JP4070638B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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    • A47L9/16Arrangement or disposition of cyclones or other devices with centrifugal action
    • A47L9/1658Construction of outlets
    • A47L9/1666Construction of outlets with filtering means

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸引した空気を旋回させることによって、空気中に含まれる塵埃を遠心分離するサイクロン集塵機を備えた電気掃除機に関するものであり、特に、サイクロン集塵機の排気筒表面のフィルタの清掃を行う電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、サイクロン集塵機を備えた電気掃除機が種々提案されている。このサイクロン集塵機は、周面に排気口が形成された排気筒を有しており、塵埃が遠心分離された後の空気を、この排気筒を介して外部に排出するようになっている。
【0003】
このとき、サイクロン集塵機での空気の高速旋回により、空気中の塵埃はほとんど遠心分離されるが、微細な塵埃については遠心分離されず、空気とともに排気筒から排出される場合がある。そこで、排気筒の周面には、通常、排気口を覆うようにメッシュ状のフィルタが設けられており、このフィルタにて微細な塵埃を除去するようになっている。
【0004】
ところで、このような電気掃除機を長時間使用すると、フィルタが目詰まりを起こし、吸引力および捕塵能力が低下するため、近年では、フィルタを清掃する清掃具(例えばブラシ)をサイクロン集塵機に設けてフィルタを定期的に清掃することで、上記の不都合を回避するようにした電気掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1の電気掃除機は、サイクロン本体にて遠心分離された塵埃を集積するダストカップを、サイクロン本体に対して着脱する際に、その着脱動作と連動して清掃手段(例えばブラシ)を排気筒の軸方向に移動させることで、ブラシとフィルタとを摺動させ、フィルタに付着した塵埃を掻き落とすようにしている。これにより、ダストカップの着脱時に、フィルタを自動清掃することができ、電気掃除機の利便性が向上するものとなっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−315701号公報(2002年10月29日公開)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1の電気掃除機では、吸込口体から掃除機本体に至る吸気路(接続ホース)の途中にサイクロン集塵機が設けられている。すなわち、サイクロン集塵機は、電動送風機が収容される掃除機本体の外部に設けられている。このタイプの電気掃除機では、サイクロン集塵機が吸気路に対してむき出しとなっているので、このままの状態で、ダストカップ自体をサイクロン本体に対して自由に着脱させることができ、これによって、この着脱動作と連動してフィルタを清掃することができる。
【0008】
しかし、サイクロン集塵機を掃除機本体に収容するタイプの電気掃除機においては、特許文献1のようなフィルタ清掃機構をそのまま適用したとしても、サイクロン集塵機を掃除機本体に収容した状態では、ダストカップのみを単独でサイクロン本体から取り外すことができない。そのため、フィルタの清掃にあたっては、一旦、サイクロン集塵機自体を掃除機本体から取り出し、その状態でダストカップをサイクロン本体から取り外すことが必要となる。
【0009】
ところが、特許文献1のフィルタの清掃機構では、ダストカップのサイクロン本体からの取り外しと、ブラシによるフィルタの清掃とが同時に行われるので、上記フィルタ清掃機構が適用された上記タイプの電気掃除機において、掃除機本体外部でのサイクロン本体からのダストカップの取り外し時に、ブラシによってフィルタから掻き落とされた塵埃が、ダストカップに集積される前に、ダストカップとサイクロン本体との間にできる隙間から外部に漏洩する場合がある。この場合、部屋の衛生が損なわれるという問題が生ずる。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、サイクロン集塵機を掃除機本体に収容するタイプの電気掃除機において、排気筒に被覆されるフィルタを自動清掃することができるとともに、上記フィルタから掻き落とされた塵埃の外部への漏洩を抑制し、衛生面を向上させることができる電気掃除機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、サイクロン集塵機の掃除機本体に対する着脱動作と連動して、摺動手段が、清掃具(例えばブラシ)と、排気筒の排気口を覆うフィルタとを摺動させる。したがって、サイクロン集塵機の掃除機本体に対する取り付け、取り出しと同時に、フィルタが清掃具により自動清掃されるので、サイクロン集塵機を掃除機本体に収容するタイプの電気掃除機における利便性を向上させることができる。
【0012】
また、サイクロン集塵機は、例えば、上記の排気筒、清掃具および摺動手段を有するサイクロン本体と、サイクロン集塵機内部で遠心分離された塵埃を集積する集積容器(ダストカップ)とで構成されるが、掃除機本体に対するサイクロン集塵機の着脱の際には、サイクロン本体と集塵容器とが一体となった状態であるので、その着脱動作時において、清掃具によってフィルタから掻き落とされた塵埃が、サイクロン集塵機の外部に漏洩することはない。
【0013】
しかも、サイクロン集塵機内部に集積された塵埃をゴミ箱に捨てる際には、サイクロン本体から集塵容器を取り外す必要があるが、この取り外しは、サイクロン集塵機を掃除機本体から取り出した後に行われるようになるため、上記したフィルタ清掃を、サイクロン集塵機の掃除機本体に対する着脱動作時とすることにより、清掃によってフィルタから掻き落とされた塵埃を集塵容器に集積させる時間をかせぐことができる。つまり、集積容器をサイクロン本体から取り外すまでに、掻き落とされた塵埃の集塵容器への集積をほとんど済ませることができる。したがって、集塵容器をサイクロン本体から取り外すときには、掻き落とされた塵埃が、サイクロン本体と集積容器との間にできる隙間から外部に飛び散るということがほとんどなく、衛生面に優れた電気掃除機を提供することができる。
【0014】
また、付勢手段による筐体の上記取り出し方向への付勢力により、筐体が上記取り出し方向に移動すると、固定板に固定された排気筒も上記取り出し方向に移動することになる。したがって、支持部と連結棒を介して連結された清掃具に対して、排気筒が相対的に移動するようになり、サイクロン集塵機の掃除機本体からの取り出し時に、フィルタを確実に清掃することができる。
また、サイクロン集塵機の掃除機本体での収容状態では、被係止部が係止部にて係止されることで、サイクロン集塵機を掃除機本体内で静止させたまま保持することができる。
