JP4072946B2 - 微細部品の組立方法及び組立装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、インクジェット印字ヘッド構成部品の高精度組立技術に関するものであり、微細部品を高精度で組立てることができ、接合位置不良品の発生を防止し、組立て工程の歩留を向上させることができるものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
いわゆるインクジェット方式の印字ヘッドを用いて画像を記録するプリンタ、ファクシミリ、コピー等の画像機器装置が増えている。インクジェットヘッドには、種々の構造のものが知られているが、これらは基本的には、インク滴を吐出するための複数のノズルと、各ノズルに対応して設けられた電気機械変換素子や、発熱抵抗体などのアクチュエータとを備えており、各ノズルに対応したアクチュエータが選択的に作動することにより、記録信号に応じたインク滴をノズルより吐出し画像を形成するものである。
【0003】
インクジェットヘッドの1つの例として、基板上に複数の圧電素子を設け、この圧電素子に振動板の変位部を接合し、この振動板と液室を形成するための流路板を接合し、この流路板上に、振動板の変位部に各ノズルが対応するように、ノズル板を接合し、圧電素子を駆動することにより、振動板を介して液室内のインクを加圧し、ノズル板のノズルからインクを吐出させるようにしたものがある。このような、インクジェットヘッドにおいて、高密度、高品質記録を行うためには、インクジェットヘッドを構成する部品、ノズル板、流路板、振動板、圧電素子等の各微細部品を高精度に組立てる必要がある。そして、これらの高精度組立を実現するための組立装置が種々提案されている。しかしそのいずれにおいても高精度の組立てを実現するのに長時間を要し、そのために生産性が低下するという問題がある。
【0004】
ところで、生産性を向上することを目的とするものの一例として、特開平5−293727号公報に記載された「工程分割型組立装置における物品組立方法」がある。このものは、第1ステーションで、第1部材が供給され、第2ステーションで、前記第1部材が配置された第1の位置検出手段でその位置を計測し、その後、第2部材を第1部材上に供給するものであり、上記第1の部材と第2の部材が第2ステーションから第3ステーションに移動する間に、上記第1部材の計測結果をもとに、第3のステーションに配置された第2の位置検出手段の位置を、上記第2の部材の位置を計測するために、毎回、第2の位置検出手段を移動させるものである。このものでは、位置計測用の検出手段が、第1の検出手段と第2の検出手段という2系統の検出系を用いて部材の位置調整を行うもので、2つの部品を直接計測するのではなく、校正部品を使用して2系統の検出手段の位置関係を把握して、間接的に部材を調整するものであるため、部材どうしの位置関係はステーションをまたがって、間接的に検出される。したがって、高い組立精度が確保されない可能性があり、また、第1部材の位置に合わせて、毎回、第2の位置検出手段を移動させるため、検出手段移動による検出誤差が発生し、組立精度が確保できないという問題がある。
【0005】
さらに、従来技術として、特開平10−277853号公報に記載された「微細部品の組立装置」があり、このものは、部品を供給する第1ステーションと、接着剤を塗布する第2ステーションと、2つの部品を接合する第3ステーションと、接合した組立物を排出する第4ステーションを順次配置し、第2ステーションに、位置検出手段と、接着剤塗布位置に位置決めする位置決め手段を備え、第3ステーションに、他方の微細部品を吸着して保持する保持手段と、この保持手段を他方の部品供給側との間で往復移動させる移動機構部と上記2つの部品が位置計測可能な位置検出手段と、その結果に基づいて一方の部品の位置を調整する位置調整手段を具備しているものである。このものは、2つの部品を同時に撮像可能な位置検出手段を具備し、1つの部品を基準として、他方の部品を位置調整することにより高精度な組立を実現しているものである。しかし、このものは、接着剤塗布手段にスクリーン印刷方式を採用しており、ある一定期間ごとに、接着剤の交換、スクリーンの清掃、及びスクリーンの交換等のメンテナンスが必要であり、メンテナンス期間中は、装置がダウンしていまい、装置全体としての稼働率が下がるので、生産性が低いという問題がある。
【0006】
これらの問題に対応するものとして、公知ではないが、先行技術として特願2002−063770号明細書に記載されている「微細部品の組立方法並びに組立システム」があり、これは次のとおりのものである。
このものは、部品投入排出ステージと接着剤塗布ステージと接合ステージと搬送手段及び制御装置を有し、部品投入排出ステージには接合する2種類の部品をそれぞれ投入する部品供給手段と、上面に接着剤を塗布した第2の部品を一定量貯蔵するバッファ手段と、接合完了後の完成品を排出する排出手段を有し、接着剤塗布ステージは、仮位置決め手段と接着剤塗布手段を有し、仮位置決め手段は移動自在な駆動機構を有し、上面に接着剤を塗布する第2の部品を仮位置決めして保持し、接着剤塗布手段は、仮位置決め手段で保持された部品の接着剤塗布面に接着剤を塗布するものであり、その接合ステージは、位置調整・接合手段と位置検出手段と仮止め手段を有し、位置調整・接合手段は、水平方向と垂直方向の駆動軸を有する駆動機構と、駆動機構の上面に設けられ、接着剤を塗布した第2の部品を保持する下部品投入部と、他方の部品を保持する上部品投入部を有し、接合する2種類の部品の位置をそれぞれ別個に調整し、位置検出手段は接合する2種類の部品にそれぞれ設けられた位置検出用基準マークを検出し、仮止め手段は位置調整・接合手段の上部品投入部に保持された第1の部品を仮止めし、
搬送手段は部品投入排出ステージと接着剤塗布ステージと接合ステージの間で各部品と接合された完成品を移動し、
制御装置は、位置検出手段で検出した仮止め手段に保持された部品の位置検出用基準マークの検出情報により接着剤を塗布した部品の初期位置を演算して初期位置を再設定し、位置検出手段で検出した2種類の部品の位置検出用基準マークの検出情報により、接着剤塗布した部品の位置を補正する。
【0007】
そして、この微細部品の組立装置は、バッファ手段により、印刷機のダウンタイムをカバーし、また、位置検出手段で検出した仮止め手段に保持された部品の位置検出用基準マークの検出情報により接着剤を塗布した部品の初期位置を演算して初期位置を再設定することにより、初期位置でマークを検出できないことによるアライメントエラーと、そのリカバリーのためのダウンタイムをなくし、確実にアライメントすることにより、歩留を向上させことができるものである。
【0008】
