JP4069395B2 - 樹脂成形用金型、及び樹脂成形方法 - Google Patents

樹脂成形用金型、及び樹脂成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、フラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを成形する樹脂成形用金型、樹脂成形方法に関する。
放送された映像をディスプレイに表示させ、視聴するテレビは、娯楽番組、映画、或いはニュースなどを視聴する基幹メディアとして、一般家庭に広く普及して久しい。そして、生活水準の向上と共に、画面の大型化が進んでいる。しかし、従来より長らく主流となっている、ブラウン管を用いたテレビは、その構造上、奥行き寸法、重量、或いは消費電力といった点で問題を抱え、画面の大型化に限界が来つつあった。
一方、近年になって、電子、半導体技術の向上により、プラズマディスプレイや液晶といった、ブラウン管とは全く異なる新たな表示デバイスが開発されている。こうした表示デバイスは、従来のブラウン管と比較すると薄型であることから、一般にフラットディスプレイパネルと総称されることが多い。
フラットディスプレイパネルは、テレビ用途向けでは、技術開発の伸展や量産効果と共に低コスト化と大型化が可能となり、TV放送のデジタル化に伴う買い替え需要や日本の狭い住宅事情とも合致して、従来のブラウン管方式にとって替わり、市場が大きく拡大している。
ところで、こうしたフラットディスプレイパネルを用いたテレビを製造する場合は、パネルメーカーが供給する汎用のパネルアッシーを組付け、独自の制御処理技術等を付加して行う場合がある。こうした汎用のパネルアッシーは、ビューエリアが各種サイズ存在し、メーカーは通常、各サイズに応じて異なる部品の組付けを行い、製造することになる。
しかし、パネルアッシーのビューエリアが近接するサイズである場合、パネルアッシーを直接組付ける例えばキャビネットは、コストダウンを図るため共通のものを使用する場合が多い。図10に、フラットディスプレイパネルとして例えば26インチ、及び27インチサイズのプラズマディスプレイパネルアッシー1a,1bを共通のキャビネット2に組付けた場合の部分断面図を示す。
同図において、26インチ及び27インチの両サイズのプラズマディスプレイパネルアッシー1a,1bは共に、組付けられるキャビネット2が全く同じものである。但し、両パネルアッシー1aと1bでは、ビューエリアサイズが異なるため、キャビネット2のパネル側周端部とパネルアッシーのビューエリア外周との間隔も当然異なってくる。従って、共通のキャビネット2のパネル側周端部で直接、パネルアッシー1a,1bのビューエリア外周まで両サイズ両立して覆うことはできない。そこで、共通のキャビネット2のパネル側周端部をパネルアッシー1a,1bのビューエリア外周よりも手前に留めて隙間を持たせ、当該隙間のパネルサイズでの違いを吸収し、外観品質を保持するために、図11に示すようなベゼルと呼ばれる化粧板3a,3bを両サイズ毎に合うように別々に用意して隙間を覆う、2重構造をとっている。
ところで、前記ベゼル3a,3bを樹脂加工する場合には、コア金型とキャビティ金型との相対する一対の金型を必要とする。即ち、図12の部分断面図に示すように、前記コア金型4にはプラズマディスプレイパネル1a,1bのビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の成形溝4aが設けられる。当該成形溝4aは、プラズマディスプレイパネル1a,1bの画面に相対する位置に対応する底面4bと、ビューエリア内方側に対応する略垂直側面4cと、ビューエリア外方側に対応する拡開したテーパー側面4dとから成る断面略台形に形成される。一方、前記キャビティ金型5は前記コア金型4の成形溝4aで囲まれる略長方形と同形の下面5bと、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面5cとから成る断面略台形の凸部5aを有して成る。
前記ベゼル3a,3bを成形する場合には、前記コア金型4の前記成形溝4aで囲まれる略長方形の面とキャビティ金型5の前記凸部5aの下面5bとを相対当接させ、コア金型4における前記成形溝4a、及び当該成形溝4aの外方の面4fと、キャビティ金型5の凸部5a、テーパー側面5c、及びその外方上面5dとを含んで形成される空隙6に樹脂を圧入充填し成形する。
前述したように、プラズマディスプレイパネルアッシー1a,1bが26インチの場合と27インチの場合とではベゼルの覆う隙間の距離が異なるため、それに応じて異なる長さのベゼルを成形しなくてはならない。従って、成形するための前記コア金型4に設ける成形溝4aの位置、及び前記キャビティ金型5に設ける凸部5aの位置も各々変える必要があり、結局、両型4,5共にプラズマディスプレイパネルアッシーが26インチの場合と27インチの場合とでは異なる各々2種類、計4種類の型を用意しなくてはならなかった。その結果、以下のような問題を生じることとなっていた。
即ち、多くの型を必要とするため、大幅なコストアップ要因となっていた。
又、こうしたベゼルを樹脂成形するための金型は、26インチ或いは27インチといった大画面プラズマディスプレイパネル用であるが故、そのサイズが非常に大きく、プラズマディスプレイパネルアッシーの異なるサイズ毎に用意するためには、非常に広い保管スペースを必要としていた。
更に、サイズに応じて、金型を入れ替える必要もあるため、その段取り変え作業に多くの時間を必要としていた。
一方、樹脂成形を行う際の金型の数、或いはコストを低減するために以下のような従来技術が開示されている。
即ち、特開2001−298831号公報(特許文献1)では、電気接続箱の成形において、キャビティ部分とボックス本体部分とを分け、キャビティ部分のみをまず金型成形した後に、ボックス本体部分に対し、成形した当該キャビティをインサート成形するようにしている。これによれば、キャビティ部分のみ、或いはボックス本体部分のみが異なるような場合に、他方側の金型は共通化できるため、キャビティ部分とボックス本体部分とを一体で金型成形する場合に比べて、金型費、金型数を低減できる。
実開平5−16256号公報(特許文献2)では、各々成形用の入れ子を嵌合したキャビティ金型とコア金型において、コア金型の入れ子に成形用凹所内へ進入、後退可能な遮蔽杆を取り付け、成形形状に応じて、当該遮蔽杆を進入させて樹脂の圧入を遮断し、不要部材の成形を阻止するようにしている。これによれば、樹脂成形に際して、遮蔽杆を操作するのみで成形用の入れ子を交換する必要がなく、金型費、金型数を低減できる。
特開平5−278081号公報(特許文献3)では、金型の一部に脱着可能な入れ子部を設け、当該入れ子のみを交換することで、異なる形状の成形を可能にしている。これによれば、交換は入れ子のみで済み、金型全体を作成する必要が無くなり、金型費、金型数を低減できる。
又、テレビの樹脂キャビネット成形時に、ウェルドライン及びゲート跡が残らないようにする以下の従来技術が開示されている。
即ち、特開平8−132481号公報(特許文献4)では、樹脂を型締め終了前に射出し、ランナーは設けずにキャビティとコアの隙間をフィルム状ゲートを通じて金型内に充填し、製品−ゲート境界に設けた凸部で樹脂硬化前の型締めによりゲートカットしている。これによれば、ランナーが不要となり、ウェルドライン及びゲート跡が残らず、外観品質を向上できる。
特開2001−298831号公報 実開平5−16256号公報 特開平5−278081号公報 特開平8−132481号公報
しかしながら、前記特許文献1の構成では、キャビティ部分とボックス本体部分とを一体成形する場合に比べれば、確かに金型費、金型数を低減できるが、成形を分けたキャビティ部分とボックス本体部分のうち、異なる成形の必要な部分については、依然、別々の金型を必要とすることに変わりは無い。
前述した異なるサイズのプラズマディスプレイパネルアッシーに組付ける場合においては、既にキャビネットとベゼルの2重構造とし、キャビネット側は共通化を図っている。問題は、ベゼル側を異なるサイズ毎に加工するために異なる金型が多数必要となっている点である。従って、前記特許文献1の従来技術では、この問題を解決することはできない。
