JP4069779B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ駆動される軸受け装置を用いた回転電機に発生する電食防止装置を搭載した回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、誘導機を始めとする回転電機を回転数制御する方法としてインバータ等の電力変換器によって駆動するのが一般的となってきた。インバータの駆動方式として電圧形PWMインバータが最も良く知られている。
【0003】
さて、最近の高速電力用半導体素子の発展に伴って、電圧形PWMインバータのキャリア周波数の高周波化が進み、インバータのスイッチング時に生じる急峻な電圧変化に起因して、回転電機の回転軸に高周波誘導に基づいて発生する軸電圧が増大する傾向になっている。この軸電圧の増大に伴って、回転軸を指示しているベアリングの内輪部と外輪部の間の電位差が大きくなり、ベアリング内に発生するベアリング電流を増大させていた。このベアリング電流は、内輪部、外輪部の軌道面ならびに転導体表面に電食と呼ばれる腐食を発生させて、ベアリングの耐久性を悪化させるので、電食の発生を防止する対策が必要であった。
【0004】
従来、この種のベアリング電流を防止する機能を有する回転電機は、特開2000−197298号広報に記載されたものが知られている。
【0005】
以下、その回転電機について図11〜図14を参照しながら説明する。
【0006】
図11は従来の回転電機の概略構成を示す図である。これは、絶縁スリーブの開口部側表面に導電膜を設けることによって、コイルとロータ間を静電遮蔽してコイルとロータ間の静結合容量を小さくするようにしたもので、軸電圧の大きさが、コイルとロータ間の静電結合容量によって決まる事に着目し、その静電結合容量を小さくすることで軸電圧を下げるようにしたものである。
【0007】
図において、従来の回転電機100は例えば誘導電動機であって、ステータ101は内側にコイル102を配置し、ハウジング103の内周面に固定されている。ロータ104は例えばかご型巻線を備えた誘導電動機のロータであって回転軸105、軸受装置106a、106bを有している。ロータ104は回転軸105に取り付けられた軸受装置106a、106bを介してハウジング103の両端にボルト107で固定された2枚のエンドブラケット108a、108bに固定されている。インバータ109のR相、S相およびT相出力端子110〜112は回転電機100のコイル102のR相、S相およびT相タップ113〜115にそれぞれ結線されている。回転電機100のフレームグランド端子116はインバータ109のフレームグランド端子117にアース線118を介して接続され、さらに、フレームグランド端子117は大地にアースされている。
【0008】
図12は従来の回転電機の構成を示す断面図である。図13は、図12において図示するAの方向から見た従来の回転電機の構成を示す図である。図12、図13において、従来の回転電機100のロータ104は回転軸105を有し、回転軸105に取り付けられたここでは図示されない軸受装置106a〜106bを介してハウジング103に固定された2枚のエンドブラケット108a〜108bに固定されている。ステータ101は、積層板119a〜119kを、積層板の間に絶縁樹脂を介して絶縁して、軸方向に積層して成型したものである。ステータ101はスロット120と歯121を有し、ハウジング103の内周面に固定されている。スロット120内に巻いたコイル102とスロット120のロータ104側への開口部122との間には絶縁体を加工して得られる絶縁スリーブ123a〜123cを設け、絶縁スリーブ123a〜123cのステータ101に接する側を導電膜124a〜124cとしており、この導電膜124a〜124cはステータ101に接触することにより、コイル102とロータ104は静電遮蔽され、コイル102とロータ104間の静電結合容量125は著しく小さくなる。そして、コイル102はスロット109内に、ステータ101に接近した位置に配置されるので、コイル102の巻き取り方向に沿って、コイル102とステータ101の間にも静電結合容量126が分布している。さらに、ステータ101とロータ104の間の空隙間隔は狭く配置されるので、ステータ101とロータ104の間にもエアーギャップ容量127が存在する。
【0009】