また、押圧ボタンの押圧によって、係止部による被係止部の係止を解除した瞬間に、付勢手段の付勢力によって、サイクロン集塵機を付勢方向に移動(ポップアップ)させることができる。したがって、押圧ボタンの押圧動作に連動して、サイクロン集塵機を掃除機本体から取り出すことができるとともに、この取り出し動作に連動して、清掃具によるフィルタの清掃を行うことができる。
また、電気掃除機の縦置き状態では、サイクロン集塵機を横方向にポップアップさせると、当該横方向の慣性力によってサイクロン集塵機が容易に掃除機本体から飛び出してしまい、サイクロン集塵機が落下して破損する場合がある。したがって、掃除機本体に係止解除阻止部を設けることにより、電気掃除機の縦置き状態におけるそのような不都合を確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図1ないし図13に基づいて説明すれば、以下の通りである。図2は、本発明の電気掃除機の概略の構成を示している。
【0016】
本発明の電気掃除機は、掃除機本体1と、接続ホース2と、吸込口体3とを有している。接続ホース2は、吸込口体3から吸引された空気を掃除機本体1に供給するための供給路を構成している。吸込口体3は、次に示す電動送風機4の運転により、空気吸込口(図示しない)を介して空気を吸引する。
【0017】
掃除機本体1は、電動送風機4と、サイクロン集塵機5とを有している。電動送風機4は、吸込口体3、接続ホース2およびサイクロン集塵機5を介して空気を吸引するものである。サイクロン集塵機5は、電動送風機4によって吸引された空気を旋回させ、上記空気に含まれる塵埃を遠心分離するものであり、掃除機本体1に対して着脱可能に設けられている。
【0018】
上記構成において、掃除機本体1に収容された電動送風機4が駆動されると、吸込口体3の空気吸込口より空気が吸引され、接続ホース2を介してサイクロン集塵機5に送られる。このサイクロン集塵機5では、空気中に含まれる塵埃が遠心分離され、ダストカップ12(図1参照)に集積される。一方、塵埃の除去された空気は、その後、サイクロン集塵機5の排気筒15(図1参照)およびフィルタ部16(図1参照)を介して、掃除機本体1に設けられた排出口(図示せず)より、機外に排出される。
【0019】
次に、サイクロン集塵機5の詳細について、図1に基づいて説明する。図1は、掃除機本体1内での収容状態におけるサイクロン集塵機5の詳細な構成を示す断面図である。
【0020】
なお、以下での説明の便宜上、電気掃除機において接続ホース2(図2参照)が接続される側を前方と称し、これとは反対側を後方と称することにする。また、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し方向を上方と称し、サイクロン集塵機5の掃除機本体1への収容方向を下方と称することにする。
【0021】
サイクロン集塵機5は、図1に示すように、サイクロン本体11と、ダストカップ12(集塵容器)とを有している。すなわち、サイクロン集塵機5において、ダストカップ12を除く部分がサイクロン本体11を構成している。
【0022】
ダストカップ12は、吸引された空気の高速旋回によって遠心分離された塵埃を集積するための容器であり、上部が開口されて図示しないパッキンを介してサイクロン本体11と着脱可能に連結されている。また、ダストカップ12の側面上方には、吸込口体3および接続ホース2を介して供給される空気を機内に導入するための空気導入口12aが形成されている。ダストカップ12の内部上方は、空気導入口12aを介して導入された空気が高速旋回されるサイクロン集塵室12bを形成している。
【0023】
サイクロン本体11は、蓋体13と、固定板14と、排気筒15と、フィルタ部16と、清掃具17と、摺動手段18とを備えている。本発明は、特に、サイクロン本体11が、清掃具17と摺動手段18とを備えた点に第1の特徴があり、さらにフィルタ部16を備えている点に第2の特徴がある。以下、各構成について説明する。
【0024】
蓋体13は、ダストカップ12の上蓋となる略円筒形の容器であり、天面19と、側面部20とで構成され、ダストカップ12との接合側が開口している。天面19には、サイクロン集塵機5をつかむことができるような把手となる窪みが形成されてもよいが、後述する屈曲部20aの形成により、これを不要とすることができる。天面19に窪みを設けた場合、天面19においてその窪みを除く部分は、掃除機本体1の上面と面一となるような滑らかな曲面で形成される。
【0025】
また、側面部20は、屈曲部20aと垂下部20bとを有している。屈曲部20aは、天面19の周縁から下方に垂れ下がり、蓋体13の内部方向に屈曲して再び垂れ下がっている。垂下部20bは、天面19の周縁における後方から下方に垂れ下がり、掃除機本体1の後述する位置決め部31の受け部31aと、サイクロン集塵機5の収容状態においてその先端が当接するように、蓋体13の内部方向に屈曲して再び垂れ下がっている。
【0026】
側面部20に上記の屈曲部20aを形成することにより、後述する押圧ボタン35の押圧によってサイクロン集塵機5を掃除機本体1からポップアップさせたときに、屈曲部20aがサイクロン集塵機5の把手の役目を果たす。したがって、この場合は、上述したように天面19に窪みを設ける必要がなくなり、天面19を、掃除機本体1の上面と完全に面一にすることができる。また、この場合、電気掃除機全体としての見栄えもよくなる。
【0027】
なお、垂下部20bの形成位置は、側面部20における後方に限定されるわけではなく、側面部20の周方向にずれていても構わない。要は、垂下部20bは、掃除機本体1の位置決め部31(受け部31a)の位置に対応して形成されていればよい。
【0028】
ここで、図3は、掃除機本体1の平面図を示しているが、本実施形態では、垂下部20bは、掃除機本体1側の後述する係止部34と接触しないように、側面部20の後方から周方向にずれて形成されている。
【0029】
また、側面部20には、掃除機本体1側の後述する係止部34が挿通される開口部(図示せず)が形成されている。この開口部は、サイクロン集塵機5が掃除機本体1に対して着脱方向(上下方向)に移動しても、係止部34が上記開口部を介して水平方向に移動できるように、縦長(上下方向)に開口されている。
【0030】
固定板14は、蓋体13のダストカップ12側の開口部を塞いで蓋体13に着脱可能に固定されるものである。この固定板14には、蓋体13とダストカップ12とを密接に連結するための円盤状のパッキン(図示せず)が取り付けられている。固定板14の略中央部には、排気筒15の径に対応した開口部が形成されており、排気筒15は、その開口部が固定板14の開口部と一致するように、固定板14に固定されている。また、固定板14は、後述する連結棒44が嵌挿される孔(図示せず)を有している。
【0031】
排気筒15は、サイクロン集塵室12bにて塵埃を遠心分離した後の空気を排出するための複数の排気口が周面に開口された円筒であり、その周面には、上記排気口を覆うようにフィルタ15a(第1のフィルタ)が被覆されている。フィルタ15aは、サイクロン集塵室12bでの遠心分離によってもなお除去されなかった細かな塵埃を除去するものであり、例えばメッシュ状に形成されている。