前記特許文献2の構成では、遮蔽杆を取り付けて成形用凹所内へ進入、後退操作することで、確かに金型数を低減できる。しかし、前記キャビネット、或いはベゼルの加工に当該構成を適用した場合、遮蔽杆の装着継ぎ目に対応するパーティングラインが生じることが避けられない。前記キャビネット、或いはベゼルは、製品外面側に位置し消費者の目に直接触れることになるため、こうしたパーティングラインの発生は外観品質を損ない、適用することが困難である。
前記特許文献3の構成を適用する場合、交換する入れ子による成形部位を前記キャビネット、或いはベゼルの一部分にのみにとどめれば、前記同様、入れ子の装着継ぎ目に対応するパーティングラインが生じることが避けられず、やはり外観品質を損なうため、適用することが困難である。一方、交換する入れ子の成形部位を前記キャビネット、或いはベゼル全体に拡大すれば、パーティングラインの問題は無くなるが、これでは金型全体を交換するのと大差なく、やはり問題を解決することはできない。
前記特許文献4の構成は、ウェルドライン及びゲート跡が残らないようにする技術であって、前述した金型数が多くなる問題を解決することはやはりできない。
本発明は、上記問題にかんがみてなされたもので、異なるサイズのフラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを成形する樹脂成形用金型において、キャビネットとベゼルの2重構造、及び当該ベゼルのサイズ毎の加工に多種の金型を必要とする問題を解決し、1つのコア金型を異なる各サイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、キャビネットとベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる樹脂成形用金型、樹脂成形方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決する為に発明は、樹脂成形用金型で成形したキャビネットを、フラットディスプレイパネルとしてのプラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するプラズマテレビにおいて、当該プラズマディスプレイパネルは26インチ或いは27インチの何れかのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルであって、前記金型は、相対する一対のコア金型とキャビティ金型とから成り、当該コア金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合の第1のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第1の成形溝と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合の、前記第1のビューエリア外周よりも一回り大きい第2のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第2の成形溝との異なる2つの成形溝を同時に備え、前記第1の成形溝、及び第2の成形溝は、プラズマディスプレイパネルの画面に相対する位置に対応する底面と、ビューエリア内方側に対応する略垂直側面と、ビューエリア外方側に対応する拡開したテーパー側面とから成る断面略台形に形成され、前記キャビティ金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合に対応する第1のキャビティ金型と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合に対応する第2のキャビティ金型との異なる2つのキャビティ金型から成り、前記第1のキャビティ金型は、前記コア金型の第1の成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成る一方、前記第2のキャビティ金型は、前記コア金型の第2の成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成り、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の前記第1の成形溝で囲まれる略長方形の面と前記第1のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形する一方、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合のキャビネットを成形する場合には、前記コア金型の前記第2の成形溝で囲まれる略長方形の面と前記第2のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記第1の成形溝を当該凸部の下面で遮蔽し、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形することで、1つのコア金型に対して2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形し、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる構成としてもよい
上記のように構成した発明によれば、26インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、コア金型と第1のキャビティ金型との組合せにより、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される一方、27インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、第1の成形溝を凸部の下面で遮蔽して、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
請求項に記載の発明は、フラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを成形する樹脂成形用金型において、当該フラットディスプレイパネルは、少なくとも異なる2つのサイズを有し、前記金型は、相対する一対のコア金型とキャビティ金型とから成り、当該コア金型はフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ全てに対応する樹脂成形用空隙を形成する凹部を有する共通した1つの金型である一方、当該キャビティ金型はフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ毎に対応する樹脂成形用空隙を形成する凸部を有する、フラットディスプレイパネルのサイズ数分だけ個別に用意される金型であり、1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と凸部とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビネットを成形する構成としている。
上記のように構成した請求項に記載の発明によれば、異なるサイズのフラットディスプレイパネル用キャビネットは、1つの共通なコア金型に対して、当該サイズに応じたキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と前記凸部とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
発明によれば、26インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、コア金型と第1のキャビティ金型との組合せにより、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される一方、27インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、第1の成形溝を凸部の下面で遮蔽して、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
よって、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめ、低コスト化、省スペース化、及び高生産性が図られた樹脂成形用金型によって製造されるプラズマテレビを提供し得る。
