JP4069731B2 - 配線基板の製造方法 - Google Patents
配線基板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4069731B2 JP4069731B2 JP2002343338A JP2002343338A JP4069731B2 JP 4069731 B2 JP4069731 B2 JP 4069731B2 JP 2002343338 A JP2002343338 A JP 2002343338A JP 2002343338 A JP2002343338 A JP 2002343338A JP 4069731 B2 JP4069731 B2 JP 4069731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solder
- bump
- wiring board
- resin layer
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子や抵抗器等の電子部品を搭載するための半田バンプ付き配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体素子や抵抗器等の電子部品を搭載するために用いられる配線基板には、ガラス基材および熱硬化性樹脂から成る絶縁基板と銅箔等から成る配線導体層とを交互に複数積層して成るプリント基板や、絶縁基板上に熱硬化性樹脂およびフィラーから成る絶縁層と銅めっき層から成る配線導体層とを複数積層して成るビルドアップ基板が用いられてきている。そして、このようなプリント基板やビルドアップ基板等の配線基板の上面には、半導体素子等の電子部品の電極を接続するために格子状の並びに配列された半田接合パッドおよびこの半田接合パッドの中央部を露出させる耐半田樹脂層が被着形成されており、さらに、耐半田樹脂層から露出した半田接合パッド上には電子部品と半田接合パッドとを接合するための半田バンプが形成されている。
【0003】
そして、このような半田バンプ付きの配線基板においては、電子部品をその各電極がそれぞれ対応する半田バンプに当接するようにして配線基板の上面に載置するとともに、これらを例えば電気炉等の加熱装置で加熱して半田バンプを溶融させて半田バンプと電子部品の電極とを接合させることによって、電子部品が配線基板上に実装される。
【0004】
なお、このような半田バンプ付きの配線基板は、内部および/または表面に複数の配線導体を有する絶縁基板の表面に、配線導体に接続されて格子状の並びに配列された略円形の複数の半田接合パッドおよびこの半田接合パッドの中央部を露出させる開口部を有する耐半田樹脂層を被着させ、次に各半田接合パッドに対応する位置にバンプ形成用開口部を有する印刷マスクを用いて各半田接合パッド上にフラックスおよび半田粉末から成る半田ペーストを従来周知のスクリーン印刷法を採用して半田バンプに対応する量だけ印刷塗布するとともにこれを加熱して半田ペースト中のフラックスを気化除去するとともに半田ペースト中の半田粉末を溶融させて半田接合パッド上に半田バンプを形成することによって製作されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−122090号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の半田バンプ付き配線基板の製造方法によれば、半田ペーストを各半田接合パッド上に印刷塗布する際、格子状の並びに配列形成された半田接合パッドのうち最外周の半田接合パッドへの半田ペーストの塗布量が内側の半田バンプの半田量と比較して少なくなる傾向がある。そのため、電子部品の電極と半田接合パッドとを半田バンプを介して接合する際に、最外周の半田バンプの半田量が不足し、半田バンプの強度が弱いものとなって、電子部品の電極と半田接合パッドとを半田バンプを介して強固に接合することができなくなってしまうという問題点を有していた。
【0007】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み案出されたものであり、その目的は、格子状の並びに配列された半田接合パッドに半田ペーストを均一な塗布量で印刷することができ、それにより半田量の均一な半田バンプを形成して、電子部品の電極と半田接合パッドとを半田バンプを介して強固に接合することが可能な半田バンプ付き配線基板の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の配線基板の製造方法は、絶縁基板の表面に配線導体を備えた配線基板の製造方法であって、前記配線導体の少なくとも一部を露出させる複数の開口部を備え、該複数の開口部が格子状に配列してなる耐半田樹脂層を、前記絶縁基板上に形成する工程と、前記開口部に対応して設けられたバンプ形成用開口部と、該バンプ形成用開口部の最外周の外側に前記バンプ形成用開口部と同じ形状及び同じ配列間隔で設けられたダミー開口部とを備えた格子状のマスクで、前記絶縁基板上に半田ペーストをスクリーン印刷する工程と、前記半田ペーストを加熱溶融することで前記開口部に半田バンプを形成するとともに、前記耐半田樹脂層上に半田ボールを形成する工程と、前記耐半田樹脂層上に形成された半田ボールを除去する工程と、を順次経てなることを特徴とするものである。