しかし、上記先行技術の「微細部品の組立方法並びに組立システム」では、加圧接合後の部品ずれを検出していないため、接合前は規定値内でアライメントした2種類の部品が、接合後にずれている可能性があり(例えば、最大で50μm程度のずれを生じる場合がある)、このために接合不良品となり、その結果、組立工程の歩留が低下するという問題がある。
また、その不良品を後工程に流してしまうと、後工程での正常な他の部品まで無駄に使うことになり、さたに、次の検査工程まで部品を無駄に使用することとなり、トータルとして歩留が低下するという問題がある。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−293727号公報
【特許文献2】
特開平10−277853号公報
【特許文献2】
特願2002−063770号明細書
【0010】
【解決しようとする課題】
この発明は、上記先行技術の問題を解消することを目的とし、PZT方式印字ヘッドを構成する微細部品を高精度で組立て、信頼性の高いPZT方式印字ヘッドを提供でき、また、生産性の高い微細部品の組立方法および組立装置を提供することをその課題とするものである。
この課題を、主な請求項に対応させて整理すれば次のとおりである。
【0011】
【課題1】
(請求項1、請求項6に対応)
課題1は、加圧接合後の完成品の位置ずれ量を検査し、その検査結果を完成品に付加することにより、後工程への不良品の流出を防ぎ、トータル歩留を向上させることである。
【0012】
【課題2】
(請求項2、請求項7に対応)
課題2は、接合検査工程において、検査結果が接合位置不良の場合には、前記制御工程において演算された2種類の部品の加圧後の位置ずれ量を補正量として、前記第2の部品を再位置調整することにより、加圧によるずれ量までも補正することにより、位置ずれによる不良品を排除し、歩留を向上させることである。
【0013】
【課題3】
(請求項3、請求項8に対応)
課題3は、第1の部品と第2の部品に加えられる規定の接合加圧力を減圧してから、前記第2の部品を再位置調整し、再位置調整完了後に再び規定値まで加圧接合することにより、接合圧力による第1の部品の位置ずれを防止し、2種類の部品を確実に再位置調整することにより、位置ずれによる不良品を排除し、歩留を向上させることである。
【0014】
【課題4】
(請求項4、請求項9に対応)
課題4は、加圧接合直後の誤差量をメモリーし、誤差量の平均化処理をして接合オフセット値を自動的に算出し、前記位置調整工程において、第1の部品と第2の部品を、前記接合オフセット値だけオフセットさせて位置調整することにより、加圧後のずれ量を予測して接合前の位置調整を行うことにより、接合後の位置ずれを小さくすることで、再位置調整時間を短縮することができ、タクトを短くし、歩留を向上させることである。
【0015】
【課題解決のために講じた手段】
【解決手段1】
(請求項1に対応)
解決手段1は上記課題1を解決するための、組立方法に関する手段であり、第1の部品と第2の部品のそれぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて該部品の位置調整を行い、前記2つの部品を接着接合する組立方法であり、
第1の部品の位置検出基準を検出する第1の部品位置検出工程と、
上記第1の部品の位置検出情報をもとに、第1の部品の初期セッティング位置のずれ量を算出し、上記第2の部品の検出初期位置を上記第1の部品のずれ量分だけ変更する検出初期位置再設定工程と、
上記第2の部品の変更された検出初期位置に基づいて、第2の部品の位置を調整し位置決めする位置決め工程と、
上記第1の部品の位置検出用基準マークを通して、上記第2の部品の位置検出用基準マークを検出し、2種類の部品の位置検出用基準マークの検出情報により、第2の部品の位置を補正する制御工程を具備する微細部品の組立方法を前提として、次の(イ)〜(ハ)によるものである。
(イ) 上記第1の部品の位置検出用基準マークが円形の貫通孔であり、第2の部品の位置検出用基準マークが前記円形の貫通孔より小さい六角形の有底孔であり、前記2種類の部品の位置検出用基準マークを、第1の部品と第2の部品を加圧接合中に再度検出し、
(ロ) 前記制御工程により接合後の2種類の部品の位置ずれ量を再演算し、
(ハ) その演算結果から接合検査を行う接合検査工程を具備すること。
【0016】
【作用】
2種類の部品が位置検出用基準マークを備えているので、接着のための加圧後、これらの位置検出用基準マークを光学的に検出し、演算して、その相対位置のずれ量を求める。この相対的な位置ずれ検査により、その位置ずれ量を検出し、接合位置の良否を判別するとともに、接合工程において必要な位置修正を行うことにより、2種類の部品の接合位置精度が確実に高められる。
したがって、接合位置不良による不良品の発生が防止され、接合工程の歩留が向上する。
【0017】
【実施態様1】
(請求項2に対応)
実施態様2は、上記課題2を解決するもので、上記解決手段1の上記接合検査工程において、検査結果が接合位置不良の場合には、前記制御工程において演算された2種類の部品の加圧後の位置ずれ量を補正量として、上記第2の部品を再補正する再位置調整工程を具備することである。
【作用】
再位置調整工程を備えているので、検査工程において接合位置不良の場合には、前記制御工程において演算された2種類の部品の加工後の位置ズレ量を補正量として、前記第2の部品を再位置調整することにより、接合工程の歩留まりが向上する。
【0018】
【実施態様2】
(請求項3に対応)
実施態様2は、上記課題3を解決するもので、上記実施態様1の上記再位置調整工程において、第1の部品と第2の部品に加えられる規定の接合加圧力を減圧してから、上記第2の部品を再位置調整し、再位置調整完了後に再び規定値まで加圧接合することである。
【作用】
接合加圧力を減圧してから、前記第2の部品を再位置調整することにより、第1の部品と第2の部品間に作用する摩擦力を小さくしてから、再位置調整することにより、第1の部品の再位置調整時に作用する摩擦力による位置ズレが防止され、接合工程の歩留まりが向上する。
【0019】
【実施態様3】
(請求項4に対応)
実施態様3は、上記課題4を解決するもので、上記実施態様2の再位置調整工程において、加圧接合直後の第1の部品と第2の部品との位置ずれ量をメモリーし、該位置ずれ量の平均化処理をして接合オフセット値を自動的に算出し、部品を接合する前の上記位置決め工程において、第1の部品と第2の部品を、前記接合オフセット値分だけオフセットさせて位置調整することである。
【作用】
加圧後の位置ずれ量をそれまでの位置ずれ量に基いて平均化処理し、そのずれ量を接合前の位置合わせオフセット値として位置合わせしてから接合することによって、狙いの位置に位置合わせさせるための、接合後の再位置調整を省略できる場合があり、これにより、接合工程のタクトが短縮される。
【0020】
【実施態様4】
(請求項5に対応)