請求項に記載の発明によれば、異なるサイズのフラットディスプレイパネル用キャビネットは、1つの共通なコア金型に対して、当該サイズに応じたキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と前記凸部とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
よって、1つのコア金型を異なるサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、異なるサイズのフラットディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該フラットディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめ、低コスト化、省スペース化、及び高生産性を図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
請求項に記載の発明によれば、異なるサイズのフラットディスプレイパネル用キャビネットは、1つの共通なコア金型に対して、当該サイズに応じたキャビティ金型を適宜交換して組み合わせて、キャビティ金型の前記凸部の下面に遮蔽されないコア金型における成形溝と凸部の前記側面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され成形される。
よって、請求項と同様に、1つのコア金型を異なるサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、異なるサイズのフラットディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該フラットディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめ、低コスト化、省スペース化、及び高生産性を図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
請求項に記載の発明によれば、異なるサイズのフラットディスプレイパネル用キャビネットは、1つの共通なコア金型に対して、当該サイズに応じたキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、及び側面と、キャビティ金型における前記凸部の側面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され成形される。
よって、請求項と同様に、1つのコア金型を異なるサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、異なるサイズのフラットディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該フラットディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめ、低コスト化、省スペース化、及び高生産性を図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
請求項に記載の発明によれば、26インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、コア金型と第1のキャビティ金型との組合せにより、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される一方、27インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、第1の成形溝を凸部の下面で遮蔽して、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
よって、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめ、低コスト化、省スペース化、及び高生産性を図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
請求項に記載の発明によれば、26インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、前記両型を相対当接した際、前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される一方、27インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、前記両型を相対当接した際、前記凹部の26インチの場合よりも一回り広い範囲の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
よって、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめ、低コスト化、省スペース化、及び高生産性を図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
請求項に記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られる樹脂成形方法が提供される。
以下、本発明を具体化した実施例について説明する。
図1には、本実施例におけるフラットディスプレイパネルとしてのプラズマディスプレイパネルを用いたプラズマテレビの概略構成を説明するブロック図を示す。
同図において、プラズマテレビ11は、本体の動作を制御するコントローラ11bと、図示していないアンテナで受信されるテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し、出力するチューナ11dと、該チューナ11dが出力したテレビ放送信号に基く映像をプラズマディスプレイパネル11eに表示する映像処理部11fと、該チューナ11dが出力したテレビ放送信号に基づく音声をスピーカ11gから出力する音声処理部11hと、リモコン11cから送信されてきた制御コマンドを受信するリモコン受信部11aとを備えている。
前記コントローラ11bは、リモコン受信部11aで受信した制御コマンドに応じて、電源のオン/オフ、チャンネルの切換、音量のアップ/ダウン等を制御する。尚、プラズマテレビ11の各部には、図示していない電源回路から動作電源が供給されている。この電源回路の入力は、商用電源(例えば、AC100V)である。
前記プラズマディスプレイパネル11eは、本実施例では例えば26インチ、及び27インチサイズの汎用プラズマディスプレイパネルアッシー11e1,11e2として、パネルメーカーより供給される。当該両サイズの汎用プラズマディスプレイパネルアッシー11e1,11e2は後に詳述する図2及び3に示すように、26インチの場合にはキャビネット13aの爪部13a1が、27インチの場合にはキャビネット13bの爪部13a2が、各々、各サイズのビューエリアに直接合致するように、異なる形状のキャビネット13a,13bに組付けられるため、プラズマディスプレイパネルとキャビネット間に隙間は生じず、従って従来のベゼルのような2重構造をとる必要はない。
前記両キャビネット13a,13bの成形方法について、以下に説明する。
前記両キャビネット13a,13bは、各々、図4及び5に示すような構造の金型で樹脂成形される。即ち、26インチのプラズマディスプレイパネル11e1用のキャビネット13aを成形する金型は、相対する一対のコア金型14と第1のキャビティ金型15とから成る。当該コア金型14は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズ11e1である場合の第1のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第1の成形溝14aと、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズ11e2である場合の、前記第1のビューエリア外周よりも一回り大きい第2のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第2の成形溝14bとの異なる2つの成形溝を同時に備える。