また、請求項2にかかる配線基板の製造方法は、請求項1に記載の配線基板の製造方法であって、前記ダミー開口部は複数配列形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の配線基板の製造方法によれば、絶縁基板の表面に配線導体を備えた配線基板の製造方法であって、前記配線導体の少なくとも一部を露出させる複数の開口部を備え、該複数の開口部が格子状に配列してなる耐半田樹脂層を、前記絶縁基板上に形成する工程と、前記開口部に対応して設けられたバンプ形成用開口部と、該バンプ形成用開口部の最外周の外側に前記バンプ形成用開口部と同じ形状及び同じ配列間隔で設けられたダミー開口部とを備えた格子状のマスクで、前記絶縁基板上に半田ペーストをスクリーン印刷する工程と、前記半田ペーストを加熱溶融することで前記開口部に半田バンプを形成するとともに、前記耐半田樹脂層上に半田ボールを形成する工程と、前記耐半田樹脂層上に形成された半田ボールを除去する工程と、を順次経てなることから、半田接合パッドに半田ペーストを印刷塗布する際に印刷マスクのバンプ形成用開口部の並びの最外周に設けたダミー開口部からの塗布量は少なくなるものの、その内側に並んだ半田接合パッドに対応するバンプ形成用開口部からの塗布量は均一となる。したがって、各半田接合パッドに半田量の均一な半田バンプを形成することができ、その結果、電子部品の電極と半田接合パッドとを半田バンプを介して強固に接合することが可能な半田バンプ付き配線基板を提供することができる。なお、ダミー開口部から塗布された半田ペーストは、加熱溶融により耐半田樹脂層上で半田ボールとなって耐半田樹脂層とは接合することがないので容易に除去することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の半田バンプ付き配線基板の製造方法を添付の図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の製造方法により製造される半田バンプ付き配線基板の実施の形態の一例を示す断面図であり、この図において、1は絶縁基板、2は配線導体、3は半田接合パッド、4は耐半田樹脂層、8は外部電子部品と接続するための半田バンプである。本発明の製造方法により製造される半田バンプ付き配線基板は、主にこれらで構成されており、配線導体2を有する絶縁基板1の上面に格子状の並びに配列形成された多数の半田接合パッド3およびそれらの半田接合パッド3の中央部を露出させる耐半田樹脂層4を被着形成するとともに耐半田樹脂層4から露出する半田接合パッド3に電子部品の電極を接続するための半田バンプ8を接合することにより形成されている。
【0011】
絶縁基板1は、例えばガラス繊維を縦横に織り込んだガラス織物にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて成る板状の芯体絶縁層1aの上下面に、エポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る絶縁層1bをそれぞれ複数層ずつ積層して成り、芯体絶縁層1aや各絶縁層1bの表面には芯体絶縁層1aや各絶縁層1bを貫通して延びる銅箔や銅めっき膜等の導体層から成る複数の配線導体2が形成されている。
【0012】
このような芯体絶縁層1aや各絶縁層1bは、配線導体2を支持する支持体として機能し、芯体絶縁層1aの場合であれば、ガラス織物に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させたシートを熱硬化させた後、それに穴あけ加工することにより形成され、絶縁層1bの場合であれば、芯体絶縁層1a上に未硬化の熱硬化性樹脂のフィルムを貼着し、それを熱硬化させた後、それに穴あけ加工することにより形成される。
【0013】
また、絶縁基板1に形成された配線導体2は、電子部品の各電極(図示せず)を外部電気回路基板(図示せず)に接続するための導電路として機能し、絶縁基板1の上面の実装領域に設けられた部位の一部が電子部品の各電極に例えば鉛−錫合金から成る半田バンプ8を介して接合される半田接合パッド3を形成している。
【0014】
このような配線導体2は、芯体絶縁層1aや絶縁層1bの表面に銅箔や銅めっき層を被着させるとともに、それらを従来周知のフォトリソグラフィー技術を採用して所定のパターンにエッチングすることにより形成される。
【0015】
なお、通常であれば、半田接合パッド3の露出する表面には、半田接合パッド3の酸化腐蝕の防止と半田バンプ8との接続を良好にするために、ニッケル、金等の良導電性で耐腐蝕性に優れた金属をめっき法により1〜20μmの厚さに被着することが好ましい。
【0016】
また、絶縁基板1の表面に半田接合パッド3の中央部を露出させるように被着形成された耐半田樹脂層4は、電子部品を搭載する際等に印加される熱から絶縁基板1を保護するとともに半田接合パッド3同士の電気的な短絡を防止するダム部材として機能し、感光性を有する耐半田樹脂層4用の未硬化樹脂ペーストをロールコーター法やスクリーン印刷法を採用して最表層の絶縁層1b上に塗布し、これを乾燥させた後、露光および現像処理を行なって半田接合パッド3の中央部を露出させる開口部4aを形成し、しかる後、これを熱硬化させることによって形成される。
【0017】
