JP4073542B2 - 積層金属ガスケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数のグレードを有する積層金属ガスケットにおいて、グレードを容易に識別できるようにしたガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
積層金属ガスケットの構成板の積層順序の誤りや構成板の欠板等の誤積層を目視によりあるいは光学的手段を用いて容易に検出できるように構成した積層金属ガスケットは公知であり、例えば実公平2−37326号公報及び特公平8−30537号公報に記載されている。
【0003】
一方、ピストンとシリンダヘッドとの間の隙間いわゆるトップクリアランスがエンジンの出力や排気ガスに影響を及ぼすことから、最近はトップクリアランスが厳しく管理されており、厚さだけが異なる数グレードのガスケットを選択的に組付けるいわゆるセレクト アッシーが採用されている。このような選択組付け用のガスケットにおいてガスケットの厚さのグレードを表示し、これを容易に識別できるようにした積層金属ガスケットが実開平1−173569号公報及び実開平4−132264号公報に開示されている。これらのガスケットは、厚さの種別がなく一定の厚さを有する定厚金属板と厚さの種別がある調厚金属板とにより構成し、調厚金属板の厚さを、従ってガスケットのグレードを切欠き等の識別標識により識別できるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上下2層の表面板とこれらの間に介在する中間板とからなるガスケットにおいて、ガスケットの厚さに多数のグレードが要求される場合には、表面板及び中間板双方とも数種類の厚さのランクもしくはクラスを持つようにし、これらの組み合わせによりガスケットが所望数の厚さのグレードを持つようにすることが必要になる。このように構成されたガスケットのグレードは前記実開平1−173569号公報及び実開平4−132264号公報に記載の考案の表示、識別方式によりこれを表示、識別することは困難である。
【0005】
また、上下2層の表面板は同一ランクのものが用いられ、誤って上下何れか一方に他のランクのものを用いた場合に、誤積層を容易に検出し、判別できることが必要であるが、前記実開平1−173569号公報及び実開平4−132264号公報の表示、識別方式に基づいて上記の誤積層を検出することはできないし、また前記の公報等に記載の従来の誤積層検出手段によっても検出、判別することはできない。
【0006】
何故なら、従来の誤積層検出手段は前記のとおり、構成板の積層順序の誤り、構成板の欠板等、一個のガスケットを構成する構成板群の中での積層の誤りを検出するものであり、構成板が第1板(上板)であれば全て第1板の識別標識を有し、第1板に数種のランクがある場合も、ランクに関りなく第1板の識別標識を有することになる。ランクの種別は想定されておらず、これを検出することはできない。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は上下2層の表面板と1層の中間板とを有し、表面板及び中間板にそれぞれランク及びクラスの種別があり、ガスケットがこれらの組み合わせによるグレードを有する積層金属ガスケットにおいて、ガスケットのグレードの順序数を表示し、グレードを容易に識別可能にすることにある。また本発明の他の目的は上記積層金属ガスケットにおいて上下2層の表示板が互いに異なるランクの表示板により構成されている誤積層を容易に検出し、判別することを可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の積層金属ガスケットは上下2層の表面板と1層の中間板とを有し、表面板及び中間板がともに2ランク及び2クラスの種別を有し、ガスケットに4グレードの種別があるとき、各ランクの表面板はランクの順序数の2倍の数の切欠き、透孔等の透視標識を連続した位置に備え、同一ランクの透視標識は同一の位置にかつ他のランクの透視標識と重ならない位置に配置され、クラス1の中間板は、表面板のランク1の透視標識の位置に1個の透視標識を、ランク2の透視標識の位置の連続した位置に3個の透視標識を備え、クラス2の中間板は表面板の各ランクの透視標識の位置の全部に透視標識を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