図14は、電食対策されていない一般的な回転電機において軸電圧が発生しベアリング電流が発生するメカニズムと、従来の回転電機において導電膜付きの絶縁スリーブを設けることにより軸電圧が低減され電食を防止できることを説明するコモンモード等価回路である。図において、回転電機が比較的高速で回転する場合、軸受装置106a〜106bは流体潤滑状態となるため電気的に非道通となり、その等価回路128は等価直列抵抗129、等価静電容量130、および、開放したスイッチ131を直列に配置した図示する回路構成となる。
【0010】
電食対策がされていない一般的な回転電機では、従来の回転電機100のような導電膜124a〜124c付きの絶縁スリーブ123a〜123cは設けられておらず、コイル102は開口部121付近の空隙を介して、ロータ104と接近した位置に配置されるので、コイル104の巻き取り方向に沿って、コイル102とロータ104の間に数十pF程度の静電結合容量125が分布している。さらに、コイル102とステータ101の間に静電結合容量126、および、ステータ101とロータ104の間にエーアーギャップ容量127当が存在するので、コイル102の各相と大地との間に印加された共通モードの電圧、すなわち、コモンモード電圧132をエアーギャップ容量127に発生する軸電圧として伝達する図示するような閉じた回路133が形成され、インバータ109からコイル102の各相と大地間にコモンモード電圧132が印加されると、コモンモード電圧132に対する閉じた回路133の応答電圧として、エアーギャップ容量127に軸電圧が発生し、エアーギャップ容量127にチャージされた軸電圧の放電電流として軸受装置を介してベアリング電流が流れ、軸受け部に電食を発生させていた。
【0011】
従来の回転電機100では、導電膜124a〜124b付きの絶縁スリーブ13a〜123cをコイル102とスロット120のロータ104側への開口部122との間に設けると、前述したように、コイル102とロータ104の間の静電結合容量125が著しく小さくなるので、インバータ109からコイル102の各相と大地との間に印加されたコモンモード電圧132をエアーギャップ容量127に発生する軸電圧として伝達する前述したような閉じた回路133は形成されず、コモンモード電圧132に対する応答電圧として、エアーギャップ容量127に発生する軸電圧は著しく減少するかまたは消滅し、エアーギャップ容量127にチャージされた軸電圧の放電電流として発生していたベアリング電流も低減または消滅し、軸受部の電食を防止することができた。
【0012】
ところで、図13に図示すように、従来の従来の回転電機100では、導電膜124aおよび124bが歯121と接触する全面積において積層板119aおよび119bと導通するので、導電膜124aおよび124bを介して積層板119cおよび119dを通過する電流通路が、歯121の一部分と鎖交する電流ループ134aを形成する。同様に、図13に図示するように、導電膜124aおよび124bを介して積層板119eおよび119fを通過する電流通路が歯121の一部分と鎖交する電流ループ134b、および、導電膜124aおよび124bを介して積層板119gおよび119hを通過する電流通路が歯121の一部分と鎖交する電流ループ134cを形成する。
【0013】
歯121において、例えば、図13に図示する紙面の表面から裏面へのBの方向に変化するような回転磁界は、歯121の一部と鎖交する電流ループ134a〜134cに渦電流を誘導させる。歯121は珪素鋼鈑のような強磁性体でできているので、強磁性体と鎖交する電流ループ134aには大きな渦電流が発生し、この渦電流による損失のため回転電機のエネルギー変換効率を著しく低下させていた。
【0014】
同様に、従来の回転電機100では、複数の導電膜と積層板は、図13に図示するようなロータ104および回転軸105と鎖交する電流ループ135を形成する。ロータ104および回転軸105において、図12に図示する例えばAの方向に変化するような回転磁界は、ロータ104および回転軸105と鎖交する電流ループ135に渦電流を誘導させるが、ロータ104または回転軸105は珪素鋼鈑または鉄のような強磁性体でできているので、強磁性体と鎖交する電流ループ135には大きな渦電流が発生し、この渦電流による損失のため回転電機のエネルギー変換効率を著しく低下させていた。
【0015】