前記第1の成形溝14a、及び第2の成形溝14bは、プラズマディスプレイパネルの画面に相対する位置に対応する底面14a1,14b1と、ビューエリア内方側に対応する略垂直側面14a2,14b2と、ビューエリア外方側に対応する拡開したテーパー側面14a3,14b3とから成る断面略台形に形成される。
前記第1のキャビティ金型15は、前記コア金型14の第1の成形溝14aで囲まれる略長方形と同形の下面15bと、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面15cとから成る断面略台形の凸部15aを有して成る。
一方、27インチのプラズマディスプレイパネル11e2用のキャビネット13bを成形する金型は、相対する一対のコア金型14と第2のキャビティ金型16とから成る。即ち、コア金型14は前述した26インチのプラズマディスプレイパネル11e1用のものと共用される。前記第2のキャビティ金型16は、前記コア金型14の第2の成形溝14bで囲まれる略長方形と同形の下面16bと、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面16cとから成る断面略台形の凸部16aを有して成る。
26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e1用キャビネット13aを成形する場合には、前記コア金型14の前記第1の成形溝14aで囲まれる略長方形の面と前記第1のキャビティ金型15の前記凸部15aの下面15bとを相対当接させる。その結果、コア金型14における前記第1の成形溝14a、前記第2の成形溝14b、当該両成形溝間の面14c、及び第2の成形溝14bの外方の面14dと、第1のキャビティ金型15の凸部テーパー側面15c及びその外方上面15dとを含む面で空隙17aが形成される。そして、この空隙17aに樹脂を圧入充填することで、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e1用キャビネット13aが成形される。
上記の通り成形された当該キャビネット13aは、図2に示すように、前記第1の成形溝14a及び前記第2の成形溝14bに各々対応した2つの爪部13a1,13a2が形成される。先端側に位置する爪部13a1は、組み付けられた際、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e1のビューエリア外周に相対する位置となり、従来のベゼルを伴った2重構造をとる必要はなく、キャビネット13aのみで当該プラズマディスプレイパネル11e1の周囲の必要箇所を正確に覆う。一方、他方の爪部13a2は、後述する27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e2のビューエリア外周に相対する位置にあり、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e1の組み付けにおいては不要の構造であるが、キャビネット13a内部の構造であって外部からは視認されないため、支障はない。
一方、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズ11e2である場合のキャビネット13bを成形する場合には、前記コア金型14の前記第2の成形溝14bで囲まれる略長方形の面と前記第2のキャビティ金型16の前記凸部16aの下面16bとを相対当接させる。その結果、前記第1の成形溝は当該凸部の下面で遮蔽され、コア金型14の第2の成形溝14b及びその外方の面14dと、第2のキャビティ金型16の凸部テーパー面16c及びその外方上面16dとを含む面で空隙17bが形成される。そして、この空隙17bに樹脂を圧入充填することで、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e2用キャビネット13bが成形される。
上記の通り成形された当該キャビネット13bは、前記コア金型14の前記第1の成形溝14aが前記第2のキャビティ金型16の凸部16aの下面16bで遮蔽されて樹脂が流入しないため、図3に示すように、前述した26インチサイズ用の爪部13a1が生じることはなく、先端に前記第2の成形溝14bに対応した1つのみの爪部13a2が形成される。この爪部13a2は、組み付けられた際、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e2のビューエリア外周に相対する位置となり、従来のベゼルを伴った2重構造をとる必要はなく、キャビネット13bのみで当該プラズマディスプレイパネル11e2の周囲の必要箇所を正確に覆う。
以上に説明したように、本実施例では、1つのコア金型14に対して26インチと27インチの両サイズに各々対応する異なる2つのキャビティ金型15,16を適宜交換して組み合わせ、27インチ用のキャビネット13b成形時にはコア金型14の不要な第1の成形溝14aをキャビティ金型16で遮蔽することで、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネル11e1,11e2のビューエリア側に装着するキャビネット13a,13bを各々個別に成形可能にした。
従って、1つのコア金型14を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化することで、従来に比べて金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめた。その結果、低コスト化、省スペース化、及び高生産性化という優れた各効果が図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
本実施例では、1つのコア金型に対して26インチと27インチの両サイズに各々対応する異なる2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形する点では、前記実施例1と同様であるが、コア金型、及びキャビティ金型の形状が実施例1とは異なる。
以下、実施例1と異なる構成についてのみ説明し、共通の構成については説明を省略する。
図6に示すように、コア金型18が有する凹部18aは、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e2のビューエリア外周から更にキャビネット厚分外方に対応する領域を囲う略長方形の底面18bと、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面18cとから成る。
一方、キャビティ金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズ11e1である場合に対応する第3のキャビティ金型19aと、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズ11e2である場合に対応する第4のキャビティ金型19bとの異なる2つのキャビティ金型から成る。
前記第3のキャビティ金型19aは、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e1のビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面19a2と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面19a3とから成る断面略台形の凸部19a1を有して成る一方、前記第4のキャビティ金型19bは、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e2のビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面19b2と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面19b3とから成る一回り大きい断面略台形の凸部19b1を有して成る。