実施態様4は、上記解決手段1、実施態様1乃至実施態様3のいずれかについて、その第1の部品の位置検出用基準マークと第2の部品の位置検出用基準マークとを第1の部品側から撮像してそれぞれの位置を検出するとき、第2の部品の位置検出用基準マークが第1の部品の位置検出用基準マークに内在する形状であることである。
なお、上記の「内在」は、上記加圧接合中での位置ずれ量が予想される最大値であっても、第2の部品の位置検出用基準マークが第1の部品の位置検出用基準マークに内在することであり、また上記「形状」はその形およびサイズを意味する。
【作用】
第1の部品の位置検出用基準マークと第2の部品の位置検出用基準マークとを第1の部品側から撮像してそれぞれの位置を検出するとき、第2の部品の位置検出用基準マークが第1の部品の位置検出用基準マークに内在する形状であるので、第1の部材は不透明であるにもかかわらず第1の部品の位置検出用基準マークを通して第2の部品の位置検出用基準マークが撮影され、第1の部品の位置検出用基準マークと第2の部品の位置検出用基準マークが同一画像に取り込まれる。
そして、第2の部品の位置検出用基準マークが第1の部品の位置検出用基準マークに内在する形状であるので、両基準マークが異なる画像として確実に識別される。
したがって、上記加圧接合中での位置ずれ量が、予想される最大値であっても、上記両位置検出用基準マークが一つの画像内において互いに別個の映像でとらえられ、画像処理によってそれぞれの位置を正確に検出することが可能である。
【0021】
【解決手段2】
(請求項6に対応)
解決手段2は、上記課題1を解決するための、組立装置(解決手段1の組立方法を実施するための装置)に関する手段であり、
第1の部品と第2の部品それぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて部品の位置調整を行い、上記2つの部品を接着接合する組立装置であり
部品投入排出ステージと接着剤塗布ステージと接合ステージと搬送手段及び制御装置を有し、
上記部品投入排出ステージは接合する2種類の部品をそれぞれ投入する部品供給手段と、上面に接着剤を塗布した第2の部品を一定量貯蔵するバッファ手段と、接合完了後の完成品を排出する排出手段を有し、
上記接着剤塗布ステージは、仮位置決め手段と接着剤塗布手段を有し、前記仮位置決め手段は移動自在な駆動機構を有し、上面に接着剤を塗布する第2の部品を仮位置決めして保持するものであり、上記接着剤塗布手段は、上記仮位置決め手段で保持された部品の接着剤塗布面に接着剤を塗布するものであり、
上記接合ステージは、位置調整・接合手段と位置検出手段と接合上ステージを有し、上記位置調整・接合手段は、水平方向と垂直方向の駆動軸を有する駆動機構と、駆動機構の上面に設けられ、接着剤を塗布した第2の部品を保持する下部品投入部と、第1の部品を保持する上部品投入部を有し、接合する2種類の部品の位置をそれぞれ別個に調整するものであり、上記位置検出手段は接合する2種類の部品にそれぞれ設けられた位置検出用基準マークを検出するものであり、上記接合上ステージは第1の部品を吸着保持する吸着手段と仮止め手段を有し、この仮止め手段は上記吸着手段に吸着保持された第1の部品と、位置調整・接合手段の下部品投入部に保持された第2の部品を仮止めするものであり、
上記搬送手段は部品投入排出ステージと接着剤塗布ステージと接合ステージの間で各部品と接合された完成品を移動させるものであり、
上記制御装置は、接合上ステージの吸着手段に吸着保持された第1の部品の位置検出情報により、該第1の部品の初期セッティング位置のずれ量を演算し、このずれ量により第2の部品の検出初期位置を再設定し、この再設定された検出初期位置に基づいて、第2の部品の位置を調整して位置決めし、上記第1の部品の位置検出用基準マークを通して、上記第2の部品の位置検出用基準マークを検出し、2種類の部品の位置検出用基準マークの検出情報により、第2の部品の位置を補正する微細部品の組立装置を前提として、次の(イ),(ロ)によるものである。
(イ) 上記第1の部品の位置検出用基準マークが円形の貫通孔であり、第2の部品の位置検出用基準マークが前記円形の貫通孔より小さい六角形の有底孔であり、上記第2の部品の位置の補正完了後に、上記位置調整・接合手段により第1の部品と第2の部品を加圧接合中に、前記2種類の部品の位置検出用基準マークを再度検出し、
(ロ) 上記制御装置により接合後の2種類の部品の位置ずれ量を演算し、2種類の部品の接合検査を行う接合検査手段を備えること。
【0022】
【実施態様1】
(請求項7に対応)
実施態様1は、上記課題2を解決するもので、解決手段2の上記接合検査手段が、接合位置不良の場合には、前記制御装置において演算された2種類の部品の位置ずれ量を補正量として、前記位置調整・接合手段により、前記第2の部品を再位置調整する再位置調整手段を備えることである。
【0023】
【実施態様2】
(請求項8に対応)
実施態様2は、上記課題3を解決するもので、上記実施態様1の上記再位置調整手段は、前記位置調整・接合手段により、規定の接合加圧力を減圧してから、前記接着剤を塗布した第2の部品を再位置調整し、再位置調整完了後に再び規定値まで加圧することである。
【0024】
【実施態様3】
(請求項9に対応)
実施態様3は、上記課題4を解決するもので、上記実施態様2の上記再位置調整において、加圧接合直後の第1の部品と第2の部品との位置ずれ量をメモリーし、該位置ずれ量の平均化処理をして接合オフセット値を自動的に算出し、部品を接合する前の上記位置決め工程において、第1の部品と第2の部品を、上記接合オフセット値分だけオフセットさせて位置調整する自動オフセット設定手段を具備することである。
【0025】
【実施の形態】
まず、図1〜図4を参照しながらPZT方式印字ヘッドの概要を説明する。
図1に示すように、PZT方式印字ヘッド1は、駆動ユニット3と、この駆動ユニット3に接合した液室ユニット2とを備えている。上記駆動ユニット3は、基板15上に複数の圧電素子駆動部(以下駆動部)14a及び支柱部14bを交互に配設しているものであり、これらの駆動部14a及び支柱部14bは所定の間隔をおいて、基板15に接合している。また、液室ユニット2は、図3に示すように、インク滴を吐出する複数のノズル40を有するノズル板11と、図2に示すように、ノズル40に対応した液室30が形成されている流路板12と、液室30に対応し、かつ駆動ユニット3の駆動部14aの振動を液室に伝える振動板13から形成されている。液室ユニット2を構成するノズル板11と流路板12、及び振動板13と流路板12は、流路板上面に接着剤16を塗布し、接着剤16を介して接合している。
【0026】
