JP4068435B2 - 同期電動機の制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、同期電動機を可変電圧、可変周波数電源で駆動する際の制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
同期電動機を可変電圧、可変周波数で駆動する方式には他励転流を用いた無整流子電動機方式やベクトル制御方式がある。このうちベクトル制御方式は高性能な駆動と早い応答、精密制御を要する分野に広く用いられている。
前記ベクトル制御方式を採用した場合、実機の制御において、大きな負荷変動の際など電流を急激に変化させなければならないとき、電機子電流、界磁電流の制御誤差が大きくなり、その誤差を吸収しようとして界磁電流指令値が過大変化し、制御が不安定となることがあり、これらを解消するため、q軸電流指令から同期機定数を用いてq軸磁束指令を演算するq軸磁束演算器と、磁束指令から前記q軸磁束指令をベクトル的に演算し、d軸磁束指令を求めるd軸磁束演算器と、前記d軸磁束指令とd軸電流指令から同期機定数を用いて、界磁電流指令を演算する界磁電流指令演算器を備えたものが示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−237592号公報(第4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記特許文献に示された従来技術では演算された電流帰還値Iq、Idと、電流指令値とを比較して電力変換器をPWM制御し、同期電動機に流れる主回路電流を制御している。従ってこの構成による電力変換器の出力定格でもって同期電動機の定格が定められることになり、同期電動機の容量が大きくなると大電流定格となり電動機が大型化するという問題点があった。これを解消するため電力変換器と同期電動機との間に変圧器を挿入して高圧化する方式の採用が考えられるが、前記従来技術に単に変圧器を設けるとIq分、Id分電流値が変圧器を介在するため演算が複雑で正確な演算ができなくなり、制御不能となる問題点がある。
この発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、電力変換装置の出力側に設けられた変圧器を介して同期電動機を接続し、この変圧器を介して同期電動機への供給電圧を高圧化して同期電動機の大型化を防ぎ、さらに、変圧器の励磁電流も制御して速い応答を有する出力電圧で同期電動機を制御可能とする制御システムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
電力変換装置とその制御装置とを備えた同期電動機の制御システムであって、前記電力変換装置の出力側には、出力変圧器と遮断器を介して同期電動機が接続されており、
前記制御装置には、前記出力変圧器の励磁電流値基準発生器と、第1の演算器と回路制御器とが設けられており、
前記制御装置に設けられた接点がONすると、前記励磁電流値基準発生器の指令により前記回路制御器が前記電力変換装置を制御し、前記電力変換装置の出力により前記出力変圧器を初期励磁した後、運転指令接点がONすると、前記遮断器をONして前記同期電動機に電力を供給するものであり、
さらに、前記接点につながる前記第1の演算器は電機子電流のd軸電流基準発生器からの指令値と、前記励磁電流基準値発生器の指令値とを加算し演算するとともに、前記回路制御器は速度制御器の出力する電流指令値と、前記第1の演算器の出力する電流指令値と第2の演算器の出力する電流帰還値とを比較して電圧基準値を演算し、その基準値に従って前記電力変換装置を制御するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。なお、図2は後述する制御装置300の詳細図である。図1に示すように本実施の形態1による同期電動機の制御システム100は、電力変換装置200とその制御装置300とで構成されている。そして、前記電力変換装置200は主回路用交流電源1を入力遮断器3および入力変圧器4を介して入力し、電力変換後の出力側には出力変圧器29と遮断器30aを介して同期電動機9が接続されている。同期電動機9に付属する位置検出器10は電機子の位置信号を発する。前記電力変換装置200には順変換主回路5、逆変換主回路7および平滑コンデンサ6が設けられている。