26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネット20aを成形する場合には、前記コア金型18の略長方形の前記底面18bと前記第3のキャビティ金型19aの前記凸部19a1の下面19a2とを相対当接させる。その結果、前記凹部の一部が前記凸部で遮蔽され、コア金型18における前記凹部18aの底面18bのうちのキャビティ金型19aの凸部19a1の下面19a2と当接しない外周領域、前記テーパー側面18c、及び当該凹部18aの外方の上面18dと、キャビティ金型19aにおける凸部19a1の前記テーパー側面19a3、及び当該凸部19a1の外方の上面19a4とを含む面で空隙17cが形成される。そして、この空隙17cに樹脂を圧入充填することで、図8に示すような26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネット20aが成形される。
上記の通り成形された当該キャビネット20aは、爪部20a1が形成される。当該爪部20a1は、組み付けられた際、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e1のビューエリア外周に相対する位置となり、従来のベゼルを伴った2重構造をとる必要はなく、キャビネット20aのみで当該プラズマディスプレイパネル11e1の周囲の必要箇所を正確に覆う。尚、当該爪部20a1は、外周側のテーパー側面が後述する27インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する爪部20b1と同じ位置にあるため、当該爪部20b1に比べて厚くなるが、キャビネット20a内部の構造であって外部からは視認されないため、支障はない。
一方、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネット20bを成形する場合には、図7に示すように、前記コア金型18の略長方形の前記底面18bと前記第4のキャビティ金型19bの前記凸部19b1の下面19b2とを相対当接させる。その結果、前記凹部の26インチの場合よりも一回り広い範囲の一部が前記凸部で遮蔽され、コア金型18における前記凹部18aの底面18bのうちのキャビティ金型19bの凸部19b1の下面19b2と当接しない外周領域、前記テーパー側面18c、及び当該凹部の外方の上面18dと、キャビティ金型19bにおける凸部19b1の前記テーパー側面19b3、及び当該凸部19b1の外方の上面19b4とを含む面で空隙27dが形成される。そして、この空隙27dに樹脂を圧入充填することで、図9に示すような27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネット20bが成形される。
上記の通り成形された当該キャビネット20bは、爪部20b1が形成される。当該爪部20b1は、組み付けられた際、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル11e2のビューエリア外周に相対する位置となり、従来のベゼルを伴った2重構造をとる必要はなく、キャビネット20bのみで当該プラズマディスプレイパネル11e2の周囲の必要箇所を正確に覆う。
以上に説明したように、本実施例では、プラズマディスプレイパネル用キャビネットのサイズが26インチと27インチの場合とで、前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽する大きさを変えて、爪部の厚みを変えることで対応した点が、実施例1と異なるが、1つのコア金型に対して26インチと27インチの両サイズに各々対応する異なる2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と凸部とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形するようにした点は実施例1と同様である。
従って、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化することで、従来に比べて金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめた。その結果、低コスト化、省スペース化、及び高生産性化という優れた各効果が図れる樹脂成形用金型を提供し得る。
尚、本願発明は各実施例の構成に限定されるものではなく、以下に列記する構成について、適宜変更可能である。
1.各実施例では、フラットディスプレイパネルとしてプラズマディスプレイパネルの場合を例に説明したが、これに限定はされず、液晶、有機EL等の他のフラットディスプレイパネルに適用可能である。
2.各実施例におけるコア金型及びキャビティ金型の前記凹部及び前記凸部(即ち、成形されるキャビネット)の縦断面形状、或いは水平断面形状は一例に過ぎず、適宜変更可能である。要は、コア金型の凹部に対してキャビティ金型の凸部が遮蔽することで、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた形状のキャビネットが成形可能な空隙できれば良い。
3.実施例でのパネルサイズは26インチ及び27インチとして説明したが、これはあくまで一例に過ぎず、限定はされない。但し、キャビネット外形寸が共通化できる、隣接したサイズ群となる。
4.コア金型を共通化するパネルサイズは、2サイズに限定はされず、3サイズ以上を共通化するようにしても良い。その場合、各サイズに応じた凹部を同時に設ける。
5.各実施例では、ベゼルによる2重構造を解消する構成としているが、これに限定はされず、ベゼルによる2重構造は残してキャビネット自体は従来同様共通化し、上記各金型による成形をサイズ毎に異なるベゼルに適用しても良い。これによれば、ベゼルによる2重構造を不要化する効果は無くなるが、少なくとも従来のベゼル成形時における金型削減による効果は得られる。
6.各実施例で説明した構成は、プラズマテレビ、及び樹脂成形用金型としてのみならず、樹脂成形方法としても提供できるのは言うまでもない。
以下に請求項以降の作用について述べる。
請求項に記載の発明は、前記コア金型が有する凹部は、各サイズのフラットディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する各位置に、略長方形の成形溝がサイズ数分だけ複数同時に設けられて成り、当該各成形溝は、フラットディスプレイパネルの画面に相対する位置に対応する底面と、その両側面とから成り、フラットディスプレイパネルの各サイズに対応する前記各キャビティ金型が有する凸部は、フラットディスプレイパネルの当該各サイズに対応する前記コア金型の各成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成される側面とから成り、キャビネットを成形する場合には、1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルの各サイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、フラットディスプレイパネルの当該各サイズに対応する前記コア金型の各成形溝で囲まれる略長方形の面と、前記キャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、キャビティ金型の前記凸部の下面に遮蔽されないコア金型における成形溝と凸部の前記側面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、1つのコア金型を異なる各サイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、異なる各サイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる構成としている。
上記のように構成した請求項に記載の発明によれば、異なるサイズのフラットディスプレイパネル用キャビネットは、1つの共通なコア金型に対して、当該サイズに応じたキャビティ金型を適宜交換して組み合わせて、キャビティ金型の前記凸部の下面に遮蔽されないコア金型における成形溝と凸部の前記側面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され成形される。