、一般的に表現すれば、上下2層の表面板と1層の中間板とを有し、上下2層の表面板にはm種のランクがあり、中間板にはn種のクラスがあり、ガスケットにm×n種のグレードがある積層金属ガスケットであって、各ランクの表面板はランクの順序数のn倍の数の切欠き、透孔等の透視標識を連続した位置に備え、同一ランクの透視標識は同一の位置にかつ他のランクの透視標識と重ならない位置に配置され、第p(pは1〜nの整数)クラスの中間板は表面板の各ランクの透視標識の位置それぞれにおいて、各ランクの透視標識の数から(n−p)を減じた数の透視標識を連続した位置に有することを特徴とする。
【0010】
上記構成を有する本発明による積層金属ガスケットにおいては、上下2層の表面板が同一ランクの表面板であって、ガスケットが正しく積層されているときは、上下2層の表面板及び中間板の透視標識が重なり合ってガスケットの厚さ方向(積層方向)に貫通する透視部がガスケットのグレードの順序数と同じ数の連続した位置に形成され、ガスケットのグレードの順序数が該透視部の数により表示される。これによってガスケットのグレードを容易に識別できる。
【0011】
本発明によれば、前記のとおり、各ランクの表面板の透視標識は他のランクの透視標識と重ならない位置に配置されているので、本発明の積層金属ガスケットが誤って積層され、上下2層の表面板が異なるランクの表面板により構成されているときは、上下2層の表面板の透視標識が重なり合わず、ランクを異にする表面板により塞がれるので、ガスケットをその厚さ方向に貫通する透視部は1個も形成されない。これによって上記の上下2層の表面板をランクを異にする表面板により構成した誤積層が容易に検出できる。
【0012】
ただし、本発明は上下2層の表面板が同一ランクの表面板により正しく構成されていながら、積層の順序を誤り、上下の表面板が入れ換わっているような誤積層すなわち一個のガスケットを構成する構成板群の中での積層の誤りについてはこれを検出の対象としていない。このような誤積層の検出は必要に応じガスケットに別途に設置される前記公報等に記載の、従来の誤積層検出手段により行われる。
【0013】
これまでの説明では表面板及び中間板のランク及びクラスを表面板及び中間板の厚さの種別、ガスケットのグレードをガスケットの厚さの種別として説明してきたが、ランク及びクラス並びにグレードは構成板やガスケットの厚さの種別に限られるものではなく、例えば表面板や中間板に被覆するふっ素ゴムやシリコーンゴム等のシール材層の被覆の有無をも含めた厚さの種別やシール材層の材質の種別についても適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細並びに実施の形態を図面に基づき以下に説明する。図1は本発明の第1実施例のシリンダヘッドガスケットG1の平面図であり、図2は該ガスケットG1の分解斜視説明図である。ただし、図1、図2ともに燃焼室穴15以外のボルト穴、水穴、オイル穴等の図示を省略している。第1実施例のガスケットG1は上下2層の表面板11及び12とこれらの間に配置された中間板13を互いに重なるように積層して形成されている。表面板11、12及び中間板13は何れもステンレス鋼板からなる。
【0015】
ガスケットG1はセレクト アッシー用のガスケットであり、グレードにより厚さが異なる。これを構成する表面板11及び12には厚さを異にする2種のランクがあり、中間板13にも厚さが異なる2種のクラスがある。そして、これらのランク, クラスの組み合わせによりガスケットG1には4種のグレードがある。表面板11と12には同じランクのものが用いられ、正しく構成されている限り異なるランクのものが混用されることはない。
【0016】
各ランクの表面板11及び12並びに各クラスの中間板13はシール性能に影響を与えないその周辺部に切欠き、透孔等の透視標識16を有する。各ランクの表面板はランクの順序数の2倍の数の透視標識を有し、該透視標識16は連続する位置に、かつ他のランクの透視標識と重ならない位置に配置されている。そして、同一ランクの標識は同一位置に配置されている。すなわち、ランク1の表面板11及び12は、図3(イ)に示すように、1及び2の位置に2個の透視標識16を有し、ランク2の表面板は図3(ロ)に示すように3、4、5及び6の位置に4個の透視標識16を有する。
【0017】