一方、制御装置300は、外部からの運転指令信号で動作ONとなる運転指令接点12を有し、同様に外部には速度指令基準発生器11が設けられている。前記同期電動機9の位置検出器10であるレゾルバの出力信号を受けて位相を検出する位相検出器13は、速度帰還演算器14および第2の演算器35に位相信号を出力する。速度制御器15は、前記速度指令基準発生器11からの速度基準信号と速度帰還演算器14の出力する速度帰還信号とを比較し制御するものである。界磁磁束基準値発生器16は磁束量基準信号を演算制御器18に与える。順変換主回路制御器23は電流センサ22の信号を受け順変換主回路5を制御する。界磁制御器25は界磁電流センサ24の信号と、前記演算制御器18の発する界磁電流指令値に従い、直流電源装置26を制御する。接点32aは外部からの指令信号で出力変圧器29の励磁をONする。第1の演算器34は、前記出力変圧器29の励磁電流値基準発生器33の指令値と、電機子電流のd軸電流基準発生器17の指令値とを受けてその値をベクトル的に加算する。第2の演算器35は電流センサ19の出力をd,q軸電流に変換する。
回路制御器36は、前記速度制御器15の出力する電流指令値と、前記第1の演算器34からの電機子電流無効分指令値と、第2の演算器35の電流帰還値とを比較して電圧基準を演算し、その基準に従い前記電力変換装置200の逆変換主回路7のゲート信号をPWM制御する。
【0007】
次に、この実施の形態1による動作の主要部分について述べる。
制御装置300によって同期電動機9を起動する際、まず外部からの指令で接点32aがONして出力変圧器29の初期励磁を行う。つまり、接点32aがONすると変圧器29の励磁電流値基準発生器33の指令値に従い、回路制御器36により電力変換装置200の逆変換主回路7のゲート信号を制御して、変圧器29の直流励磁を行う。
前記接点32aのON指令から所定時間経過後すなわち変圧器29の初期励磁完了後に、制御装置300の運転指令接点12が外部の指令でONし、同期電動機9に定格電力を供給する。
このように出力変圧器29の励磁が確立した後に、前記運転指令接点12につながる電機子電流のd軸電流基準発生器17からの指令値と、出力変圧器29の励磁電流基準発生器33の出力である変圧器励磁電流指令値とを、第1の演算器34でベクトル的に加算、演算し、その出力である電機子電流無効分指令値と、速度制御器15の出力の電流指令値と、第2の演算器35の出力の電流帰還値とを比較して電圧基準を演算し、その基準値に従って回路制御器36が電力変換装置200の逆変換主回路7の半導体素子のゲート信号をPWM制御する。その出力である第1の電圧値が出力変圧器に入力され所定の第2の電圧値まで昇圧される。
すなわち、この実施の形態1では出力変圧器29をゼロ周波数から起動する場合の磁気飽和の発生を心配することなく、出力変圧器29の初期励磁が確立した後に、変圧器29の励磁電流と、同期電動機9の電機子d軸電流とを第1の演算器34で合成して前記同期電動機9の駆動制御を行う。従ってこの実施の形態1では、出力変圧器29の励磁電流を制御して電力変換装置200の出力である第1の電圧値を昇圧し、電力変換装置200の定格電圧以上の第2の電圧値を同期電動機9に供給し駆動しているので最適な電圧値を同期電動機9に与えることになる。つまり、同期電動機9側から見た場合に、電動機設計に適した第2の電圧値を電力変換装置側に要求してもその要求が容易に受け入れられることが可能となる。またさらに、電機子d軸電流と出力変圧器29の励磁電流とを第1の演算器34で合成して起動しているので、出力変圧器29の出力電圧が最適に制御され、かつ速い応答性をもって同期電動機9に対する最適電圧が演算されるという優れた効果を奏する。
【0008】
実施の形態2.