前記請求項に記載の発明は、前記コア金型が有する凹部は、フラットディスプレイパネルの最も大きいサイズのビューエリア外周から更にキャビネット厚分外方に対応する領域を囲う略長方形の底面と、その周囲に形成された側面とから成り、フラットディスプレイパネルの各サイズに対応する前記各キャビティ金型が有する凸部は、フラットディスプレイパネルの当該各サイズのビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面と、その周囲に形成された側面とから成り、キャビネットを成形する場合には、1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルの各サイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、前記コア金型の凹部の略長方形の前記底面と、前記キャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における当該底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、及び側面と、キャビティ金型における前記凸部の側面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、1つのコア金型を異なる各サイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、異なる各サイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる構成としている。
請求項に記載の発明によれば、異なるサイズのフラットディスプレイパネル用キャビネットは、1つの共通なコア金型に対して、当該サイズに応じたキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、及び側面と、キャビティ金型における前記凸部の側面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され成形される。
請求項に記載の発明は、前記フラットディスプレイパネルは26インチ或いは27インチの何れかのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルであって、当該コア金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合の第1のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第1の成形溝と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合の、前記第1のビューエリア外周よりも一回り大きい第2のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第2の成形溝との異なる2つの成形溝を同時に備え、前記第1の成形溝、及び第2の成形溝は、プラズマディスプレイパネルの画面に相対する位置に対応する底面と、ビューエリア内方側に対応する略垂直側面と、ビューエリア外方側に対応する拡開したテーパー側面とから成る断面略台形に形成され、前記キャビティ金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合に対応する第1のキャビティ金型と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合に対応する第2のキャビティ金型との異なる2つのキャビティ金型から成り、前記第1のキャビティ金型は、前記コア金型の第1の成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成る一方、前記第2のキャビティ金型は、前記コア金型の第2の成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成り、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の前記第1の成形溝で囲まれる略長方形の面と前記第1のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形する一方、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合のキャビネットを成形する場合には、前記コア金型の前記第2の成形溝で囲まれる略長方形の面と前記第2のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記第1の成形溝を当該凸部の下面で遮蔽し、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形することで、
1つのコア金型に対して2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形し、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる構成としている。
上記のように構成した請求項に記載の発明によれば、26インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、コア金型と第1のキャビティ金型との組合せにより、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される一方、27インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、第1の成形溝を凸部の下面で遮蔽して、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
請求項に記載の発明は、前記フラットディスプレイパネルは26インチ或いは27インチの何れかのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルであって、前記コア金型が有する凹部は、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周から更にキャビネット厚分外方に対応する領域を囲う略長方形の底面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成り、前記キャビティ金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合に対応する第3のキャビティ金型と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合に対応する第4のキャビティ金型との異なる2つのキャビティ金型から成り、前記第3のキャビティ金型は、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成る一方、前記第4のキャビティ金型は、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る一回り大きい断面略台形の凸部を有して成り、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の略長方形の前記底面と前記第3のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形する一方、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の略長方形の前記底面と前記第4のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記凹部の26インチの場合よりも一回り広い範囲の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形することで、1つのコア金型に対して2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形し、1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる構成としている。
上記のように構成した請求項に記載の発明によれば、26インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、前記両型を相対当接した際、前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される一方、27インチのプラズマディスプレイパネル用キャビネットは、前記両型を相対当接した際、前記凹部の26インチの場合よりも一回り広い範囲の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂が圧入充填され、成形される。
