JP4067273B2 - 圧力レギュレータ - Google Patents

圧力レギュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP4067273B2
JP4067273B2 JP2000513083A JP2000513083A JP4067273B2 JP 4067273 B2 JP4067273 B2 JP 4067273B2 JP 2000513083 A JP2000513083 A JP 2000513083A JP 2000513083 A JP2000513083 A JP 2000513083A JP 4067273 B2 JP4067273 B2 JP 4067273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
regulator
fluid
controller
pressure regulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000513083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001517820A (ja
Inventor
ポール アール. アダムス,
カール ジェイ. ガベル,
ダニエル ジー. ローパー,
Original Assignee
フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー filed Critical フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー
Publication of JP2001517820A publication Critical patent/JP2001517820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4067273B2 publication Critical patent/JP4067273B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2093Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
    • G05D16/2095Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power using membranes within the main valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0318Processes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0318Processes
    • Y10T137/0324With control of flow by a condition or characteristic of a fluid
    • Y10T137/0379By fluid pressure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7758Pilot or servo controlled
    • Y10T137/7761Electrically actuated valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7758Pilot or servo controlled
    • Y10T137/7762Fluid pressure type
    • Y10T137/7764Choked or throttled pressure type
    • Y10T137/7768Pilot controls supply to pressure chamber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8158With indicator, register, recorder, alarm or inspection means
    • Y10T137/8326Fluid pressure responsive indicator, recorder or alarm

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Description

(関連出願との相互参照)
本出願は、「インテリジェント圧力レギュレータ」という名称で、本出願と同日に同一発明者によって出願された出願番号 の米国特許出願に関連しており、この出願の明細書の全体は参照することによってここに合体される。(発明の分野)
本発明は流体圧力レギュレータに関し、より特定的には、性能を向上させるためにインテリジェント電子機器およびソフトウェアを有する改善された流体圧力レギュレータに関する。
(発明の背景)
一般に、プロセス制御ループの4つの基本要素は、制御されるべきプロセス変数と、プロセス変数の状態のプロセスセンサまたは測定器と、制御器と、制御要素とを含む。センサはプロセス変数の状態の指示を制御器に与え、制御器は、所望のプロセス変数の状態の指示または「設定点」を格納している。制御器はプロセス変数の状態を設定点と比較して、補正信号を計算し、この信号を制御要素に送ってプロセスに影響を与えて、それを設定点状態にする。制御要素はループの最後の部分であり、もっともありふれた種類の最終の制御要素は弁であるが、例えば、可変速度駆動装置またはポンプを含んでいてもよい。
【0001】
圧力レギュレータは、プロセスセンサ、制御器および弁を組み合わせて単一のユニットにする、単式の自立制御システムである。圧力レギュレータは、可変性の下流の要求を満たすべく必要な流体の流量を与えながら、例えば、所望の低減された出口圧力を維持するために流体分配アプリケーションおよびプロセス産業において圧力制御のために広く用いられている。圧力レギュレータは一般に、2つの主な区分、即ち直接動作レギュレータとパイロット動作レギュレータとに分類される。
【0002】
典型的な従来技術の直接動作レギュレータ11が図1に示される。直接動作レギュレータのための典型的なアプリケーションは、産業、商業、およびガスサービス(計器用空気またはガス供給、バーナーへの燃料ガス、水圧制御、蒸気サービス、およびタンクブランケッティング)を含む。直接動作レギュレータ11は、入口13と出口14とを有するレギュレータ本体12を含む。制限エリア16を有する流体流路エリア15は、入口13と出口14とを連通させる。制限エリア16は、弁体、膜部材、羽根、スリーブまたは同様の制限装置のような絞り要素17を有し、これは、動かされたときに流体(気体または液体)の流れを制限する。2つの側を有する検出要素を含むアクチュエータは、制御されている流体圧力の変動に応答する。検出要素の例は、膜部材、ダイアフラムまたはピストンを含む。図1に示される実施例は、検出要素としてダイアフラム18を用いる。制御圧力が、レギュレータ本体12の内部の制御用通路即ち流路20によって、検出要素の第1の側即ち制御側19に負荷される。制御用通路がこの目的のために用いられるならば、それは、レギュレータ本体12と一体化しても、隣接した配管内に位置していてもよい。検出要素の第2の側即ち基準側は、典型的には大気に関係づけられている。ばね22の付加的な荷重がアクチュエータに加えられて良く、この付加的な荷重が、設定点を表す予め定められた位置に絞り要素を移動させるように付勢する。
【0003】
図1に示される直接動作レギュレータ11は「減圧」レギュレータと考えられる。なぜなら検出要素(ダイアフラム18)は、内部流路20によってレギュレータ14の下流側(流体出口側)の圧力を受けるからである。下流の圧力の増大分が内部流路20を通って制御側19に負荷され、ダイアフラム18に圧力を負荷し、ばね22の荷重に抗してそれを上に押し上げる。これは、絞り要素を流量制限エリア16内に移動させ、レギュレータの出口20に対する圧力を低減させる。
【0004】
減圧レギュレータは、レギュレータの下流側の圧力を検出することにより流量を調整する。減圧レギュレータの典型的なアプリケーションはオンスチームボイラであり、ここでは減圧レギュレータは初期圧を調整する。もしダイアフラム18に上流側の圧力が負荷され、絞り要素17が制限エリア16のもう一方の側に移動させられたとすると、直接動作レギュレータ11は「背圧」レギュレータと考えられるだろう。背圧レギュレータは、例えば、確実にコンプレッサが真空状態に達しないようにするためにコンプレッサと関連して適用される。
【0005】
パイロット動作レギュレータは、構成において直接動作レギュレータに似ている。典型的な従来技術の減圧パイロット動作レギュレータ23が図2Aに概略的に示され、従来技術の背圧パイロット動作レギュレータが図2Bに示される。パイロット動作レギュレータは、直接動作レギュレータの構造的要素すべてにパイロット(中継器、増幅器、または乗算器とも称される)24を付加してなる。パイロットは、レギュレータアクチュエータ上に負荷される圧力を増幅させて圧力を調整する補助装置である。パイロットは構成において自動レギュレータに似ており、本質的には自動レギュレータと同じ要素を有する。
【0006】
図2Aおよび図2Bに示されるパイロット動作レギュレータ23において、入口圧力はレギュレータ23の上流側の配管における圧力タップ27を通して供給される。図2Bにおける背圧パイロット動作レギュレータ23においては、圧力タップ27はさらに絞り26を含んでよい。パイロットに対する入口圧力は、一体化圧力タップを介してレギュレータ本体に供給されて良い。出口圧力はレギュレータ23の下流側で接続された配管20を通ってフィードバックされる。下流側の圧力はパイロット24と主レギュレータ10とに負荷される。パイロット24は、上流の(背圧)または下流の(減圧)流体圧力を制御するために、主レギュレータダイアフラム18にわたって圧力差を増幅する。
【0007】