液室ユニット2には図示しないインク供給機構によりインクが供給され、液室30にインクが供給される。そして、駆動ユニット3の各圧電素子駆動部14a及び支柱部14b上面に接着剤16を介して液室ユニット2を接着接合している。この駆動ユニット3の圧電素子駆動部14aを選択的に駆動することにより、液室ユニット2のノズル40からインク滴が吐出される。そして、高品質なインク吐出による印字ヘッドを製作するためには、前記液室ユニット2を構成するノズル板11と流路板12、及び振動板13と流路板12、そして該液室ユニット2と駆動ユニット3を接着剤16を介して高い精度で接合させることが必要である。
ここで、印字ヘッドの品質を左右するヘッドの高精度組立に関して、図2〜4を用いて、ノズル板11と流路板12の位置調整方式を説明する。
【0027】
図2に示すように流路板12の両端には、位置検出用基準マーク22aが形成されている。一方、図3から分かるように、ノズル板11の両端にも、位置検出用基準マーク21が形成されていて、こちらは貫通穴となっている。そして、これらの基準マークを検出し、それぞれの重心が互いに合致するように、ノズル板11と、流路板12の位置誤差量をXYθ補正する。この例では、ノズル板11(以下振動板13の場合も同様である)の位置を基準として、流路板12の位置をXYθ補正しているが、逆にノズル板11側を補正するようにしてもよい。そして、位置補正完了後に、Z軸方向に加圧接合し、接合後は、図4に示すように、両端のノズル板の位置検出用基準マーク21の中に、流路板12の位置検出用基準マーク22aが高精度に位置合わせされる。また、流路板12と振動板13も、前記ノズル板11と流路板12と同様の基準マーク構成となっており、位置調整方式も同様である。
この例では、位置検出用基準マーク22aと21は、同心円上に配置されるように設定しているため、このノズル板の位置検出用基準マーク21は、流路板12の位置検出用基準マーク22aより大径に形成している。しかし、必ずしも位置検出用基準マーク22aと21は、同心円上に配置される必要はなく、上方からのカメラ(撮像手段)で撮像したときに、両基準マークが検出可能な位置に配置され、その基準マーク間の位置関係(オフセット)が明確になっていれば良い。
【0028】
また、上部品のノズル板11及び振動板13の貫通穴21,23に、下部品である流路板12の基準マーク22a,22bを配置するアライメント方法においては、上部品であるノズル板11あるいは振動板13の貫通穴21,23を通して、下部品である流路板12の基準マーク22a,22bを検出するため、もし、上部品のノズル板11、振動板13に隠れて、下部品の流路板12の基準マーク22a,22bが検出できない場合はリカバリーは不可能ではないが、生産性が大幅にダウンすることになる。確実に、上部品を通して下部品の基準マークを検出するためには、部品マークサイズの関係と、部品の初期相対位置精度が重要である。しかし、部品マークサイズの大きさにあまり差があると、検出分解能が低下するために、十分な組立精度を確保することができなくなる。また、上部品を最適な位置にセッティングするようにXYθ調整手段を具備することも考えられるが、それでは、設備コストが極めて高くなるため実用的でない。同様に、初期セッティング前にそれぞれの部品の基準マークを検出してから投入位置を演算する方法も採り得るが、この場合は、初期位置検出工程が付加されるため、タクトが長くなり、生産性が低下する。
【0029】
この装置においては、部品のマークサイズに適度な差をつけるとともに、上部品の位置を検出し、その位置に合わせて、毎回流路板12の投入位置を、位置調整手段によって調整するようにしている。そうすることにより、部品の初期相対位置精度を確保し、確実に基準マーク検出ができることになる。
【0030】
印字ヘッド1を組立てる組立装置100は、図5に示すように、部品投入排出ステージ50と接着剤塗布ステージ91と接合ステージ90と搬送手段65及び制御装置66を有する。
この発明の微細部品の組立装置は、振動板13と流路板12の、それぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて部品の位置調整を行い、これらの部品を接着接合する組立装置であって、図5、図6に示すように、上記部品投入排出ステージ50は、振動板供給手段51,52と、流路板供給手段53,54と、流路板12に接着剤16を塗布する接着剤塗布手段58と、接着剤16を塗布した流路板12を一定量貯蔵するバッファ手段57と上記2部品の接合完了後の完成品を排出する排出手段55,56を有している。
【0031】
上記接着剤塗布ステージ91は、仮位置決め手段59と清掃手段60と接着剤塗布手段58とメンテナンス手段67を有する。仮位置決め手段59は、水平方向であるXY軸と垂直方向であるZ軸の3軸機構を有するものであり、接着剤16を塗布する流路板12を仮位置決めする。清掃手段60は、流路板12の接着剤塗布面の異物等を除去するものであり、図8に示すように、静電除去機能を有する清掃前処理手段75と異物を吸引する吸引手段70とを有する。吸引手段70は、流路板12の接着剤塗布面と僅かな間隙をもって対向した複数の吸引孔を有する吸引ノズル71と、吸引ノズル71に接続する真空ポンプまたは排風機等の吸引駆動手段74と、吸引動作の切り替えを行う切替弁73及び吸引ノズル71より吸引されたごみ等の異物を捕獲するフィルタ72を有する。
【0032】
上記接合ステージ90は、振動板13と流路板12を仮止めするための仮止め接着剤を塗布する仮止め用接着剤塗布手段62と、振動板の位置検出用基準マーク23及び流路板の位置検出用基準マーク22bを検出する位置検出手段63と、位置検出結果に基づいて流路板12の位置を調整する位置調整・接合手段61と、上記仮止め用接着剤を硬化させて前記2部品を仮接着する仮止め手段64とを有する。
【0033】
位置調整・接合手段61は、水平方向であるXY軸と、垂直方向であるZ軸と旋回軸であるθ軸を有する駆動機構81と、駆動機構上面に設けた下部品投入部61aと、上部品投入部61bを有し、振動板13と流路板12の仮位置決めをする。
【0034】
位置検出手段63は、2視野で、かつ焦点深度が深い光学系であり、接合上ステージ80の上部に配置され、振動板の位置検出用基準マーク23及び流路板の位置検出用基準マーク22bを検出する。接合上ステージ80は、上部品吸着手段と仮止め手段64を有し、中央部には透視窓を有しており、振動板13を吸着固定し、流路板12とのアライメントが完了し、接合された後、仮止め手段64により、振動板13と流路板12を仮止め固着する。
搬送手段65は、部品投入排出ステージ50と接合ステージ90と接着剤塗布ステージ91の間で流路板12と振動板13と完成品を移動させる。
そして、制御装置66で組立装置100の動作を制御する。
【0035】