【0032】
排気筒15の軸方向における一端は、上述したように固定板14の開口部に連結されている。したがって、排気筒15は、固定板14を介して蓋体13と一体化される。一方、排気筒15の軸方向の他端は、上記軸方向から見た形状が十字形の抑止弁21に連結されている。抑止弁21は、サイクロン集塵室12bにおける空気の高速旋回によって、ダストカップ12内の塵埃が舞い上がるのを抑止するためのものである。
【0033】
フィルタ部16は、排気筒15から排気される空気をさらに清浄化してサイクロン本体11外部に排出するものであるが、その詳細な構成については、本発明の第2の特徴として後述することにする。
【0034】
以上の構成により、サイクロン集塵機5の空気導入口12aからサイクロン集塵室12bに導入された空気は、サイクロン集塵室12bにて高速旋回され、排気筒15の周面のフィルタ15aおよび排気口を介して排気筒15内に進入する。このとき、サイクロン集塵室12bにて空気から除去されなかった塵埃のほとんどは、フィルタ15aにて除去される。
【0035】
フィルタ15aおよび排気口を通過した空気は、排気筒15の内部を軸方向蓋体13側に進行し、固定板14の開口部を介してフィルタ部16に供給される。そして、上記空気はフィルタ部16にてさらに清浄化され(フィルタ15aにて除去されなかった塵埃が除去され)、フィルタ部16の図示しない排気口からサイクロン集塵機5の外部に排出され、掃除機本体1内の図示しない排気路および電動送風機4を介して掃除機本体1の外部に排出される。
【0036】
次に、本発明の第1の特徴である清掃具17および摺動手段18について説明する前に、サイクロン集塵機5の掃除機本体1に対する着脱動作を可能にさせる機構(ポップアップ機構)について、図1に基づいて説明する。同図に示すように、掃除機本体1は、位置決め部31と、操作部32とを有している。
【0037】
位置決め部31は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1内での収容位置を位置決めする部材であり、サイクロン集塵機5の収容状態にて、ダストカップ12の側面に沿うように、掃除機本体1の底部1bに立設されている。詳しくは、位置決め部31は、後述するサイクロン集塵部5の第2支持部41b(支持部41)の下部を水平に受ける受け部31aを有している。そして、この受け部31aの一端がダストカップ12の側面に沿って掃除機本体1の底部1bの方向に伸びている一方、他端が底部1bとは反対方向に伸びて位置決め部31が構成されている。
【0038】
操作部32は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し操作を行うためのものであり、支持部33と、係止部34と、押圧ボタン35と、回動部36とを有している。
【0039】
支持部33は、係止部34を支持するためのものであり、水平支持部33aと、壁部33bとを有している。水平支持部33aは、係止部34がサイクロン集塵機5の後述する被係止部43を係止、または、それを解除する方向(水平方向)に、係止部34をスライド可能に支持する。壁部33bは、サイクロン集塵機5の収容位置とは反対側で、水平支持部33aとほぼ垂直に形成されており、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し時において、被係止部43の係止を解除する方向への係止部34の必要以上のスライドを阻止する。つまり、係止部34が被係止部43の係止を完全に解除する時点までスライドしたときには、係止部34の後端(被係止部43との接触側とは反対側の端部)が壁部33bと接触することで、係止部34の必要以上のスライドが阻止される。
【0040】
係止部34は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1内での収容時に、サイクロン集塵機5の被係止部43を係止するものであり、その先端(被係止部43との接触側)は、上方から下方に向かうにつれて広がるテーパー形状になっている。また、係止部34は、スライド方向の略中央部に、回動部36の後述する腕部36bの先端が嵌る凹部34aを有している。したがって、腕部36bの先端が凹部34aの内面と当接しながら回動することで、係止部34自体が支持部33にて支持されながら水平方向にスライドするようになる。
【0041】
なお、係止部34のスライド方向における凹部34aの幅は、腕部36bが凹部34aの開口部と接触することによって腕部36bの回動が妨げられるのを回避できる程度に設定されていればよい。
【0042】
押圧ボタン35は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し時に、係止部34による被係止部43の係止を解除させるためのボタンであり、回動部36の腕部36bに固定されている。
【0043】
回動部36は、押圧ボタン35の押圧動作に伴って回動することにより、被係止部43を係止またはその係止を解除する方向に係止部34をスライドさせるものであり、回動軸36aと、腕部36bとを有している。腕部36bの一端は、この回動軸36aに固定されている一方、他端は、係止部34の凹部34aに嵌り、凹部34aの内面と当接するようになっている。腕部36bは、回動軸36aから屈曲して凹部34aの方向に向かうように形成されている。
【0044】
また、操作部32は、図示しない第1付勢手段(例えばバネ)を備えている。この第1付勢手段は、被係止部43を係止する方向に係止部34がスライドするように、凹部34aに嵌る腕部36bの回動方向(図1では時計回りの方向)に当該腕部36bを付勢している。これにより、押圧ボタン35の押圧時以外は、腕部36bが上記付勢方向の回動により、係止部34が被係止部43を係止する方向にスライドすることになるので、係止部34は、常に、被係止部43を係止する位置に置かれる。
【0045】
なお、第1付勢手段は、腕部36b自体を上記回動方向に付勢するのではなく、被係止部43を係止する方向に係止部34自体を付勢する構成であってもよい。つまり、図10に示すように、係止部34と壁部33bとの間にバネ等の付勢手段37を第1付勢手段として設ける構成であってもよい。以下、第1付勢手段と言えば、腕部36b自体を付勢する構成、係止部34自体を付勢する構成、上記両者を付勢する構成のいずれかを含む意味とする。
【0046】
また、図示はしないが、操作部32は、腕部36bの回動を制限する制限部材を有している。この制限部材は、係止部34が被係止部43を係止する係止位置からさらにサイクロン集塵機5の内部に向かう方向にスライドするのを回避するために、係止部34の凹部34aの移動による腕部36aの回動(図1で言えば、時計回りの方向の回動)を制限している。
【0047】
上記のように、係止部34自体を付勢する構成と、腕部36bの回動を制限する構成とを併用すれば、係止部34が被係止部43を確実に係止できるので、掃除機本体1内に収容したサイクロン集塵機5のがたつきや、腕部36bのがたつきをなくすことができる。また、掃除機本体1の持ち運び時の落下や外部との衝突によって掃除機本体1が衝撃を受けても、係止部34による被係止部43の係止が不用意に解除されるのを防止することができる。これにより、サイクロン集塵機5が掃除機本体1から不用意に飛び出るのを防止することができ、安全設計の電気掃除機を提供することができる。