圧力レギュレータは、他の制御装置に対して多くの利点を有する。レギュレータは比較的安価である。それらは、圧力制御機能を実行するために外部電源を必要としない。むしろ、レギュレータは、電力のために制御されているプロセスからの圧力を用いる。さらに、プロセスセンサ、制御器、および制御弁は組み合わされて、比較的小型の自立型パッケージになる。他の利点としては、良好な周波数応答、良好な流量範囲、小サイズ、および一般にほとんどまたは全く弁棒からの漏れがないということが含まれる。
【0008】
公知のレギュレータに関連する不利点もある。既存の圧力レギュレータに付随する重大な問題として、「降圧」および「昇圧」があり、これらはオフセットまたは比例帯とも称される。降圧は減圧レギュレータ内の制御された圧力の減少と定義され、昇圧は、低負荷から全負荷流量状態に変わるときに生じる、背圧レギュレータに対する制御圧力の増大と定義される。それらは通常パーセントで表現される。降圧および昇圧は直接動作レギュレータで特によく見られるが、公知のパイロット動作レギュレータではその度合いは低い。
【0009】
レギュレータはしばしば無流量状態になる必要があり、これは、「ロックアップ」または「再着座」と称される。図1の自動のレギュレータ11または図2Aのパイロット動作レギュレータ23のような減圧レギュレータにおいては、下流の圧力は、レギュレータ11が流体の流れを完全に停止することが望ましいような点に達してよい。この下流の圧力では、ダイアフラム18にフィードバックされた制御圧力は、絞り要素17を完全に流れ制限エリア16内に移動させ、これにより流れを遮る。この状態は「ロックアップ」と知られている。図2Bに示されるパイロット動作レギュレータ23のような背圧レギュレータにおいては、レギュレータの上流側の圧力は、レギュレータが流れを遮断する必要があるレベルまで落ちて良い。この場合、上流の制御圧力は、ばね荷重および/またはパイロット圧力が絞り要素17を完全に流体の流れを遮る位置にまで移動させるレベルまで下がる。内部部品の問題、汚染物質、または内部部品の動きの拘束は、全てロックアップ能力の喪失に寄与するおそれがある。
【0010】
レギュレータは自立型制御システムであるので、既存のレギュレータは典型的には、プロセス制御システムの他の部分と通信する能力を有していない。これには幾つか欠点がある。設定点を遠隔的に与えるかまたはレギュレータを同調する手段はないので、それらは一般に手動で調整されねばならない。レギュレータ上の調整ノブを回すことにより調整が行なわれ、アクチュエータ上で所望の荷重を得る。これは、遠隔的アプリケーションにおいてまたは危険な物質の圧力を制御するプロセスにおいては特に望ましくない。レギュレータの性能について制御室の指示はなく、操作員が他のプロセス指示を読取ることでレギュレータの誤動作を推論により決定する。
【0011】
通信および処理能力が欠けていると、保守性の問題にもつながる。時間をかけてレギュレータの性能を念入りに監視することは不可能であり、その結果、レギュレータを修理または取り替えする必要性について前もって警告することはほとんどない。今にも発生しそうな故障に対して前もって警告することもない。これは既存の圧力レギュレータが有する特に困った点である。それらはプロセスにおいて動力が与えられているので、典型的には故障モード動作を含まない。ばね負荷減圧レギュレータの動作ダイアフラムが故障すると、レギュレータは完全に開く。もし下流の配管が上流の圧力状態に耐えることができないか、またはレギュレータの最大流量を扱うことが出来る安全弁が存在していなければ、これは問題になる。背圧レギュレータは、ダイアフラムが故障するやいなや完全に閉じ、プロセスの上流の部分に対して同様の問題を引き起こす。
【0012】
圧力レギュレータが適用される多くの場合において、制御弁が代わりに用いられることは周知である。制御弁は動力アクチュエータを含み、このアクチュエータは、外部から供給された信号に応答して絞り要素を移動させて流量を制御する。正しく利用されると、レギュレータは、制御弁を用いるアプリケーションの25%において制御弁にとって代わることが出来ると推定されてきた。制御弁のかわりにレギュレータを用いることにためらいがあるのは、大部分は公知の圧力レギュレータに付随する欠点に依るものである。主な関心は、降圧特性と遠隔動作性が欠けていることである。しかしながら、プロセス機器ユーザは、もっと費用競争力のあるものを期待し続けている。既存のプロセス機器を用いた場合のプロセス効率および稼働時間の改善を求めるだけでなく、プロセス機器のユーザは、プロセス制御に対する低コストの解決策を求めている。レギュレータの上で述べた制限がなくなれば、多くの制御弁アプリケーションのために低コストの選択肢を与えることができる。
【0013】
米国産業は、毎年、プラント機器の保守にほぼ2000億ドルを費やしている。これは、1年で販売される商品の費用の15−40%の保守費用を生じさせる。さらに、保守に費やされるドルの3分の1は、不必要なまたは非効率的な保守によって無駄に使われている。例えば、公知のレギュレータは、外部のシステムと情報を交換する診断または通信能力を有していないので、それらは故障を検査しにくい。しばしば、特定されていないプロセス問題を補正しようとして、レギュレータが置換されるが、レギュレータが正しく機能していたとわかるだけである。レギュレータを変えるには、プロセス全体を止めることが必要となり、かなりの生産時間が喪失される。処理能力および通信によって保守性を改善するだけでなく圧力レギュレータのようなプロセス計器の性能を向上させれば、製造費用を多いに減らすことになるだろう。
【0014】
このように、降圧特性を補償しかつ向上した性能を示すような、改善された圧力レギュレータが求められていることはあきらかである。さらに、改善されたレギュレータは、保守性を向上させるために遠隔動作およびデータの交換を可能とする通信および診断能力を有することが望ましいだろう。さらに、これらの付加的な特徴は、圧力調整に対して経済的な解決策がもとめられていることと併行して必要である。
(発明の概要)
本発明は、処理および通信能力を有することによりレギュレータ性能を向上させるインテリジェント圧力レギュレータを提供することで従来技術の上記の欠点に対処するものである。これは、圧力レギュレータの簡潔性および経済の既存の便益を維持しながら達成される。
【0015】
広い態様において、本発明の好適な実施例は、流体入口と、流体出口と、入口および出口を接続する流体の流路と、流路を通る流体の流れを選択的に制限するために流路内で移動可能な絞り要素とを備える、予め定められた圧力にプロセスの流体を維持するインテリジェントレギュレータを提供する。アクチュエータが絞り要素に取りつけられ、絞り要素を選択的に移動させる。アクチュエータは、制御側と基準側とを備え、基準負荷は基準側に加えられ、絞り要素を予め定められた圧力を表す予め定められた基準位置に移動するように付勢する。フィードバック通路によって、制御されている流体の圧力を制御側に負荷し、基準負荷に抗してアクチュエータを動かし、絞り要素を流路内で移動させて流体の流れを調整し、それによってプロセスにおける流体圧力を制御する。本発明はさらに、制御されている流体の圧力を示す信号を与える圧力センサと、絞り要素の位置を調整するための調整圧力と、制御されている流体の圧力を示す信号を受信し、この信号に応答してアクチュエータに調整圧力を与える制御器とを備える。さらなる実施例は、比例、積分、および微分(PID)制御、診断処理、および外部装置との通信のための能力を与える。
【0016】
参考例に従えば、制御されている流体の圧力を用いて絞り要素を位置決めして自動圧力レギュレータを通る流体の流量を制限する、予め定められたレベルにおおよそ流体圧力を維持する圧力レギュレータのための電子制御器が提供され、これは、制御されている流体の圧力を示す信号を与える圧力センサと、制御されている流体の圧力を示す信号を受信し、絞り要素に調整値を表す信号を出力するプロセッサと、プロセッサにより出力される信号に応答して、絞り要素に、制御されている流体の圧力に加えて負荷される調整圧力とを含む。
【0017】
別の参考態様において、制御されている流体の圧力を用いて絞り要素を位置決めし、自動圧力レギュレータを通る流体の流れを制限する、予め定められたレベルに流体圧力をおおよそ維持する圧力レギュレータにおいて降圧を補償するための方法が提供される。この方法は、制御されている流体の圧力を決定する動作と、制御されている流体の圧力を予め定められたレベルと比較することにより誤差値を計算する動作と、誤差値を調整圧力に変換する動作と、制御されている流体の圧力に加えて調整圧力を絞り要素に負荷することにより絞り要素を再位置決めする動作とを含む。
【0018】
図を参照して、自動レギュレータ11は、流体入口13と、流体出口14と、入口13と出口14とを連通する流路15とを含む本体12を備える。流量制限エリア16は流路15内に位置し、絞り要素17は制限エリア16を通る流体の流量を制限するように機能する。絞り要素17は、弁体、膜部材、羽根、スリーブまたは他の好適な部材を備えてよく、これは、制限エリア16内で動かされると流体の流れを押さえる。レギュレータ10は、検出要素を含むアクチュエータをさらに備え、これは図3および図4に示される特定の実施例においては、レギュレータ本体12に取りつけられたダイアフラム18を含む。検出要素は代替的には膜部材またはピストンの形であってよい。摺動弁棒29は絞り要素17をダイアフラム18に接続する。ダイアフラム18は、制御圧力30が負荷される制御側19を含む。制御圧力30は、本体12内で制御用通路(図示せず)または流路(図示せず)によりダイアフラム18に負荷されるか、または外部からそこに負荷される。
【0019】
図3に示されるレギュレータ10の実施例は背圧レギュレータである。なぜなら制御圧力30はレギュレータ10の上流側でダイアフラム18に負荷されるからである。減圧レギュレータが図4に示され、ダイアフラム18には、レギュレータ10の下流側で制御圧力30が負荷される。ダイアフラム18はさらに制御側19に対向する基準側21を含み、これは大気に関係付けられている。公知のレギュレータにおいては、基準側は典型的には、ばね22または基準側21に付加的な荷重を加える重りのような別の好適な手段を含む。付け加えると、設定ねじ31がばね22の初期位置を設定するように配置される。