あるいは、耐半田樹脂層4用の未硬化の樹脂フィルムを最上層の絶縁層1b上に貼着した後、これを熱硬化させ、しかる後、半田接合パッド3に対応する位置にレーザ光を照射し、硬化した樹脂フィルムを部分的に除去することによって半田接合パッド3の中央部を露出させる開口部4aを有するように形成される。
【0018】
また、半田接合パッド3に接合された半田バンプ8は、鉛−錫合金等の半田材料から成り、半田接合パッド3と電子部品とを電気的および機械的に接続するための端子として機能し、電子部品の各電極がそれぞれ対応する半田バンプ8に当接するようにして絶縁基板1上に電子部品を載置するとともに、これらを例えば電気炉などの加熱装置で加熱して半田バンプ8を溶融させることにより半田バンプ8と電子部品の電極とが接続される。
【0019】
次に、本発明の配線基板の製造方法を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図2は本発明の半田バンプ付き配線基板の製造方法を説明するための工程毎の要部断面図である。図2において、4aは耐半田樹脂層4の開口部、5は半田バンプ形成のための印刷マスク、5aは印刷マスクのバンプ形成用開口部、5bは印刷マスクのダミー開口部、6はバンプ形成用の半田ペースト、7はダミーの半田ペースト、9は半田ボールである。他は、図1と同じ符号を用いた。
【0020】
まず、図2の(a)に示すように、配線導体(図示せず)を有する絶縁基板1の上面に、配線導体に接続されて格子状の並びに配列された半田接合パッド3およびこの半田接合パッド3の中央部を露出させる開口部4aを有する耐半田樹脂層4を形成する。半田接続パッド3は、絶縁基板1上に5〜20μm程度の厚みの銅めっき膜を公知のセミアディティブ法やサブトラクティブ法等のパターン形成法により所定のパターンに被着させることによって形成される。
【0021】
また、耐半田樹脂層4は、前述したように感光性を有する耐半田樹脂層4用の未硬化樹脂ペーストをロールコーター法やスクリーン印刷法を採用して最上層の絶縁基板1上に塗布し、これを乾燥させた後、露光および現像処理を行なって半田接合パッド3の中央部を露出させる開口部4aを形成した後、これを熱硬化させることによって形成される。あるいは、耐半田樹脂層4用の未硬化の樹脂フィルムを絶縁基板1上に貼着した後、これを熱硬化させ、しかる後、半田接合パッド3に対応する位置にレーザ光を照射し、硬化した樹脂フィルムを部分的に除去することによって半田接合パッド3を露出させる開口部4aを有するように形成される。なお、耐半田樹脂層4の開口部4aから露出した半田接合パッド3の表面には、その酸化腐食を防止するとともに半田バンプ8との接合を強固なものとするために2〜5μmの厚みのニッケルめっき層と0.01〜0.03μmの厚みの金めっき層を電解めっき法や無電解めっき法により順次被着させる。
【0022】
また、各半田接合パッド3に対応する位置に格子状の並びに配列形成されたバンプ形成用開口部5aおよびこのバンプ形成用開口部5aの並びの外側にバンプ形成用開口部5aと実質的に同じ形状および同じ配列間隔で形成されたダミー開口部5bを有する印刷マスク5を用意する。
【0023】
次に、図2の(b)に示すように、印刷マスク5をそのバンプ形成用開口部5aが対応する半田接合パッド3上に位置するよう絶縁基板1上に載置するとともに印刷マスク5を用いてスクリーン印刷することにより各半田接合パッド3上にバンプ形成用の半田ペースト6および半田接合パッドの並びの外側の耐半田樹脂層4上にダミーの半田ペースト7を印刷塗布する。
【0024】
このとき、印刷マスク5は、各半田接合パッド3に対応する位置に格子状の並びに配列形成されたバンプ形成用開口部5aおよびそれらのバンプ形成用開口部5aの並びの外側にそれらのバンプ形成用開口部5aと実質的に同じ形状および同じ配列間隔で形成されたダミー開口部5bを有しているので、この印刷マスク5を用いて、スクリーン印刷することにより各半田接合パッド3上にバンプ形成用の半田ペースト6および半田接合パッド3の並びの外側の耐半田樹脂層4上にダミーの半田ペースト7を例えばスクリーン印刷により印刷塗布すると、印刷マスク5のバンプ形成用開口部5aの並びの外側に設けたダミー開口部5bからの塗布量は少なくなるものの、その内側に並んだ半田接合パッド3に対応するバンプ形成用開口部5aからの塗布量は均一となる。したがって、各半田接合パッド3には均一な量の半田ペースト6が塗布される。
【0025】
次に、図2の(c)に示すように、バンプ形成用の半田ペースト6およびダミーの半田ペースト7が印刷塗布された配線基板をピーク温度が200〜260℃の加熱リフローに通し、バンプ形成用の半田ペースト6およびダミーの半田ペースト7を加熱してこれらの半田ペースト6・7中のフラックスを気化除去するとともに、これらの半田ペースト6・7中の半田を加熱溶融させて半田接合パッド3に接合された半田バンプ8および耐半田樹脂層4上に半田ボール9を形成する。このとき、前述したように各半田接合パッド3に塗布されたバンプ形成用の半田ペースト6はその塗布量が均一であることから、各半田接合パッド3に半田量の均一な半田バンプ8を形成することができる。したがって、本発明によれば、電子部品の電極と半田接合パッド3とを半田バンプ8を介して強固に接合することが可能な半田バンプ付き配線基板を提供することができる。
【0026】
最後に、図2の(d)に示すように、アルカリ性の界面活性剤水溶液等を用いて60℃で数分間浸漬して配線基板の洗浄を行なうことによりフラックスを除去するとともに、それと同時に耐半田樹脂層4上に形成された半田ボール9を除去する。このとき、半田ボール9は耐半田樹脂層4と接合することはないため容易に除去される。