クラス1の中間板13は、ランク1の表面板の透視標識の位置の中の1個の位置と、ランク2の表面板の透視標識の位置の中の連続する3個の位置に透視標識16を有する。すなわち、図3(ハ)に示すように1の位置(2の位置でもよい)と3、4及び5の位置(4、5及び6の位置でもよい)とにそれぞれ透視標識16を有する。クラス2の中間板13は図3(ニ)に示すように1乃至6の全ての位置に透視標識16を有する。
【0018】
従って、ランク1の表面板11及び12とクラス1の中間板とからなるグレード1のガスケットにおいては、1の位置の透視標識だけが重なり、1の位置だけにガスケットの厚さ方向に貫通する透視部17が形成され、他の位置の透視標識は塞がれる。貫通する1個の透視部によりグレード1のガスケットであることが表示される。図2はこのようなグレード1のガスケットG1を示している。
【0019】
ランク1の表面板とクラス2の中間板とからなるグレード2のガスケットG1においては、1及び2の位置に2個の透視部が形成され、ランク2の表面板とクラス1の中間板とからなるグレード3のガスケットには3、4及び5(又は4、5及び6)の位置に3個の透視部が形成され、ランク2の表面板とクラス2の中間板とからなるグレード4のガスケットには3、4、5及び6の位置に4個の透視部が形成され、それぞれ透視部の数によりガスケットG1のグレードが表示され、グレードが容易に識別される。
【0020】
一方、ガスケットG1が、誤って互いにランクが異なる表面板11及び12により構成されているとき、すなわち、一方の表面板がランク1で、他方の表面板がランク2であるときは、図3から容易に理解されるように、透視標識がランクを異にする他の表面板により塞がれ、ガスケットの厚さ方向に貫通する透視部が1個も形成されない。これらの正誤の状態は透視標識を光学的手段により、もしくは検出ピンによりあるいは目視により点検すれば容易に判別でき、ランクを誤った誤積層が容易に検出できる。
【0021】
ガスケットG1の表面板11、12及び中間板13の各ランク及び各クラスの透視標識は図4及び図5に示すように変形することもできる。図4はランク1及びランク2の表面板の連続する透視標識を一体化したもので、図3(イ)の1及び2の位置それぞれに配置された透視標識を一体化し、図4(イ)に示すように1及び2の位置にわたって形成された拡大透視標識18とし、また、図3(ロ)の3、4、5及び6の位置それぞれに配置された透視標識を一体化し、図4(ロ)に示すように3、4、5及び6の位置にわたって形成された拡大透視標識18としたものである。この場合、各クラスの中間板の透視標識は、図4(ハ)及び(ニ)に示すように、図3(ハ)及び(ニ)の透視標識と同じくそれぞれの位置に形成される。図5では図4とは逆に、各クラスの中間板の透視標識を一体化して拡大透視標識18とし、各ランクの表面板の透視標識は図3(イ)及び(ロ)と同じく、それぞれの位置に個別に形成されている。
【0022】
図6は本発明の第2実施例のガスケットについての各ランクの表面板及び各クラスの中間板における透視標識の数と位置とを示す説明図である。第2実施例のガスケットG2は上下2層の表面板と1層の中間板とからなり、表面板には3種のランクがあり、中間板には2種のクラスがある。これらの組み合わせによりガスケットG2は6種のグレードを有する。
【0023】
ランク1の表面板は図6(イ)に示すように1及び2の位置に2個の透視標識16を有し、ランク2の表面板は図6(ロ)に示すように、3、4、5及び6の位置に4個の透視標識16を有し、ランク3の表面板は図6(ハ)に示すように7〜12の位置に6個の透視標識16を有する。クラス1の中間板は図6(ニ)に示すように、ランク1の透視標識の位置中の1の位置(2の位置でもよい)における透視標識16と、ランク2の透視標識の位置中の3〜5(4〜6でもよい)の位置における3個の透視標識16と、ランク3の標識の位置中の7〜11(8〜12でもよい)の位置における5個の透視標識16とを有する。クラス2の中間板は各ランクの透視標識の位置の全て、すなわち1〜12の位置全てに透視標識16を有する。
【0024】
従って、各ランクの上下2層の表面板と各クラスの1層の中間板との下記の表1に示す組み合わせにより構成されるグレード1〜6のガスケットG2においては、表1に示す数の透視部が表1に示す位置に形成される。この透視部の数によりガスケットG2のグレードが表示され、グレードを容易に識別することができる。