次いで、組立装置100で、振動板13と流路板12を接合して組立てる動作を説明する。まず、部品供給手段に関して、振動板13は複数部品を搭載したトレイにより振動板供給手段51に、また、流路板12は流路板供給手段53にそれぞれ投入される。ここで、図7の部品供給工程の検出工程と判別工程とトレイ供給工程の手順を示す図を参照して説明する。各トレイには、各部品に対応した識別マークが設定されている。部品供給手段は、この識別マークを振動板トレイ検出手段51aにより検出して、振動板トレイ識別手段51bにより、トレイの引き込みを判断し、トレイ供給手段51cにより、トレイを装置内に引き込む。この識別マーク及び検出手段としては、CCDカメラによるマーク認識、バーコード、IDプレート、センサによるバイナリコード等、全体システムとの適合性のよいものを選択すれば良い。
【0036】
また、図7に示すように、振動板13に関して、第1の振動板供給手段51と、第2の振動板供給手段52の、少なくとも2つ以上の供給手段を配設している。第2の振動板供給手段52は、第1の振動板供給手段51と同様に、識別マークを振動板トレイ検出手段52aにより検出して、振動板トレイ識別手段52bにより、トレイの引き込みを判断し、トレイ供給手段52cにより、トレイを装置内に引き込むようになっている。したがって、第1の振動板供給手段51での振動板がなくなると、次に待機した第2の振動板供給手段52から振動板が供給される。これによって、トレイ交換によるシステムダウンを排除し、組立装置の稼働率を向上させることができる。
同様に、流路板12に関しても、第1の流路板供給手段53と、第2の流路板供給手段54とを配設している。
また、完成品の排出手段に関しても、第1の完成品排出手段55と、第2の完成品排出手段56を配設し、それぞれには、トレイ検出手段と識別手段と排出手段を具備し、前記供給手段と同様の手順で動作し、トレイ交換による完成品排出の滞留を排除している。
【0037】
供給手段により供給された流路板12は、搬送手段65により接着剤塗布手段58の仮位置決め手段59に移載され、接着剤塗布用の仮位置決めをされる。仮位置決め手段59に移載された流路板12は、仮位置決めされた後、清掃手段60の下を通過して、塗布部に搬送される。部品の接着剤塗布面に異物がある場合は、所望の塗布領域に接着剤が塗布されないなどの理由から接合不良となる場合があるので、これを防止するために、清掃手段60の下を通過する間に、部品の接着剤塗布面を清掃する。
【0038】
清掃手段60は、図8に示すように、静電除去機能を有する清掃前処理手段75と接着剤の塗布面の異物等を吸引する吸引手段70からなり、当該吸引手段70は、部品塗布面に僅かな間隙をもって対向配置した複数の吸引孔を有する吸引ノズル71と、前記吸引ノズルに接続する真空ポンプ又は排風機74と、前記吸引動作の切替を行う切替弁73と、前記吸引ノズルより吸引されたゴミ等の異物を捕獲するフィルター72で構成されている。
【0039】
接着剤塗布手段58で、接着剤16を塗布した流路板12は、搬送手段65により、バッファ手段57に移載される。バッファ手段57には、複数個の接着剤塗布済みの流路板12が貯蔵されており、その投入排出は先入れ先出し(FIFO)制御で行われる。前記流路板12のバッファ手段57での貯蔵数は、上記接着剤塗布手段58のメンテナンスによる塗布工程のダウン時間をカバーできる数量である。また、前記接着剤塗布手段58のメンテナンスを容易にするように、メンテナンス手段67を具備している。つまり、本組立装置は、接着剤塗布手段58がメンテナンス中であっても、バッファ手段57に貯蔵された部品を使用した自動運転が可能であり、これにより組立装置の稼働率が高められる。
搬送手段65は、前記バッファ手段57から接着剤塗布済みの流路板12を取り出し、また、振動板供給トレイから振動板13を取り出し、位置調整・接合手段61上に移動させ、接着剤塗布済みの流路板12を流路板投入部61aに移載する。そして流路板投入部61aに移載された流路板12は仮位置決め手段で仮位置決めされる。同様に振動板13は振動板投入部61bに移載され、振動板投入部61bに移載された振動板13は仮位置決め手段で仮位置決めされる。
【0040】
位置調整・接合手段61上の振動板13と接着剤塗布済みの流路板12は、位置調整・接合手段61によって、接合ステージ90内部に搬送される。
振動板13は、位置検出手段63と同じベース上に配置された接合上ステージ80(図6)に移載され、位置検出手段63により、振動板の位置検出用基準マーク23の位置を検出し、その位置を、制御装置66にメモリーするとともに、その後の流路板12の投入位置を演算し、位置データをセットする。位置演算の方法は、マークセンターにおいてXYθ位置補正を行う方法と同じ方法である。
振動板の位置検出用基準マーク23の検出結果から算出される振動板13の初期セッティング位置のセンターずれ量が、(Δx,Δy,Δθ)であると算出されると、この結果により、流路板12の検出初期位置(x,y,θ)は(x+Δx,y+Δy,θ+Δθ)に再設定される。
次に、接着剤塗布済みの流路板12は、仮止め用接着剤塗布手段62により、仮止め用接着剤が塗布され、XYθZ軸を具備する位置調整・接合手段61により、先に振動板の位置検出用基準マーク23の検出結果から算出された流路板の検出初期位置(x,y,θ)に搬送される。
【0041】
この流路板の検出初期位置(x,y,θ)は、先に検出した振動板13の初期セッティング位置を検出した結果から、マークセンター基準でずれ量を演算し、補正量(Δx,Δy,Δθ)を算出し、毎回、検出初期位置を(x+Δx,y+Δy,θ+Δθ)に変更し、流路板12を位置決めする。そうすることにより、流路板12は、振動板13に対して、流路板の流路板投入部61aでの仮位置決め精度で位置決めでき、振動板の位置検出用基準マーク23を通して、流路板の位置検出用基準マーク22bを確実に検出できる。
振動板の位置検出用基準マーク23を通して、流路板の位置検出用基準マーク22bを検出手段63で検出したら、上記振動板の位置検出用基準マーク23との位置誤差量を演算し、当該誤差量が所定の位置誤差量(例えば、5μm)を超えている場合には、位置調整・接合手段61により、振動板の位置検出用基準マーク23を基準として、流路板の位置検出用基準マーク22bの位置をXYθの3軸方向で補正する。
【0042】
また、振動板13と流路板12は、僅かな間隙をもって位置決めされているが、撮像手段63は、2視野で、かつ焦点深度が深い光学系であり、振動板13、及び流路板12を撮像する際には、撮像手段63及び部品を移動させなくても撮像可能な光学系であるため、撮像手段63や部品を移動することによる位置検出誤差は発生せず、したがって、高精度の位置検出が可能である。