次に、実施の形態2を図3に基づいて説明する。なお図4は後述する制御装置300の詳細図である。前記した実施の形態1と同様に本実施の形態2による同期電動機の制御システム100も、電力変換装置200とその制御装置300とで構成されている。そして、前記電力変換装置200は主回路用交流電源1を入力遮断器3および入力変圧器4を介して入力し、電力変換後の出力側には第1の回路80と第2の回路81が並列に設けられている。前記第1の回路80には出力変圧器29と第1の遮断器30が設けられ、前記第2の回路には第2の遮断器31が設けられており、さらに並列の第1、第2の回路80,81には同期電動機9が接続されている。同期電動機9に付属する位置検出器10は電機子の位置信号を発する。前記電力変換装置200には順変換主回路5、逆変換主回路7および平滑コンデンサ6が設けられている。
一方、制御装置300は、外部からの運転指令信号で動作ONとなる運転指令接点12を有し、同様に外部には速度指令基準発生器11が設けられている。前記同期電動機9の位置検出器10であるレゾルバの出力信号を受けて位相を検出する位相検出器13は、速度帰還演算器14および第2の演算器35に位相信号を出力する。速度制御器15は、前記速度指令基準発生器11からの速度基準信号と速度帰還演算器14の出力する速度帰還信号とを比較し制御するものである。界磁磁束基準値発生器16は磁束量基準信号を前記演算制御器18に与える。順変換主回路制御器23は電流センサ22の信号を受け順変換主回路5を制御する。
界磁制御器25は界磁電流センサ24の信号と、前記演算制御器18の発する界磁電流指令値に従い、直流電源装置26を制御する。前記運転指令接点12につながる第2、第3の接点41、42は並列に設けられ、前記第2の遮断器31に連動して前記第2の接点41が、第1の遮断器30に連動して前記第3の接点42がそれぞれONする。また、最大電圧制限切換器43は、前記第2、第3の接点41、42につながり、その発生信号が回路制御器36に出力される。タイマ45は前記運転指令接点12がON後、第4の接点46を一定時間経過後にONさせる。前記第4の接点46がONすると、図示しない駆動回路により前記第2の遮断器31がOFFするとともに前記第1の遮断器30をONさせる。
第1の接点32は外部からの指令信号で出力変圧器29の励磁をONする。第1の演算器34は前記出力変圧器29の励磁電流値基準発生器33の指令値と、電機子電流のd軸電流基準発生器17の指令値とを受けてその値をベクトル的に加算する。第2の演算器35は電流センサ19の出力をd,q軸電流に変換する。
回路制御器36は前記速度制御器15の出力する電流指令値と、前記第1の演算器35の電流帰還値とを比較して電圧基準を演算し、その基準に従い前記電力変換装置200の逆変換主回路7のゲート信号をPWM制御する。
【0009】
次にこの実施の形態2による動作の主要部分について述べる。
前記した実施の形態1と同様に、制御装置300によって同期電動機9を起動する際、まず外部からの指令で第1の接点32がONして出力変圧器29の初期励磁を行う。つまり、第1の接点32がONすると変圧器29の励磁電流値基準発生器33の指令値に従い、回路制御器36により電力変換装置200の逆変換主回路7のゲート信号を制御して、変圧器29の直流励磁を行う。
前記第1の接点32のON指令から所定時間経過後すなわち変圧器29の初期励磁完了後に、制御装置300の運転指令接点12が外部の指令でONすると、第2の回路81の第2の遮断器31をONし、出力変圧器29の設けられてない第2の回路81の経路で同期電動機29に電力を供給する。その時、第2の遮断器31に連動して第2の接点41がONし、最大電圧制限切換器43の出力が、第1の最大制限電圧に制限されて電力変換装置200の回路制御器36に電圧制限値として与えられ、電力変換装置200の電圧をPWM制御する。PWM制御回路における出力電圧と周波数の関係は、その比率がほぼ一定となるよう制限されるので、電力変換装置200の電圧以上の周波数には上昇しない。
演算制御器18は、速度制御器15の出力する電流指令値Iqと、界磁磁束基準値発生器16からの磁束量基準信号と、電機子電流無効分より電機子電流基準信号を回路制御器36への信号として発するとともに、界磁電流指令Ifを作成する演算器が、電機子電流の大きさ(指令値)に対して界磁電流指令を補償した値で、界磁電流指令として界磁制御器25に与える。
回路制御器36は最大電圧制限切換器43の最大制限電圧で制限される電圧以下で、前記演算制御器18の出力である電機子電流基準信号と、主回路電流センサ19で検出した電力変換装置200の電流帰還値とを比較して電流指令値を作成し、その電流指令値に従い、電力変換装置200の半導体素子のゲート信号をPWM制御する。
【0010】