【0020】
図3の背圧レギュレータ10においては、プロセス流体がパイプ32を通って流れるのが示される。ばね22は、絞り要素17を本質的に閉位置に維持するように付勢される。流体は入口13内に流れこみ、制限エリア16を通って流れ、出口14を通って出て行く。システムの圧力が上流の位置から制御側19に負荷され、ダイアフラム18をばね22に抗して動かせ、これにより弁棒および絞り要素17を必要に応じて移動させて制限エリア16を通る流体の流量を変化させることによって流体圧力を調整するような態様で、制御圧力30はダイアフラム18の制御側19に負荷される。
【0021】
図4の減圧レギュレータ10は、制御圧力30がレギュレータ10の下流側で検出され、絞り要素17が制限エリア16の反対側にあることを除いては、図3に関連して述べられた背圧レギュレータと同様の方法で動作する。図4の減圧レギュレータ10においては、ばね22は、絞り要素17を本質的に開位置に移動させるようにまたは流量制限エリア16から出るように付勢してダイアフラム18の基準側21に荷重を加える。制御圧力30は下流位置からダイアフラム18の制御側19に負荷され、このようにして絞り要素17をさらに制限エリア16内に向けて、またはそこから出るように移動させ、制限エリア16を通る流体の流量を調整することで下流の圧力を制御する。
【0022】
典型的な自動レギュレータのばね負荷システムを用いると、流量が最小流量から最大流量に変化するにつれて制御された圧力は減少する傾向にある。これは減圧レギュレータにおける降圧および背圧レギュレータにおける昇圧(比例帯またはオフセットとも称される)として知られている。本発明は、降圧および昇圧を補償し、設定点および制御圧力の指示を受け取る電子制御器28を付加することによりレギュレータの正確度を向上させる。制御器は設定点および制御圧力を比較し、次いで調整圧力をダイアフラムの基準側に負荷してレギュレータのばねシステムの限界を補償する。
【0023】
電子制御器の降圧調整関数が図5Aに示され、y軸が制御圧力で、x軸が流量を示す。図5Aにおいては、「a」で示される曲線は典型的な自動減圧レギュレータの降圧即ちオフセットを示し、ここでは制御圧力は、流量が増大するにつれて減少する。「b」で示される曲線は、図5Aの曲線に示される降圧を補償するための電子制御器の出力を示す。摩擦の影響を無視すれば、これらの曲線は本質的には互いを反映している(mirror each other)。曲線「c」は、曲線「a」および「b」を組み合わせた結果を示しており、これは設定点と等しい。
【0024】
同様に、昇圧調整関数が図5Bに図形を用いて示される。図5Aの場合と同様に、図5Bに「a」で示される曲線は背圧レギュレータの昇圧即ちオフセットを示し、ここでは、制御圧力は、流量が増大するにつれて増大する。「b」で示される曲線は、図5Bの曲線「a」に示される昇圧を補償する電子制御器の出力を示す。摩擦の影響を無視すると、これらの曲線は、図5Aの曲線に示される降圧曲線と同様に、本質的には互いを反映している。曲線「c」は、曲線「a」および「b」を組み合わせた結果を示しており、これは設定点と等しい。
【0025】
図3および図4を参照して、電子制御器28は、圧力対電流(P/I)コンバータ33と、比例、積分および微分(PID)制御器34として機能するプロセッサと、電流対圧力(I/P)コンバータ35とを含む。PID制御器34はマイクロプロセッサとして具現化されてよい。電子制御器28は、外部電源36により電力を与えられ、これは、図3および図4においては24ボルト電源として示される。電力は、分散制御システムからの変圧器またはループ電源のような外部電源、エネルギ源のために制御されているプロセスからの圧力を用いる自動レギュレータ内部の電力発生器、太陽熱、または電池を含め、多くの好適な電源により与えられてよい。圧力37がI/Pコンバータ35に供給され、コンバータ35はダイアフラム18の基準側に空圧を負荷し、流量状態に依って必要に応じて降圧または昇圧補償を行う。圧力源37を用いて空圧を与える代替例は電気モータでアクチュエータを駆動することであり、この場合、I/Pコンバータ35は含まれないだろう。むしろ、モータはPID制御器34から直接に信号を受信するだろう。
【0026】
インテリジェントレギュレータ10の好ましい実施例の機能的エリアは図6に示される。粗設定点ブロック38は所望の圧力または設定点を表し、これは、本発明の実施例においては、加算接合点39として示される、ダイアフラムの基準側に荷重を加えるレギュレータ負荷ばねの形をとっている。設定点38は「粗設定点」である。なぜなら自動レギュレータ11により行なわれる圧力調整は降圧となるからである。粗設定点38は、レギュレータばねの負荷を設定する設定ねじを調整することにより自動動作レギュレータ11に入力される。ダイアフラムに対してレギュレータ負荷ばねにより加えられた荷重は、加算接合点39で正の(+)荷重として示される。
【0027】
レギュレータのばね荷重とともに、加算接合点39からの荷重は、制限エリアにおいてレギュレータの絞り要素の位置を規定する。ゲイン係数40が位置情報に与えられ、レギュレータの出力流量Wを規定する。出力流量Wは、加算接合点41で所望流量即ち負荷流量WLと比較される。出力流量Wが負荷流量WLと等しければ、システムは定常状態にあり、制御圧力Pcは一定のままである。システムが定常状態でなければ、ダイアフラムにフィードバックされるPc、これは、加算接合点39で負の(−)荷重として示されるが、加算接合点39ではつりあっていないだろう。これにより、加算接合点39の出力がゼロになるまで絞り要素は制限エリアに対して相対的に移動する。言いかえると、Pcは、負荷ばねにより加えられた荷重に対向するような荷重をダイアフラム上に加えて絞り要素の位置を変化させ、これにより流量を調節し、このようにして圧力を調整する。
【0028】
オフセットを補償しかつ自動レギュレータの性能を向上させるために、制御圧力の指示も電子制御器28に向けられる。P/Iコンバータ33は、レギュレータに一体化されるかまたはレギュレータの外部の隣接する配管に装着される圧力トランスデューサであってよく、これは、Pcを、典型的なアナログ圧力トランスデューサにより与えられるような4−20mA信号のような信号に変換する。Pc信号は次いで電子制御器のPID制御器34に与えられる。Pcは、微分定数42で乗算され、次いでPc信号と一緒に加算接合点43に与えられる。加算接合点43の出力は、加算接合点45で、ホストコンピュータまたは分散制御システムのような外部源からの精設定点44と比較され、ここで誤差信号が生成される。誤差信号は、比例定数46と積分定数47とに与えられ、次いで加算接合点48に与えられ、ここで出力信号が生成される。出力信号はI/Pコンバータ35に入力され、コンバータ35は、加算接合点39で正の(+)荷重として示されるような空圧をダイアフラムに与える。
【0029】
降圧を補償しかつ制御を向上させるために上で述べた処理能力を付加すれば、遠隔動作および通信、改善したプロセス動作、診断能力、高められた保守性、傾向、警報能力などを含め、圧力レギュレータの他の性能局面を向上させる手段も提供する。これらの付加された改善点は、電子制御器がさらに述べられるに従って明らかになるだろう。
【0030】
インテリジェントレギュレータ10の実施例が図7に概略的に示される。自動レギュレータ11は概略図で示される。上で述べたPID制御器部分34に加えて、電子制御器28はさらに、診断セクション49と、検出セクション50と、通信セクション51と、電力セクション52と、代替入力セクション53とを含む。電子制御器のこれらの機能的セクションは、全てマイクロプロセッサ内で具現化される。
【0031】
検出セクション50は、入口圧力P1、下流の圧力P2、およびアクチュエータ負荷圧力PLを示す信号に基づいて、誤差信号をPID制御器34に与え、この誤差信号はPID定数に従って処理される。これらの信号はレギュレータ本体に一体化されたセンサによりまたは外部センサから与えられてよい。他のプロセス変数が代替入力セクション53により受け取られる。これらの入力は、レギュレータと一体化したまたはレギュレータの外部に装着された温度センサからの温度信号65を含んでよい。音響または振動トランスデューサ66は、例えば、流量制限エリアにおける漏れおよび/またはキャビテーションもしくはフラッシングを示し得る入力を与える。弁棒行程67およびアクチュエータ行程68情報は、動きトランスデューサによって代替入力セクション53に供給され、これらの要素の状態を監視する。上で述べた入力のような情報は、電子制御器28の代替入力セクション53に供給されて良いプロセス要素の例である。PHまたは流量のような他の適切なプロセスデータは、レギュレータと一体化されたセンサまたはその外部のセンサによって与えられてよい。上記のセンサ信号のいづれかまたは全ては、アナログ信号であってよく、これは電子制御器によってディジタル値に変換される。
【0032】
ベースライン診断データは、特定のレギュレータのための「シグネチュア(signature)」を生じさせるのに用いられ、この「シグネチュア」は制御器のメモリ内に記憶されても、外部システムのメモリ内に記憶されても良い。検出セクション50および代替入力セクション53から診断セクション49に与えられた性能情報は次いで処理され、ベースラインデータまたはシグネチュアと比較され、そして、もしレギュレータ特性および性能が予想されるシグネチュア性能からある予め定められた量だけ外れているならば、診断セクション49は、警報情報と、実際のおよび予測される故障情報と、他の診断情報とをシステム操作員に与えることが出来る。警報状態は、レギュレータからホストコンピュータに任意通信によって、またはホストコンピュータからのポーリングによって自発的に報告可能である。ポーリングは予め定められた時間間隔で生じてもよい。代替的には、音声または視覚警報を与える警報装置が、シグネチュアの偏差を信号で送ってもよい。この情報は次いで、保守予想、システム性能向上、使用年数蓄積などのために用いられてよい。本発明の実施例の診断セクション49により処理され得る具体的な情報の例が以下に述べられる。
【0033】