また、従来流路板に接着剤を塗布する際には、前面に接着剤を塗布していたために、流路板の位置検出用基準マーク22bにも接着剤がかかり、画像上では、流路板の位置検出用基準マーク22bであるか、接着剤であるかの判別が困難であり、基準マークの検出精度が低下するという問題がある。そこで、図9に示すように、流路板の位置検出用基準マーク22bの近傍に、接着剤非塗布領域31を形成することにより、流路板の位置検出用基準マーク22bのコントラストが鮮明となり、正確な位置検出が可能となる。
【0043】
この例では位置調整・接合手段61の軸構成をXYθZ軸構成としたために、流路板12の位置補正をかけたが、XYθの補正が出来れば、XYθの各軸を分離した軸構成でもよい。また、ステージとしてUVWステージを使用しても良い。
このようにして、振動板13と流路板12の上記位置誤差量が規定値以内に位置補正完了すると、位置調整・接合手段61のZ軸を上昇させ、接合上ステージ80に吸着された振動板13の下面に流路板12を当接させ、規定圧力まで加圧する。Z軸は、位置決め自在の機構であり、振動板13と流路板12を所望の圧力で加圧接合することが可能である。
従来、振動板13と流路板12は、規定のギャップを設けて、振動板13の位置を基準に、流路板12を位置調整して、加圧接合する方式を採用していた。しかし、どんなに高精度に流路板12を位置調整しても、接合時には、振動板13と流路板12が接着剤16を介して、接触し、加圧することにより、2種類の部品の位置関係が、初期のアライメント状態からずれて位置ずれが生じる。規定値以内の位置ずれであれば問題ないが、規定値(例えば、5μm)から大きくずれた場合には不良品となる。そして、これをそのまま後工程に流してしまうと、それに付随する部品は全て無駄になってしまい、その結果、トータルとしての歩留が低下することになる。
【0044】
そこで、図10の組立フローに示すように、接合加圧後に、振動板13と流路板12の位置を再び検出し、制御装置においてその位置ずれを演算し、位置ずれ量が規定値(例えば、5μm)を越えている場合は、それに検査NGのフラグを付加する。
なお、位置ずれの検出は次のようにして行われる。すなわち、重なった振動板13の位置検出用基準マーク23(円形の貫通孔。図3の基準マーク21と同じ)と流路板12の位置検出用基準マーク22b(六角形の有底穴、図2参照)を位置検出手段63で撮影する。このとき、流路板12の位置検出用基準マーク22bは、上記振動板13の位置検出用基準マーク23よりも小さく、撮像内において位置検出用基準マーク23の映像に完全に内在する(図4はノズル板11と流路板12の位置検出用基準マークの重なり具合を示しているものであるが、振動板13と流路板12の位置検出用基準マークの重なり具合も同じであるので、両基準マーク23と22bとの内在関係については図4を参照されたい)ので、その各画像を各基準マーク23,22bの形状の違いで認識し、その画像の重心位置を求めて、両基準マーク23,22b間の位置ずれ量を演算して求める。
なお、上記両基準マークの形状の違いについては、例えば両方を円形にすることもでき、その場合は貫通孔と有底穴の直径の違いによって形状の違いを認識するようにすればよい。
【0045】
上記のように検査NGのフラグを付加することで後工程への不良品の流出が止められるが、それでも、接合位置不良が減少しない限り、組立工程の歩留は向上しないので、図11の組立フローに示すように、振動板13と流路板12は、規定のギャップを設けて、振動板13の位置を基準に、流路板12を位置調整し、加圧接合し、接合後の位置ずれを検査し、制御装置66においてその位置ずれを演算した後、位置調整・接合手段61において、流路板12の位置ずれ量を補正することにより、加圧による位置ずれを位置調整する。これで、従来なら不良品になるはずの完成品が、良品に修正されて組立てられる。
【0046】
図11の組立フローの場合、振動板13と流路板12は、規定の圧力で加圧された状態で、流路板12を補正することになる。またこの場合、振動板13は、接合上ステージ80に吸着保持され、流路板12も下部品投入部61aに吸着保持され、接合時は、振動板13と流路板12は、接着剤16を介して加圧されているために、この状態で流路板12の位置補正を行うと、振動板13と流路板12の間の摩擦力が働き、この状態で一番保持力の弱い振動板13と接合上ステージ80の吸着保持に抗して、振動板13の位置が初期位置よりもずれてしまうことがあった。この様に振動板13の位置がずれてしまうと流路板12の補正動作は収束せず、結果的にアライメントエラーとなってしまい、予想以上に歩留が向上しない場合がある。この組立方法の問題点は、振動板13と接合上ステージ80の吸着保持力よりも加圧による振動板13と流路板12間の間摩擦力が大きくなって、振動板の位置をずらしてしまうことである。
【0047】
そこで、図12の組立フローに示すように、振動板13と接合上ステージ80の吸着保持力よりも、加圧による振動板13と流路板12の間摩擦力が小さくなる様に、再位置調整の時には、振動板13と流路板12の規定の加圧力よりも下げる(例えば、接着剤が比較的粘性の高い熱硬化性樹脂の場合、加圧力が6〜10kgfで、再アラインメントのために低下させた圧力は3kgf以下)ことにより、垂直抗力を小さく抑えて、振動板13と流路板12間の摩擦力を小さくし、振動板13と接合上ステージ80の吸着保持が壊されないようにする。ただし、再アライメント時に減圧できる範囲は、一度規定値まで加圧した接着剤の接合状態が破壊されない圧力である。この限度を越えると、一度加圧して均一に広がっている接着剤が、減圧しすぎることにより不均一になり、接着状態が崩れるので、仮に再アライメントがなされ、位置精度は確保できたとしても、接着品質が確保されないので、最終的には不良品となる。
【0048】
接合加圧による位置ずれ量を検出し、位置再調整を行う際には、振動板13と流路板12の加圧力を、一度規定値まで加圧した接着剤の接合状態が破壊されない圧力まで減圧してから、位置調整・接合手段61を駆動して当該位置調整・接合手段61に吸着保持された流路板12を振動板13との摩擦力に抗して移動させることにより、上記位置ずれを補正する。
上記のようにして再位置調整することにより、高精度な接合を、高歩留で実現できるが、しかし、毎回、再位置調整が発生するとその分だけマシンタクトが長くなってしまう問題もある。
【0049】
そこで、図13の組立フローに示すように、加圧直後の位置ずれ量をメモリーし、そのずれ量を平均化処理して、その値を接合オフセット量とし、接合前のアライメントのオフセット量として、位置調整を行う。これにより、接合後の規則性のある、加圧による位置ずれ量を、接合前のアライメント時に、予測してオフセットして位置調整することで、加圧接合後に、狙いの接合精度を達成でき、アライメント再調整時間を省き、高精度接合を短マシンタイムで実現できる。仮に、接合ずれが、予想した接合オフセットと多少違っても、再調整工程で高精度に位置調整することができるので、常に高精度で、歩留の高い組立を実現できる。このように、高精度に位置調整、接合された振動板13と流路板12は、仮止め手段64により仮止めする。