運転指令接点12がONした後の設定された時間後に、タイマ45により第4の接点46がONし、図示しない駆動回路によって第2の回路81の第2の遮断器31がOFFし、第1の回路80の第1の遮断器30がONする。この第1の遮断器30のONに連動して第3の接点42がONし、最大電圧制限切換器43の出力が出力変圧器29有りの第1の回路80による第2の最大制限電圧に切り換わり、電力変換装置200の回路制御器36に最大電圧制限値として与えられ、前記電力変換装置200の出力電圧は前記出力変圧器29で昇圧されて同期電動機9に供給され、同期電動機9は定格速度まで上昇する。ここで前記第2の最大制限電圧は前記第1の最大制限電圧より高いものである。
このような変圧器有りの第1の回路80と変圧器無しの第2の回路81を設けた理由は、仮に出力変圧器29有りの第1の回路80を介して同期電動機9を起動しようとした場合に、ゼロ周波数から起動されるので出力変圧器29の磁気飽和が発生して起動が困難となる恐れがある。これを防止するために起動時には変圧器無しの第2の回路81を経て同期電動機9に電力を供給し、所定の時間経過後に出力変圧器29有りの第1の回路80に切り換えるものである。
またさらに運転指令接点12がONした後に、前記運転指令接点12につながる電機子電流のd軸電流基準発生器17からの指令値と、出力変圧器29の励磁電流基準発生器33の出力である変圧器励磁電流指令値とを、第1の演算器34でベクトル的に加算、演算し、その出力である電機子電流無効分指令値と、速度制御器15の出力の電流指令値と、第2の演算器35の出力の電流帰還値とを比較して電圧基準を演算し、その基準値に従って回路制御器36が電力変換装置200の逆変換主回路7の半導体素子のゲート信号をPWM制御する。
すなわち、この実施の形態2では出力変圧器29をゼロ周波数から起動する場合に出力変圧器29の設けられてない第2の回路81で起動するので、起動トルクの不足等や変圧器の磁気飽和の発生を全く心配することなく、出力変圧器29が極低周波数で使用されることがないことや、出力変圧器29の初期励磁が確立した後に、変圧器29の励磁電流と、同期電動機9の電機子d軸電流とを第1の演算器34で合成して起動するので、出力変圧器29をさらに小型化できる。また前記に加え、電機子電流指令値に対して界磁電流指令を補償した界磁電流を同期電動機9に供給するので、電機子反作用による主磁束の減少を補正できて、同期電動機9への電流を低減でき、なおかつ、電力変換装置200の最大定格出力電圧以上の電圧でもって同期電動機9を駆動できる。
さらに加え、電機子d軸電流と出力変圧器29の励磁電流とを第1の演算器34で合成して起動しているので、出力変圧器29の出力電圧が最適に制御され、かつ速い応答性をもって同期電動機9に対する最適電圧が演算されるという優れた効果を奏する。
【0011】
実施の形態3.
次に実施の形態3を図5に基づいて説明する。この実施の形態3は前述した実施の形態1における電力変換装置200に第1、第2の電力変換器を並列に設けた構成である。図5に示すように、電力変換装置200には、第1の電力変換器200aおよび第2の電力変換器200bが設けられている。この電力変換器200の入力側には多巻線変圧器である入力変圧器50が設けられるとともに、出力側にも同様の多巻線変圧器である出力変圧器51が設けられ、これにつながる遮断器30aを介して同期電動機9が接続されている。
これ以外の構成要素は前記した実施の形態1の図1に示すものと同様であるので、図5に示す付記した番号以外の構成要素の番号記入は省略している。
次に、このような構成を有する同期電動機の制御システムの主要動作を説明する。前記した実施の形態1と同様に、制御装置300によって同期電動機9を起動する際、まず外部からの指令で第1の接点32がONして出力変圧器29の初期励磁を行う。つまり、第1の接点32がONすると変圧器29の励磁電流値基準発生器33の指令値に従い、回路制御器36により電力変換装置200の逆変換主回路7のゲート信号を制御して、変圧器29の直流励磁を行う。
前記第1の接点32のON指令から所定時間経過後すなわち変圧器29の初期励磁完了後に、制御装置300の運転指令接点12が外部の指令でONし、同期電動機9に定格電力を供給する。
このように出力変圧器29の励磁が確立した後に、前記運転指令接点12につながる電機子電流のd軸電流基準発生器17からの指令値と、出力変圧器29の励磁電流基準発生器33の出力である変圧器励磁電流指令値とを、第1の演算器34でベクトル的に加算、演算し、その出力である電機子電流無効分指令値と、速度制御器15の出力の電流指令値と、第2の演算器35の出力の電流帰還値とを比較して電圧基準を演算し、その基準値に従って回路制御器36が電力変換装置200に設けられた第1、第2の電力変換器200a、200bのそれぞれの逆変換主回路7をPWM制御する。
このような実施の形態3の構成では、同期電動機9が大容量化した場合に、電力変換装置200に設けられた電力変換器200a、200bを並列とし多巻線出力変圧器51と組み合わせることによって、その対応が容易となり、大容量の同期電動機の駆動が安価でかつ速い応答性で最適電圧で制御できるという優れた効果を奏する。なお、この実施の形態3では電力変換器を2台並列の場合を示したが、これに限らず2台以上の複数台であってもよい。
【0012】
実施の形態4.