オフセット:上で述べたように、公知のレギュレータは降圧または昇圧のようなオフセットを示す。図8Aおよび図8Bは、x軸の流量に対してプロットされた自動レギュレータの設定点圧力値および制御圧力を表すグラフを示している。設定点値は流量範囲にわたって一定である。図8Aにおいて「レギュレータ」と示されている曲線により示されるように、減圧レギュレータの制御圧力は、流量が増大するにつれて減少し、一方、図8Bに示されるように、背圧レギュレータの制御圧力は、流量が増大するにつれて増大する(電子制御器による降圧または昇圧補償を無視すると)。パイロット動作レギュレータならば、オフセットはもっと小量であろうが、同様の曲線を示すだろう。降圧曲線(図8A)または昇圧曲線(図8B)と所与の流量での設定点曲線との間の距離がレギュレータのオフセットである。オフセットは、
Offset = ΔP ×K L
によって局所的に決定可能である。この式において、ΔPは、制御圧力と入口圧力との間の差であり、K Lは局所的流量係数である。インテリジェントレギュレータのプロセッサは、オフセットを監視し、それをベースライン値と比較することができる。オフセットの変化は、例えば、レギュレータの負荷荷重(ばね)に付随する問題を示す。操作員はこの状態を通知される。
【0034】
入口圧力感度:図9Aおよび図9Bは各々、様々な入口圧力での制御圧力対流量の3つのプロットを示し、これらはそれぞれa、b、cで示される。これは、入口圧力を変化させることに対するレギュレータの感度を示す。所与の流量のために、異なる入口圧力の制御圧力間の差は入口感度を規定する。図9Aの曲線は減圧レギュレータの入口感度を示し、図9Bは背圧レギュレータの入口感度曲線を示す。オフセットと同様に、入口感度はベースライン情報と比較され、電子制御器からの診断および故障予測情報を与えることが出来る。
【0035】
ヒステリシスおよび不感帯:ヒステリシスは、入力が前の値から増大したものななのか減少したものなのかに依って、所与の入力に対して異なる出力を与えようとする計器の傾向と定義される。図10は、ヒステリシスおよび不感帯を含むヒステリシス誤差の測定値を示す。「a」で示される曲線は、必要流量が減少する場合において流量に対してプロットされる制御圧力を示す。「b」で示される曲線は、必要流量が増大する場合の同様の曲線を示す。言いかえると、曲線「a」は、絞り要素が第1の方向に移動しているときの所与の流量の制御圧力をプロットし、曲線「b」は、絞り要素が反対方向に動いているときの対応する流量の制御圧力をプロットする。2つの曲線間の差は、「不感帯」と称される。ヒステリシス曲線の勾配を監視すれば、例えばばね定数に関する情報を与えることが可能である。「不感帯」またはヒステリシス曲線の勾配の変化は、ばね、アクチュエータ、絞り要素、またはレギュレータの他の構成部品に付随する問題を示してもよいし、問題を予測するのに用いられてもよい。
【0036】
ロックアップおよび再着座:図11Aおよび図11Bは、ロックアップおよび再着座状態を図形を用いて示す。減圧レギュレータ(図11A)においては、下流の圧力が、設定点値を上回る予め定められた点に達すると、制御圧力によって、絞り要素を完全に閉位置に移動させ、それにより流体が流れるのを防ぐ。ロックアップ点は図11Aでは「a」で示される。図11Bは再着座を示し、これは、背圧レギュレータのロックアップの同等物である。再着座状態は、絞り要素が図11Bに「b」で示される閉位置にまで移動するように上流の圧力が設定点以下のレベルにまで落ちるときに生じる。ロックアップ/再着座制御圧力値と、設定点値とロックアップ点即ち再着座点との間のレギュレータ圧力曲線のある区分の勾配とは、インテリジェントレギュレータ診断セクションまたは外部コンピュータ内で決定され、記憶されてもよい。代替的には、音声または震動トランスデューサのような漏れトランスデューサは、ロックアップまたは再着座状態と公知の流量状態を相関させるのに用いられてよい。レギュレータのロックアップ/再着座性能はこれらのベースライン値と比較されてレギュレータの動作を診断する。ロックアップ/再着座性能の変化は、例えば、内部部品の問題または内部部品の拘束を示すかもしれない。
【0037】
予想されるPID制御:全体のレギュレータ性能は、制御圧力、オフセット、流量および/またはヒステリシス誤差を見て、これらの変数を予想されるPID制御と比較することで達成可能である。流量は、液体流量、気体流量および蒸気流量に関係してレギュレータの本体の流量係数のパラメータを用いて電子制御器内部で計算されてもよい。内部流量は次いで、アクチュエータ行程およびレギュレータ本体補正係数と比較されて主なレギュレータ流量を計算する。これらの計算は、電子レギュレータのプロセッサ内で行われてもよいし、その情報は、通信セクションによって計算のためにホストコンピュータに伝えられてもよい。
【0038】
自動チューニング:上記の係数はP、I、およびDチューニング定数を生じさせるために使用可能である。ステップ変更が電子制御機によって設定点に入力され、次いで、システム動力に関する診断を行うために出力応答が測定される。
【0039】
行程: アクチュエータ行程は重要な診断係数である。とりわけ、アクチュエータ行程は、絞り要素の負荷および位置を計算するために用いられる。診断目的のために行程を用いる例は、ダイアフラムの両側の荷重を計算し比較することである。プロセッサの診断セクションは、ダイアフラムの基準側でレギュレータ負荷ばねにより加えられる荷重を以下の式にしたがって計算してよい。
【0040】
(T1 + Is)× K1
ここでT1はアクチュエータ行程であり、Isは設定ねじにより設定される初期のばね調整値であり、K1 はばね定数である。これはダイアフラムの制御側に加えられた荷重と比較される。
【0041】
Pc × A
ここでPcは制御圧力であり、Aはダイアフラム面積である。パイロット動作レギュレータにおいては、パイロットアクチュエータ行程は同様に診断のために用いる事が出来る。さらに、電気モータを用いて絞り要素を調節するレギュレータにおいては、モータ電圧および電流を、診断目的のために行程に関して見ることが出来る。入口および制御圧力、入口感度、ヒステリシス誤差、および流量の指示だけでなくこれらの比較は、レギュレータの状態および性能に関する診断情報を与えるのに用いられる。
【0042】
フラッシングおよびキャビテーション:これらはレギュレータにノイズおよび振動を導入するような、液体の流れが遭遇する現象であり、レギュレータの寿命を制限するおそれがある。フラッシングおよびキャビテーションの両方は、流体内の蒸気泡の形成に関連している。流体が制限エリアを通って流れるとき、速度は増大し、圧力は減少し、これによって蒸気泡が形成される。流体が制限エリアを通り過ぎてしまえば、流体は減速し、圧力は回復し、これにより蒸気泡は激しく崩壊する。音響または振動センサは、検出されたノイズ/振動特性を直接比較すること、およびそれらをベースライン特性と比較することによりキャビテーションまたはフラッシングの存在を検出するのに用いられてよく、代替プロセス変数ΔPAは、
ΔPA=Kc(P1−rcPv)
に従って計算可能であり、ここでKcはキャビテーションまたはフラッシング指数、P1は入口圧力、rcは臨界圧比定数であり、Pvは蒸気圧である。この値は流体ストリーム蒸気圧の入力定数と比較され、それにより間接的にフラッシングまたはキャビテーションの存在を間接的に確かめ、警報を送信する。
【0043】
レギュレータに付加された新規の診断能力を用いて、いまや、オンライン診断は上で述べた様々な範疇において、また他のエリアにおいて行なわれて良い。 電子「バンプ(bump)」、すなはち設定点値への突然のステップ変更は、システムに導入されてもよい。これはプロセス制御ループに混乱を引き起こし、この混乱をインテリジェントレギュレータは補正しようとする。レギュレータが電子バンプに反応するとき、上で述べた様々な係数(および他の係数)に関するレギュレータの性能は測定され、電子制御器の診断セクションによりレギュレータのシグネチュアと比較される。これは、あまりプロセスを混乱させたり妨害したりすることなく、オンライン診断をする基礎を与える。
【0044】
例示のインテリジェントレギュレータからの設定点、機器構成、診断、および他の情報は、様々な通信手段によって外部システムおよび装置と交換されて良い。これはレギュレータを遠隔制御するための能力を与え、この能力は公知の機械圧力レギュレータに欠けている重要な特徴である。オペレータは、動作パラメータを変更するレギュレータにコマンドを送り、パラメータを報告して良い。さらに、診断情報は、レギュレータ内でこのデータを処理するのではなく、処理のために外部システムに送られてもよい。例示のインテリジェントレギュレータの通信能力は、保守および動作が困難な遠隔のおよび危険な環境において特に有用である。
【0045】
通信データが電力上にオーバーレイされたまたは電力で変調された単一のツイストペア、データ通信のみ用の単一のツイストペア、無線、モデム、光ファイバ、同軸ケーブル、および複数の他の通信技術のような、多種多様の通信媒体をインテリジェントレギュレータとともに用いることが出来る。本発明の例示の実施例の通信能力によって、機器構成および制御情報を他のプロセス計器とまたは外部制御システムもしくはホストコンピュータと交換することも可能となる。
【0046】
図12はディジタルフィールドバス(Fieldbus)通信プロトコルを用いて本発明のインテリジェントレギュレータの実施例で実現可能な2線式通信方式を示し、ここではディジタルデータが、単一のツイストペア上でインテリジェントレギュレータの電子制御器のための電力と組み合わされている。制御室54から送られた信号は、ローパスフィルタ55を通過し、システム電力をデータから分離する。電力は次いで電力調整回路56を通過し、本発明に従ったインテリジェントレギュレータおよび他の装置に与えられてもよい。受信されたフィールドバス信号はハイパスフィルタ57を通過して通信データをシステム電力から分離し、この通信データは次いで電子制御器の通信セクション51に渡される。ホストシステムに送信し戻された情報は変調器58を通過し、このデータをシステム電力信号と組み合わせる。
【0047】