【0048】
以上の構成により、操作部32は、全体として、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し時に、押圧ボタン35の押圧操作により、被係止部43に対する係止部34の係止を解除するための操作を行うものとして機能している。
【0049】
次に、本発明の第1の特徴である清掃具17および摺動手段18について、図1に基づいて説明する。
【0050】
清掃具17は、排気筒15の周面のフィルタ15aと摺動することによってフィルタ15aを清掃するものであり、フィルタ15aの周面に沿ってフィルタ15aと摺動するブラシと、そのブラシを支持する平板状の支持部材とで構成されている。清掃具17は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1での収容状態では、例えば固定板14と接触する位置に配されている。
【0051】
摺動手段18は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1に対する着脱動作と連動して、清掃具17とフィルタ15aとを摺動させるものであり、支持部41と、第2付勢手段42と、被係止部43と、筐体45とを有している。
【0052】
筐体45は、蓋体13内部で第2付勢手段42を収容するものであり、固定板14に固定されている。したがって、筐体45は、固定板14を介して蓋体13と一体的に構成されている。また、筐体45の側面には、支持部41が嵌挿される縦長の開口部(図示せず)が形成されており、支持部41が筐体45を開口部を介して横切ったまま、筐体45が支持部41に対して相対的に上下方向に移動可能となっている。
【0053】
支持部41は、第1支持部41aと、第2支持部41bとで構成されている。第1支持部41aは、水平方向に延びた平板で構成され、その一部が筐体45内に位置しているとともに、残りの部分が筐体45の開口部を介して筐体45外部に水平に突出している。この第1支持部41aは、排気筒15の軸方向に沿う方向に伸びる連結棒44を介して、清掃具17と連結されている。
【0054】
第2支持部41bは、第1支持部41aと一体的に構成されるとともに、第1支持部41aの側方(後方)から下方に垂れ下がる形状となっている。この第2支持部41bの下端が、掃除機本体1側の上記した位置決め部31(受け部31a)と接触することで、第2支持部41bが位置決め部31にて支持される。
【0055】
したがって、第1支持部41aと第2支持部41bとからなる支持部41は、全体として、清掃具17と連結棒44を介して連結されるとともに、掃除機本体1側に設けられる位置決め部31にて支持されていると言うことができる。
【0056】
第2付勢手段42は、例えばバネで構成されており、その一端は、第1支持部41aにおける連結棒44の支持面とは反対側の面で支持されている一方、他端は、第2付勢手段42を介して第1支持部41aと対向する位置にある筐体45の壁面に支持されている。つまり、第2付勢手段42は、支持部41よりも上方に位置している。
【0057】
ここで、第1支持部41aは、上述したように、第2支持部41bと一体的に構成されており、この第2支持部41bは、掃除機本体1の位置決め部31にて支持されるため、第2付勢手段42は、位置決め部31にて支持された支持部41を支点として、筐体45を上方に付勢するとともに、この筐体45と固定板14を介して一体的となる蓋体13を上方に付勢する状態となる。したがって、第2付勢手段42の付勢力によって蓋体13が上方に持ち上げられると、蓋体13に固定板14を介して固定された排気筒15も、静止した清掃具17に対して相対的に上方に移動することになる。
【0058】
このことから、第2付勢手段42は、サイクロン本体11の蓋体13に固定板14を介して固定された排気筒15がサイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し方向に、支持部41を支点として蓋体13を付勢しているものであると言える。
【0059】
被係止部43は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1での収容位置にて、掃除機本体1側の係止部34によって係止される部分であり、固定板14に固定されている。よって、第2付勢手段42によって筐体45および蓋体13に働く上方向の付勢力は、蓋体13と固定板14を介して固定される被係止部43にも上方向に働く。したがって、サイクロン集塵機5が掃除機本体1内に収容されているときは、被係止部43は、第2付勢手段42の付勢力に抗して掃除機本体1側の係止部34によって係止される。
【0060】
次に、上記構成による動作について説明する。
サイクロン集塵機5を掃除機本体1に収容した状態では、操作部32の第1付勢手段による付勢力により、被係止部43を係止する方向に係止部34がスライドしており、被係止部43が係止部34によって係止されている。
【0061】
このとき、上述したように、筐体45には、支持部41を支点とする第2付勢手段42による上方向の付勢力が働いているが、被係止部43が係止部34によって係止されていることで、筐体45およびそれを含むサイクロン集塵機5は、上記付勢力によって上方向に移動することができない。つまり、被係止部43に第2付勢手段42による上方向の付勢力が働いている状態で、サイクロン集塵機5は、掃除機本体1内に収容されていることになる。
【0062】
この状態から、操作部32の押圧ボタン35を押圧すると、図4に示すように、腕部36bの回動によって係止部34が被係止部43との係止を解除する方向にスライドする。すると、係止部34による被係止部43の係止が解除されるため、第2付勢手段42による上方向の付勢力によって、筐体45およびそれを含むサイクロン集塵機5全体が、掃除機本体1内での最初の収容位置から上方に移動(ポップアップ)する。なお、サイクロン集塵機5の上方移動は、筐体45が固定された固定板14が支持部41(第1支持部41a)に当接するまで行われる。
【0063】
このとき、支持部41には、第2付勢手段42の上方向の付勢力とは反対方向(下方向)の反力が働いていることになるが、支持部41は、掃除機本体1側の位置決め部31(上記下方向の反力を受ける受け部31a)にて支持されているため、支持部41は下方に移動しない。それゆえ、支持部41と連結棒44を介して連結された清掃具17も移動せず、静止したままである。
【0064】
また、蓋体13には、固定板14を介して排気筒15が固定されているので、蓋体13および固定板14の上方への移動とともに、排気筒15も静止した清掃具17に対して相対的に上方に移動する。これにより、排気筒15に被覆されたフィルタ15aは、清掃具17のブラシと相対的に摺動することになり、フィルタ15aに付着した塵埃が上記ブラシによって掻き落とされる。このような排気筒15の相対的な上方移動により、清掃具17は、排気筒15の下方に相対的に移動する。