【0027】
かくして、本発明の半田バンプ付き配線基板の製造方法によれば、各半田接合パッド3に対応する位置に格子状の並びに配列形成されたバンプ形成用開口部5aおよびそれらのバンプ形成用開口部5aの並びの外側にそれらのバンプ形成用開口部5aと実質的に同じ形状および同じ配列間隔で形成されたダミー開口部5bを有する印刷マスクを用いて、スクリーン印刷することにより各半田接合パッド3上にバンプ形成用の半田ペースト6および半田接合パッド3の並びの外側の耐半田樹脂層4上にダミーの半田ペースト7をスクリーン印刷塗布した後、バンプ形成用の半田ペースト6およびダミーの半田ペースト7中の半田を加熱溶融させて半田接合パッド3に接合された半田バンプ8を形成するとともに半田接合パッド3の並びの外側の耐半田樹脂層4上に半田ボール9を形成し、最後にその半田ボール9を除去することにより、半田量の均一な半田バンプ8を有した、電子部品の電極と半田接合パッド3とを半田バンプ8を介して強固に接合することが可能な半田バンプ付き配線基板を提供することができる。
【0028】
なお、本発明は、上述の実施形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更が可能であることはいうまでもない。なお、図2では、印刷マスク5のダミー開口部5bをバンプ形成用開口部5aの並びの両端に1列ずつ設けたが、ダミー開口部5bが複数列ずつであってもかまわない。
【0029】
【発明の効果】
本発明の配線基板の製造方法によれば、絶縁基板の表面に配線導体を備えた配線基板の製造方法であって、前記配線導体の少なくとも一部を露出させる複数の開口部を備え、該複数の開口部が格子状に配列してなる耐半田樹脂層を、前記絶縁基板上に形成する工程と、前記開口部に対応して設けられたバンプ形成用開口部と、該バンプ形成用開口部の最外周の外側に前記バンプ形成用開口部と同じ形状及び同じ配列間隔で設けられたダミー開口部とを備えた格子状のマスクで、前記絶縁基板上に半田ペーストをスクリーン印刷する工程と、前記半田ペーストを加熱溶融することで前記開口部に半田バンプを形成するとともに、前記耐半田樹脂層上に半田ボールを形成する工程と、前記耐半田樹脂層上に形成された半田ボールを除去する工程と、を順次経てなることから、半田接合パッドに半田ペーストを印刷塗布する際に印刷マスクのバンプ形成用開口部の並びの最外周に設けたダミー開口部からの塗布量は少なくなるものの、その内側に並んだ半田接合パッドに対応するバンプ形成用開口部からの塗布量は均一となる。したがって、各半田接合パッドに半田量の均一な半田バンプを形成することができ、その結果、電子部品の電極と半田接合パッドとを半田バンプを介して強固に接合することが可能な半田バンプ付き配線基板を提供することができる。なお、ダミー開口部から塗布された半田ペーストは、加熱溶融により耐半田樹脂層上で半田ボールとなって耐半田樹脂層とは接合することがないので容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半田バンプ付き配線基板の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の半田バンプ付き配線基板の製造方法を説明するための工程毎の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・絶縁基板
2・・・・・配線導体
3・・・・・半田接合パッド
4・・・・・耐半田樹脂層
4a・・・・耐半田樹脂層の開口部
5・・・・・半田印刷マスク
5a・・・・半田印刷マスクのバンプ形成用開口部
5b・・・・半田印刷マスクのダミー開口部
6・・・・・バンプ形成用の半田ペースト
7・・・・・ダミーの半田ペースト
8・・・・・半田バンプ
9・・・・・半田ボール
Claims (2)
- 絶縁基板の表面に配線導体を備えた配線基板の製造方法であって、
前記配線導体の少なくとも一部を露出させる複数の開口部を備え、該複数の開口部が格子状に配列してなる耐半田樹脂層を、前記絶縁基板上に形成する工程と、
前記開口部に対応して設けられたバンプ形成用開口部と、該バンプ形成用開口部の最外周の外側に前記バンプ形成用開口部と同じ形状及び同じ配列間隔で設けられたダミー開口部とを備えた格子状のマスクで、前記絶縁基板上に半田ペーストをスクリーン印刷する工程と、
前記半田ペーストを加熱溶融することで前記開口部に半田バンプを形成するとともに、前記耐半田樹脂層上に半田ボールを形成する工程と、
前記耐半田樹脂層上に形成された半田ボールを除去する工程と、
を順次経てなることを特徴とする配線基板の製造方法。 - 前記ダミー開口部は複数配列形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343338A JP4069731B2 (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343338A JP4069731B2 (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 配線基板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004179363A JP2004179363A (ja) | 2004-06-24 |