図13は、HARTプロトコルを用いて本発明の実施例で実現される代替的な通信方式を示し、ここではディジタル通信データは4−20mAのアナログ信号上に重ねられている。制御室54からの信号は、インピーダンス制御およびフィルタ回路59を通過する。4−20mA信号は次いでインテリジェントレギュレータおよび他の装置に適切な電力を与えるように調整される。受信された信号はフィルタ57でフィルタ処理され、4−20mAHART信号から通信データを取り除き、この通信データは電子制御器通信セクション51に渡される。送信データは変調器58を通過し、このデータを4−20mA信号と組み合わされる。
【0048】
図14はデュアルツイストペアを用いる通信システムの例を示す。電力は調整回路56で調整され、2線式ペアの一方の上でインテリジェントレギュレータおよび他の装置に与えられる。データは、制御室54から送信および受信回路60を介して他方の2線式ペアによって電子制御器の通信セクション51に渡される。
【0049】
図15において、無線通信を用いる例示の通信装置が示される。データを含む無線信号は、制御室からインテリジェントレギュレータに関連する無線61に送られる。信号は電力制御装置62(レギュレータの無線がデータ送信準備制御を備えていない場合)および適切なデータ通信ハードウェア63を通過し、次いでこの情報はレギュレータの通信セクション51に与えられる。同様に、図16は、モデムまたは光ファイバを用いて制御室54と本発明に従ったインテリジェントレギュレータとの間の通信を行なうための構成を示す。図16に示されるような構成とともに他の通信媒体も用いられてもよい。データは制御室54から適切なトランシーバ64に送られ、トランシーバ64は、データを処理して、通信ハードウェア63を通過させて電子制御器の通信セクション51に渡す。
【0050】
上記の複数の実施例の説明ははあくまで例示であり、限定の目的のためになされたのではない。本発明の範囲および精神から逸脱することなく、ここでなされた実施例および方法には多くの変更を加えることが可能である。本発明は前掲の特許請求の範囲の範囲および精神によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 典型的な従来技術の直接動作圧力レギュレータを示す概略図である。
【図2A】 典型的な従来技術のパイロット動作減圧レギュレータを示す概略図である。
【図2B】 典型的な従来技術のパイロット動作背圧レギュレータを示す概略図である。
【図3】 本発明に従った背圧制御インテリジェントレギュレータの例示の実施例を示す概略図である。
【図4】 本発明に従った減圧インテリジェントレギュレータの例示の実施例を示す概略図である。
【図5A】 本発明の実施例のために電子制御器の降圧補償関数を図形を用いて示す図である。
【図5B】 本発明の実施例のために電子制御器の昇圧補償関数を図形を用いて示す図である。
【図6】 インテリジェントレギュレータのブロック図であり、自動レギュレータおよび電子制御器の機能的エリアを強調表示している。
【図7】 本発明の実施例の電子制御器を概略的に示す図である。
【図8A】 設定点圧力値および減圧レギュレータの流れに抗した制御圧力をプロットするレギュレータオフセットチャートである。
【図8B】 設定点圧力値および背圧力レギュレータの流れに抗した制御圧力をプロットするレギュレータオフセットチャートである。
【図9A】 減圧レギュレータの様々な入口圧力の制御圧力曲線を示すレギュレータ入口感度チャートである。
【図9B】 背圧レギュレータの様々な入口圧力の制御圧力曲線を示すレギュレータ入口感度チャートである。
【図10】 圧力レギュレータのヒステレシス誤差の測定を示すチャートである。
【図11A】 減圧レギュレータにおける「ロックアップ」を示すチャートである。
【図11B】 背圧レギュレータにおける「再着座」を示すチャートである。
【図12】 Fieldbusの単一のツイストペアを用いた、本発明に従ったインテリジェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図13】 HARTの単一のツイストペアを用いた、本発明に従ったインテリジェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図14】 4線式デュアルツイストペア構成を用いた、本発明に従ったインテリジェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図15】 無線リンクを用いた、本発明に従ったインテリジェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図16】 モデムまたは光ファイバのような代替的な通信手段を用いた、本発明に従ったインテリジェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。

Claims (7)

  1. 予め定められた圧力にプロセスの流体を維持するための圧力レギュレータであって、
    流体入口と、流体出口と、流体入口および流体出口を流体で連通させた流路とを規定する本体と、
    流路を通る流体の流量を選択的に制限するために流路内で移動可能な絞り要素と、
    前記絞り要素に連結され、前記絞り要素を選択的に移動させるための、制御側と基準側とを有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの基準側に加えられ、前記絞り要素を予め定められた基準位置に移動するように付勢する基準負荷と、
    前記アクチュエータの制御側にプロセスにおける流体の圧力を負荷することにより、前記アクチュエータを前記基準負荷に抗して移動させて流路内で前記絞り要素を位置するフィードバック用通路と、
    プロセスの第1の点における流体の圧力を示す信号を与える第1圧力センサと、
    前記絞り要素の動きの方向を検出するためのセンサと、
    流体の圧力を示す信号を受信する制御器であって、圧力レギュレータの運転中の異なる時点における前記圧力および方向の信号を記憶するためのディジタルメモリ、および、プロセッサを含んでいる制御器とを備えており、
    前記プロセッサが、
    (i)前記制御器メモリ内に、前記絞り要素が第1の方向に移動しているときに前記第1の圧力センサにより検出された圧力を反映する第1のディジタル信号を記憶すること、
    (ii)前記制御器メモリ内に、前記絞り要素が第1の方向とは反対の第2の方向に移動しているときに前記第1の圧力センサにより検出された圧力を反映する第2のディジタル信号を記憶すること、および、
    (iii)前記第1および第2のディジタル信号を比較して、前記圧力レギュレータのヒステリシス誤差を反映する差分信号を生成することにより、
    前記圧力レギュレータのヒステリシス誤差に関する診断データを生成するように適合されてなる、圧力レギュレータ。
  2. 前記制御器のディジタルメモリが圧力レギュレータのベースライン動作特性に相当するベースラインデータを含んでなる請求項1に記載の圧力レギュレータ。
  3. 前記制御器に取り付けられた警報装置をさらに備えており、前記制御器が、診断データとベースラインデータとを比較するとともに、この比較によって診断データがベースラインデータから所定量だけ相違していることが示されるときはいつでも警報装置を作動させるように構成されてなる請求項2に記載の圧力レギュレータ。
  4. プロセスにおける第2の点での流体の圧力を検出するための第2の圧力センサをさらに備えており、前記制御器が、様々な時点で、前記第1のセンサにより検出された圧力と前記第2のセンサにより検出された圧力との間の差に相当するレギュレータオフセット値を計算するように適合され、前記制御器が、前記制御器メモリ内に、計算されたレギュレータオフセット値のディジタル表現を記憶するように適合されてなる請求項1に記載の圧力レギュレータ。
  5. 前記第1の圧力センサが入口での流体の圧力を検出するように適合され、前記第2の圧力センサが出口での流体の圧力を検出するように適合され、前記プロセッサが、複数の異なる入口圧力のレギュレータオフセット値を決定するとともに該オフセット値を前記制御器メモリ内に記憶するためのルーチンを実行するように適合されてなる請求項4に記載の圧力レギュレータ。
  6. 前記制御器が、検出された圧力と予め定められた圧力レベルとの差に相当する誤差信号を出力し、
    前記ディジタルメモリが、圧力レギュレータの運転中の異なる時点における誤差信号を記憶し、
    前記プロセッサが、圧力レギュレータの動作に相当する診断データを得るために異なる 時点の誤差信号を比較するルーチンを実行する、請求項1に記載の圧力レギュレータ。
  7. 前記制御器メモリが、前記絞り要素が完全な閉位置にまで移動するときの予め定められた流体圧力を反映するベースラインデータを含み、前記プロセッサが、(i)前記制御器メモリ内に、前記絞り要素が完全な閉位置にまで移動するときの前記第1の圧力センサにより検出された流体圧力に相当するディジタル信号を記憶し、(ii)ベースラインデータを、前記絞り要素が完全な閉位置にまで移動するときの前記第1の圧力センサにより検出される流体圧力に相当するディジタル信号と比較して、比較された信号間の差に相当する診断信号を生成するように適合されてなる請求項1に記載の圧力レギュレータ。
JP2000513083A 1997-09-22 1998-09-10 圧力レギュレータ Expired - Lifetime JP4067273B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/935,176 1997-09-22
US08/935,176 US6035878A (en) 1997-09-22 1997-09-22 Diagnostic device and method for pressure regulator
PCT/US1998/018929 WO1999015823A1 (en) 1997-09-22 1998-09-10 Diagnostic device and method for pressure regulator