【0025】
【表1】
Figure 0004073542
【0026】
第2実施例のガスケットG2においても、図4及び図5に示した第1実施例の変形例と同じく、各ランクの表面板又は各クラスの中間板の透視標識の中の連続する位置にある透視標識を一体化し、連続する位置全体にわたり形成された拡大透視標識とすることができる。
【0027】
本発明は、表面板のランク数及び中間板のクラス数を更に拡張した、例えば2ランクの表面板と3クラスの中間板とからなる6グレードのガスケット或は3ランクの表面板と3クラスの中間板とからなる9グレードのガスケット等にも適用でき、ガスケットのグレードを表示する透視部を形成する透視標識を第1実施例、第2実施例と同様な手法により構成することができる。以下においては本発明を一般形式で表現し、これを説明する。
【0028】
本発明の積層金属ガスケットは一般形式で表現すれば次の通りである。すなわち、本発明のガスケットは、上下2層の表面板とこれらの間に積層された1層の中間板とを有する。上下2層の表面板にはm種のランクの種別があり、中間板にはn種のクラスの種別があり、これらの組み合わせによりガスケットにはm×n種のグレードがある。各ランクの表面板はランクの順序数のn倍の数の切欠き、透孔等の透視標識を有し、各ランクの透視標識は1、2、3の位置のような連続した位置に配置され、また、同一ランクの透視標識は同一の位置に配置され、かつ他のランクの透視標識の位置に重ならないように異なる位置に配置されている。
【0029】
クラスp(pは1〜nの整数)の中間板は、表面板の各ランクの透視標識の位置のそれぞれにおいて、各ランクの透視標識の数から(n−p)を減じた数の透視標識を連続した位置に有する。例えばpが1のクラス1の中間板においては、ランク1の透視標識の位置にランク1の透視標識の数nから(n−1)を減じた数すなわち1個の透視標識を有し、ランク2の透視標識の位置にランク2の透視標識の数2nから(n−1)を減じた数すなわちn+1個の透視標識を有し、ランク3の標識の位置に2n+1個の透視標識を有する。pが2のクラス2の中間板においては、ランク1の標識の位置に2個の透視標識を有し、ランク2の標識の位置にn+2個の透視標識を有する。クラスnの中間板においては各ランクの標識の位置全てに透視標識を有する。
【0030】
一般形式では上記のとおりに表現できる本発明の積層金属ガスケットにおいては、n(q−1)+pの順序数のグレードのガスケットは該順序数と同数の、ガスケットの厚さ方向に貫通する透視部を形成する。ただし、qは1〜mの整数、pは1〜nの整数である。例えばq=1、p=1のグレード1のガスケットは1個の透視部を有し、q=1、p=2のグレード2のガスケットは2個の透視部を有し、q=1、p=nのグレードnのガスケットはn個の透視部を有し、q=2、p=1のグレードn+1のガスケットはn+1個の透視部を有する。形成された透視部の数によりガスケットのグレードを表示でき、グレードが容易に識別される。
【0031】
各ランクの上下2層の表面板は他のランクの透視標識の位置に重ならない異なる位置に透視標識を有しているので、上下の表面板がランクを異にしている場合は透視標識を互いに塞ぎ、ガスケットの厚さ方向に貫通する透視部が1個も形成されない。これによって、異なるランクの表面板を上下に混用した誤りを容易に検出できる。
【0032】
上記説明した実施例においては、ガスケットは上下2層の表面板と1層の中間板とにより構成されるものとして説明したが、本発明のガスケットは、上下2層の表面板と同数のランクがある第二の中間板を追加し、かつ該第二の中間板が各ランクの上下2層の表面板と全く同じように透視標識を有するように構成することもできる。この場合、該第二の中間板と上下2層の表面板とは同じランクであるようにガスケットが構成される。このような第二の中間板を追加してもガスケットのグレード数は変わらず、また、形成される透視部の数も変わらない。上下2層の表面板と第二の中間板との中の何れかが誤って異なるランクのもので構成されている場合には、透視部が1個も形成されず、その誤構成を容易に検出できる。
【0033】