図15は従来の他の回転電機の構成を示し、図において、101〜105、119〜121、124〜126は図12の101〜105、119〜121、124〜126と同様のものであり、その説明を省略する。従来の他の回転電機136は例えば誘導電動機であって、銅のような非磁性導体できた静電遮蔽板137a〜137bを絶縁体138a〜138bで包み込んだ絶縁ウエッジ139a〜139bを、スロット119に巻いたコイル102とスロット119のロータ104側への開口部の間に押入し、この静電遮蔽板137a〜137bの長手方向片側をリング部140に櫛状に接続し、リング部140はハウジング103に接続したような構成となっている。従来の回転電機100で述べたのと同様の理由により、コイル102とロータ間を静電遮蔽板137a〜137bで静電遮蔽したことにより、コイル102とロータ104の間の静電結合容量124が著しく小さくなり、ベアリング電流が低減または消滅し、軸受部の電食を防止することができる。ところで、従来の回転電機136のリング部140は、回転軸105と鎖交する電流ループ141等を形成し、ステータ101に発生する回転磁界により電流ループ140に渦電流を誘導する。回転軸105は、鉄のような強磁性体でできているので、強磁性体と鎖交する電流ループ140には大きな渦電流が発生し、渦電流による損失のため回転電機のエネルギー変換効率を劣化させていた。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−197298号公報(第4頁、第3図、第5図、第6図)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の回転電機では、絶縁スリーブのステータ側に形成された導電膜が歯と接触する全面積において積層板と導通するので、ステータの歯を挟む隣り合った2つの導電膜と積層板は歯の一部分と鎖交する電流ループを形成する。歯において変化する回転磁界は、歯の一部と鎖交する電流ループに渦電流を誘導させるが、歯は珪素鋼鈑のような強磁性体でできているので、強磁性体と鎖交する電流ループには大きな渦電流が発生し、この渦電流による損失のため回転電機のエネルギー変換効率を著しく低下させていた。同様に、従来の回転電機では、複数の導電膜と積層板は、ロータおよび回転軸と鎖交する電流ループを形成し、ロータおよび回転軸において変化する回転磁界は、ロータおよび回転軸と鎖交する電流ループに渦電流を誘導させるが、ロータまたは回転軸は珪素鋼鈑または鉄のような強磁性体でできているので、強磁性体と鎖交する電流ループには大きな渦電流が発生し、この渦電流による損失のため回転電機のエネルギー変換効率を著しく低下させていた。同様に、従来の他の回転電機では、リング部は、回転軸と鎖交する電流ループを形成し、ステータに発生する回転磁界により電流ループに渦電流を誘導させるが、回転軸は鉄のような強磁性体でできているので、強磁性体と鎖交する電流ループには大きな渦電流が発生し、渦電流による損失のため回転電機のエネルギー変換効率を著しく劣化させていた。
【0018】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、安価で簡単な部品の追加で大きな渦電流を発生させないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、ベアリング電流を低減または消滅して電食を防止することができる回転電機を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転電機は上記目的を達成するために、互いに絶縁して積層した複数の積層板より形成され、スロットと歯を有しそのスロット内にコイルを配置するステータと、そのステータを内周面に固定したハウジングと、回転軸を有するロータと、軸受装置を有しその軸受装置を介して前記回転軸を保持し、前記ハウジングの両端部に固定された2枚のエンドブラケットを備えたインバータ駆動される回転電機において、短冊状に加工した非磁性導体板の表面全体を絶縁体で包み込んだ絶縁スリーブを、前記コイルと前記スロットの間に前記スロットの開口部を塞ぐように配置、固定し、前記非磁性導体板の一点のみを一枚の前記積層板に導通させて、前記非磁性導体板および前記歯によって、強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが形成されないようにしてエネルギー変換効率を劣化させることなく、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽して電食を防止することができる請求項1記載の回転電機としたものである。
【0020】