仮止めが完了した完成品は、位置調整・接合手段61により接合位置から初期位置に搬送され、搬送手段65によって、第1及び第2完成品排出手段に移載される。
【0050】
【発明の効果】
この発明の効果は次のとおりである。
1.請求項1、請求項6の発明の効果
この発明では、第1の部品と第2の部品を加圧接合中に、前記2種類の部品の位置検 基準マークを再度検出し、前記制御工程により接合後の2種類の部品の位置ずれ量を再演算し、その演算結果から接合検査を行う接合検査することにより、加圧接合後の完成品の位置ずれ量を検査し、その検査結果を完成品に付加することにより、後工程への不良品の流出を防ぎ、トータル歩留を向上させ、信頼性の高い微細部品の組立装置を提供することができる。
【0051】
2.請求項2、請求項7の発明の効果
この発明では、接合検査工程において、検査結果が接合位置不良の場合には、前記制御工程において演算された2種類の部品の加圧後の位置ずれ量を補正量として、前記第2の部品を再位置調整することにより、加圧によるずれ量までも補正することにより、位置ずれによる不良品を排除し、歩留がよく、生産性の高い微細部品の組立装置装置を提供することができる。
【0052】
3.請求項3、請求項8の発明の効果
この発明では、第1の部品と第2の部品に加えられる規定の接合加圧力を減圧してから、上記第2の部品を再位置調整し、再位置調整完了後に再び規定値まで加圧接合することにより、接合圧力による第1の部品の位置ずれを防止し、2種類の部品が確実に再位置調整できるようにすることにより、位置ずれによる不良品を排除し、歩留がよく、生産性の高い微細部品の組立装置を提供することができる。
【0053】
4.請求項4、請求項9の発明の効果
この発明では、加圧接合直後の誤差量をメモリーし、誤差量の平均化処理をして接合オフセット値を自動的に算出し、前記位置調整工程において、第1の部品と第2の部品を、前記接合オフセット値をオフセットさせて位置調整することにより、加圧後のずれ量を予測して接合前の位置調整を行うことにより、接合後の位置ずれを小さくすることで、再位置調整時間を短縮することができ、短タクトで歩留がよく、生産性の高い微細部品の組立装置を提供することができる。
【0054】
5.請求項10の発明の効果
この発明では、前記請求項1乃至請求項9の組立方法並びに装置により組立てられたインクジェット印字ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、PZT方式印字ヘッドの1つの実施例における模式的説明図である。
【図2】は、PZT方式印字ヘッドの1つの実施例における流路板の平面図である。
【図3】は、PZT方式印字ヘッドの1つの実施例におけるノズルユニットの平面図である。
【図4】は、PZT方式印字ヘッドの1つの実施例における流路板とノズル板の接合後の平面図である。
【図5】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における組立装置の全体構成を示す平面図である。
【図6】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における組立装置の接合部の断面図である。
【図7】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における部品供給工程の検出工程と判別工程とトレイ供給工程の手順を示す図である。
【図8】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における清掃手段の構成を示す図である。
【図9】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における接着剤非塗布部形成を示す図である。
【図10】は、本発明の微細接合の組装置に係わる1つの実施例における流路板と振動板を接合し、検査する手順を示す図である。
【図11】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における流路板と振動板を接合し、再位置調整する手順を示す図である。
【図12】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における流路板と振動板を接合し、減圧して再位置調整する手順を示す図である。
【図13】は、本発明の微細接合の組立装置に係わる1つの実施例における流路板と振動板を接合し、減圧して再位置調整するとともに接合オフセットする手順を示す図である。
【符号の説明】
1:PZT方式印字ヘッド
2:液室ユニット
3:駆動ユニット
11:ノズル板
12:流路板
13:振動板
14a:圧電素子駆動部
14b:圧電素子支柱部
15:基板
16:接着剤
21:ノズル板の位置検出用基準マーク
22a:流路板のノズル板位置検出用基準マーク(流路板の位置検出用基準マーク
22b:流路板の振動板位置検出用基準マーク(流路板の位置検出用基準マーク
23:振動板の位置検出用基準マーク
30:液室
31:流路板接着剤非塗布領域
40:ノズル穴
50:部品投入排出ステージ
51:第1の振動板供給手段
51a:第1の振動板トレイ検出手段
51b:第1の振動板トレイ識別手段
51c:第1の振動板トレイ供給手段
52:第2の振動板供給手段
52a:第2の振動板トレイ検出手段
52b:第2の振動板トレイ識別手段
52c:第2の振動板トレイ供給手段
53:第1の流路板供給手段
53a:第1の流路板トレイ検出手段
53b:第1の流路板トレイ識別手段
53c:第1の流路板トレイ供給手段
54:第2の流路板供給手段
54a:第2の流路板流トレイ検出手段
54b:第2の流路板流トレイ識別手段
54c:第2の流路板流トレイ供給手段
55:第1の完成品排出手段
55a:第1の完成品トレイ検出手段
55b:第1の完成品トレイ識別手段
55c:第1の完成品トレイ排出手段
56:第2の完成品排出手段
56a:第2の完成品トレイ検出手段
56b:第2の完成品トレイ識別手段
56c:第2の完成品トレイ排出手段
57:バッファ手段
58:接着剤塗布手段
59:塗布部品仮位置決め手段
60:清掃手段
61:位置調整・接合手段
61a:流路板投入部
61b:振動板投入部
62:仮止め用接着剤塗布手段
63:位置検出手段
64:仮止め手段
65:搬送手段
66:制御装置
67:塗布メンテナンス手段
70:吸引手段
71:吸引ノズル
72:フィルタ
73:切替弁
74:真空ポンプまたは排風機
75:清掃前処理手段
80:接合上ステージ
81:XYZθ駆動機構
90:接合ステージ
91:接着剤塗布ステージ
100:微細部品組立装置

Claims (10)