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007292884A Division JP4741567B2 (ja) 1997-09-22 2007-11-12 圧力レギュレータの診断法
JP2007292885A Division JP4740218B2 (ja) 1997-09-22 2007-11-12 圧力レギュレータの不感帯を決定する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001517820A JP2001517820A (ja) 2001-10-09
JP4067273B2 true JP4067273B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=25466659

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000513083A Expired - Lifetime JP4067273B2 (ja) 1997-09-22 1998-09-10 圧力レギュレータ
JP2007292885A Expired - Lifetime JP4740218B2 (ja) 1997-09-22 2007-11-12 圧力レギュレータの不感帯を決定する方法
JP2007292884A Expired - Lifetime JP4741567B2 (ja) 1997-09-22 2007-11-12 圧力レギュレータの診断法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007292885A Expired - Lifetime JP4740218B2 (ja) 1997-09-22 2007-11-12 圧力レギュレータの不感帯を決定する方法
JP2007292884A Expired - Lifetime JP4741567B2 (ja) 1997-09-22 2007-11-12 圧力レギュレータの診断法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6035878A (ja)
EP (1) EP1017950B1 (ja)
JP (3) JP4067273B2 (ja)
CN (1) CN1143971C (ja)
AT (1) ATE310191T1 (ja)
AU (1) AU9229098A (ja)
BR (1) BR9812494A (ja)
CA (1) CA2302611C (ja)
DE (1) DE69832400T8 (ja)
WO (1) WO1999015823A1 (ja)

Families Citing this family (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6272401B1 (en) 1997-07-23 2001-08-07 Dresser Industries, Inc. Valve positioner system
US6441744B1 (en) * 1999-06-29 2002-08-27 Fisher Controls International, Inc. Regulator diagnostics system and method
US7064671B2 (en) * 2000-06-23 2006-06-20 Fisher Controls International Llc Low power regulator system and method
US6895351B2 (en) * 1999-06-29 2005-05-17 Fisher Controls International Llc Regulator flow measurement apparatus
US6644332B1 (en) * 2001-01-25 2003-11-11 Fisher Controls International Inc. Method and apparatus for multiple-input-multiple-output control of a valve/actuator plant
US6568416B2 (en) 2001-02-28 2003-05-27 Brian L. Andersen Fluid flow control system, fluid delivery and control system for a fluid delivery line, and method for controlling pressure oscillations within fluid of a fluid delivery line
US6830061B2 (en) * 2001-04-27 2004-12-14 Fisher Controls International Llc Intelligent regulator with input/output capabilities
BRPI0212062B1 (pt) * 2001-08-24 2015-06-02 Bs & B Safety Systems Inc Sistemas de monitoramento de contentor pressurizado e de dispositivo de redução de pressão ligado de modo vedante em contentor pressurizado e métodos de monitoramento de condições experimentadas por contentor pressurizado e por dispositivo de redução de pressão
IL147506A (en) * 2002-01-08 2008-11-26 Optimus Water Technologies Ltd Water supply system
US6725167B2 (en) 2002-01-16 2004-04-20 Fisher Controls International Llc Flow measurement module and method
NZ518674A (en) * 2002-05-01 2005-01-28 Jobe Valves Ltd Frost proof valve including a valve housing, primary and secondary chambers, a flexible diahragm, an equalisation port and a safety port
US20040046670A1 (en) * 2002-09-05 2004-03-11 Adams Paul R. Gas blanket management system and method
US20170138154A1 (en) * 2003-01-10 2017-05-18 Woodward, Inc. Wireless Control Valve
DE602004012980T2 (de) * 2003-02-14 2009-05-07 Dresser, Inc., Addison Verfahren, system und speichermedium zur durchführung von online-ventildiagnose
US20060114099A1 (en) * 2003-03-21 2006-06-01 Deng Sheng B Door lock and operation mechanism
US6772784B1 (en) 2003-04-11 2004-08-10 Mac Valves, Inc. Proportional pressure regulator having positive and negative pressure delivery capability
JP4406292B2 (ja) * 2004-01-20 2010-01-27 株式会社フジキン 流体通路のウォータハンマーレス開放方法及びこれを用いたウォータハンマーレス開放装置
US7081729B2 (en) * 2004-03-23 2006-07-25 The Boeing Company Variable-structure diagnostics approach achieving optimized low-frequency data sampling for EMA motoring subsystem
US7216019B2 (en) * 2004-07-08 2007-05-08 Celerity, Inc. Method and system for a mass flow controller with reduced pressure sensitivity
US7604019B2 (en) * 2005-07-22 2009-10-20 B/E Intellectual Property Electromechanical regulator with primary and backup modes of operation for regulating passenger oxygen
US20070034264A1 (en) * 2005-08-12 2007-02-15 Stonel Corporation Apparatus for valve communication and control
DE102005053341A1 (de) * 2005-11-07 2007-05-10 Bayer Technology Services Gmbh Verwendung von Membranventilen zur Durchflussregelung
US8509926B2 (en) * 2005-12-05 2013-08-13 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Self-diagnostic process control loop for a process plant
US7283894B2 (en) 2006-02-10 2007-10-16 Dresser, Inc. System and method for fluid regulation