本発明によれば、安価で簡単な部品の追加で大きな渦電流を発生させないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、ベアリング電流を低減または消滅して電食を防止することができる回転電機が得られる。
【0021】
また他の手段は、互いに絶縁して積層した複数の積層板より形成され、スロットと歯を有しそのスロット内にコイルを配置するステータと、そのステータを内周面に固定したハウジングと、回転軸を有するロータと、軸受装置を有しその軸受装置を介して前記回転軸を保持し、前記ハウジングの両端部に固定された2枚のエンドブラケットを備えたインバータ駆動される回転電機において、短冊状に加工した非磁性導体板の表面全体を絶縁体で包み込んだ絶縁スリーブを、前記コイルと前記スロットの間に前記スロットの開口部を塞ぐように配置、固定し、前記非磁性導体板が他の前記非磁性導体板に導通しないように前記非磁性導体板を隣り合う複数の前記積層板に導通させて、前記非磁性導体板および前記歯によって、強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが形成されないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽して電食を防止することができる請求項1記載の回転電機としたものである。
【0022】
本発明によれば、安価で簡単な部品の追加で大きな渦電流を発生させないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、ベアリング電流を低減または消滅して電食を防止することができる回転電機が得られる。
【0023】
また他の手段は、前記非磁性導体板に導通させた隣り合う複数の前記積層板と、他の前記非磁性導体板に導通させた他の隣り合う複数の前記積層板との間に、少なくとも1枚以上の前記非磁性導体板に接続されない前記積層板を配置して、前記非磁性導体板および前記歯によって強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが形成されないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽して電食を防止することができる請求項2記載の回転電機としたものである。
【0024】
本発明によれば、安価で簡単な部品の追加で大きな渦電流を発生させないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、ベアリング電流を低減または消滅して電食を防止することができる回転電機が得られる。
【0025】
また他の手段は、前記絶縁体は比誘電率が5以下の低誘電率材料を使用することによって、前記コイルと前記ステータ間の静電結合容量を小さくして、前記インバータと前記回転電機のフレームグランド端子間を結ぶアース線に流れる漏れ電流が増大しないようにすることができる請求項1、2または3記載の回転電機としたものである。
【0026】
本発明によれば、安価で簡単な部品の追加で大きな渦電流を発生させないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、ベアリング電流を低減または消滅して電食を防止することができる回転電機が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、非磁性導体板の一点のみを一枚の前記積層板に導通させて、強磁性体でできた歯と鎖交する電流ループが非磁性導体板および前記歯によって形成されないようにしたものであり、歯に発生する回転磁界に誘導されて非磁性導体板および積層板に大きな渦電流が発生しないという作用を有する。
【0028】
また、非磁性導体板が他の非磁性導体板に導通しないように非磁性導体板を隣り合う複数の積層板に導通させて、強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが非磁性導体板および前記歯によって形成されないようにしたものであり、歯に発生する回転磁界に誘導されて非磁性導体板および積層板に大きな渦電流が発生しないという作用を有する。
【0029】
また、非磁性導体板に導通させた隣り合う複数の積層板と、他の非磁性導体板に導通させた他の隣り合う複数の積層板との間に、少なくとも1枚以上の前記非磁性導体板に接続されない積層板を配置して、非磁性導体板が他の非磁性導体板に導通しないようにして、強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが非磁性導体板および前記歯によって形成されないようにしたものであり、歯に発生する回転磁界に誘導されて非磁性導体板および積層板に大きな渦電流が発生しないという作用を有する。