この実施の形態4は前記した実施の形態3の構成に以下の機能を加えたものである。すなわち同期電動機の起動トルクが定格トルクより少ない場合における起動時に、多巻線出力変圧器をバイパスする回路を介して起動し、起動時における電力変換装置200の容量を低減し、起動後の実負荷運転に入る際に多巻線出力変圧器を介して電力を同期電動機に供給しようとするものである。
以下、その構成を図6について述べる。
制御装置300に係る構成要素は、前記した実施の形態2で示した図3と次に述べる点以外は同一である。すなわち、順変換主回路制御器23、回路制御器36の出力および第1の演算器35の入力が後述する電力変換装置200に設けられた第1、第2の電力変換器200a、200bにつながる。
また、電力変換装置に係る構成要素は、前記した実施の形態3で示した図5と次に述べる点以外は同一である。すなわち、電力変換装置200の出力側に第1、第2の電力変換器200a、200bにつながる多巻線出力変圧器と第1の遮断器30が設けられた第1の回路80と、前記第2の電力変換器200bの出力につながる第2の遮断器31が設けられた第2の回路81を備え、前記第1、第2の回路を介して同期電動機9が接続されている。前記のような構成の同期電動機の制御システムにおいて、制御装置300による電力変換装置200の制御は前記実施の形態3と大筋において同一であるので説明を省略し、異なる点であるところの同期電動機9の起動時の動作について以下、説明する。また、図6に示す付記した番号以外は図5と同一であるので記入省略している。
外部からの指令で接点32がONし、多巻線出力変圧器51の初期励磁を行う。所定時間経過後つまり初期励磁完了後、運転指令接点12がONすると、第2の回路81の第2の遮断器31をONして同期電動機9に電力を供給する。運転指令接点12がON後タイマ45により第4の接点46がONすると、第2の回路81の第2の遮断器31がOFFするとともに、第1の回路80の第1の遮断器30がONして電力変換装置200の出力する第1の電圧は多巻線出力変圧器51で第2の電圧に昇圧され同期電動機9に供給される。
このような実施の形態4の構成では、多巻線出力変圧器51を小型軽量化することができ、また電力変換器を2台並列とし多巻線出力変圧器との組み合わせることで大容量化が容易に可能となり、大容量同期電動機の駆動も安価に行えるという優れた効果を奏する。
なお、この実施の形態4では電力変換器を2台並列とする例を示したが、これに限らず2台以上の複数台であってもよい。
【0013】
なおまた、前記実施の形態1〜4では電力変換装置200として、半導体素子を用いた順変換主回路、逆変換主回路の例を示したが、これに限られるものではないことは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】
この発明は以上述べたような構成の同期電動機の制御システムであるので、以下のような効果がある。
前記電力変換装置の出力側には、出力変圧器と遮断器を介して同期電動機が接続されており、
前記制御装置には、前記出力変圧器の励磁電流値基準発生器と、第1の演算器と回路制御器とが設けられており、
前記制御装置に設けられた接点がONすると、前記励磁電流値基準発生器の指令により前記回路制御器が前記電力変換装置を制御し、前記電力変換装置の出力により前記出力変圧器を初期励磁した後、運転指令接点がONすると、前記遮断器をONして前記同期電動機に電力を供給するものであり、
さらに、前記接点につながる前記第1の演算器は電機子電流のd軸電流基準発生器からの指令値と、前記励磁電流基準値発生器の指令値とを加算し演算するとともに、前記回路制御器は速度制御器の出力する電流指令値と、前記第1の演算器の出力する電流指令値と第2の演算器の出力する電流帰還値とを比較して電圧基準値を演算し、その基準値に従って前記電力変換装置を制御するものであるものであるので、電力変換装置の最大定格電圧以上の電圧での同期電動機の採用が可能となり、同期電動機の高圧化に伴う小型化、コスト低減、標準化が行えるという効果に加え、出力変圧器の出力電圧が最適に制御され、かつ速い応答性をもって同期電動機を制御できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による同期電動機の制御システムを示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に制御装置の詳細図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による同期電動機の制御システムを示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の制御装置の詳細図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による同期電動機の制御システムを示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による同期電動機の制御システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