CN101379332B (zh) * 2006-02-24 2010-12-15 精工电子有限公司 压力调整阀和使用它的燃料电池系统及氢产生设备
US7953501B2 (en) * 2006-09-25 2011-05-31 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Industrial process control loop monitor
DE102006059938B3 (de) * 2006-12-19 2008-03-13 Abb Patent Gmbh Verfahren zur Diagnose eines mit einer Hilfsenergie angetriebenen Stellorgans
US7539560B2 (en) * 2007-01-05 2009-05-26 Dresser, Inc. Control valve and positioner diagnostics
US20080163937A1 (en) * 2007-01-09 2008-07-10 Dresser, Inc. Fluid regulatory systems and processes
US7938139B2 (en) * 2007-02-08 2011-05-10 RR Value, Inc. Smart reset relief valve
US20080216901A1 (en) * 2007-03-06 2008-09-11 Mks Instruments, Inc. Pressure control for vacuum processing system
JP4986687B2 (ja) * 2007-04-05 2012-07-25 アサヒビール株式会社 流体ストッパー装置
DE102007031552A1 (de) * 2007-07-06 2009-01-08 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Ermitteln einer Position eines Ankers in einem Magnetventil und Vorrichtung zum Betreiben eines Magnetventils mit einem Anker
US8740098B2 (en) * 2007-10-16 2014-06-03 Nitroworks Corporation Water conserving devices and processes
US20090116969A1 (en) * 2007-11-02 2009-05-07 Mcvicker R Vance Rail tank car evacuation and transfer system and method
US20090276098A1 (en) * 2008-05-01 2009-11-05 Bodie Mark O Method for controlling an MR-fluid hydraulic mount connected to a vehicle engine
DE102008033047A1 (de) * 2008-07-14 2010-02-25 Abb Technology Ag Meldung der aktiven Sicherheitsstellung bei elektropneumatischen Stellungsreglern
DE102008038723B3 (de) * 2008-08-12 2010-04-15 Abb Technology Ag Verfahren und Einrichtung zur Ansteuerung eines elektropneumatischen Ventils eines druckmittelbetätigten Stellungsreglers
GB2517339B (en) * 2009-03-23 2015-05-06 Joseph George Poole Splitter device for gas flow
DE102010056277B4 (de) * 2010-12-24 2014-04-17 Abb Technology Ag Absperrarmatur
CN102856495B (zh) * 2011-06-30 2014-12-31 清华大学 压力调控薄膜晶体管及其应用
US8760103B2 (en) 2011-09-30 2014-06-24 Honeywell International Inc. Actuator power control circuit having fail-safe bypass switching
US9981529B2 (en) 2011-10-21 2018-05-29 Honeywell International Inc. Actuator having a test mode
US8749182B2 (en) 2011-11-08 2014-06-10 Honeywell International Inc. Actuator having an adjustable auxiliary output
US8588983B2 (en) 2011-11-09 2013-11-19 Honeywell International Inc. Actuator with diagnostics
US9041319B2 (en) 2011-11-09 2015-05-26 Honeywell International Inc. Actuator having an address selector
US8922140B2 (en) 2011-11-09 2014-12-30 Honeywell International Inc. Dual potentiometer address and direction selection for an actuator
US10113762B2 (en) 2011-11-09 2018-10-30 Honeywell International Inc. Actuator having an adjustable running time
DE102011121339A1 (de) * 2011-12-16 2013-06-20 Hydac Filtertechnik Gmbh Ventil
DE102011056521B4 (de) * 2011-12-16 2014-08-21 Erdgas Südwest GmbH Ventilvorrichtung
CN102563190A (zh) * 2012-02-03 2012-07-11 深圳乐满油气技术有限公司 一种间歇式供气的气动定位执行器
DE102012005543B4 (de) * 2012-03-21 2014-07-10 Andreas Hofer Hochdrucktechnik Gmbh Druckregelvorrichtung
US9176505B2 (en) * 2012-12-28 2015-11-03 Emerson Process Management Regulator Technologies, Inc. Backpressure regulator with easy pump start-up
US9709998B2 (en) 2013-03-14 2017-07-18 Marshall Excelsior Co. Pressure regulator
US9106171B2 (en) 2013-05-17 2015-08-11 Honeywell International Inc. Power supply compensation for an actuator
US10725442B2 (en) * 2014-09-12 2020-07-28 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Methods and apparatus to communicatively couple on/off valves to controllers in a process control system
US10337647B2 (en) * 2014-12-15 2019-07-02 General Electric Company Obstruction detection for a control valve
DE102015207121A1 (de) * 2015-04-20 2016-10-20 Rwe Power Aktiengesellschaft System zur Regelung des Drucks an einem Überdruckbehälter mit Inertgasatmosphäre
FR3035469B1 (fr) * 2015-04-23 2017-05-12 Snecma Vanne et procede de commande
DE102015005832B3 (de) * 2015-05-07 2016-11-03 Samson Aktiengesellschaft Feldgerät zum Regeln eines Prozessfluidstroms
US9760097B2 (en) * 2015-06-03 2017-09-12 Emerson Process Management Regulator Technologies, Inc. Adjustable deadband control system
KR20180024431A (ko) * 2016-08-30 2018-03-08 한국수력원자력 주식회사 공기구동 제어밸브의 온라인 진단 시스템 및 방법
DE102016011100A1 (de) * 2016-09-15 2018-03-15 Frank Plastic Ag Armatur für ein Fluidleitungssystem
MX2019010463A (es) * 2017-03-05 2019-10-15 Bermad Cs Ltd Valvula reductora de presion con cierre.