【0030】
また、絶縁体は比誘電率が5以下の低誘電率材料を使用しているので、絶縁体をはさんで静電遮蔽板に接近して配置されるコイルと静電遮蔽板との間の静電結合容量、すなわち、コイルとステータとの間の静電結合容量が小さくなるように配慮されており、インバータと回転電機のフレームグランド端子間を結ぶアース線に流れる漏れ電流が増大しないという作用を有する。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0031】
【実施例】
(実施例1)
図1は本発明の第1実施例の回転電機の絶縁スリーブの構成を示し、図において、絶縁スリーブ1は銅のような短冊状に加工した非磁性導体板2の表面全体を絶縁体3で包み込んだものである。絶縁体3は、絶縁スリーブ1の非磁性導体板2と絶縁スリーブ1に接近して配置される導体との静電結合容量が小さくなるように、ポリイミドのように比誘電率が小さい絶縁材料を用いている。非磁性導体板2の長手方向片側の一点4には非磁性導体板2をアース接続するためのリード線5が溶接されている。
【0032】
図2は本発明の第1実施例の回転電機の構成を示し、図において、101〜105、119a〜119k、120〜122、125〜127は、それぞれ、図5の101〜105、119a〜119k、120〜122、125〜127と同様のものであり、その説明を省略する。本発明の第1実施例の回転電機6は例えば誘導電動機であって、絶縁スリーブ1はスロット120の開口部122を塞ぐように配置、固定されている。非磁性導体板2はリード線5を介して歯121に一点でアース接続され、コイル102とロータ104の間を静電遮蔽している。従来の回転電機100と同様の理由により、コイル102とロータ104の間は静電遮蔽されるので、コイル102とロータ104の間の静電結合容量125が著しく小さくなり、エアーギャップ容量126に発生する軸電圧は著しく減少し、エアーギャップ容量126にチャージされた軸電圧の放電電流として発生していたベアリング電流も低減または消滅し、軸受部の電食を防止することができる。
【0033】
図3は図2において図示するAの方向から見たステータ周辺の構造を示す図である。図において、101、119a〜119k、120〜121は、それぞれ、図13の101、119a〜119k、120〜121と同様のものであり、その説明を省略する。図において、絶縁スリーブ1はスロット120の開口部122を塞ぐように配置、固定されている。絶縁スリーブ1の非磁性導体板2の表面全体は絶縁体3で被服されており、非磁性導体板2はリード線5を介する一点4において歯120に接続されているので、非磁性導体板2および積層板119a〜119bを通過する電流通路は、強磁性体でできた歯121の一部分と鎖交する電流ループを形成しない。珪素鋼鈑のような強磁性体でできた歯121の一部と鎖交する電流ループが無いので、図3に図示する紙面の表面から裏面へのBの方向に変化するような回転磁界が、積層板119a〜119dに誘導する渦電流は著しく小さくなるか、または、発生しなくなり、渦電流損失のため回転電機のエネルギー変換効率を劣化させないようにすることができる。
【0034】
図4は本発明の第2実施例の回転電機の絶縁スリーブの構成を示し、図において、7a〜9a、7b〜9b、7c〜9cはそれぞれ図1の1〜4と同様のものであり、その説明を省略する。非磁性導体板8a〜8cの短手方向片側10a〜10cには、絶縁体9a〜9cの表面から露出した非磁性導体でできた突出部11a〜11cが取り付けられており、絶縁スリーブ7a〜7cに接触する導体が突出部11a〜11cを介して非磁性導体8a〜8cに導通するような構造をしている。
【0035】
図5は本発明の第2実施例の回転電機の構成を示し、図において、101〜105、119〜122、125〜127は、それぞれ、図5の101〜105、119〜122、125〜127と同様のものであり、その説明を省略する。本発明の第2実施例の回転電機12は例えば誘導電動機であって、絶縁スリーブ7a〜7cはスロット120の開口部122を塞ぐように配置、固定されている。非磁性導体板8a〜8cは前述した突出部11a〜11cを介して絶縁スリーブの短手方向片側にある歯121にアース接続され、コイル102とロータ104の間を静電遮蔽している。従来の回転電機100と同様の理由により、コイル102とロータ104の間は静電遮蔽されるので、コイル102とロータ104の間の静電結合容量125が著しく小さくなり、エアーギャップ容量126に発生する軸電圧は著しく減少し、エアーギャップ容量126にチャージされた軸電圧の放電電流として発生していたベアリング電流も低減または消滅し、軸受部の電食を防止することができる。