  1. 第1の部品と第2の部品のそれぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて該部品の位置調整を行い、前記2つの部品を接着接合する組立方法であり、
    第1の部品の位置検出基準を検出する第1の部品位置検出工程と、
    上記第1の部品の位置検出情報をもとに、第1の部品の初期セッティング位置のずれ量を算出し、上記第2の部品の検出初期位置を上記第1の部品のずれ量分だけ変更する検出初期位置再設定工程と、
    上記第2の部品の変更された検出初期位置に基づいて、第2の部品の位置を調整し位置決めする位置決め工程と、
    上記第1の部品の位置検出用基準マークを通して、上記第2の部品の位置検出用基準マークを検出し、2種類の部品の位置検出用基準マークの検出情報により、第2の部品の位置を補正する制御工程を具備する微細部品の組立方法であって、
    上記第1の部品の位置検出用基準マークが円形の貫通孔であり、第2の部品の位置検出用基準マークが前記円形の貫通孔より小さい六角形の有底孔であり、前記2種類の部品の位置検出用基準マークを、第1の部品と第2の部品を加圧接合中に再度検出し、前記制御工程により接合後の2種類の部品の位置ずれ量を再演算し、その演算結果から接合検査を行う接合検査工程を具備することを特徴とする微細部品の組立方法。
  2. 上記接合検査工程において、検査結果が接合位置不良の場合には、前記制御工程において演算された2種類の部品の加圧後の位置ずれ量を補正量として、上記第2の部品を再補正する再位置調整工程を具備することを特徴とする請求項1の微細部品の組立方法。
  3. 上記再位置調整工程において、第1の部品と第2の部品に加えられる規定の接合加圧力を減圧してから、上記第2の部品を再位置調整し、再位置調整完了後に再び規定値まで加圧接合することを特徴とする請求項2の微細部品の組立方法。
  4. 上記再位置調整工程において、加圧接合直後の第1の部品と第2の部品との位置ずれ量をメモリーし、該位置ずれ量の平均化処理をして接合オフセット値を自動的に算出し、部品を接合する前の上記位置決め工程において、第1の部品と第2の部品を、前記接合オフセット値分だけオフセットさせて位置調整することを特徴とする請求項3の微細部品の組立方法。
  5. 第1の部品の位置検出用基準マークと第2の部品の位置検出用基準マークとを第1の部品側から撮像してそれぞれの位置を検出するとき、第2の部品の位置検出用基準マークが第1の部品の位置検出用基準マークに内在する形状である、請求項1乃至請求項4のいずれかの微細部品の組立方法。
  6. 第1の部品と第2の部品それぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて部品の位置調整を行い、上記2つの部品を接着接合する組立装置であり
    部品投入排出ステージと接着剤塗布ステージと接合ステージと搬送手段及び制御装置を有し、
    上記部品投入排出ステージは接合する2種類の部品をそれぞれ投入する部品供給手段と、上面に接着剤を塗布した第2の部品を一定量貯蔵するバッファ手段と、接合完了後の完成品を排出する排出手段を有し、
    上記接着剤塗布ステージは、仮位置決め手段と接着剤塗布手段を有し、前記仮位置決め手段は移動自在な駆動機構を有し、上面に接着剤を塗布する第2の部品を仮位置決めして保持するものであり、上記接着剤塗布手段は、上記仮位置決め手段で保持された部品の接着剤塗布面に接着剤を塗布するものであり、
    上記接合ステージは、位置調整・接合手段と位置検出手段と接合上ステージを有し、上記位置調整・接合手段は、水平方向と垂直方向の駆動軸を有する駆動機構と、駆動機構の上面に設けられ、接着剤を塗布した第2の部品を保持する下部品投入部と、第1の部品を保持する上部品投入部を有し、接合する2種類の部品の位置をそれぞれ別個に調整するものであり、上記位置検出手段は接合する2種類の部品にそれぞれ設けられた位置検出用基準マークを検出するものであり、上記接合上ステージは第1の部品を吸着保持する吸着手段と仮止め手段を有し、この仮止め手段は上記吸着手段に吸着保持された第1の部品と、位置調整・接合手段の下部品投入部に保持された第2の部品を仮止めするものであり、
    上記搬送手段は部品投入排出ステージと接着剤塗布ステージと接合ステージの間で各部品と接合された完成品を移動させるものであり、
    上記制御装置は、接合上ステージの吸着手段に吸着保持された第1の部品の位置検出情報により、該第1の部品の初期セッティング位置のずれ量を演算し、このずれ量により第2の部品の検出初期位置を再設定し、この再設定された検出初期位置に基づいて、第2の部品の位置を調整して位置決めし、上記第1の部品の位置検出用基準マークを通して、上記第2の部品の位置検出用基準マークを検出し、2種類の部品の位置検出用基準マークの検出情報により、第2の部品の位置を補正する微細部品の組立装置であって、
    上記第1の部品の位置検出用基準マークが円形の貫通孔であり、第2の部品の位置検出用基準マークが前記円形の貫通孔より小さい六角形の有底孔であり、上記第2の部品の位置の補正完了後に、上記位置調整・接合手段により第1の部品と第2の部品を加圧接合中に、前記2種類の部品の位置検出用基準マークを再度検出し、上記制御装置により接合後の2種類の部品の位置ずれ量を演算し、2種類の部品の接合検査を行う接合検査手段を備えることを特徴とする微細部品の組立装置。
  7. 上記接合検査手段が、接合位置不良の場合には、前記制御装置において演算された2種類の部品の位置ずれ量を補正量として、前記位置調整・接合手段により、前記第2の部品を再位置調整する再位置調整手段を備えることを特徴とする請求項6の微細部品の組立装置。
  8. 記再位置調整手段は、前記位置調整・接合手段により、規定の接合加圧力を減圧してから、前記接着剤を塗布した第2の部品を再位置調整し、再位置調整完了後に再び規定値まで加圧することを特徴とする請求項7の微細部品の組立装置。
  9. 上記再位置調整において、加圧接合直後の第1の部品と第2の部品との位置ずれ量をメモリーし、該位置ずれ量の平均化処理をして接合オフセット値を自動的に算出し、部品を接合する前の上記位置決め工程において、第1の部品と第2の部品を、上記接合オフセット値分だけオフセットさせて位置調整する自動オフセット設定手段を具備することを特徴とする請求項8の微細部品の組立装置。
  10. 請求項1乃至請求項5のいずれかの微細部品の組立方法、又は請求項6乃至請求項9のいずれかの組立装置を使用して、第1の部品であるインク滴を吐出する複数ノズルを有するノズル板と各ノズルに対応した振動部を有する振動板を、第2の部品である各ノズルに対応した液室が形成された流路板に接合して作製したことを特徴とするインクジェット印字ヘッド。
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