US11071266B2 (en) * 2017-06-14 2021-07-27 Grow Solutions Tech Llc Devices, systems, and methods for providing and using one or more pressure valves in an assembly line grow pod
US11160222B2 (en) * 2017-06-14 2021-11-02 Grow Solutions Tech Llc Devices, systems, and methods for providing and using one or more pumps in an assembly line grow pod
US11096342B2 (en) * 2017-06-14 2021-08-24 Grow Solutions Tech Llc Fluid distribution manifolds in an assembly line grow pod and methods of providing fluids via fluid distribution manifolds
CN107703916B (zh) * 2017-09-30 2019-06-07 英特尔产品(成都)有限公司 电子压力调节器诊断系统及方法
DE102017123628B3 (de) 2017-10-11 2019-03-14 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Farbdruckregler-Testanordnung und Verfahren zum Prüfen eines Farbdruckreglers
JP7223000B2 (ja) 2017-12-21 2023-02-15 スウェージロック カンパニー 作動されるバルブの制御および監視のシステムおよび方法
US10915954B2 (en) * 2017-12-26 2021-02-09 Chicago Mercantile Exchange Inc. Integration application utilizing a communications protocol
US10921831B2 (en) * 2018-03-28 2021-02-16 Honeywell International Inc. Smart gas pressure regulator with energy harvesting
WO2020181302A1 (de) * 2019-03-13 2020-09-17 Innio Jenbacher Gmbh & Co Og Brennkraftmaschine
CN110797902B (zh) * 2019-11-29 2024-01-26 国网天津市电力公司电力科学研究院 一种直流配电网改进主从控制方法
CN111022735A (zh) * 2019-12-18 2020-04-17 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 一种tps试验用大流量气体快速稳压装置
US11402247B2 (en) 2020-11-02 2022-08-02 Honeywell International Inc. Gas meter system and method for diagnosing grid pressure from pressure regulator
US20220146052A1 (en) * 2020-11-06 2022-05-12 Vrg Controls Llc Monitor control valve with backflow prevention
CN114593269B (zh) * 2020-12-03 2023-07-25 矻颀投资股份有限公司 一种具失效自我预知功能的阀
CN113944801B (zh) * 2021-11-10 2023-05-09 华中科技大学无锡研究院 基于数据分析的燃气调压器性能检测方法及装置

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2975976A (en) * 1957-05-31 1961-03-21 Vapor Heating Corp Electro pneumatic temperature control system
US4029122A (en) * 1976-03-11 1977-06-14 Westinghouse Electric Corporation Apparatus and method for determining friction forces in position modulated valves
US4084539A (en) * 1976-09-24 1978-04-18 Copar Corporation Voltage to air pressure transducer
US4523286A (en) * 1981-08-07 1985-06-11 Hitachi, Ltd. Apparatus for making diagnosis of valve device in turbine system
JPS5853661U (ja) * 1981-10-06 1983-04-12 凸版印刷株式会社 部分熱転写シ−ト
JPS60108918A (ja) * 1983-11-16 1985-06-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 圧力制御装置
JPS6184715A (ja) * 1984-10-02 1986-04-30 Tlv Co Ltd 自動設定減圧弁
JPH069008B2 (ja) * 1984-12-21 1994-02-02 三菱重工業株式会社 制御系異常検出装置
LU85707A1 (de) * 1984-12-21 1985-07-24 Hydrolux Sarl Zweiwege-stromregelventil
US4893646A (en) * 1988-04-28 1990-01-16 Tektronix, Inc. Fluid pressure regulator
US5109692A (en) * 1988-08-25 1992-05-05 Fisher Controls International Inc. Diagnostic apparatus and method for fluid control valves
US5197328A (en) * 1988-08-25 1993-03-30 Fisher Controls International, Inc. Diagnostic apparatus and method for fluid control valves
US4976144A (en) * 1988-08-25 1990-12-11 Fisher Controls International, Inc. Diagnostic apparatus and method for fluid control valves
JP2750586B2 (ja) * 1988-11-22 1998-05-13 日立建機株式会社 減圧弁の特性試験装置
US5047965A (en) * 1989-01-05 1991-09-10 Zlokovitz Robert J Microprocessor controlled gas pressure regulator
JPH03156509A (ja) * 1989-11-14 1991-07-04 Stec Kk マスフローコントローラ
US5251148A (en) * 1990-06-01 1993-10-05 Valtek, Inc. Integrated process control valve
US5163463A (en) * 1990-07-19 1992-11-17 Fisher Controls International, Inc. Mechanical flexure for motion amplification and transducer with same
JP3392148B2 (ja) * 1991-09-17 2003-03-31 大阪瓦斯株式会社 ガスガバナの異常検出装置
US5245333A (en) * 1991-09-25 1993-09-14 Rosemount Inc. Three wire low power transmitter
US5253669A (en) * 1992-04-23 1993-10-19 Span Instruments, Inc. Controlling process gas flow
DE4218320A1 (de) * 1992-06-03 1993-12-09 Siemens Ag Verfahren und Einrichtung zur Prüfung einer durch ein Medium angetriebenen Armatur
GB9212122D0 (en) * 1992-06-09 1992-07-22 Technolog Ltd Water supply pressure control apparatus
US5439021A (en) * 1992-09-09 1995-08-08 Fisher Controls International, Inc. Electro-pneumatic converter
CA2107519C (en) * 1992-10-05 2002-04-09 Stephen George Seberger Communication system and method
CA2107624C (en) * 1992-10-05 2002-01-08 Stephen G. Seberger Electro-pneumatic converter calibration
DE4326343A1 (de) * 1993-08-05 1995-02-09 Honeywell Ag Diganose-System für Regel- und Absperrarmaturen
US5549137A (en) * 1993-08-25 1996-08-27 Rosemount Inc. Valve positioner with pressure feedback, dynamic correction and diagnostics
AU7634494A (en) * 1993-09-15 1995-04-03 Combustion Engineering Inc. Diagnostic data acquisitioner for a valve
IT1265319B1 (it) * 1993-12-22 1996-10-31 Nuovo Pignone Spa Sistema perfezionato di comando dell'attuatore di una valvola pneumatica
US5434774A (en) * 1994-03-02 1995-07-18 Fisher Controls International, Inc. Interface apparatus for two-wire communication in process control loops
FR2718859B1 (fr) * 1994-04-18 1996-08-14 Robert Schegerin Régulateur de pression pneumatique optimisé à correction électronique.
US5431182A (en) * 1994-04-20 1995-07-11 Rosemount, Inc. Smart valve positioner
DE4431463C2 (de) * 1994-09-03 1997-10-16 Honeywell Ag Kompaktregler für ein Regelventil
EP0708389B1 (en) * 1994-10-18 2000-02-16 Neles-Jamesbury Oy Method and apparatus for detecting a fault of a control valve assembly in a control loop
US5687098A (en) * 1995-10-30 1997-11-11 Fisher Controls International, Inc. Device data acquisition
JP2000501157A (ja) * 1995-11-14 2000-02-02 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト アーマチュアの作動待機態勢検査方法
JPH09171412A (ja) * 1995-12-21 1997-06-30 Konica Corp 弁制御方法及び弁制御装置
JP3182713B2 (ja) * 1996-01-30 2001-07-03 株式会社山武 評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4740218B2 (ja) 2011-08-03
CA2302611A1 (en) 1999-04-01
DE69832400D1 (de) 2005-12-22
DE69832400T8 (de) 2006-10-26
US6035878A (en) 2000-03-14
DE69832400T2 (de) 2006-07-13
WO1999015823A1 (en) 1999-04-01
BR9812494A (pt) 2000-09-26
CA2302611C (en) 2006-11-07
JP2008052757A (ja) 2008-03-06
JP2001517820A (ja) 2001-10-09
AU9229098A (en) 1999-04-12
CN1271410A (zh) 2000-10-25
EP1017950B1 (en) 2005-11-16
ATE310191T1 (de) 2005-12-15
EP1017950A1 (en) 2000-07-12
JP4741567B2 (ja) 2011-08-03
CN1143971C (zh) 2004-03-31
JP2008059611A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4067273B2 (ja) 圧力レギュレータ
JP5503606B2 (ja) インテリジェント圧力レギュレータ
EP1466221B1 (en) Flow measurement module and method
EP0957418B1 (en) Valve positioner with dynamic correction
JP3137643B2 (ja) 現場に設置される制御ユニット
RU2442207C2 (ru) Способ управления и управляющая система для клапана регулирования расхода
US6889705B2 (en) Electromagnetic valve for regulation of a fuel flow
MXPA06014518A (es) Metodos de control de realimentacion y aparato para sistemas de control electro-neumaticos.
CN115573965B (zh) 一种多功能电液流量控制阀及流量控制方法
MXPA00002804A (en) Diagnostic device and method for pressure regulator
MXPA00002805A (en) Intelligent pressure regulator
JPH04181082A (ja) 流量計機能付き調節弁
CN114110247B (zh) 流量调节器、阀组件和方法
JP2787369B2 (ja) 自動圧力制御弁
MOORE et al. 7.7 Regulators—Pressure
Tlisov et al. Adaptive control system for pipeline valve pneumatic actuator
LANGFORD 6.9 Dynamic Performance of Control Valves

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070808

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term