【0065】
サイクロン集塵機5のダストカップ12に溜まった塵埃をゴミ箱に捨てる場合には、上記ポップアップしたサイクロン集塵機5を掃除機本体1から完全に取り出し、ダストカップ12のみをサイクロン本体11から外すことで、ダストカップ12内部の塵埃を捨てることができる。
【0066】
次に、取り出したサイクロン集塵機5を再度、掃除機本体1に収容する場合には、サイクロン集塵機5の支持部41(第2支持部41b)の先端が位置決め部31に当接するまで、そのままサイクロン集塵機5を掃除機本体1に収容していき、上記先端が当接すれば、そこからは、第2付勢手段42による付勢力に抗して、蓋体13を下方に押し下げる。
【0067】
このとき、支持部41には、上記と同様に、第2付勢手段42の上方向の付勢力とは反対方向の反力が働くことになるが、支持部41は、掃除機本体1側の位置決め部31(受け部31a)と当接しており、位置決め部31にて支持されるため、支持部41は下方に移動しない。それゆえ、支持部41と連結棒44を介して連結された清掃具17も移動せず、静止したままとなる。
【0068】
そして、蓋体13を下方に押し続けると、蓋体13と一体的な排気筒15も清掃具17に対して相対的に下方に移動することになり、排気筒15に被覆されたフィルタ15aが、清掃具17のブラシと相対的に摺動する。したがって、たとえ、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し時に、掻き落とされずにフィルタ15aに塵埃が残っている場合であっても、サイクロン集塵機5の掃除機本体1への収容時に、フィルタ15aに残っている塵埃を上記ブラシによって掻き落とすことができる。
【0069】
一方、サイクロン集塵機5を掃除機本体1から取り出した後は、押圧ボタン35の押圧は解除されているため、係止部34は、第1付勢手段の付勢力によって被係止部43を係止できる位置まで既にスライドしている。
【0070】
したがって、蓋体13を下方に押圧していくと、やがては蓋体13に固定板14を介して固定された被係止部43が係止部34の先端と当接する。このとき、係止部34の先端は、上方から下方に広がるテーパー形状で形成されているので、蓋体13の下方への押圧により、係止部34は被係止部43の係止解除の方向、つまり、サイクロン集塵機5から離れる方向に力を受ける。これにより、係止部34は、被係止部43の下降が進むにつれて、サイクロン集塵機5から離れる方向にスライドする。これに伴い、係止部34の凹部34aの内面は、腕部36bと当接して、若干腕部36bを回動させる。
【0071】
そして、下降する被係止部43が係止部34のスライド位置を完全に通り過ぎたときには、係止部34には上記係止解除の方向への力が働かないので、係止部34は、第1付勢手段の付勢力によって、再び、被係止部43を係止する位置までスライドする。また、このとき、蓋体13の垂下部20bの先端が、位置決め部31の受け部31aに当接して、サイクロン集塵機5の掃除機本体1への収容が完了する。
【0072】
なお、係止部34が上記位置までスライドしたときは、被係止部43は係止部34の下面にて係止される状態となるので、蓋体13の下方への押圧を止めても、サイクロン集塵機5が上方に飛び出ることはない。
【0073】
以上のように、本実施形態では、サイクロン集塵機5の掃除機本体1に対する着脱動作と連動して、摺動手段18が、排気筒15に被覆されたフィルタ15aと清掃具17とを摺動させる。これにより、サイクロン集塵機5の掃除機本体1に対する取り付け、取り出しと同時に、フィルタ15aが清掃具17により自動清掃されるので、サイクロン集塵機5を掃除機本体1に収容するタイプの電気掃除機における利便性を向上させることができる。
【0074】
また、清掃具17によるフィルタ15aの清掃は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1に対する着脱動作時に行われ、このときには、サイクロン集塵機5は、サイクロン本体11とダストカップ12とが分離されず、一体となったままであるので、この動作時において、清掃具17によってフィルタ15aから掻き落とされた塵埃が、サイクロン集塵機5の外部に漏洩することはない。
【0075】
しかも、フィルタ15aの清掃を、サイクロン集塵機5の掃除機本体1に対する着脱動作時とすることにより、清掃によってフィルタ15aから掻き落とされた塵埃をダストカップ12に集積させる時間をかせぐことができる。これにより、ダストカップ12をサイクロン本体11から取り外すときには、上記塵埃のダストカップ12への集積がほとんど済んでいるため、フィルタ15aから掻き落とされた塵埃が、サイクロン本体11とダストカップ12との間の隙間から外部に飛び散るということがほとんどなく、衛生面に優れた電気掃除機を提供することができる。
【0076】
また、本実施形態では、サイクロン本体11は、排気筒15が固定される固定板14を備えており、摺動手段18は、清掃具17と連結棒44を介して連結されるとともに、掃除機本体1側に設けられる位置決め部31にて支持される支持部41と、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し方向に、支持部41を支点として固定板14に固定される筐体45を付勢する第2付勢手段42とを備えている。
【0077】
これにより、第2付勢手段42による筐体45の上記取り出し方向への付勢力により、筐体45が上記取り出し方向に移動すると、固定板14に固定された排気筒15も上記取り出し方向に移動することになる。したがって、支持部41と連結棒44を介して連結された清掃具17に対して、排気筒15が相対的に移動するようになり、サイクロン集塵機5の掃除機本体1からの取り出し時に、フィルタ15aを確実に清掃することができる。
【0078】
また、サイクロン集塵機5を掃除機本体1の収容方向に、第2付勢手段42の上記付勢力に抗して移動させたときも、清掃具17に対して、排気筒15が相対的に上記とは逆方向に移動する。したがって、上記構成によれば、サイクロン集塵機5の掃除機本体1への収容時においても、フィルタ15aを確実に清掃することができる。
【0079】
また、本実施形態では、サイクロン本体11は、サイクロン集塵機5の掃除機本体1での収容位置にて、第2付勢手段42の付勢力に抗して掃除機本体1側の係止部34によって係止される被係止部43を備えている。これにより、サイクロン集塵機5の掃除機本体1での収容状態では、被係止部43が係止部34にて係止されることで、サイクロン集塵機5を掃除機本体1内で静止させたまま保持することができる。
【0080】
また、本実施形態では、掃除機本体1は、サイクロン集塵機5の取り出し時に、押圧ボタン35の押圧操作により、被係止部43に対する係止部34の係止を解除するための操作部32を備えている。これにより、押圧ボタン35の押圧によって、係止部34による被係止部43の係止を解除した瞬間に、第2付勢手段42の付勢力によって、サイクロン集塵機5を上記付勢方向に移動(ポップアップ)させることができる。したがって、押圧ボタン35の押圧動作に連動して、サイクロン集塵機5を掃除機本体1から取り出すことができるとともに、この取り出し動作に連動して、清掃具17によるフィルタ15aの清掃を行うことができる。