4 入力変圧器、9 同期電動機、10 位置検出器、
11 速度指定基準発生器、12 運転指令接点、13 位相検出器、
14 速度帰還演算器、15 速度制御器、16 界磁磁束基準値発生器、
17 d軸電流基準発生器、18 演算制御器、19 主回路電流センサ、
25,26 直流電源装置、29 出力変圧器、30 第1の遮断器、
30a 遮断器、31 第2の遮断器、32 第1の接点、
33 励磁電流値基準発生器、34 第1の演算器、35 第2の演算器、
36 回路制御器、41 第2の接点、42 第3の接点、45 タイマ、
46 第4の接点、50 多巻線入力変圧器、51 多巻線出力変圧器、
80 第1の回路、81 第2の回路、100 制御システム、
200 電力変換装置、300 制御装置。

Claims (8)

  1. 電力変換装置とその制御装置とを備えた同期電動機の制御システムであって、
    前記電力変換装置の出力側には、出力変圧器と遮断器を介して同期電動機が接続されており、
    前記制御装置には、前記出力変圧器の励磁電流値基準発生器と、第1の演算器と回路制御器とが設けられており、
    前記制御装置に設けられた接点がONすると、前記励磁電流値基準発生器の指令により前記回路制御器が前記電力変換装置を制御し、前記電力変換装置の出力により前記出力変圧器を初期励磁した後、運転指令接点がONすると、前記遮断器をONして前記同期電動機に電力を供給するものであり、
    さらに、前記接点につながる前記第1の演算器は電機子電流のd軸電流基準発生器からの指令値と、前記励磁電流基準値発生器の指令値とを加算し演算するとともに、前記回路制御器は速度制御器の出力する電流指令値と、前記第1の演算器の出力する電流指令値と第2の演算器の出力する電流帰還値とを比較して電圧基準値を演算し、その基準値に従って前記電力変換装置を制御することを特徴とする同期電動機の制御システム。
  2. 電力変換装置とその制御装置とを備えた同期電動機の制御システムであって、
    前記電力変換装置の出力側には、並列に設けられた第1、第2の回路を介して前記同期電動機が接続されており、
    前記第1の回路には出力変圧器と第1の遮断器とが設けられており、前記第2の回路には第2の遮断器が設けられており、
    前記制御装置には、前記出力変圧器の励磁電流値基準発生器と第1の演算器と回路制御器と最大電圧制限切換器とが設けられており、
    前記制御装置に設けられた第1の接点がONすると、前記励磁電流値基準発生器の指令により、前記回路制御器が前記電力変換器を制御し、前記電力変換器の出力により前記出力変圧器を初期励磁した後、運転指令接点がONすると前記第2の回路の第2の遮断器が動作して前記同期電動機を起動するとともに、前記第2の遮断器に連動して第2の接点がONし、この接点につながる前記最大電圧制限切換器が第1の出力信号を発して前記回路制御器を介して、前記電力変換装置を制御して前記同期電動機に電力を供給し、所定時間経過後のタイマ信号により第4の接点がONすると、前記第2の回路の第2の遮断器および第2の接点がOFFするとともに、前記第1の回路の第1の遮断器がONし、これに連動して第3の接点がONし、これにつながる前記最大電圧制限切換器が第2の信号を発して、前記回路制御器を介して前記電力変換装置を制御し前記同期電動機に電力を供給するものであり、
    さらに前記第1の接点につながる前記第1の演算器は電機子電流のd軸電流基準発生器からの指令値と、前記励磁電流値基準発生器の指令値とを加算し演算するとともに、前記回路制御器は速度制御器の出力する電流指令値と、前記第1の演算器の出力する電流指令値と、第2の演算器の出力する電流帰還値とを比較して電圧基準値を演算し、その基準値に従って前記電力変換装置を制御することを特徴とする同期電動機の制御システム。
  3. 電力変換装置とその制御装置とを備えた同期電動機の制御システムであって、
    前記電力変換装置は、第1、第2の電力変換器が並列に設けられた構成を有するものであり、その出力側には、多巻線出力変圧器と遮断器を介して同期電動機が接続されており、
    前記制御装置には、前記多巻線出力変圧器の励磁電流値基準発生器と、第1の演算器と回路制御器とが設けられており、