上記説明したとおり、本発明においては、上下2層の表面板及び第二の中間板には同じ数のランクがあり、本発明によるガスケットは上下2層の表面板が、また第二の中間板が存るときは第二の中間板も同じランク位のもので構成されるが、ランクが厚さの種別である場合でも、同一ランク位の上下の表面板及び第二の中間板が同じ厚さでなければならないことを意味するものではない。
【0034】
【発明の効果】
上記説明したとおり本発明による積層金属ガスケットにおいては、上下2層の表面板のランクと1層の中間板のクラスとの組み合わせによるガスケットのグレードが、各ランクの表面板、各クラスの中間板がそれぞれ備える透視標識の重なりによって形成されたガスケットの厚さ方向に貫通する透視部の数によって表示され、ガスケットのグレードが容易に識別できる。また、上下の表面板が誤って互いに異なるランクの表面板により構成されているときは透視部が1個も形成されないので、ガスケットの構成の誤りを容易に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のガスケットの平面図である。
【図2】第1実施例のガスケットの分解斜視説明図である。
【図3】第1実施例のガスケットの各ランクの表面板及び各クラスの中間板が有する透視標識の説明図である。
【図4】透視標識の変形例の説明図である。
【図5】透視標識の他の変形例の説明図である。
【図6】本発明の第2実施例のガスケットの各ランクの表面板及び各クラスの中間板が有する透視標識の説明図である。
【符号の説明】
11、12 表面板
13 中間板
16 透視標識
17 透視部
18 拡大透視標識

Claims (7)

  1. 上下2層の表面板と1層の中間板とを有し、上下2層の表面板には2種のランクがあり、中間板には2種のクラスがあり、ガスケットに4種のグレードがある積層金属ガスケットであって、各ランクの表面板はランクの順序数の2倍の数の切欠き、透孔等の透視標識を連続した位置に備え、同一ランクの透視標識は同一位置にかつ他のランクの透視標識と重ならない位置に配置され、クラス1の中間板は、表面板のランク1の透視標識の位置に1個の透視標識を、ランク2の透視標識の位置の連続した位置に3個の透視標識を備え、クラス2の中間板は表面板の各ランクの透視標識の位置の全部に透視標識を有することを特徴とする積層金属ガスケット。
  2. 上下2層の表面板と1層の中間板とを有し、上下2層の表面板には3種のランクがあり、中間板には2種のクラスがあり、ガスケットに6種のグレードがある積層金属ガスケットであって、各ランクの表面板はランクの順序数の2倍の数の切欠き、透孔等の透視標識を連続した位置に備え、同一ランクの透視標識は同一位置にかつ他のランクの透視標識と重ならない位置に配置され、クラス1の中間板は、表面板のランク1の透視標識の位置に1個、ランク2の透視標識の位置の連続した位置に3個、ランク3の透視標識の位置の連続した位置に5個の透視標識を有し、クラス2の中間板は表面板の各ランクの透視標識の位置の全部に透視標識を有することを特徴とする積層金属ガスケット。
  3. 上下2層の表面板と1層の中間板とを有し、上下2層の表面板にはm種のランクがあり、中間板にはn種のクラスがあり、ガスケットにm×n種のグレードがある積層金属ガスケットであって、各ランクの表面板はランクの順序数のn倍の数の切欠き、透孔等の透視標識を連続した位置に備え、同一ランクの透視標識は同一の位置にかつ他のランクの透視標識に重ならない位置に配置され、第p(pは1〜nの整数)クラスの中間板は表面板の各ランクの透視標識の位置それぞれにおいて、各ランクの透視標識の数から(n−p)を減じた数の透視標識を連続した位置に有することを特徴とする積層金属ガスケット。
  4. 表面板の各ランクの連続した位置にある透視標識が一体化され、連続する位置全体にわたる拡大透視標識に形成されている請求項1、2又は3に記載の積層金属ガスケット。
  5. 中間板の各クラスの連続した位置にある透視標識が一体化され、連続する位置全体にわたる拡大透視標識に形成されている請求項1、2又は3に記載の積層金属ガスケット。
  6. 更に、表面板と同数のランクがあり、表面板と同様に透視標識を有する第二の中間板を積層し、該第二の中間板と表面板とが同じランクである請求項1、2又は3に記載の積層金属ガスケット。
  7. ランク、クラス及びグレードが厚さの種別である請求項1、2又は3に記載の積層金属ガスケット。
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