【0081】
なお、本実施形態で説明した電気掃除機において、掃除機本体1を縦置き状態にしたときに、被係止部43に対する係止部34の係止解除動作を阻止する阻止部(係止解除阻止部)を掃除機本体1に設けるようにしてもよい。このような阻止部としては、例えば、電気掃除機を縦置き状態にしたときに、押圧ボタン35の押圧が行われる空間内に押圧動作を妨げる障害物(例えば小型のボール)を配する構成や、係止部34の後端と壁部33bとの間に上記障害物を配する構成が考えられる。
【0082】
例えば、図11は、上記係止解除阻止部の一例としての阻止部61の概略の構成を示す断面図である。なお、同図では、回動部36および係止部34の図示を省略している。阻止部61は、小型の鋼球62と、電気掃除機(掃除機本体1)の設置状態に応じて鋼球62を移動させる案内部63とを有している。
【0083】
案内部63は、掃除機本体1の横置き状態(サイクロン集塵機5の取り出し方向が略鉛直方向となる状態)では、図12(a)に示すように、押圧ボタン35の押圧(移動)が行われる空間内から鋼球62を退避させる一方、掃除機本体1の縦置き状態(サイクロン集塵機5の取り出し方向が略水平方向となる状態)では、図12(b)に示すように、押圧ボタン35の押圧(移動)が行われる空間内に鋼球62を案内する(移動させる)ものであり、そのような案内を行う斜面部63aと、斜面部63aおよび鋼球62を保持する筐体63bとで構成されている。
【0084】
この構成により、掃除機本体1の横置き状態では、鋼球62が斜面部63aに沿って下方に落下し、上記押圧空間から退避することで、押圧ボタン35の押圧は妨げられない。したがって、押圧ボタン35の押圧動作と連動して、被係止部43の係止を解除する方向に係止部34がスライドし、サイクロン集塵機5がポップアップすることになる。一方、掃除機本体1の縦置き状態では、斜面部63aの案内によって鋼球62が押圧ボタンの押圧空間内に移動することで、押圧ボタン35の押圧動作が鋼球62により妨げられる。このため、押圧ボタン35の押圧動作と連動する係止部34がスライドせず、被係止部43を係止したままとなるので、サイクロン集塵機5がポップアップにより飛び出ることはない。
【0085】
以上のことから、本実施形態の電気掃除機は、掃除機本体1を、サイクロン集塵機5の取り出し方向が略水平方向となる縦置き状態にしたときに、被係止部43に対する係止部34の係止を解除するための操作部32における(押圧ボタン35の)押圧操作を阻止する阻止部61(押圧操作阻止部)を備えているとも言える。
【0086】
電気掃除機の横置き状態では、サイクロン集塵機5を上方にポップアップさせても、サイクロン集塵機5にはある程度の重力がかかっているので、第2付勢手段42の付勢力にもよるが、サイクロン集塵機5が慣性力で掃除機本体1から飛び出す事態はほとんどない。しかし、電気掃除機の縦置き状態では、サイクロン集塵機5を横方向にポップアップさせると、当該横方向の慣性力によってサイクロン集塵機5が容易に掃除機本体1から飛び出してしまい、サイクロン集塵機5が落下して破損する場合がある。したがって、掃除機本体1に上記阻止部(係止解除阻止部)を設けることにより、電気掃除機の縦置き状態におけるそのような不都合を確実に防止することができる。
【0087】
また、電気掃除機の販売店においては、配置スペースの関係上、陳列棚に電気掃除機が縦置き状態で載置される場合がほとんどである。この場合に、上記の係止解除阻止部がないと、例えば子供が不意に押圧ボタン35を押したときには、横方向にポップアップしたサイクロン集塵機5が子供に当たって怪我をするという事態も想定される。しかし、本実施形態のように係止解除阻止部を掃除機本体1に設けることで、そのような最悪の事態も防止することができる。
【0088】
また、本実施形態の電気掃除機においては、図13に示すように、掃除機本体1に、サイクロン集塵機5を取り出し方向に付勢する第3付勢手段71を設ける構成であってもよい。なお、上述した第2付勢手段42も、サイクロン集塵機5を取り出し方向に付勢しているが、この第2付勢手段42はサイクロン集塵機5内に設けられているため、これら両者を区別するときには、第2付勢手段42をサイクロン側付勢手段と称する一方、掃除機本体1側に設けられる第3付勢手段71を本体側付勢手段と称する。
【0089】
第3付勢手段71は、例えばつるまきバネや板バネ等の弾性体で構成されており、一端が掃除機本体1の底部1bにて支持されている一方、他端が掃除機本体1内に収容されるサイクロン集塵機5のダストカップ12の側面に設けられる被係止部12cもしくはダストカップ12の底部と離接可能となっている。これにより、第3付勢手段71は、これと被係止部12cにて接触したサイクロン集塵機5を取り出し方向に付勢する。なお、本実施形態では、被係止部12cは、ダストカップ12の側面から内部方向に屈曲して形成されているが、上記側面から外部方向に突出した凸部で形成されても構わない。
【0090】
サイクロン本体11が備える清掃具17は、排気筒15の周面のフィルタ15aと摺動するために、中央部に上記周面に応じた開口を有している。このような構造上、清掃具17は、図1および図4で示したように、連結棒44と清掃具17の端部でいわゆる片持ち状態で連結されている。このような片持ち状態では、清掃具17は不安定な状態で連結部44に支持されるため、第2付勢手段42の付勢力により、サイクロン集塵機5が取り出し方向にポップアップして清掃具17とフィルタ15aとが摺動する際に、フィルタ15aが清掃具17につっかえやすい。その結果、ポップアップ動作がスムーズにいかない場合がある。
【0091】
ここで、そのような不都合を回避するために、例えば、清掃具17を、フィルタ15aを間にして両方から連結棒44で支持する構成も考えられる。しかし、それではサイクロン集塵機5自体の構造が複雑になるとともに、サイクロン集塵機5が大型になり、電気掃除機の小型化を阻む。一方、サイクロン集塵機5の大きさを変えず、サイクロン集塵室12bの容積を減らした場合には、サイクロン集塵機5の本来の集塵機能が低下する。
【0092】
そこで、図13に示すように、掃除機本体1に上述した第3付勢手段71を設け、サイクロン集塵機5を取り出し方向に付勢することで、第2付勢手段42の付勢力によるサイクロン集塵機5のポップアップを、第3付勢手段71の付勢力によって援助することができる。その結果、サイクロン集塵機5を確実に、かつ、スムーズにポップアップさせることができる。
【0093】
このとき、第3付勢手段71は、サイクロン集塵機5内の空気の旋回の中心となる中心軸に対して、第2付勢手段42とは反対側に設けられる構成が望ましい。これにより、サイクロン集塵機5が上記中心軸を挟んで両側から取り出し方向に付勢されるので、サイクロン集塵機5をより一層確実に、かつ、スムースにポップアップさせることができる。
【0094】
次に、本発明の第2の特徴であるフィルタ部16について、図1、図5ないし図9に基づいて説明する。
【0095】