又、上述した樹脂成形用金型を用いた樹脂成形方法として構成することも可能であり、そのため、請求項に記載の発明は、フラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットの樹脂成形方法において、当該フラットディスプレイパネルは、少なくとも異なる2つのサイズを有し、相対する一対の金型を構成する一方のコア金型をフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ全てに対応する樹脂成形用空隙を形成する凹部の側面を有する共通した1つの金型とする一方、相対する一対の金型を構成する他方のキャビティ金型をフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ毎に対応する樹脂成形用空隙を形成する凸部の側面を有する、フラットディスプレイパネルのサイズ数分だけ個別に用意した金型とし、1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と凸部とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビネットを成形する構成としている。
上記のように構成した請求項に記載の発明によれば、請求項と同様の作用が得られる樹脂成形方法が提供される。
異なるサイズのフラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを成形する樹脂成形用金型において、キャビネットとベゼルの2重構造、及び当該ベゼルのサイズ毎の加工に多種の金型を必要とする問題を解決し、1つのコア金型を異なる各サイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、キャビネットとベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめる樹脂成形用金型、及び樹脂成形方法を提供する。
本発明の実施例1を説明するブロック図である。 本発明の実施例1を説明する部分断面図である。 本発明の実施例1を説明する部分断面図である。 本発明の実施例1を説明する部分断面図である。 本発明の実施例1を説明する部分断面図である。 本発明の実施例2を説明する部分断面図である。 本発明の実施例2を説明する部分断面図である。 本発明の実施例2を説明する部分断面図である。 本発明の実施例2を説明する部分断面図である。 従来技術を説明する部分断面図である。 従来技術を説明する斜視図である。 従来技術を説明する部分断面図である。
符号の説明
11…プラズマテレビ
11e…フラットディスプレイパネルとしてのプラズマディスプレイパネル
11e1…26インチサイズのプラズマディスプレイパネル
11e2…27インチサイズのプラズマディスプレイパネル
13a…26インチサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネット
13b…27インチサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネット
14…コア金型
14a…凹部としての第1の成形溝
14b…凹部としての第2の成形溝
14a1,14b1…底面
14a2,14b2…略垂直側面
14a3,14b3…テーパー側面
15…第1のキャビティ金型
15a…凸部
15b…下面
15c…テーパー側面
16…第2のキャビティ金型
16a…凸部
16b…下面
16c…テーパー側面
17a,17b,17c,17d…空隙
18…コア金型
18a…凹部
18b…底面
18c…テーパー側面
19a…第3のキャビティ金型
19a1…凸部
19a2…下面
19a3…テーパー側面
19b…第4のキャビティ金型
19b1…凸部
19b2…下面
19b3…テーパー側面

Claims (6)

  1. フラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを成形する樹脂成形用金型において、
    当該フラットディスプレイパネルは、少なくとも異なる2つのサイズを有し、
    前記金型は、相対する一対のコア金型とキャビティ金型とから成り、
    当該コア金型はフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ全てに対応する樹脂成形用空隙を形成する凹部を有する共通した1つの金型である一方、
    当該キャビティ金型はフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ毎に対応する樹脂成形用空隙を形成する凸部を有する、フラットディスプレイパネルのサイズ数分だけ個別に用意される金型であり、
    1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と凸部とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビネットを成形することを特徴とする、樹脂成形用金型。
  2. 前記コア金型が有する凹部は、各サイズのフラットディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する各位置に、略長方形の成形溝がサイズ数分だけ複数同時に設けられて成り、当該各成形溝は、フラットディスプレイパネルの画面に相対する位置に対応する底面と、その両側面とから成り、
    フラットディスプレイパネルの各サイズに対応する前記各キャビティ金型が有する凸部は、フラットディスプレイパネルの当該各サイズに対応する前記コア金型の各成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成される側面とから成り、
    キャビネットを成形する場合には、1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルの各サイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、フラットディスプレイパネルの当該各サイズに対応する前記コア金型の各成形溝で囲まれる略長方形の面と、前記キャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、キャビティ金型の前記凸部の下面に遮蔽されないコア金型における成形溝と凸部の前記側面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、
    1つのコア金型を異なる各サイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、
    異なる各サイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形用金型。
  3. 前記コア金型が有する凹部は、フラットディスプレイパネルの最も大きいサイズのビューエリア外周から更にキャビネット厚分外方に対応する領域を囲う略長方形の底面と、その周囲に形成された側面とから成り、
    フラットディスプレイパネルの各サイズに対応する前記各キャビティ金型が有する凸部は、フラットディスプレイパネルの当該各サイズのビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面と、その周囲に形成された側面とから成り、
    キャビネットを成形する場合には、1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルの各サイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、前記コア金型の凹部の略長方形の前記底面と、前記キャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における当該底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、及び側面と、キャビティ金型における前記凸部の側面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、