    前記制御装置に設けられた接点がONすると、前記励磁電流値基準発生器の指令により前記回路制御器が前記電力変換装置の前記第1、第2の電力変換器を制御し、前記第1、第2の電力変換器の出力により前記多巻線出力変圧器を初期励磁した後、運転指令接点がONすると、前記遮断器をONして前記同期電動機に電力を供給するものであり、
    さらに、前記接点につながる前記第1の演算器は電機子電流のd軸電流基準発生器からの指令値と、前記励磁電流基準値発生器の指令値とを加算し演算するとともに、前記回路制御器は速度制御器の出力する電流指令値と、前記第1の演算器の出力する電流指令値と第2の演算器の出力する電流帰還値とを比較して電圧基準値を演算し、その基準値に従って前記電力変換装置の第1、第2の電力変換器を制御することを特徴とする同期電動機の制御システム。
  4. 電力変換装置とその制御装置とを備えた同期電動機の制御システムであって、
    前記電力変換装置は第1、第2の電力変換器が並列に設けられた構成を有するものでありその出力側には、前記第1、第2の電力変換器につながる多巻線出力変圧器と第1の遮断器が設けられた第1の回路と、前記第2の電力変換器の出力につながる第2の遮断器が設けられた第2の回路を備え、前記第1、第2の回路を介して前記同期電動機が接続されており、
    前記制御装置には、前記多巻線出力変圧器の励磁電流値基準発生器と第1の演算器と回路制御器と最大電圧制限切換器とが設けられており、
    前記制御装置に設けられた第1の接点がONすると、前記励磁電流値基準発生器の指令により、前記回路制御器が前記電力変換器の前記第1、第2の電力変換器を制御し、前記電力変換器の出力により前記多巻線出力変圧器を初期励磁した後、運転指令接点がONすると前記第2の回路の第2の遮断器が動作して前記同期電動機を起動するとともに、前記第2の遮断器に連動して第2の接点がONし、この接点につながる前記最大電圧制限切換器が第1の出力信号を発して前記回路制御器を介して、前記電力変換装置の前記第1、第2の電力変換器を制御して前記同期電動機に電力を供給し、所定時間経過後のタイマ信号により第4の接点がONすると、前記第2の回路の第2の遮断器および第2の接点がOFFするとともに、前記第1の回路の第1の遮断器がONし、これに連動して第3の接点がONし、これにつながる前記最大電圧制限切換器が第2の信号を発して、前記回路制御器を介して前記電力変換装置の前記第1、第2の電力変換器を制御して前記同期電動機に電力を供給するものであり、
    さらに前記第1の接点につながる前記第1の演算器は電機子電流のd軸電流基準発生器からの指令値と、前記励磁電流値基準発生器の指令値とを加算し演算するとともに、前記回路制御器は速度制御器の出力する電流指令値と、前記第1の演算器の出力する電流指令値と、第2の演算器の出力する電流帰還値とを比較して電圧基準値を演算し、その基準値に従って前記電力変換装置の前記第1、第2の電力変換器を制御することを特徴とする同期電動機の制御システム。
  5. 前記速度制御器の出力する電流指令値は、前記同期電動機に設けられた電機子位置検出器の発する信号により、位相を検出する位相検出器の出力信号を受けた速度帰還演算器が出力する速度帰還信号と、前記制御装置の外部に設けられた速度指令基準発生器からの速度基準信号とを比較して発するものであり、
    前記第2の演算器の出力する電流帰還値は、前記電力変換装置に設けられた電流センサの出力をd,q軸電流に変換したものであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の同期電動機の制御システム。
  6. 前記同期電動機の制御システムは、前記電力変換装置が複数並列に設けられているとともに、その出力側には前記並列に設けられた前記第1、第2の回路が前記複数の電力変換装置に対応して複数列設けられており、前記複数の第1、第2の回路を介して前記同期電動機が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の制御システム。
  7. 前記最大電圧制限切換器の発する前記第1の出力信号によって前記電力変換装置が制御されて出力する第1の電圧値は、前記第2の出力信号によって出力する第2の電圧値より低く、かつ前記第2の電圧値を1次電圧として入力した前記出力変圧器の2次電圧値を、前記同期電動機の定格運転電圧値とすることを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6のいずれか1項に記載の同期電動機の制御システム。
  8. 前記出力変圧器の2次電圧値は、前記電力変換装置の出力電圧値よりも高いものであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の同期電動機の制御システム。
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