図5は、サイクロン本体11の蓋体13を固定板14(図1参照)との接触側から見たときの斜視図を示している。蓋体13は、固定板14と離接可能に設けられている。上述したフィルタ部16は、この蓋体13内部に形成されており、フィルタ51(図6参照)と、フィルタ収容部52と、第1凹部53と、第2凹部54とを有している。第2凹部54には、固定板14を蓋体13に固定したときに、その固定板14に固定された上述の筐体45が嵌るようになっている。
【0096】
フィルタ51は、排気筒15から排気される空気に含まれる塵埃を除去するものであり、本実施形態では、図6に示すように、円盤の一部を切り落とした形状で形成されている。
【0097】
フィルタ収容部52は、フィルタ51を収容するものであり、その上面には、フィルタ51を通過した空気の通過孔となる孔52aが形成されている。
【0098】
第1凹部53は、フィルタ51がフィルタ収容部52に収容されていないときに、固定板14に固定された回動部材14a(図9参照)の先端が嵌って当接することによって、その回動を阻止する部分である。つまり、第1凹部53は、フィルタ51の非収容時に、回動部材14aの先端と当接することによって回動部材14aの回動を阻止する回動阻止部を構成している。
【0099】
この回動部材14aは、固定板14において、排気筒15が固定された面と反対側の面であって、第1凹部53とほぼ対向する位置に回動自在に固定されており、その先端は、第1凹部53に嵌るような回動方向に常に付勢されている。そして、回動部材14aは、固定板14に対して略垂直方向となるように固定板14にて支持されている。つまり、回動部材14aは、固定板14に対して略垂直方向に立設され、その先端が上記付勢力に抗して固定板14側に回動可能となるように固定板14にて支持されている。
【0100】
また、回動部材14aの長さは、固定板14と第1凹部53との最長距離(固定板14と第1凹部53の最深部分との距離)よりも長く形成されている。また、回動部材14aは、固定板14に対して略垂直方向に立接されているため、上方からの力によって、固定板14側に回動しやすくなっている。
【0101】
ここで、図7は、フィルタ51をフィルタ収容部52に収容した蓋体13の斜視図を示しており、図8は、固定板14が固定された蓋体13を、図7のA方向から見たときの断面図を示している。フィルタ収容部52は、図8に示すように、排気筒15(図1参照)の軸方向に対してフィルタ51における空気の進入面(以下、フィルタ面と称する)が傾斜して配置されるように、フィルタ51を収容している。これにより、排気筒15の軸方向に対してフィルタ面が垂直に配置される場合よりも、フィルタ面の表面積を広げることができるので、フィルタ51における捕塵能力を少しでも上げることができる。
【0102】
また、フィルタ51には、図6に示すように、止め具55が装着されており、フィルタ51を蓋体13(フィルタ収容部52)に収容したときには、図7に示すように、この止め具55が第1凹部53を塞ぐようになっている。
【0103】
以上の構成により、フィルタ51に止め具55を装着してフィルタ51をフィルタ収容部52に収容しているときは、図8に示すように、止め具55が第1凹部53を塞いでいるため、蓋体13を固定板14に対して垂直に被せると(または固定板14を蓋体13に垂直に被せると)、固定板14に固定された回動部材14aの先端がフィルタ51の止め具55と当接しながら、固定板14側に回動する。これにより、蓋体13と固定板14とがさらに接近することが可能となり、蓋体13と固定板14とを密接して固定することが可能となる。このような動作を行うことから、フィルタ51に装着される止め具55は、フィルタ51の蓋体13への収容時に、回動部材14aの第1凹部53への当接を阻止するとともに、回動部材14aの先端を固定板14側に回動させる当接阻止部材として機能している。
【0104】
一方、フィルタ51をフィルタ収容部52に収容していないときは、蓋体13を固定板14に対して垂直に被せると、図9に示すように、回動部材14aの先端が第1凹部53に嵌り、回動部材14aの回動が阻止される。したがって、蓋体13は、これ以上、固定板14との接触方向に移動することができず、回動部材14aが上記した長さで形成されていることにより、蓋体13と固定板14との間に隙間dが形成されることとなる。つまり、この状態では、蓋体13と固定板14とを固定することはできない。
【0105】
以上のように、本実施形態では、サイクロン本体11は、排気筒15から排出される空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタ51が装填される蓋体13(またはフィルタ部16)を備えており、フィルタ51は、掃除機本体1側ではなく、サイクロン集塵機5側に設けられる。これにより、ダストカップ12や、排気筒15に被覆されるフィルタ15aとともに、水洗いや清掃を必要とする部材を全てサイクロン集塵機5側に集約することができる。
【0106】
例えば、フィルタ51がサイクロン集塵機5外部の掃除機本体1内に設けられていれば、サイクロン集塵機5の取り出しとは別に、掃除機本体1からフィルタ51を取り出すという作業が必要となるため、取り出しの煩わしさを嫌う使用者にとっては、フィルタ51の洗浄、交換等のメンテナンスを拒否しがちとなる。しかし、本実施形態のように、フィルタ51をサイクロン集塵機5側に設ければ、例えば、ダストカップ12の洗浄のついでに、フィルタ51の洗浄、交換等のメンテナンスがしやすくなり、使用者の使い勝手がよくなるという利点がある。
【0107】
また、本実施形態では、フィルタ51の蓋体13への収容状態では、固定板14に蓋体13を被せたときに、回動部材14aは、その先端が止め具55と当接しながら固定板14側に回動するので、上述のように蓋体13と固定板14とを接触させ、これらを一体化することが可能となる。一方、フィルタ51の蓋体13への非収容状態では、固定板14に蓋体13を被せたときに、回動部材14aの先端が第1凹部53に嵌ることによって回動部材14aの回動が阻止されるので、蓋体13が固定板14に対して閉まらなくなる。したがって、使用者にフィルタ51が非収容状態であることを容易に認識させることができ、フィルタ51の非収容状態のまま、電気掃除機が誤使用されるという事態を確実に防止することができる。
【0108】
なお、本実施形態では、蓋体13に第1凹部53を回動阻止部として形成した例について説明したが、フィルタ51の蓋体13への非収容時に、回動部材14aの先端と当接することによって回動部材14aの回動を阻止することができるのであれば、凹部(第1凹部53)には限定されない。例えば、フィルタ51の蓋体13への非収容時に、回動部材14aの回動を妨げる突起や壁部を上記の回動阻止部として蓋体13に設ける構成であってもよい。
【0109】
なお、上述した第1付勢手段や第2付勢手段42は、第3付勢手段71と同様に、バネ(つるまきバネ)以外にも、板バネなどの弾性体で構成することが可能である。
【0110】
【発明の効果】
本発明によれば、サイクロン集塵機の掃除機本体に対する着脱動作と連動して、摺動手段が、清掃具と、排気筒の排気口を覆うフィルタとを摺動させる。したがって、サイクロン集塵機の掃除機本体に対する取り付け、取り出しと同時に、フィルタが清掃具により自動清掃されるので、サイクロン集塵機を掃除機本体に収容するタイプの電気掃除機における利便性を向上させることができる。