JP4069731B2 true JP4069731B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=32705135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002343338A Expired - Fee Related JP4069731B2 (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 配線基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4069731B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011192815A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Sanken Electric Co Ltd | 半導体素子及びその製造方法 |
CN105750764B (zh) * | 2016-05-13 | 2018-02-02 | 北京工业大学 | 一种bga用纳米颗粒强化焊锡球制备方法 |
CN106181130B (zh) * | 2016-07-08 | 2018-06-29 | 北京工业大学 | 实验室bga用纳米强化焊锡球及抗热疲劳bga封装器件的制备方法 |
-
2002
- 2002-11-27 JP JP2002343338A patent/JP4069731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004179363A (ja) | 2004-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5138277B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP4069731B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2007059588A (ja) | 配線基板の製造方法および配線基板 | |
JP2004200412A (ja) | 半田バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP2009212160A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2009111196A (ja) | 半田バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP2004327743A (ja) | 半田バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP5311656B2 (ja) | 配線基板 | |
JP2009123757A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2004140248A (ja) | バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP2009208259A (ja) | 印刷マスクおよびこれを用いた配線基板の製造方法 | |
JP3967989B2 (ja) | 半田バンプ付き配線基板の製造方法 | |
JP5586328B2 (ja) | 配線基板 | |
JP3940655B2 (ja) | 半田バンプ付き配線基板および電子装置ならびに半田バンプ付き配線基板の製造方法 | |
US20230276575A1 (en) | Embedded printed circuit board | |
JP2004119464A (ja) | 半田バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP3924453B2 (ja) | 配線基板およびこれを用いた電子装置 | |
JP2004119544A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP4514459B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2004165328A (ja) | 半田バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP2008251869A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP4139185B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2004172416A (ja) | 半田バンプ付き配線基板およびその製造方法 | |
JP2007150358A (ja) | 半田バンプ付き配線基板および電子装置 | |
JP2005209847A (ja) | 配線基板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070918 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |