記光源は、放射する光の波長がそれぞれ異なるように選択されて2個設けられ、かつ前記光源から放射される光の広がりがコリメータレンズの配される位置においてコリメータレンズの直径を超えて拡散するように、装置の厚み方向に、大きいほうの広がり角度を有するように配置されることを特徴とする光ピックアップ装置。
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