【0111】
また、掃除機本体に対するサイクロン集塵機の着脱の際には、サイクロン集塵機を構成するサイクロン本体と集塵容器とが一体となった状態であるので、その着脱動作時において、清掃具によってフィルタから掻き落とされた塵埃が、サイクロン集塵機の外部に漏洩することはない。
【0112】
しかも、フィルタ清掃を、サイクロン集塵機の掃除機本体に対する着脱動作時とすることにより、清掃によってフィルタから掻き落とされた塵埃を集塵容器に集積させる時間をかせぐことができる。したがって、サイクロン集塵機を掃除機本体から取り出した後、集塵容器をサイクロン本体から取り外すときには、掻き落とされた塵埃が、サイクロン本体と集積容器との間にできる隙間から外部に飛び散るということがほとんどなく、衛生面に優れた電気掃除機を提供することができるという効果を奏する。
また、付勢手段による筐体の上記取り出し方向への付勢力により、筐体が上記取り出し方向に移動すると、固定板に固定された排気筒も上記取り出し方向に移動することになる。したがって、支持部と連結棒を介して連結された清掃具に対して、排気筒が相対的に移動するようになり、サイクロン集塵機の掃除機本体からの取り出し時に、フィルタを確実に清掃することができる。
また、サイクロン集塵機の掃除機本体での収容状態では、被係止部が係止部にて係止されることで、サイクロン集塵機を掃除機本体内で静止させたまま保持することができる。
また、押圧ボタンの押圧によって、係止部による被係止部の係止を解除した瞬間に、付勢手段の付勢力によって、サイクロン集塵機を付勢方向に移動(ポップアップ)させることができる。したがって、押圧ボタンの押圧動作に連動して、サイクロン集塵機を掃除機本体から取り出すことができるとともに、この取り出し動作に連動して、清掃具によるフィルタの清掃を行うことができる。
また、電気掃除機の縦置き状態では、サイクロン集塵機を横方向にポップアップさせると、当該横方向の慣性力によってサイクロン集塵機が容易に掃除機本体から飛び出してしまい、サイクロン集塵機が落下して破損する場合がある。したがって、掃除機本体に係止解除阻止部を設けることにより、電気掃除機の縦置き状態におけるそのような不都合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る電気掃除機の掃除機本体および当該掃除機本体に収容されるサイクロン集塵機の概略の構成を示す断面図である。
【図2】 上記電気掃除機の概略の構成を示す斜視図である。
【図3】 上記電気掃除機の平面図である。
【図4】 上記掃除機本体からポップアップさせた状態にある上記サイクロン集塵機の概略の構成を示す断面図である。
【図5】 上記サイクロン集塵機のサイクロン本体を構成する蓋体の内部の構成を示す斜視図である。
【図6】 上記蓋体に収容されるフィルタの概略の構成を示す斜視図である。
【図7】 上記フィルタを収容した上記蓋体の斜視図である。
【図8】 上記フィルタの上記蓋体への収容状態における、上記サイクロン本体の概略の構成を示す断面図である。
【図9】 上記フィルタの上記蓋体への非収容状態における、上記サイクロン本体の概略の構成を示す断面図である。
【図10】 上記掃除機本体が有する第1付勢手段の構成の一例を示す断面図である。
【図11】 上記掃除機本体が有する係止解除阻止部の概略の構成を示す断面図である。
【図12】 (a)は、上記掃除機本体の横置き状態での上記係止解除阻止部の状態を示す断面図である。(b)上記掃除機本体の縦置き状態での上記係止解除阻止部の状態を示す断面図である。
【図13】 上記掃除機本体に設けられる第3付勢手段の概略の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
4 電動送風機
5 サイクロン集塵機
11 サイクロン本体
13 蓋体
14 固定板
14a 回動部材
15 排気筒
15a フィルタ(第1のフィルタ)
17 清掃具
18 摺動手段
20a 屈曲部
31 位置決め部
32 操作部
34 係止部
41 支持部
41a 第1支持部
41b 第2支持部
42 第2付勢手段(付勢手段)
43 被係止部
44 連結棒
45 筐体
51 フィルタ(第2のフィルタ)
53 第1凹部(凹部)
55 止め具
61 阻止部(係止解除阻止部)
71 第3付勢手段(本体側付勢手段)

Claims (4)

  1. 掃除機本体に収容される電動送風機の運転によって吸引された空気を旋回させ、上記空気中に含まれる塵埃を遠心分離するサイクロン集塵機を、上記掃除機本体に対して着脱可能に備えた電気掃除機であって、
    上記サイクロン集塵機は、
    遠心分離後の空気を排出するための排気口にフィルタが被覆された排気筒を有するサイクロン本体を備えており、
    上記サイクロン本体は、
    上記フィルタと摺動することによって上記フィルタを清掃する清掃具と、
    上記サイクロン集塵機の上記掃除機本体に対する着脱動作と連動して、上記清掃具と上記フィルタとを摺動させる摺動手段と、
    上記排気筒が固定される固定板とを備えており、
    上記摺動手段は、
    上記清掃具と連結棒を介して連結されるとともに、上記掃除機本体側に設けられる位置決め部にて支持される支持部と、
    上記サイクロン集塵機の上記掃除機本体からの取り出し方向に、上記支持部を支点として上記固定板に固定される筐体を付勢する付勢手段とを備えており、
    上記サイクロン本体は、上記サイクロン集塵機の上記掃除機本体での収容位置にて、上記付勢手段の付勢力に抗して上記掃除機本体側の係止部によって係止される被係止部を備えており、
    上記掃除機本体は、押圧操作により、上記被係止部に対する上記係止部の係止を解除するための操作部を備えており、
    該電気掃除機は、上記掃除機本体を、上記サイクロン集塵機の取り出し方向が略水平方向となる縦置き状態にしたときに、上記被係止部に対する上記係止部の係止解除動作を阻止する係止解除阻止部をさらに備えていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 上記係止解除阻止部は、上記掃除機本体を縦置き状態にしたときに、上記係止部による上記被係止部の係止を解除させるための押圧ボタンの押圧が行われる空間内に当該押圧動作を妨げる障害物を配することにより、上記係止解除動作を阻止することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 上記付勢手段をサイクロン側付勢手段とすると、
    上記掃除機本体は、上記サイクロン集塵機を上記取り出し方向に付勢する本体側付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  4. 上記本体側付勢手段は、上記サイクロン集塵機内の空気の旋回の中心となる中心軸に対して、上記サイクロン側付勢手段とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
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