【0036】
図6は図5において図示するAの方向から見たステータ周辺の構造を示す図である。図において、101、119a〜119k、120〜122は、それぞれ、図13の101、119a〜119k、120〜122と同様のものであり、その説明を省略する。絶縁スリーブ7a〜7cはスロット120の開口部122を塞ぐように配置、固定されている。絶縁スリーブ7aの非磁性導体板8aの表面全体は絶縁体9aで被服されており、非磁性導体板8aは突出部11aを介して隣り合う3枚の積層板119a〜119cに接続されている。同様に、非磁性導体板8bは、非磁性導体板8aおよび8cと導通しないように、突出部11bを介して、隣り合う3枚の積層板119d〜119fに接続されている。同様に、非磁性導体板8cは、非磁性導体板8bと導通しないように、突出部11cを介して、隣り合う3枚の積層板119g〜119iに接続されている。第2実施例の回転電機12では、非磁性導体板8aが他の非磁性導体板8bに導通しないように積層板に接続されているので、非磁性導体板8a〜8bおよび積層板119a〜119bを通過する電流通路は、強磁性体でできた歯120の一部分と鎖交する電流ループを形成しない。珪素鋼鈑のような強磁性体でできた歯121の一部と鎖交する電流ループが無いので、図6に図示する紙面の表面から裏面へのBの方向に変化するような回転磁界が、積層板119a〜119kに誘導する渦電流は著しく小さくなるか、または、発生しなくなり、渦電流損失のため回転電機のエネルギー変換効率を劣化させないようにすることができる。
【0037】
図7は本発明の第3実施例の回転電機の絶縁スリーブの構成を示し、図において、13a〜17a、13b〜17b、13c〜17cはそれぞれ図4の7a〜11a、7b〜11b、7c〜11cと同様のものであり、その説明を省略する。
【0038】
図8は本発明の第3実施例の回転電機の構成を示し、図において、101〜105、120〜122、125〜127、13a〜13c、14a〜14c、17a〜17cは、それぞれ、図5の101〜105、120〜122、125〜127、7a〜7c、8a〜8c、11a〜11cと同様のものであり、その説明を省略する。本発明の第3実施例の回転電機18は例えば誘導電動機である。
【0039】
図9は図5において図示するAの方向から見たステータ周辺の構造を示す図である。図において13a〜13c、14a〜14c、15a〜15c、17a〜17c、119a〜119kは、それぞれ、図11の7a〜7c、8a〜8c、9a〜9c、11a〜11c、図3の119a〜119kと同様のものであり、その説明を省略する。絶縁スリーブ13aの非磁性導体板14aの表面全体は絶縁体15aで被服されており、非磁性導体板14aは突出部17aを介して隣り合う3枚の積層板119a〜119cに接続されている。次に、非磁性導体板14bは、非磁性導体板14aおよび14cと導通しないように、一枚の積層板119dを隔てて、突出部17bを介して、隣り合う3枚の積層板119e〜119gに接続されている。同様に、非磁性導体板14cは、非磁性導体14bと導通しないように、一枚の積層板119hを隔てて、突出部17cを介して、隣り合う3枚の積層板119i〜119kに接続されている。第3実施例の回転電機18では、非磁性導体板14aが他の非磁性導体板14bに導通しないように積層板に接続されているので、非磁性導体板14a〜14bおよび119a〜119bを通過する電流通路は、強磁性体でできた歯120の一部分と鎖交する電流ループを形成しない。珪素鋼鈑のような強磁性体でできた歯121の一部と鎖交する電流ループが無いので、図9に図示する紙面の表面から裏面へのBの方向に変化するような回転磁界が、積層板119a〜119kに誘導する渦電流は著しく小さくなるか、または、発生しなくなり、渦電流損失のため回転電機のエネルギー変換効率を劣化させないようにすることができる。
【0040】