    1つのコア金型を異なる各サイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、
    異なる各サイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形用金型。
  4. 前記フラットディスプレイパネルは26インチ或いは27インチの何れかのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルであって、
    当該コア金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合の第1のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第1の成形溝と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合の、前記第1のビューエリア外周よりも一回り大きい第2のビューエリア外周に対応する位置に設けられた略長方形の第2の成形溝との異なる2つの成形溝を同時に備え、
    前記第1の成形溝、及び第2の成形溝は、プラズマディスプレイパネルの画面に相対する位置に対応する底面と、ビューエリア内方側に対応する略垂直側面と、ビューエリア外方側に対応する拡開したテーパー側面とから成る断面略台形に形成され、
    前記キャビティ金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合に対応する第1のキャビティ金型と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合に対応する第2のキャビティ金型との異なる2つのキャビティ金型から成り、
    前記第1のキャビティ金型は、前記コア金型の第1の成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成る一方、
    前記第2のキャビティ金型は、前記コア金型の第2の成形溝で囲まれる略長方形と同形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成り、
    26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の前記第1の成形溝で囲まれる略長方形の面と前記第1のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、コア金型における前記第1の成形溝、前記第2の成形溝、当該両成形溝間の面、及び第2の成形溝の外方の面と、第1のキャビティ金型の凸部テーパー側面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形する一方、
    前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合のキャビネットを成形する場合には、前記コア金型の前記第2の成形溝で囲まれる略長方形の面と前記第2のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記第1の成形溝を当該凸部の下面で遮蔽し、コア金型の第2の成形溝及びその外方の面と、第2のキャビティ金型の凸部テーパー面及びその外方上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形することで、
    1つのコア金型に対して2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形し、
    1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、
    26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形用金型。
  5. 前記フラットディスプレイパネルは26インチ或いは27インチの何れかのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルであって、
    前記コア金型が有する凹部は、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周から更にキャビネット厚分外方に対応する領域を囲う略長方形の底面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成り、
    前記キャビティ金型は、前記プラズマディスプレイパネルが26インチのサイズである場合に対応する第3のキャビティ金型と、前記プラズマディスプレイパネルが27インチのサイズである場合に対応する第4のキャビティ金型との異なる2つのキャビティ金型から成り、
    前記第3のキャビティ金型は、26インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る断面略台形の凸部を有して成る一方、
    前記第4のキャビティ金型は、27インチのサイズのプラズマディスプレイパネルのビューエリア外周に対応する領域を囲う略長方形の下面と、その周囲に形成され上方拡大するテーパー側面とから成る一回り大きい断面略台形の凸部を有して成り、
    26インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の略長方形の前記底面と前記第3のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形する一方、
    27インチのサイズのプラズマディスプレイパネル用キャビネットを成形する場合には、前記コア金型の略長方形の前記底面と前記第4のキャビティ金型の前記凸部の下面とを相対当接させ、前記凹部の26インチの場合よりも一回り広い範囲の一部を前記凸部で遮蔽し、コア金型における前記凹部の底面のうちのキャビティ金型の凸部の下面と当接しない外周領域、前記テーパー側面、及び当該凹部の外方の上面と、キャビティ金型における凸部の前記テーパー側面、及び当該凸部の外方の上面とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填し成形することで、
    1つのコア金型に対して2つのキャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットを各々個別に成形し、
    1つのコア金型を26インチ及び27インチの異なる2つのサイズに共通化して金型を削減せしめると同時に、
    26インチ及び27インチの2つのサイズの汎用プラズマディスプレイパネルに共通のキャビネットを装着する場合に必要な、当該プラズマディスプレイパネルのビューエリアと当該キャビネット間の隙間を覆うベゼルを装着する2重構造を不要化ならしめることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形用金型。
  6. フラットディスプレイパネルのビューエリア側に装着するキャビネットの樹脂成形方法において、
    当該フラットディスプレイパネルは、少なくとも異なる2つのサイズを有し、
    相対する一対の金型を構成する一方のコア金型をフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ全てに対応する樹脂成形用空隙を形成する凹部の側面を有する共通した1つの金型とする一方、
    相対する一対の金型を構成する他方のキャビティ金型をフラットディスプレイパネル用前記キャビネットの前記各サイズ毎に対応する樹脂成形用空隙を形成する凸部の側面を有する、フラットディスプレイパネルのサイズ数分だけ個別に用意した金型とし、
    1つの共通な前記コア金型に対して、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビティ金型を適宜交換して組み合わせ、当該両型を相対当接した際、サイズに応じて前記凹部の一部を前記凸部で遮蔽し、前記凹部と凸部とを含んで形成される空隙に樹脂を圧入充填して成形し、フラットディスプレイパネルのサイズに応じた前記キャビネットを成形することを特徴とする、樹脂成形方法。
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