図10は、本発明の第1実施例の回転電機6、第2実施例の回転電機12、第3実施例の回転電機18、および、従来の回転電機100のエネルギー変換効率を比較した効率特性を示し、負荷トルクTを変動させつつ回転数nを変化させたときの回転数nと効率ηの関係を示している。図を見て明らかなように、本発明の第1実施例、第2実施例、および、第3実施例による効率は、従来例のものに比べて改善されている事がわかる。
【0041】
ところで、絶縁体4は、ポリイミドのように比誘電率が5以下の低比誘電率材料を用いているので、絶縁体4をはさんで静電遮蔽板2に接近して配置されるコイル102と静電遮蔽板2との間の静電結合容量、すなわち、コイル102とステータ101との間の静電結合容量125が小さくなるように配慮されており、インバータからコイル102に印加されるコモンモード電圧に対する応答電流としてインバータと回転電機を接続するアース線に発生する漏れ電流を増大させないようにすることができ、アース線より放射される不要な電磁波を増大させないようにすることができる。
【0042】
なお、実施例では、静電遮蔽板2に銅でできた非磁性導体を用いたが、銅にかえてアルミニウム、白金、金、導電性ポリマー等のような非磁性導体を用いてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0043】
なお、絶縁体4は、ポリイミドを用いているが、ポリイミドにかえてポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ四フッ化エチレン等のように比誘電率が5以下の低比誘電率の絶縁材料を用いてもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0044】
なお、回転電機100を誘導電動機としたが、誘導電動機にかえて直流機、同期機、ステッピングモータ、リラクタンスモータのような回転電機でもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0045】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、非磁性導体を加工して得られる静電遮蔽板の表面全体を絶縁体で包み込んだ絶縁静電遮蔽材を、前記コイルと前記スロットの間に前記スロットの開口部を塞ぐように配置、固定し、前記静電遮蔽板の短手方向片側の一点のみを前記ステータに接続することによって、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽するようにしたので、安価で簡単な部品の追加でベアリング電流を低減または消滅して電食が発生しない回転電機を提供できる。
【0046】
また、非磁性導体を加工して得られる静電遮蔽板の表面全体を絶縁体で包み込んだ絶縁静電遮蔽材を、前記コイルと前記スロットの間に前記スロットの開口部を塞ぐように配置、固定し、前記静電遮蔽板の短手方向片側の一点のみを一枚の積層板に接続するか、または、前記非磁性導体板が他の前記非磁性導体板に導通しないように前記非磁性導体板を隣り合う複数の前記積層板に導通させて、前記静電遮蔽板と前記歯を通過する電流通路が前記歯または前記ロータと鎖交するループを形成しないようにしたので、安価で簡単な部品の追加でステータに発生する渦電流を増大させないようにして、エネルギー変換効率が劣化することがない回転電機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回転電機の絶縁スリーブの構成図
【図2】本発明の第1実施例の回転電機の構成図
【図3】図2において図示するAの方向から見たステータ周辺の構造図
【図4】本発明の第2実施例の回転電機の絶縁スリーブの構成図
【図5】本発明の第2実施例の回転電機の構成図
【図6】図5において図示するAの方向から見たステータ周辺の構造図
【図7】本発明の第3実施例の回転電機の絶縁スリーブの構成図
【図8】本発明の第3実施例の回転電機の構成図
【図9】図5において図示するAの方向から見たステータ周辺の構造図
【図10】本発明の第1実施例の回転電機6、第2実施例の回転電機12、第3実施例の回転電機18、および、従来の回転電機100のエネルギー変換効率を比較した効率特性グラフ
【図11】従来の回転電機の概略構成図
【図12】従来の回転電機の構成を示す断面図
【図13】図12において図示するAの方向から見た従来の回転電機の構成図
【図14】電食対策されていない一般的な回転電機において軸電圧が発生しベアリング電流が発生するメカニズムと、従来の回転電機において導電膜付きの絶縁スリーブを設けることにより軸電圧が低減され電食を防止できることを説明するコモンモード等価回路図
【図15】従来の他の回転電機の構成図
【符号の説明】
1 絶縁スリーブ
2 非磁性導体板
3 絶縁体
4 一点
5 リード線
6 回転電機
7a 絶縁スリーブ
7b 絶縁スリーブ
7c 絶縁スリーブ
8a 非磁性導体板
8b 非磁性導体板
8c 非磁性導体板
9a 絶縁体
9b 絶縁体
9c 絶縁体
10a 非磁性導体板の短手方向片側
10b 非磁性導体板の短手方向片側
10c 非磁性導体板の短手方向片側
11a 突出部
11b 突出部
11c 突出部
12 回転電機
13a 絶縁スリーブ
13b 絶縁スリーブ
13c 絶縁スリーブ
14a 静電遮蔽板
14b 静電遮蔽板
14c 静電遮蔽板
15a 絶縁体
15b 絶縁体
15c 絶縁体
16a 非磁性導体板の短手方向片側
16b 非磁性導体板の短手方向片側
16c 非磁性導体板の短手方向片側
17a 突出部
17b 突出部
17c 突出部
18 回転電機
101 ステータ
102 コイル
103 ハウジング
104 ロータ
105 回転軸
106a 軸受装置
106b 軸受装置
108a エンドブラケット
108b エンドブラケット
109 インバータ装置
119a 積層板
119b 積層板
119c 積層板
119d 積層板
119e 積層板
119f 積層板
119g 積層板
119h 積層板
119i 積層板
119j 積層板
119k 積層板
120 スロット
121 歯
122 開口部

Claims (4)

  1. 互いに絶縁して積層した複数の積層板より形成され、スロットと歯を有しそのスロット内にコイルを配置するステータと、そのステータを内周面に固定したハウジングと、回転軸を有するロータと、軸受装置を有しその軸受装置を介して前記回転軸を保持し、前記ハウジングの両端部に固定された2枚のエンドブラケットを備えたインバータ駆動される回転電機において、短冊状に加工した非磁性導体板の表面全体を絶縁体で包み込んだ絶縁スリーブを、前記コイルと前記スロットの間に前記スロットの開口部を塞ぐように配置、固定し、前記非磁性導体板の一点のみを一枚の前記積層板に導通させて、前記非磁性導体板および前記歯によって、強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが形成されないようにしてエネルギー変換効率を劣化させることなく、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽して電食を防止することができる回転電機。
  2. 互いに絶縁して積層した複数の積層板より形成され、スロットと歯を有しそのスロット内にコイルを配置するステータと、そのステータを内周面に固定したハウジングと、回転軸を有するロータと、軸受装置を有しその軸受装置を介して前記回転軸を保持し、前記ハウジングの両端部に固定された2枚のエンドブラケットを備えたインバータ駆動される回転電機において、短冊状に加工した非磁性導体板の表面全体を絶縁体で包み込んだ絶縁スリーブを、前記コイルと前記スロットの間に前記スロットの開口部を塞ぐように配置、固定し、前記非磁性導体板が他の前記非磁性導体板に導通しないように前記非磁性導体板を隣り合う複数の前記積層板に導通させて、前記非磁性導体板および前記歯によって、強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが形成されないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽して電食を防止することができる請求項1記載の回転電機。
  3. 前記非磁性導体板に導通させた隣り合う複数の前記積層板と、他の前記非磁性導体板に導通させた他の隣り合う複数の前記積層板との間に、少なくとも1枚以上の前記非磁性導体板に接続されない前記積層板を配置して、前記非磁性導体板および前記歯によって強磁性体でできた前記歯と鎖交する電流ループが形成されないようにして、エネルギー変換効率を劣化させることなく、前記コイルと前記ロータ間を静電遮蔽して電食を防止することができる請求項2記載の回転電機。
  4. 前記絶縁体は比誘電率が5以下の低誘電率材料を使用することによって、前記コイルと前記ステータ間の静電結合容量を小さくして、前記インバータと前記回転電機のフレームグランド端子間を結ぶアース線に流れる漏れ電流が増大しないようにすることができる請求項1、2または3記載の回転電機。
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